JP3199106B2 - 多波長光源およびそれを用いた光波長多重信号発生回路 - Google Patents
多波長光源およびそれを用いた光波長多重信号発生回路Info
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- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02F—OPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
- G02F1/00—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
- G02F1/35—Non-linear optics
- G02F1/3511—Self-focusing or self-trapping of light; Light-induced birefringence; Induced optical Kerr-effect
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバ通信に用い
る光波長多重技術に関する。
る光波長多重技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光ファイバ通信技術は伝送容量、
中継距離の点で大きな進展を見せている。ことに一本の
光ファイバに互いに波長の異なる複数の光信号を多重化
して伝送する光波長多重通信は、光フィルタや光カプラ
を用いて複数の光信号の多重/多重分離を光信号のまま
行ない、高速かつ複雑な信号処理を必要としないため、
簡便な装置構成で大容量の信号伝送を行えるという特長
がある。
中継距離の点で大きな進展を見せている。ことに一本の
光ファイバに互いに波長の異なる複数の光信号を多重化
して伝送する光波長多重通信は、光フィルタや光カプラ
を用いて複数の光信号の多重/多重分離を光信号のまま
行ない、高速かつ複雑な信号処理を必要としないため、
簡便な装置構成で大容量の信号伝送を行えるという特長
がある。
【0003】光波長多重通信では、互いに異なる複数波
長(通常は4波以上)のそれぞれを信号変調し、それら
を合波して一本の光ファイバへ入力する光波長多重信号
発生回路が必要となる。図5に光波長多重信号発生回路
の従来例を示す。図5において、1−1〜1−4は波長
F10〜F40の光をそれぞれ出力する光源、2−1〜2−
4は光変調器、3は光合波器、4は光出力をそれぞれ表
している。光合波器3にはカプラあるいはアレイ導波路
を用いた光フィルタが使われる。図5において、周波数
F10〜F40は通常周波数軸上で等間隔に並べられてい
る。これは周波数間隔が等間隔の方が光波長多重/多重
分離に用いる光フィルタを設計、作製しやすいことや、
通信ノードの処理を単純化できることによる。図5の各
光源1−1〜1−4から出力された連続光は、光変調器
2−1〜2−4においてそれぞれ信号変調され、光合波
器3において合波された後に出力される。周波数軸上で
は図5に示す通り、等間隔に周波数F10〜F40が並べら
れ、各波長成分は信号変調を受けたものとなる。このよ
うに図5の構成でそれぞれの波長成分が信号変調を受け
た光波長多重信号を得ることができる。
長(通常は4波以上)のそれぞれを信号変調し、それら
を合波して一本の光ファイバへ入力する光波長多重信号
発生回路が必要となる。図5に光波長多重信号発生回路
の従来例を示す。図5において、1−1〜1−4は波長
F10〜F40の光をそれぞれ出力する光源、2−1〜2−
4は光変調器、3は光合波器、4は光出力をそれぞれ表
している。光合波器3にはカプラあるいはアレイ導波路
を用いた光フィルタが使われる。図5において、周波数
F10〜F40は通常周波数軸上で等間隔に並べられてい
る。これは周波数間隔が等間隔の方が光波長多重/多重
分離に用いる光フィルタを設計、作製しやすいことや、
通信ノードの処理を単純化できることによる。図5の各
光源1−1〜1−4から出力された連続光は、光変調器
2−1〜2−4においてそれぞれ信号変調され、光合波
器3において合波された後に出力される。周波数軸上で
は図5に示す通り、等間隔に周波数F10〜F40が並べら
れ、各波長成分は信号変調を受けたものとなる。このよ
うに図5の構成でそれぞれの波長成分が信号変調を受け
た光波長多重信号を得ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように図5に
示す構成では、多重数に相当する数の光源が必要とな
る。たとえば16波多重信号を得ようとすれば、16個
の光源が必要となるという問題があった。さらに各光源
を正確に等間隔あるいはあらかじめ設計された発振波長
とするためには光源ごとに発振波長制御回路が必要にな
り、多重数を増やすのに伴って、非常に多くの光源が必
要になるるという問題があった。また、光波長多重信号
を分離する場合には、そのためのアレイ導波路等の光波
長分波器は素子作製時の条件により分波される絶対周波
数、周波数間隔が微妙に異なる。このため、従来はそれ
に合わせて多重数分だけの光源の発振周波数を制御する
手段が必要になるという問題があった。
示す構成では、多重数に相当する数の光源が必要とな
る。たとえば16波多重信号を得ようとすれば、16個
の光源が必要となるという問題があった。さらに各光源
を正確に等間隔あるいはあらかじめ設計された発振波長
とするためには光源ごとに発振波長制御回路が必要にな
り、多重数を増やすのに伴って、非常に多くの光源が必
要になるるという問題があった。また、光波長多重信号
を分離する場合には、そのためのアレイ導波路等の光波
長分波器は素子作製時の条件により分波される絶対周波
数、周波数間隔が微妙に異なる。このため、従来はそれ
に合わせて多重数分だけの光源の発振周波数を制御する
手段が必要になるという問題があった。
【0005】この発明は、このような背景の下になされ
たもので、少数の光源(2個の光源)を用いて等波長間
隔を有する複数個(3個以上)の波長多重信号光を生成
することができる多波長光源およびそれを用いた光波長
多重信号発生回路を提供することを目的としている。
たもので、少数の光源(2個の光源)を用いて等波長間
隔を有する複数個(3個以上)の波長多重信号光を生成
することができる多波長光源およびそれを用いた光波長
多重信号発生回路を提供することを目的としている。
【0006】
【0007】
【0008】
【課題を解決するための手段】また、請求項1記載の発
明は、発振周波数F1である第一の光源と、周波数F2
を発振周波数とする第2の光源と、上記周波数F1とF
2の周波数差△Fと同等の間隔を有する複数の周波数成
分を発生させる光非線形媒体と、上記第1および第2の
光源からそれぞれ出力された光を合波し該光非線形媒体
に入力する合波手段と、上記合波手段と光非線形媒体と
の間に挿入される光増幅装置と、からなる多波長光源で
あって、上記光増幅装置と上記光非線形媒体とを1組と
してこれを2組以上縦続接続したことを特徴としてい
る。
明は、発振周波数F1である第一の光源と、周波数F2
を発振周波数とする第2の光源と、上記周波数F1とF
2の周波数差△Fと同等の間隔を有する複数の周波数成
分を発生させる光非線形媒体と、上記第1および第2の
光源からそれぞれ出力された光を合波し該光非線形媒体
に入力する合波手段と、上記合波手段と光非線形媒体と
の間に挿入される光増幅装置と、からなる多波長光源で
あって、上記光増幅装置と上記光非線形媒体とを1組と
してこれを2組以上縦続接続したことを特徴としてい
る。
【0009】また、請求項2記載の発明は、発振周波数
F1である第一の光源と、周波数F2を発振周波数とす
る第2の光源と、上記周波数F1とF2の周波数差△F
と同等の間隔を有する複数の周波数成分を発生させる光
非線形媒体と、上記第1および第2の光源からそれぞれ
出力された光を合波し該光非線形媒体に入力する合波手
段と、前記合波手段と光非線形媒体との間に挿入される
光増幅装置と、からなる多波長光源であって、上記2つ
の光を合波する合波手段と光増幅装置との間に光変調装
置を挿入したことを特徴としている。
F1である第一の光源と、周波数F2を発振周波数とす
る第2の光源と、上記周波数F1とF2の周波数差△F
と同等の間隔を有する複数の周波数成分を発生させる光
非線形媒体と、上記第1および第2の光源からそれぞれ
出力された光を合波し該光非線形媒体に入力する合波手
段と、前記合波手段と光非線形媒体との間に挿入される
光増幅装置と、からなる多波長光源であって、上記2つ
の光を合波する合波手段と光増幅装置との間に光変調装
置を挿入したことを特徴としている。
【0010】また、請求項3記載の発明は、請求項2記
載の発明において、上記光増幅装置と上記光非線形媒体
とを1組としてこれを2組以上縦続接続したことを特徴
としている。
載の発明において、上記光増幅装置と上記光非線形媒体
とを1組としてこれを2組以上縦続接続したことを特徴
としている。
【0011】また、請求項4記載の発明は、請求項2記
載の多波長光源において、上記光変調器と上記光増幅装
置と上記光非線形媒体とを1組としてこれを2組以上縦
続接続したことを特徴としている。
載の多波長光源において、上記光変調器と上記光増幅装
置と上記光非線形媒体とを1組としてこれを2組以上縦
続接続したことを特徴としている。
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【作用】ここで、光ファイバ等の光非線形媒体(以下、
単に光ファイバとして説明する)に近接した周波数成分
を有する2つの光を入力して、新たな周波数成分を有す
る複数の光を生成する本発明の動作原理について説明す
る。
単に光ファイバとして説明する)に近接した周波数成分
を有する2つの光を入力して、新たな周波数成分を有す
る複数の光を生成する本発明の動作原理について説明す
る。
【0016】一般に、光ファイバにそれぞれの周波数が
fp、fq、fr、伝搬定数がβp、βq、βrの3つの光を
入力すると、これらの入力光により誘起される3次の非
線形分極を介して新たな周波数成分を有する光が生成さ
れる。これは4光波混合と呼ばれる光非線形現象であ
り、新たに生成された光の周波数をFfとすると、入力
光の周波数と次式の関係が満たされることが知られてい
る。 Ff=Fp+Fq−Fr (1)
fp、fq、fr、伝搬定数がβp、βq、βrの3つの光を
入力すると、これらの入力光により誘起される3次の非
線形分極を介して新たな周波数成分を有する光が生成さ
れる。これは4光波混合と呼ばれる光非線形現象であ
り、新たに生成された光の周波数をFfとすると、入力
光の周波数と次式の関係が満たされることが知られてい
る。 Ff=Fp+Fq−Fr (1)
【0017】上述の3つの光のうち2つの光の周波数が
縮退している場合でもやはり新たな光が生成される。す
なわち(1)式で周波数Fp、Fqを有する2つの光が縮
退している(すなわちFp=Fqである)とすると新たに
生成された光の周波数は、 Ff=2Fp−Fr (2) となる。従って、本発明の上記の構成によれば、光ファ
イバに周波数がF1、F2の2つの光が入力されるので、
光ファイバでは周波数F1から周波数差(F2−F1)だ
け離れた新たな周波数成分が生成されることになる。
縮退している場合でもやはり新たな光が生成される。す
なわち(1)式で周波数Fp、Fqを有する2つの光が縮
退している(すなわちFp=Fqである)とすると新たに
生成された光の周波数は、 Ff=2Fp−Fr (2) となる。従って、本発明の上記の構成によれば、光ファ
イバに周波数がF1、F2の2つの光が入力されるので、
光ファイバでは周波数F1から周波数差(F2−F1)だ
け離れた新たな周波数成分が生成されることになる。
【0018】また、4光波混合によって生成された光の
パワPfは一般に次式のようになる。
パワPfは一般に次式のようになる。
【0019】
【数1】
【0020】ここで、Pp、Pq、Prは3つの入力光の
光パワ、αは光ファイバの損失係数、Lは光ファイバ
長、βp、βq、βr、βfはそれぞれ3つの入力光および
生成された4光波混合光の伝搬定数を表している。
(4)式の△βは位相不整合量と呼ばれ、△βが小さい
値をとるときには4光波混合光が効率良く生成される。
特に△β=0となる条件を位相整合条件といい、これを
満たすとき4光波混合光の発生効率は最大となる。ただ
し、光ファイバに互いに周波数の異なる複数の光を入力
した場合には、光ファイバの分散特性によってその伝搬
定数は通常互いに違ったものとなり、△βとして小さな
値をとることができない。
光パワ、αは光ファイバの損失係数、Lは光ファイバ
長、βp、βq、βr、βfはそれぞれ3つの入力光および
生成された4光波混合光の伝搬定数を表している。
(4)式の△βは位相不整合量と呼ばれ、△βが小さい
値をとるときには4光波混合光が効率良く生成される。
特に△β=0となる条件を位相整合条件といい、これを
満たすとき4光波混合光の発生効率は最大となる。ただ
し、光ファイバに互いに周波数の異なる複数の光を入力
した場合には、光ファイバの分散特性によってその伝搬
定数は通常互いに違ったものとなり、△βとして小さな
値をとることができない。
【0021】しかし、上記複数の光の周波数が互いに近
接している場合には、各伝搬定数がほぼ同じ値となり△
βを小さくすることができる。したがって(4)式から
分かるように、光ファイバに大きな光パワを有し、近接
した周波数成分を有する2つの光を入射した場合には、
比較的大きな光パワを有する4光波混合光が生成され
る。この新たに生成された光の光パワが大きい場合に
は、生成光と、もともと入力された光を種として更に新
たな4光波混合光が生成される。このようにもともと光
ファイバに入力した2つの光を種として4光波混合光を
生成し、さらにこれを種として新たな4光波混合光を生
成するということを繰り返していくと、結局、周波数間
隔が初めに入力された2つの光(周波数F1,F2)の周
波数差(F2−F1)と等しい複数の光周波数成分を生成
できることになる。
接している場合には、各伝搬定数がほぼ同じ値となり△
βを小さくすることができる。したがって(4)式から
分かるように、光ファイバに大きな光パワを有し、近接
した周波数成分を有する2つの光を入射した場合には、
比較的大きな光パワを有する4光波混合光が生成され
る。この新たに生成された光の光パワが大きい場合に
は、生成光と、もともと入力された光を種として更に新
たな4光波混合光が生成される。このようにもともと光
ファイバに入力した2つの光を種として4光波混合光を
生成し、さらにこれを種として新たな4光波混合光を生
成するということを繰り返していくと、結局、周波数間
隔が初めに入力された2つの光(周波数F1,F2)の周
波数差(F2−F1)と等しい複数の光周波数成分を生成
できることになる。
【0022】このように本発明の構成によれば、2つの
光源を用いて3個以上の光周波数成分を生成することが
できる。しかも生成される周波数は周波数軸上で必ず等
間隔に並んでおり、その間隔は2つの光源の周波数差
(F2−F1)に等しいという性質がある。したがって周
波数間隔および生成周波数の絶対値は2つの光源の発振
周波数のみを制御することによって可変にできるという
利点がある。
光源を用いて3個以上の光周波数成分を生成することが
できる。しかも生成される周波数は周波数軸上で必ず等
間隔に並んでおり、その間隔は2つの光源の周波数差
(F2−F1)に等しいという性質がある。したがって周
波数間隔および生成周波数の絶対値は2つの光源の発振
周波数のみを制御することによって可変にできるという
利点がある。
【0023】なお、このような多周波光源は白色光源の
出力を周期的な透過周波数特性を有する光フィルタを通
すことによっても得られるが、その場合には生成される
光のスペクトル幅が光フィルタの透過特性で決まってし
まい、一般にはレーザから出力される光のスペクトル幅
に比べ広いものとなる。しかもそのスペクトル幅内のス
ペクトル成分は互いに相関がなく、信号伝送した場合に
雑音源になるという問題がある。しかし、本発明の多周
波光源によって生成された光のスペクトル幅は用いる光
源(通常は半導体レーザ)のスペクトル幅程度であり、
信号伝送上十分なスペクトル純度を有するコヒーレント
な光を生成することができる。
出力を周期的な透過周波数特性を有する光フィルタを通
すことによっても得られるが、その場合には生成される
光のスペクトル幅が光フィルタの透過特性で決まってし
まい、一般にはレーザから出力される光のスペクトル幅
に比べ広いものとなる。しかもそのスペクトル幅内のス
ペクトル成分は互いに相関がなく、信号伝送した場合に
雑音源になるという問題がある。しかし、本発明の多周
波光源によって生成された光のスペクトル幅は用いる光
源(通常は半導体レーザ)のスペクトル幅程度であり、
信号伝送上十分なスペクトル純度を有するコヒーレント
な光を生成することができる。
【0024】
「実施例1」図1(a)は本発明による多波長光源の第
1の実施例の構成を示すブロック図であり、図1
(b),(c)は図1(a)に示す構成の変形例を示す
図である。図1(a)〜(c)において、5−1,5−
2は発振周波数が互いに近接した周波数F1およびF2に
制御された光を発生する光源、6は光合波器、7は光ア
ンプ、8は光ファイバ、9は光出力をそれぞれ表してい
る。ただし、図1(a)に示す多波長光源は、光アンプ
7が省略され、合波器6と光ファイバ8が直接接続され
たものであり、図1(b)に示す多波長光源は、合波器
6の後に、光アンプ7と光ファイバ8を接続したもので
あり、そして、図1(c)に示す多波長光源は、合波器
6の後に、光アンプ7と光ファイバ8を一組にしてそれ
を複数組、縦続接続したものである。
1の実施例の構成を示すブロック図であり、図1
(b),(c)は図1(a)に示す構成の変形例を示す
図である。図1(a)〜(c)において、5−1,5−
2は発振周波数が互いに近接した周波数F1およびF2に
制御された光を発生する光源、6は光合波器、7は光ア
ンプ、8は光ファイバ、9は光出力をそれぞれ表してい
る。ただし、図1(a)に示す多波長光源は、光アンプ
7が省略され、合波器6と光ファイバ8が直接接続され
たものであり、図1(b)に示す多波長光源は、合波器
6の後に、光アンプ7と光ファイバ8を接続したもので
あり、そして、図1(c)に示す多波長光源は、合波器
6の後に、光アンプ7と光ファイバ8を一組にしてそれ
を複数組、縦続接続したものである。
【0025】したがって、図1(a)に示す多波長光源
では、光源5−1,5−2から出力された光が光合波器
6で合波された後、直接、光ファイバ8に入力されて出
力光9となり、図1(b)に示す多波長光源では、光源
5−1,5−2から出力された光が光合波器6を介し
て、光アンプ7と光ファイバ8とに入力されて出力光9
となり、そして、図1(c)に示す多波長光源では、光
源5−1,5−2から出力された光が光合波器6を介し
て、複数の光アンプ7,7,7,…と複数の光ファイバ
8,8,8,…とに入力され、出力光9となる。
では、光源5−1,5−2から出力された光が光合波器
6で合波された後、直接、光ファイバ8に入力されて出
力光9となり、図1(b)に示す多波長光源では、光源
5−1,5−2から出力された光が光合波器6を介し
て、光アンプ7と光ファイバ8とに入力されて出力光9
となり、そして、図1(c)に示す多波長光源では、光
源5−1,5−2から出力された光が光合波器6を介し
て、複数の光アンプ7,7,7,…と複数の光ファイバ
8,8,8,…とに入力され、出力光9となる。
【0026】上記「作用」の欄で説明したように、図1
(a)〜(c)に示す各構成においては、光ファイバ8
で、4光波混合により周波数F1、F2からそれぞれ周波
数差△F(F2−F1)の整数倍の周波数位置に新たな周
波数成分が形成される。また、4光波混合の発生効率は
入力光の光パワに比例するので、図1(b),(c)に
示す構成では、光アンプ7によって入力光信号を増幅す
ることによって新たに生成される周波数成分の光パワを
大きくすることができ、図1(a)に示す構成に比べて
さらに高効率でF1,F2以外の周波数を発生させること
ができる。以上のように、図1(a)〜(c)に示す本
実施例の構成によれば、2つの光源の周波数差に等しい
等間隔配置の複数の光周波数成分を生成することが可能
である。
(a)〜(c)に示す各構成においては、光ファイバ8
で、4光波混合により周波数F1、F2からそれぞれ周波
数差△F(F2−F1)の整数倍の周波数位置に新たな周
波数成分が形成される。また、4光波混合の発生効率は
入力光の光パワに比例するので、図1(b),(c)に
示す構成では、光アンプ7によって入力光信号を増幅す
ることによって新たに生成される周波数成分の光パワを
大きくすることができ、図1(a)に示す構成に比べて
さらに高効率でF1,F2以外の周波数を発生させること
ができる。以上のように、図1(a)〜(c)に示す本
実施例の構成によれば、2つの光源の周波数差に等しい
等間隔配置の複数の光周波数成分を生成することが可能
である。
【0027】「実施例2」図2(a)〜(c)は、本発
明の第2の実施例を示す図である。図2(a)〜(c)
において、10は光周波数選択分波器であり、たとえば
アレイ導波路を用いたアレイフィルタやカプラと波長フ
ィルタを組合せたもので実現できる(以下、アレイフィ
ルタ10と称する)。11−1〜11−4は光変調器、
12は光合波器、13は光信号出力、14−1〜14−
4は光アンプをそれぞれ表している。なお、図1(a)
〜(c)に示すものと同一の構成には同一の符号をつけ
ている。
明の第2の実施例を示す図である。図2(a)〜(c)
において、10は光周波数選択分波器であり、たとえば
アレイ導波路を用いたアレイフィルタやカプラと波長フ
ィルタを組合せたもので実現できる(以下、アレイフィ
ルタ10と称する)。11−1〜11−4は光変調器、
12は光合波器、13は光信号出力、14−1〜14−
4は光アンプをそれぞれ表している。なお、図1(a)
〜(c)に示すものと同一の構成には同一の符号をつけ
ている。
【0028】図2(a)〜(c)に示す実施例は、図1
(a)〜(c)に示す本発明の第1の実施例の多波長光
源をそれぞれ用いた光波長多重信号発生回路である。本
発明の第1の実施例による多波長光源の出力をまずアレ
イ導波路を用いたアレイフィルタ10に入力する。アレ
イフィルタ10は、入力信号の周波数軸上で等間隔に並
べられた周波数成分をそれぞれ分波した上でそれぞれ異
なる出力ポートから出力。従ってアレイフィルタ10の
4つの出力端にはそれぞれ周波数の異なる一周波数成分
のみが出力される。このように周波数ごとに分波された
光成分はそれぞれ光アンプ14−1〜14−4によって
光パワが等化された後に光変調器11−1〜11−4に
よって外部からの信号に応じてそれぞれ変調され、光合
波器12によって再び合波されて出力される。結局、出
力光信号13は周波数軸上では等間隔に並んだ4つの光
信号が多重化された信号となる。
(a)〜(c)に示す本発明の第1の実施例の多波長光
源をそれぞれ用いた光波長多重信号発生回路である。本
発明の第1の実施例による多波長光源の出力をまずアレ
イ導波路を用いたアレイフィルタ10に入力する。アレ
イフィルタ10は、入力信号の周波数軸上で等間隔に並
べられた周波数成分をそれぞれ分波した上でそれぞれ異
なる出力ポートから出力。従ってアレイフィルタ10の
4つの出力端にはそれぞれ周波数の異なる一周波数成分
のみが出力される。このように周波数ごとに分波された
光成分はそれぞれ光アンプ14−1〜14−4によって
光パワが等化された後に光変調器11−1〜11−4に
よって外部からの信号に応じてそれぞれ変調され、光合
波器12によって再び合波されて出力される。結局、出
力光信号13は周波数軸上では等間隔に並んだ4つの光
信号が多重化された信号となる。
【0029】本実施例では2つの光源5−1,5−2の
発振周波数F1,F2を制御するだけでアレイフィルタ1
0の特性に全ての周波数を整合させることができる。従
って本実施例の光波長多重信号発生回路によれば、簡便
な制御で効率良く光波長多重信号を発生することが可能
となる。なお、図1に示す第一の実施例と同様に、図2
(b)と図2(c)に示す光波長多重信号発生回路は、
図2(a)に示すものに比べて、さらに高効率でF1,
F2以外の周波数を発生させることができる。
発振周波数F1,F2を制御するだけでアレイフィルタ1
0の特性に全ての周波数を整合させることができる。従
って本実施例の光波長多重信号発生回路によれば、簡便
な制御で効率良く光波長多重信号を発生することが可能
となる。なお、図1に示す第一の実施例と同様に、図2
(b)と図2(c)に示す光波長多重信号発生回路は、
図2(a)に示すものに比べて、さらに高効率でF1,
F2以外の周波数を発生させることができる。
【0030】「実施例3」図3(a)〜(c)は、本発
明の第3の実施例の構成を示す図である。図3におい
て、15は光変調器を表している。また、他の構成につ
いては、図1に示す対応する構成と同一の符号を付けて
いる。図3(a)〜(c)に示す多波長光源は、図1
(a)〜(c)に示す多波長光源の光合波器6の出力端
に光変調器15を配置した構成である。「作用」の欄で
述べた通り、4光波混合光の光パワは入力光の光パワに
大きく依存する。入力光の光パワが大きい程、4光波混
合光が効率良く生成される。ところが、一般に光ファイ
バに入力できる光パワはファイバの誘導ブリルアン散乱
により制限を受ける。光ファイバに入力する光にあらか
じめ強度変調あるいは位相変調を施し、そのスペクトル
幅を広げてやることによって誘導ブリルアン散乱による
入力光パワの制限を緩和できることが知られている。従
って図3に示すような構成によって光ファイバ8へ入力
する光にあらかじめ変調をかけ、そのスペクトル幅を広
げてやることによって、光ファイバ8へ入力できる光パ
ワを大きくすることができる。ただし、ここで強度変調
をかける場合には、後に信号変調をかけるときの信号速
度と同等のRZ信号(オールマークの信号)となるよう
に変調がかけられることを想定している。極端な場合に
は光ファイバ8へ入力する光を光短パルス列としても良
い。また、図3(c)に示す構成においては、光変調器
15を光アンプ7および光ファイバ8と組み合わせて複
数、設けることもできる。
明の第3の実施例の構成を示す図である。図3におい
て、15は光変調器を表している。また、他の構成につ
いては、図1に示す対応する構成と同一の符号を付けて
いる。図3(a)〜(c)に示す多波長光源は、図1
(a)〜(c)に示す多波長光源の光合波器6の出力端
に光変調器15を配置した構成である。「作用」の欄で
述べた通り、4光波混合光の光パワは入力光の光パワに
大きく依存する。入力光の光パワが大きい程、4光波混
合光が効率良く生成される。ところが、一般に光ファイ
バに入力できる光パワはファイバの誘導ブリルアン散乱
により制限を受ける。光ファイバに入力する光にあらか
じめ強度変調あるいは位相変調を施し、そのスペクトル
幅を広げてやることによって誘導ブリルアン散乱による
入力光パワの制限を緩和できることが知られている。従
って図3に示すような構成によって光ファイバ8へ入力
する光にあらかじめ変調をかけ、そのスペクトル幅を広
げてやることによって、光ファイバ8へ入力できる光パ
ワを大きくすることができる。ただし、ここで強度変調
をかける場合には、後に信号変調をかけるときの信号速
度と同等のRZ信号(オールマークの信号)となるよう
に変調がかけられることを想定している。極端な場合に
は光ファイバ8へ入力する光を光短パルス列としても良
い。また、図3(c)に示す構成においては、光変調器
15を光アンプ7および光ファイバ8と組み合わせて複
数、設けることもできる。
【0031】このように本実施例の構成によって、光フ
ァイバ8へ入力される2つの光のスペクトル幅を広げて
やることにより、光ファイバ8へ入力できる光パワを大
きくすることができ、ひいては多波長光源の発生効率を
大きくすることができる。なお、2つの光源5−1,5
−2の駆動電流をそれぞれ変調したり、外部変調器を設
けて出力光に周波数変調や位相変調をかけた場合も上記
と同等の効果が得られる。なお、図3(b)と図3
(c)に示す多波長光源は、光変調器15の出力端に光
アンプ7を1又は複数、配置しているので、図3(a)
に示すものに比べてさらに高効率でF1,F2以外の周波
数を発生させることができる。
ァイバ8へ入力される2つの光のスペクトル幅を広げて
やることにより、光ファイバ8へ入力できる光パワを大
きくすることができ、ひいては多波長光源の発生効率を
大きくすることができる。なお、2つの光源5−1,5
−2の駆動電流をそれぞれ変調したり、外部変調器を設
けて出力光に周波数変調や位相変調をかけた場合も上記
と同等の効果が得られる。なお、図3(b)と図3
(c)に示す多波長光源は、光変調器15の出力端に光
アンプ7を1又は複数、配置しているので、図3(a)
に示すものに比べてさらに高効率でF1,F2以外の周波
数を発生させることができる。
【0032】「実施例4」図4は本発明の第4の実施例
を説明するための図である。「作用」の欄でも述べた通
り、4光波混合光を効率良く発生させるためには、位相
不整合量△βを小さくすることが重要である。4光波混
合光を発生させるために用いる光ファイバの分散特性を
制御することにより、△βを小さくし4光波混合光の発
生効率を大きくするのが本実施例の主旨である。図4に
おいて、(a)は通常の単一モード光ファイバ、(b)
は分散シフト光ファイバ、(c),(d)は分散平坦化
光ファイバの屈折率分布をそれぞれ表している。また図
4(e)のグラフは上記4種類の光ファイバの分散特性
を示している。
を説明するための図である。「作用」の欄でも述べた通
り、4光波混合光を効率良く発生させるためには、位相
不整合量△βを小さくすることが重要である。4光波混
合光を発生させるために用いる光ファイバの分散特性を
制御することにより、△βを小さくし4光波混合光の発
生効率を大きくするのが本実施例の主旨である。図4に
おいて、(a)は通常の単一モード光ファイバ、(b)
は分散シフト光ファイバ、(c),(d)は分散平坦化
光ファイバの屈折率分布をそれぞれ表している。また図
4(e)のグラフは上記4種類の光ファイバの分散特性
を示している。
【0033】通常の単一モード光ファイバは波長に対し
て正の傾きを有する分散特性を有しており、分散値が零
となる波長(零分散波長と呼ばれる)は光ファイバの材
料および導波路の構造によってきまり、1310nm付
近である(図4(e)の曲線(a)参照)。一方、図4
(b)の屈折率分布を有する光ファイバは零分散波長が
シフトすることが知られており、分散シフトファイバと
呼ばれている。この分散シフトファイバでは、伝送損失
が最も小さくなる波長が1550nm付近であることか
ら、零分散波長を1550nmにシフトした分散シフト
ファイバが実現されている。図4(e)に曲線(b)と
して示す通り、分散シフトファイバにおいても波長に対
して正の傾きを有する分散特性となる。
て正の傾きを有する分散特性を有しており、分散値が零
となる波長(零分散波長と呼ばれる)は光ファイバの材
料および導波路の構造によってきまり、1310nm付
近である(図4(e)の曲線(a)参照)。一方、図4
(b)の屈折率分布を有する光ファイバは零分散波長が
シフトすることが知られており、分散シフトファイバと
呼ばれている。この分散シフトファイバでは、伝送損失
が最も小さくなる波長が1550nm付近であることか
ら、零分散波長を1550nmにシフトした分散シフト
ファイバが実現されている。図4(e)に曲線(b)と
して示す通り、分散シフトファイバにおいても波長に対
して正の傾きを有する分散特性となる。
【0034】他方、図4(c),(d)に示すように光
ファイバのクラッドを多重化し、適当な構造パラメータ
を選ぶことにより、構造分散を材料分散とは逆符号にで
きることが知られている。図4(c),(d)のパラメ
ータをある波長域(たとえば1550nm帯)で材料分
散を構造分散で相殺するように設定すれば図4(e)の
グラフに示す通り広い波長域にわたって分散特性が平坦
でかつほぼ零であるようにすることができる。特にW型
ファイバと呼ばれる図4(c)の屈折率分布を有する光
ファイバは光がコアへ強く閉じ込められ、光ファイバ中
の光電力密度を大きくできるという特長もある。
ファイバのクラッドを多重化し、適当な構造パラメータ
を選ぶことにより、構造分散を材料分散とは逆符号にで
きることが知られている。図4(c),(d)のパラメ
ータをある波長域(たとえば1550nm帯)で材料分
散を構造分散で相殺するように設定すれば図4(e)の
グラフに示す通り広い波長域にわたって分散特性が平坦
でかつほぼ零であるようにすることができる。特にW型
ファイバと呼ばれる図4(c)の屈折率分布を有する光
ファイバは光がコアへ強く閉じ込められ、光ファイバ中
の光電力密度を大きくできるという特長もある。
【0035】上述した各実施例において、4光波混合光
を発生させるために用いる光ファイバ8を上記のような
W型ファイバとしてやれば、使用波長域で分散値を波長
によらず零にできるので位相整合条件を常に満たすこと
ができる。すなわち入力光5−1,5−2の波長間隔、
絶対波長によらず常に位相整合条件が満たされ、4光波
混合光を効率良く発生することができる。
を発生させるために用いる光ファイバ8を上記のような
W型ファイバとしてやれば、使用波長域で分散値を波長
によらず零にできるので位相整合条件を常に満たすこと
ができる。すなわち入力光5−1,5−2の波長間隔、
絶対波長によらず常に位相整合条件が満たされ、4光波
混合光を効率良く発生することができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば2
個の光源を使って等周波数間隔の複数光を容易に得るこ
とができるという効果がある。
個の光源を使って等周波数間隔の複数光を容易に得るこ
とができるという効果がある。
【図1】本発明の第1の実施例の構成(a)及びその変
形例(b),(c)を示すブロック図である。
形例(b),(c)を示すブロック図である。
【図2】本発明の第2の実施例の構成(a)及びその変
形例(b),(c)を示すブロック図である。
形例(b),(c)を示すブロック図である。
【図3】本発明の第3の実施例の構成(a)及びその変
形例(b),(c)を示すブロック図である。
形例(b),(c)を示すブロック図である。
【図4】本発明の第4の実施例を説明するための図であ
る。
る。
【図5】光波長多重通信に用いる光波長多重信号発生回
路の従来例を示す図である。
路の従来例を示す図である。
5−1,5−2:互いに近接した周波数F1およびF2を
それぞれ発生する光源 6:光合波器 7:光アンプ 8:光ファイバ 9:光出力 10:アレイ導波路を用いたアレイフィルタ 11−1〜11−4:光変調器 12:光合波器 13:出力光信号 14−1〜14−4:光アンプ 15:光変調器
それぞれ発生する光源 6:光合波器 7:光アンプ 8:光ファイバ 9:光出力 10:アレイ導波路を用いたアレイフィルタ 11−1〜11−4:光変調器 12:光合波器 13:出力光信号 14−1〜14−4:光アンプ 15:光変調器
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−58388(JP,A) 特開 昭59−90826(JP,A) 特開 平6−194697(JP,A) 特開 平7−79212(JP,A) 特公 昭62−49997(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04J 14/00 - 14/08 H04B 10/00 - 10/28 G02F 1/35
Claims (4)
- 【請求項1】 発振周波数F1である第一の光源と、 周波数F2を発振周波数とする第2の光源と、 上記周波数F1とF2の周波数差△Fと同等の間隔を有
する複数の周波数成分を発生させる光非線形媒体と、 上記第1および第2の光源からそれぞれ出力された光を
合波し該光非線形媒体に入力する合波手段と、 上記合波手段と光非線形媒体との間に挿入される光増幅
装置と、からなる多波長光源であって、 上記光増幅装置と上記光非線形媒体とを1組としてこれ
を2組以上縦続接続したことを特徴とする多波長光源。 - 【請求項2】 発振周波数F1である第一の光源と、 周波数F2を発振周波数とする第2の光源と、 上記周波数F1とF2の周波数差△Fと同等の間隔を有
する複数の周波数成分を発生させる光非線形媒体と、 上記第1および第2の光源からそれぞれ出力された光を
合波し該光非線形媒体に入力する合波手段と、 前記合波手段と光非線形媒体との間に挿入される光増幅
装置と、からなる多波長光源であって、 上記2つの光を合波する合波手段と光増幅装置との間に
光変調装置を挿入したことを特徴とする多波長光源。 - 【請求項3】 請求項2記載の多波長光源において、上
記光増幅装置と上記光非線形媒体とを1組としてこれを
2組以上縦続接続したことを特徴とする多波長光源。 - 【請求項4】 請求項2記載の多波長光源において、上
記光変調器と上記光増幅装置と上記光非線形媒体とを1
組としてこれを2組以上縦続接続したことを特徴とする
多波長光源。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09102595A JP3199106B2 (ja) | 1995-04-17 | 1995-04-17 | 多波長光源およびそれを用いた光波長多重信号発生回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09102595A JP3199106B2 (ja) | 1995-04-17 | 1995-04-17 | 多波長光源およびそれを用いた光波長多重信号発生回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08288930A JPH08288930A (ja) | 1996-11-01 |
JP3199106B2 true JP3199106B2 (ja) | 2001-08-13 |
Family
ID=14014998
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09102595A Expired - Fee Related JP3199106B2 (ja) | 1995-04-17 | 1995-04-17 | 多波長光源およびそれを用いた光波長多重信号発生回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3199106B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US5963567A (en) * | 1997-02-13 | 1999-10-05 | Lucent Technologies, Inc. | Multi-wavelength laser source |
US7003226B2 (en) | 1997-02-14 | 2006-02-21 | Nippon Telegraph And Telephone Corporation | Wavelength division multiplex optical transmission system |
JP3039428B2 (ja) * | 1997-03-04 | 2000-05-08 | 日本電気株式会社 | 波長多重伝送装置 |
JPH11202374A (ja) | 1998-01-14 | 1999-07-30 | Fujitsu Ltd | 波長多重システムにおける光通信端局、光信号伝送方法、及び光信号の増設方法 |
JP3682374B2 (ja) * | 1998-07-07 | 2005-08-10 | 古河電気工業株式会社 | 光ファイバ型光部品 |
US7233727B2 (en) | 2005-07-11 | 2007-06-19 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Optical fiber and optical device using the same |
JP4887675B2 (ja) * | 2005-07-11 | 2012-02-29 | 住友電気工業株式会社 | 光ファイバおよびそれを用いた光デバイス |
-
1995
- 1995-04-17 JP JP09102595A patent/JP3199106B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08288930A (ja) | 1996-11-01 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |