JP3214216U

JP3214216U - かばん類

Info

Publication number: JP3214216U
Application number: JP2017004706U
Authority: JP
Inventors: 森慎也; 岡本亮聖
Original assignee: 株式会社スニフ
Priority date: 2017-10-16
Filing date: 2017-10-16
Publication date: 2017-12-28
Anticipated expiration: 2027-10-16

Abstract

【目的】小物類の出し入れ等を短時間に簡便に行なえるリール付きケースを備えたかばん類を提供する。【構成】持ち手或いは内部に収納空間を有したバッグ本体に、渦巻きバネを利用して紐を巻き取ることが可能なリール式のホルダー３０を備え、紐にキーやパスを収納可能なケース２０を取付けて構成した。持ち手或いはバッグ本体とケースの一方に磁石を、他方に強磁性体を内蔵させて構成してもよい。バッグ本体或いは持ち手とケースの双方に磁石を内蔵させてもよい。ケースの周縁から延設された布片内に磁石あるいは強磁性体を内蔵させてもよい。【選択図】図１

Description

本考案は、ショルダーバッグ、メッセンジャーバッグ、トートバッグその他のかばん類に関するものであり、より詳しくは定期券や各種カード類、キーなどを収納可能なリール付きケースを備えたかばん類に関する

特許文献１には、ショルダーベルトに着脱可能に小物収納本体を取付けたかばん類が開示されている。特許文献２には、キーホルダーを備えると共に定期等のカードが収納できるバッグチャームが開示されている。特許文献３には小物入れポケットを有するかばん類が開示されている。特許文献４には携帯電話その他の小物類の収納部を備えたかばん類が開示されている。

登録実用新案公報第３０５７１４２号登録実用新案公報第３１７１７０４号特開２００４−２３６９５１号公報特開２００１−２３１６２１号公報

通勤や通学時に、持ち物を収納するためかばん類を携行することは普通に行われている。ところが、使用者がかばん類の中に、財布や小銭入れ、定期券、各種カード類、キーなど使用頻度が高かったり、または貴重品としての小物類を収納してしまうと、他の収納物と一緒になって峻別しにくいので、所望の小物類をかばん類内から探し出すのに時間と手間がかかる。

本考案は上記従来の不都合を解決し、かばん類にリール付きケースを引き出し自在に取付けることにより、小物類の出し入れ等を短時間に簡便に行なえるリール付きケースを備えたかばん類を提供することを目的とする。

上記課題を解決する本考案の構成は、以下の通りである。

（１）請求項１に記載の考案は、内部に収納空間を有したバッグ本体に渦巻きバネを利用して紐を巻き取ることが可能なリール式のホルダーを備え、当該紐にキーやパスを収納可能なケースを取付けて構成した。

（２）請求項２に記載の考案は、請求項１に記載のかばん類において、バッグ本体或いはケースの一方に磁石を、他方に強磁性体を内蔵させて構成した。

（３）請求項３に記載の考案は、請求項１に記載のかばん類において、バッグ本体及びケースの双方に磁石を内蔵させて構成した。

（４）請求項４に記載の考案は、請求項２又は請求項３に記載のかばん類において、ケースの周縁から延設された布片内に磁石あるいは強磁性体を内蔵させて構成した。

（５）請求項５に記載の考案は、バッグ本体に連設された持ち手に渦巻きバネを利用して紐を巻き取ることが可能なリール式のホルダーを備え、当該紐にキーやパスを収納可能なケースを取付けて構成した。

（６）請求項６に記載の考案は、請求項５に記載のかばん類において、バッグ本体或いはケースの一方に磁石を、他方に強磁性体を内蔵させて構成した。

（７）請求項７に記載の考案は、請求項５に記載のかばん類において、バッグ本体及びケースの双方に磁石を内蔵させて構成した。

（８）請求項８に記載の考案は、請求項６又は請求項７に記載のかばん類において、ケースの周縁から延設された布片内に磁石あるいは強磁性体を内蔵させて構成した。

上記のように構成される本考案が、如何に作用して課題を解決するかを図面を参照しながら概説する。

請求項１乃至請求項４記載の考案は、図１や図２に示すようにバッグ本体１１内にリール式のホルダー３０が内装されている。この内装されたホルダー３０は、うず巻きバネの復元力により引き出された紐３１を自動的に巻き取ることが可能に構成されている。

したがって、通常は図１に示すようにケース２０はバッグ本体１１に当接する形状に存し、必要時には図２に示すようにケース２０を引き出し、不要になれば紐３１が自動的に巻き戻され、ケース２０は図１に示す位置に復元することになる。かようにして本考案によれば、小物類の出し入れや、定期券・各種カード類の使用を、短時間に簡便に行なえるリール付きケースを備えたかばん類を提供することが可能となるのである。

さらには請求項２に記載の考案は、バッグ本体１１或いはケース２０の一方に磁石を、他方に強磁性体を内蔵させて構成されており、請求項３に記載の考案は、バッグ本体１１及びケース２０の双方に磁石を内蔵させて構成されている。

かかる構成によりケース２０とバッグ本体１１が、磁石と強磁性体あるいは磁石同士の磁力により強固に固定されることになり、しいては、ケース２０が不使用時にバッグ本体１１から離脱することを抑制することが可能となる。

請求項４に記載の考案では、図６や図７に示すように、ケース２０の周縁から延設された布片２４内に、磁石・強磁性体４０が内蔵されている。これはケース２０内にクレジットカードやＩＣカードなど表面に磁気ストライプが入ったカードが入っている際に、かかるストライプの磁気が破損したり、弱まることを防ぐためである。

請求項５乃至請求項８記載の考案は、図３に示すように持ち手１２内にリール式のホルダー３０が内装されている。この内装されたホルダー３０は、うず巻きバネの復元力により引き出された紐３１を自動的に巻き取ることが可能に構成されている。

したがって、通常は図３に示すようにケース２０は持ち手１２に当接する形状に存し、必要時には図４に示すようにケース２０を引き出し、不要になれば紐３１が自動的に巻き戻され、ケース２０は図３に示す位置に復元することになる。かようにして本考案によれば、小物類の出し入れや、定期券・各種カード類の使用を、短時間に簡便に行なえるリール付きケースを備えたかばん類を提供することが可能となるのである。

さらには請求項６に記載の考案は、持ち手１２或いはケース２０の一方に磁石を、他方に強磁性体を内蔵させて構成されており、請求項７に記載の考案は、持ち手１２及びケース２０の双方に磁石を内蔵させて構成されている。

かかる構成によりケース２０と持ち手１２が、磁石と強磁性体あるいは磁石同士の磁力により強固に固定されることになり、しいては、ケース２０が不使用時に持ち手１２から離脱することを抑制することが可能となる。

請求項８に記載の考案では、図６や図７に示すように、ケース２０の周縁から延設された布片２４内に、磁石・強磁性体４０が内蔵されている。これはケース２０内にクレジットカードやＩＣカードなど表面に磁気ストライプが入ったカードが入っている際に、かかるストライプの磁気が破損したり、弱まることを防ぐためである。

請求項１乃至請求項４記載の考案の概略斜視図同、ケースを引き出した状態を示す概略斜視図請求項５乃至請求項８記載の考案の概略斜視図同、ケースを引き出した状態を示す概略斜視図リール等の収容状態を示す説明図ケースの正面図ケースの背面図

以下、好ましい本発明の構成要素の実施形態につき、図面を参照しながら概説する。なお、本発明構成要素の実施形態は、下記の実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り、種々の形態を採りうる。

かばん類１０は、一般的なかばん類と同様上部に開口部を備え、内部に物品を収容可能な袋体状であるバッグ本体１１と、当該バッグ本体１１に連設された持ち手１２を主な構成要素とする。

かばん類１０の素材としては、例えば軽量性、強度と共に防水性，防火性を備えたナイロンが用いられるが、ビニロン、ポリエステル、その他の合成繊維織布或いは綿布等を用いることも可能である。そして、このような素材を裁断、縫合することにより、例えば略長方形の函型の袋体状に形成してなる。素材は、大部分の箇所において表地と裏地の二重構造とされており、薄手の生地よりなり柔軟性を備え自由に変形可能である。

かばん類本体１０の上面には、持ち手１２が付設されている。持ち手１２は、長尺状の平帯１２ａと、短尺状の平帯１２ｂとにより構成される。平帯１２ａと平帯１２ｂは長さ調整部材１３を介して、長さ調整可能に形成されるものである。平帯１２ａと平帯１２ｂそれぞれの一方端部は、バッグ本体１１の上端部に取り付けられている。

上記かばん類１０の構成はむろん一例であり、バッグ本体１１と持ち手１２を備える種々かばん類、例えばショルダーバッグ、メッセンジャーバッグ、トートバッグ等で本考案は実施可能である。

バッグ本体１１或いは持ち手１２には図５に示すように、磁石あるいは強磁性体４０及びリール式のホルダー３０が内蔵されている。

磁石あるいは強磁性体４０の内蔵位置は、紐３１を巻き戻した際に、磁石あるいは強磁性体４１が内蔵されたケース２０の布片２４がバッグ本体１１或いは持ち手１２に当接する位置近傍である。

磁石あるいは強磁性体４０及びリール式のホルダー３０は、図５に示すように縫着された内生地１４で、バッグ本体１１或いは持ち手１２に固定されている。むろんこれは一例であり、バッグ本体１１或いは持ち手１２に貼着してもよいし、治具を用いて固定すると任意の手段を採用可能である。

ケース２０はその内部に仕切りを備えた袋体であり、仕切りにより二つの隔離された内部収納空間を備えるものである。それぞれの内部収納空間はファスナ２１，２２により開閉自在となっている。ケース２０の素材としては、かばん類本体１０と同様の素材、例えばナイロン、ビニロン、ポリエステル、その他の合成繊維織布を用いることが可能である。

図６に示されるケース２０の正面側には、内部収納空間に収納されたものを視認できるように、透明の樹脂シート２３が設けられている。他方で背面側の内部収納空間は主に小銭などを入れることを予定したものである。

図７に示されるように、ケース２０の背面側にはポケット２５が設けられている。ポケット２５の内部下端からはベルト２６が延設されており、ベルト２６の端部にはキーを取り付け可能なリング２７が設けられている。かかる構造ゆえに、キーをポケット２５内に収容することが可能となるものである。

図６、図７に示すように、ケース２０の周縁からは布片２４が延設されている。布片２４はケース２０と同素材より成る二枚の布片をその外周縁において縫合したものであり、その内部には磁石あるいは強磁性体４１が内蔵されている。なお、バッグ本体１１或いは持ち手１２に内蔵される磁石あるいは強磁性体４０と、布片２４に内蔵される磁石あるいは強磁性体４１の組み合わせは、一方が強磁性体の場合は他方は磁石となる。

リール式のホルダー３０は、うず巻きバネの復元力により、引き出された紐３１を自動的に巻き取ることが可能に構成されている。具体的には、紐３１を巻き取るドラムと、糸を巻き取る方向にドラムを付勢するうず巻きバネとをケース内に納めることにより構成されるものである。紐３１の一方端は図３や図４に示すように布片２４に取り付けられたリング２４ａに補強部材３１ａを介して取り付けられている。

１０・・かばん類
１１・・バッグ本体
１２・・持ち手
１３・・長さ調整部材
１４・・内生地
２０・・ケース
２１・・ファスナ
２２・・ファスナ
２３・・樹脂シート
２４・・布片
２４ａ・・リング
２５・・ポケット
２６・・ベルト
２７・・リング
３０・・ホルダー
３１・・紐
３１ａ・・補強部材
４０・・磁石あるいは強磁性体
４１・・磁石あるいは強磁性体

Claims

内部に収納空間を有したバッグ本体に渦巻きバネを利用して紐を巻き取ることが可能なリール式のホルダーを備えたこと、当該紐にキーやパスを収納可能なケースが取付けられたことを特徴とするかばん類。
バッグ本体或いはケースの一方に磁石を、他方に強磁性体を内蔵させた請求項１に記載のかばん類。
バッグ本体及びケースの双方に磁石を内蔵させた請求項１に記載のかばん類。
ケースの周縁から延設された布片内に磁石あるいは強磁性体を内蔵させた請求項２又は請求項３に記載のかばん類。
バッグ本体に連設された持ち手に渦巻きバネを利用して紐を巻き取ることが可能なリール式のホルダーを備えたこと、当該紐にキーやパスを収納可能なケースが取付けられたことを特徴とするかばん類。
持ち手或いはケースの一方に磁石を、他方に強磁性体を内蔵させた請求項５に記載のかばん類。
持ち手及びケースの双方に磁石を内蔵させた請求項５に記載のかばん類。
ケースの周縁から延設された布片内に磁石あるいは強磁性体を内蔵させた請求項６又は請求項７に記載のかばん類。