JP3224508B2 - 加熱制御装置 - Google Patents
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Description
る際に、その表面温度分布が均一となるように、被加熱
材に対する加熱を制御する加熱制御装置に関し、特に、
半導体素子を形成するための基板を搬送しながら成膜を
行って半導体デバイスを製造する工程に好適な加熱制御
装置に関するものである。
体素子を形成するための基板(以下、半導体ウェハと称
する)上に薄膜を積層形成する際、順次搬送されるどの
半導体ウェハに対しても、半導体ウェハの表面全体を所
定の均一温度に保つことにより、薄膜の膜質を向上させ
ることができる。
て、加熱室と成膜室とを別々に設け、加熱室で半導体ウ
ェハを予備加熱した後、成膜室で成膜を行う方法があ
る。この場合、特に加熱室から成膜室への搬送が原因と
なって、半導体ウェハの表面に温度分布が発生すると共
に、搬送される複数の半導体ウェハ同士を比べても表面
温度が等しくならず、成膜された薄膜の膜質が不均一に
なりやすい。
ェハのどれをとっても、その表面を均一温度に保持する
ことのできる加熱制御装置、あるいは表面に温度分布が
発生しても均質な成膜を行うことのできる加熱制御装置
が開発されてきた。
挙げて以下に説明する。例えば、特開平5−29232
号公報に開示された常圧気相成長装置は、図14に示す
ように、半導体ウェハ51の予備加熱を行うプレヒータ
52と、成膜が行われる反応炉53内で半導体ウェハ5
1を加熱するメインヒータ54とを、隣り合わせに備え
ている。半導体ウェハ51は、個別に用意された搬送プ
レート55に載置され搬送されながら、プレヒータ52
およびメインヒータ54によって順に加熱される。
は、少なくとも反応炉53内の数カ所に設けた赤外線温
度測定器56によって測定され、プレヒータ52および
メインヒータ54の加熱温度は、得られた半導体ウェハ
51の表面温度により制御される。このようにして、半
導体ウェハ51の表面温度を一定に保持することで、気
相成長膜の品質の均一化を図っている。
−46624号公報では、図15に示すように、単結晶
シリコン基板61に対して成膜を行う搬送路の上方に、
加熱用の複数の管状ランプ62…を並設した加熱装置が
開示されている。これらの管状ランプ62…は、各管軸
が搬送方向と直交する方向に向けられ、搬送路面に平行
な面内に設けられている。さらに、図15において、単
結晶シリコン基板61の搬送方向の先端、後端及び中央
部に対応する管状ランプ62aを定格の約2割増加の過
入力点灯を行うことで、単結晶シリコン基板61が移動
しない場合、その表面温度が、1100℃〜1480℃
の範囲で波板状の分布となるようになっている。
述した温度分布となるように点灯して、単結晶シリコン
基板61を管状ランプ62に対して相対的に0.1cm
/s以上の速度で波方向に移動させることにより、過入
力点灯している管状ランプ62aの直下に到達する順
に、部分的に少しずつ成膜を進行させ、最終的に単結晶
シリコン基板61のシリコン層の全域をエピタキシャル
成長させるようになっている。
5−29232号公報の装置では、基板搬送手段である
搬送プレート55を加熱手段で直接加熱することにな
り、その結果、搬送プレート55が熱により変形すると
いう問題が生じる。このように、搬送プレート55が加
熱され温度上昇することにより、半導体ウェハ51の成
膜領域以外に、搬送プレート55自体への成膜が生じ易
くなる。この結果、搬送プレート55上に堆積された膜
が最終的に搬送プレート55から剥がれ、この剥がれた
膜が異物(パーティクル)となる。このパーティクルの
発生により、例えば薄膜が均一に形成されるべきところ
に上記パーティクルが混入するため、半導体ウェハ51
上に形成される膜の電気的特性や機械的強度が悪化し所
望する特性を得ることができなくなったり、装置の駆動
系に上記パーティクルが付着し故障の原因となったり、
さらには、パーティクルの混入により、クリーンルーム
で作業を行っている場合でのクリーン度を低下させると
いう問題が生じる。
あっても、反応炉53での半導体ウェハ51の温度を均
一に保つために、加熱手段であるプレヒータ52および
メインヒータ54が作動しているので、電力が無駄に消
費されるという問題が生じる。
は、半導体ウェハ51の外周縁部側からの放熱が大きく
なり、これに伴って、半導体ウェハ51の面内の温度分
布が大きくなり、成膜された膜の特性がばらつき、膜の
電気的機械的特性の不良を招くという問題が生じる。
法では、成膜通路内を単結晶シリコン基板61が移動し
ながら加熱温度の異なる管状ランプ62により加熱され
ていくので、単結晶シリコン基板61の表面温度が移動
に伴って逐次変化し、単結晶シリコン基板61の表面温
度を均一に保ちながら搬送することができない。したが
って、この装置では基板温度を一定化して基板上に均一
な膜を安定に成膜するという目的には使用できない。
上記単結晶シリコン基板61を移動させるために使用さ
れる移動手段も直接加熱されるようになり、上記の特開
平5−29232号公報の装置における問題点と同様
に、移動手段自体への成膜により、種々の問題を生じさ
せるパーティクルの発生を招くという問題が生じる。
なされたもので、その目的は、半導体素子を形成するた
めの基板を加熱しながら搬送して成膜するプロセスにお
いて、基板の温度を所定温度で均一に保つように、しか
も基板を搬送する搬送手段を加熱しないように加熱手段
を制御することで、基板上に生成する膜を均質にすると
共に、搬送手段の加熱によるパーティクルの発生を防止
し、半導体基板を加熱する際に発生する消費電力を抑
え、さらに、加熱手段の出力操作が容易であることを実
現し得る加熱制御装置を提供することにある。
は、上記の課題を解決するために、被加熱材を搭載して
搬送する搬送手段と、被加熱材の搬送方向に垂直な幅方
向を加熱し得る、それぞれが独立して出力制御可能な複
数の加熱手段とを備え、上記各加熱手段は、上記被加熱
材の搬送方向に沿って配設され、被加熱材の搬送方向長
さを超えない長さを加熱範囲とし、この加熱範囲に含ま
れる複数の加熱手段のみを作動させると共に、作動した
加熱手段の内、少なくとも搬送方向の先端および後端に
位置する特定位置加熱手段の出力を、被加熱材の移動に
伴って順次変化させることを特徴としている。
範囲を被加熱材の搬送方向長さ未満に限定することによ
り、搬送手段の加熱不要部分、特に搬送方向の両端部付
近を加熱しないようになる。これにより、搬送手段の熱
変形や、搬送手段自体への成膜によるパーティクルの発
生を防止することができる。
うち、被加熱材の搬送方向先端部および後端部付近を加
熱する特定位置加熱手段の出力を、被加熱材の移動に伴
って順次変化させることにより、被加熱材の温度分布の
生じ易い上記搬送方向先端部および後端部付近の温度が
他の加熱範囲における温度と同じになるように制御する
ことができる。これにより、被加熱材を、面内の温度を
ほぼ均一に保持して搬送することができる。
解決するために、請求項1の構成に加えて、被加熱材の
移動に伴う損失熱量を補うように、特定位置加熱手段の
出力を変化させることを特徴としている。
えて、特定位置加熱手段により加熱される被加熱材の搬
送方向先端部および後端部のように、搬送に伴う温度変
化が著しい部分の熱量の過不足を補うことができるの
で、面内の温度をほぼ均一に保持して被加熱材を搬送す
ることができる。
解決するために、請求項1または2の構成に加えて、搬
送手段が、上記被加熱材と加熱手段とを対面させ得る開
口部を備え、上記開口部における搬送方向の後端に加熱
を及ぼす加熱手段の出力を、被加熱材の移動に伴って順
次停止させることを特徴としている。
作用に加えて、搬送手段の加熱不要部位である開口部に
おける搬送方向の後端が加熱されなくなる。これによ
り、搬送手段への不要な加熱がなくなり、搬送手段の熱
変形や、搬送手段自体への成膜によるパーティクルの発
生の防止効果を高めることができる。
解決するために、請求項1、2または3の構成に加え
て、被加熱材が、半導体素子を形成するための基板であ
ることを特徴としている。
3の作用に加えて、面内の温度分布がほぼ均一な状態で
基板が搬送されることになるので、半導体素子となり得
る薄膜を安定して成膜することができる。つまり、基板
上での膜成長が良好に行われ、均質な膜を成膜すること
ができる。
解決するために、請求項1、2、3または4の構成に加
えて、加熱範囲に含まれる複数の加熱手段の内、上記特
定位置加熱手段を除く加熱手段の出力をほぼ一定に保つ
ことを特徴としている。
たは4の作用に加えて、温度分布の比較的小さな被加熱
材の中央周辺領域の温度の均一化を確実にすることがで
きる。
解決するために、請求項1、2、3、4または5の構成
に加えて、被加熱材が搬送され、その先端面と上記加熱
手段の任意の1つの先端面とが一致した時間を基準とす
る経過時間をt[s]、上記加熱手段の配設間隔をlr
[m]、上記被加熱材の搬送方向長さをlg[m]、上
記搬送手段による被加熱材の搬送速度をv[m/s]、
任意の経過時間t[s]における上記加熱手段の出力を
H(t) [W/m2 ]としたとき、経過時間t[s]が、
0≦t≦lr/v[s]および(lg−2lr)/v≦
t≦(lg−lr)/v[s]である場合には、上記被
加熱材の搬送に伴う損失熱量を補うように、上記加熱手
段の出力H(t) [W/m2 ]を変化させ、経過時間t
[s]が、lr/v≦t≦(lg−2lr)/v[s]
である場合には、上記加熱手段の出力H(t) [W/
m2 ]をほぼ一定に保つことを特徴としている。
4または5の作用に加えて、加熱手段の出力H(t) を、
経過時間t[s]が、0≦t≦lr/v[s]および
(lg−2lr)/v≦t≦(lg−lr)/v[s]
である場合には、即ち放熱の著しい被加熱材の搬送方向
先端部および後端部である場合には、被加熱材の搬送に
伴う損失熱量を補うように変化され、経過時間t[s]
が、lr/v≦t≦(lg−2lr)/v[s]である
場合には、即ち放熱の少ない被加熱材の中央周辺部であ
る場合には、上記加熱手段の出力H(t) [W/m2 ]を
ほぼ一定に保つようになる。これにより、搬送される被
加熱材の温度分布の均一化を確実にすることができる。
特に、被加熱材の加熱面が長方形状の場合、加熱手段の
出力は、以下の請求項7のようになる。
解決するために、請求項6の構成に加えて、被加熱材
は、先端面および後端面が加熱手段の幅方向と平行な長
方形状をなし、該被加熱材を均一な所定温度に保つため
に必要な単位面積あたりの上記加熱手段の一定出力をH
s[W/m2 ]、上記被加熱材を搬送する場合、0≦t
≦lr/v[s]および(lg−2lr)/v≦t≦
(lg−lr)/v[s]における上記加熱手段の出力
をHv(t) [W/m2 ]としたとき、上記加熱手段の出
力は、経過時間t[s]が、0≦t≦lr/v[s]で
ある場合には、以下の(1)式を満たすようなHv(t)
[W/m2 ]、
g−2lr)/v[s]である場合には、Hs[W/m
2 ]、経過時間t[s]が、(lg−2lr)/v≦t
≦(lg−lr)/v[s]である場合には、以下の
(2)式を満たすようなHv(t)[W/m2 ]、
えて、先端面および後端面が加熱手段の幅方向と平行な
長方形状である被加熱材の面内温度の均一化を確実にす
ることができる。
解決するために、請求項1〜7の何れかの構成に加え
て、被加熱材は、上記搬送手段と一体的に移動する板状
部材上に載置されて搬送されると共に、上記加熱手段
は、上記被加熱材を上記板状部材を介して加熱すること
を特徴としている。
かの作用に加えて、加熱手段により板状部材を加熱する
ことにより、被加熱材は、板状部材によって間接的に加
熱されることになる。
解決するために、請求項1〜8の何れかの構成に加え
て、搬送手段と一体的に移動する断熱材が被加熱材の周
縁部近傍に配設されていることを特徴としている。
かの作用に加えて、搬送に伴う熱損失が顕著な被加熱材
の周縁部近傍に断熱材が配設されているので、被加熱材
の温度均一化をより一層容易にすることができる。しか
も、被加熱材の熱損失が顕著な部分における加熱手段の
出力を抑えることができるので、低消費電力を実現する
ことができる。
を解決するために、請求項1〜8の何れかの構成に加え
て、被加熱材の被加熱面を、該被加熱面より大きく、且
つ上記搬送手段と一体的に移動する板状部材の中央領域
に密接させることを特徴としている。
かの作用に加えて、被加熱材は、板状部材を介して加熱
されることになる。また、被加熱材は、温度分布が小さ
い板状部材の中央領域に密接されているので、面内温度
を均一にすることができる。
を解決するために、請求項9の構成に加えて、被加熱材
の被加熱面を、該被加熱面より大きく、且つ上記搬送手
段と一体的に移動する板状部材のほぼ中央領域に密接さ
せると共に、上記断熱材を、板状部材の外周縁と被加熱
材の外周縁との間に設けたことを特徴としている。
えて、被加熱材は、板状部材を介して加熱されることに
なる。また、被加熱材は、温度分布が小さい板状部材の
中央領域に密接されているので、面内温度を容易に均一
にすることができる。しかも、板状部材の外周縁と被加
熱材の外周縁との間に断熱材が設けられているので、板
状部材からの放熱を少なくし、加熱手段の出力を高める
ことなく、少ない電力で板状部材の中央領域の温度を均
一に保つことができる。
いし図10に基づいて説明すれば、以下の通りである。
尚、本実施の形態では、説明の便宜上、被加熱材として
半導体素子を形成するための基板(以下、半導体基板と
称する)を用いた場合について説明する。
に示すように、加熱装置1と、被加熱材としての半導体
基板2を搭載して矢印A方向に搬送する搬送手段である
搬送台車3とを備えており、搬送台車3に搭載された半
導体基板2は、矢印A方向に搬送されながら、加熱装置
1により加熱されるようになっている。尚、上記搬送台
車3は、図示しない駆動手段により駆動され、加熱装置
1上を矢印A方向に所定の一定速度で移動するようにな
っている。
垂直な幅方向を加熱する加熱手段としてのヒータ4を複
数有している。これらヒータ4…は、それぞれが独立し
て出力制御可能となっている。尚、本実施の形態および
以降の実施の形態では、ヒータ4の配設位置を特定する
ために、ヒータ4a、4b、…、4j、というように部
材番号にa、b、c…を付記している。しかしながら、
各ヒータ4…の性能は同じであり、特にヒータ4の配設
位置を特定しない場合には、a、b、c、…を付記せず
に、単にヒータ4と記して説明を行う。
直な幅方向に配された加熱用ランプ5と、この加熱用ラ
ンプ5の熱を効率良く被加熱材である半導体基板2に供
給するための略半円筒状の反射部材6とで構成されてい
る。
て出力制御可能な構成となっており、反射部材6の中心
軸上に配されると共に、この反射部材6は、図2に示す
ように、それぞれの搬送方向の幅(直径)をlrとし、
それぞれの中心軸が搬送方向に垂直となる向きになるよ
うに、且つ半導体基板2の長さlgよりも短い間隔で並
設されている。これにより、各加熱用ランプ5は、搬送
方向に等間隔で配されることになり、同一出力であれ
ば、半導体基板2を均等に加熱することができる。した
がって、各加熱用ランプ5の出力を変化させることで、
半導体基板2に及ぼす熱量を自在に制御することができ
る。
をなし、搬送台車3にて搬送されるとき、搬送方向端部
2aが搬送方向に垂直、即ち加熱装置1の各ヒータ4の
加熱用ランプ5と略平行となるように搭載される。これ
により、搬送台車3の移動に伴って、半導体基板2は幅
方向、即ち搬送方向と垂直な方向に均等に加熱されるよ
うになる。
きな面を有する略平板状をなし、その中央部には、図2
に示すように、半導体基板2と加熱装置1とを対面させ
るための開口部3aが形成されている。この開口部3a
は、半導体基板2のほぼ全面が加熱装置1に対面できる
大きさに形成されており、加熱装置1により半導体基板
2の対面が均一に加熱されるようになっている。但し、
搬送台車3では、図示しない支持手段により半導体基板
2を支持するようになっている。
ように、半導体基板2の搬送方向長さ(lg)を超えな
い長さを加熱範囲とし、この加熱範囲に含まれる複数の
ヒータ4のみを作動させるようになっている。図2で
は、ヒータ4d、…、4gが作動している。そして、作
動しているヒータ4の内、少なくとも搬送方向の先端お
よび後端に位置する特定位置加熱手段としてのヒータ4
d・4gの出力を、半導体基板2の移動に伴って順次変
化させるようになっている。尚、この特定位置加熱手段
は、半導体基板2の移動に伴って、ヒータ4d・4gの
次はヒータ4c・4fというように順次変化する。
出力制御について、図3および図4を参照しながら以下
に説明する。尚、ここでは、各ヒータ4のうち、図中の
搬送方向の先端側から3番目のヒータ4cの出力制御に
着目して説明する。
(a)に示すように、ヒータ4cの上面に搬送台車3の
先端部が存在しているときには、ヒータ4cは点灯され
ないようになっている。このときのヒータ4cの出力
は、図4に示すの状態となっている。このとき、搬送
台車3が、移動速度vで加熱装置1上を通過する時間
(経過時間)をtで示し、搬送台車3の先端部がヒータ
4cの上面から存在しなくなった時点をt=0とすれ
ば、図3(a)では、t<0となり、搬送台車3はこの
状態ではまだ基準点に到達していないことを示してい
る。
定義すれば、半導体基板2が搬送されるとき、半導体基
板2の先端面2aとヒータ4cの搬送方向側端面(以
下、単に先端面と称する)とが一致した時間を基準(t
=0)とするものである。
ータ4cを作動させ、加熱用ランプ5を点灯する。この
ときのヒータ4cの出力(加熱装置1の出力H〔W/m
2 〕)は、一時的に単位面積の基板を一定温度に必要な
出力Hs〔W/m2 〕よりも大きな出力Hv〔W/
m2 〕にする(図4に示すの状態)。そして、半導体
基板2の先端部側のヒータ4cの当たらない部分の熱量
を補うため、図3(c)に示すように、半導体基板2の
先端面2aがヒータ4cの一つ先のヒータ4bを通過す
る間(0<t<lr/v)、図4に示すの傾斜に示す
ように制御されている。
r/vとなれば、即ち半導体基板2の先端面2aがヒー
タ4bの先端面に到達すれば、ヒータ4cの出力を図4
に示すからの状態に制御し、ヒータ4cの出力をH
sにする。この後、図3(e)に示すように、半導体基
板2の終端面2b(図3(f))がヒータ4cの一つ手
前のヒータ4dの終端部に到達するまでの間、即ちlr
/v<t<(lg−2lr)/vの間、ヒータ4cの出
力をHsで保つ。
タ4cの一つ手前のヒータ4dの先端面に到達したと
き、再びヒータ4cの出力をHvに変化させる。即ち、
図3(f)に示すように、半導体基板2の終端面2bが
ヒータ4dの先端面に到達するまでの間、即ち(lg−
2lr)/v≦t<(lg−lr)/vの間、ヒータ4
cの出力を図4のに示す状態に制御する。
基板2の終端面2bがヒータ4dの先端部に到達すれ
ば、ヒータ4cの出力を図4のに示すように再び0に
する。
て説明したが、半導体基板2が搬送される間、他のヒー
タ4においても出力制御のタイミングがt=lr/vだ
け異なるだけで図4に示す出力制御と同様の制御が成さ
れる。即ち、ヒータ4cの一つ先にあるヒータ4dで
は、ヒータ4cよりもt=lr/v分だけ進んだ出力制
御が成され、ヒータ4cの一つ後にあるヒータ4bで
は、ヒータ4cよりもt=lr/v分だけ遅れた出力制
御が成される。
図4に示すように行われれば、半導体基板2の加熱範囲
のみが加熱装置1によって加熱されることになる。よっ
て、搬送台車3が不要に加熱されることが無くなる。し
たがって、搬送台車3が加熱され、搬送台車3自体に成
膜されることがなくなるので、パーティクルの発生を防
止することができ、半導体基板2に形成される膜中に上
記パーティクルが混入しなくなり、膜質の向上を図るこ
とができる。
は、放熱が顕著であるが、この放熱により熱損失を補う
ように、即ち半導体基板2の外周縁部に相当する先端部
および後端部に加熱するヒータ4の出力を半導体基板2
の中央部よりも高めていることで、半導体基板2の温度
の均一化を確実に行うことができる。
力変化について、さらに具体的に説明する。面積S〔m
2 〕の半導体基板2が出力H〔W/m2 〕のヒータ4か
らt〔s〕間に供給される熱量Q〔J〕は、以下の
(3)式で示される。
度に保たれている場合、半導体基板2の幅h〔m〕、長
さlr〔m〕の部分にlr/v〔s〕間に供給される熱
量Qs〔J〕は、以下の(4)式で示される。
2をある一定温度に保つために必要な単位面積あたりの
一定の出力とする。
度v〔m/s〕で搬送される場合、半導体基板2の先端
面2aを基準として、搬送方向の長さをx〔m〕とした
とき、0≦x≦lr〔m〕の範囲において、ヒータ4に
対応する部分の面積はh×(lr−vt)〔m2 〕であ
るから、h×(lr−vt)〔m2 〕の部分にdt
〔s〕間に供給される熱量dQm〔J〕は、以下の
(5)式で示される。
≦lr/v〔s〕のとき、時間t〔s〕におけるヒータ
4の出力を示す。
〔m〕だけ移動する間、即ちlr/v〔s〕間に、0≦
x≦lr〔m〕の範囲の半導体基板2への熱供給量Qm
〔J〕は、以下の(6)式で示される。
〔J〕とQm〔J〕とが等しければ、半導体基板2を一
定温度に保つことができる。したがって、以下の(7)
式を満たすようにヒータ4の出力を変化させれば良い。
/v≦t≦(lg−lr)/v〔s〕においては、以下
の(8)式を満たすようにヒータ4の出力を変化させれ
ば良い。
ータ4の出力H(t) 〔W/m2 〕の一つの解として以下
のようなものがある。
例えば図5に示すようになる。上記の解においてcを大
きくすれば温度分布を小さくすることができることが多
い。よって、図5に示すヒータ出力制御図のうち、c=
3v/2lrで示されるものよりも、c=3v/lrで
示されるものの方が良いことが分かる。ただし、側面の
放熱などをはじめとする放熱条件次第では適切なcの値
がある。
〔W/m2 〕を定数とした場合、ヒータ出力Hv(t)
〔W/m2 〕は以下のような解となる。
図5に示すc=0のグラフとなる。このように、Hv
(t) 〔W/m2 〕を定数にすれば、非常に簡単にヒータ
4の出力制御を行うことができるが、x=0〔m〕付近
で熱供給量が不足する一方、x=lr〔m〕付近で熱量
の過剰供給となるので、ある程度熱損失を補うことがで
きるものの、半導体基板2の温度分布をさらに小さくす
ることができない。
熱しながら搬送する場合、図6(a)〜(c)に示すよ
うに、半導体基板2の先端部近傍のX付近では、ヒータ
4cが照射される時間が非常に短くなる。一方、半導体
基板2の中央部に相当するY付近では、常に各ヒータ4
が照射された状態となっている。このため、図7に示す
ようなヒータ4の出力制御を行う場合、半導体基板2の
先端部近傍であるX付近では熱供給量が不足し、半導体
基板2の中央部近傍であるY付近では常に2倍のHsが
供給されるようになり熱供給量が過剰となる。
(7)式および(8)式において、c=3v/2lrや
c=3v/lrのように行えば、半導体基板2への熱供
給量の過不足を無くすことができる。特に、c=3v/
lrのようにヒータ4の出力を制御すれば、図8に示す
ように、半導体基板2の先端部近傍のX付近をY付近で
のヒータ4の出力Hsの3倍の出力が一時的にヒータ4
に印加されるようになるので、半導体基板2の先端部近
傍のX付近での熱供給量の不足を補うことができる。こ
のように、cの値を大きくすれば、熱供給不足を解消す
ることができるので、半導体基板2の温度分布を小さく
することができる。
熱による基板への加熱がある場合には、その熱量を予め
考慮してヒータ4の出力制御、即ちcの値を決定する必
要がある。特に、基板が大型の場合では、側面からの放
熱量が大きいので、この放熱量を考慮してヒータ4の出
力制御を行うことで、より半導体基板2の温度の安定化
を図ることができる。
板2の温度の安定化を図った場合、次のような問題が生
じる場合がある。図8では、熱供給量を低減するため
に、ヒータ4の出力がHsになるt=lr/vの手前で
一瞬ヒータ4の出力を0にしている。このように、ヒー
タ4の出力が0になっても、ヒータ4自身の熱量により
半導体基板2が温められるので、例えばc>3v/lr
のようにヒータ4の出力を制御した場合、t=lr/v
の時点で半導体基板2の温度が他の部分よりも高くなる
虞がある。したがって、c>3v/lrのようにヒータ
4の出力を制御する場合、図9に示すように、t=lr
/vの手前で半導体基板2を冷却する必要が生じる。こ
のため、加熱装置1には、加熱手段であるヒータ4の他
に冷却手段を設ける必要があり、設計上現実的でなくな
る。また、加熱用ランプ5の性能等を考慮してもcの値
には限界がある。したがって、cの値については半導体
基板2の素材、加熱用ランプ5の性能等を考慮して求め
る必要がある。
の(7)式および(8)式を満たすようなt〔s〕の高
次関数にすれば、図10に示すようなヒータの出力制御
図となり、更に基板の面内の温度の均一度を向上させる
ことができる。
御装置に備えられている制御手段であるマイクロコンピ
ュータにより行われるものとする。この場合、マイクロ
コンピュータでは、前述した(3)式〜(8)式と、
(7)式および(8)式から得られる解を予め記憶し、
これらの各式を用いて所望の出力が得られるように組み
込まれたプログラムを実行させることで、マイクロコン
ピュータから出力される電圧を時間的に制御し、ヒータ
4の出力制御を行っている。
明する。半導体基板2の搬送方向長さlgが100〔m
m〕、ヒータ4の間隔lrが20〔mm〕、搬送速度v
が1〔mm/s〕の加熱制御装置について考える。ヒー
タ4の上面が搬送台車3の時には、該ヒータ4の出力を
切った状態とし、半導体基板2の先端面2aとヒータ4
の先端面とが一致したとき、即ちt=0〔s〕となると
きに、その部分のヒータ4を点灯する。ヒータ4の点灯
後、該ヒータ4により加熱されなかった半導体基板2
(X付近)の熱量を補うために、ヒータ4の出力を一時
的に変化させ、半導体基板2の先端面2aと1つ前に位
置するヒータ4の先端面とが一致した時、即ちt=20
(=lr/v)〔s〕にヒータ4の出力を一定にする。
その後、しばらくヒータ4の出力を一定に保持し、半導
体基板2の終端面2bと1つ後ろに位置するヒータ4の
終端面とが一致した時、即ちt=60(=(lg−2l
r)/v)〔s〕のときに再びヒータ4の出力を変化さ
せ、半導体基板2の終端面2bとヒータ4の終端面とが
一致した時、即ちt=80(=(lg−lr)/v)
〔s〕のときにヒータ4を切る。このヒータ4の出力制
御は個々のヒータ4について行われる。
〔mm〕、ヒータ間隔lrを20〔mm〕、搬送速度v
を1〔mm/s〕としているが、これらの数値にとくに
限定されず、上記の各数値を変更した場合には、変更し
た数値に応じて、加熱される基板の温度分布が均一にな
るように、マイクロコンピュータによって適切なヒータ
の出力制御の実行を行えば良い。
熱範囲を半導体基板2の搬送方向長さに限定することに
より、搬送台車3の加熱不要部分、特に搬送方向の両端
部付近を加熱しないようになる。これにより、搬送台車
3の熱変形や、搬送台車3自体への成膜によるパーティ
クルの発生を防止することができる。
うち、半導体基板2の搬送方向先端部および後端部付近
を加熱する特定位置加熱手段であるヒータ4の出力を、
半導体基板2の移動に伴って順次変化させることによ
り、半導体基板2の温度分布の生じ易い上記搬送方向先
端部および後端部付近の温度が他の加熱範囲における温
度と同じになるように制御することができる。これによ
り、面内の温度をほぼ均一に保持して半導体基板2を搬
送することができる。
態で基板が搬送されることから、半導体素子となり得る
薄膜を安定して成膜することができる。
板として例えば単結晶シリコン基板に成膜する装置に適
用した場合、単結晶シリコン基板の温度分布が小さいの
で、成膜を良好に行うことができ、不純物であるパーテ
ィクルをシリコンに混入させることがないので、成膜さ
れた膜の膜質を向上させることができる。
接搬送しているが、半導体基板2の外周辺部に、該半導
体基板2と一体的に移動する断熱材を配置しても良い。
この場合、半導体基板2の外周縁部からの放熱が少なく
なるので、ヒータ4に供給する電力を少なくすることが
できる。
加熱装置1により直接加熱する場合についてのヒータ4
の出力制御について説明したが、以下の実施の形態で
は、板状部材である均熱板(サセプタ)に半導体基板2
を搭載して、このサセプタを介して半導体基板2を加熱
する加熱制御装置について説明する。
について図11ないし図13に基づいて説明すれば、以
下の通りである。尚、説明の便宜上、前記実施の形態と
同一の機能を有する部材には、同一の番号を付記し、そ
の説明は省略する。
1に示すように、搬送台車3上に配された均熱板である
サセプタ11上に半導体基板2が密接され、加熱装置1
による半導体基板2の加熱がサセプタ11を介して行わ
れるようになっている。
部3aとほぼ同じ大きさで、略長方形状をなし、先端面
11aおよび終端面11bが加熱装置1のヒータ4の加
熱用ランプ5と略平行となるようにして搬送されるよう
になっている。このとき、サセプタ11は、搬送台車3
の開口部3aから加熱装置1側に露出するように保持さ
れている。尚、サセプタ11は、図示しない保持手段に
て搬送台車3に保持されているものとする。
熱を均一に分布させて半導体基板2に熱を伝えるもので
あり、搬送台車3に搭載して滑らかに搬送する必要があ
るので、素材としては、軽いもの、即ち密度が金属より
も小さいもの、しかも熱伝導率が大きく、熱容量に影響
を及ぼす比熱も比較的大きいという性質を有するものが
望ましく、例えばカーボン材料等が用いられる。
周縁との間には、断熱材12が設けられている。具体的
には、サセプタ11の先端面11aおよび先端面側上面
に断熱材12a・12aが配設され、終端面11bおよ
び終端面側上面に断熱材12b・12bが配設されてい
る。また、図示しないが、サセプタ11の搬送方向と平
行な上面および側面においても断熱材が配されている。
これにより、半導体基板2およびサセプタ11の外周縁
部からの放熱を防止することができるので、サセプタ1
1自体の温度分布を均一にすることができ、この結果、
半導体基板2に熱が均一に伝達されるようになり、半導
体基板2の面内の温度の均一度を向上させることができ
る。
からの放熱量が少なくなることから、加熱装置1の消費
電力を抑えることが可能となる。
前記実施の形態とほぼ同じである。つまり、図3に示す
半導体基板2の代わりにサセプタ11の先端面11aお
よび終端面11bとヒータ4の端面とが一致するときに
ヒータ4の出力制御を行う。
いて説明する。尚、ここで使用する記号については、前
記実施の形態1と同じであるのでその定義は省略する。
合、ヒータ4cの出力を停止させておく(t<0
〔s〕)。そして、搬送されているサセプタ11の先端
面11aとヒータ4cの先端面とが一致した時にヒータ
4cの加熱用ランプ5を点灯させる(t=0〔s〕)。
このとき、ヒータ4cの出力は、サセプタ11の先端部
の放熱量が多い部分の熱量を補うような大きさ(3Hs
〔W/m2 〕)に制御される。
1の先端面11aとヒータ4cの一つ先のヒータ4bの
先端面とが一致するまでの間、即ち0<t<lr/v
〔s〕の間、ヒータ4cの出力を3Hs〔W/m2 〕か
らHs〔W/m2 〕まで変化させる。そして、サセプタ
11の先端面11aとヒータ4cの一つ先のヒータ4b
の先端面とが一致したとき(t=lr/v〔s〕)、ヒ
ータ4cの出力をHs〔W/m2 〕にする。
/v〔s〕の間、ヒータ4cの出力をHs〔W/m2 〕
で保持する。ここで、lsは、サセプタ11の搬送方向
長さである。そして、サセプタ11の終端面11bとヒ
ータ4cの一つ後ろのヒータ4dの終端面とが一致した
とき(t=(ls−2lr)/v、再びヒータ4cの出
力を変化させる。即ち、サセプタ11の終端面11bと
ヒータ4cの終端面とが一致するまでの間、即ち(ls
−2lr)/v≦t≦(ls−lr)/v〔s〕の間、
ヒータ4cの出力をHs〔W/m2 〕から3Hs〔W/
m2 〕に変化させる。
ータ4cの終端面とが一致したとき(t=(1s−1
r)/v〔s〕)、ヒータ4cの出力を0にする。
けるヒータ4の出力変化は、前記実施の形態1に記載し
た(3)式〜(8)式と、(7)式および(8)式から
得られる解におけるlg〔m〕をls〔m〕に置き換え
ただけであり、そのまま本実施の形態に適用できるもの
とする。
について以下に説明する。半導体基板2の搬送方向長さ
lgが100〔mm〕、サセプタ11の長さlsが20
0〔mm〕、ヒータ4の間隔lrが20〔mm〕、搬送
速度vが1〔mm/s〕の装置について考える。ヒータ
4の上面が搬送台車3の時には、該ヒータ4の出力を切
った状態とし、サセプタ11の先端面11aとヒータ4
の先端面とが一致したとき、即ちt=0〔s〕となると
きに、その部分のヒータ4を点灯する。ヒータ4の点灯
後、該ヒータ4により加熱されなかったサセプタ11の
先端部分の熱量を補うために、ヒータ4の出力を一時的
に変化させた後、サセプタ11の先端面11aと1つ前
に位置するヒータ4の先端面とが一致した時、即ちt=
20(=lr/v)〔s〕にヒータ4の出力を一定にす
る。その後、しばらくヒータ4の出力を一定に保持し、
サセプタ11の終端面11bと1つ後ろに位置するヒー
タ4の終端面とが一致した時、即ちt=160(=(l
s−2lr)/v)〔s〕のときに再びヒータ4の出力
を変化させ、サセプタ11の終端面11bとヒータ4の
終端面とが一致した時、即ちt=180(=(ls−l
r)/v)〔s〕のときにヒータ4を切る。このヒータ
4の出力制御は個々のヒータ4について行われる。
を100〔mm〕、サセプタ11の長さlsを200
〔mm〕、ヒータ間隔lrを20〔mm〕、搬送速度v
を1〔mm/s〕としているが、これらの数値にとくに
限定されず、上記の各数値を変更した場合には、変更し
た数値に応じて、加熱される基板の温度分布が均一にな
るように、マイクロコンピュータによって適切なヒータ
の出力制御の実行を行えば良い。
基板2は、板状部材であるサセプタ11を介して加熱さ
れることになる。このサセプタ11の中央領域は温度が
ほぼ均一となっているので、この中央領域に密接された
半導体基板2の面内温度を均一にすることができる。し
かも、サセプタ11の外周縁と半導体基板2の外周縁と
の間に断熱材12a・12bが設けられているので、サ
セプタ11からの放熱を少なくすることができる。この
結果、ヒータ4の出力を高めることなく、少ない電力で
サセプタ11の温度を均一に保つことができる。
合、温度が均一になり易い中央領域に半導体基板2を密
接させれば、半導体基板2の全面を均一に加熱すること
ができる。それ故、サセプタ11は、搬送方向の先端部
および後端部での熱損失を補わなくとも中央領域の半導
体基板2の密接部分での温度を均一にできる。したがっ
て、ヒータ4に対する加熱制御を、前記実施の形態1の
図8に示すようなcの値を大きくし、徐々に出力を下げ
るような制御しなくても、図7に示すようなc=0、即
ちHv(t)を定数とするような制御であっても良い。
力制御を前記実施の形態1に記載の各式を用いてc=0
の制御を行った場合(I)と、ヒータ4の出力制御を特
に行わずに、単なるON・OFF制御を行った場合(I
I)との半導体基板2の温度分布を求めると、以下のよ
うになる。尚、各出力条件での半導体基板2の温度分布
としては、半導体基板2を図12に示すような寸法形状
でサセプタ11の上に搭載して搬送した場合、半導体基
板2の初期温度500℃(真空度1Torr、窒素雰囲
気中)とし、搬送開始600秒後の進行方向の半導体基
板2の温度分布を測定したものとする。即ち、(I)の
場合、半導体基板2の温度分布は、500℃±2℃とな
る。(II)の場合、半導体基板2の温度分布は、500
℃±15℃となる。
(8)式において、c=0であっても、十分に半導体基
板2を均一な温度で保持することができることが分か
る。
基板2の加熱面を、該半導体基板2の加熱面より大きい
サセプタ11の温度分布が小さい中央領域に密接させる
ことで、サセプタ11を介して半導体基板2の加熱を行
うようになっている。これにより、加熱装置1のヒータ
4の出力制御は、サセプタ11に対して前記実施の形態
1の図8に示すc=3v/lrの場合のような出力制御
を行う必要がなく、図7に示すc=0の場合の出力制御
によって、加熱される半導体基板2の温度分布を小さく
することができる。したがって、ヒータ4の出力制御を
簡略化することができるので、温度制御のための複雑な
計算をする必要がなくなり、より安価な加熱制御装置を
実現することができる。
中央領域に対するヒータ4の出力Hsを定数としてい
る。これにより、装置の構造を簡略化できるという効果
を奏する。しかしながら、ヒータ4の出力Hsが一定で
あっても、半導体基板2の中央領域では少なからず温度
分布が生じる。このため、ヒータ4の出力Hsを定数と
するのではなく、例えば半導体基板2の温度を熱電対等
の温度検出手段を用いてモニタリングして、この温度の
検出結果に基づいて半導体基板2の温度を可変する変数
とすることも考えられる。このような制御を施すことに
より、さらに半導体基板2の中央領域における温度分布
を小さくすることができる。
して半導体基板を用いた場合について説明したが、被加
熱材として液晶表示素子等に適用され、表面に膜を形成
するガラス基板を用いてもよい。
のように、被加熱材を搭載して搬送する搬送手段と、被
加熱材の搬送方向に垂直な幅方向を加熱し得る、それぞ
れが独立して出力制御可能な複数の加熱手段とを備え、
上記各加熱手段は、上記被加熱材の搬送方向に沿って配
設され、被加熱材の搬送方向長さを超えない長さを加熱
範囲とし、この加熱範囲に含まれる複数の加熱手段のみ
を作動させると共に、作動した加熱手段の内、少なくと
も搬送方向の先端および後端に位置する特定位置加熱手
段の出力を、被加熱材の移動に伴って順次変化させる構
成である。
自体への成膜によるパーティクルの発生を防止すること
ができる。また、被加熱材を、面内の温度をほぼ均一に
保持して搬送することができるという効果を奏する。
ように、請求項1の構成に加えて、被加熱材の移動に伴
う損失熱量を補うように、上記特定位置加熱手段の出力
を変化させる構成である。
えて、特定位置加熱手段により加熱される被加熱材の搬
送方向先端部および後端部のように、搬送に伴う温度低
下が著しい部分の熱量を補うことができるので、被加熱
材を、面内の温度をほぼ均一に保持して搬送することが
できるという効果を奏する。
ように、請求項1または2の構成に加えて、搬送手段
が、上記被加熱材と加熱手段とを対面させ得る開口部を
備え、上記開口部における搬送方向の後端に加熱を及ぼ
す加熱手段の出力を、被加熱材の移動に伴って順次停止
させる構成である。
効果に加えて、搬送手段の加熱不要部位である開口部に
おける搬送方向の後端が加熱されなくなる。これによ
り、搬送手段の熱変形や、搬送手段自体への成膜による
パーティクルの発生の防止効果を高めることができると
いう効果を奏する。
ように、請求項1、2または3の構成に加えて、被加熱
材が、半導体素子を形成するための基板である構成であ
る。
よる効果に加えて、面内がほぼ均一な温度分布となる状
態で基板が搬送されることになるので、半導体素子とな
り得る薄膜を安定して行うことができるという効果を奏
する。
ように、請求項1、2、3または4の構成に加えて、加
熱範囲に含まれる複数の加熱手段の内、上記特定位置加
熱手段を除く加熱手段の出力をほぼ一定に保つ構成であ
る。
成による効果に加えて、温度分布の比較的小さな被加熱
材の中央周辺領域の温度の均一化を確実にすることがで
きるという効果を奏する。
ように、請求項1、2、3、4または5の構成に加え
て、被加熱材が搬送され、その先端面と上記加熱手段の
任意の1つの先端面とが一致した時間を基準とする経過
時間をt[s]、上記加熱手段の配設間隔をlr
[m]、上記被加熱材の搬送方向長さをlg[m]、上
記搬送手段による被加熱材の搬送速度をv[m/s]、
任意の経過時間t[s]における上記加熱手段の出力を
H(t) [W/m2 ]としたとき、経過時間t[s]が、
0≦t≦lr/v[s]および(lg−2lr)/v≦
t≦(lg−lr)/v[s]である場合には、上記被
加熱材の搬送に伴う損失熱量を補うように、上記加熱手
段の出力H(t) [W/m2 ]を変化させ、経過時間t
[s]が、lr/v≦t≦(lg−2lr)/v[s]
である場合には、上記加熱手段の出力H(t)[W/
m2 ]をほぼ一定に保つ構成である。
時間t[s]が、0≦t≦lr/v[s]および(lg
−2lr)/v≦t≦(lg−lr)/v[s]である
場合には、即ち放熱の著しい被加熱材の搬送方向先端部
および後端部である場合には、被加熱材の搬送に伴う損
失熱量を補うように変化され、経過時間t[s]が、l
r/v≦t≦(lg−2lr)/v[s]である場合に
は、即ち放熱の少ない被加熱材の中央周辺部である場合
には、上記加熱手段の出力H(t) [W/m2 ]をほぼ一
定に保つようになる。これにより、搬送される被加熱材
の温度分布の均一化を確実にすることができるという効
果を奏する。
ように、請求項6の構成に加えて、被加熱材は、先端面
および後端面が加熱手段の幅方向と平行な長方形状をな
し、該被加熱材を均一な所定温度に保つために必要な単
位面積あたりの上記加熱手段の一定出力をHs[W/m
2 ]、上記被加熱材を搬送する場合、0≦t≦lr/v
[s]および(lg−2lr)/v≦t≦(lg−l
r)/v[s]における上記加熱手段の出力をHv(t)
[W/m2 ]としたとき、上記加熱手段の出力は、経過
時間t[s]が、0≦t≦lr/v[s]である場合に
は、以下の(1)式を満たすようなHv(t) [W/
m2 ]、
g−2lr)/v[s]である場合には、Hs[W/m
2 ]、経過時間t[s]が、(lg−2lr)/v≦t
≦(lg−lr)/v[s]である場合には、以下の
(2)式を満たすようなHv(t)[W/m2 ]、
えて、先端面および後端面が加熱手段の幅方向と平行な
長方形状である被加熱材の面内温度の均一化を確実にす
ることができるという効果を奏する。
解決するために、請求項1〜7の何れかの構成に加え
て、被加熱材は、上記搬送手段と一体的に移動する板状
部材上に載置されて搬送されると共に、上記加熱手段
は、上記被加熱材を上記板状部材を介して加熱すること
を特徴としている。
よる効果に加えて、加熱手段により板状部材を加熱する
ことにより、被加熱材を、板状部材によって間接的に加
熱することができるという効果を奏する。
ように、請求項1〜8の何れかの構成に加えて、搬送手
段と一体的に移動する断熱材が被加熱材の周縁部近傍に
配設されている構成である。
よる効果に加えて、搬送に伴う熱損失が顕著な被加熱材
の周縁部近傍に断熱材が配設されているので、被加熱材
の温度均一化をより一層容易にすることができる。しか
も、被加熱材の熱損失が顕著な部分における加熱手段の
出力を抑えることができるので、低消費電力を実現する
ことができるという効果を奏する。
を解決するために、請求項1〜8の何れかの構成に加え
て、被加熱材の被加熱面を、該被加熱面より大きく、且
つ上記搬送手段と一体的に移動する板状部材の中央領域
に密接させることを特徴としている。
果に加えて、被加熱材は、板状部材を介して加熱される
ことになる。また、被加熱材は、温度分布が小さい板状
部材の中央領域に密接されているので、面内温度を均一
にすることができるという効果を奏する。
のように、請求項9の構成に加えて、被加熱材の被加熱
面を、該被加熱面より大きく、且つ上記搬送手段と一体
的に移動する板状部材の中央領域に密接させ、上記断熱
材を、板状部材の外周縁と被加熱材の外周縁との間に設
けた構成である。
えて、被加熱材は、板状部材を介して加熱されることに
なる。また、被加熱材は、温度分布が小さい板状部材の
中央領域に密接されているので、面内温度を容易に均一
にすることができる。しかも、板状部材の外周縁と被加
熱材の外周縁との間に断熱材が設けられているので、板
状部材からの放熱を少なくし、加熱手段の出力を高める
ことなく、少ない電力で板状部材の中央領域の温度を均
一に保つことができるという効果を奏する。
略構成図である。
ある。
熱プロセスを示す説明図である。
と時間との関係を示すグラフである。
制御を示すグラフである。
熱供給量の過不足の状態を説明する模式図である。
消するように制御したヒータの出力制御を示したグラフ
である。
消するように制御したヒータの出力制御を示したグラフ
である。
消するように制御したヒータの出力制御を示したグラフ
である。
解消するように制御したヒータの出力制御を示したグラ
フである。
の概略構成図である。
略構成図である。
板を加熱制御するためのヒータの出力制御を示すグラフ
である。
Claims (11)
- 【請求項1】被加熱材を搭載して搬送する搬送手段と、 被加熱材の搬送方向に垂直な幅方向を加熱し得る、それ
ぞれが独立して出力制御可能な複数の加熱手段とを備
え、 上記各加熱手段は、上記被加熱材の搬送方向に沿って配
設され、被加熱材の搬送方向長さを超えない長さを加熱
範囲とし、この加熱範囲に含まれる複数の加熱手段のみ
を作動させると共に、 作動した加熱手段の内、少なくとも搬送方向の先端およ
び後端に位置する特定位置加熱手段の出力を、被加熱材
の移動に伴って順次変化させることを特徴とする加熱制
御装置。 - 【請求項2】上記被加熱材の移動に伴う損失熱量を補う
ように、上記特定位置加熱手段の出力を変化させること
を特徴とする請求項1記載の加熱制御装置。 - 【請求項3】上記搬送手段が、上記被加熱材と加熱手段
とを対面させ得る開口部を備え、 上記開口部における搬送方向の後端に加熱を及ぼす加熱
手段の出力を、被加熱材の移動に伴って順次停止させる
ことを特徴とする請求項1または2記載の加熱制御装
置。 - 【請求項4】上記被加熱材が、半導体素子を形成するた
めの基板であることを特徴とする請求項1、2または3
に記載の加熱制御装置。 - 【請求項5】上記加熱範囲に含まれる複数の加熱手段の
内、上記特定位置加熱手段を除く加熱手段の出力をほぼ
一定に保つことを特徴とする請求項1、2、3または4
に記載の加熱制御装置。 - 【請求項6】上記被加熱材が搬送され、その先端面と上
記加熱手段の任意の1つの先端面とが一致した時間を基
準とする経過時間をt[s]、上記加熱手段の配設間隔
をlr[m]、上記被加熱材の搬送方向長さをlg
[m]、上記搬送手段による被加熱材の搬送速度をv
[m/s]、任意の経過時間t[s]における上記加熱
手段の出力をH(t) [W/m2 ]としたとき、 経過時間t[s]が、0≦t≦lr/v[s]および
(lg−2lr)/v≦t≦(lg−lr)/v[s]
である場合には、上記被加熱材の搬送に伴う損失熱量を
補うように、上記加熱手段の出力H(t) [W/m2 ]を
変化させ、 経過時間t[s]が、lr/v≦t≦(lg−2lr)
/v[s]である場合には、上記加熱手段の出力H(t)
[W/m2 ]をほぼ一定に保つことを特徴とする請求項
1、2、3、4または5に記載の加熱制御装置。 - 【請求項7】上記被加熱材は、先端面および後端面が加
熱手段の幅方向と平行な長方形状をなし、該被加熱材を
均一な所定温度に保つために必要な単位面積あたりの上
記加熱手段の一定出力をHs[W/m2 ]、上記被加熱
材を搬送する場合、0≦t≦lr/v[s]および(l
g−2lr)/v≦t≦(lg−lr)/v[s]にお
ける上記加熱手段の出力をHv(t) [W/m2 ]とした
とき、上記加熱手段の出力は、 経過時間t[s]が、0≦t≦lr/v[s]である場
合には、以下の(1)式を満たすようなHv(t) [W/
m2 ]、 【数1】 経過時間t[s]が、lr/v≦t≦(lg−2lr)
/v[s]である場合には、Hs[W/m2 ]、 経過時間t[s]が、(lg−2lr)/v≦t≦(l
g−lr)/v[s]である場合には、以下の(2)式
を満たすようなHv(t) [W/m2 ]、 【数2】 で与えられることを特徴とする請求項6記載の加熱制御
装置。 - 【請求項8】上記被加熱材は、上記搬送手段と一体的に
移動する板状部材上に載置されて搬送されると共に、上
記加熱手段は、上記被加熱材を上記板状部材を介して加
熱することを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載の
加熱制御装置。 - 【請求項9】上記搬送手段と一体的に移動する断熱材が
被加熱材の周縁部近傍に配設されていることを特徴とす
る請求項1〜7の何れかに記載の加熱制御装置。 - 【請求項10】上記被加熱材の被加熱面を、該被加熱面
より大きく、且つ上記搬送手段と一体的に移動する板状
部材の中央領域に密接させることを特徴とする請求項1
〜7の何れかに記載の加熱制御装置。 - 【請求項11】上記被加熱材の被加熱面を、該被加熱面
より大きく、且つ上記搬送手段と一体的に移動する板状
部材の中央領域に密接させると共に、上記断熱材を、板
状部材の外周縁と被加熱材の外周縁との間に設けたこと
を特徴とする請求項9記載の加熱制御装置。
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