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JP3205005B2 - スクータ形自動二輪車における車体フレーム構造 - Google Patents

スクータ形自動二輪車における車体フレーム構造

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Publication number
JP3205005B2
JP3205005B2 JP16203091A JP16203091A JP3205005B2 JP 3205005 B2 JP3205005 B2 JP 3205005B2 JP 16203091 A JP16203091 A JP 16203091A JP 16203091 A JP16203091 A JP 16203091A JP 3205005 B2 JP3205005 B2 JP 3205005B2
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JP
Japan
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frame
horizontal
horizontal frame
head pipe
right vertical
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JP16203091A
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博幸 高橋
薫 佐々木
正 高野
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Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH04358981A publication Critical patent/JPH04358981A/ja
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    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
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    • B62K11/00Motorcycles, engine-assisted cycles or motor scooters with one or two wheels
    • B62K11/02Frames
    • B62K11/10Frames characterised by the engine being over or beside driven rear wheel
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62JCYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
    • B62J43/00Arrangements of batteries
    • B62J43/10Arrangements of batteries for propulsion
    • B62J43/16Arrangements of batteries for propulsion on motorcycles or the like
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62JCYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
    • B62J43/00Arrangements of batteries
    • B62J43/20Arrangements of batteries characterised by the mounting
    • B62J43/28Arrangements of batteries characterised by the mounting hidden within the cycle frame
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62KCYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
    • B62K2202/00Motorised scooters
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B62KCYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
    • B62K2204/00Adaptations for driving cycles by electric motor

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、スクータ形自動二輪
車における車体フレーム構造に関する。
【0002】
【従来の技術】スクータ形の自動二輪車には、従来、そ
の車体フレームが、その前上端部を構成するヘッドパイ
プと、このヘッドパイプから後下方に向って延出する前
部フレームと、この前部フレームの延出端から後方にほ
ぼ水平に延出する水平部フレームとを備え、上記水平部
フレームの上側にフートレストフロアを設け、一方、こ
のフートレストフロアの下面側に沿って車両構成部品を
設けると共にこの車両構成部品を上記水平部フレームに
支持させたものがある。
【0003】また、近時、上記自動二輪車を電動式にす
ることが企図されており、この場合、走行駆動電動機用
の電源としてバッテリが用いられ、車両構成部品である
このバッテリが上記したようにフートレストフロアの下
面側に沿って設けられると共に水平部フレームに支持さ
れたものが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
技術では、自動二輪車の車体フレームはヘッドパイプ、
前部フレーム、および水平部フレームが互いに個別に成
形されていて互いに溶接により組み付けられており、こ
のため、上記車体フレームの部品点数が多いことから、
これをより少なくして車体フレームの構成をより簡単に
させることが望まれている。
【0005】一方、上記水平部フレームには、フートレ
ストフロア側から乗員によって大きい負荷が与えられ
る。また、上記電動式の自動二輪車に十分の走行速度や
走行距離を得ようとして、バッテリの容量を大きくすれ
ば、その分、このバッテリが重くなり、この負荷も上記
水平部フレームに与えられる。
【0006】このため、上記水平部フレームには大きな
負荷が与えられることから、通常、この水平部フレーム
には、予め大きい強度が確保されている。
【0007】一方、上記前部フレームは、一般に、断面
均一のパイプ材で成形されており、このため、強度の大
きい水平部フレームに対し、上記前部フレームの結合部
である下端部の強度が急に低くなりがちであり、もっ
て、この下端部には、上記水平部フレームに与えられる
大きい負荷によって、応力集中が生じ易くなる。
【0008】
【発明の目的】この発明は、上記のような事情に注目し
てなされたもので、自動二輪車における車体フレームの
構成を簡単にさせるようにし、かつ、上記車体フレーム
の水平部フレームに大きい負荷が与えられる場合でも、
この水平部フレームに対する前部フレームの結合部に応
力集中が生じないようにすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
のこの発明の特徴とするところは、車体フレーム2が、
その前上端部を構成するヘッドパイプ3と、このヘッド
パイプ3から後下方に向って延出する前部フレーム4
と、この前部フレーム4の延出端から後方にほぼ水平に
延出する水平部フレーム5とを備え、上記水平部フレー
ム5の上側にフートレストフロア39を設け、一方、こ
のフートレストフロア39の下面側に沿ってバッテリ
(車両構成部品)40を設けると共にこのバッテリ(車
両構成部品)40を上記水平部フレーム5に支持させた
スクータ形自動二輪車において、
【0010】上記ヘッドパイプ3、前部フレーム4、お
よび水平部フレーム5を互いに一体成形し、
【0011】上記前部フレーム4を、その側面視と平面
視の少なくともいずれか一方で、上記ヘッドパイプ3側
から水平部フレーム5側に向うに従い幅寸法が大きくな
るよう形成し
【0012】上記水平部フレーム5が、上記前部フレー
ム4の下端部よりも車幅方向の各外方に位置してそれぞ
れ前後方向に延在する左右一対の縦壁5a,5aと、こ
れら左右縦壁5a,5aを互いに連結する連結部材5b
とを備え、これら左右縦壁5a,5aの間の空間を上方
に向って開放させ、車幅方向に延在する平板状の上記フ
ートレストフロア39を上記左右の縦壁5a,5aの各
上端部に載置して連結 た点にある。
【0013】
【作 用】上記構成による作用は次の如くである。
【0014】車体フレーム2を構成するヘッドパイプ
3、前部フレーム4、および水平部フレーム5を互いに
一体成形してある。
【0015】このため、車体フレームが互いに個別のヘ
ッドパイプ、前部フレーム、および水平部フレームで組
み付けられていた従来の技術に比べて、上記車体フレー
ム2の部品点数を少なくさせることができる。
【0016】また、上記前部フレーム4を、その側面視
と平面視の少なくともいずれか一方で、上記ヘッドパイ
プ3側から水平部フレーム5側に向うに従い幅寸法が大
きくなるよう形成してある。
【0017】このため、上記水平部フレーム5に対する
前部フレーム4の結合部である下端部は、この前部フレ
ーム4の上端部側に比べて強度が向上させられることと
なって、この前部フレーム4の下端部と水平部フレーム
5との間の強度差が狭められる。
【0018】よって、上記水平部フレーム5にはフート
レストフロア39側やバッテリ(車両構成部品)40側
から大きい負荷が与えられるが、この負荷により、上記
前部フレーム4の下端部に応力集中が生じるということ
は防止される。
【0019】また、上記水平部フレーム5が、上記前部
フレーム4の下端部よりも車幅方向の各外方に位置して
それぞれ前後方向に延在する左右一対の縦壁5a,5a
と、これら左右縦壁5a,5aを互いに連結する連結部
材5bとを備え、これら左右縦壁5a,5aの間の空間
を上方に向って開放させ、車幅方向に延在する平板状
上記フートレストフロア39を上記左右の縦壁5a,5
aの各上端部に載置して連結してある。
【0020】このため、上記水平部フレーム5は、左右
縦壁5a,5aと、連結部材5bと、フートレストフロ
ア39との立体構造によって十分の強度が確保されると
共に、平板状の上記フートレストフロア39の上面が、
フートレスト用として広く利用できる。
【0021】また、上記の場合、仮に、縦壁5a,5a
とこれらを互いに連結させる連結部材5bとに上記フー
トレストフロア39を一体成形したとすると、上記水平
部フレーム5の剛性が過大になりがちとなって、この場
合には、上記前部フレーム4の下端部に応力集中が生じ
がちとなる。
【0022】そこで、上記したように、上記左右縦壁5
a,5aに対し、剛性があまり大きくはならない形状で
ある平板状のフートレストフロア39を別体として連結
したのであり、このため、上記水平部フレーム5の剛性
が過大になるということが防止される。
【0023】よって、上記水平部フレーム5に大きい負
荷が与えられたとしても、上記前部フレーム4の下端部
に応力集中が生じるということが防止される。
【0024】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面により説明す
る。
【0025】図において、符号1はスクータ形の電動式
の自動二輪車で、図中矢印Frはその前方を示してい
る。
【0026】上記自動二輪車1の車体フレーム2は、ア
ンダーボーン形をなしており、この車体フレーム2は、
その前上端部を構成するヘッドパイプ3と、このヘッド
パイプ3から後下方に向って延出する前部フレーム4
と、この前部フレーム4の延出端から後方に向ってほぼ
水平に延出する水平部フレーム5と、この水平部フレー
ム5の延出端から一旦後上方に向って延びた後、後方に
ほぼ水平に延びる後部フレーム6とで構成され、これら
は樹脂材により一体成形されている。
【0027】また、上記前部フレーム4は、特に図1,
2で示すように、その側面視と平面視の少なくともいず
れか一方で、上記ヘッドパイプ3側から水平部フレーム
5側に向うに従い幅寸法が大きくなるよう形成されてい
る。
【0028】上記ヘッドパイプ3には操向軸8が操向自
在に支承され、この操向軸8の下端にステアリングナッ
クル9が取り付けられている。そして、このステアリン
グナックル9の下端には、互いに連結されたリンク10
と緩衝器11とを介して前輪12が支承されている。ま
た、上記操向軸8の上端にはハンドル13が取り付けら
れている。
【0029】17は動力ユニットで、この動力ユニット
17は交流の走行駆動電動機20と、動力伝達装置21
とで構成され、この動力伝達装置21の伝動ケース22
の前部左側面に上記電動機20のケーシング23が取り
付けられている。
【0030】一方、前記後部フレーム6の前後中途部下
面には、板金製のブラケット25がボルト26によりね
じ止めされている。そして、このブラケット25に対
し、前記伝動ケース22の前部とケーシング23の各上
面に突設された支持片27,27が枢支軸28により枢
支され、この枢支軸28回りに上記伝動ケース22の後
部が上下揺動自在とされている。また、上記伝動ケース
22の後部は前記後部フレーム6の後部に緩衝器29に
より支持され、かつ、同上伝動ケース22の後部左側に
後輪30が支承されている。
【0031】そして、上記電動機20の動力が伝動ケー
ス22内に設けられたベルト伝動手段(図示せず)によ
り後輪30に伝えられ、自動二輪車1の走行が可能とさ
れている。また、この際、車体が路面31から受ける衝
撃は上記緩衝器11,29によって吸収される。また、
32はリヤフェンダで、これは後部フレーム6の下面に
一体成形され、後輪30で跳ね上げられた泥等が電動機
20に向うことを防止する。
【0032】上記後部フレーム6上には収納箱33が設
けられている。この収納箱33も樹脂材で上記後部フレ
ーム6に一体成形されて、部品点数の増加が抑えられて
いる。この収納箱33はその上部に開口34を有し、同
上収納箱33上にシート35が支持されている。このシ
ート35の前端は上記収納箱33の上部前端に枢支ピン
36により枢支され、この枢支ピン36回りにシート3
5の後部が上下回動自在とされている。
【0033】そして、このシート35を図示するように
下方回動させれば、ライダーが着座可能となり、一方、
上方回動させれば、上記開口34が開放されて、上記収
納箱33に対しヘルメットなど物品の出し入れが可能と
なる。また、上記したようにシート35を下方回動させ
たとき、このシート35によって、上記開口34が閉じ
られるようになっており、この状態で、上記シート35
を収納箱33側にロックできるロック手段37が設けら
れている。
【0034】前記水平部フレーム5の上側には、シート
35に着座したライダーが足を載せるためのフートレス
トフロア39が設けられている。このフートレストフロ
ア39の下面側に沿って車両構成部品であるバッテリ4
0が設けられ、このバッテリ40は4つの単体40aで
構成されている。上記バッテリ40は、前記電動機20
の電源となるものであって、前記水平部フレーム5に支
持されている。また、後部フレーム6の後端にはコント
ローラ38が取り付けられ、このコントローラ38は、
上記バッテリ40から上記電動機20に供給される電流
を調整して、この電動機20の回転速度などを制御す
る。
【0035】上記水平部フレーム5は、上記前部フレー
ム4の下端部よりも車幅方向の各外 方に位置してそれぞ
れ前後方向に延在する左右一対の縦壁5a,5aと、こ
れら左右縦壁5a,5aを互いに連結する連結部材5b
と、上記各縦壁5aの上端部に形成される外向きフラン
ジ5cと、上記左右一対の縦壁5a,5aの内側で前後
方向に延在すると共に、上記連結部材5bから上方に向
って一体的に突出する補強部材5dとを備えている。
【0036】上記左右縦壁5a,5aの間の空間は、上
方に向って開放される開口43を有する凹部42により
形成されており、車幅方向に延在する平板状の上記フー
トレストフロア39が上記左右縦壁5a,5aの各上端
部の各外向きフランジ5c上に載置され、上記フートレ
ストフロア39の各側端部が上記各外向きフランジ5c
にボルト56により着脱自在に締結されることにより、
上記フートレストフロア39が上記左右縦壁5a,5a
の各上端部に連結されている。
【0037】そして、前記各単体40aは各凹部42に
それぞれ挿抜自在に収納され、この際、各単体40aと
各凹部42の内面との間には発泡スチロール製の断熱、
緩衝材45がそれぞれ介設されている。上記各凹部42
の各開口43は上記フートレストフロア39によって閉
じられている。
【0038】記の場合、フートレストフロア39はそ
の機能上、平面視で大きい面積を有しているものであ
る。このため、上記バッテリ40が大形であっても、こ
れは上記フートレストフロア39の下面側に沿って容易
に配設される。
【0039】また、上記したようにフートレストフロア
39は平面視で面積が広いものであるため、この実施例
では、このフートレストフロア39の下面側の空間を有
効に利用してバッテリ40を配設し、大形のバッテリ4
0を偏平にしてある
【0040】記の場合、水平部フレーム5とフートレ
ストフロア39との組み合せ体5,39は断面箱形とな
っており、このため、十分の強度を有する構造となって
いる。一方、前部フレーム4や後部フレーム6はその各
側面にリブ46が形成されて、これにより強度向上が図
られている。このようにして、全体的に軽くて高剛性の
車体フレーム2が得られることとなっている。また、前
記したように後部フレーム6に収納箱33を一体化した
ことによっても、車体フレーム2の強度向上が図られて
いる
【0041】1において、上記フートレストフロア3
9に載せられたライダーの足を前方から覆うレッグシー
ルド49が設けられる。また、このレッグシールド49
は前記ヘッドパイプ3、前部フレーム4、および操向軸
8を覆っている。
【0042】図1と図4において、上記水平部フレーム
5の連結部材5bから下方に向けてボス部5eが一体的
に突出させられている。一方、上記水平部フレーム5の
下面を覆うアンダーカバー50が設けられ、このアンダ
ーカバー50は上記各ボス部5eにボルト58により着
脱自在に締結され、水平部フレーム5に支持されてい
る。この場合、このアンダーカバー50の各側縁は上記
水平部フレーム5の側面に沿い上方に延びて、フートレ
ストフロア39の側縁に形成された凹溝59に嵌り込ん
いる。図4において、51は水抜き孔である。
【0043】図1と図2において、上記後部フレーム6
の前端下面には、メインスタンド52が設けられてい
る。このメインスタンド52は、ばねにより付勢されて
図中実線図示の上方回動姿勢と、仮想線図示の下方回動
姿勢のいずれかを選択できるようになっている。そし
て、上方回動姿勢にすれば、自動二輪車1の走行が可能
であり、下方回動姿勢にすれば、自動二輪車1を自立状
態に保持させることができる
【0044】
【発明の効果】の発明によれば、車体フレームが、そ
の前上端部を構成するヘッドパイプと、このヘッドパイ
プから後下方に向って延出する前部フレームと、この前
部フレームの延出端から後方にほぼ水平に延出する水平
部フレームとを備え、上記水平部フレームの上側にフー
トレストフロアを設け、一方、このフートレストフロア
の下面側に沿って車両構成部品を設けると共にこの車両
構成部品を上記水平部フレームに支持させたスクータ形
自動二輪車において、
【0045】上記ヘッドパイプ、前部フレーム、および
水平部フレームを互いに一体成形してある。
【0046】このため、車体フレームが互いに個別のヘ
ッドパイプ、前部フレーム、および水平部フレームで組
み付けられていた従来の技術に比べて、上記車体フレー
ムの部品点数を少なくさせることができ、もって、この
車体フレームの構成を簡単にさせることができる。
【0047】また、上記前部フレームを、その側面視と
平面視の少なくともいずれか一方で、上記ヘッドパイプ
側から水平部フレーム側に向うに従い幅寸法が大きくな
るよう形成してある。
【0048】このため、上記水平部フレームに対する前
部フレームの結合部である下端部は、この前部フレーム
の上端部側に比べて強度が向上させられることとなっ
て、この前部フレームの下端部と水平部フレームとの間
の強度差が狭められる。
【0049】よって、上記水平部フレームにはフートレ
ストフロア側や車両構成部品側から大きい負荷が与えら
れるが、この負荷により、上記前部フレームの下端部に
応力集中が生じるということは防止され、これは車体フ
レームの強度上有益である。
【0050】また、上記水平部フレームが、上記前部フ
レームの下端部よりも車幅方向の各外方に位置してそれ
ぞれ前後方向に延在する左右一対の縦壁と、これら左右
縦壁を互いに連結する連結部材とを備え、これら左右縦
壁の間の空間を上方に向って開放させ、車幅方向に延在
する平板状の上記フートレストフロアを上記左右の縦壁
の各上端部に載置して連結してある。
【0051】このため、上記水平部フレームは、左右縦
壁と、連結部材と、フートレストフロアとの立体構造に
よって十分の強度が確保されると共に、平板状の上記フ
ートレストフロアの上面が、フートレスト用として広く
利用できる。
【0052】また、上記の場合、仮に、縦壁とこれらを
互いに連結させる連結部材とに上記フートレストフロア
を一体成形したとすると、上記水平部フレームの剛性が
過大になりがちとなって、この場合には、上記前部フレ
ームの下端部に応力集中が生じがちとなる。
【0053】そこで、上記したように、上記左右縦壁に
対し、剛性があまり大きくはならない形状である平板状
のフートレストフロアを別体として連結したのであり、
このため、上記水平部フレームの剛性が過大になるとい
うことが防止される。
【0054】よって、上記水平部フレームに大きい負荷
が与えられたとしても、上記前部フレームの下端部に応
力集中が生じるということが防止され、これは、上記車
体フレームの強度上より有益である。
【0055】そして、上記したように、前部フレームの
下端部に応力集中が生じるということを防止しながら、
上記水平部フレームに十分の強度を確保できるため、上
記フートレストフロアの下方の空間を利用して重い車両
構成部品の設置が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体側面図である。
【図2】全体平面図である。
【図3】図1の3‐3線矢視断面図である。
【図4】図1の4‐4線矢視断面図である。
【図5】図1の5‐5線矢視断面図である
【符号の説明】
1 自動二輪車 2 車体フレーム 3 ヘッドパイプ 4 前部フレーム 5 水平部フレーム5a 縦壁 5b 連結部材 39 フートレストフロア 40 バッテリ(車両構成部品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭55−146390(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62K 11/00 B62J 9/00 B62J 25/00 B62K 11/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体フレーム(2)が、その前上端部を
    構成するヘッドパイプ(3)と、このヘッドパイプ
    (3)から後下方に向って延出する前部フレーム(4)
    と、この前部フレーム(4)の延出端から後方にほぼ水
    平に延出する水平部フレーム(5)とを備え、上記水平
    部フレーム(5)の上側にフートレストフロア(39)
    を設け、一方、このフートレストフロア(39)の下面
    側に沿って車両構成部品(40)を設けると共にこの車
    両構成部品(40)を上記水平部フレーム(5)に支持
    させたスクータ形自動二輪車において、 上記ヘッドパイプ(3)、前部フレーム(4)、および
    水平部フレーム(5)を互いに一体成形し、 上記前部フレーム(4)を、その側面視と平面視の少な
    くともいずれか一方で、上記ヘッドパイプ(3)側から
    水平部フレーム(5)側に向うに従い幅寸法が大きくな
    るよう形成し 上記水平部フレーム(5)が、上記前部フレーム(4)
    の下端部よりも車幅方向の各外方に位置してそれぞれ前
    後方向に延在する左右一対の縦壁(5a,5a)と、こ
    れら左右縦壁(5a,5a)を互いに連結する連結部材
    (5b)とを備え、これら左右縦壁(5a,5a)の間
    の空間を上方に向って開放させ、車幅方向に延在する平
    板状の上記フートレストフロア(39)を上記左右の縦
    壁(5a,5a)の各上端部に載置して連結し たスクー
    タ形自動二輪車における車体フレーム構造。
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