JP3221741U - 吸着塔の切替装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】大規模な空気分離装置の空気精製装置に使用される大型の切替装置であっても輸送可能で、配置設計の柔軟性を備えた切替装置を提供する。【解決手段】2つ以上の吸着塔を備える吸着塔切替装置100は、原料空気を少なくとも1つの吸着塔1、2に導入する2つ以上の原料空気導入弁11、12を有する原料空気導入弁モジュール3と、前記吸着塔1、2の圧力を調整する2つ以上の吸着塔脱圧弁13、14を有する吸着塔脱圧弁モジュール4と、吸着塔1、2から、原料空右記の消費地に原料空気を導出する2つ以上の原料空気導出弁15、16を有する原料空気導出弁モジュール5と、2つ以上の吸着塔1、2の圧力を均一化させる1つ以上の吸着塔均圧弁17を有する吸着塔均圧弁モジュール6と、を有する。【選択図】図1
Description
本考案は、大規模な空気分離装置の空気精製装置に使用される、少なくとも2つの吸着塔における吸着処理の切替を行う切換装置に関する。
従来大規模な空気分離装置や窒素発生装置では、圧縮された空気から水分や二酸化炭素を精製装置で除去し、コールドボックス内で深冷分離する方法が採用されてきた。この精製装置では、活性アルミナやゼオライト等の吸着剤が充填された吸着塔を用いて水分や二酸化炭素を除去している。一般的に空気分離装置の運転のためには2塔以上の吸着塔が用いられる。例えば、第一塔で空気の精製処理をさせている間に、水分や炭酸ガスで吸着飽和している第二塔では熱再生あるいは圧力再生させる。そして、これらの各処理を第一塔と第二塔とで交互に切り替えることが行われている。従って、このような精製装置は、少なくとも2塔以上の吸着塔とそれらを切替運用するための弁および配管を備えた切替装置を有する。
例えば、上記切替装置は、2塔以上の吸着塔を切替する複雑な構成であり、施工が簡単ではなく、製作工場で切替装置を組み立てた後で設置場所に輸送する方が作業性もよく経済的である。
特許文献1は、現地施行を最小限にすることを目的に、切り替え装置をガスヘッダモジュールと、2つの切り替えモジュールとに分割し、それぞれを別個に施工場所に輸送した後に現地施工によって接続する方法を開示する。
しかし、ガスヘッダモジュールは均圧弁とヘッダが一体になっている構成であるため、大型の空気分離装置向けのモジュールの場合にはガスヘッダモジュールも大型化してしまう。大型のガスヘッダモジュールは、輸送のためにさらに分割する必要がある。しかし分割数が多くなると、現地工事における接続作業が増加し、煩雑化するという問題点がある。
しかし、ガスヘッダモジュールは均圧弁とヘッダが一体になっている構成であるため、大型の空気分離装置向けのモジュールの場合にはガスヘッダモジュールも大型化してしまう。大型のガスヘッダモジュールは、輸送のためにさらに分割する必要がある。しかし分割数が多くなると、現地工事における接続作業が増加し、煩雑化するという問題点がある。
近年、空気分離装置の大規模化に伴って切替装置も大型化し、輸送路の空間的制限により輸送が不可能となることが懸念されている。このような場合に、切替装置の部品を設置場所に輸送して組み立てることも可能であるが、必要となる複雑な配管施工は現地工事の費用を増大させ、また近年熟練工の不足によって実質的に施工が不可能になることも有り得る。
上記課題に鑑みて、本考案は、大型の切替装置であっても輸送可能で、配置設計の柔軟性を備えた切替装置を提供することを目的とする。
本考案に係る吸着塔切換装置は、2つ以上の吸着塔を備え、
原料空気を少なくとも1つの前記吸着塔に導入する2つ以上の原料空気導入弁を有する原料空気導入弁モジュールと、
前記吸着塔の圧力を調整する2つ以上の吸着塔脱圧弁を有する吸着塔脱圧弁モジュールと、
前記吸着塔から、前記原料茎の消費地に原料空気を導出する2つ以上の原料空気導出弁を有する原料空気導出弁モジュールと、
前記2つ以上の吸着塔の圧力を均一化させる1つ以上の吸着塔均圧弁を有する吸着塔均圧弁モジュールと、を有する。
原料空気を少なくとも1つの前記吸着塔に導入する2つ以上の原料空気導入弁を有する原料空気導入弁モジュールと、
前記吸着塔の圧力を調整する2つ以上の吸着塔脱圧弁を有する吸着塔脱圧弁モジュールと、
前記吸着塔から、前記原料茎の消費地に原料空気を導出する2つ以上の原料空気導出弁を有する原料空気導出弁モジュールと、
前記2つ以上の吸着塔の圧力を均一化させる1つ以上の吸着塔均圧弁を有する吸着塔均圧弁モジュールと、を有する。
2つ以上の吸着塔の一次側には、それぞれの吸着塔に原料空気を導入するための原料空気導入弁が設けられている。
原料空気取入ラインから取り入れられた原料空気は、2つ以上の原料空気導入弁のうちいずれかに導入されるための分岐部を経由して、原料空気導入ラインへと送られる。
原料空気導入弁モジュールでは、原料空気取入ラインから原料空気が取り入れられ、原料空気取入ライン分岐部により分岐されたのちに、2つ以上の原料空気導入弁のいずれかを経由して、原料空気導入ラインから導出される。
原料空気導入弁の二次側の原料空気導入ラインはさらに原料空気導入ライン分岐部において分岐され、吸着塔脱圧弁モジュールに連結される。
吸着塔脱圧弁モジュールには、吸着塔脱圧弁が設けられており、必要に応じて吸着塔の圧力を低下させるために開弁させることができる。
原料空気取入ラインから取り入れられた原料空気は、2つ以上の原料空気導入弁のうちいずれかに導入されるための分岐部を経由して、原料空気導入ラインへと送られる。
原料空気導入弁モジュールでは、原料空気取入ラインから原料空気が取り入れられ、原料空気取入ライン分岐部により分岐されたのちに、2つ以上の原料空気導入弁のいずれかを経由して、原料空気導入ラインから導出される。
原料空気導入弁の二次側の原料空気導入ラインはさらに原料空気導入ライン分岐部において分岐され、吸着塔脱圧弁モジュールに連結される。
吸着塔脱圧弁モジュールには、吸着塔脱圧弁が設けられており、必要に応じて吸着塔の圧力を低下させるために開弁させることができる。
原料空気導入弁モジュールの原料空気導入ラインから導出された原料空気は、原料空気導入弁モジュールに連結される2つ以上の吸着塔のいずれかに導入される。
吸着塔から導出される原料空気は、吸着塔に連結される吸着塔均圧弁モジュールへと導入される。1つの吸着塔と、他の吸着塔は、吸着塔均圧弁モジュールを介して接続されている。吸着塔均圧弁モジュールには、2つ以上の吸着塔の圧力を均一化させるための吸着塔均圧弁が設けられている。
吸着塔均圧弁モジュールにおいて、吸着塔均圧弁の一次側には分岐部が設けられており、分岐部を経由した原料空気は、吸着塔均圧弁モジュールに連結されている原料空気導出弁モジュールに導入される。
原料空気導出弁モジュールに導入された原料空気は、原料空気導出弁を経由して、原料空気導出弁モジュールから導出される。2つ以上の原料空気導出弁から導出される原料空気は、1つのラインに合流され、原料空気導出弁モジュールから導出されてもよい。
吸着塔から導出される原料空気は、吸着塔に連結される吸着塔均圧弁モジュールへと導入される。1つの吸着塔と、他の吸着塔は、吸着塔均圧弁モジュールを介して接続されている。吸着塔均圧弁モジュールには、2つ以上の吸着塔の圧力を均一化させるための吸着塔均圧弁が設けられている。
吸着塔均圧弁モジュールにおいて、吸着塔均圧弁の一次側には分岐部が設けられており、分岐部を経由した原料空気は、吸着塔均圧弁モジュールに連結されている原料空気導出弁モジュールに導入される。
原料空気導出弁モジュールに導入された原料空気は、原料空気導出弁を経由して、原料空気導出弁モジュールから導出される。2つ以上の原料空気導出弁から導出される原料空気は、1つのラインに合流され、原料空気導出弁モジュールから導出されてもよい。
前記原料空気導出弁モジュールは、2つ以上の再生ガス導入弁をさらに有してもよい。
前記原料空気導入弁モジュールは、2つ以上の再生ガス導出弁をさらに有してもよい。
前記原料空気導入弁モジュールは、前記吸着塔脱圧弁モジュールの上部または下部に配置され、前記原料空気弁導出弁モジュールは、前記吸着塔均圧弁モジュールの上部または下部に配置される構成としてもよい。
前記原料空気導入弁モジュール、前記吸着塔脱圧弁モジュール、前記原料空気導出弁モジュール、および前記吸着塔均圧弁モジュールは、それぞれ直方体形状を有するフレーム内に構築される構成としてもよい。モジュールの形状は、円柱、多角柱などであってもよいが、立方体、直方体が組立容易性、強度面からも好ましい。
前記原料空気導入弁モジュールと前記吸着塔脱圧弁モジュールを含む部分(第一切替部ともいう)と、前記原料空気導出弁モジュールと前記吸着塔均圧弁モジュールとを含む部分(第二切替部ともいう)とは、少なくとも1の前記吸着塔を挟むように配置されていてもよい。
各モジュールは、配管により連結されるが、「連結」はフランジによる接続であってもよく、溶接による接続であってもよい。
切替装置のサイズ(直方体内部に収納されるサイズ)は、要求される原料空気量に対応して設定される配管の配管径に基づいて、設定してもよい。
直方体内に収納される各モジュールのサイズ(長さ、幅,高さ)は、要求される原料空気量に対応して設定される配管の配管径と、輸送制限サイズとに基づいて設定されてもよい。
これによれば、原料空気量によって設定される配管径と輸送制限サイズによって、モジュールサイズを決定できるため、モジュール設計をより簡単に行える。
直方体内に収納される各モジュールのサイズ(長さ、幅,高さ)は、要求される原料空気量に対応して設定される配管の配管径と、輸送制限サイズとに基づいて設定されてもよい。
これによれば、原料空気量によって設定される配管径と輸送制限サイズによって、モジュールサイズを決定できるため、モジュール設計をより簡単に行える。
以上の構成の切替装置によれば、大型の切替装置であっても輸送可能で、かつ配置設計の柔軟性を備えた、切替装置を提供することができる。
(実施形態1)
実施形態1の吸着塔切替装置100について図1を用いて説明する。本実施形態1の吸着塔切替装置100は、4つのモジュール(原料空気導入弁モジュール3、吸着塔脱圧弁モジュール4、原料空気導出弁モジュール5、吸着塔均圧弁モジュール6)に分割している。
原料空気導入弁モジュール3には、原料空気を取り入れる原料空気取入ライン21があり、原料空気取入ライン21は2方向に原料空気取入ライン分岐部22において分岐される。
分岐された一方は第一原料空気導入弁11を経由して第一原料空気導入ライン23へ、他方は第二原料空気導入弁12を経由して第二原料空気導入ライン33へと接続される。原料空気導入弁モジュール3から出る第一原料空気導入ライン23は、第一吸着塔1に接続される。同様に第二原料空気導入ライン33は、第二吸着塔2に接続される。
第一原料空気導入ライン23には第一原料空気導入ライン分岐部25が配置され、ここで分岐される第一吸着塔脱圧弁一次側ライン26は第一吸着塔脱圧弁13に接続される。
第二原料空気導入ライン33には、第二原料空気導入ライン分岐部35が配置され、ここで分岐される第二吸着塔脱圧弁一次側ライン36は第二吸着塔脱圧弁14に接続される。
実施形態1の吸着塔切替装置100について図1を用いて説明する。本実施形態1の吸着塔切替装置100は、4つのモジュール(原料空気導入弁モジュール3、吸着塔脱圧弁モジュール4、原料空気導出弁モジュール5、吸着塔均圧弁モジュール6)に分割している。
原料空気導入弁モジュール3には、原料空気を取り入れる原料空気取入ライン21があり、原料空気取入ライン21は2方向に原料空気取入ライン分岐部22において分岐される。
分岐された一方は第一原料空気導入弁11を経由して第一原料空気導入ライン23へ、他方は第二原料空気導入弁12を経由して第二原料空気導入ライン33へと接続される。原料空気導入弁モジュール3から出る第一原料空気導入ライン23は、第一吸着塔1に接続される。同様に第二原料空気導入ライン33は、第二吸着塔2に接続される。
第一原料空気導入ライン23には第一原料空気導入ライン分岐部25が配置され、ここで分岐される第一吸着塔脱圧弁一次側ライン26は第一吸着塔脱圧弁13に接続される。
第二原料空気導入ライン33には、第二原料空気導入ライン分岐部35が配置され、ここで分岐される第二吸着塔脱圧弁一次側ライン36は第二吸着塔脱圧弁14に接続される。
第一吸着塔1から導出される原料空気は第一吸着塔均圧弁モジュール分岐部24で2方向に分岐され、一方は吸着塔均圧弁モジュール6に連結される原料空気導出弁モジュール5へと導入される。他方は吸着塔均圧弁17へと接続される。
同様に、第二吸着塔2から導出される原料空気は、第二吸着塔均圧弁モジュール分岐部34で2方向に分岐され、一方は吸着塔均圧弁モジュール6に連結される原料空気導出弁モジュール5へと導入される。他方は吸着塔均圧弁17へと接続される。
第一吸着塔1と第二吸着塔2との間で均圧操作が必要な場合には、吸着塔均圧弁17が開弁される。
第一吸着塔1から導出されて原料空気導出弁モジュール5へ導入される原料空気は、第一原料空気導出弁15を経由して、原料空気導出弁モジュール5から導出される。
第一吸着塔2から導出されて原料空気導出弁モジュール5へ導入される原料空気は、第二原料空気導出弁16を経由して、原料空気導出弁モジュール5から導出される。
第一原料空気導出弁15の2次側と、第二原料空気導出弁16の2次側は合流されてもよい。
同様に、第二吸着塔2から導出される原料空気は、第二吸着塔均圧弁モジュール分岐部34で2方向に分岐され、一方は吸着塔均圧弁モジュール6に連結される原料空気導出弁モジュール5へと導入される。他方は吸着塔均圧弁17へと接続される。
第一吸着塔1と第二吸着塔2との間で均圧操作が必要な場合には、吸着塔均圧弁17が開弁される。
第一吸着塔1から導出されて原料空気導出弁モジュール5へ導入される原料空気は、第一原料空気導出弁15を経由して、原料空気導出弁モジュール5から導出される。
第一吸着塔2から導出されて原料空気導出弁モジュール5へ導入される原料空気は、第二原料空気導出弁16を経由して、原料空気導出弁モジュール5から導出される。
第一原料空気導出弁15の2次側と、第二原料空気導出弁16の2次側は合流されてもよい。
本実施形態により、90000Nm3/h、1MPaG、温度20℃の原料空気を処理する吸着塔切替装置を構成する場合、各モジュールのサイズは次のようになる。
原料空気弁導入モジュール:高さ3.3m、幅3.3m、長さ20.5m
吸着塔脱圧弁モジュール:高さ3.5m、幅22.6m、長さ11.0m
原料空気導出弁モジュール:高さ3.5m、幅3.0m、長さ10.0m
吸着塔均圧弁モジュール:高さ3.3m、幅3.2m、長さ17.0m
いずれのモジュールも輸送制限サイズである高さ3.5m以内、かつ幅3.5m以内となるように分割される。
一方で、分割しない従来技術により、同規模の吸着塔切替装置を設計すると、高さ6.2m、幅6.3m、長さ20.5mの大きさとなり、輸送不可能となる。
原料空気弁導入モジュール:高さ3.3m、幅3.3m、長さ20.5m
吸着塔脱圧弁モジュール:高さ3.5m、幅22.6m、長さ11.0m
原料空気導出弁モジュール:高さ3.5m、幅3.0m、長さ10.0m
吸着塔均圧弁モジュール:高さ3.3m、幅3.2m、長さ17.0m
いずれのモジュールも輸送制限サイズである高さ3.5m以内、かつ幅3.5m以内となるように分割される。
一方で、分割しない従来技術により、同規模の吸着塔切替装置を設計すると、高さ6.2m、幅6.3m、長さ20.5mの大きさとなり、輸送不可能となる。
現地における装置の配置については、原料空気導入弁モジュール3の上部に吸着塔脱圧弁モジュール4を配置して第一切替部を構成し、吸着塔均圧弁モジュール5の上部に原料空気導出弁モジュール6を配置して第二切替部を構成することによって、設置面積を節約することができる。
また、第一切替部と第二切替部は必ずしも隣接する必要はなく、例えば少なくとも一つの吸着塔を挟むように配置することも可能であるから、従来技術に対してより装置の配置における柔軟性が高まったといえる。
さらに本考案の予期しなかったメリットとして、小型のモジュールを組み合わせることで装置を構成したことによって、従来技術の切替装置に含まれていた余分な空間を削減できたため、従来技術に対して装置重量を約15%削減することができた。
また、第一切替部と第二切替部は必ずしも隣接する必要はなく、例えば少なくとも一つの吸着塔を挟むように配置することも可能であるから、従来技術に対してより装置の配置における柔軟性が高まったといえる。
さらに本考案の予期しなかったメリットとして、小型のモジュールを組み合わせることで装置を構成したことによって、従来技術の切替装置に含まれていた余分な空間を削減できたため、従来技術に対して装置重量を約15%削減することができた。
(実施形態2)
実施形態2の切替装置101について図2を用いて説明する。
実施形態1と異なる構成について説明し、符号が同じ構成は実施形態1と同様の機能を有する。
図2において、原料空気導出弁モジュール5は、第一原料空気導出弁15、第二原料空気導出弁16に加えて、第一原料空気導出弁15の一次側で分岐した配管に配置される第一再生ガス導入弁18と、第二原料空気導出弁16の一次側で分岐した配管に配置される第二再生ガス導入弁19を有する。これは吸着塔の再生を行う際の再生ガスを導入するために設けられたものであり、再生ガスは原料空気導出弁モジュール5に導入されたのちに分岐され、一方は第一再生ガス導入弁18に、他方は第二再生ガス導入弁19に接続される。
第一吸着塔1を再生する場合には、第一原料空気導出弁15を閉弁し、第一再生ガス導入弁18を開弁することにより再生ガスを第一吸着塔1に導入する。第二吸着塔2を生成する場合には第二原料空気導出弁16を閉弁し、第二再生ガス導入弁19を開弁することにより再生ガスを第二吸着塔2に導入する。
実施形態2の切替装置101について図2を用いて説明する。
実施形態1と異なる構成について説明し、符号が同じ構成は実施形態1と同様の機能を有する。
図2において、原料空気導出弁モジュール5は、第一原料空気導出弁15、第二原料空気導出弁16に加えて、第一原料空気導出弁15の一次側で分岐した配管に配置される第一再生ガス導入弁18と、第二原料空気導出弁16の一次側で分岐した配管に配置される第二再生ガス導入弁19を有する。これは吸着塔の再生を行う際の再生ガスを導入するために設けられたものであり、再生ガスは原料空気導出弁モジュール5に導入されたのちに分岐され、一方は第一再生ガス導入弁18に、他方は第二再生ガス導入弁19に接続される。
第一吸着塔1を再生する場合には、第一原料空気導出弁15を閉弁し、第一再生ガス導入弁18を開弁することにより再生ガスを第一吸着塔1に導入する。第二吸着塔2を生成する場合には第二原料空気導出弁16を閉弁し、第二再生ガス導入弁19を開弁することにより再生ガスを第二吸着塔2に導入する。
(実施形態3)
実施形態3の吸着塔切替装置102について図3を用いて説明する。
実施形態3の吸着塔切替装置102は、実施形態2の吸着塔切替装置101の原料空気導入弁モジュール3において、第一原料空気導入弁11の二次側に第一再生ガス導出弁40を配置し、第二原料空気導入弁12の二次側に第二再生ガス導出弁41を追加した構成である。
第一吸着塔1の再生に使用された再生ガスは、第一原料空気導入弁11を閉弁し、第一再生ガス導出弁40を開弁することにより、系外へ排出される。
第二吸着塔2の再生に使用された再生ガスは、第二原料空気導入弁12を閉弁し、第二再生ガス導出弁41を開弁することにより、系外へ排出される。
実施形態3の吸着塔切替装置102について図3を用いて説明する。
実施形態3の吸着塔切替装置102は、実施形態2の吸着塔切替装置101の原料空気導入弁モジュール3において、第一原料空気導入弁11の二次側に第一再生ガス導出弁40を配置し、第二原料空気導入弁12の二次側に第二再生ガス導出弁41を追加した構成である。
第一吸着塔1の再生に使用された再生ガスは、第一原料空気導入弁11を閉弁し、第一再生ガス導出弁40を開弁することにより、系外へ排出される。
第二吸着塔2の再生に使用された再生ガスは、第二原料空気導入弁12を閉弁し、第二再生ガス導出弁41を開弁することにより、系外へ排出される。
100 吸着塔切替装置
1 第一吸着塔
2 第二吸着塔
3 原料空気導入弁モジュール
4 吸着塔脱圧弁モジュール
5 原料空気導出弁モジュール
6 吸着塔均圧弁モジュール
11 第一原料空気導入弁
12 第二原料空気導入弁
13 第一吸着塔脱圧弁
14 第二吸着塔脱圧弁
15 第一原料空気導出弁
16 第二原料空気導出弁
17 吸着塔均圧弁
18 第一再生ガス導入弁
19 第二再生ガス導入弁
1 第一吸着塔
2 第二吸着塔
3 原料空気導入弁モジュール
4 吸着塔脱圧弁モジュール
5 原料空気導出弁モジュール
6 吸着塔均圧弁モジュール
11 第一原料空気導入弁
12 第二原料空気導入弁
13 第一吸着塔脱圧弁
14 第二吸着塔脱圧弁
15 第一原料空気導出弁
16 第二原料空気導出弁
17 吸着塔均圧弁
18 第一再生ガス導入弁
19 第二再生ガス導入弁
Claims (6)
- 2つ以上の吸着塔を備える吸着塔切替装置であって、
原料空気を少なくとも1つの前記吸着塔に導入する2つ以上の原料空気導入弁を有する原料空気導入弁モジュールと、
前記吸着塔の圧力を調整する2つ以上の吸着塔脱圧弁を有する吸着塔脱圧弁モジュールと、
前記吸着塔から、前記原料空気の消費地に原料空気を導出する2つ以上の原料空気導出弁を有する原料空気導出弁モジュールと、
前記2つ以上の吸着塔の圧力を均一化させる1つ以上の吸着塔均圧弁を有する吸着塔均圧弁モジュールと、を有する、吸着塔切替装置。 - 前記原料空気導出弁モジュールは、2つ以上の再生ガス導入弁をさらに有する、請求項1に記載の吸着塔切替装置。
- 前記原料空気導入弁モジュールは、2つ以上の再生ガス導出弁をさらに有する、請求項1または2に記載の吸着塔切替装置。
- 前記原料空気導入弁モジュールは、前記吸着塔脱圧弁モジュールの上部または下部に配置され、前記原料空気弁導出弁モジュールは、前記吸着塔均圧弁モジュールの上部または下部に配置されることを特徴とする、請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の吸着塔切替装置。
- 前記原料空気導入弁モジュール、前記吸着塔脱圧弁モジュール、前記原料空気導出弁モジュール、および前記吸着塔均圧弁モジュールは、それぞれ直方体形状を有するフレーム内に構築されることを特徴とする、請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の吸着塔切替装置。
- 前記原料空気導入弁モジュールと前記吸着塔脱圧弁モジュールを含む第一切替部と、前記原料空気導出弁モジュールと前記吸着塔均圧弁モジュールとを含む第二切替部とは、少なくとも1つの前記吸着塔を挟むように配置されることを特徴とする、請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の吸着塔切替装置。
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