JP3221340B2 - 拡張入力装置の制御方式 - Google Patents
拡張入力装置の制御方式Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置に接
続される拡張装置の制御方式に関し、特に、小型コンピ
ュータ、例えばエンジニアリングワークステーション等
の情報処理装置に設けたRS−232Cインタフェース
を介して接続する拡張入力装置であるコントロールダイ
ヤル制御方式に関する。
続される拡張装置の制御方式に関し、特に、小型コンピ
ュータ、例えばエンジニアリングワークステーション等
の情報処理装置に設けたRS−232Cインタフェース
を介して接続する拡張入力装置であるコントロールダイ
ヤル制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】小型コンピュータ、例えばエンジニアリ
ングワークステーション、パーソナルコンピュータ等の
情報処理装置において、例えばRS−232Cインタフ
ェースを介して接続する拡張入力装置に対する制御は、
通常、コンピュータ側の基本ソフトウェアには実装され
ておらず、このため情報処理装置で実行される各アプリ
ケーション毎に制御する必要があった。なお、RS(re
comended standard)−232Cは、コンピュータ同士
やコンピュータと周辺装置を接続してデータを交換する
ためのインタフェース規格(データ端末装置DTEと回
線終端装置DCE間の物理インタフェース)であり米国
電子工業会(EIA)が定めたシルアルインタフェース
である。
ングワークステーション、パーソナルコンピュータ等の
情報処理装置において、例えばRS−232Cインタフ
ェースを介して接続する拡張入力装置に対する制御は、
通常、コンピュータ側の基本ソフトウェアには実装され
ておらず、このため情報処理装置で実行される各アプリ
ケーション毎に制御する必要があった。なお、RS(re
comended standard)−232Cは、コンピュータ同士
やコンピュータと周辺装置を接続してデータを交換する
ためのインタフェース規格(データ端末装置DTEと回
線終端装置DCE間の物理インタフェース)であり米国
電子工業会(EIA)が定めたシルアルインタフェース
である。
【0003】この従来の方式では、各アプリケーション
において、拡張入力装置への制御を行う必要が生じ、こ
れに伴い、他の標準入力装置(キーボード、マウス等)
との処理分岐が必要となり、プログラミングの処理記述
が、煩雑になるという傾向があった。
において、拡張入力装置への制御を行う必要が生じ、こ
れに伴い、他の標準入力装置(キーボード、マウス等)
との処理分岐が必要となり、プログラミングの処理記述
が、煩雑になるという傾向があった。
【0004】図4に、従来のシステムの構成の一例を示
す。図4を参照すると、クライアント装置であるエンジ
ニアリングワークステーション(EWS)とRS−23
2Cインタフェースを介して接続される、拡張入力装置
であるコントロールダイヤル40に対する制御は、Xウ
ィンドウ(X Window)サーバ20には実装されてい
ないため、アプリケーション10は、Xウィンドウシス
テム(X WindowSystem)イベント処理部11に加え
て、コントロールダイヤル制御部12を備えている。
す。図4を参照すると、クライアント装置であるエンジ
ニアリングワークステーション(EWS)とRS−23
2Cインタフェースを介して接続される、拡張入力装置
であるコントロールダイヤル40に対する制御は、Xウ
ィンドウ(X Window)サーバ20には実装されてい
ないため、アプリケーション10は、Xウィンドウシス
テム(X WindowSystem)イベント処理部11に加え
て、コントロールダイヤル制御部12を備えている。
【0005】アプリケーション10のXウィンドウシス
テムイベント処理部11は、Xウィンドウサーバ20に
対して、Xウィンドウイベントの懇請、及びXウィンド
ウイベントの受信処理を行う。またアプリケーション1
0のコントロールダイヤル制御プログラム12は、コン
トロールダイヤル40に対するイネーブル制御を実行
し、コントロールダイヤル40に対する操作の発生を待
ち、コントロールダイヤル40において操作が発生した
場合、アプリケーションプログラム10に組み込まれた
制御プログラム12が、ダイヤルデータを受信する。な
おXウィンドウ(X Window System)は、米国マサ
チューセッツ工科大学(MIT)のAthenaプロジェク
トが開発したマルチウィンドウ表示ソフトウェアであっ
て、ユーザインタフェース構築の基盤となるソフトウェ
アであり、「OSF/Motif」、「OPEN LO
OK」などのグラフィカルユーザインタフェース(GU
I)を実現する。
テムイベント処理部11は、Xウィンドウサーバ20に
対して、Xウィンドウイベントの懇請、及びXウィンド
ウイベントの受信処理を行う。またアプリケーション1
0のコントロールダイヤル制御プログラム12は、コン
トロールダイヤル40に対するイネーブル制御を実行
し、コントロールダイヤル40に対する操作の発生を待
ち、コントロールダイヤル40において操作が発生した
場合、アプリケーションプログラム10に組み込まれた
制御プログラム12が、ダイヤルデータを受信する。な
おXウィンドウ(X Window System)は、米国マサ
チューセッツ工科大学(MIT)のAthenaプロジェク
トが開発したマルチウィンドウ表示ソフトウェアであっ
て、ユーザインタフェース構築の基盤となるソフトウェ
アであり、「OSF/Motif」、「OPEN LO
OK」などのグラフィカルユーザインタフェース(GU
I)を実現する。
【0006】図4に示した従来のシステムにおいては、
アプリケーション10において、コントロールダイヤル
40からのデータの受信は、イベント(Xウィンドウイ
ベント)とはならず、アプリケーション10側では、X
ウィンドウイベントとコントロールダイヤル40からの
受信データとを分岐させて処理する必要があり、処理が
複雑、及び煩雑となる。
アプリケーション10において、コントロールダイヤル
40からのデータの受信は、イベント(Xウィンドウイ
ベント)とはならず、アプリケーション10側では、X
ウィンドウイベントとコントロールダイヤル40からの
受信データとを分岐させて処理する必要があり、処理が
複雑、及び煩雑となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
の方式においては、下記記載の問題点を有している。
の方式においては、下記記載の問題点を有している。
【0008】(1)第1の問題点は、本来、依存すべき
ではない拡張入力装置の接続状態にアプリケーションが
依存してしまう、ということである。一例として、拡張
入力装置が未接続等の場合、また操作中の拡張入力装置
のハードウェア障害(例えば電源不備等)等にアプリケ
ーションの処理が依存することになる。
ではない拡張入力装置の接続状態にアプリケーションが
依存してしまう、ということである。一例として、拡張
入力装置が未接続等の場合、また操作中の拡張入力装置
のハードウェア障害(例えば電源不備等)等にアプリケ
ーションの処理が依存することになる。
【0009】その理由は、アプリケーションに組み込ま
れる制御プログラムで、拡張入力装置に対するイネーブ
ル/ディセーブル、受信データの読み込み等の制御を行
う方式とされている、ことによる。
れる制御プログラムで、拡張入力装置に対するイネーブ
ル/ディセーブル、受信データの読み込み等の制御を行
う方式とされている、ことによる。
【0010】特に、拡張入力装置からの受信データの読
み込みについては、装置側のハードウェア障害等の影響
を、データ受信中のアプリケーションが直接受けてしま
うため、アプリケーション自体の信頼性が損なわれてし
まう。
み込みについては、装置側のハードウェア障害等の影響
を、データ受信中のアプリケーションが直接受けてしま
うため、アプリケーション自体の信頼性が損なわれてし
まう。
【0011】(2)第2の問題点は、アプリケーション
が複数プラットフォームに実装される場合、アプリケー
ション自体のポータビリティ(移植性)を非常に損な
う、ということである。
が複数プラットフォームに実装される場合、アプリケー
ション自体のポータビリティ(移植性)を非常に損な
う、ということである。
【0012】その理由は、上述のような拡張入力装置へ
の制御をアプリケーションにより個別に行うことで、プ
ラットフォームに依存する部分がプログラム中に埋め込
まれることとなり、他のプラットフォームへの移行の際
に、各プラットフォーム毎にアプリケーションを修正す
ることが必要とされる、ことになるためである。
の制御をアプリケーションにより個別に行うことで、プ
ラットフォームに依存する部分がプログラム中に埋め込
まれることとなり、他のプラットフォームへの移行の際
に、各プラットフォーム毎にアプリケーションを修正す
ることが必要とされる、ことになるためである。
【0013】その結果、別プラットフォームへの移行時
の修正範囲も大きくなり、作業工数が増大し、アプリケ
ーションの生産性/保守性の点からも、好ましくない。
の修正範囲も大きくなり、作業工数が増大し、アプリケ
ーションの生産性/保守性の点からも、好ましくない。
【0014】したがって、本発明は、上記問題点に鑑み
てなされたものであって、その目的は、パーソナルコン
ピュータ、エンジニアリングワークステーション等の情
報処理装置に設けた例えばRS−232Cインタフェー
スに接続される拡張入力装置の制御において、アプリケ
ーション中の装置制御部を分離することにより、アプリ
ケーションのポータビリティ、及び生産性、更に保守性
の向上を達成する制御方式を提供することにある。
てなされたものであって、その目的は、パーソナルコン
ピュータ、エンジニアリングワークステーション等の情
報処理装置に設けた例えばRS−232Cインタフェー
スに接続される拡張入力装置の制御において、アプリケ
ーション中の装置制御部を分離することにより、アプリ
ケーションのポータビリティ、及び生産性、更に保守性
の向上を達成する制御方式を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の制御方式は、情報処理装置に設けられたR
S−232C等所定のインタフェースを介して接続する
拡張入力装置の制御方式において、該拡張入力装置のイ
ネーブル/ディセーブル制御を行うと共に、前記拡張入
力装置からのデータを受信し、前記拡張入力装置からの
データを懇請しているアプリケーションに、該受信デー
タを配送する制御手段を、前記アプリケーションとは分
離して設けたことを特徴とする。
め、本発明の制御方式は、情報処理装置に設けられたR
S−232C等所定のインタフェースを介して接続する
拡張入力装置の制御方式において、該拡張入力装置のイ
ネーブル/ディセーブル制御を行うと共に、前記拡張入
力装置からのデータを受信し、前記拡張入力装置からの
データを懇請しているアプリケーションに、該受信デー
タを配送する制御手段を、前記アプリケーションとは分
離して設けたことを特徴とする。
【0016】また、本発明は、クライアント装置がサー
バ装置に対してイベントの懇請を行い前記サーバ装置か
らメッセージイベントを受信するシステムにおいて、前
記クライアント装置には所定のインタフェースを介して
拡張装置が接続され、前記拡張装置のイネーブル/ディ
セーブル制御を行うと共に、前記拡張装置からのデータ
を受信し、前記拡張装置からのデータを懇請している前
記クライアント装置上のアプリケーションに対して該受
信データの配送を制御する制御手段を前記アプリケーシ
ョンとは独立して備え、前記クライアント装置上のアプ
リケーションが前記拡張装置からのデータ入力を要請す
る際に、前記アプリケーションは前記サーバ装置に対し
てイベント懇請を行い、前記制御手段が前記拡張装置か
らデータを受信した際、前記制御手段は前記サーバ装置
に前記受信データを配送し、前記クライアント装置の前
記アプリケーションは前記サーバ装置からのメッセージ
イベントにて前記受信データを受け取る、ことを特徴と
する。
バ装置に対してイベントの懇請を行い前記サーバ装置か
らメッセージイベントを受信するシステムにおいて、前
記クライアント装置には所定のインタフェースを介して
拡張装置が接続され、前記拡張装置のイネーブル/ディ
セーブル制御を行うと共に、前記拡張装置からのデータ
を受信し、前記拡張装置からのデータを懇請している前
記クライアント装置上のアプリケーションに対して該受
信データの配送を制御する制御手段を前記アプリケーシ
ョンとは独立して備え、前記クライアント装置上のアプ
リケーションが前記拡張装置からのデータ入力を要請す
る際に、前記アプリケーションは前記サーバ装置に対し
てイベント懇請を行い、前記制御手段が前記拡張装置か
らデータを受信した際、前記制御手段は前記サーバ装置
に前記受信データを配送し、前記クライアント装置の前
記アプリケーションは前記サーバ装置からのメッセージ
イベントにて前記受信データを受け取る、ことを特徴と
する。
【0017】また、本発明のコントロールダイヤル制御
プログラムは、ワークステーション等の情報処理装置に
設けられたRS−232C等所定のインタフェースを介
して接続するコントロールダイヤルなどの拡張入力装置
を制御するための制御プログラムであって、前記拡張入
力装置のイネーブル/ディセーブル制御を行うと共に、
前記拡張入力装置からのデータを受信し、前記拡張入力
装置からのデータを懇請している前記情報処理装置上の
アプリケーションに対して該受信データを配送する手段
を備え、前記アプリケーションとは分離独立して配設さ
れる、ことを特徴とする。
プログラムは、ワークステーション等の情報処理装置に
設けられたRS−232C等所定のインタフェースを介
して接続するコントロールダイヤルなどの拡張入力装置
を制御するための制御プログラムであって、前記拡張入
力装置のイネーブル/ディセーブル制御を行うと共に、
前記拡張入力装置からのデータを受信し、前記拡張入力
装置からのデータを懇請している前記情報処理装置上の
アプリケーションに対して該受信データを配送する手段
を備え、前記アプリケーションとは分離独立して配設さ
れる、ことを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について以下
に説明する。本発明は、その好ましい実施の形態におい
て、情報処理装置とRS−232C等の所定のインタフ
ェースを介して接続される拡張入力装置の制御を行う制
御プログラムをアプリケーションと独立して備えたこと
を特徴としたものであり、制御プログラムは、拡張入力
装置からの受信データを懇請しているアプリケーション
に対して、受信データを配送する。
に説明する。本発明は、その好ましい実施の形態におい
て、情報処理装置とRS−232C等の所定のインタフ
ェースを介して接続される拡張入力装置の制御を行う制
御プログラムをアプリケーションと独立して備えたこと
を特徴としたものであり、制御プログラムは、拡張入力
装置からの受信データを懇請しているアプリケーション
に対して、受信データを配送する。
【0019】より詳細には、制御プログラム(図1の3
0)は、拡張入力装置に対するイネーブル/ディセーブ
ル等の制御、および受信データの読み込み、及び、この
受信データを拡張入力装置からのデータを懇請している
アプリケーションへ配送する手段を有する。
0)は、拡張入力装置に対するイネーブル/ディセーブ
ル等の制御、および受信データの読み込み、及び、この
受信データを拡張入力装置からのデータを懇請している
アプリケーションへ配送する手段を有する。
【0020】データが配送されるアプリケーションは、
同時に1つに対してのみ配送可能とされ、制御プログラ
ムは、受信データを懇請するアプリケーションをその監
視下におくことで、配送先アプリケーションの選択を行
う。
同時に1つに対してのみ配送可能とされ、制御プログラ
ムは、受信データを懇請するアプリケーションをその監
視下におくことで、配送先アプリケーションの選択を行
う。
【0021】本発明の実施の形態においては、上記制御
プログラムにより、拡張入力装置の制御を行うことで、
アプリケーションにおいて、拡張入力装置に対するデー
タ受信懇請及び拡張入力装置からのデータ受信手続き
は、キーボード等、他の標準の入力装置と同様の処理記
述となるため、アプリケーション中の修正範囲を極力抑
えることが可能となる。
プログラムにより、拡張入力装置の制御を行うことで、
アプリケーションにおいて、拡張入力装置に対するデー
タ受信懇請及び拡張入力装置からのデータ受信手続き
は、キーボード等、他の標準の入力装置と同様の処理記
述となるため、アプリケーション中の修正範囲を極力抑
えることが可能となる。
【0022】また本発明の実施の形態においては、仮に
拡張入力装置で何らかの障害が発生した場合でも、制御
プログラムとアプリケーションとは独立しているため、
拡張入力装置からの受信データが配送されないこと以
外、アプリケーションは全く独立して動作を継続するこ
とができる。
拡張入力装置で何らかの障害が発生した場合でも、制御
プログラムとアプリケーションとは独立しているため、
拡張入力装置からの受信データが配送されないこと以
外、アプリケーションは全く独立して動作を継続するこ
とができる。
【0023】このように、本発明の実施の形態において
は、アプリケーション側で拡張入力装置からのデータ受
信懇請/データ受信手続きは、他の標準入力装置と同様
の処理記述となるため、アプリケーションのポータビリ
ティを損なうことなく他のプラットフォームへの移行が
可能となり、アプリーションのポータビリティの確保、
保守性の向上が見込める。
は、アプリケーション側で拡張入力装置からのデータ受
信懇請/データ受信手続きは、他の標準入力装置と同様
の処理記述となるため、アプリケーションのポータビリ
ティを損なうことなく他のプラットフォームへの移行が
可能となり、アプリーションのポータビリティの確保、
保守性の向上が見込める。
【0024】また、制御プログラムからアプリケーショ
ンに送信されるデータは、制御プログラム内のデータ変
換部にて要求されるデータに変換されるため、拡張入力
装置の操作性の向上を実現できる。すなわち拡張入力装
置から受信したデータを変換することで、例えば微少デ
ータの削除、配送データ単位の変更等が可能となり、ア
プリケーション側の操作性の向上が望める。
ンに送信されるデータは、制御プログラム内のデータ変
換部にて要求されるデータに変換されるため、拡張入力
装置の操作性の向上を実現できる。すなわち拡張入力装
置から受信したデータを変換することで、例えば微少デ
ータの削除、配送データ単位の変更等が可能となり、ア
プリケーション側の操作性の向上が望める。
【0025】
【実施例】本発明の実施の形態について更に詳細に説明
すべく、本発明の実施例について図面を参照して詳細に
説明する。
すべく、本発明の実施例について図面を参照して詳細に
説明する。
【0026】図1は、本発明の一実施例の構成を示す図
である。図1を参照すると、本発明の一実施例におい
て、制御プログラム30は、RS−232Cインタフェ
ースに接続されたコントロールダイヤル40の変位を監
視し、コントロールダイヤル40からの受信データを懇
請しているアプリケーション10に対し、データ配送を
行う。
である。図1を参照すると、本発明の一実施例におい
て、制御プログラム30は、RS−232Cインタフェ
ースに接続されたコントロールダイヤル40の変位を監
視し、コントロールダイヤル40からの受信データを懇
請しているアプリケーション10に対し、データ配送を
行う。
【0027】すなわち、制御プログラム30は、コント
ロールダイヤル40に対するイネーブル制御を実行し、
コントロールダイヤル40に対する操作の発生を待つ。
ロールダイヤル40に対するイネーブル制御を実行し、
コントロールダイヤル40に対する操作の発生を待つ。
【0028】コントロールダイヤル40において操作が
発生した場合、制御プログラム30は、ダイヤルデータ
を受信し、コントロールダイヤル40からの受信データ
を、懇請しているアプリケーションまで、Xウィンドウ
(X Window)サーバ20を経由して、データ配送を
完了する。
発生した場合、制御プログラム30は、ダイヤルデータ
を受信し、コントロールダイヤル40からの受信データ
を、懇請しているアプリケーションまで、Xウィンドウ
(X Window)サーバ20を経由して、データ配送を
完了する。
【0029】アプリケーション10では、配送されたダ
イヤルデータを、他の標準入力装置と同様に、取り込む
処理を実行する。
イヤルデータを、他の標準入力装置と同様に、取り込む
処理を実行する。
【0030】制御プログラム30が、ダイヤルデータを
配送するアプリケーション10は、ダイヤルデータを懇
請しているものの中で、その時点においてXウィンドウ
システム(X Window System)のウィンドウフォー
カスを所有しているものとする。
配送するアプリケーション10は、ダイヤルデータを懇
請しているものの中で、その時点においてXウィンドウ
システム(X Window System)のウィンドウフォー
カスを所有しているものとする。
【0031】また、ダイヤルデータを懇請可能なアプリ
ケーションは、Xウィンドウ(XWindow)サーバ20
のクライアントプロセスであることが前提条件となる。
ケーションは、Xウィンドウ(XWindow)サーバ20
のクライアントプロセスであることが前提条件となる。
【0032】次に、本発明の一実施例の動作について、
図2を参照して、詳細に説明する。図2(B)は、図2
(A)における制御プログラム30の構成及び処理を詳
細に示す図である。
図2を参照して、詳細に説明する。図2(B)は、図2
(A)における制御プログラム30の構成及び処理を詳
細に示す図である。
【0033】制御プログラム30のコントロールダイヤ
ル制御部32は、コントロールダイヤル40に対して制
御コードを送信し、コントロールダイヤル40をイネー
ブルとし、以後コントロールダイヤル40に対する操作
を監視する。
ル制御部32は、コントロールダイヤル40に対して制
御コードを送信し、コントロールダイヤル40をイネー
ブルとし、以後コントロールダイヤル40に対する操作
を監視する。
【0034】これと並行して、コントロールダイヤル4
0からの入力データを懇請するアプリケーション10の
登録も、要求があった時点で随時行い、登録後、制御プ
ログラム30の監視下におく。
0からの入力データを懇請するアプリケーション10の
登録も、要求があった時点で随時行い、登録後、制御プ
ログラム30の監視下におく。
【0035】人為的な操作の発生により、コントロール
ダイヤル40からのデータを受信した後、制御プログラ
ム30によるデータ変換を行う。変換時、制御プログラ
ム30に対し設定してある変換パラメータに従い、デー
タの切り捨て、データ単位の変換を行う。
ダイヤル40からのデータを受信した後、制御プログラ
ム30によるデータ変換を行う。変換時、制御プログラ
ム30に対し設定してある変換パラメータに従い、デー
タの切り捨て、データ単位の変換を行う。
【0036】最後に、配送されるアプリケーション10
を確定し、当該アプリケーションに対し、データ配送を
実行する。データの配送について、Xウィンドウシステ
ム(X Window System)のクライアントメッセージ
イベント(Client Message Event)を使用し、X
ウィンドウ(X Window)サーバ20経由で最終ター
ゲットとなるアプリケーション10に配送される。
を確定し、当該アプリケーションに対し、データ配送を
実行する。データの配送について、Xウィンドウシステ
ム(X Window System)のクライアントメッセージ
イベント(Client Message Event)を使用し、X
ウィンドウ(X Window)サーバ20経由で最終ター
ゲットとなるアプリケーション10に配送される。
【0037】本発明の実施例について、更に図面を参照
して詳細に説明する。図3は、本発明の一実施例のシス
テムの動作を説明するための図である。
して詳細に説明する。図3は、本発明の一実施例のシス
テムの動作を説明するための図である。
【0038】図3を参照すると、本発明の実施例におい
ては、エンジニアリングワークステーション上1で実行
されるアプリケーション10と、拡張入力装置のコント
ロールダイヤル40、及びこれを制御する制御プログラ
ム30から構成される。
ては、エンジニアリングワークステーション上1で実行
されるアプリケーション10と、拡張入力装置のコント
ロールダイヤル40、及びこれを制御する制御プログラ
ム30から構成される。
【0039】制御プログラム30は、アプリケーション
10とは独立して作動しており、拡張入力装置40の制
御を司る。
10とは独立して作動しており、拡張入力装置40の制
御を司る。
【0040】次に、本発明の実施例の動作について、図
3を参照して詳細に説明する。
3を参照して詳細に説明する。
【0041】まず、図3(A)を参照すると、アプリケ
ーション10使用開始時(ログイン時)に、制御プログ
ラム30からコントロールダイヤル40に対しイネーブ
ル制御を行う。これにより、コントロールダイヤル40
からのデータ受信が可能となり、以後、データ受信待機
の状態となる。
ーション10使用開始時(ログイン時)に、制御プログ
ラム30からコントロールダイヤル40に対しイネーブ
ル制御を行う。これにより、コントロールダイヤル40
からのデータ受信が可能となり、以後、データ受信待機
の状態となる。
【0042】この時点から、制御プログラム30は、ア
プリケーション10を監視下におき、受信データ配送先
のアプリケーションの選択を行う。
プリケーション10を監視下におき、受信データ配送先
のアプリケーションの選択を行う。
【0043】続いて、図3(B)を参照すると、コント
ロールダイヤル40に対して人為的操作が発生した場
合、制御プログラム30はデータを受信し、内部でのデ
ータ変換を行う。データ変換時に、変換パラメータで指
定されている最小値以下のデータの切り捨て、データ単
位の重み付け等の加工を行った後に、アプリケーション
10に向け、データを配送する。その際、配送されるデ
ータは、ダイヤル番号、変位データを1セットとして配
送される。なお、配送先のアプリケーションは動的にデ
ィスパッチングし、同時に1つのアプリケーションに対
してのみデータ配送を実行する。
ロールダイヤル40に対して人為的操作が発生した場
合、制御プログラム30はデータを受信し、内部でのデ
ータ変換を行う。データ変換時に、変換パラメータで指
定されている最小値以下のデータの切り捨て、データ単
位の重み付け等の加工を行った後に、アプリケーション
10に向け、データを配送する。その際、配送されるデ
ータは、ダイヤル番号、変位データを1セットとして配
送される。なお、配送先のアプリケーションは動的にデ
ィスパッチングし、同時に1つのアプリケーションに対
してのみデータ配送を実行する。
【0044】最後に、図3(C)を参照すると、アプリ
ケーション10の終了(ログオフ)時、コントロールダ
イヤル40に対しディセーブル制御を行い、以後データ
は受信されない状態となる。
ケーション10の終了(ログオフ)時、コントロールダ
イヤル40に対しディセーブル制御を行い、以後データ
は受信されない状態となる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば下
記記載の効果を奏する。
記記載の効果を奏する。
【0046】(1)本発明の第1の効果は、アプリケー
ション自体のポータビリティを高めることができる、と
いうことである。これにより、複数のプラットフォーム
上への移行が可能となり、アプリケーションの生産性/
保守性の向上が望める。
ション自体のポータビリティを高めることができる、と
いうことである。これにより、複数のプラットフォーム
上への移行が可能となり、アプリケーションの生産性/
保守性の向上が望める。
【0047】その理由は、本発明においては、拡張入力
装置制御部を、アプリケーションから制御プログラム側
に分離することにより、装置依存部を制御プログラムに
て処理することを可能とした、ことによる。すなわち、
アプリケーションからみて装置依存部は全てブラックボ
ックス化されており、装置制御関連の一切の処理をする
必要がなくなるためである。
装置制御部を、アプリケーションから制御プログラム側
に分離することにより、装置依存部を制御プログラムに
て処理することを可能とした、ことによる。すなわち、
アプリケーションからみて装置依存部は全てブラックボ
ックス化されており、装置制御関連の一切の処理をする
必要がなくなるためである。
【0048】(2)本発明の第2の効果は、アプリケー
ションの標準入力装置と拡張入力装置の入力処理部を共
通化することを可能とした、ということである。本発明
は、従来、排他的であった入力処理部のデータ受信を一
元化することで、データ処理の同期性が高まり、処理の
効率化や高度なデータの時系列置換等の処理を可能とし
ている。
ションの標準入力装置と拡張入力装置の入力処理部を共
通化することを可能とした、ということである。本発明
は、従来、排他的であった入力処理部のデータ受信を一
元化することで、データ処理の同期性が高まり、処理の
効率化や高度なデータの時系列置換等の処理を可能とし
ている。
【0049】(3)本発明の第3の効果は、アプリケー
ション自体の独立性を高める、ということである。
ション自体の独立性を高める、ということである。
【0050】前述したように、従来方式では、拡張入力
装置のイネーブル/ディセーブル、受信データの読み出
し、およびエラー処理等をアプリケーションで実行する
必要があり、アプリケーションが装置の状態に依存して
しまうという弊害が発生していた。
装置のイネーブル/ディセーブル、受信データの読み出
し、およびエラー処理等をアプリケーションで実行する
必要があり、アプリケーションが装置の状態に依存して
しまうという弊害が発生していた。
【0051】本発明においては、装置依存部を制御プロ
グラムに分離させることで、アプリケーションは独立し
て動作することが可能としている。
グラムに分離させることで、アプリケーションは独立し
て動作することが可能としている。
【0052】(4)本発明の第4の効果は、拡張入力装
置のハードウェア仕様が同一である場合、他のプラット
フォーム上でも上述の制御プログラムを実装(implimen
t)する、ことが可能である、ということである。
置のハードウェア仕様が同一である場合、他のプラット
フォーム上でも上述の制御プログラムを実装(implimen
t)する、ことが可能である、ということである。
【0053】また、ハードウェア仕様が異なる場合にお
いても、制御コードの変更や、データ受信部の修正等わ
ずかな修正により、実装が可能であり、また、この場合
でも、アプリケーションには、何ら修正を行う必要はな
い。
いても、制御コードの変更や、データ受信部の修正等わ
ずかな修正により、実装が可能であり、また、この場合
でも、アプリケーションには、何ら修正を行う必要はな
い。
【図1】本発明の一実施例の構成を示す概念図である。
【図2】本発明の一実施例の制御プログラムの構成及び
動作を説明するための図である。
動作を説明するための図である。
【図3】本発明の一実施例の動作を説明するための図で
ある。
ある。
【図4】従来方式を説明するための図である。
1 エンジニアリングワークステーション 10 アプリケーション 11 Xウィンドウシステムイベント処理部 20 Xウィンドウ(X Window)サーバ 30 制御プログラム 40 コントロールダイヤル
Claims (4)
- 【請求項1】情報処理装置に設けられたRS−232C
等所定のインタフェースを介して接続する拡張入力装置
の制御方式において、 該拡張入力装置のイネーブル/ディセーブル制御を行う
と共に、前記拡張入力装置からのデータを受信し、前記
拡張入力装置からのデータを懇請しているアプリケーシ
ョンに、該受信データを配送する制御手段を、前記アプ
リケーションとは分離して設けたことを特徴とする拡張
入力装置の制御方式。 - 【請求項2】クライアント装置がサーバ装置に対してイ
ベントの懇請を行い前記サーバ装置からメッセージイベ
ントを受信するシステムにおいて、 前記クライアント装置には所定のインタフェースを介し
て拡張装置が接続され、 前記拡張装置のイネーブル/ディセーブル制御を行うと
共に、前記拡張装置からのデータを受信し、前記拡張装
置からのデータを懇請している前記クライアント装置上
のアプリケーションに対して該受信データの配送を制御
する制御手段を前記アプリケーションとは独立して備
え、 前記クライアント装置上のアプリケーションが前記拡張
装置からのデータ入力を要請する際に、前記アプリケー
ションは前記サーバ装置に対してイベント懇請を行い、 前記制御手段が前記拡張装置からデータを受信した際、
前記制御手段は前記サーバ装置に前記受信データを配送
し、前記クライアント装置の前記アプリケーションは前
記サーバ装置からのメッセージイベントにて前記受信デ
ータを受け取る、ことを特徴とする拡張装置の制御方
式。 - 【請求項3】前記制御手段が、更に、前記拡張装置から
受信したデータを所望の形態に変換する変換手段を備え
たことを特徴とする請求項2記載の拡張装置の制御方
式。 - 【請求項4】前記拡張装置が、コントロールダイヤルか
らなることを特徴とする請求項2記載の拡張装置の制御
方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35622096A JP3221340B2 (ja) | 1996-12-25 | 1996-12-25 | 拡張入力装置の制御方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35622096A JP3221340B2 (ja) | 1996-12-25 | 1996-12-25 | 拡張入力装置の制御方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10187577A JPH10187577A (ja) | 1998-07-21 |
JP3221340B2 true JP3221340B2 (ja) | 2001-10-22 |
Family
ID=18447945
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35622096A Expired - Fee Related JP3221340B2 (ja) | 1996-12-25 | 1996-12-25 | 拡張入力装置の制御方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3221340B2 (ja) |
-
1996
- 1996-12-25 JP JP35622096A patent/JP3221340B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10187577A (ja) | 1998-07-21 |
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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