JP3210548U - 穴開き積み木接続用円柱形ジョイント棒 - Google Patents

Abstract

【課題】穴の開いた積み木を接続するための円柱形のジョイント棒であって、積み木への抜き差しをしやすくするとともに、貫通穴に対して、ジョイント棒を通り抜けさせることができるようにする穴開き積み木接続用円柱形のジョイント棒を提供する。【解決手段】円柱形のジョイント棒１の両端に直角に切れ込み２を設ける。切れ込み２の左右を指で強くつまむと先端部２ａが、先端部２ａの左右を強くつまむと切れ込み２が、それぞれ小径の状態となり、積み木側の穴への抜き差しが容易になるとともに、つまんだ指をはなすと、径が元にもどって積み木側の穴の内側面と密着し、はずれにくくなる。また、ジョイント棒の中央部まで径がフレキシブルになるため、ジョイント棒を貫通させて使用することができる。【選択図】図１

Description

本考案は、穴の開いた積み木どうしを接続するための木製の円柱形ジョイント棒に関するものである。

積み木玩具において、穴の開いた複数の積み木を木製のジョイント棒で接続する場合、ジョイント棒を挿入するときは木槌で打ち込み、とりはずすときはペンチで引き抜くなどしていた。

和久洋三「童具の宇宙」作品カタログ解説書２０１５・２０１６版 仕様および価格表，株式会社童具館，Ｐ１３〜Ｐ１４

木槌やペンチなどの使用は、積み木玩具で遊ぶ年少の児童にとっては負担が大きく、また思わぬ危険もともなう。従って、それらの道具を使用することなくジョイント棒の抜き差しが可能で、かつ、ある程度の接続強度を保つことによって前述の欠点を解消し、玩具としての扱いやすさを向上させようとするものである。

本考案は、積み木を接続するための円柱形のジョイント棒の両端から、ジョイント棒の中央部付近で垂直に交差するように、ジョイント棒の径の４分の１程度の切れ込みを入れる。切れ込みの長さは、ジョイント棒の長さの３分の２程度が目安である。このようにして作ったジョイント棒の一方の端を指で圧縮すると、他方の端に力が伝わり、他方の端もまた指で圧縮したときと同様の状態となり、径が縮小する効果を生じるため、積み木側の穴への抜き差しを容易にすることで問題点を解決している。

上述のように、本考案による接続用のジョイント棒は、積み木側の穴への抜き差しが容易になることに加え、指をはなせば反対側も径の縮小が解消されるため、ジョイント棒が積み木側の穴の側面に密着し、はずれにくくなるという効果も合わせ持つ。さらに、従来型のジョイント棒では不可能であった、貫通穴に対してジョイント棒そのものを通り抜けさせて使用することも可能となる。

本考案の積み木接続用ジョイント棒の見取り図である。 本考案の積み木接続用ジョイント棒の各面の投影図である。

Claims (2)

1. 穴開き積み木接続用の円柱形ジョイント棒の両端から、ジョイント棒の中央部付近で直角に交差するように切れ込みを入れ、一方の端を指で圧縮すると他方の端も連動して圧縮されて小径となり、積み木に開けた穴への抜き差しが容易になるとともに、圧縮を止めれば元の径にもどり、接続穴の内面に密着してはずれにくくなるようにしたところを特徴とする、穴開き積み木連結用のジョイント棒。
2. ジョイント棒の全長の３分の２ほどの切れ込みにより、ジョイント棒全体の径がフレキシブルになっているため、貫通穴に対して深く差し込むことができるのみならず、穴を通り抜けさせることも可能となった、穴開き積み木連結用のジョイント棒。

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