JP3202149B2 - 車輌用灯具の反射鏡及びその形成方法 - Google Patents
車輌用灯具の反射鏡及びその形成方法Info
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- G02B5/00—Optical elements other than lenses
- G02B5/08—Mirrors
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F21—LIGHTING
- F21S—NON-PORTABLE LIGHTING DEVICES; SYSTEMS THEREOF; VEHICLE LIGHTING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLE EXTERIORS
- F21S41/00—Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps
- F21S41/30—Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps characterised by reflectors
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- F21S41/33—Multi-surface reflectors, e.g. reflectors with facets or reflectors with portions of different curvature
- F21S41/334—Multi-surface reflectors, e.g. reflectors with facets or reflectors with portions of different curvature the reflector consisting of patch like sectors
- F21S41/336—Multi-surface reflectors, e.g. reflectors with facets or reflectors with portions of different curvature the reflector consisting of patch like sectors with discontinuity at the junction between adjacent areas
-
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- F21S43/00—Signalling devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. brake lamps, direction indicator lights or reversing lights
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- Optics & Photonics (AREA)
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- Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車輌用灯具の反射
鏡に、その光軸に対して傾斜した方向から光源を反射鏡
内に位置させるための挿入孔を形成するにあたって、挿
入孔が形成される曲面部と、その周囲の曲面部との間に
段差が生じないようにするとともに、両曲面部に亘って
多重ループ状の反射ステップを形成することで、挿入孔
が形成される曲面部を配光上有効な反射面として利用す
ることができるようにした車輌用灯具の反射鏡及びその
形成方法に関するものである。
鏡に、その光軸に対して傾斜した方向から光源を反射鏡
内に位置させるための挿入孔を形成するにあたって、挿
入孔が形成される曲面部と、その周囲の曲面部との間に
段差が生じないようにするとともに、両曲面部に亘って
多重ループ状の反射ステップを形成することで、挿入孔
が形成される曲面部を配光上有効な反射面として利用す
ることができるようにした車輌用灯具の反射鏡及びその
形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車輌用灯具は、反射鏡とレンズとによっ
て画成された灯具空間内に光源を配置した構成となって
おり、反射鏡には、電球を挿入するための電球挿入孔が
形成される。
て画成された灯具空間内に光源を配置した構成となって
おり、反射鏡には、電球を挿入するための電球挿入孔が
形成される。
【0003】つまり、この電球挿入孔は通常、反射鏡の
中央部に形成され、電球の中心軸が反射鏡の光軸に沿う
状態で電球が反射鏡等に取り付けられるが、このような
電球の取付方法によれば、反射鏡の光軸方向における灯
具の奥行きが大きくなる傾向を有している。
中央部に形成され、電球の中心軸が反射鏡の光軸に沿う
状態で電球が反射鏡等に取り付けられるが、このような
電球の取付方法によれば、反射鏡の光軸方向における灯
具の奥行きが大きくなる傾向を有している。
【0004】そこで、例えば、自動車のバックドアに取
り付けられるリアコンビネーションランプ等では、その
前後方向の幅を小さくする目的で、反射鏡の底面部に形
成された電球挿入孔を通して電球を灯具空間内に配置さ
せるような構成が採られている。
り付けられるリアコンビネーションランプ等では、その
前後方向の幅を小さくする目的で、反射鏡の底面部に形
成された電球挿入孔を通して電球を灯具空間内に配置さ
せるような構成が採られている。
【0005】図16及び図17は、そのような車輌用灯
具に用いられる反射鏡aの一例を示すものである。
具に用いられる反射鏡aの一例を示すものである。
【0006】反射鏡aは、その上面部bと底面部cとの
間に挟まれた反射部dの反射面が有効反射面とされ、ま
た、上面部bと底面部cの内面はいずれも平坦とされ、
無効反射面となっている。
間に挟まれた反射部dの反射面が有効反射面とされ、ま
た、上面部bと底面部cの内面はいずれも平坦とされ、
無効反射面となっている。
【0007】底面部cには、その中程の位置に平坦部e
が形成されており、該平坦部eは、底面部cの他の部分
fに比してその高さが高くされて、平坦部eの一端部が
反射部dに連続され、他端部が斜面部gを介して部分f
に連続されることによって、平坦部eと部分fとの間に
段差hが生じている。
が形成されており、該平坦部eは、底面部cの他の部分
fに比してその高さが高くされて、平坦部eの一端部が
反射部dに連続され、他端部が斜面部gを介して部分f
に連続されることによって、平坦部eと部分fとの間に
段差hが生じている。
【0008】図17に示すように、平坦部eには、電球
挿入孔iが形成されており、電球jのガラス球k及びソ
ケット部lの一部を、電球挿入孔iに下側から通して反
射鏡内に配置させることができるようになっている。
挿入孔iが形成されており、電球jのガラス球k及びソ
ケット部lの一部を、電球挿入孔iに下側から通して反
射鏡内に配置させることができるようになっている。
【0009】このように、電球jを、電球挿入孔iを通
して反射鏡aの光軸に直交する方向から反射鏡a内に配
置させるようにすると、反射鏡aの光軸方向における灯
具の幅を狭くすることができ、また、平坦部eの形成に
よって反射鏡aの光軸に直交する方向の幅が大きくなら
ないようにすることができる。
して反射鏡aの光軸に直交する方向から反射鏡a内に配
置させるようにすると、反射鏡aの光軸方向における灯
具の幅を狭くすることができ、また、平坦部eの形成に
よって反射鏡aの光軸に直交する方向の幅が大きくなら
ないようにすることができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したよ
うな反射鏡にあっては、電球挿入孔iの形成のための平
坦部eの形成によって、斜面部gが照射方向に張り出し
た形状となるため斜面部gが電球jの発光に対する影の
部分となったり、斜面部gにおける乱反射によって光量
分布にムラができるという問題があり、反射面の全面を
有効に利用するのに障害となっている。
うな反射鏡にあっては、電球挿入孔iの形成のための平
坦部eの形成によって、斜面部gが照射方向に張り出し
た形状となるため斜面部gが電球jの発光に対する影の
部分となったり、斜面部gにおける乱反射によって光量
分布にムラができるという問題があり、反射面の全面を
有効に利用するのに障害となっている。
【0011】例えば、図18に示すように、反射鏡aの
前方に配置されるレンズmにおいて、斜面部gの左右両
端部に対応した影n、n(斜線で示す。)が生じる虞が
あり、これによって灯具の見栄えが悪化するため、この
ような不都合が起きないように、例えば、レンズmに形
成されるレンズステップo、o、・・・の形状設計やイ
ンナーレンズの付設等によって上記のような影が生じな
いようにする必要がある。
前方に配置されるレンズmにおいて、斜面部gの左右両
端部に対応した影n、n(斜線で示す。)が生じる虞が
あり、これによって灯具の見栄えが悪化するため、この
ような不都合が起きないように、例えば、レンズmに形
成されるレンズステップo、o、・・・の形状設計やイ
ンナーレンズの付設等によって上記のような影が生じな
いようにする必要がある。
【0012】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明車輌用灯
具の反射鏡は上記した課題を解決するために、焦点距離
を異にする多数の回転放物面からなる回転放物面群と反
射面の基本面との交線として得られる閉曲線群のうち隣
接する閉曲線の間にそれぞれの回転放物面を部分的に割
り付けることで多数の反射ステップが形成された反射面
を有する車輌用灯具の反射鏡であって、下記の(1)乃
至(3)に示す構成を有するものである。
具の反射鏡は上記した課題を解決するために、焦点距離
を異にする多数の回転放物面からなる回転放物面群と反
射面の基本面との交線として得られる閉曲線群のうち隣
接する閉曲線の間にそれぞれの回転放物面を部分的に割
り付けることで多数の反射ステップが形成された反射面
を有する車輌用灯具の反射鏡であって、下記の(1)乃
至(3)に示す構成を有するものである。
【0013】(1)反射鏡の光軸に対して傾斜した方向
から光源を反射鏡内に挿入するための挿入孔が反射鏡に
形成されている。
から光源を反射鏡内に挿入するための挿入孔が反射鏡に
形成されている。
【0014】(2)反射面のうち光源の挿入孔を形成す
るための部分と、当該部分が付加されるその他の部分と
を有するとともに両部分が滑らかに連続されており、両
者の間に段差がない。
るための部分と、当該部分が付加されるその他の部分と
を有するとともに両部分が滑らかに連続されており、両
者の間に段差がない。
【0015】(3)反射面のうち光源の挿入孔を形成す
るための部分と、当該部分が付加されるその他の部分と
に亘って多重ループ状の反射ステップが形成されてい
る。
るための部分と、当該部分が付加されるその他の部分と
に亘って多重ループ状の反射ステップが形成されてい
る。
【0016】また、本発明車輌用灯具の反射鏡の形成方
法は、上記の反射鏡を以下の(1)乃至(4)の手順で
形成するものである。
法は、上記の反射鏡を以下の(1)乃至(4)の手順で
形成するものである。
【0017】(1)反射面の基本面において、反射鏡の
光軸に対して傾斜した方向から光源を反射鏡内に挿入す
る挿入孔を形成するための曲面部と、当該曲面部が付加
されるその他の曲面部とを、両者間に段差を生じさせる
ことなく滑らかに連続させる。
光軸に対して傾斜した方向から光源を反射鏡内に挿入す
る挿入孔を形成するための曲面部と、当該曲面部が付加
されるその他の曲面部とを、両者間に段差を生じさせる
ことなく滑らかに連続させる。
【0018】(2)焦点距離を異にする多数の回転放物
面からなる回転放物面群を設定する。
面からなる回転放物面群を設定する。
【0019】(3)基本面と回転放物面群との交線であ
る閉曲線群を決定する。
る閉曲線群を決定する。
【0020】(4)閉曲線群のうち隣接する閉曲線の間
に回転放物面をそれぞれ部分的に割り付けることで多数
の反射ステップをループ状に形成する。
に回転放物面をそれぞれ部分的に割り付けることで多数
の反射ステップをループ状に形成する。
【0021】従って、本発明によれば、反射鏡のうち、
その光軸に対して傾斜した方向から光源を反射鏡内に挿
入する挿入孔を形成するための部分と、当該部分が付加
されるその他の部分とが段差なく滑らかに連続されてい
るので、光源の光に対して影になる部分や乱反射を惹き
起こす部分がなく、しかも、反射鏡において挿入孔を形
成するための部分とその他の部分とに亘って多重ループ
状の反射ステップを形成することによって、両部分によ
る反射光が配光上有効な光となる。
その光軸に対して傾斜した方向から光源を反射鏡内に挿
入する挿入孔を形成するための部分と、当該部分が付加
されるその他の部分とが段差なく滑らかに連続されてい
るので、光源の光に対して影になる部分や乱反射を惹き
起こす部分がなく、しかも、反射鏡において挿入孔を形
成するための部分とその他の部分とに亘って多重ループ
状の反射ステップを形成することによって、両部分によ
る反射光が配光上有効な光となる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に、本発明車輌用灯具の反射
鏡及びその形成方法について説明する。
鏡及びその形成方法について説明する。
【0023】本発明に係る車輌用灯具の反射鏡は、基本
面において光源の挿入孔を形成するための部分と、当該
部分が付加されるその他の部分とを滑らかに連続させる
曲面に対して、互いに交わることがない多重ループ状の
反射ステップを形成することによって得られるものであ
る。
面において光源の挿入孔を形成するための部分と、当該
部分が付加されるその他の部分とを滑らかに連続させる
曲面に対して、互いに交わることがない多重ループ状の
反射ステップを形成することによって得られるものであ
る。
【0024】図1乃至図5は、基本面の形成方法につい
て示すものである。
て示すものである。
【0025】先ず、図1に示すように、反射面のベース
となる曲面1を用意する。尚、曲面1には、回転放物面
等の解析的な数式表現が可能な曲面を用いることもでき
るが、一般には、自由曲面(解析的な数式で表わすこと
ができないか又は困難な曲面)としてCAD(Comp
uter Aided Designの略)上で作成さ
れる。
となる曲面1を用意する。尚、曲面1には、回転放物面
等の解析的な数式表現が可能な曲面を用いることもでき
るが、一般には、自由曲面(解析的な数式で表わすこと
ができないか又は困難な曲面)としてCAD(Comp
uter Aided Designの略)上で作成さ
れる。
【0026】上記曲面1に対して、図2に示すように、
光源の挿入孔を形成するための部分となる曲面2を設定
する。曲面2としては、例えば、ほぼ円錐面状の曲面を
用いることができ、該曲面2が曲面1と交わる交線3の
形状は、正面から見てほぼ2等辺3角形状をしている。
光源の挿入孔を形成するための部分となる曲面2を設定
する。曲面2としては、例えば、ほぼ円錐面状の曲面を
用いることができ、該曲面2が曲面1と交わる交線3の
形状は、正面から見てほぼ2等辺3角形状をしている。
【0027】曲面1と曲面2とが、両者の境界線におい
て単に連続しているだけでは、両者の間に段差が生じ、
光源の光に対して影になる部分が生じる等の不都合が起
きるので、曲面1と曲面2とは滑らかに連続させる必要
がある。
て単に連続しているだけでは、両者の間に段差が生じ、
光源の光に対して影になる部分が生じる等の不都合が起
きるので、曲面1と曲面2とは滑らかに連続させる必要
がある。
【0028】そのための曲面操作としては、図3(a)
に示すように、曲面2上に曲面1に対する接続点P
i(i=1、2、・・・であり、曲面2の頂点部からの
距離が長いもの程添え字iが大きくなるように定義す
る。)を設定した時、点Piにおける曲率半径が、添え
字iの増大につれて大きくなるように形状を設定するこ
とが好ましい。つまり、曲面2の形状から明らかなよう
に、円錐面をその軸に直交する面で切断した場合の断面
曲線は、図3(b)に示すように、切断面と円錐の頂点
との距離が大きくなるほど曲率半径が大きくなるので
(図の点Pj、Pk(j<k)におけるそれぞれの曲率
半径をそれぞれ「rj」、「rk」とすると、「rj<
rk」となる。)、これに連続される曲面1についても
接続点での曲率半径を、図3(a)に矢印Aに示す方向
に進むにつれて大きくする方が曲面同士を滑らかに接続
させるのに有利である。
に示すように、曲面2上に曲面1に対する接続点P
i(i=1、2、・・・であり、曲面2の頂点部からの
距離が長いもの程添え字iが大きくなるように定義す
る。)を設定した時、点Piにおける曲率半径が、添え
字iの増大につれて大きくなるように形状を設定するこ
とが好ましい。つまり、曲面2の形状から明らかなよう
に、円錐面をその軸に直交する面で切断した場合の断面
曲線は、図3(b)に示すように、切断面と円錐の頂点
との距離が大きくなるほど曲率半径が大きくなるので
(図の点Pj、Pk(j<k)におけるそれぞれの曲率
半径をそれぞれ「rj」、「rk」とすると、「rj<
rk」となる。)、これに連続される曲面1についても
接続点での曲率半径を、図3(a)に矢印Aに示す方向
に進むにつれて大きくする方が曲面同士を滑らかに接続
させるのに有利である。
【0029】以上のようにして反射面の基礎となる曲面
4を形成した後、これに光源の挿入孔を形成する。
4を形成した後、これに光源の挿入孔を形成する。
【0030】即ち、図4に示すように、曲面4と、その
中心軸が鉛直軸に対して傾斜した仮想円柱5(図に破線
で示す。)とが交わる部分6(図に斜線を付して示
す。)をくり抜くことによって光源の挿入孔6aを形成
する。
中心軸が鉛直軸に対して傾斜した仮想円柱5(図に破線
で示す。)とが交わる部分6(図に斜線を付して示
す。)をくり抜くことによって光源の挿入孔6aを形成
する。
【0031】これによって、図5に示すように、曲面4
の中ほどの位置に光源の挿入孔6aが形成される。
の中ほどの位置に光源の挿入孔6aが形成される。
【0032】次に、曲面4に対して、ループ状の反射ス
テップを形成する方法を、図6乃至図9に従って説明す
る。尚、上記の方法で得られる曲面4に対して光源の挿
入孔6aを形成する工程は、曲面4に対するループ状の
反射ステップの形成後に行っても良いので、以下では、
説明の便宜上、曲面4には未だ挿入孔6aが形成されて
いないものとする。
テップを形成する方法を、図6乃至図9に従って説明す
る。尚、上記の方法で得られる曲面4に対して光源の挿
入孔6aを形成する工程は、曲面4に対するループ状の
反射ステップの形成後に行っても良いので、以下では、
説明の便宜上、曲面4には未だ挿入孔6aが形成されて
いないものとする。
【0033】図6に示すように、反射面の性能を規定す
る曲面群7を用意する。この曲面群7は、共通の回転対
称軸を有しかつ焦点距離を異にする多数の回転放物面7
a、7a、・・・からなっている。尚、回転放物面7
a、7a、・・・はどれも空間的に交わることがないよ
うに選ばれている。
る曲面群7を用意する。この曲面群7は、共通の回転対
称軸を有しかつ焦点距離を異にする多数の回転放物面7
a、7a、・・・からなっている。尚、回転放物面7
a、7a、・・・はどれも空間的に交わることがないよ
うに選ばれている。
【0034】そして、図7に示すように、上記の曲面4
と曲面群7との交線8、8、・・・を決定する。これら
の交線8、8、・・・は閉曲線又は閉曲線の一部を構成
しており、曲面4上で互いに交差することはない。ま
た、交線8、8、・・・からなる閉曲線群の中心部は、
曲面4が回転対称軸を有する場合には該回転対称軸と曲
面との交点に位置することになるが、曲面が回転対称性
を有しない場合には、回転放物面群を構成する一の回転
放物面と曲面4とが接する点の位置によって決定され
る。
と曲面群7との交線8、8、・・・を決定する。これら
の交線8、8、・・・は閉曲線又は閉曲線の一部を構成
しており、曲面4上で互いに交差することはない。ま
た、交線8、8、・・・からなる閉曲線群の中心部は、
曲面4が回転対称軸を有する場合には該回転対称軸と曲
面との交点に位置することになるが、曲面が回転対称性
を有しない場合には、回転放物面群を構成する一の回転
放物面と曲面4とが接する点の位置によって決定され
る。
【0035】交線8、8、・・・が決定されると、これ
らに従って反射ステップを形成する。即ち、図8に示す
ように、隣接する交線の間に回転放物面群を部分的に埋
めこんでいくことによって反射ステップ9、9、・・・
を形成する。
らに従って反射ステップを形成する。即ち、図8に示す
ように、隣接する交線の間に回転放物面群を部分的に埋
めこんでいくことによって反射ステップ9、9、・・・
を形成する。
【0036】図9は上段に交線の正面図を配置し、下段
に正面図のB−B線に沿って切断した場合の断面形状の
概略図を配置したものである。曲面4上の交線は閉曲線
群の中心部Oに近いものから順に8a、8b、8c、・
・・とされ、これらは反射ステップ9、9・・・の境界
線として現れている。図に破線で示す線は回転放物面群
7を示しており、反射ステップ9aは交線8aによって
区分される内部領域に形成され、反射ステップ9bは交
線8aと8bとの間の内部領域に形成され、反射ステッ
プ9cは交線8bと8cとの間の内部領域に形成される
という具合に各反射ステップの形状が規定される。つま
り、個々の反射ステップ面は焦点距離を異にする回転放
物面の一部をなすように形成され、断面で見て階段状に
形成されることになる。
に正面図のB−B線に沿って切断した場合の断面形状の
概略図を配置したものである。曲面4上の交線は閉曲線
群の中心部Oに近いものから順に8a、8b、8c、・
・・とされ、これらは反射ステップ9、9・・・の境界
線として現れている。図に破線で示す線は回転放物面群
7を示しており、反射ステップ9aは交線8aによって
区分される内部領域に形成され、反射ステップ9bは交
線8aと8bとの間の内部領域に形成され、反射ステッ
プ9cは交線8bと8cとの間の内部領域に形成される
という具合に各反射ステップの形状が規定される。つま
り、個々の反射ステップ面は焦点距離を異にする回転放
物面の一部をなすように形成され、断面で見て階段状に
形成されることになる。
【0037】以上のようにして多重ループ状の反射ステ
ップが反射面に形成されると、これに基づいて反射鏡の
金型を作成するためにCAMデータを得ることができ
る。
ップが反射面に形成されると、これに基づいて反射鏡の
金型を作成するためにCAMデータを得ることができ
る。
【0038】尚、上記の説明では、反射面の基礎となる
曲面4を、曲面1と曲面2とをその境界で滑らかに連続
させることによって得るようにしたが、これに限らず、
図10乃至図14に示すように、曲面2を曲面1に埋設
させるような曲面操作によって新たな曲面を形成するこ
とができる。
曲面4を、曲面1と曲面2とをその境界で滑らかに連続
させることによって得るようにしたが、これに限らず、
図10乃至図14に示すように、曲面2を曲面1に埋設
させるような曲面操作によって新たな曲面を形成するこ
とができる。
【0039】即ち、先ず、図10に示すように、曲面1
と曲面2とを用意してから、図11に示すように、曲面
1の下端境界線L1の両端点Pa、Pbを通り、かつ、
曲面2の下端境界線L2に点Pcで接する円弧Rを引
く。尚、図中の点Sは、曲面2の頂点を示し、曲面1の
背後に位置している。
と曲面2とを用意してから、図11に示すように、曲面
1の下端境界線L1の両端点Pa、Pbを通り、かつ、
曲面2の下端境界線L2に点Pcで接する円弧Rを引
く。尚、図中の点Sは、曲面2の頂点を示し、曲面1の
背後に位置している。
【0040】次に、図12に示すように、円弧R上に分
割点Qi(i=1、2、・・・であり、添え字iは点P
aから点Pbに向かうにつれて増大していき、また、そ
の中の一点Qjは上記点Pcに一致する。)を設定する
ことによって、円弧Rを多数の区間に区分する。尚、そ
の際の区分の仕方については、区間を等間隔に、あるい
は円弧Rの曲率中心や点S等の基準点の回りに等しい角
度をもって区分することができるが、常に等分割を行う
とは限らない。
割点Qi(i=1、2、・・・であり、添え字iは点P
aから点Pbに向かうにつれて増大していき、また、そ
の中の一点Qjは上記点Pcに一致する。)を設定する
ことによって、円弧Rを多数の区間に区分する。尚、そ
の際の区分の仕方については、区間を等間隔に、あるい
は円弧Rの曲率中心や点S等の基準点の回りに等しい角
度をもって区分することができるが、常に等分割を行う
とは限らない。
【0041】そして、図13に示すように、円弧R上の
点Qiと上記点Sとによって、ほぼ3角形状をした面を
張る。例えば、点Sと、点Pc(=Qj)及び点Pcの
隣に位置する分割点Qj+1とを頂点として3角形状の
面Tjを形成し、点Sと、点Qj+1及び点Qj+1の
隣に位置する分割点Qj+2とを頂点とする3角形状の
面Tj+1を形成するという具合に、円弧R上の分割点
Qiの全てについてこのような面を形成する。
点Qiと上記点Sとによって、ほぼ3角形状をした面を
張る。例えば、点Sと、点Pc(=Qj)及び点Pcの
隣に位置する分割点Qj+1とを頂点として3角形状の
面Tjを形成し、点Sと、点Qj+1及び点Qj+1の
隣に位置する分割点Qj+2とを頂点とする3角形状の
面Tj+1を形成するという具合に、円弧R上の分割点
Qiの全てについてこのような面を形成する。
【0042】このような3角形状の部分面を繋ぎ合せる
ことによって、複合面2Aが形成されることになるが、
その表面をさらに滑らかに連続させるために境界線での
接線や曲率を連続化させる操作を行うことによって、当
該曲面が、図14に示すように、背景となる曲面1に調
和し(破線は消失した境界線を示す。)、その全面にお
いて滑らかな連続性を有する曲面4Aが形成されること
になる。
ことによって、複合面2Aが形成されることになるが、
その表面をさらに滑らかに連続させるために境界線での
接線や曲率を連続化させる操作を行うことによって、当
該曲面が、図14に示すように、背景となる曲面1に調
和し(破線は消失した境界線を示す。)、その全面にお
いて滑らかな連続性を有する曲面4Aが形成されること
になる。
【0043】尚、この曲面4Aに対して光源の挿入孔6
aを形成するには、図4で説明したように、曲面4A
と、仮想円柱5との交線で囲まれた部分をくり抜けば良
い。
aを形成するには、図4で説明したように、曲面4A
と、仮想円柱5との交線で囲まれた部分をくり抜けば良
い。
【0044】また、その後の反射ステップの形成につい
ては、図6乃至図9で説明した手順を踏めば良いのでそ
の説明を省略する。
ては、図6乃至図9で説明した手順を踏めば良いのでそ
の説明を省略する。
【0045】しかして、上記した反射面の形成方法によ
れば、反射面のうち光源の挿入孔を形成するための部分
と、当該部分が付加されるその他の部分とを滑らかに連
続させることによって、両者の間に段差が生じないよう
にするとともに、回転放物面群と反射面との交線である
閉曲線群のうち隣接する閉曲線間に反射ステップを割り
付けることによって、反射面のうち光源の挿入孔を形成
するための部分を配光制御の対象として積極的に活用す
ることができる。
れば、反射面のうち光源の挿入孔を形成するための部分
と、当該部分が付加されるその他の部分とを滑らかに連
続させることによって、両者の間に段差が生じないよう
にするとともに、回転放物面群と反射面との交線である
閉曲線群のうち隣接する閉曲線間に反射ステップを割り
付けることによって、反射面のうち光源の挿入孔を形成
するための部分を配光制御の対象として積極的に活用す
ることができる。
【0046】
【実施例】図15は上記の方法で作成される反射面の形
状的特徴の一例を示すものであり、曲面4上の閉曲線群
の配置例を示したものである。
状的特徴の一例を示すものであり、曲面4上の閉曲線群
の配置例を示したものである。
【0047】図示するように、各曲線は曲面4上におい
て指紋状のパターンをもって分布しており、曲面4のう
ち光源の挿入孔が形成される略中央部に位置する閉曲線
が、楕円に近い形状をしているが、曲面1と曲面2との
境界付近に位置する閉曲線はかなり歪んだ曲線となって
いる。
て指紋状のパターンをもって分布しており、曲面4のう
ち光源の挿入孔が形成される略中央部に位置する閉曲線
が、楕円に近い形状をしているが、曲面1と曲面2との
境界付近に位置する閉曲線はかなり歪んだ曲線となって
いる。
【0048】また、曲面1と曲面2との間には視認し得
るような境界線はなく、両曲面に亘って閉曲線10、1
0、・・・が互いに交差することなく分布しているの
で、これらの閉曲線10、10、・・・の間に上記のよ
うに回転放物面を割り付けることによって形成される反
射面には、各反射ステップの形成経路上に段差が生じる
ことがない。
るような境界線はなく、両曲面に亘って閉曲線10、1
0、・・・が互いに交差することなく分布しているの
で、これらの閉曲線10、10、・・・の間に上記のよ
うに回転放物面を割り付けることによって形成される反
射面には、各反射ステップの形成経路上に段差が生じる
ことがない。
【0049】そして、反射面のうち光源の挿入孔が形成
される曲面2での反射光は、光軸にほぼ平行な光とな
り、曲面2を配光上有効な反射面として利用することが
できる。
される曲面2での反射光は、光軸にほぼ平行な光とな
り、曲面2を配光上有効な反射面として利用することが
できる。
【0050】尚、上記の説明では、光源が、曲面2に形
成される挿入孔6aを通してほぼ下側から上方に向かっ
て挿通されるものとしたが、要は、挿入孔を通して光源
を反射鏡の光軸に対して傾斜した方向から反射鏡内の所
定の位置に配置させることができれば如何なる反射鏡で
も構わない。また、閉曲線群の中心部と光源の挿入孔と
が重なり合うような位置関係が常に成立するとは限ら
ず、閉曲線群の中心部が、挿入孔の中心からずれた位置
にあったり、あるいは、閉曲線群の中心部の個数が複数
になったり、閉曲線群の明瞭な中心部が現れない場合等
が生じる。
成される挿入孔6aを通してほぼ下側から上方に向かっ
て挿通されるものとしたが、要は、挿入孔を通して光源
を反射鏡の光軸に対して傾斜した方向から反射鏡内の所
定の位置に配置させることができれば如何なる反射鏡で
も構わない。また、閉曲線群の中心部と光源の挿入孔と
が重なり合うような位置関係が常に成立するとは限ら
ず、閉曲線群の中心部が、挿入孔の中心からずれた位置
にあったり、あるいは、閉曲線群の中心部の個数が複数
になったり、閉曲線群の明瞭な中心部が現れない場合等
が生じる。
【0051】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明車輌用灯具の反射鏡及びその形成方法によれ
ば、反射鏡の光軸に対して傾斜した方向から光源を反射
鏡内に挿入する挿入孔を形成するための部分と、当該部
分が付加されるその他の部分とを段差なく滑らかに連続
させることで、光源の光に対して影になる部分や乱反射
を惹き起こす部分が生じないようにし、かつ、挿入孔を
形成するための部分とその他の部分とに亘って多重ルー
プ状の反射ステップを形成することによって、両部分に
よる反射光を配光上有効な光として利用することができ
るので、光束の利用率の向上を図り、反射面の前方に配
置されるレンズに影等が生じることがないようにして見
栄えを良好にすることができる。
に、本発明車輌用灯具の反射鏡及びその形成方法によれ
ば、反射鏡の光軸に対して傾斜した方向から光源を反射
鏡内に挿入する挿入孔を形成するための部分と、当該部
分が付加されるその他の部分とを段差なく滑らかに連続
させることで、光源の光に対して影になる部分や乱反射
を惹き起こす部分が生じないようにし、かつ、挿入孔を
形成するための部分とその他の部分とに亘って多重ルー
プ状の反射ステップを形成することによって、両部分に
よる反射光を配光上有効な光として利用することができ
るので、光束の利用率の向上を図り、反射面の前方に配
置されるレンズに影等が生じることがないようにして見
栄えを良好にすることができる。
【図1】図2乃至図5とともに本発明に係る反射面の基
本面の形成方法について説明するための図であり、本図
は基本面のベースとなる曲面を示す正面図である。
本面の形成方法について説明するための図であり、本図
は基本面のベースとなる曲面を示す正面図である。
【図2】基本面において光源の挿入孔が形成される部分
の曲面と図1の曲面との関係を示す正面図である。
の曲面と図1の曲面との関係を示す正面図である。
【図3】基本面において光源の挿入孔が形成される部分
の曲面と図1の曲面との境界における連続性について説
明するための図であり、(a)は正面図、(b)は接続
点における曲率半径について示す概略図である。
の曲面と図1の曲面との境界における連続性について説
明するための図であり、(a)は正面図、(b)は接続
点における曲率半径について示す概略図である。
【図4】基本面に対する光源の挿入孔の形成について示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図5】光源の挿入孔が形成された基本面を示す斜視図
である。
である。
【図6】図7乃至図9とともに、図5の基本面に対する
多重ループ状の反射ステップの形成について説明するた
めの図であり、本図は回転放物面群を示す斜視図であ
る。
多重ループ状の反射ステップの形成について説明するた
めの図であり、本図は回転放物面群を示す斜視図であ
る。
【図7】回転放物面群と基本面との交線として得られる
閉曲線群を示す斜視図である。
閉曲線群を示す斜視図である。
【図8】反射ステップの形成について説明するための斜
視図である。
視図である。
【図9】閉曲線の正面形状及び反射ステップの断面形状
を示す図である。
を示す図である。
【図10】図11乃至図14とともに基本面の形成に係
る別の方法を示すものであり、本図は基本面のベースと
なる曲面と、光源の挿入孔が形成される部分の曲面とを
示す斜視図である。
る別の方法を示すものであり、本図は基本面のベースと
なる曲面と、光源の挿入孔が形成される部分の曲面とを
示す斜視図である。
【図11】基本面のベースとなる曲面の下縁境界線上の
2つの端点を通り、光源の挿入孔が形成される部分の曲
面に接する円弧を設定する操作を示す斜視図である。
2つの端点を通り、光源の挿入孔が形成される部分の曲
面に接する円弧を設定する操作を示す斜視図である。
【図12】図11の円弧上に多数の分割点を設定した様
子を示す斜視図である。
子を示す斜視図である。
【図13】光源の挿入孔が形成される部分の頂点部と、
円弧上の分割点とによって張られる3角形状の部分面の
形成について説明するための斜視図である。
円弧上の分割点とによって張られる3角形状の部分面の
形成について説明するための斜視図である。
【図14】図13の3角形状の部分面を滑らかに連続さ
せることによって得られる曲面を示す斜視図である。
せることによって得られる曲面を示す斜視図である。
【図15】反射面おける閉曲線群の配置例を示す斜視図
である。
である。
【図16】図17とともに従来の車輌用灯具の反射鏡の
一例を示す概略図であり、本図は正面図である。
一例を示す概略図であり、本図は正面図である。
【図17】中央縦断面図である。
【図18】従来の問題点について説明するための図であ
る。
る。
1 曲面(その他の部分) 2 曲面(光源の挿入孔を形成するための部分) 4 曲面(基本面) 6a 挿入孔 7 回転放物面群 7a 回転放物面 8 閉曲線群 9 反射ステップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−28101(JP,A) 特開 平6−28906(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F21S 8/10 F21W 101:14
Claims (4)
- 【請求項1】 焦点距離を異にする多数の回転放物面か
らなる回転放物面群と反射面の基本面との交線として得
られる閉曲線群のうち隣接する閉曲線の間にそれぞれの
回転放物面を部分的に割り付けることで多数の反射ステ
ップが形成された反射面を有する車輌用灯具の反射鏡で
あって、 (1)反射鏡の光軸に対して傾斜した方向から光源を反
射鏡内に挿入するための挿入孔が反射鏡に形成されてい
ること、 (2)反射面のうち光源の挿入孔を形成するための部分
と、当該部分が付加されるその他の部分とを有するとと
もに両部分が滑らかに連続されており、両者の間に段差
がないこと、 (3)反射面のうち光源の挿入孔を形成するための部分
と、当該部分が付加されるその他の部分とに亘って多重
ループ状の反射ステップが形成されていること、 を特徴とする車輌用灯具の反射鏡。 - 【請求項2】 請求項1に記載した車輌用灯具の反射鏡
の形成方法であって、 (1)反射面の基本面において、反射鏡の光軸に対して
傾斜した方向から光源を反射鏡内に挿入する挿入孔を形
成するための曲面部と、当該曲面部が付加されるその他
の曲面部とを、両者間に段差を生じさせることなく滑ら
かに連続させ、 (2)焦点距離を異にする多数の回転放物面からなる回
転放物面群を設定し、 (3)基本面と回転放物面群との交線である閉曲線群を
決定し、 (4)閉曲線群のうち隣接する閉曲線の間に回転放物面
をそれぞれ部分的に割り付けることで多数の反射ステッ
プをループ状に形成する、 ことを特徴とする車輌用灯具の反射鏡の形成方法。 - 【請求項3】 請求項2に記載した車輌用灯具の反射鏡
の形成方法であって、 反射面の基本面において、反射鏡の光軸に対して傾斜し
た方向から光源を反射鏡内に挿入する挿入孔を形成する
ための曲面部を略円錐面状とし、該曲面部とその他の曲
面部とを、両者の境界において曲率が連続するように接
続したことを特徴とする車輌用灯具の反射鏡の形成方
法。 - 【請求項4】 請求項2に記載した車輌用灯具の反射鏡
の形成方法であって、 反射面の基本面において、反射鏡の光軸に対して傾斜し
た方向から光源を反射鏡内に挿入する挿入孔を形成する
ための曲面部を略円錐面状とし、該曲面部に接し、か
つ、反射面の上下縁又は左右縁の2つの端点を通る円弧
上に複数の分割点を設定した後、略円錐面状の曲面部の
頂点部及び円弧上の隣り合う2つの分割点を頂点とする
3角形状の部分面を段差なく滑らかに連続させるように
したことを特徴とする車輌用灯具の反射鏡の形成方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19413095A JP3202149B2 (ja) | 1995-07-07 | 1995-07-07 | 車輌用灯具の反射鏡及びその形成方法 |
US08/676,923 US5966256A (en) | 1995-07-07 | 1996-07-08 | Vehicle lamp with reflection mirror and a method of forming the same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19413095A JP3202149B2 (ja) | 1995-07-07 | 1995-07-07 | 車輌用灯具の反射鏡及びその形成方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0922605A JPH0922605A (ja) | 1997-01-21 |
JP3202149B2 true JP3202149B2 (ja) | 2001-08-27 |
Family
ID=16319414
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19413095A Expired - Fee Related JP3202149B2 (ja) | 1995-07-07 | 1995-07-07 | 車輌用灯具の反射鏡及びその形成方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5966256A (ja) |
JP (1) | JP3202149B2 (ja) |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB334891A (en) * | 1929-06-10 | 1930-09-10 | Joseph Macnab | Improvements relating to light ray reflectors |
US1903417A (en) * | 1931-05-25 | 1933-04-11 | Grant John Audley | Headlight |
DE3027719A1 (de) * | 1980-07-22 | 1982-02-11 | Patent-Treuhand-Gesellschaft für elektrische Glühlampen mbH, 8000 München | Reflektor zur ausleuchtung einer flaeche |
US5097399A (en) * | 1990-08-10 | 1992-03-17 | Gammache Richard J | Flashlight with swivel head |
JP2512363B2 (ja) * | 1992-01-06 | 1996-07-03 | 株式会社小糸製作所 | 車輌用灯具の反射鏡及びその金型作製方法 |
-
1995
- 1995-07-07 JP JP19413095A patent/JP3202149B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1996
- 1996-07-08 US US08/676,923 patent/US5966256A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0922605A (ja) | 1997-01-21 |
US5966256A (en) | 1999-10-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |