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JP3210524U - 下駄台 - Google Patents

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JP3210524U
JP3210524U JP2017001040U JP2017001040U JP3210524U JP 3210524 U JP3210524 U JP 3210524U JP 2017001040 U JP2017001040 U JP 2017001040U JP 2017001040 U JP2017001040 U JP 2017001040U JP 3210524 U JP3210524 U JP 3210524U
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JP2017001040U
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Inventor
吉則 中村
吉則 中村
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奈良県履物協同組合連合会
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

【課題】今までにない斬新な下駄台とする。【解決手段】足を乗せる台10と、その台10下面に一体の歯20とからなる透明樹脂製の下駄台である。台10は、天板11と底板12と、その天板11と底板12の周囲を囲む側板13とからなって、天板11、側板13及び底板12で囲まれる空間で中空部を形成している。天板11と側板13は一体物であって、天板11が底板12に対しビスによって着脱自在になっている。歯20も中空となっている。中空部や歯20内に造花や生花等の各種の装飾品Aを収納することによって、趣の異なる各種の下駄を得ることができる。また、鼻緒30も各種の模様のものを挿げれば、さらに多くの趣の異なる下駄を得ることができる。このため、使用者の好みの下駄(一品物)とし得る。【選択図】図9

Description

この考案は、内部が見える透明な下駄台に関するものである。
下駄(げた)は、日本古来からの伝統的な履物として広く愛用されており、足を乗せる板状の台と、その台の下面に一体の歯とからなる。台には眼と呼ぶ3つの孔が形成され、その孔に鼻緒を通す。足の親指と人差し指の間に前記鼻緒を挟んで履く(本願図1、図2参照)。
この下駄台の材質としては、従来から桐、桧、杉、松、竹などの天然素材が用いられている。
前記歯は、通常は前後2個だが、1個のもの、3個のものもある。歯が一本の「一本歯下駄(高下駄)」は、天狗や修験者が履くイメージが強い。そのため、山での修行に使うとも言われる。
歯の材は樫、欅、朴(ほお)などが採用され、特に朴は樹種の中では高硬度で歩行時の摩耗が比較的少なく、下駄の寿命が長く、重宝される。
前記眼は、前に1つ、後ろに左右並んで2つを形成する。
その眼に通す(挿げる)鼻緒は、緒の先端部の足指がかかるところを意味したが、今では緒の全体を指すようになった。緒の材質は様々で、古くは麻、棕櫚、稲藁、竹の皮、蔓、革などを用い、多くの場合これを布で覆って仕上げた。色とりどりの鼻緒があることから「花緒」とも書く。
台と歯の一体化は、歯を台に差込む構造のものであったり、一つの木から繰りぬいたりしている。一つの木から台と歯を作るものを、連歯下駄(俗称くりぬき)、別に作った歯を台に取り付けるのを差し歯下駄という。この一つの木から繰りぬいた下駄は、歯が通常のものよりやや高く、平安時代後期から江戸時代ごろまで用いられ、江戸期にはもっぱら雨天の履物であった。
また、旧制高等学校生徒が履いていたのもこの種の下駄である。マント、弊衣破帽、高下駄が高校生のシンボルとされた。
また、前記台とともに歯を一ツ木で刳りぬいてつくった山下駄は、江戸初期に樵夫がつくって江戸に売りに出たのでこの名がある。台が四角で、桐製が多かった。
吉原下駄は、ほぼ山下駄と同じだが、台は杉製、鼻緒は竹皮であり、江戸初期から中期ごろ、吉原の遊び客が雨に降られたときに待合茶屋が貸した。ぽっくり下駄は、吉原の花魁、嶋原の太夫に付く禿の履き物であり、舞妓、半玉、といった年少芸妓もこれを履いた。また、一般の幼い女子や少女の履き物である。
特開平11−206402号公報 特開2004−267457号公報
この種の下駄において、装飾は、台の表面や鼻緒であり、台表面を黒塗りしたり、鎌倉彫や絵画などの装飾を施したりしたものがある。また、台の中に鈴を入れて歩くとその鈴の音がするようにしたものもある。
また、台を透明なものとし、その透明感を維持しながら、着色したり、その台の形成樹脂に金箔、銀箔、ビーズ等の装飾材を含有させて装飾したりしたものもある(特許文献1、段落0009参照)。また、台をなす透明な天板の裏面に、模様、絵柄等の装飾を施して意匠性を高めることもなされている(同文献段落0013参照)。
さらに、鼻緒を中空のものとするとともに透明又は半透明な材質で製作し、前記中空部に鉱物素材や樹脂素材、植物素材、その他の素材からなる充填物を収納したものもある(特許文献2要約等参照)。
前記台に装飾を施したり、台を透明等にして意匠性を高めたり、鼻緒の中に鉱物素材等を収納した下駄はそれなりに商品価値はあるが、多様化した現代、さらなる斬新な下駄が要求される。
この考案は、以上の状況下、斬新な下駄とし得る下駄台を提供することを課題とする。
前記課題を達成するために、この考案は、前記台を表面透明な中空とし、その中空部に各種の装飾品を出し入れ自在としたのである。
このように装飾品を出し入れ自在とすれば、その装飾品を、例えば、使用者(履く者)の好みの物とすれば、その装飾品を入れ替えることによって、台の表面から見える装飾品を有する下駄を使用者だけのもの(一品物)とすることができ、斬新な下駄となる。
この考案の具体的な構成としては、足を乗せる台と、その台下面に一体の歯とからなり、前記台は中空であって、その中空部に各種の装飾品が出し入れ自在となって、かつ、台の表面は透明となっている構成を採用することができる。
この構成において、前記台は、天板と底板と、その天板と底板の周囲を囲む側板とからなって、前記天板、側板及び底板で囲まれる空間で前記中空部を形成し、かつ天板と側板又は側板と底板が一体となって、その一体ものに対し、底板又は天板が着脱可能になって、前記装飾品が出し入れ自在となっている構成とすることができる。
また、前記台及び歯のすべてを透明材から形成することができる。
この考案は、以上のように、前記台を表面透明な中空とし、その中空部に各種の装飾品を出し入れ自在としたので、前記装飾品を入れ替えることによって、それぞれ異なる下駄を得ることができ、斬新な下駄台を得ることができる。
この考案に係る下駄台の一実施形態を示す斜視図 図1の装飾品を除去した平面図 同正面図 同左側面図 同右側面図 同底面図 図2のI−I線断面図 図1の実施形態の分解斜視図 同実施形態の装飾品を収納した実施形態を示し、(a)は斜視図、(b)は装飾シートの斜視図 同実施形態の他の装飾品を収納した実施形態の斜視図
この考案に係る下駄台の実施形態を図1〜図8に示し、この実施形態の下駄台は、従来と同様に、足を乗せる台10と、その台10の下面に一体の歯20とからなる。台10には、鼻緒30を通す眼となる3つの孔31、31、31が形成されている。
台10と歯20は、合成樹脂の成型品からなる。合成樹脂としては、強化プラスチックを採用するのが好ましいが、特に限定されるものではなく、例えばアクリル樹脂、ポリカーボネート、ポリスチレン、メチルメタクリレート−スチレン共重合体(MS樹脂)、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのオレフィン系樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS樹脂)、ポリサルフォン樹脂、熱可塑性ポリエステル樹脂などが挙げられる。かかる合成樹脂は、可塑剤、滑剤などの加工助剤、無機フィラーなどの充填剤などを含有していてもよい。また、染料や顔料などを含有させて着色してもよい。さらに、合成樹脂に金箔、銀箔、ビーズなどの装飾材を含有させて、装飾を施してもよい。
しかし、それらの着色、金箔等を含有させても透明性を担保するようにする。この透明性を担保し得る合成樹脂は、アクリル樹脂、ポリカーボネートなどが挙げられ、中でもアクリル樹脂は、長期間に亙る使用においても透明性が維持でき、また傷付きにくい点で好ましい。
台10は、天板11と、底板12と、その天板11と底板12の周囲を囲む側板13とからなって、天板11、側板13及び底板12で囲まれる空間で中空部14を形成している。天板11と側板13は一体成型品である。側板13と底板12を一体成型品とすることもできる。
台10の眼となる前側の孔31は、天板11の裏面に2重の筒部31aを、底板12の表面に1重の筒部31bを形成し、その1重の筒部31bを2重の筒部31aに嵌めることによって構成される。この孔31には、底板12の裏面から蓋32が嵌められる。同後側の孔31は、天板11の裏面の筒部31cを底板12の孔31dに嵌めることによって構成される。
底板12の四隅及び中程両側に円筒状突部33が設けられており(図1参照)、その突部33に天板11の表面からビス34が挿通される。この実施形態では、ビス34は突部33の下部に嵌めて固定したナット35にねじ込まれて(図7参照)、天板11を底板12に固定する。ナット35を省略してビス34を突部33にねじ込むようにしても良い。
このビス34のねじ込みによって、天板11、底板12及び側板13からなる台10が構成されて、各板11、12、13で囲まれた中空部14が形成される。この中空部14に各種の装飾具Aを収納する(図9、図10参照)。
歯20は、透明樹脂の四角柱状の一体成形品である。歯20と底板12は別物を接着しても、一体樹脂成型品としても良い。歯20の底板12側は開口しており、その開口から歯20の内部21に各種の装飾品Aを収納することができる。
歯20の底面にはゴム板22が貼着されて滑り止めが施されている。
この実施形態の下駄台は以上の構成であり、図8に示す、底板12(側板13)から天板11を外した状態において、図9に示すように、中空部14に造花や生花等の装飾品となる花Aが描かれた装飾シートSを収納したり、図10に示すように、歯20内にビー玉、ビーズ等の装飾品Aを収納する。それらの装飾品Aを収納した後、天板11を底板12(側板13)に被せ、ビス34によって両者11、12を一体として、図1等に示す下駄台を構成する。
その下駄台に鼻緒30を挿げる。その鼻緒30も中が透き通る透明物とし、その中に各種の装飾物を収納できるようにし得る。
造花や生花等の装飾品Aとしては、バラやその葉等が考えられ、シートSには浮世絵等の各種の絵を描くことができる。また、ビーズ等以外に、中空部14及び歯20の内部21に各種の物を装飾用として収納し得ることは勿論である。
このように、下駄台内に収納する装飾品Aを変えれば、趣の変わった各種の下駄台となり、その下駄台に色々な模様の鼻緒30を挿げれば、色々な下駄を得ることができる。極端なことを言えば、使用者(履く者)の個々に異なった下駄(一品物)とし得る。
実施形態は、2つの歯20を有する下駄台であったが、1つの歯20の下駄台であったり、特許文献1の図3で示される婦人用等の各種の下駄台にこの考案は採用し得ることは勿論である。
また、天板11と底板12の着脱自在の構造も、ビス止めではなく、他の種々の構造、例えば面ファスナー等を採用し得ることは勿論である。
このように、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。この考案の範囲は、実用新案登録請求の範囲によって示され、実用新案登録請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 下駄台の台
11 台の天板
12 同底板
13 同側板
20 下駄台の歯
30 鼻緒
31 眼(鼻緒を挿げる孔)
31a、31b、31c、31d 眼を構成する筒部(孔)
34 ビス
35 ナット
A 装飾品
S 装飾シート

Claims (3)

  1. 足を乗せる台(10)と、その台(10)下面に一体の歯(20)とからなり、前記台(10)は中空であって、その中空部(14)に各種の装飾品(A)が出し入れ自在となって、かつ、台(10)の表面は透明となっている下駄台。
  2. 前記台(10)は、天板(11)と、底板(12)と、その天板(11)と底板(12)の周囲を囲む側板(13)とからなって、前記天板(11)、側板(13)及び底板(12)で囲まれる空間で前記中空部(14)を形成し、かつ天板(11)と側板(13)又は側板(13)と底板(12)が一体となって、その一体ものに対し、底板(12)又は天板(11)が着脱可能になって、前記装飾品(A)が出し入れ自在となっている請求項1に記載の下駄台。
  3. 前記台(10)及び歯(20)の全てを透明材から形成した請求項1又は2に記載の下駄台。
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