JP3224509B2 - マイクロ波逓倍器 - Google Patents
マイクロ波逓倍器Info
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Description
構造で低スプリアスを可能にするとともに、逓倍波周波
数及び抑圧したい周波数を容易に設定可能にすることが
できるマイクロ波逓倍器に関するものである。
構成図であり、図において、1は逓倍回路、2は逓倍回
路1により出力された逓倍波を所望の電力レベルまで増
幅するバッファ増幅回路、3は逓倍回路1に設けられ、
GaAs電界効果トランジスタ(以下、GaAs FE
Tという)5の効率が最大となるように信号を入力した
り出力したりするための基本波整合回路、5はソース接
地されたGaAs FET、6はGaAs FET5か
ら出力されたn倍波周波数に対してインピーダンス整合
を行うn倍波整合回路、7は設定された帯域以外の周波
数を除去するとともに、基本波周波数およびn倍波周波
数以外の高調波をGaAs FET5のドレイン端子側
に反射させるバンドパスフィルタであり、8はバッファ
増幅回路2に設けられ、バンドパスフィルタ7から入力
した周波数に対してインピーダンス整合を行うn倍波整
合回路、9はバッファ増幅回路2に設けられたGaAs
FET、10はバッファ増幅回路2に設けられGaA
s FET9から出力された周波数に対してインピーダ
ンス整合を行うn倍波整合回路、11は出力端子であ
る。
て、逓倍回路1のGaAs FET5はソース接地され
ており、入力側は基本波周波数に対してインピーダンス
整合をとり、かつ出力側はn倍波に対してインピーダン
ス整合をとることにより、基本波からn倍波への変換を
効率よく行っていた。また、逓倍回路1とバッファ増幅
回路2との間に設けられたバンドパスフィルタ7は不要
波を除去し、かつ基本波及び所望波以外の高調波をGa
As FET5のドレイン端子側に反射することによ
り、変換効率を更に高めている。また、バッファ増幅回
路2は逓倍回路1と同様、ソース接地されたGaAs
FET9の入出力部にn倍波に対するn倍波整合回路1
0を設けており、逓倍回路1により出力された逓倍波を
所望の電力レベルまで増幅する。
器は以上のように構成されているので、逓倍回路1とバ
ッファ増幅器2の間に設けられたバンドパスフィルタ7
には不要波の抑圧、及び基本波及び所望波以外の高調波
をGaAs FET5のドレイン端子側に反射するとい
う設計上の要求があるため、狭帯域かつ多段のバンドパ
スフィルタ7が必要となり、例えば側面結合形バンドパ
スフィルタなどを用いた場合には製作後の調整が困難
で、かつ、狭帯域であるためエッチング精度等の製造バ
ラツキによる特性変動が大きく,かつ回路自体が大型化
するなどの課題があった。
めになされたもので、逓倍回路1及びバッファ増幅回路
2のGaAs FET5および9に電源電圧を供給する
バイアス線路を不要波抑圧の機能を付加したものとし、
かつ逓倍回路1の出力部に集中定数形HPF及び分布定
数形DCカットを組み合わせ、さらにバッファ増幅回路
2のn倍波整合回路8および10を対GND間にシャン
ト接続したインダクタを用いることで、小型かつ調整の
容易なマイクロ波逓倍器を得ることを目的とする。
ング精度等の製造上の誤差に対しても特性の変動が小さ
くなるようにしたマイクロ波逓倍器を得ることを目的と
する。
るマイクロ波逓倍器は、バイアス電圧供給線路を兼ねる
とともに、基本波の1/4波長の電気長を有し偶高調波
を抑圧する第1の先端短絡スタブと、第1および第2の
先端短絡インダクタおよびキャパシタからなり基本波を
抑圧する集中定数形ハイパスフィルタと、所望の逓倍波
の1/4波長の電気長を有する結合線路により形成し所
望の逓倍波以外の不要波を抑圧する分布定数形直流電圧
阻止回路と、入力した波形を増幅する第2の電界効果ト
ランジスタと、第2の電界効果トランジスタの入力側お
よび出力側に設けられた第3および第4の先端短絡イン
ダクタと、バイアス電圧供給線路を兼ねるとともに、基
本波の1/4波長の電気長を有し偶高調波を抑圧する第
2の先端短絡スタブとを備 えたものである。
器は、バイアス電圧供給線路を兼ねるとともに、基本波
の1/4波長の電気長を有し奇高調波を抑圧する第1の
先端開放スタブと、第1および第2の先端短絡インダク
タおよびキャパシタからなり基本波を抑圧する集中定数
形ハイパスフィルタと、所望の逓倍波の1/4波長の電
気長を有する結合線路により形成し所望の逓倍波以外の
不要波を抑圧する分布定数形直流電圧阻止回路と、入力
した波形を増幅する第2の電界効果トランジスタと、第
2の電界効果トランジスタの入力側および出力側に設け
られた第3および第4の先端短絡インダクタと、バイア
ス電圧供給線路を兼ねるとともに、基本波の1/4波長
の電気長を有し奇高調波を抑圧する第2の先端開放スタ
ブとを備えたものである。
器は、集中定数形ハイパスフィルタのキャパシタを、可
変容量キャパシタとしたものである。
器は、第1および第2の先端短絡スタブに、チップキャ
パシタの取付位置を可変する取付位置可変手段を備えた
ものである。
器は、取付位置可変手段として、第1および第2の先端
短絡スタブと並走するように設けたGNDパターンと、
GNDパターンに設けた裏面の地導体と導通するための
スルーホールと、第1および第2の先端短絡スタブとG
NDパターンとの間でスライドさせ、第1および第2の
先端短絡スタブの電気長を変化させるチップキャパシタ
とを備えたものである。
説明する。実施の形態1. 図1はこの発明の実施の形態1によるマイクロ波逓倍器
を示す構成図であり、図において、15はこの発明の実
施の形態1による逓倍回路、16は逓倍回路15により
出力された逓倍波を所望の電力レベルまで増幅するバッ
ファ増幅回路、3は逓倍回路15に設けられ、GaAs
FET5の効率が最大となるように信号を入力したり
出力したりするための基本波整合回路、5はソース接地
されたGaAs FET(第1の電界効果トランジス
タ)、8はバッファ増幅回路16に設けられ、入力した
周波数に対してインピーダンス整合を行うn倍波整合回
路、9はバッファ増幅回路16に設けられたGaAs
FET(第2の電界効果トランジスタ)、10はバッフ
ァ増幅回路16に設けられGaAs FET9から出力
された周波数に対してインピーダンス整合を行うn倍波
整合回路、11は出力端子である。
の電気長を有する先端短絡スタブ(第1および第2の先
端短絡スタブ)、22a,22bは上記先端短絡スタブ
21a,21bを介してGaAs FET5,9にバイ
アス電圧を供給する短絡スタブ用電源端子、23a,2
3bは集中定数形ハイパスフィルタを構成するインダク
タ(第1および第2の先端短絡インダクタ)、24は集
中定数形ハイパスフィルタを構成するキャパシタ、25
は所望の逓倍波の1/4波長の電気長を有する結合線路
で構成されたDCカット(分布定数形直流電圧阻止回
路)、26a,26bはバッファ増幅回路16のn倍波
整合回路8,10に用いたインダクタ(第3および第4
の先端短絡インダクタ)である。
(1)での横軸を時間(a)および横軸を周波数(b)
としたときの波形を示す波形図、図3は図1の(2)で
の横軸を時間(a)および横軸を周波数(b)としたと
きの波形を示す波形図、図4は図1の(3)での横軸を
時間(a)および横軸を周波数(b)としたときの波形
を示す波形図、図5は図1の(4)での横軸を時間
(a)および横軸を周波数(b)としたときの波形を示
す波形図、図6は図1の先端短絡スタブおよび集中定数
形ハイパスフィルタの通過特性を示す波形図である。ま
ず、基本波整合回路3では、入力端子4から入力した基
本波周波数(図2(a),(b)参照)に対してGaA
s FET5の効率が最大となるように信号を入力した
り出力したりし、GaAs FET5に出力される。次
に、GaAs FET5では、入力した波形に対して逓
倍波への変換が行われ(図3(a),(b)参照)、出
力される。このGaAs FET5から先端短絡スタブ
21a側を見込んだインピーダンスは、基本波f1 を含
む入力周波数の奇数次の高調波の周波数で開放、偶数次
の高調波に対しては短絡となるため、偶数次の高調波は
先端短絡スタブ21aにより抑圧される。
23a,23bから構成される集中定数形ハイパスフィ
ルタでは、入力した波形に対して基本波f1 および2倍
波の抑圧が行われ(図6参照)、DCカット25に出力
される。なお、この集中定数形ハイパスフィルタのカッ
トオフ周波数を基本波f1 よりも高く設定することによ
り基本波f1 を抑圧し、かつ、先端短絡スタブ21a及
び集中定数形ハイパスフィルタにより基本波f1 及び偶
数次の逓倍波をGaAs FET5のドレイン端子側に
反射することにより、この回路を3次以上の奇数次の高
調波を得るための逓倍回路として使用した場合に変換効
率を高めることができる。次に、DCカット25では、
入力した波形に対して不要波の抑圧が行われ、バッファ
増幅回路16の入出力整合回路としてのインダクタ26
aに出力される。このインダクタ26aでは、入力した
波形に対してt/Nが行われ(図4(a),(b)参
照)、GaAs FET9に出力される。次に、GaA
s FET9、インダクタ26bおよび先端短絡スタブ
21bを介して増幅が行われ(図5(a),(b)参
照)、出力端子11から出力される。
ば、逓倍回路15およびバッファ増幅回路16の出力側
のバイアス線路を基本周波数の1/4波長の電気長を有
する先端短絡スタブ21a,21bと、逓倍回路15の
出力部に設けられたインダクタ23a,23bとキャパ
シタ24とから構成される集中定数形ハイパスフィルタ
とを組み合わせることにより、不要波を抑圧することが
できるなどの効果が得られる。
を示す構成図、図8はDCカットの通過特性を示す波形
図であり、図において実施の形態1と同一符号は同一ま
たは相当部分を示すので説明を省略する。実施の形態1
では逓倍回路15およびバッファ増幅回路16の出力側
のバイアス線路を基本周波数の1/4波長の電気長を有
する先端短絡スタブ21a,21bと、逓倍回路15の
出力部に設けられた集中定数形ハイパスフィルタとを組
み合わせたものについて示したが、図7に示すように、
逓倍回路15の出力側に所望の逓倍波の1/4波長の電
気長を有する結合線路で構成されたDCカット(分布定
数形直流電圧阻止回路)32を設けることにより、この
DCカット32の周波数特性により、逓倍波周波数f11
以外の高調波f12およびf13を抑圧することができるな
どの効果が得られる。
を示す構成図であり、図において、実施の形態1と同一
符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
35はこの発明の実施の形態3による逓倍回路、36は
この発明の実施の形態3によるバッファ増幅回路、41
a,41bは基本波周波数の1/4波長の電気長を有す
る先端開放スタブ(第1および第2の先端開放スタ
ブ)、42a,42bは先端開放スタブ41a,41b
を介してGaAs FET5,9にバイアス電圧を供給
する開放スタブ用電源端子である。実施の形態1ではG
aAsFET5,9には先端短絡スタブ21a,21b
が接続されているものについて示したが、図9に示すよ
うに、GaAs FET5,9に先端開放スタブ41
a,41bを接続してもよい。
放スタブ41a側を見込んだインピーダンスは、基本波
f1 を含む入力周波数の奇数次の高調波の周波数で短絡
で、偶数次の高調波に対しては開放となるため、奇数次
の高調波は先端開放スタブ41aにより抑圧される。一
方、キャパシタ24およびインダクタ23a,23bか
ら構成される集中定数形ハイパスフィルタにより、基本
波f1 をさらに抑圧し、基本波f1 及び奇数次の逓倍波
をGaAs FET5のドレイン端子側に反射すること
により、この回路を2次以上の偶数次の高調波を得るた
めの逓倍回路35として使用した場合に変換効率を高め
ることができるなどの効果が得られる。
整合回路にインダクタを用いたときの特性を示す波形図
であり、図に示すように、バッファ増幅回路36の入出
力整合回路を対GND間にシャント接続されたインダク
タ26a,26bを用いることにより、先端開放スタブ
41bを用いた整合回路とした場合に比べて、図10に
示すように、所望の周波数以外での不要な利得を抑圧す
ることができるなどの効果が得られる。
器の逓倍回路を示す構成図であり、図において、実施の
形態1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明
を省略する。実施の形態1では逓倍回路15の出力部に
設けた集中定数形ハイパスフィルタを構成するキャパシ
タ24は可変させることができないものについて示した
が、図11に示すように、キャパシタ24を可変容量キ
ャパシタ46とすることにより集中定数形ハイパスフィ
ルタのカットオフ周波数を調整し、逓倍回路出力での不
要波の抑圧量を可変することができるなどの効果が得ら
れる。
の電気長を変化させる回路パターンを示した構成図であ
る。図において実施の形態1と同一符号は同一または相
当部分を示すので説明を省略する。51は逓倍回路15
及びバッファ増幅回路16に設けられた先端短絡スタブ
21a,21bと並走するように設けられたGNDパタ
ーン(取付位置可変手段)、52はGNDパターン51
に設けられた裏面の地導体と導通するためのスルーホー
ル(取付位置可変手段)、53は先端短絡スタブ21
a,21bと地導体間のDCカット用のチップキャパシ
タ(取付位置可変手段)である。この実施の形態5にお
いて、図に示すように、チップキャパシタ53を先端短
絡スタブ21aとGNDパターン51間でスライドさ
せ、先端短絡スタブ21aの電気長を変化させることに
より、抑圧すべき高調波の周波数調整をパターンカット
や部品交換等を伴わずに容易に行えるなどの効果が得ら
れる。
れば、バイアス電圧供給線路を兼ねるとともに、基本波
の1/4波長の電気長を有し偶高調波を抑圧する第1の
先端短絡スタブと、第1および第2の先端短絡インダク
タおよびキャパシタからなり基本波を抑圧する集中定数
形ハイパスフィルタと、所望の逓倍波の1/4波長の電
気長を有する結合線路により形成し所望の逓倍波以外の
不要波を抑圧する分布定数形直流電圧阻止回路と、入力
した波形を増幅する第2の電界効果トランジスタと、第
2の電界効果トランジスタの入力側および出力側に設け
られた第3および第4の先端短絡インダクタと、バイア
ス電圧供給線路を兼ねるとともに、基本波の1/4波長
の電気長を有し偶高調波を抑圧する第2の先端短絡スタ
ブとを備えるように構成したので、不要な周波数帯を抑
圧することができ、小型化かつ調整が容易にできる効果
がある。
圧供給線路を兼ねるとともに、基本波の1/4波長の電
気長を有し奇高調波を抑圧する第1の先端開放スタブ
と、第1および第2の先端短絡インダクタおよびキャパ
シタからなり基本波を抑圧する集中定数形ハイパスフィ
ルタと、所望の逓倍波の1/4波長の電気長を有する結
合線路により形成し所望の逓倍波以外の不要波を抑圧す
る分布定数形直流電圧阻止回路と、入力した波形を増幅
する第2の電界効果トランジスタと、第2の電界 効果ト
ランジスタの入力側および出力側に設けられた第3およ
び第4の先端短絡インダクタと、バイアス電圧供給線路
を兼ねるとともに、基本波の1/4波長の電気長を有し
奇高調波を抑圧する第2の先端開放スタブとを備えるよ
うに構成したので、不要な周波数帯を抑圧することがで
き、小型化かつ調整が容易にできる効果がある。
ハイパスフィルタのキャパシタを、可変容量キャパシタ
とするように構成したので、抑圧すべき高調波の次数お
よび抑圧レベルを可変とすることができる効果がある。
第2の先端短絡スタブに、チップキャパシタの取付位置
を可変する取付位置可変手段を備えるように構成したの
で、抑圧すべき高調波の次数および抑圧レベルを可変と
することができ、プリント基板のエッチング精度等の製
造上の誤差に対しても特性の変動を小さくすることがで
きる効果がある。
変手段として、第1および第2の先端短絡スタブと並走
するように設けたGNDパターンと、GNDパターンに
設けた裏面の地導体と導通するためのスルーホールと、
第1および第2の先端短絡スタブとGNDパターンとの
間でスライドさせ、第1および第2の先端短絡スタブの
電気長を変化させるチップキャパシタとを備えるように
構成したので、抑圧すべき高調波の次数および抑圧レベ
ルを可変とすることができ、プリント基板のエッチング
精度等の製造上の誤差に対しても特性の変動を小さくす
ることができる効果がある。
倍器を示す構成図である。
軸を周波数(b)としたときの波形を示す波形図であ
る。
軸を周波数(b)としたときの波形を示す波形図であ
る。
軸を周波数(b)としたときの波形を示す波形図であ
る。
軸を周波数(b)としたときの波形を示す波形図であ
る。
パスフィルタの通過特性を示す波形図である。
倍器を示す構成図である。
倍器を示す構成図である。
ダクタを用いたときの特性を示す波形図である。
逓倍器の逓倍回路を示す構成図である。
タブの電気長を変化させる回路パターンを示した構成図
である。
る。
および第2の電界効果トランジスタ)、15 逓倍回
路、16 バッファ増幅回路、21a,21b先端短絡
スタブ(第1および第2の先端短絡スタブ)、23a,
23b インダクタ(第1および第2の先端短絡インダ
クタ)、24 キャパシタ、25,32DCカット(分
布定数形直流電圧阻止回路)、26a,26b インダ
クタ(第3および第4の先端短絡インダクタ)、41
a,41b 先端開放スタブ(第1および第2の先端開
放スタブ)、46 可変容量キャパシタ、51 GND
パターン(取付位置可変手段)、52 スルーホール
(取付位置可変手段)、53チップキャパシタ(取付位
置可変手段)。
Claims (5)
- 【請求項1】 基本波整合回路の後段に設けられ、基本
波に対する逓倍波を生成する第1の電界効果トランジス
タと、 上記第1の電界効果トランジスタの後段に設けられ、バ
イアス電圧供給線路を兼ねるとともに、基本波の1/4
波長の電気長を有し偶高調波を抑圧する第1の先端短絡
スタブと、 上記第1の先端短絡スタブの後段に設けられ、第1およ
び第2の先端短絡インダクタおよびキャパシタからなり
基本波を抑圧する集中定数形ハイパスフィルタと、 上記集中定数形ハイパスフィルタの後段に設けられ、所
望の逓倍波の1/4波長の電気長を有する結合線路によ
り形成し所望の逓倍波以外の不要波を抑圧する分布定数
形直流電圧阻止回路と、 上記分布定数形直流電圧阻止回路の後段に設けられ、入
力した波形を増幅する第2の電界効果トランジスタと、 上記第2の電界効果トランジスタの入力側および出力側
に設けられた第3および第4の先端短絡インダクタと、 上記第2の電界効果トランジスタの後段に設けられ、バ
イアス電圧供給線路を兼ねるとともに、基本波の1/4
波長の電気長を有し偶高調波を抑圧する第2の先端短絡
スタブとを備えたマイクロ波逓倍器。 - 【請求項2】 基本波整合回路の後段に設けられ、基本
波に対する逓倍波を生成する第1の電界効果トランジス
タと、 上記第1の電界効果トランジスタの後段に設けられ、バ
イアス電圧供給線路を兼ねるとともに、基本波の1/4
波長の電気長を有し奇高調波を抑圧する第1の先端開放
スタブと、 上記第1の先端開放スタブの後段に設けられ、第1およ
び第2の先端短絡インダクタおよびキャパシタからなり
基本波を抑圧する集中定数形ハイパスフィルタと、 上記集中定数形ハイパスフィルタの後段に設けられ、所
望の逓倍波の1/4波長の電気長を有する結合線路によ
り形成し所望の逓倍波以外の不要波を抑圧する分布定数
形直流電圧阻止回路と、 上記分布定数形直流電圧阻止回路の後段に設けられ、入
力した波形を増幅する第2の電界効果トランジスタと、 上記第2の電界効果トランジスタの入力側および出力側
に設けられた第3および第4の先端短絡インダクタと、 上記第2の電界効果トランジスタの後段に設けられ、バ
イアス電圧供給線路を兼ねるとともに、基本波の1/4
波長の電気長を有し奇高調波を抑圧する第2の先端開放
スタブとを備えたマイクロ波逓倍器。 - 【請求項3】 集中定数形ハイパスフィルタのキャパシ
タは、可変容量キャパシタであることを特徴とする請求
項1または請求項2記載のマイクロ波逓倍器。 - 【請求項4】 第1および第2の先端短絡スタブは、チ
ップキャパシタの取付位置を可変する取付位置可変手段
を備えることを特徴とする請求項1記載のマイクロ波逓
倍器。 - 【請求項5】 取付位置可変手段は、第1および第2の先端短絡スタブ と並走するように設け
たGNDパターンと、 上記GNDパターンに設けた裏面の地導体と導通するた
めのスルーホールと、 上記第1および第2の先端短絡スタブと上記GNDパタ
ーンとの間でスライドさせ、上記第1および第2の先端
短絡スタブの電気長を変化させるチップキャパシタとを
備えることを特徴とする請求項4記載のマイクロ波逓倍
器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15450896A JP3224509B2 (ja) | 1996-06-14 | 1996-06-14 | マイクロ波逓倍器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15450896A JP3224509B2 (ja) | 1996-06-14 | 1996-06-14 | マイクロ波逓倍器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH104319A JPH104319A (ja) | 1998-01-06 |
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Family
ID=15585787
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP15450896A Expired - Lifetime JP3224509B2 (ja) | 1996-06-14 | 1996-06-14 | マイクロ波逓倍器 |
Country Status (1)
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-
1996
- 1996-06-14 JP JP15450896A patent/JP3224509B2/ja not_active Expired - Lifetime
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