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JP3204270B2 - チューナ回路及びチューナ用ic - Google Patents

チューナ回路及びチューナ用ic

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Publication number
JP3204270B2
JP3204270B2 JP21163891A JP21163891A JP3204270B2 JP 3204270 B2 JP3204270 B2 JP 3204270B2 JP 21163891 A JP21163891 A JP 21163891A JP 21163891 A JP21163891 A JP 21163891A JP 3204270 B2 JP3204270 B2 JP 3204270B2
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JP
Japan
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circuit
signal
voltage
intermediate frequency
supplied
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP21163891A
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English (en)
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JPH0537411A (ja
Inventor
大和 岡信
均 富山
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP21163891A priority Critical patent/JP3204270B2/ja
Publication of JPH0537411A publication Critical patent/JPH0537411A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3204270B2 publication Critical patent/JP3204270B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)
  • Superheterodyne Receivers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は受信機のチューナ回路
に関する。
【0002】
【従来の技術】スーパーヘテロダイン方式の受信機にお
いては、中間周波信号を取り出すために中間周波フィル
タを必要とするが、この中間周波フィルタは、一般にセ
ラミックフィルタあるいは水晶フィルタにより構成され
ているので、他の回路と一体にIC化することができな
い。
【0003】そこで、中間周波フィルタをアクティブフ
ィルタにより構成して他の回路と一体にIC化すること
が考えられている。
【0004】図5は、そのような受信機のチューナ回
路、すなわち、高周波段から検波段までを示すもので、
図において、鎖線で囲った部分10が1チップIC、T
1 〜T4 がその外部端子ピンである。また、鎖線の外側
の部品が外付けされた部品あるいは回路であり、1はア
ンテナ同調回路、2は局部発振用の共振回路である。そ
して、同調回路1は、バーアンテナ及びバリコン(アン
テナコイル及び可変コンデンサ)により構成され、共振
回路2は、局部発振コイルと、同調回路1のバリコンと
連動するバリコンとから構成されている。
【0005】そして、アンテナ同調回路1により、周波
数fr の放送波信号(AM波信号)Sr が選択されて取
り出され、この信号Sr が、IC10のピンT1 を通じ
て高周波アンプ11に供給され、このアンプ11からの
信号Sr がミキサ回路12に供給に供給される。さら
に、局部発振回路13に、端子ピンT2 を通じて共振回
路2が接続されて周波数fo が fo =fr +fi fi は中間周波数 の局部発振信号So が形成され、この信号So がミキサ
回路12に供給される。こうして、ミキサ回路12にお
いて、放送波信号Sr は周波数fi の中間周波信号Si
に周波数変換される。
【0006】そして、この信号Si が、中間周波フィル
タ用のバンドパスフィルタ14に供給される。このバン
ドパスフィルタ14は、この例においては、3つのオペ
アンプ141〜143と、帰還用のコンデンサ及び抵抗
器とを使用したバイクワッド型のアクティブフィルタに
より構成されている。こうして、バンドパスフィルタ1
4において、不要な信号成分が除去され、中間周波信号
Si だけが取り出される。
【0007】そして、この取り出された中間周波信号S
i が、アンプ15を通じてAM検波回路16に供給され
てオーディオ信号Ss が取り出され、そのオーディオ信
号Ss が、図示はしないが、オーディオアンプを通じて
スピーカに供給される。
【0008】また、この場合、バンドパスフィルタ14
はオペアンプ141〜143を有してアクティブフィル
タにより構成されているので、このバンドパスフィルタ
14の扱うことのできる信号レベルに限界がある。
【0009】そこで、ミキサ回路12からの信号Si
が、AGC電圧形成回路21に供給されてAGC電圧が
形成され、このAGC電圧がアンプ11にその制御信号
として供給されてAGCが行われ、バンドパスフィルタ
14に供給される中間周波信号Si のレベルが、過大と
ならないように制限される。
【0010】さらに、オペアンプ141〜143は、基
準電圧を必要とするので、基準電圧形成回路22が設け
られ、この形成回路22からオペアンプ141〜143
に基準電圧V22が供給される。
【0011】こうして、このIC10によれば、1チッ
プのICでAM放送の受信が実現される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のAG
C電圧形成回路21においては、ミキサ回路12からの
中間周波信号Si を振幅検波し、その検波出力を平滑し
て直流電圧V21を得、この直流電圧V21をAGC電圧と
して使用している。そして、検波出力を平滑して直流電
圧V21を得るためには、数μFの容量のコンデンサが必
要となる。
【0013】このため、上述のIC10においては、形
成回路21に、端子ピンT2 を通じてコンデンサC1 が
接続され、このコンデンサC1 により、検波出力が平滑
されてAGC電圧となる直流電圧V21が取り出される。
【0014】したがって、このIC10においては、端
子ピンT2 が必要とされるとともに、コンデンサC1 を
外付けする必要がある。
【0015】一方、バンドパスフィルタ14において、
ノイズが発生すると、中間周波信号Si のS/Nが低下
し、実質的な感度が低下するので、バンドパスフィルタ
14においては、ノイズの発生をできるだけ抑えなけれ
ばならない。そして、バンドパスフィルタ14における
ノイズを増加させないためには、これに供給される基準
電圧V22がローノイズレベルでなければならず、基準電
圧V22をローノイズにするには、形成回路22の出力イ
ンピーダンスを十分に低くする必要がある。
【0016】このため、上述のIC10においては、形
成回路22に、端子ピンT4 を通じて数μFの容量のコ
ンデンサC2 が接続される。
【0017】したがって、このIC10においては、さ
らに、端子ピンT4 が必要とされるとともに、コンデン
サC2 を外付けする必要もある。
【0018】ところが、一般に、ICにおいて、その端
子ピンの数が多くなると、ICがコストアップとなって
しまう。また、端子ピンの数が多いときには、外付け部
品も多くなっているが、そのような状態では、IC及び
外付け部品が搭載されるプリント基板の配線パターンの
レイアウトが複雑になり、プリント基板及び外付け部品
を含む全体のコストが上昇してしまう。
【0019】さらに、端子ピンの数が多いと、ICのパ
ッケージを小型化できず、外付け部品の増加とあいまっ
て装置の小型化の妨げとなってしまう。また、端子ピン
の数が多いと、ICの実装時、ハンダブリッジなどのト
ラブルも生じやすくなり、やはりコストアップを招いて
しまう。
【0020】したがって、IC10において、2つの端
子ピンT2 、T4 を追加することは、IC10及びこの
IC10を使用する受信機にとって、大きなディメリッ
トとなる。
【0021】そこで、基準電圧形成回路22について
は、例えば、図6に示すように、定電流回路221、ダ
イオード222及び抵抗器223により基準電圧V22を
形成する方法もある。すなわち、このようにすれば、コ
ンデンサを必要とせず、したがって、図5の端子ピンT
4 や外付けのコンデンサC2を必要としない。
【0022】しかし、この図6の形成回路22の場合、
ダイオード222及び抵抗器223によりノイズが発生
するので、その等価雑音抵抗を1kΩ以下とするには、
V22=1Vのとき、定電流源221からダイオード22
2に1mA以上の電流を流す必要があり、消費電流が大
きくなってしまう。
【0023】この発明は、以上のような問題点を解決し
ようとするものである。
【0024】
【課題を解決するための手段】このため、この発明にお
いては、アンテナ同調回路により選択された放送波信号
と、局部発振回路からの局部発振信号とが供給されて上
記放送波信号を中間周波信号に変換するミキサ回路と、
バンドパスフィルタ形式に構成されて上記ミキサ回路の
出力から上記中間周波信号を取り出すアクティブフィル
と、このアクティブフィルタにより取り出された中間
周波信号を増幅するアンプと、このアンプから出力され
る中間周波信号を検波する検波回路と、上記ミキサ回路
の出力信号を検波する振幅検波回路と、 所定の制御信号
にしたがって上記ミキサ回路に供給される上記放送波信
号のレベルを制御する制御回路と、 上記振幅検波回路の
検波出力を平滑して直流電圧を取り出すためのコンデン
サと を有し、 上記直流電圧を上記制御回路に上記制御信
号として供給することにより、上記ミキサ回路に供給さ
れる上記放送波信号のレベルを制御してAGCを行うと
ともに、 上記直流電圧を上記アクティブフィルタを構成
するオペアンプに、その基準電圧として供給するように
したチューナ回路とするものである。
【0025】
【作用】AGC電圧を形成ためのコンデンサC1 によ
り、基準電圧が形成され、基準電圧を形成するためのコ
ンデンサが不要となるとともに、ICの外部端子ピンを
減らすことができる。
【0026】
【実施例】図1及び図2において、AGC回路21が、
例えば次のように構成される。すなわち、ミキサ回路1
2からの中間周波信号Si が、振幅検波回路211に供
給されるとともに、この検波回路211の出力端には、
端子ピンT2 を通じてコンデンサC1 が接続される。こ
のコンデンサC1 は、検波回路211の検波出力を平滑
するためのものであり、したがって、コンデンサC1 に
は、中間周波信号Si のレベルに対応したレベルの直流
電圧V21が得られる。なお、この直流電圧V21は、電源
電圧や受信した放送波信号Sr のレベルにもよるが、例
えば800 〜900 mVである。
【0027】そして、この電圧V21が、電圧比較回路2
12の一方の入力端に供給されるとともに、抵抗器R21
を通じて電圧比較回路212の他方の入力端に供給され
る。また、この他方の入力端には、基準電圧Vr も供給
される。
【0028】そして、端子ピンT1 とアンプ11の入力
端との間の信号ラインに、可変減衰回路213が接続さ
れるとともに、比較回路212の比較出力が減衰回路2
13にその制御信号として供給される。
【0029】さらに、バンドパスフィルタ14は、上述
のようにオペアンプ141〜143を有するアクティブ
フィルタにより構成されるが、この例においては、オペ
アンプ141は、次のように構成される。
【0030】すなわち、トランジスタQ41、Q42のエミ
ッタが、定電流源用のトランジスタQ48のコレクタに共
通接続されるとともに、そのエミッタがIC10の電源
ラインに接続されて差動アンプ41が構成される。ま
た、トランジスタQ41、Q42のコレクタに、トランジス
タQ43、Q44を有するとともに、IC10の接地ライン
を基準電位点とするカレントミラー回路42が接続され
る。
【0031】さらに、トランジスタQ41、Q43のコレク
タが、トランジスタQ45を通じてトランジスタQ47のコ
レクタに接続される。このトランジスタQ47及びトラン
ジスタQ48、Q49は、トランジスタQ46とともに、電源
ラインを基準電位点としてカレントミラー回路43を構
成しているものであり、その入力側のトランジスタQ46
に定電流源44が接続される。
【0032】そして、ミキサ回路12からの中間周波信
号Si が、フィルタ用の抵抗器R41を通じてトランジス
タQ42のベースに供給されるとともに、トランジスタQ
45のコレクタと、トランジスタQ42のベースとの間にフ
ィルタ用の帰還抵抗器R42及びコンデンサC41が接続さ
れる。
【0033】さらに、検波回路211によりコンデンサ
C1 に得られる直流電圧V21が、トランジスタQ41のベ
ースに基準電圧として供給される。
【0034】さらに、トランジスタQ51、Q52により、
接地ラインを基準電位点としてカレントミラー回路44
が構成され、その入力側のトランジスタQ51のコレクタ
がトランジスタQ53のベースに接続されるとともに、こ
のトランジスタQ53のエミッタがトランジスタQ49のコ
レクタに接続され、トランジスタQ52のコレクタが、ト
ランジスタQ41のベースに接続される。
【0035】なお、各トランジスタは、トランジスタQ
48、Q49を除いて等しい特性とされるとともに、トラン
ジスタQ48、Q49のベース・エミッタ間の接合面積がト
ランジスタQ46のベース・エミッタ間の接合面積の2倍
及び3倍とされ、トランジスタQ46のコレクタ電流を値
I0 とするとき、トランジスタQ48のコレクタ電流は2
倍の値2I0 、トランジスタQ49のコレクタ電流は3倍
の値3I0 とされる。
【0036】さらに、オペアンプ142、143もオペ
アンプ141と同様に構成され、これらオペアンプ14
2、143にもコンデンサC1 からの直流電圧V21が基
準電圧として供給される。ただし、オペアンプ142、
143において、カレントミラー回路43の入力側トラ
ンジスタQ46に対応するトランジスタは、オペアンプ1
41におけるカレントミラー回路43の入力側トランジ
スタQ46により兼用される。
【0037】このような構成によれば、ミキサ回路12
からの中間周波信号Si が検波回路211により検波さ
れ、その中間周波信号Si のレベルに対応したレベルの
直流電圧V21が、コンデンサC1 に得られる。そして、
この直流電圧V21が、電圧比較回路212において基準
電圧Vr と比較され、V21>Vr となると、その比較出
力により可変減衰回路213が制御され、アンプ11に
供給される放送波信号Sr のレベルが小さくされる。
【0038】したがって、アンプ11に供給される放送
波信号Sr に対してAGCが行われることになり、ミキ
サ回路12からバンドパスフィルタ14に供給される中
間周波信号Si のレベルは、そのバンドパスフィルタ1
4の許容入力レベルを越えない範囲に制限される。
【0039】さらに、この場合、コンデンサC1 に得ら
れる電圧V21が、トランジスタQ41に基準電圧として供
給されるので、このトランジスタQ41及びトランジスタ
Q42が差動アンプ41として動作するとともに、この差
動アンプ41、カレントミラー回路42及びトランジス
タQ45、Q47が、オペアンプ141として動作する。ま
た、オペアンプ142、143についても同様に動作す
る。
【0040】したがって、これらオペアンプ141〜1
43及びこれらに接続されたフィルタ用の素子R41、R
42、C41などにより回路14は、バンドパスフィルタと
して動作し、中間周波信号Si が取り出されてアンプ1
5に供給される。
【0041】そして、この場合、トランジスタQ48のコ
レクタ電流が値2I0 であるから、トランジスタQ41、
Q42のエミッタ電流はそれぞれ値I0 となる。また、ト
ランジスタQ49のコレクタ電流は値3I0 であるが、簡
単のため、図1のカッコ内に示すように、値I0とする
と、トランジスタQ53のエミッタ電流も値I0 となる。
したがって、トランジスタQ53に値I0 のエミッタ電流
を与えるときのトランジスタQ53のベース電流の値をI
B とすれば、トランジスタQ41のベース電流も値IB と
なる。
【0042】そして、トランジスタQ53のベース電流I
B が、カレントミラー回路44のトランジスタQ51に供
給されるので、トランジスタQ52のコレクタには、値I
B のコレクタ電流が流れ込むことになる。したがって、
トランジスタQ41のベース電流IB は、トランジスタQ
52のコレクタに流れ込むことになり、トランジスタQ41
のベース電流IB が、コンデンサC1 に流れることがな
い。すなわち、コンデンサC1 には、AGC電圧となる
直流電圧V21が充放電されるが、トランジスタQ41のベ
ース電流が、コンデンサC1 の充放電に影響を与えるこ
とがない。
【0043】そして、実際には、トランジスタQ49のコ
レクタ電流は値3I0 なので、トランジスタQ52のコレ
クタ電流は値3IB となり、オペアンプ141のトラン
ジスタQ41のベース電流だけでなく、オペアンプ14
2、143の同様のトランジスタのベース電流もトラン
ジスタQ52に流れることになる。
【0044】したがって、コンデンサC1 に、オペアン
プ141のトランジスタQ41以外にオペアンプ142、
143の同様のトランジスタが接続されていても、それ
らトランジスタのベース電流がコンデンサC1 の充放電
を与えることがないので、アンプ11に供給される放送
波信号Sr に対して適切なAGCが行われる。
【0045】こうして、この発明によれば、中間周波フ
ィルタ用のバンドパスフィルタ14をアクティブフィル
タにより構成した場合、そのアクティブフィルタを構成
するオペアンプ141〜143の基準電圧として、AG
C電圧形成回路21の直流電圧V21を使用しているの
で、図5における基準電圧形成回路22が不要となり、
したがって、IC10の端子ピンT4 が不要になる。ま
た、コンデンサC2 も接続する必要がない。
【0046】さらに、コンデンサC1 をオペアンプ14
1〜143の基準電圧の電圧源としているので、その出
力インピーダンスが十分に低く、したがって、その基準
電圧は十分にローノイズとなるので、中間周波信号Si
のS/Nを低下させることがない。
【0047】また、図6に示すように、基準電圧の電圧
源の出力インピーダンスを低くするために、大きな電流
を流す必要もなく、消費電流を減らすことができる。
【0048】しかも、AGC形成回路21により、バン
ドパスフィルタ14の前段においてAGCを行い、バン
ドパスフィルタ14に供給される中間周波信号Si のレ
ベルを制限しているので、バンドパスフィルタ14がア
クティブフィルタなので許容入力レベルに限界があって
も、バンドパスフィルタ14において、中間周波信号S
i に非直線歪みを生じることがなく、受信特性が低下す
ることがない。
【0049】また、コンデンサC1 の直流電圧V21を、
オペアンプ141〜143にその基準電圧として供給す
るとき、トランジスタQ49、Q51〜Q53により、オペア
ンプ141〜143のトランジスタQ41のベース電流を
補償しているので、コンデンサC1 の直流電圧V21を、
オペアンプ141〜143にその基準電圧として供給し
ても、コンデンサC1 の直流電圧V21が変動することが
なく、放送波信号Srに対するAGCを正常に行うこと
ができる。
【0050】図3は、検波回路211及び電圧比較回路
212の具体例を示す。すなわち、ミキサ回路12から
の中間周波信号Si が、差動アンプA11により逆相でト
ランジスタQ11のベースに供給されるとともに、差動ア
ンプA11、A12により同相でトランジスタQ12のベース
に供給される。そして、このとき、トランジスタQ11、
Q12は、トランジスタQ13を相手として差動アンプA13
を構成しているとともに、そのトランジスタQ13のベー
スには、所定の基準電圧が供給されている。
【0051】したがって、トランジスタQ11が中間周波
信号Si の負の半サイクルごとにオンになり、トランジ
スタQ12が中間周波信号Si の正の半サイクルごとにオ
ンになるので、差動アンプA13からは、図4に示すよう
に、中間周波信号Si を全波整流した信号電流I13が出
力される。
【0052】そして、この電流I13が、カレントミラー
回路A14、A15を通じてコンデンサC1 に供給されるの
で、コンデンサC1には、ミキサ回路12からの中間周
波信号Si のレベルに対応したレベルの直流電圧V21が
得られる。
【0053】さらに、このコンデンサC1 の直流電圧V
21が、抵抗器R21に供給されるとともに、電圧比較用の
差動アンプA21に供給され、この差動アンプA21の出力
がカレントミラー回路A22を通じてAGCの制御電流と
して取り出される。
【0054】また、コンデンサC1 に得られる直流電圧
V21が、差動アンプA11、A12などにその基準電圧とし
て供給されるとともに、このとき、コンデンサC1 から
差動アンプA11、A12、A21などに流れるベース電流
が、カレントミラー回路A31により補償される。
【0055】
【発明の効果】この発明によれば、中間周波フィルタ用
のバンドパスフィルタ14をアクティブフィルタにより
構成した場合、そのアクティブフィルタを構成するオペ
アンプ141〜143の基準電圧として、AGC電圧形
成回路21の直流電圧V21を使用しているので、図5に
おける基準電圧形成回路22が不要となり、したがっ
て、IC10の端子ピンT4 が不要になる。また、コン
デンサC2 も接続する必要がない。
【0056】さらに、コンデンサC1 をオペアンプ14
1〜143の基準電圧の電圧源としているので、その出
力インピーダンスが十分に低く、したがって、その基準
電圧は十分にローノイズとなるので、中間周波信号Si
のS/Nを低下させることがない。
【0057】また、図6に示すように、基準電圧の電圧
源の出力インピーダンスを低くするために、大きな電流
を流す必要もなく、消費電流を減らすことができる。
【0058】しかも、AGC形成回路21により、バン
ドパスフィルタ14の前段においてAGCを行い、バン
ドパスフィルタ14に供給される中間周波信号Si のレ
ベルを制限しているので、バンドパスフィルタ14がア
クティブフィルタなので許容入力レベルに限界があって
も、バンドパスフィルタ14において、中間周波信号S
i に非直線歪みを生じることがなく、受信特性が低下す
ることがない。
【0059】また、コンデンサC1 の直流電圧V21を、
オペアンプ141〜143にその基準電圧として供給す
るとき、トランジスタQ49、Q51〜Q53により、オペア
ンプ141〜143のトランジスタQ41のベース電流を
補償しているので、コンデンサC1 の直流電圧V21を、
オペアンプ141〜143にその基準電圧として供給し
ても、コンデンサC1 の直流電圧V21が変動することが
なく、放送波信号Srに対するAGCを正常に行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一例の一部を示す接続図である。
【図2】図1の続きを示す接続図である。
【図3】この発明の一部の一例の接続図である。
【図4】図2の回路の動作を説明するための波形図であ
る。
【図5】従来例の接続図である。
【図6】従来例の一部の接続図である。
【符号の説明】
1 アンテナ同調回路 2 共振回路 10 1チップIC 11 高周波アンプ 12 ミキサ回路 13 局部発振回路 14 バンドパスフィルタ 15 アンプ 16 AM検波回路 21 AGC電圧形成回路 141〜143 オペアンプ 211 振幅検波回路 212 電圧比較回路 213 可変減衰回路 T1 〜T4 外部端子ピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−78310(JP,A) 特開 平2−162814(JP,A) 特開 昭61−145936(JP,A) 特開 昭62−14530(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 1/18 H04B 1/26 H04B 1/06 H04B 1/16

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アンテナ同調回路により選択された放送波
    信号と、局部発振回路からの局部発振信号とが供給され
    て上記放送波信号を中間周波信号に変換するミキサ回路
    と、バンドパスフィルタ形式に構成されて上記 ミキサ回路の
    出力から上記中間周波信号を取り出すアクティブフィル
    と、 このアクティブフィルタにより取り出された中間周波信
    号を増幅するアンプと、 このアンプから出力される中間周波信号を検波する検波
    回路と、上記ミキサ回路の出力信号を検波する振幅検波回路と、 所定の制御信号にしたがって上記ミキサ回路に供給され
    る上記放送波信号のレベルを制御する制御回路と、 上記振幅検波回路の検波出力を平滑して直流電圧を取り
    出すためのコンデンサと を有し、 上記直流電圧を上記制御回路に上記制御信号として供給
    することにより、上記ミキサ回路に供給される上記放送
    波信号のレベルを制御してAGCを行うとともに、 上記直流電圧を上記アクティブフィルタを構成するオペ
    アンプに、その基準電圧として供給する ようにしたチュ
    ーナ回路。
  2. 【請求項2】アンテナ同調回路により選択された放送波
    信号と、局部発振回路からの局部発振信号とが供給され
    て上記放送波信号を中間周波信号に変換するミキサ回路
    と、バンドパスフィルタ形式に構成されて上記 ミキサ回路の
    出力から上記中間周波信号を取り出すアクティブフィル
    と、 このアクティブフィルタにより取り出された中間周波信
    号を増幅するアンプと、 このアンプから出力される中間周波信号を検波する検波
    回路と、 上記ミキサ回路の出力信号を検波する振幅検波回路と、所定の制御信号にしたがって 上記ミキサ回路に供給され
    る上記放送波信号のレベルを制御する制御回路とが一体
    に1チップIC化されとともに、 上記振幅検波回路の検波出力を平滑して直流電圧を取り
    出すためのコンデンサが外付けされる外部端子ピンを有
    し、上記直流電圧を上記制御回路に上記制御信号として供給
    することにより、上記ミキサ回路に供給される上記放送
    波信号のレベルを制御してAGCを行うとともに、 上記直流電圧を上記アクティブフィルタを構成するオペ
    アンプに、その基準電圧として供給する ようにしたチュ
    ーナ用IC。
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