JP3206054B2 - 防音床と天井パネルとを一体に備えた構造材 - Google Patents
防音床と天井パネルとを一体に備えた構造材Info
- Publication number
- JP3206054B2 JP3206054B2 JP31340991A JP31340991A JP3206054B2 JP 3206054 B2 JP3206054 B2 JP 3206054B2 JP 31340991 A JP31340991 A JP 31340991A JP 31340991 A JP31340991 A JP 31340991A JP 3206054 B2 JP3206054 B2 JP 3206054B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- floor
- ceiling
- ceiling panel
- girder
- soundproof floor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 title claims description 45
- 238000009413 insulation Methods 0.000 claims description 7
- 239000004566 building material Substances 0.000 claims description 3
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 5
- 238000009408 flooring Methods 0.000 description 4
- 239000002023 wood Substances 0.000 description 4
- 239000011358 absorbing material Substances 0.000 description 3
- 239000011491 glass wool Substances 0.000 description 2
- 239000002648 laminated material Substances 0.000 description 2
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 2
- 239000011120 plywood Substances 0.000 description 2
- 206010048744 Fear of falling Diseases 0.000 description 1
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 1
- 230000009286 beneficial effect Effects 0.000 description 1
- 238000001035 drying Methods 0.000 description 1
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 238000010030 laminating Methods 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
- 239000002356 single layer Substances 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Panels For Use In Building Construction (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、防音床と天井パネルと
を一体に備えた構造材に関するものである。
を一体に備えた構造材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の一般住宅の床天井の構造として
は、先ず、図5及び図6にそれぞれ示すように、梁・大
引き等の架設後、根太をこれらの上面に一定間隔で設置
し、更にこの上に床仕上げ材を釘、接着剤等で固定して
床とした。
は、先ず、図5及び図6にそれぞれ示すように、梁・大
引き等の架設後、根太をこれらの上面に一定間隔で設置
し、更にこの上に床仕上げ材を釘、接着剤等で固定して
床とした。
【0003】さらに、天井については、梁・大引きから
吊り木で吊った野縁に天井材を張って天井としていた。
吊り木で吊った野縁に天井材を張って天井としていた。
【0004】しかし、これらの施工は構造が複雑で多く
の部材を使用し、また、各部材は無垢材が多く、しかも
一般に乾燥不充分な材が流通しており、精度も不良で修
正を必要とする場合が多く、収縮,反り,狂いやキシミ
音が発生したり、強度不足の恐れもあった。
の部材を使用し、また、各部材は無垢材が多く、しかも
一般に乾燥不充分な材が流通しており、精度も不良で修
正を必要とする場合が多く、収縮,反り,狂いやキシミ
音が発生したり、強度不足の恐れもあった。
【0005】また、施工中二階での作業は、床が張られ
ていないため、足場等の仮床を作る必要があり手間を要
し、設置後の隙間も多く工具落下や転落事故の発生もあ
り、未熟練者や高齢者の割合が増加しており、極めて危
険であった。
ていないため、足場等の仮床を作る必要があり手間を要
し、設置後の隙間も多く工具落下や転落事故の発生もあ
り、未熟練者や高齢者の割合が増加しており、極めて危
険であった。
【0006】そして、工事完成後、こうして得られた床
は、強度的に弱く、また遮音性能も劣悪であり、特に、
床衝撃音については人間の居住環境とは言えないL85
〜90程度であった。
は、強度的に弱く、また遮音性能も劣悪であり、特に、
床衝撃音については人間の居住環境とは言えないL85
〜90程度であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明は、
上記の各欠点を除去するために発明さたものであって、
一般木造住宅の床天井施工において、部材をあらかじめ
工場で切断・加工したり、人工乾燥材、合板その他の高
精度部材を使用することで、収縮,反り,狂い,やキシ
ミ音がなく、施工中も安全確保のため、転落防止の恐れ
がない、防音床と天井パネルとを一体に備えた構造材を
提供するものである。
上記の各欠点を除去するために発明さたものであって、
一般木造住宅の床天井施工において、部材をあらかじめ
工場で切断・加工したり、人工乾燥材、合板その他の高
精度部材を使用することで、収縮,反り,狂い,やキシ
ミ音がなく、施工中も安全確保のため、転落防止の恐れ
がない、防音床と天井パネルとを一体に備えた構造材を
提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこでこの発明は、住宅
等の階上の床と階下の天井とを形成する建築用材におい
て、厚物木質材を床下地材とし、該床下地底面に桁材を
設け、該桁材に天井材を設け、これらを一体に形成した
ことを特徴とする,防音床と天井パネルとを一体に備え
た構造材からなるものである。
等の階上の床と階下の天井とを形成する建築用材におい
て、厚物木質材を床下地材とし、該床下地底面に桁材を
設け、該桁材に天井材を設け、これらを一体に形成した
ことを特徴とする,防音床と天井パネルとを一体に備え
た構造材からなるものである。
【0009】
【作用】この発明の使用にあたっては、床下地材と天井
材とが桁材を介して一体に形成してあるため、クレーン
等で吊り容易に取付けが可能であり、迅速に施工でき取
付け完了後安全な足場としても活用でき、構造がシンプ
ルで精度が高く、狂いの発生する恐れもなく、遮音シー
トやグラスウール等の吸音材の設置も容易である。
材とが桁材を介して一体に形成してあるため、クレーン
等で吊り容易に取付けが可能であり、迅速に施工でき取
付け完了後安全な足場としても活用でき、構造がシンプ
ルで精度が高く、狂いの発生する恐れもなく、遮音シー
トやグラスウール等の吸音材の設置も容易である。
【0010】
【実施例】次に、この発明の最適な実施例を詳述する
と、住宅等の階上の床と階下の天井とを形成する建築用
材において、厚物木質材〔単板積層材(LVL)〕を床
下地材(1)とし、該床下地底面に桁材(2)を設け、
該桁材(2)に天井材(3)を設け、これらを一体に形
成したものより構成される。
と、住宅等の階上の床と階下の天井とを形成する建築用
材において、厚物木質材〔単板積層材(LVL)〕を床
下地材(1)とし、該床下地底面に桁材(2)を設け、
該桁材(2)に天井材(3)を設け、これらを一体に形
成したものより構成される。
【0011】尚、桁材(2)は単板積層材(LVL)を
用いたが、強度が同等であれば合板、集成材その他の材
でもよく、床下地材(1)と天井材(3)に使用した厚
物木質材は多少の小単板を積層し、更に、表裏の付近に
は、微細な繊維質層を設置し、断面構造が3層の厚さ3
0〜200mm、比重0.4〜0・7を使用した。
用いたが、強度が同等であれば合板、集成材その他の材
でもよく、床下地材(1)と天井材(3)に使用した厚
物木質材は多少の小単板を積層し、更に、表裏の付近に
は、微細な繊維質層を設置し、断面構造が3層の厚さ3
0〜200mm、比重0.4〜0・7を使用した。
【0012】また、床下地材(1)には、金属粉その他
の高比重物質を混合した軟質の遮音シート(4)とグラ
スウール等の吸音材(5)を、天井材(3)との間に設
置しておくと良く、床下地材(1)には緩衝材(6)を
設ける。
の高比重物質を混合した軟質の遮音シート(4)とグラ
スウール等の吸音材(5)を、天井材(3)との間に設
置しておくと良く、床下地材(1)には緩衝材(6)を
設ける。
【0013】
【発明の効果】本発明は、以上の構成よりなるものであ
り、この発明によれば、床と天井パネルが一体に設けら
れ、しかも、防音床天井パネルを用いることで、迅速に
高精度の床天井の同時施工が可能となり、床衝撃音遮音
性能についても、従来の床天井の場合より、遥かに高性
能であり〔図4において、○は従来の天井材、△は本発
明の床天井(一般フロアー住宅に使用される木質フロー
リング)、●は図2,図3に示す本発明の床天井(防音
フロア住宅に使用される木質フローリングでフローリン
グの裏面又は内部に緩衝材などが構成され、防音効果を
示すもの)、上階からの騒音に悩まされることの少ない
快適な木造住宅が得られる等極めて有益なる効果を奏す
るものである。
り、この発明によれば、床と天井パネルが一体に設けら
れ、しかも、防音床天井パネルを用いることで、迅速に
高精度の床天井の同時施工が可能となり、床衝撃音遮音
性能についても、従来の床天井の場合より、遥かに高性
能であり〔図4において、○は従来の天井材、△は本発
明の床天井(一般フロアー住宅に使用される木質フロー
リング)、●は図2,図3に示す本発明の床天井(防音
フロア住宅に使用される木質フローリングでフローリン
グの裏面又は内部に緩衝材などが構成され、防音効果を
示すもの)、上階からの騒音に悩まされることの少ない
快適な木造住宅が得られる等極めて有益なる効果を奏す
るものである。
【図1】本発明の一実施例を示す一部欠截側面図であ
る。
る。
【図2】本発明の他の実施例を示す一部欠截側面図であ
る。
る。
【図3】本発明のさらに他の実施例を示す一部欠截側面
図である。
図である。
【図4】本発明の床天井の軽量床衝撃音性能を示す等級
表図である。
表図である。
【図5】従来例の一部欠截側面図である。
【図6】従来例の一部欠截側面図である。
1 床下地材 2 桁材 3 天井材 4 遮音シート 5 吸音材 6 緩衝材
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−165448(JP,A) 特開 昭59−102036(JP,A) 特開 昭61−130540(JP,A) 実開 昭59−32012(JP,U) 実開 昭63−51005(JP,U) 実開 昭55−103316(JP,U) 実開 昭55−123525(JP,U)
Claims (2)
- 【請求項1】 住宅等の階上の床と階下の天井とを形成
する建築用材において、厚物木質材を床下地材とし、該
床下地材に直接、桁材を設けるか、あるいは、該床下地
材に緩衝材を介して桁材を設け、該桁材には天井材を設
け、これらを一体に形成したことを特徴とする,防音床
と天井パネルとを一体に備えた構造材。 - 【請求項2】 天井材の裏面に、遮音シートを設け、該
遮音シートを介して桁材を設けたことを特徴とする特許
請求の範囲第1項記載の防音床と天井パネルとを一体に
備えた構造材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31340991A JP3206054B2 (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | 防音床と天井パネルとを一体に備えた構造材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31340991A JP3206054B2 (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | 防音床と天井パネルとを一体に備えた構造材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05125788A JPH05125788A (ja) | 1993-05-21 |
JP3206054B2 true JP3206054B2 (ja) | 2001-09-04 |
Family
ID=18040935
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31340991A Expired - Fee Related JP3206054B2 (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | 防音床と天井パネルとを一体に備えた構造材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3206054B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003056091A (ja) * | 2001-08-21 | 2003-02-26 | Sekisui Chem Co Ltd | 防音界床構成体 |
JP5395390B2 (ja) * | 2008-09-29 | 2014-01-22 | 積水化学工業株式会社 | ユニット建物及び建物ユニット |
JP2012102505A (ja) * | 2010-11-09 | 2012-05-31 | Haikibutsu Saishigenka Kenkyukai | 音低減用のパネル構造体 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5424768A (en) * | 1977-07-21 | 1979-02-24 | Masahiko Oikawa | Fertilizer making method |
JPS57128877A (en) * | 1981-02-02 | 1982-08-10 | Matsushita Electric Works Ltd | Display device for timepiece |
JPS5914248B2 (ja) * | 1981-04-06 | 1984-04-03 | 日立機電工業株式会社 | 汚泥用混合機 |
JPS59102036A (ja) * | 1982-12-01 | 1984-06-12 | 旭化成株式会社 | 建築構造 |
JPS61130540A (ja) * | 1984-11-29 | 1986-06-18 | ナショナル住宅産業株式会社 | 階上の床構造 |
JPS61146076A (ja) * | 1984-12-20 | 1986-07-03 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 直流再生回路 |
-
1991
- 1991-10-31 JP JP31340991A patent/JP3206054B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05125788A (ja) | 1993-05-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10240341B2 (en) | Fire-resistant wooden I-joist | |
US7921965B1 (en) | Soundproof assembly and methods for manufacturing same | |
CN210238892U (zh) | 一种复合结构正交胶合木楼盖 | |
JP3206054B2 (ja) | 防音床と天井パネルとを一体に備えた構造材 | |
JP2807130B2 (ja) | 床構造 | |
JPH078675Y2 (ja) | プレハブ建物における床部の防振兼遮音装置 | |
JP2008014073A (ja) | 防音構造 | |
JP4711575B2 (ja) | 外壁と連続した仕切り壁の内断熱構造 | |
JP3359025B2 (ja) | 建築物の床構造 | |
JPH0318179Y2 (ja) | ||
US20240376711A1 (en) | Clt building acoustic sprinkler drop flooring system | |
JP2002047755A (ja) | 建築物の床構造 | |
JPH0754044B2 (ja) | 遮音床材 | |
JP2828857B2 (ja) | 木質プレファブ建築の補助構面接合構造 | |
JP2003096962A (ja) | 建築物の床構造 | |
JP2618163B2 (ja) | 床・天井部の構造 | |
JPH0467544B2 (ja) | ||
JPS59233067A (ja) | 床工法 | |
JP2533754Y2 (ja) | 木質系防音床板 | |
JPH0953311A (ja) | 階段付き建物 | |
WO2024238194A1 (en) | Clt building acoustic sprinkler drop flooring system | |
JP2001173153A (ja) | 建物用複合板及び床構造 | |
JPH07109817A (ja) | 床構造 | |
JPS6257769B2 (ja) | ||
CN110872891A (zh) | 一种屋顶防火隔音板安装结构 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110706 Year of fee payment: 10 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |