JP3222059U - 箸および割り箸 - Google Patents
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Abstract
【課題】使用後の処理において自然環境への影響を小さくする箸または割り箸を提供する。【解決手段】箸または割り箸10は、自然分解性の材料から構成され、少なくとも表面がポリ乳酸から構成される。箸または割り箸10は、表面部と、表面部の内側を構成する芯部と、を備えてもよい。この場合、芯部は竹の端材またはバージンパルプ製紙から構成され、表面部はポリ乳酸のコーティングから構成される。【選択図】図1
Description
本考案は、箸および割り箸に関する。
近年、プラスチックの廃棄による海洋汚染が深刻化している。諸外国では、使い捨てプラスチック袋の使用を禁止する動きがある。最近では、レジ袋のみならず生鮮食品を包装する袋にも、使い捨てプラスチックを禁止する動きがある。使い捨てプラスチック製ストローの使用を禁止する流れもある。
本考案者は、日常的に使用する箸および割り箸のあり方について鋭意検討を重ねた。その結果、使用後の処理において自然環境への影響を小さくする新規な箸および割り箸を見出すに至った。
この考案は、上述のような課題を解決するためになされたもので、使用後の処理において自然環境への影響を小さくする箸または割り箸を提供することを目的とする。
第1の考案は、箸または割り箸であり、次の特徴を有する。
前記箸または割り箸は、自然分解性の材料から構成される。
前記箸または割り箸の少なくとも表面は、ポリ乳酸から構成される。
前記箸または割り箸は、自然分解性の材料から構成される。
前記箸または割り箸の少なくとも表面は、ポリ乳酸から構成される。
第2の考案は、第1の考案において、更に次の特徴を有する。
前記箸または割り箸は、表面部と、芯部と、を備える。
前記芯部は、前記表面部の内側を構成する。
前記芯部は、竹の端材またはバージンパルプ製紙から構成される。
前記表面部は、ポリ乳酸のラミネートから構成される。
前記箸または割り箸は、表面部と、芯部と、を備える。
前記芯部は、前記表面部の内側を構成する。
前記芯部は、竹の端材またはバージンパルプ製紙から構成される。
前記表面部は、ポリ乳酸のラミネートから構成される。
第3の考案は、第2の考案において、更に次の特徴を有する。
前記芯部が、両端が閉じられたバージンパルプ製紙の筒から構成される。
前記芯部が、両端が閉じられたバージンパルプ製紙の筒から構成される。
第1の考案によれば、箸または割り箸が自然分解性の材料から構成され、また、箸または割り箸の少なくとも表面がポリ乳酸から構成される。自然分解性の材料は、バクテリア、菌類、その他の微生物によって分解される。ポリ乳酸は、生分解性のプラスチックに分類され、自然分解性の材料と同様に分解される。したがって、使用後の処理において自然環境への影響を小さくすることができる。
第2の考案によれば、芯部が竹の端材またはバージンパルプ製紙から構成される。これらの材料は、自然界に由来するものであり、自然分解性に優れる。したがって、自然環境への影響を小さくすることができる。
第3の考案によれば、芯部が、両端が閉じられたバージンパルプ製紙の筒から構成される。芯部が筒から構成されているということは、芯部が中空構造であることを意味する。そのため、芯部が中実構造である場合に比べて芯部の生分解に要する時間を短縮することが可能となる。よって、自然環境への影響を一層小さくすることができる。
1.割り箸および箸の構成
図1は、本考案の実施の形態に係る割り箸の一例を示す図である。図2は、図1に示す2−2線による断面を模式的に示した図である。図1および2に示すように、割り箸10は、一対の本体部11および12と、連結部13と、を備えている。
図1は、本考案の実施の形態に係る割り箸の一例を示す図である。図2は、図1に示す2−2線による断面を模式的に示した図である。図1および2に示すように、割り箸10は、一対の本体部11および12と、連結部13と、を備えている。
本体部11および12は、ポリ乳酸の成形体である。本体部11および12は、箸を構成する。ポリ乳酸は、ブドウ糖、砂糖などの糖類に乳酸菌を作用させることで得られる乳酸のエステル結合体である。この糖類は、とうもろこし、じゃがいも等の植物資源に酵素を作用させることにより得られる。さとうきびから抽出することにより、この糖類を得てもよい。
連結部13は、本体部11と12を連結する。図2に示すように、連結部13は、本体部11と12の間に形成されている。本体部11または12に力を作用させることで連結部13が破壊される。これにより、本体部11と12が分離する。連結部13は、例えば、一体的に成形した本体部11および12の長手方向に沿って溝を設けることにより形成される。本体部11および12を別々に成形し、これらの側面に沿って線状に設けたポリ乳酸によって連結部13を形成してもよい。
なお、連結部13は、本体部11および12の長手方向の全長に亘って形成されている必要はない。例えば、割り箸10の頭部にのみ形成されていてもよい。このような部分的な連結部は、以下に説明する箸から割り箸を形成する場合にも適用される。
図3は、本考案の実施の形態に係る箸の第1の例を示す図である。図4は、図3に示す4−4線による断面を模式的に示した図である。図3および4に示すように、箸20は、一対の本体部21および22から構成されている。図4に示すように、本体部21および22は、芯部23と、表面部24と、とから構成されている。芯部23は、表面部24の内側に構成される。芯部23は、竹の加工時に生じる端材から構成される。表面部24は、ポリ乳酸から構成される。
本体部21および22は、例えば次のように形成される。まず、竹の端材の粉砕および乾燥により竹の繊維を得る。次いで、この繊維を高温条件下でプレスして所望の形状に成形する。この成形体のバリ取りを必要に応じて行った後、成形体の表面にポリ乳酸でラミネート加工する。これにより、竹の端材からなる芯部の表面がポリ乳酸によってラミネートされた本体部21および22が形成される。
図5は、本考案の実施の形態に係る箸の第2の例を示す図である。図6は、図5に示す6−6線による断面を模式的に示した図である。図5および6に示すように、箸30は、一対の本体部31および32から構成されている。図6に示すように、本体部31および32は、芯部33と、表面部34と、とから構成されている。表面部34は、ポリ乳酸から構成される。ここまでは、第1の例も第2の例も同じである。
第1の例とは異なり、第2の例では、芯部23がバージンパルプ製紙から構成される。バージンパルプ製紙は、製材時に出される残材、間伐材、廃材の粉砕および乾燥により得られる木材の繊維を原料とする。バージンパルプ製紙は、竹、バガス、アシといった非木材系の植物繊維を原料としてもよい。再生パルプが自然界由来でない添加物を含む可能性があるのに対し、バージンパルプ製紙はこのような添加物を含まない。そのため、バージンパルプ製紙は再生パルプよりも自然分解性が高く、芯部23の材料に適している。
本体部31および32は、例えば次のように形成される。まず、帯状に加工されたバージンパルプ製紙を螺旋状に巻く。これにより、バージンパルプ製紙の筒を形成する。帯状のバージンパルプ製紙の長手方向の両端を単に合わせることで筒を形成してもよい。次いで、この筒の両端を潰す。そして、両端が閉じられた筒の外表面にポリ乳酸でラミネート加工する。これにより、両端が閉じられた筒からなる芯部の外表面がポリ乳酸によってラミネートされた本体部31および32が形成される。
2.効果
以上説明した本実施の形態によれば、ポリ乳酸の成形体から構成される割り箸または箸が提供される。または、竹またはバージンパルプ製紙から構成される芯部と、ポリ乳酸のラミネートから構成される表面部と、を備える箸または割り箸が提供される。すなわち、少なくとも表面がポリ乳酸から構成される割り箸または箸が提供される。
以上説明した本実施の形態によれば、ポリ乳酸の成形体から構成される割り箸または箸が提供される。または、竹またはバージンパルプ製紙から構成される芯部と、ポリ乳酸のラミネートから構成される表面部と、を備える箸または割り箸が提供される。すなわち、少なくとも表面がポリ乳酸から構成される割り箸または箸が提供される。
ここで、ポリ乳酸は、生分解性のプラスチックであり、自然環境下で炭酸ガスと水に分解される。また、竹およびバージンパルプ製紙は、自然界に由来するものであり、自然分解性を有する。よって、本実施の形態に係る割り箸または箸によれば、仮にこれが使い捨て用として供された場合であっても、自然環境への影響を小さくすることが可能となる。
また、図5および6で説明した第2の例によれば、両端部が閉じられた筒から芯部が構成される。つまり、第2の例の芯部は、中空構造を有している。そのため、芯部が中実構造を有している場合に比べて、芯部の自然分解に要する時間を短縮することが可能となる。よって、自然環境への影響を一層小さくすることができる。
10 割り箸
11,12,21,22,31,32 本体部
13 連結部
20,30 箸
23,33 芯部
24,34 表面部
11,12,21,22,31,32 本体部
13 連結部
20,30 箸
23,33 芯部
24,34 表面部
Claims (3)
- 自然分解性の材料から構成され、少なくとも表面がポリ乳酸から構成されることを特徴とする箸または割り箸。
- 表面部と、前記表面部の内側を構成する芯部と、を備え、
前記芯部が、竹の端材またはバージンパルプ製紙から構成され、
前記表面部が、ポリ乳酸のラミネートから構成される
ことを特徴とする請求項1に記載の箸または割り箸。 - 前記芯部が、両端が閉じられたバージンパルプ製紙の筒から構成されることを特徴とする請求項2に記載の箸または割り箸。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019001385 | 2019-04-17 | ||
JP2019001385 | 2019-04-17 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3222059U true JP3222059U (ja) | 2019-07-04 |
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ID=67138358
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2019001502U Expired - Fee Related JP3222059U (ja) | 2019-04-17 | 2019-04-25 | 箸および割り箸 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3222059U (ja) |
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2019
- 2019-04-25 JP JP2019001502U patent/JP3222059U/ja not_active Expired - Fee Related
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