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JP3202034B2 - 三級アルコール類の共用下でのポリイソシアネート重付加反応による発泡プラスチックの製造法 - Google Patents

三級アルコール類の共用下でのポリイソシアネート重付加反応による発泡プラスチックの製造法

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JP3202034B2
JP3202034B2 JP14845491A JP14845491A JP3202034B2 JP 3202034 B2 JP3202034 B2 JP 3202034B2 JP 14845491 A JP14845491 A JP 14845491A JP 14845491 A JP14845491 A JP 14845491A JP 3202034 B2 JP3202034 B2 JP 3202034B2
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J9/00Working-up of macromolecular substances to porous or cellular articles or materials; After-treatment thereof
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    • C08J9/12Working-up of macromolecular substances to porous or cellular articles or materials; After-treatment thereof using blowing gases generated by a previously added blowing agent by a physical blowing agent
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C08J2375/04Polyurethanes

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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明の対象は、発泡プラスチッ
クの製造法に係わるものであり、特に硬質ウレタン基を
含有する圧縮周辺部とセル構造の発泡体中心部(以降
「核」を「中心部」と読みかえる)を持った成形物の製
造法であり、 a)有機および/または変性有機ポリイソシアネート
と、 b)少なくとも2個の反応性水素原子を有していてオレ
フィン不飽和ポリエステルまたはアルキッド樹脂を含ま
ない高分子量化合物の少なくとも1種および場合によっ
ては c)低分子量の鎖長延長剤および/または架橋剤とを d)発泡剤としての三級アルコールまたは好適には少な
くとも1種類の三級アルコールと水からなる混合物およ
び e)触媒および場合によっては f)助剤および/または添加剤の存在において圧縮下で
密閉器中で反応させることによる、ポリイソシアネート
重付加反応による圧縮周辺部と発泡中心部を有する発泡
プラスチックの製造法である。 また、本発明の方法に
おいて、以下の記載にかかわらず請求項記載の反応は、
圧縮下での密閉器中で行われる。 さらに、[発明の詳細
な説明]の詳述から明らかなごとく、請求項記載の製造
法に使用される出発物質およびそれらの反応により得ら
れた発泡プラスチックはポリビニルハロゲン化物を含ま
ない。
【0002】
【従来の技術】セル構造のポリイソシアネート重付加反
応生成物、例えばセル構造ポリウレタン−エラストマー
および屈撓性、半硬質または硬質ポリウレタン−発泡体
の製造を、有機ポリイソシアネートおよび/または変性
有機ポリイソシアネートと少なくとも2個の反応性水素
原子を有する高分子量化合物、例えばポリオキシアルキ
レン−ポリアミンおよび/または好適には例えば500
乃至12000の分子量を有するポリヒドロキシル化合
物および場合により約500までの分子量を有する鎖長
延長剤および/または架橋剤とを、触媒、発泡剤、助剤
および/または添加剤の存在下に反応させることで達成
できることは、多くの特許公刊物および文献公刊物によ
り周知である。構成成分のポリイソシアネート、反応性
水素原子を有する高分子量化合物および場合により鎖長
延長剤および/または架橋剤の適当な選択によって、こ
の方法により弾性または硬質の、セル構造を有するポリ
イソシアネート重付加反応生成物並びに上述の物性の中
間にある各種生成物が製造されることができる。
【0003】セル構造ポリウレタン(PU)−エラスト
マー、ポリウレタン(PU)−発泡体およびポリイソシ
アヌレート(PIR)−発泡体並びに圧縮周辺部とセル
構造核を有する成形物を、これらの重付加反応生成物か
ら製造する方法、これら生成物の機械物性および利用法
についての総説は、例えばモノグラフィーのハイポリマ
ーズ(High Polymers),XVI巻、“ポ
リウレタン”(“Polyurethanes”)、I
部およびII部、ジェー.エッチ.ソーンダーズ(J.
H.Saunders)およびケー.シー.フリッシュ
(K.C.Frisch)、[インターサイエンス パ
ブリッシャーズ出版元(VerlagIntersci
ence Publishers),ニューヨーク(N
ewYork)1962年または1964年)、合成樹
脂−ハンドブック(Kunststoff−Handb
uch),VII巻、“ポリウレタン”(Polyur
ethane”),1966年1版、エル.ビー ベー
グ博士(Dr.R.Vieweg)およびアー.ヘヒト
レン博士(Dr.A.Hochtlen)著および19
83年2版、ゲー.エルテル博士著(Dr.G.Oer
tel)[出版元カール ハンザー(Carl Han
ser),ミュンヘン(Munchen)]および“イ
ンテグラルスキンフォーム”(“Integralsc
haumstoffe”),ハー.ピーコタ博士(D
r.H.Piechota)およびハー.レール博士
(Dr.H.Rohr)著[出版元カール ハンザー
(Carl Hanser),ミュンヘン(Munch
en),ウィーン(Wien)1975年]等により与
えられている。
【0004】ポリイソシアネート重付加反応に従っての
セル構造プラスチックの製造のためには、本質的に2種
類の発泡剤が使用される:発熱反応である重付加反応の
影響下で蒸発する低沸点、不活性の液体、例えば特にブ
タン、ペンタン等のアルカンまたは好適には塩化メチレ
ン、ジクロルモノフルオロメタン、トリクロルフルオロ
メタン等のハロゲン化炭化水素類および化学反応または
熱分解によって発泡ガスを生成する化学的化合物等があ
る。模範的には、水がイソシアネートと反応してアミン
および二酸化炭素を生成し、これが同時にポリウレタン
製造につながり、熱的に不安定な化合物例えばアゾイソ
酪酸ニトリルの分離となり、これが分解生成物として窒
素のほかに毒性のテトラメチルコハク酸ジニトリルを生
成させるかまたはアゾジカルボンアミドを生成して、こ
れを発泡剤組合わせの組成分として利用することが、欧
州特許公開公報第0092740号(カナダ特許第12
08912号)において開示されている。最後に掲げた
方法で、熱的に不安定な化合物例えばアゾ化合物、ヒド
ラジド、セミカルバジド、N−ニトロソ化合物、ベンズ
オキサジン等[クンストシュトッフ(Kunststo
ffe)66(1976),698頁から701頁]が
通常ポリマー前駆体中に導入されるか、またはプラスチ
ック顆粒上に回転混合され押出成形によって発泡させら
れるが、この方法では技術的に二義的な意味しか持たな
いものであり、従って物理的に作用する低沸点液体、特
にクロルフルオロアルカンが、世界中で大規模にポリウ
レタン発泡体およびポリイソシアヌレート発泡体の製造
に使用されている。この発泡ガスの欠点は、環境に対す
る負担をかけることである。これに対して、熱分解また
は化学反応による発泡ガス生成の場合には、分解生成物
および/または反応性副生物が重付加反応生成物中に沈
着するかまたは化学結合し、生成プラスチックの機械物
性を望ましくない方向に変化させることになる。水とイ
ソシアネートからの二酸化炭素生成の場合には、重付加
反応生成物中に尿素基が生成し、これはその量に応じて
圧縮強度の改良となることもあり、さらにポリウレタン
の脆性につながることもある。
【0005】ポリイソシアネート重付加反応生成物の製
造時に泡生成が起こるメカニズム、およびこの反応に対
するシロキサン−オキシアルキレン−コポリマーを基礎
にした表面活性助剤の影響が、ビー.カンナーおよび共
同研究者(B.Kanneret al.)により記載
されている[発泡プラスチック誌(J.of cell
ular Plastics),1969年1月、32
頁から39頁]。
【0006】これら公刊物の記述に従えば、同一形状の
セル構造および優れた機械物性を有するセル含有ポリイ
ソシアネート重付加生成物の生成のための本質的な必要
条件は、例えば二酸化炭素および/または不活性、低沸
点液体の有機ポリイソシアネートおよび/または反応性
水素原子を有する化合物中の均質溶液を備えることであ
る[ラバー エイジ(Rubber Age),エル.
エム.ツボリンスキー(L.M.Zwolinski)
著、“ポリウレタン用発泡剤”(“Blowing A
gents for Polyurethane
s”),1975年7月、50頁から55頁、および英
国特許公開公報第904003号]。発泡剤が上述の構
成成分に溶解しない場合には、唯粗大な気孔が得られる
だけであるか、または大部分の場合には全く発泡体が得
られないことになる。
【0007】このような欠点を除くために、米国特許第
4544679号の記述によれば高いフルオロクロル炭
化水素溶解度を有する特別のポリオール混合物が加えら
れるか、および/または部分的に溶解媒体の量を多くし
て、発泡剤とポリイソシアネートおよび/またはポリオ
ールからの均質溶液を得ることが実験されている[ケ
ー.タナベ(K.Tanabe),アイ.カメムラ
(I.Kamemura)およびエス.コザワ(S.K
ozawa),28.SPI−会議、1984年、53
頁から57頁]。
【0008】さらに西独特許公告公報第1126131
号(米国特許第2865869号)からは、アルキド樹
脂とポリイソシアネートとを加熱によりガスを生成する
反応物の添加の下に反応させることによって、ポリエス
テルウレタン−発泡体を製造する方法が開示されてい
る。適当なガス生成反応物としては、三級アルコールと
触媒的に有効量の無機濃酸または有機濃酸、例えば硫
酸、リン酸、硝酸、塩酸、ピクリン酸、トリフルオロ酢
酸、またはルイス酸、例えば塩化アルミニウムまたは三
フッ化ホウ素等がある。これらのポリエステルウレタン
−発泡体の欠点は、加水分解安定性が低いことである。
エステル基の鹸化によって新しいカルボキシル基が生成
することにより、重付加反応生成物の加水分解性分解が
さらに自己接触的に促進され、このためにオレフィン不
飽和ポリエステルおよび特に2,4−および2,6−ト
ルイレン−ジイソシアネートを基礎にして製造されたポ
リエステルウレタン−発泡体は、唯単に不十分な機械物
性を有するだけになっている。本特許中には、反応射出
成形技術(RIM)によるインテグラルスキンフォーム
および微多孔質成形物の製造法は、記載されていない。
【0009】
【発明の目的】本発明の使命は、ポリイソシアネート−
重付加反応生成物製造のための反応混合物の流動性状を
改良することにある。この基準によれば、反応射出成形
技術(RIM)による加圧下においてもまた、均質な金
型内充填が達成されなければならない。成形物は、平滑
で本質的に空隙部分のない表面を有していなければなら
ない。
【0010】これらのほかに、ポリイソシアネート−重
付加反応に従ってのセル構造プラスチック製造のための
発泡剤としては、周知のフルオロクロル炭化水素が別の
環境に障害のない発泡剤によって置換されなければなら
ない。
【0011】
【発明の構成】これらの使命は、驚くべきことに発泡剤
として水の存在を有するかまたは有しない条件で、三級
アルコールの添加により解決されることができた。
【0012】本発明の対象は、従ってポリイソシアネー
ト−重付加反応によるセル構造プラスチックの製造法で
あり、以下の各成分を反応させることであって、即ち a)有機および/または変性有機ポリイソシアネート
を、 b)アルキッド樹脂を除く、少なくとも2個の反応性水
素原子を有する少なくとも1種類の高分子化合物および
場合によっては c)低分子量の鎖長延長剤および/または架橋剤とを、 d)発泡剤、 e)触媒および場合によっては f)助剤および/または添加剤 の存在において反応させることであり、ここにおいて発
泡剤(d)として少なくとも1種類の三級アルコール
(di)を利用することを、特徴としている。
【0013】本発明の別の対象は、ウレタン基を含有す
るプラスチックからの圧縮周辺部とセル構造核を有する
成形物の製造法であり、ここにおいては a)有機および/または変性有機ポリイソシアネートを b)少なくとも2個の反応性水素原子を有する少なくと
も1種類の高分子量化合物および場合によっては c)低分子量の鎖長延長剤および/または架橋剤とを、 d)発泡剤、 e)触媒および場合によっては f)助剤および/または添加剤 の存在において反応させるのに、発泡剤(d)として少
なくとも1種類の三級アルコール(di)を利用するこ
とを特徴とする圧縮下での密封金型内での反応によるこ
とである。
【0014】三級アルコール類(di)の共用によっ
て、反応混合物の流動性能が著しく改良され、これによ
り複雑な空間形状を有する大容量の成形金型においても
均質に充填されることができる。これによって標準化さ
れることにより、同等の機械物性を有する成形物が得ら
れる。物理的に作用する発泡剤が存在しなくても、特に
水とポリイソシアネートとの反応で生成する二酸化炭素
が存在すれば発泡は実施され、密封された合目的の温度
調節された成形金型中での圧縮によって、本質的に表面
に空隙のない強く特徴的な周辺部とち密で平滑な表面を
有するセル構造成形物が得られる。この強く特徴的な周
辺部は、特に全比重が0.3乃至1g/cm3であるウ
レタン基を含む硬質インテグラルスキンフォーム、いわ
ゆる硬質フォームのデュロマー(Duromer)の製
造時に顕著である。本発明で製造されたデュロマーの機
械物性は、トリクロルフルオロメタンで発泡された発泡
体と少なくとも同等であり、一般的にはそれよりも優れ
ている。特に成形物の全成形部分について機械物性が均
一であることが、特徴的であり従って特筆できる優秀性
となっている。
【0015】(a)から(f)までの構成成分につい
て、特に本発明で利用される発泡剤(d)について、セ
ル構造のポリイソシアネート−重付加反応生成物、特に
ウレタン基またはウレタン基およびイソシアヌレート基
を含む発泡体の製造のための各組成分について、以下に
説明する: a)有機ポリイソシアネートとしては、既知の脂肪族、
脂環族、アリール脂肪族および特に芳香族多価イソシア
ネートが重要である。
【0016】個々に例示すれば例えば次のようである:
アルキレン基に4乃至12個の炭素原子を有するアルキ
レンイソシアネート、例えば1,12−ドデカン−ジイ
ソシアネート、2−エチル−テトラメチレン−ジイソシ
アネート−1,4、2−メチル−ペンタメチレン−ジイ
ソシアネート−1,5、テトラメチレン−ジイソシアネ
ート−1,4および特に好適にはヘキサメチレン−ジイ
ソシアネート−1,6;脂環族ジイソシアネート、例え
ばシクロヘキサン−1,3−ジイソシアネートおよびシ
クロヘキサン−1,4−ジイソシアネート並びにこれら
異性体の任意の混合物、1−イソシアネート−3,3,
5−トリメチル−5−イソシアネートメチル−シクロヘ
キサン(イソホロン−ジイソシアネート)、2,4−ヘ
キサヒドロトルイレン−ジイソシアネートおよび2,6
−ヘキサヒドロトルイレン−ジイソシアネート並びに対
応する異性体混合物、4,4′−、2,2′−および
2,4′−ジシクロヘキシルメタン−ジイソシアネート
並びに対応する異性体混合物および特に好適には芳香族
ジ−およびポリイソシアネート、例えば2,4−および
2,6−トルイレン−ジイソシアネートおよび対応する
異性体混合物、4,4′−、2,4′−および2,2′
−ジフェニルメタン−ジイソシアネートおよび対応する
異性体混合物、4,4′−および2,4′−ジフェニル
メタン−ジイソシアネートからの混合物、ポリフェニル
−ポリメチレン−ポリイソシアネート、4,4′−、
2,4′−および2,2′−ジフェニルメタン−ジイソ
シアネートからの混合物およびポリフェニル−ポリメチ
レン−ポリイソシアネート(粗MDI)、特に粗MDI
重量当りで30乃至80重量%のジフェニルメタン−ジ
イソシアネート−異性体含量となるポリイソシアネート
および粗MDIとトルイレン−ジイソシアネートとから
の混合物等である。有機ジ−およびポリイソシアネート
は、個々においてかまたは混合物の形で加えられること
ができる。
【0017】しばしばまた、いわゆる変性多価イソシア
ネート、即ちジ−および/またはポリイソシアネートの
化学反応により得られる生成物が利用されることがあ
る。例えば、エステル−、尿素−、ビューレット−、ア
ロファネート−、カルボジイミド−、イソシアヌレート
−、ウレチジオン−および/またはウレタン基を含むジ
−および/またはポリイソシアネートがある。例えば個
々に例示すると、ウレタン基含有有機ポリイソシアネー
ト、好適にはNCO−含量が全重量に対して33.6乃
至15重量%、特に31乃至21重量%である芳香族ポ
リイソシアネートであり、例えば低分子量ジオール、ト
リオール、ジアルキレングリコール、トリアルキレング
リコールまたは1800までの分子量を有するポリオキ
シアルキレングリコールで変性された4,4′−ジフェ
ニルメタン−ジイソシアネートまたは2,4−または
2,6−トルイレン−ジイソシアネートであり、ここで
はジ−またはポリアルキレン−グリコールとしては個々
にかまたは混合物として加えられることができ、例えば
以下のポリオールが適当である:即ちジエチレン−、ジ
プロピレン−、ポリオキシエチレン−、ポリオキシプロ
ピレン−およびポリオキシプロピレン−ポリオキシエチ
レン−グリコール等である。また全重量当りで25乃至
3.5重量%のNCO−含量、好適には21乃至14重
量%のNCO−含量を有するNCO−基含有プレポリマ
ーが、以下に記載するポリエステル−および/または好
適にはポリエーテル−ポリオールおよび4,4′−ジフ
ェニルメタン−ジイソシアネート、2,4′−および
4,4′−ジフェニルメタン−ジイソシアネートからの
混合物、2,4−および/または2,6−トルイレン−
ジイソシアネートからの混合物または粗−MDIから製
造されることができる。さらに、全重量当りで38.6
乃至15重量%、好適には31乃至21重量%のNCO
−含量を有する液状カルボジイミド基および/またはイ
ソシアヌレート環を含有するポリイソシアネート、例え
ば4,4′−、2,4′−および/または2,2′−ジ
フェニルメタン−ジイソシアネートおよび/または2,
4−および/または2,6−トルイレン−ジイソシアネ
ートに基づいたプレポリマーが、適当であることが実証
されている。
【0018】変性ポリイソシアネート類は相互に混合さ
れることができるし、または非変性有機ポリイソシアネ
ート類、例えば2,4′−、4,4′−ジフェニルメタ
ン−ジイソシアネート、粗−MDI、2,4−および/
または2,6−トルイレン−ジイソシアネート等と、場
合により混合されることもできる。
【0019】特に有機ポリイソシアネートとして適当で
あることが実証され、好適にセル構造エラストマーの製
造に利用されるポリイシシアネートは、以下のようであ
る:NCO−含量が25乃至9重量%を有するNCO−
基含有プレポリマーであり、特にポリエーテル−または
ポリエステル−ポリオールおよび1個以上のジフェニル
メタン−ジイソシアネート−異性体、特徴的には4,
4′−ジフェニルメタン−ジイソシアネ−トおよび/ま
たはNCO−含量33.6乃至15重量%を有する変性
ウレタン基含有有機ポリイソシアネートまたはジフェニ
ルメタン−ジイソシアネート−異性体混合物とに基づい
て可撓性(軟質)ポリウレタン発泡体の製造に適してい
るポリイソシアネート類は、2,4−および2,6−ト
ルイレン−ジイソシアネートからの混合物、トルイレン
−ジイソシアネート類および粗−MDIからの混合物ま
たは特にジフェニルメタン−ジイソシアネート−異性体
および粗−MDIを基礎にした上述のプレポリマー等で
あり、ポリウレタン−またはポリウレタン−ポリイソシ
アヌレート−硬質発泡体の製造には、粗−MDIが好適
である。 b)少なくとも2個の反応性水素原子を有する高分子量
化合物としては、合目的に2乃至8個の官能基と400
乃至8000の分子量を有する化合物が使用される。例
えばポリエーテル−ポリアミンおよび/または好適には
ポリエーテル−ポリオールの群、アルカンジカルボン酸
と多価アルコールから製造されるポリエステル−ポリオ
ール、ポリチオエーテル−ポリオール、ポリエステルア
ミド、ヒドロキシル基含有ポリアセタールおよびヒドロ
キシル基含有脂肪族ポリカーボネートまたは少なくとも
上述のポリオールの2種類からの混合物等の群からポリ
オールが選ばれるのが正しいと実証されている。好適に
は、ポリエステル−ポリオールおよび/またはポリエー
テル−ポリオールが使用される。これに対して、少なく
とも2個の反応性水素原子を有する高分子量化合物
(b)としては、アルキッド樹脂または反応性、オレフ
ィン不飽和二重結合を有するポリエステル成形材料は不
適当である。
【0020】適当なポリエステル−ポリオールは、例え
ば2乃至12個の炭素原子を有するアルカンジカルボン
酸、特に4乃至6個の炭素原子を有するアルカンジカル
ボン酸またはアルカンジカルボン酸と芳香族ポリカルボ
ン酸とからの混合物と多価アルコール類、特に2乃至1
2個の炭素原子、好適には2乃至6個の炭素原子を有す
るジオールおよび/またはアルキレングリコールとか
ら、製造されることができる。アルカンジカルボン酸と
しては、例えばコハク酸、グルタール酸、アジピン酸、
コルク酸、アゼライン酸、セバチン酸およびデカンジカ
ルボン酸が考えられる。適当な芳香族ポリカルボン酸
は、例えばフタル酸、イソフタル酸およびテレフタル酸
である。この場合に、アルカンジカルボン酸は個別に単
独でも、相互の混合物の形ででも使用されることができ
る。遊離のジカルボン酸の代りに、また対応するジカル
ボン酸誘導体、例えば1乃至4個の炭素原子を有するア
ルコールとのジカルボン酸エステルまたはジカルボン酸
無水物も、使用されることができる。特にコハク酸、グ
ルタール酸およびアジピン酸からのジカルボン酸混合物
を、例えば20乃至35:35乃至50:20乃至32
−重量部の量比で混合したものが適当しているが、特に
アジピン酸が好適である。2価および多価アルコールの
例としては、特にジオールまたはアルキレングリコール
がある。例えば、エタンジオール、ジエチレングリコー
ル、1,2−または1,3−プロパンジオ−ル、ジプロ
ピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,5−
ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,1
0−デカンジオール、グリセリンおよびトリメチロール
プロパン等である。好適には、エタンジオール、ジエチ
レングリコール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペ
ンタンジオール、1,6−ヘキサンジオールまたは上記
ジオールの少なくとも2種類からの混合物、特に1,4
−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオールおよび
1,6−ヘキサンジオールからの混合物が適している。
さらに、ラクトン類、例えばε−カプロラクトンからの
ポリエステル−ポリオールまたはヒドロキシカルボン
酸、例えばω−ヒドロキシカルボン酸からのポリエステ
ル−ポリオールも使用されることができる。
【0021】ポリエステル−ポリオールの製造のために
は、芳香族および脂肪族ジカルボン酸および好適にはア
ルカンジカルボン酸および/またはその誘導体からの混
合物と多価アルコールが触媒なしで、または好適にはエ
ステル化触媒の存在下で合目的には不活性ガス、例えば
窒素、ヘリウム、アルゴン等の雰囲気において150乃
至250℃の温度、特に180乃至220℃の温度で溶
融状態において必要ならば減圧下で希望する酸価、好適
には10よりも小さくなるまで、特に好適には2よりも
小さくなるまでエステル化により重縮合される。より詳
細に説明すれば、エステル化混合物は上述の温度の際に
80乃至30の酸価まで、好適には40乃至30の酸価
まで常圧で反応させられ、次に500ミリバールより小
さい圧、好適には50乃至150ミリバールまでの減圧
にして重縮合される。エステル化触媒としては、例えば
鉄−、カドミウム−、コバルト−、鉛−、亜鉛−、アン
チモン−、マグネシウム−、チタン−および錫触媒が、
金属、金属酸化物または金属塩の形で使用される。しか
しながらまた、重縮合反応は稀釈剤および/または共沸
点促進剤、例えばベンゾール、トルオール、キシロール
またはクロルベンゾールの存在において液相で、縮合に
より生成する水の共沸留去を行なうようにして実施され
ることができる。
【0022】ポリエステル−ポリオールの製造のために
は、有機ポリカルボン酸および/またはその誘導体と多
価アルコールとは、特徴的には1:1乃至1.8、好適
には1:1.05乃至1.2のモル比で重縮合される。
【0023】得られたポリエステル−ポリオールは、好
適には2乃至4の官能性、特に好適には2乃至3の官能
性を有し、分子量が480乃至3000、好適には12
00乃至3000、特に好適には1800乃至2500
となっている。
【0024】しかしながらポリオールとしては特に、ポ
リエーテル−ポリオールが使用され、これは周知の方法
に従って、例えばアルカリ水酸化物、例えば水酸化ナト
リウムまたは水酸化カリウムまたはアルカリアルコラー
ト、例えばナトリウムメチラート、ナトリウム−または
カリウムメチラートまたはカリウムイソプロピラートを
触媒として、少なくとも2乃至8個の反応性水素原子を
結合して有している反応開始剤分子の添加の下に、また
はルイス酸、例えば五塩化アンチモン、フッ化ホウ素−
エーテル等または漂白土を触媒とするカチオン重合によ
り、2乃至4個の炭素原子をアルキレン基に有している
1個以上のアルキレンオキシドから製造されることがで
きる。
【0025】適当なアルキレンオキシドは、例えばテト
ラヒドロフラン、1,3−プロピレンオキシド、1,2
−または2,3−ブチレンオキシド、スチロールオキシ
ドおよび好適にはエチレンオキシドおよび1,2−プロ
ピレンオキシドである。これらのアルキレンオキシド
は、個々にか次々と変えてかまたは混合物として使用さ
れることができる。反応開始剤分子として考えられるの
は、例えば水、有機ジカルボン酸例えばコハク酸、アジ
ピン酸、フタル酸およびテレフタル酸、脂肪族および芳
香族、場合によりアルキル基に1乃至4個の炭素原子を
有するN−モノ−、N,N−およびN,N′−ジアルキ
ル置換ジアミン、例えばモノ−およびジアルキル置換エ
チレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレン
テトラミン、1,3−プロピレンジアミン、1,3−ま
たは1,4−ブチレンジアミン、1,2−、1,3−、
1,4−、1,5−および1,6−ヘキサメチレンジア
ミン、フェニレンジアミン、2,3−、2,4−および
2,6−トルイレンジアミンおよび4,4′−、2,
4′−および2,2′−ジアミノ−ジフェニルメタン等
である。
【0026】反応開始剤分子としてさらに考えられるの
は、アルカノールアミン、例えばエタノールアミン、ジ
エタノールアミン、N−メチル−およびN−エチル−エ
タノ−ルアミン、N−メチル−およびN−エチル−ジエ
タノールアミンおよびトリエタノールアミンおよびアン
モニアである。好適には、多価の特に2価乃至8価のア
ルコール、例えばエタンジオール、プロパンジオール−
1,2および−1,3、ジエチレングリコール、ジプロ
ピレングリコール、ブタンジオール−1,4、ヘキサン
ジオール−1,6、グリセリン、トリメチロールプロパ
ン、ペンタエリトリット、ソルビットおよびサッカロー
スがある。
【0027】ポリエーテル−ポリオール、好適にはポリ
オキシプロピレン−およびポリオキシプロピレン−ポリ
オキシエチレン−ポリオールは、弾性または硬質のセル
構造ポリイソシアネート−重付加反応生成物の製造のた
めには、好適に2乃至4個の官能性および特に好適には
2および/または3個の官能性および1800乃至60
00、特に2400乃至4000の分子量を有してお
り、特に適したポリオキシテトラメチレン−グリコール
は約3500の分子量を有していて、硬質のセル構造ポ
リイソシアネート−重付加反応生成物の製造、特にデュ
ロマーの製造のためには3乃至8個の官能基、特に好適
には3乃至6個の官能性と、400乃至3200の分子
量、特に600乃至2400の分子量を有している。
【0028】ポリエーテル−ポリオールとしては、さら
にポリマー変性ポリエーテル−ポリオールがあり、特に
グラフト−ポリエーテル−ポリオールとしてスチロルお
よび/またはアクリロニトリルをベースにしたグラフト
−ポリエーテル−ポリオールが有効であり、これはアク
リロニトリル、スチロールまたは好適にはスチロールお
よびアクリロニトリルからの混合物で例えば両者の重量
比が90:10乃至10:90、好適には70:30乃
至30:70で、西独特許第1111394号、第12
22669号(米国特許第3304273号、第338
3351号、第3523093号)、西独特許第115
2536号(英国特許第1040452号)および西独
特許第1152537号(英国特許第987618号)
に従って同様方法により合目的に上述のポリエーテル−
ポリオールにグラフトされて現場重合で製造されること
ができる。同様に変性したポリエーテル−ポリオールデ
ィスパージョンが利用されるが、これは分散相として一
般的には1乃至50重量%、好適には2乃至25重量%
を含んでおり、例えばポリ尿素、ポリヒドラジド、三級
アミノ基を結合して含んでいるポリウレタンおよび/ま
たはメラミンおよび例えば欧州特許公告第011752
号(米国特許第4304708号)、米国特許第374
209号および西独特許公開公報第3231497号に
記載の分散体を含んだポリエーテル−ポリオールディス
パージョンが使用されることができる。
【0029】ポリエーテル−ポリオールは、ポリエステ
ル−ポリオールと同様に個々で使用されることもできる
し、または混合物の形で使用されることもできる。
【0030】弾性デュロマーの製造のためには、例えば
分子量が2400までのポリエーテル−ポリオールと分
子量が2800乃至4000のポリエーテルーポリオー
ルとからの適当な混合物を使用することが、合目的であ
る。さらに、これらのポリエーテル−ポリオールが、グ
ラフト−ポリエーテル−ポリオールまたはポリエステル
−ポリオール並びにヒドロキシル基含有ポリエステルア
ミド、ポリアセタール、ポリカーボネートおよび/また
はポリエーテル−ポリアミンと混合されることができ
る。
【0031】ヒドロキシル基含有ポリアセタールとして
は、例えばグリコール類、即ちジエチレングリコール、
トリエチレングリコール、4,4′−ジヒドロキシエト
キシ−ジフェニルジメチルメタン、ヘキサンジオール等
とホルムアルデヒドから製造される化合物が重要であ
る。また環状アセタールの重合によっても、好適なポリ
アセタールが製造される。
【0032】ヒドロキシル基を含むポリカーボネートと
しては、既知の方法による化合物が考えられ、例えばプ
ロパンジオール−(1,3)、ブタンジオール−(1,
4)および/またはヘキサンジオール−(1,6)、ジ
エチレングリコール、トリエチレングリコールまたはテ
トラエチレングリコール等のジオールを、炭酸ジフェニ
ル等のジアリールカーボネート、またはホスゲンと反応
させて製造されることができる。
【0033】ポリエステルアミドには、例えば多価、飽
和および/または不飽和カルボン酸またはそれらの無水
物および多価飽和および/または不飽和アミノアルコー
ルまたは多価アルコールとアミノアルコールからの混合
物および/またはポリアミンから得られる化合物が考え
られ、特に線形縮合物が好ましい。
【0034】適当なポリエーテル−ポリアミンは、既知
方法により上述のポリエーテル−ポリオールから製造さ
れることができる。例えばポリオキシアルキレン−ポリ
オールをシアノアルキル化して次に生成したニトリルを
水添する方法があり(米国特許第3267050号)、
またはポリオキシアルキレン−ポリオールを水素および
触媒の存在下でアミンまたはアンモニアで部分アミン化
または完全アミン化することで製造される(西独特許第
1215373号)。 c)ポリイソシアネート−重付加反応生成物および特に
ウレタン−またはウレタン−およびイソシアヌレート基
含有インテグラルスキンフォームは、鎖長延長剤および
/または架橋剤の併用がなくてもあっても製造されるこ
とができる。しかしながら、機械物性、例えば硬質の変
性のためには、鎖長延長剤、架橋剤または場合によりそ
れらの混合物の添加が特徴的となり改良されることがで
きる。鎖長延長剤および/または架橋剤としては、分子
量が400よりも小さい、特に分子量が60乃至300
のジオールおよび/またはトリオールが使用される。例
えば2乃至14個の炭素原子、好適には4乃至10個の
炭素原子を有する脂肪族、脂環族および/またはアリー
ル脂肪族ジオール類、例えばエチレングリコール、プロ
パンジオール−1,3、デカンジオール−1,10、o
−、m−、p−ジヒドロキシシクロヘキサン、ジエチレ
ングリコール、ジプロピレングリコールおよび好適には
ブタンジオール−1,4、ヘキサンジオール−1,6お
よびビス−(2−ヒドロキシエチル)−ヒドロキノン、
トリオール類例えば1,2,4−、1,3,5−トリヒ
ドロキシ−シクロヘキサン、グリセリンおよびトリメチ
ロールプロパンおよびエチレン−および/または1,2
−プロピレンオキシドをベースにした低分子量のヒドロ
キシル基含有ポリアルキレンオキシドおよび反応開始剤
分子としての前述のジオールおよび/またはトリオール
が考えられる。
【0035】セル構造ポリウレタン−ポリ尿素−エラス
トマーの製造のためには、上述のジオールおよび/また
はトリオールまたはこれらの鎖長延長剤または架橋剤と
の混合物のほかに、二級芳香族アミン、一級芳香族ジア
ミン、3,3′−ジ−および/または3,3′,5,
5′−テトラアルキル置換ジアミノ−ジフェニルメタン
が利用される。
【0036】二級芳香族ジアミンとしては、例えば次の
化合物が適当である:N,N′−ジアルキル置換芳香族
ジアミンであり、これは場合により芳香族核がアルキル
基で置換されていることができ、N−アルキル基におい
ては1乃至20個、好適には1乃至4個の炭素原子を有
しており、例えばN,N′−ジエチル−、N,N′−ジ
−二級−ペンチル−、N,N′−ジ−二級−ヘキシル
−、N,N′−ジ−二級−デシル−、N,N′−ジ−シ
クロヘキシル−p−または−m−フェニレンジアミン、
N,N′−ジメチル、N,N′−ジエチル−、N,N−
ジイソプロピル−、N,N′−ジ−二級−ブチル−、
N,N′−ジシクロヘキシル−4,4′−ジアミノジフ
ェニルメタンおよびN,N′−ジ−二級−ブチル−ベン
ジジン等である。
【0037】芳香族ジアミンとしては、合目的にアミノ
基に対してオルソ−位に少なくとも1個のアルキル置換
基を有しており、室温で液状であり組成成分(b)、特
にポリエーテル−ポリオールと混溶できる化合物が、使
用される。さらに次式のアルキル置換メタ−フェニレン
ジアミンが、有効であることが実証されている。
【0038】
【化1】 ここにおいてR3およびR2は同じであるかまたは異なっ
ていてメチル−、エチル−、プロピル−およびイソプロ
ピル基を意味しており、R1は炭素原子数1乃至10
個、好適には4乃至6個の炭素原子を有する直鎖状また
は分枝状アルキル基を意味している。
【0039】特に分枝位置がC1−炭素原子にあるよう
なアルキル置換基R1が、有用である。R1基としては、
例えばメチル−、エチル−、イソプロピル−、1−メチ
ル−オクチル−、2−エチル−オクチル−、1−メチル
−ヘキシル−、1,1−ジメチル−ペンチル−、1,
3,3−トリメチル−ヘキシル−、1−エチル−ペンチ
ル−、2−エチル−ペンチル−および好適にはシクロヘ
キシル−、1−メチル−n−プロピル−、三級−ブチル
−、1−エチル−n−プロピル−、1−メチル−n−ブ
チル−および1,1−ジメチル−n−プロピル−基であ
る。
【0040】アルキル置換m−フェニレンジアミンとし
ては、例えば次の化合物が考えられる:2,4−ジメチ
ル−6−シクロヘキシル−、2−シクロヘキシル−4,
6−ジエチル−、2−シクロヘキシル−2,6−イソプ
ロピル−、2,4−ジメチル−6−(1−エチル−n−
プロピル)−、2,4−ジメチル−6−(1,1−ジメ
チル−n−プロピル)−、2−(1−メチル−n−ブチ
ル)−4,6−ジメチル−フェニレンジアミン−1,3
等である。好適には、1−メチル−3,5−ジエチル−
2,4−または−2,6−フェニレンジアミン、2,4
−ジメチル−6−三級ブチル−、2,4−ジメチル−6
−イソオクチル−および2,4−ジメチル−6−シクロ
ヘキシル−m−フェニレンジアミン−1,3が使用され
る。
【0041】好適な3,3′−ジ−および3,3′,
5,5′−テトラ−n−アルキル置換4,4′−ジアミ
ノジフェニルメタンは、例えば3,3′−ジメチル−、
3,3′,5,5′−テトラメチル−、3,3′−ジエ
チル−、3,3′,5,5′−テトラエチル−、3,
3′−ジ−n−プロピル−、および3,3′,5,5′
−テトラ−n−プロピル−4,4′−ジアミノジフェニ
ルメタンである。
【0042】次式のジアミノ−ジフェニルメタンが好適
に使用されることができ
【0043】
【化2】 ここにおいて、R4,R5,R6およびR7は同じであるか
または異なっており、メチル−、エチル−、プロピル
−、イソプロピル−、二級ブチル−および三級ブチル基
を意味しているが、少なくとも置換基の1つがイソプロ
ピル−または二級ブチル基でなければならない。4,
4′−ジアミノ−ジフェニルメタンは、また次式の異性
体と混合して使用されることができ
【0044】
【化3】 ここにおいて、R4,R5,R6およびR7は上述の意味を
有している。
【0045】好適には、3,5−ジメチル−3′,5′
−ジイソプロピル−および3,3′,5,5′−テトラ
イソプロピル−4,4′−ジアミノ−ジフェニルメタン
が使用される。ジアミノ−ジフェニルメタンは、個々に
かまたは混合物の形で加えられることができる。
【0046】上述の鎖長延長剤および/または架橋剤
(c)は、個々にかまたは同種または異種化合物との混
合において使用されることができる。
【0047】鎖長延長剤、架橋剤またはそれらの混合物
が利用される限りでは、これらは合目的に成分(b)お
よび(c)の重量当りで2乃至60重量%、好適には8
乃至50重量%および特に好適には10乃至40重量%
の量で加えられるのが好ましい。 d)本発明方法では、発泡剤(d)として三級アルコー
ル(di)または好適には少なくとも1種類の三級アル
コール(di)と水(dii)からの混合物が、利用さ
れる。
【0048】三級アルコールとしては次式の化合物が適
当しており
【0049】
【化4】 ここにおいてR8は少なくとも1個の水素原子を含み、
この水素原子がカルビノール基に直接結合している炭素
原子に結合している脂肪族基を意味しており、一方でR
9およびR10は芳香族、脂環族または好適には脂肪族基
となっている。脂肪族基は、合目的に1乃至6個の炭素
原子および好適には1または2個の炭素原子を有してい
る。
【0050】三級アルコールとして考えられるのは、例
えば2−エチル−2−ブタノール、2−エチル−2−ペ
ンタノール、2−メチル−2−ペンタノール、3−メチ
ル−3−ヘキサノール、4−メチル−4−ヘプタノー
ル、4−プロピル−4−ヘプタノール、4−エチル−4
−ヘプタノール、2,3−ジメチル−3−ブタノール、
2,3−ジメチル−3−ペンタノール、2,3,4−ト
リメチル−3−ペンタノール、3−エチル−2,4−ジ
メチル−3−ペンタノール、3−イソプロピル−2,4
−ジメチル−3−ペンタノール、3−イソプロピル−
2,4−ジメチル−3−ペンタノールおよび好適には三
級アミルアルコールおよび特に好適には三級ブチルアル
コールである。三級アルコールは、個々にかまたは2個
以上の三級アルコールからの混合物の形で使用されるこ
とができる。発泡剤(d)としては、好適には di) 少なくとも1種類の三級アルコールおよび dii)水 からなりたっている混合物が、特に好適な利用法となる
ことが実証されている。
【0051】水が有機ポリイソシアネート、場合によっ
ては変性ポリイソシアネート(a)と反応して二酸化炭
素および尿素基を生成するので、この反応によって同時
にセル構造の成形物の耐圧強度が影響される。
【0052】三級アルコール(di)またはそれらの混
合物は、合目的に成分(a)から(c)までの合計重量
当りで0.5乃至20重量%、好適には0.7乃至10
重量%および特に好適には1乃至5重量%の量で使用さ
れる。三級アルコールから生成し発泡に利用される発泡
ガス量は、一般的に50容量%より少なく、好適には理
論計算ガス量の10乃至30容量%となる。
【0053】高分子量化合物(b)として特に使用され
るポリエステル−ポリオールおよび特にポリエーテル−
ポリオール中に副生物として含まれている水の量が一般
的に十分量あるので、少なくとも1種類の三級アルコー
ルと水からの発泡剤混合物を使用する際には、別に水を
添加することは全く必要ない。しかしながらどうしても
発泡剤製剤に水が添加されなければならない限りでは、
この水の量は成分(a)から(c)までの全重量当り
で、合目的には0.05乃至2重量%、好適には0.0
9乃至1重量%となる。 e)ポリイソシアネート−重付加反応法によるセル構造
プラスチック製造のための触媒(e)としては、ヒドロ
キシル基含有化合物の成分(b)および場合によっては
成分(c)と、有機ポリイソシアネート、場合により変
性ポリイソシアネート(a)との反応を強力に促進する
化合物が特に利用される。考えられるのは有機金属化合
物、特に有機錫化合物であり、例えば有機カルボン酸の
錫−(II)−塩、即ち錫−(II)−アセテート、錫
−(II)−オクトエート、錫−(II)−エチルヘキ
ソエートおよび錫−(II)−ラウレートおよび有機カ
ルボン酸のジアルキル錫−(IV)−塩、例えばジブチ
ル錫−ジアセテート、ジブチル錫−ジラウレート、ジブ
チル錫−マレエートおよびジオクチル錫−ジアセテート
等である。有機金属化合物は、単独でかまたは好適には
強塩基性アミンとの組み合わせで使用される。例えば
2,3−ジメチル−3,4,5,6−テトラヒドロピリ
ミジンのようなアミジン、三級アミンのトリエチルアミ
ン、トリブチルアミン、ジメチルベンジルアミン、N−
メチル−、N−エチル−、N−シクロヘキシルモルホリ
ン、N,N,N′,N′−テトラメチルエチレンジアミ
ン、N,N,N′,N′−テトラメチル−ブタンジアミ
ン、N,N,N′,N′−テトラメチル−ヘキサンジア
ミン、ペンタメチル−ジエチレントリアミン、テトラメ
チル−ジアミノエチルエ−テル、ビス−(ジメチルアミ
ノプロピル)−尿素、ジメチルピペラジン、1,2−ジ
メチルイミダゾール、1−アザ−ビシクロ−(3,3,
0)−オクタンおよび好適には1,4−ジアザ−ビシク
ロ−(2,2,2)−オクタンおよびアルカノールアミ
ン化合物、例えばトリエタノールアミン、トリイソプロ
パノールアミン、N−メチル−およびN−エチル−ジエ
タノールアミンおよびジメチルエタノールアミン等の塩
基性アミンと共用される。
【0054】特に比較的大きなポリイソシアネート過剰
を利用する場合には、さらに触媒として考えられるの
が、トリス−(ジアルキルアミノアルキル)−s−ヘキ
サヒドロトリアジン、好適にはトリス−(N,N−ジメ
チルアミノプロピル)−s−ヘキサヒドロトリアジン、
テトラアルキルアンモニウムヒドロキシド、例えばテト
ラメチルアンモニウムヒドロキシド、水酸化ナトリウム
等の水酸化アルカリ、およびアルカリアルコラート、例
えばナトリウムメチラートおよびカリウムイソプロピラ
ート並びに炭素原子10乃至20個および必要により側
鎖のOH−基を有する長鎖脂肪酸のアルカリ塩等であ
る。好適には、成分(b)の重量当りで0.001乃至
5重量%、特に0.05乃至2重量%の触媒または触媒
組み合わせが使用される。 f)ポリイソシアネート−重付加反応法によるセル構造
プラスチック製造のための反応混合物は、場合によって
はまた助剤および/または添加剤(f)を組み入れられ
ることができる。例えば表面活性物質、整泡剤、気泡制
御剤、離型剤、充填剤、染料、顔料、難燃剤、耐加水分
解安定剤、殺かび剤および殺菌剤等である。
【0055】表面活性物質としては、例えば出発原料の
均一混合に役だち、場合によりセル構造のコントロール
に適当している化合物が考えられる。例えば乳化剤であ
り、例えばヒマシ油硫酸化ナトリウム塩、または脂肪酸
ナトリウム塩並びに脂肪酸のアミン塩、例えばオレイン
酸ジエチルアミン、ステアリン酸ジエタノールアミン、
リシノール酸ジエタノールアミン、スルホン酸塩、例え
ばドデシルベンゼン−またはジナフチルメタンジスルホ
ン酸のアルカリ塩またはアンモニウム塩およびリシノー
ル酸アルカリ塩またはアンモニウム塩;整泡剤、例えば
シロキサン−オキシアルキレン−コポリマーおよびその
他の有機ポリシロキサン、オキシエチル化アルキルフェ
ノール、オキシエチル化脂肪族アルコール、パラフィン
油、ヒマシ油−またはリシノール酸エステル、トルコ赤
油および落花生油および気泡制御剤のパラフィン、脂肪
アルコールおよびジメチルポリシロキサン等である。乳
化作用、セル構造および/または気泡の安定化の改良の
ためには、さらにポリオキシアルキレン基およびフッ素
化アルカン基を側鎖に有するオリゴマーアクリレートが
好適である。
【0056】表面活性物質は、一般的に成分(b)の1
00重量部当りで0.01乃至5重量部の量で使用され
る。
【0057】適当な離型剤としては、例えば以下の化合
物が適している:脂肪酸エステルとポリイソシアネート
の反応生成物、アミノ基含有ポリシロキサンと脂肪酸か
らの塩、飽和または不飽和の少なくとも8個の炭素原子
を有する(環状)脂肪族カルボン酸と三級アミンからの
塩であり、同様に特に内部離型剤としては例えばモンタ
ン酸および少なくとも10個の炭素原子を有する少なく
とも1種類の脂肪族カルボン酸と、少なくとも二官能性
アルカノールアミン、ポリオールおよび/またはポリア
ミンで分子量が60乃至400となる二官能性ポリアミ
ンおよびポリオールとからの混合物からエステル化また
はアミド化で製造されるカルボン酸エステルおよび/ま
たはアミド(欧州特許公開公報第153639号)、有
機アミン、ステアリン酸金属塩および有機モノ−および
/またはジカルボン酸の金属塩またはそれらカルボン酸
無水物からの混合物から製造されるカルボン酸アミド類
(西独特許公開公報第3607447号)またはイミノ
化合物、カルボン酸金属塩および場合によりカルボン酸
からの混合物から製造される化合物(米国特許第476
4537号)が、離型剤として有用である。
【0058】充填剤、特に強化用に役だつ充填剤として
は、既知の慣用されている有機および無機充填剤、強化
剤、荷重付加剤、塗料の耐摩耗性改良剤、被覆加工剤等
がある。個々には例えば、無機充填剤のケイ酸質物質、
例えば層状ケイ酸塩のアンティゴライト、蛇紋石、ホル
ンブレンド、角閃石、クリソタイル、タルク;金属酸化
物のカオリン、酸化アルミニウム、酸化チタンおよび酸
化鉄、金属塩の白墨、重晶石および無機顔料の硫化カド
ミウム、硫化亜鉛並びに硝子等である。好適には、カオ
リン(白土)、ケイ酸アルミニウムおよび硫酸バリウム
とケイ酸アルミニウムからの共沈物並びに天然および合
成繊維状無機物例えば場合によりサイジングされること
のできる各種繊維長のケイ灰石繊維、金属繊維および特
に硝子繊維が使用される。有機充填剤として考えられる
のは、例えば煤、メラミン、コロホニウム、シクロペン
タジエニル樹脂およびグラフトポリマー並びにセルロー
ス繊維、ポリアミド繊維、ポリアクリロニトリル繊維、
ポリウレタン繊維、芳香族および/または脂肪族ジカル
ボン酸エステルを基礎にしたポリエステル繊維および特
に炭素繊維等である。
【0059】無機および有機充填剤は、個々にかまたは
混合物として利用されることができ、反応混合物に対し
て例えば成分(a)から(c)までの合計重量当りで
0.5乃至50重量%、好適には1乃至40重量%で組
み入れられるが、しかしながら天然および合成繊維から
のマット、フリースおよび織物の含量の場合には約80
重量%の値になることもできる。
【0060】適当な難燃剤は、例えばトリクレジルホス
フェート、トリス−2−クロルエチルホスフェート、ト
リス−クロルプロピルホスフェートおよびトリス−2,
3−ジブロムプロピルホスフェートである。
【0061】既述のハロゲン置換ホスフェートのほか
に、また無機難燃剤、例えば赤リン、アルミナ水和物、
三酸化アンチモン、酸化ヒ素、ポリリン酸アンモニウム
および硫酸カルシウムまたはシアヌル酸誘導体、例えば
メラミンまたは少なくとも2種類以上の難燃剤の混合
物、例えばポリリン酸アンモニウムとメラミンとの混合
物、並びに場合によってはでん粉、例えばとうもろこし
でん粉がポリイソシアネート−重付加反応生成物の防燃
用に使用されることができる。一般的にそれぞれの成分
(b)の100重量部当りで、上記の難燃剤の5乃至5
0重量部、好適には5乃至25重量部を使用するのが、
合目的であることが実証されている。
【0062】上述とは別の通常的に用いられる助剤およ
び添加剤についてさらに詳細の記述を求めるならば、専
門文献、例えばジェー.エッチ.ソーンダーズ(J.
H.Saunders)およびケー.シー.フリッシュ
(K.C.Frisch)著のモノグラフィー:“ハイ
ポリマーズ”(“High Polymers”)X
VI巻、ポリウレタン(Polyurethane
s)、1および2部、出版元インターサイエンス パブ
リッシャーズ(IntersciencePublis
hers)1962年または1964年、または合成樹
脂ハンドブック(Kunststoff−Handbu
ch)、ポリウレタン(Polyurethane)、
VII巻、ハンザー(Hanser)出版元、ミュンヘ
ン(Munchen)、ウィーン(Wien)、1版お
よび2版、1966年および1983年が、参考とな
る。
【0063】セル構造の尿素基および/または好適には
ウレタン基を含有するプラスチックの製造のためには、
有機ポリイソシアネート(a)、少なくとも2個の反応
性水素原子を有する高分子量化合物(b)および場合に
より鎖長延長剤および/または架橋剤(c)を、ポリイ
ソシアネート(a)のNCO−基の成分(b)および場
合により成分(c)の反応性水素原子合計に対する当量
比が0.85乃至1.25:1、好適には0.95乃至
1.15:1になるような量比で反応させる。
【0064】セル構造プラスチックが少なくとも部分的
なイソシアヌレート基を結合して含有している場合に
は、一般的にポリイソシアネート(a)のNCO−基を
成分(b)および場合により(c)の反応性水素原子合
計数に対する比率が、1.5乃至20:1、好適には
1.5乃至8:1になるようにして使用される。
【0065】ポリイソシアネート−重付加反応生成物か
らのセル構造プラスチック、好適にはセル構造エラスト
マー特に好適には発泡体は、特徴的な方法としてワンシ
ョット法(一段発泡法)に従って、反応射出成形技術、
高圧法または低圧法で開放または密封金型、例えばアル
ミニウム、鋳鉄または鋼鉄製の金属金型内で製造され
る。特に特徴的な方法としては、二成分法により処理す
るのが効果的であり、即ち組成成分(b),(d),
(e)および場合により(c)および(f)を一緒にし
て成分(A)とし、成分(B)としては有機ポリイソシ
アネート、変性ポリイソシアネート(a)または上述の
ポリイソシアネートおよび発泡剤(d)からの混合物を
使用して、二成分混合法で実施するのが好適である。
【0066】出発原料は15乃至90℃の温度、好適に
は20乃至35℃の温度で混合され、次に開放金型中に
かまたは場合により高圧で密封金型中に仕込まれる。既
に説明されたように、混合は撹拌器または渦巻型撹拌器
または高圧によるいわゆる向流射出法により機械的に実
施されることができる。金型温度は合目的に20乃至9
0℃、好適には30乃至60℃および特に好適には45
乃至50℃である。
【0067】好適な実施法に従えば、セル構造プラスチ
ック、特にセル構造エラストマーは反応射出成形技術に
より密封金型中で成形され、密封金型中において圧縮度
1.5乃至8.5、好適には2乃至6に圧縮されて、圧
縮周辺部とセル構造核を有する成形物が製造される。
【0068】本発明方法に従って製造されたセル構造エ
ラストマーは、約0.70乃至1.2g/cm3の密
度、好適には0.8乃至1.0g/cm3の密度を有し
ており、この場合に充填剤を含む製品ではより高い密
度、例えば1.4g/cm3およびそれ以上の密度に達
することもできる。このようなセル構エラストマーから
の成形物は、自動車工業に用途を見出しており、例えば
自動車外板部品のハッチスポイラーおよび耐衝撃クッシ
ョン材および車内インテリア部材並びに靴底等の用途に
も適している。
【0069】本発明方法により製造される軟質、半硬質
および硬質発泡体並びに対応するインテグラルスキンフ
ォームは、0.02乃至0.9g/cm3の密度を有し
ており、ここで発泡体の密度は好適には0.025乃至
0.24g/cm3、特に好適には0.03乃至0.1
g/cm3であり、半硬質および硬質インテグラルスキ
ンフォームの全密度は好適には0.2乃至0.9g/c
3、および特に好適には0.35乃至0.8g/cm3
となっており、軟質弾性インテグラルスキンフォームの
全密度は好適には0.08乃至0.7g/cm3、特に
好適には0.12乃至0.6g/cm3になっている。
発泡体およびインテグラルスキンフォームは、例えば乗
物、即ち自動車工業、航空機工業および造船工業におい
ては、例えば肘掛け、ヘッドレストまたは安全カバーに
利用され、家具工業およびスポーツ商品工業において
は、例えばクッション材に利用され、建材方面では事務
所および家庭用設備、窓枠、そのほかにスキー靴、スキ
ー材等に使われている。特に断熱材料として、家屋断熱
用および冷凍、冷蔵庫用に好適である。
【0070】
【実施例】実施例1 A−成分: 室温で以下の物質から混合物が製造された: 49 重量部 エチレンジアミンに1,2−プロピレン
オキシドを重付加することで製造された、OH−価48
0のポリエーテル−ポリオール、 35 重量部 エチレングリコールに1,2−プロピレ
ンオキシドを重付加することで製造された、OH−価5
6のポリエーテル−ポリオール、 8 重量部 グリセリン、 2 重量部 シリコーン油[ゴールトシュミット社(F
irma Goldschmidt)のテゴスタブ(登
録商標)(Tegostab)B 8418] 0.75 重量部 メチルイミダゾール、 0.2 重量部 水および 5 重量部 三級ブタノール B−成分: ジフェニルメタン−ジイソシアネートおよびポリフェニ
ル−ポリメチレン−ポリイソシアネートからの混合物、
NCO−含量31重量%[ベーアーエスエフアクチェン
ゲゼルシャフト(BASF Aktiengesell
schaft)のルプラナット(登録商標)(Lupr
anat(登録商標))M 20S)]。
【0071】A−成分の100重量部およびB−成分の
118重量部が、23℃で強力撹拌下に混合された。発
泡性の反応混合物の一部が開放金型中に充填されて、発
泡された。得られた発泡体の自由発泡密度は、0.15
g/cm3となった。
【0072】発泡性反応混合物の別の一部が、60℃に
温度調節された表面エポキシ化アルミニウムからの10
0×30×1cm寸法の金型中に充満する量で充填さ
れ、密封金型中での発泡および硬化後に硬質インテグラ
ルスキンフォームが得られ、全密度が0.6g/cm3
となった。
【0073】顕微鏡により本質的にち密な周辺部の厚さ
を検査すると1.3乃至1.5mmとなっており、成形
物の収縮率は冷却後に0.4乃至0.5%であった。
【0074】流動路にそってのショアーD硬度が、10
cmごとに測定された。次の値で示されている:
【0075】
【表1】 これから平均値70が算出され、標準偏差が1.2%と
なった(平均流動量と各流動量との間の偏差)。
【0076】比較実施例I A−成分:実施例1と同様であるが、水の0.2重量部
の代りに水の0.75重量部が加えられ、三級ブタノー
ルの添加は中止された。
【0077】B−成分:実施例1と同様である。
【0078】成形物の製造は、実施例1の例と同様に実
施された。
【0079】この成形物では、圧縮周辺部の厚さが僅か
に0.6乃至0.8mmであり、一方で収縮率が0.8
%に増大した。
【0080】流動路の長さにそって、成形物は次のショ
アーD硬度となった:
【0081】
【表2】 ショアーD硬度の平均値は66となり、標準偏差は2.
35となった。成形物の硬度は劣化した周辺部を基礎に
して著しく低下しているだけでなく、全流動路について
の平均性は実際的に偏差2以上に悪くなっている。
【0082】実施例2 A−成分: 室温で以下の混合物が製造された: 28 重量部 トリメチロールプロパンに1,2−プロ
ピレンオキシドを重付加して製造されたOH−価550
のポリエーテル−ポリオール、 17 重量部 グリセリンに1,2−プロピレンオキシ
ドを重付加して製造されたOH−価400のポリエーテ
ル−ポリオール、 23 重量部 グリセリンに1,2−プロピレンオキシ
ドを重付加し、続いて生成したグリセリン−1,2−プ
ロピレンオキシド付加物にエチレンオキシドを重付加し
て製造されたポリオキシプロピレン(75重量%)−ポ
リオキシエチレン(25重量%)−ポリオール、 15 重量部 グリセリン、 0.3 重量部 水、 6 重量部 三級ブタノール、 2.4 重量部 シリコーン油[ゴールドシュミット社
(Firma Goldschmidtのテゴスタブ
(登録商標)(Tegostab)B 8418]、 1.5 重量部 N,N−ジメチルシクロヘキシルアミ
ン、 0.8 重量部 メチルイミダゾールおよび 6 重量部 トリクロルエチルホスフェート B−成分:実施例1と同様である。
【0083】A成分の100重量部とB−成分の133
重量部が、23℃で強力撹拌の下に混合されて、実施例
1の条件と同様にして開放金型および密封金型中での圧
縮下発泡の両方を実施した。
【0084】自由発泡成形物の密度は、0.13g/c
3であった。
【0085】製造された硬質インテグラルスキンフォー
ムは全密度0.6g/cm3を有し、ショアーD硬度が
72でありショアーD硬度の流動路にそっての偏差は
1.1%であった。
【0086】比較実施例II 実施例2の条件と同様に実施したが、しかしながらA−
成分において0.3重量部の水および6重量部の三級ブ
タノールからの混合物の代りに、0.9重量部の水だけ
を使用した。得られた成形物は全密度0.6g/cm3
を有し、平均ショアーD硬度が67で流動路にそっての
ショアーD硬度の偏差が3.0%であった。
【0087】実施例3 A−成分: 室温で以下の成分から混合物が製造された: 42 重量部 エチレングリコールに1,2−プロピレ
ンオキシドを重付加し、続いてエチレングリコール−
1,2−プロピレンオキシド付加物にエチレンオキシド
を重付加して製造されたOH−価23のポリオキシプロ
ピレン(75重量%)−ポリオキシエチレン(25重量
%)−ポリオール、 40 重量部 グリセリンに1,2−プロピレンオキシ
ドを重付加し、続いてグリセリン−1,2−プロピレン
オキシド付加物にエチレンオキシドを重付加して製造さ
れたOH−価35のポリオキシプロピレン(75重量
%)−ポリオキシエチレン(25重量%)−ポリオー
ル、 5 重量部 エチレングリコール、 0.3 重量部 トリエチレン−ジアミン、 0.2 重量部 水および 5 重量部 三級ブタノール B−成分: ジフェニルメタン−ジイソシアネートおよびポリフェニ
ル−ポリメチレン−ポリイソシアネートからの混合物で
NCO−含量31重量%のポリイソシアネートをジプロ
ピレングリコールと部分反応して製造された、28重量
%のNCO−含量を有するウレタン基含有ポリイソシア
ネート混合物。
【0088】A−成分の100重量部とB−成分の48
重量部が強力混合され、この反応混合物が50℃に温度
調節された20×20×1cm寸法のアルミニウム金型
中に充填され、全比重0.35g/cm3を有する成形
物が得られた。
【0089】密封金型中での発泡および硬化後に、弾
性、軟質のインテグラルスキンフォームを得、このショ
アーA硬度が37であり、優れた仕上りとなったち密な
周辺部と平滑で空隙のない表面の成形物を得た。
【0090】比較実施例III 実施例3と同様に処理したが、しかしながらA−成分に
おいて0.5重量部の水を使用し、三級ブタノールを添
加しなかった。
【0091】製造された成形物はショアーA硬度が29
であり、空隙の多いスキンを有する多孔質の周辺部を示
していた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C08L 75:04 (56)参考文献 特表 昭62−501916(JP,A) 米国特許3338846(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08G 18/00 - 18/87 C08J 9/14

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】a)有機および/または変性有機ポリイソ
    シアネートと、 b)アルキッド樹脂を除く少なくとも2個の反応性水素
    原子を有する高分子量化合物の少なくとも1種および場
    合によっては c)低分子量の鎖長延長剤および/または架橋剤とを d)発泡剤、 e)触媒、および場合によっては f)助剤および/または添加剤の存在において圧縮下で
    密閉器中で反応させる、ポリイソシアネート重付加反応
    による圧縮周辺部と発泡中心部を有する発泡プラスチッ
    クの製造法において、発泡剤(d)として少なくとも1
    種の三級アルコール(di)を使用することを特徴とす
    る発泡プラスチックの製造法。
  2. 【請求項2】発泡剤(d)として、少なくとも1種の三
    級アルコール(di)を(a)から(c)までの成分の
    合計重量当たりで0.5乃至20重量%使用することを
    特徴とする、請求項1記載による製造法。
  3. 【請求項3】発泡剤(d)として、 di)少なくとも1種の三級アルコールの0.5乃至2
    0重量%、および dii)水の0.05乃至2重量%(これらの重量%は
    (a)から(c)までの成分の合計重量に対してであ
    る)からなる混合物を使用することを特徴とする、請求
    項1記載による製造法。
  4. 【請求項4】発泡剤(d)として、三級ブタノール(d
    i)を使用することを特徴とする、請求項1記載による
    製造法。
  5. 【請求項5】a)有機および/または変性有機ポリイソ
    シアネートと、 b)少なくとも2個の反応性水素原子を有する高分子量
    化合物の少なくとも1種および場合によっては c)低分子量鎖長延長剤および/または架橋剤とを d)発泡剤、 e)触媒および場合によっては f)助剤および/または添加剤の存在において、圧縮率
    2乃至6の圧縮下で密閉器中で反応させるウレタン基含
    有プラスチックからの圧縮周辺部と発泡中心部を有する
    成形物の製造法において、発泡剤(d)として少なくと
    も1種の三級アルコール(di)を使用することを特徴
    とする、ポリウレタン成形物の製造法。
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