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JP3201298B2 - ネットワークデータの同期方法および装置、同期ノード、並びに、ネットワークシステム - Google Patents

ネットワークデータの同期方法および装置、同期ノード、並びに、ネットワークシステム

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JP3201298B2
JP3201298B2 JP35465596A JP35465596A JP3201298B2 JP 3201298 B2 JP3201298 B2 JP 3201298B2 JP 35465596 A JP35465596 A JP 35465596A JP 35465596 A JP35465596 A JP 35465596A JP 3201298 B2 JP3201298 B2 JP 3201298B2
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泰孝 栗林
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Yamaha Corp
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Publication date
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Priority to AU26514/97A priority patent/AU2651497A/en
Priority to EP97918381A priority patent/EP0895378B1/en
Publication of JPH10190736A publication Critical patent/JPH10190736A/ja
Priority to US09/194,520 priority patent/US6477181B1/en
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  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークデー
タの同期方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、画像データや音声データあるい
は楽音データなどのマルチメディアデータを取り扱う場
合には、これらのデータの同期をとって出力することが
要求される。そのための手法として、データにタイムス
タンプを付加しておき、このタイムスタンプを参照する
ことにより、各種データの同期をとることが行われてい
る。このようなタイムスタンプの例として、SMPTE
タイム・コードが知られている。これはSMTPE(So
ciety of Motion Picture and Television Engineers)
により定められたタイム・コードであり、1コマ1コマ
の映像データに80ビットからなるアドレス(○○時○
○分○○秒○○コマで表示されたタイムコードとユーザ
ー用ビットからなる)を付加しておき、編集処理および
複数の素材、機器の同期走行に使用するものである。
【0003】また、近年各種のマルチメディア装置やA
V機器のデジタル化が進み、複数個のマルチメディア関
連機器をIEEE1394などのネットワークを用いて
相互に結合し、マルチメディアシステムを構成すること
が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようにネットワー
クを利用して、デジタルサウンドデータ、デジタルビデ
オデータあるいは演奏データなどの精密なタイミング参
照を必要とするデータを伝送する場合には、これらのデ
ータの時間軸上での再現性を保証することが必要とな
る。
【0005】例えば、それぞれ固有の機能を有する複数
のノードをネットワークで結合することにより構成され
たマルチメディアシステムにおいては、あるノードで生
成されたデータに対してそれぞれ予定された処理を行う
ために、生成されたデータを対応する処理を実行するノ
ードを経由するように複数の経路を介して他のノードに
転送することとなる。したがって、各データは、それぞ
れの経路中のノードにおける処理時間のために、それぞ
れ異なる遅延時間をもって出力ノードに到達することと
なり、データの時間軸上での再現性を保証することがで
きなくなる。
【0006】このことを図6を参照してさらに詳細に説
明する。この図に示した例においては、ノード1(1
1)〜ノード4(14)の4つのノードがIEEE13
94により接続されているものとする。前述したよう
に、当該システムを構成するための種々の装置がノード
となりうるが、ここでは、全体として例えば楽音発生装
置が構成されているものとし、ノード1は音源装置、ノ
ード2は楽音に対してビブラートを付加するためのエフ
ェクタ、ノード3は楽音に対してパンニングを施すため
のエフェクタ、ノード4は各楽音信号を混合するための
ミキサであるとする。
【0007】このように構成された楽音発生装置におい
て、音源装置であるノード1から所定のタイミング(フ
レーム)毎に複数の楽音が出力されるのであるが、この
楽音には、そのまま出力されるもの、ビブラートを付加
されるもの、パンニングされるもの、および、ビブラー
トを付加された後にさらにパンニングされるものの例え
ば4つの種類があるとする。この場合、前記ノード1の
音源装置は、楽音の前記4種類の処理の種類にそれぞれ
対応するネットワークのチャンネルに前記各種類の楽音
を出力する。
【0008】ノード2、ノード3およびノード4などの
他のノードには、それぞれ自己が受信すべきネットワー
クチャンネルが予め設定されており、前記ネットワーク
から受信される各チャンネルのデータのうち自己の受信
すべきチャンネルのデータを取り込んでそれぞれ所定の
処理、例えば、ビブラート、パンニング、ミキシングな
どを行う。そして、必要に応じて当該処理の終了したデ
ータを再びネットワークに送出する。
【0009】前記ネットワーク上における各チャンネル
の配置の一例を図7に示す。図示するように、時間軸上
に各チャンネルに対応するパケットが所定のギャップを
挟んで配列されている。そして、各パケットは、アービ
トレーション部21と、その前後にデータプリフィック
ス部22およびデータエンド部24が付加されたデータ
パケット23とから構成されている。なお、前記パケッ
トはアイソクロナス転送によるパケットおよび通常のパ
ケットのいずれであってもよい。
【0010】このように各構成要素がネットワークによ
り接続されている楽音発生装置において、前記ノード1
の音源装置は、発生した楽音データのうちエフェクト処
理を施さないものについては、前記ネットワークの例え
ば第1のチャンネルch1を介してノード1からミキサ
であるノード4に直接送出する(A14)。また、リバ
ーブ処理を施す楽音については、例えば第2のチャンネ
ルを介して、リバーブ処理部である前記ノード2に送出
する(A12)。また、パンニングを施す楽音について
は、例えば第3のチャンネルch3を介して、パンニン
グ処理を実行するノード3に送出する(A13)。
【0011】前記ノード2のリバーブ処理部は、前記ネ
ットワークにおける第2チャンネルch2の楽音データ
(A12)が自己が受け取るものであると判定し、該楽
音データを読み込んで、所定のリバーブ処理を施す。そ
して、リバーブ処理を施した楽音のうち、さらにパンニ
ングを施すこととされている楽音については、第4のチ
ャンネルch4に送出してパンニング処理部であるノー
ド3に送る(A123)。また、パンニングを施さない
楽音については、前記ミキサであるノード4に送出する
(A124)。このノード4に送出する楽音データは例
えばチャンネルch5を用いて送出される。
【0012】前記ノード3のパンニング処理部は、前記
チャンネルch3を通じて前記ノード1から送出された
楽音データ(A13)、および、前記ch4を介して前
記ノード2から送出された楽音データ(A123)を、
自己の処理すべき楽音であると判断して、これらの楽音
データを受信し、所定のパンニング処理を施す。そし
て、前記チャンネルch4から受信してパンニングを施
した楽音データはチャンネルch6を介して前記ノード
4に送出し(A1234)、また、前記チャンネルch
3を介して受信しパンニング処理を施した楽音について
はチャンネルch7を介して前記ノード4に送出する
(A134)。
【0013】以上のことより、前記ノード4のミキサに
は、次の4とおりのルートを通って、前記ノード1で生
成された楽音が到達することになる。(1)チャンネル
ch1を通って、直接送信される楽音データ(A1
4)、(2)ノード2においてリバーブ処理を施された
ch5のデータ(A124)、(3)ノード2において
リバーブ処理を施され、さらに、ノード3においてパン
ニング処理を施されたch6のデータ(A1234)、
および、(4)ノード3においてパンニング処理が施さ
れたch7のデータ(A134)。
【0014】このように、音源であるノード1において
発生された楽音データは、それぞれ異なる経路を通って
ノード4のミキサに到達するのであるが、ノード2およ
び3においてそれぞれの処理のための実行時間が必要と
なるため、同一のタイミングでノード1から発生された
楽音であっても、その通過する経路に応じてミキサであ
るノード4に到達する時刻が異なることとなる。ここ
で、ノード2における処理に要する時間をa2、ノード
3における処理に要する時間をa3とすると、前記
(2)、(3)および(4)のルートを通ったデータ
は、前記(1)のルートを通ったデータに対して、それ
ぞれ、a2、a2+a3、および、a3だけ遅れてノー
ド4に到達することとなる。これにより、ノード4のミ
キサにおける加算のときにタイミングのずれが発生する
こととなる。
【0015】また、上記においては、各ルートを通った
データの到達時間の差は各ノードにおける処理遅延時間
によるものとしたが、現実には、各ノードがデータをネ
ットワークに送出するタイミングはトラヒックの混み具
合などに応じて変動することがあり、また、各ノードに
おける処理時間も一定の時間であるとは限らないため、
前記到達時間の差は一定の値とはならない場合が多い。
【0016】そこで、本発明はこのような問題点を解消
し、ネットワーク上の複数の経路を通過してきたデータ
を、所定のノードに同期して到達できるようにすること
を目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のネットワークデータの同期方法は、あるノ
ードで生成されたデータに対してそれぞれ予定された処
理を行うために、対応する処理を実行するノードを経由
する1又は複数の経路を介して、前記生成されたデータ
を他のノードに転送するようになされたネットワークに
おける転送データの同期方法であって、データの生成源
となるノードは、生成したデータにその送出タイミング
を示すデータマークを付加したパケットを、そのデータ
に対して施すべき処理に応じて選択したノードに対応す
る1又は複数のチャンネルに送出し、所定のノードにお
いて、タイミングの同期をとるべき複数のチャンネルを
同期チャンネルとして設定し、該同期チャンネルとして
設定された全てのチャンネルについて同一のデータマー
クを有するパケットが受信されたときに、該同一のデー
タマークを有する複数のパケットをタイミングを合わせ
て送出することにより、該複数チャンネルのデータの同
期をとるようにしたものである。また、本発明のネット
ワークデータの同期装置は、あるノードで生成されたデ
ータに対してそれぞれ予定された処理を行うために、対
応する処理を実行するノードを経由する1又は複数の経
路を介して、前記生成されたデータを他のノードに転送
するようになされたネットワークにおける転送データの
同期装置であって、前記データは、その生成源であるノ
ードにおいて、その送出タイミングを示すデータマーク
が付加されたパケットとして、そのデータに対して施す
べき処理に応じて選択された1又は複数のチャンネルに
送出されたものであり、前記同期装置は、前記ネットワ
ークに接続された所定のノードに設けられたものであ
り、タイミングを同期させる複数のチャンネルを同期チ
ャンネルとして設定する手段と、受信チャンネルが前記
同期チャンネルに該当するチャンネルであるか否かを判
定する手段と、受信チャンネルが前記同期チャンネルに
該当するチャンネルであるときに、前記同期チャンネル
として設定された全てのチャンネルについて同一のデー
タマークを有するパケットが受信されたか否かを判定
し、前記同期チャンネルとして設定された全てのチャン
ネルについて同一のデータマークを有するパケットが受
信されたときに、該同一のデータマークを有する複数の
パケットをタイミングを合わせて出力する手段とを有す
るものである。さらに、本発明の同期ノードは、あるノ
ードで生成されたデータに対してそれぞれ予定された処
理を行うために、対応する処理を実行するノードを経由
する1又は複数の経路を介して、前記生成されたデータ
を他のノードに転送するようになされたネットワークに
接続された同期ノードであって、前記データは、その生
成源であるノードにおいて、その送出タイミングを示す
データマークが付加されたパケットとして、そのデータ
に対して施すべき処理に応じて選択された1又は複数の
チャンネルに送出されたものであり、前記同期ノード
は、前記ネットワークからデータを受信する受信部と、
受信したデータの同期をとる同期部と、前記ネットワー
クにデータを送出する送信部とを有し、前記同期部は、
タイミングを同期させる複数のチャンネルを同期チャン
ネルとして設定する手段と、前記受信部で受信したデー
タのチャンネルが前記同期チャンネルに該当するチャン
ネルであるか否かを判定する手段と、前記受信したデー
タのチャンネルが前記同期チャンネルに該当するチャン
ネルであるときに、前記同期チャンネルとして設定され
た全てのチャンネルについて同一のデータマークを有す
るパケットが受信されたか否かを判定し、全てのチャン
ネルについて同一のデータマークを有するパケットが受
信されていないときには、該チャンネルの受信パケット
をバッファに格納する手段とを有し、前記送信部は、
前記同期チャンネルとして設定された全てのチャンネル
について同一のデータマークを有するパケットが受信さ
れたときに、該同一のデータマークを有する複数のパケ
ットをタイミングを合わせて前記ネットワークに送出す
るものである。
【0018】さらにまた、本発明のネットワークシステ
ムは、あるノードで生成されたデータに対してそれぞれ
予定された処理を行うために、対応する処理を実行する
ノードを経由する1又は複数の経路を介して、前記生成
されたデータを他のノードに転送するようになされたネ
ットワークシステムであって、ネットワークに送出する
データの生成源となる第1のノードであって、データに
その送出タイミングを示すデータマークを付加したパケ
ットを、そのデータに対して施すべき処理に応じて選択
したノードに対応する1又は複数のチャンネルに送出す
る第1のノードと、自己の受信すべきチャンネルの前記
パケットを受信し、該パケットに含まれている前記デー
タに所定の処理を施して、前記ネットワークにパケット
を送出する第2のノードと、タイミングの同期をとるべ
き複数のチャンネルが同期チャンネルとして設定されて
おり、該同期チャンネルとして設定されたチャンネルの
パケットを受信して、該同期チャンネルとして設定され
た全てのチャンネルについて同一のデータマークを有す
るパケットが受信されたときに、該同一のデータマーク
を有する複数のパケットをタイミングを合わせて前記ネ
ットワークに出力する第3のノードとを有するものであ
る。さらにまた、本発明の他のネットワークシステム
は、あるノードで生成されたデータに対してそれぞれ予
定された処理を行うために、対応する処理を実行するノ
ードを経由する1又は複数の経路を介して、前記生成さ
れたデータを他のノードに転送するようになされたネッ
トワークシステムであって、ネットワークに送出するデ
ータの生成源となる第1のノードであって、データにそ
の送出タイミングを示すデータマークを付加したパケッ
トを、そのデータに対して施すべき処理に応じて選択し
たノードに対応する1又は複数のチャンネルに送出する
第1のノードと、前記複数の経路を介して転送された複
数のチャンネルのパケットを受信する第2のノードであ
って、タイミングを同期させるべき同期チャンネルであ
るとして設定されている複数のチャンネルの全てのチャ
ンネルについて同一のデータマークを有するパケットが
受信されるまで、前記同期チャンネルの受信パケットを
バッファに格納しておくことにより、前記同期チャンネ
ルとされている複数のチャンネルのパケットのタイミン
グを揃える機能を有する第2のノードとを有するもので
ある。
【0019】
【発明の実施の形態】図1に、本発明のネットワークデ
ータの同期方法が適用されたネットワークシステムの一
実施の形態の構成例を示す。この図において、1は第1
のノードであり、前述したように、例えば音源装置とさ
れている。また、2は第2のノード、3は第3のノード
であり、それぞれ前述したように、例えば、リバーブ処
理部およびパンニング処理部とされている。また、4は
第4のノードであり、前記ネットワーク上のデータの同
期をとるための同期装置(タイムアライナー)である。
このタイムアライナーの詳細については後述する。ま
た、5は第5のノードであり、例えばミキサとされてい
る。
【0020】このように構成されたネットワークにおい
て、前記第1のノード1は、各タイミング時間(フレー
ム)毎に楽音データを対応するチャンネルに送出するの
であるが、本発明においては、各データにその送出タイ
ミングを示すデータマークを付加して送出するようにな
されている。このデータマークとしては、前記フレーム
を特定するためのフレーム番号あるいはタイムスタンプ
データなどが使用される。
【0021】さて、前述した図6の場合と同様に、ノー
ド1から同じタイミングで送出されたデータ(例えば楽
音データ)は、それぞれ異なる経路を通って、それぞれ
のノードにおいて所定の処理を施され、ノード4のタイ
ムアライナーに到達することとなる。すなわち、前記図
6の場合と同様に、ノード4には、(1)ノード1から
直接に入力されるデータ(A14)、(2)ノード1か
らノード2に入力され、該ノード2において所定の処理
(例えば、リバーブ処理)を施されたのち入力されるデ
ータ(A124)、(3)ノード1から前記ノード2に
入力され、該ノード2において例えばリバーブ処理を施
された後、さらに、ノード3に入力され、該ノード3に
おいて所定の処理(例えば、パンニング処理)を施され
たデータ(A1234)、および、(4)ノード1から
ノード3に入力され、該ノード3において例えばパンニ
ング処理を施された後、入力されるデータ(A134)
の4とおりのデータが入力される。
【0022】図2は、前記ノード1から同時に出力され
たデータがそれぞれの経路を経由して前記ノード4に到
達するタイミングを示した図である。ノード4に入力さ
れるデータのうち、もっとも早く到着するのは、前述し
た(1)のデータ(A14)である。ノード2における
処理に要する時間をa2、ノード3における処理に要す
る時間をa3とすると、図示するように、前記(2)の
データ(A124)は前記A14のデータよりも時間a
2だけ遅れて到着し、前記(4)のデータ(A134)
は時間a3だけ遅れて到着し、さらに、前記(3)のデ
ータ(A1234)は時間a2+a3だけ遅れて到着す
ることとなる。
【0023】前記ノード4のタイムアライナーはこのよ
うな異なる遅延時間を持って到達するデータの同期をと
り、各経路から到達したデータのタイミングを揃えて、
ミキサであるノード5に送出する。このタイムアライナ
ーには、同期をとるべきチャンネル毎に受信データを格
納するバッファが設けられており、対象となる全てのチ
ャンネルについて同一のデータマークが付された受信デ
ータが受信されたときに、該同一のデータマークが付さ
れた各チャンネルのデータを順次出力するように動作す
る。これにより、ノード1からは同じタイミングで出力
されたにもかかわらず、それぞれ異なる遅延時間を持っ
て到着するデータのタイミングを揃えて、例えばミキサ
とされているノード5に送出することができる。
【0024】このように構成されたネットワークシステ
ムにおける各ノードの動作について、図3〜5を参照し
てさらに説明する。図3は、データを送出するノード1
の動作を説明するためのフローチャートである。この図
に示すように、ノード1では、同一のフレームに送出す
る送信データに同一のデータマークを付加してデータパ
ケットを生成し(S11)、それそれ対応するチャンネ
ルに送出する(S12)。すなわち、ノード4に直接送
信するデータパケットは例えばチャンネル1、ノード2
に送信すべきデータパケットはチャンネル2、ノード3
に送信するデータパケットは例えばチャンネル3を用
い、同一のデータマークを付加したパケットを送信す
る。
【0025】図4は、一般の受信ノード、例えば、前記
ノード2、3、5の動作を示すフローチャートである。
この図に示すように、各受信ノードにおいては、各チャ
ンネルのデータを受信し(ステップS21)、続いて、
この受信したデータが自器において処理すべきデータで
あるか否かを判定する(S22)。これは、データを受
信したチャンネルとこのノードに予め設定されている処
理対象データのチャンネルとを比較することにより行う
ことができる。そして、この判定の結果、受信したデー
タが自器の処理すべきデータであるときにはそのデータ
に対して所定の信号処理、例えば、このノードが前記ノ
ード2であるときにはリバーブ処理、前記ノード3であ
るときはパンニング処理、を施し、処理が終了したデー
タを前記ネットワークに送出する(S23)。また、前
記ステップS22の判定の結果、受信したデータが自機
の処理データではないと判断されたときは、なにも処理
を実行せずにそのチャンネルのデータに対する処理を終
了する(S24)。
【0026】図5は、前記タイムアライナー(ノード
4)の動作を説明するためのフローチャートである。こ
のタイムアライナーには、予めユーザー等により、タイ
ミングの同期をとるべきチャンネル(同期チャンネル)
が設定されている。この図に示すように、タイムアライ
ナーにおいては、データを受信し(S31)、受信した
データが予め設定されている同期チャンネルに該当する
チャンネルであるか否かを判定する(S32)。この判
定の結果、現在受信したチャンネルが前記同期チャンネ
ルに該当しないときには、なにも処理を行わない(S3
5)。
【0027】一方、受信したチャンネルが予め設定され
ている同期チャンネルに該当するチャンネルであるとき
は、ステップS33に進み、当該受信パケットに含まれ
ているデータマークを確認し、現在受信したチャンネル
の他の同期チャンネルの全てのバッファに、同一のデー
タマークが付加されたデータパケットが格納されている
か否かを判定する。この判定の結果がYESのとき、す
なわち、現在受信したチャンネルが同一のデータマーク
が付されたデータのうちの最後に到着したデータである
ときは、ステップS34に進み、同期チャンネルのバッ
ファに格納されている当該データマークが付されている
データを、チャンネル番号の小さい順に出力する。これ
により、様々な経路を介してこのタイムアライナーに到
着した同一のデータマークが付されたデータのタイミン
グを合わせてノード5に出力することができる。
【0028】一方、全同期チャンネルについて当該デー
タマークが付されたパケットがそろっていないときは、
前記ステップS33の判定の結果がNOとなり、該チャ
ンネル用のバッファに前記受信データを格納する(S3
6)。なお、遅延時間の大きさによっては、あるフレー
ムのパケットが全て到着しないうちに、その次のフレー
ムに送出されたチャンネルのパケットが到着することも
あり得るので、前記バッファは、各チャンネル毎にフレ
ーム単位でパケットを格納することができるように構成
されている。このようにして、前記タイムアライナーに
おいて、異なるタイミングで到達するパケットのタイミ
ングを揃えることができる。
【0029】なお、上述の例においては、ノード4はタ
イムアライナーの機能のみを有するものとして説明した
が、これに限られることはなく、通常のノードにタイム
アライナーの機能を持たせるようにすることもできる。
例えば、前記ノード5ないに、前述したタイムアライナ
ーの機能を含ませるようにしてもよい。ただし、」タイ
ムアライナーは出力ノードの直前に配置することが望ま
しい。
【0030】また、上述の例においては、予め各ノード
にそのノードにおいて受信すべきデータが送信されるチ
ャンネルが設定されているものとして説明したが、これ
に限られることはなく、データパケット中にそのデータ
のデスティネーションとなるノードを指定するデータを
含ませておき、各ノードはそのデータを判定することに
より、受信すべきデータであるか否かを判定するように
しても良い。
【0031】さらにまた、上述の例においては、IEE
E1394により結合されたネットワークを例にとって
説明したが他のインターフェースにより構成されたネッ
トワークの場合にも本発明を適用することができる。さ
らにまた、上述の例においては、楽音発生装置を例にと
って説明したが、これに限られることはなく、ネットワ
ーク上に、時間軸上での再現性を保証することが必要な
データあるいは同期をとることが必要なデータを送出す
る場合に、本発明を同様に適用することができることは
明らかである。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のネットワ
ークデータの同期方法および装置によれば、ネットワー
ク上の複数の経路を通過してきた時間同期の必要なデー
タの同期をとることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のネットワークデータの同期方法が適
用されたネットワークシステムの一実施の形態の構成例
を示す図である。
【図2】 データの到達するタイミングを説明するため
の図である。
【図3】 データを送出するノードの動作を説明するた
めのフローチャートである。
【図4】 受信ノードの動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図5】 同期装置の動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【図6】 従来のネットワークシステムの一例を示す図
である。
【図7】 ネットワークにおけるデータチャンネルの一
例を説明するための図である。
【符号の説明】
1〜5、11〜14 ノード、21 アービトレーショ
ン部、22 データプリフィックス部、23 データパ
ケット、24 データエンド部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−214296(JP,A) 特開 平7−59053(JP,A) 特開 平6−252928(JP,A) 特開 平7−287572(JP,A) 特開 平6−195073(JP,A) 特開 平5−276128(JP,A) 特開 平5−347630(JP,A) 特開 平5−236009(JP,A) 実開 平6−87997(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/56 G10L 19/00 H04L 7/00 H04L 12/28 H04H 1/00 G10H 1/00 - 7/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 あるノードで生成されたデータに対して
    それぞれ予定された処理を行うために、対応する処理を
    実行するノードを経由する1又は複数の経路を介して、
    前記生成されたデータを他のノードに転送するようにな
    されたネットワークにおける転送データの同期方法であ
    って、 データの生成源となるノードは、生成したデータにその
    送出タイミングを示すデータマークを付加したパケット
    を、そのデータに対して施すべき処理に応じて選択した
    ノードに対応する1又は複数のチャンネルに送出し、 所定のノードにおいて、タイミングの同期をとるべき複
    数のチャンネルを同期チャンネルとして設定し、該同期
    チャンネルとして設定された全てのチャンネルについて
    同一のデータマークを有するパケットが受信されたとき
    に、該同一のデータマークを有する複数のパケットをタ
    イミングを合わせて送出することにより、該複数チャン
    ネルのデータの同期をとるようにしたことを特徴とする
    ネットワークデータの同期方法。
  2. 【請求項2】 あるノードで生成されたデータに対して
    それぞれ予定された処理を行うために、対応する処理を
    実行するノードを経由する1又は複数の経路を介して、
    前記生成されたデータを他のノードに転送するようにな
    されたネットワークにおける転送データの同期装置であ
    って、 前記データは、その生成源であるノードにおいて、その
    送出タイミングを示すデータマークが付加されたパケッ
    トとして、そのデータに対して施すべき処理に応じて選
    択された1又は複数のチャンネルに送出されたものであ
    り、 前記同期装置は、前記ネットワークに接続された所定の
    ノードに設けられたものであり、 タイミングを同期させる複数のチャンネルを同期チャン
    ネルとして設定する手段と、 受信チャンネルが前記同期チャンネルに該当するチャン
    ネルであるか否かを判定する手段と、 受信チャンネルが前記同期チャンネルに該当するチャン
    ネルであるときに、前記同期チャンネルとして設定され
    た全てのチャンネルについて同一のデータマークを有す
    るパケットが受信されたか否かを判定し、前記同期チャ
    ンネルとして設定された全てのチャンネルについて同一
    のデータマークを有するパケットが受信されたときに、
    該同一のデータマークを有する複数のパケットをタイミ
    ングを合わせて出力する手段とを有するものであること
    を特徴とするネットワークデータの同期装置。
  3. 【請求項3】 あるノードで生成されたデータに対して
    それぞれ予定された処理を行うために、対応する処理を
    実行するノードを経由する1又は複数の経路を介して、
    前記生成されたデータを他のノードに転送するようにな
    されたネットワークに接続された同期ノードであって、 前記データは、その生成源であるノードにおいて、その
    送出タイミングを示すデータマークが付加されたパケッ
    トとして、そのデータに対して施すべき処理に応じて選
    択された1又は複数のチャンネルに送出されたものであ
    り、 前記同期ノードは、前記ネットワークからデータを受信
    する受信部と、受信したデータの同期をとる同期部と、
    前記ネットワークにデータを送出する送信部とを有し、 前記同期部は、 タイミングを同期させる複数のチャンネルを同期チャン
    ネルとして設定する手段と、 前記受信部で受信したデータのチャンネルが前記同期チ
    ャンネルに該当するチャンネルであるか否かを判定する
    手段と、 前記受信したデータのチャンネルが前記同期チャンネル
    に該当するチャンネルであるときに、前記同期チャンネ
    ルとして設定された全てのチャンネルについて同一のデ
    ータマークを有するパケットが受信されたか否かを判定
    し、全てのチャンネルについて同一のデータマークを有
    するパケットが受信されていないときには、該チャンネ
    ルの受信パケットをバッファに格納する手段とを有し、 前記送信部は、 前記同期チャンネルとして設定された全てのチャンネル
    について同一のデータマークを有するパケットが受信さ
    れたときに、該同一のデータマークを有する複数のパケ
    ットをタイミングを合わせて前記ネットワークに送出す
    るものであることを特徴とするネットワークデータの同
    期ノード。
  4. 【請求項4】 あるノードで生成されたデータに対して
    それぞれ予定された処理を行うために、対応する処理を
    実行するノードを経由する1又は複数の経路を介して、
    前記生成されたデータを他のノードに転送するようにな
    されたネットワークシステムであって、 ネットワークに送出するデータの生成源となる第1のノ
    ードであって、データにその送出タイミングを示すデー
    タマークを付加したパケットを、そのデータに対して施
    すべき処理に応じて選択したノードに対応する1又は複
    数のチャンネルに送出する第1のノードと、 自己の受信すべきチャンネルの前記パケットを受信し、
    該パケットに含まれている前記データに所定の処理を施
    して、前記ネットワークにパケットを送出する第2のノ
    ードと、 タイミングの同期をとるべき複数のチャンネルが同期チ
    ャンネルとして設定されており、該同期チャンネルとし
    て設定されたチャンネルのパケットを受信して、該同期
    チャンネルとして設定された全てのチャンネルについて
    同一のデータマークを有するパケットが受信されたとき
    に、該同一のデータマークを有する複数のパケットをタ
    イミングを合わせて前記ネットワークに出力する第3の
    ノードとを有することを特徴とするネットワークシステ
    ム。
  5. 【請求項5】 あるノードで生成されたデータに対して
    それぞれ予定された処理を行うために、対応する処理を
    実行するノードを経由する1又は複数の経路を介して、
    前記生成されたデータを他のノードに転送するようにな
    されたネットワークシステムであって、 ネットワークに送出するデータの生成源となる第1のノ
    ードであって、データにその送出タイミングを示すデー
    タマークを付加したパケットを、そのデータに対して施
    すべき処理に応じて選択したノードに対応する1又は複
    数のチャンネルに送出する第1のノードと、 前記複数の経路を介して転送された複数のチャンネルの
    パケットを受信する第2のノードであって、タイミング
    を同期させるべき同期チャンネルであるとして設定され
    ている複数のチャンネルの全てのチャンネルについて同
    一のデータマークを有するパケットが受信されるまで、
    前記同期チャンネルの受信パケットをバッファに格納し
    ておくことにより、前記同期チャンネルとされている複
    数のチャンネルのパケットのタイミングを揃える機能を
    有する第2のノードとを有することを特徴とするネット
    ワークシステム。
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