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JP3198602B2 - 内燃機関の油圧制御バルブ装置 - Google Patents

内燃機関の油圧制御バルブ装置

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Publication number
JP3198602B2
JP3198602B2 JP09662992A JP9662992A JP3198602B2 JP 3198602 B2 JP3198602 B2 JP 3198602B2 JP 09662992 A JP09662992 A JP 09662992A JP 9662992 A JP9662992 A JP 9662992A JP 3198602 B2 JP3198602 B2 JP 3198602B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
hydraulic
control valve
hydraulic control
engine
Prior art date
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Expired - Fee Related
Application number
JP09662992A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05296015A (ja
Inventor
豊 又吉
比呂志 森田
保之 岩出
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP09662992A priority Critical patent/JP3198602B2/ja
Publication of JPH05296015A publication Critical patent/JPH05296015A/ja
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  • Valve Device For Special Equipments (AREA)
  • Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関の油圧制御バ
ルブ装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の油圧制御バルブ装置として、例え
ば特開昭62−294709号公報に開示されたもの
は、オイルポンプから油圧アクチュエータに導かれる作
動油圧を電磁力に応動する油圧スプール弁を介して調節
する構造を備えており、油圧アクチュエータを介してバ
ルブタイミングリフト特性を運転条件に応じて切換える
ようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来装置にあっては、機関冷間時に、オイルポンプ
から油圧制御バルブに導かれるオイルの温度が低いた
め、各スプール弁に対するオイルの粘性抵抗が大きくな
って、暖機がかなり進むまでは、油圧制御バルブの作動
応答性が十分に得られないという問題点があった。
【0004】本発明は上記の問題点に着目し、暖機中の
比較的早い時期から十分な作動性が得られる油圧制御バ
ルブ装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、機関に駆動さ
れるオイルポンプと、このオイルポンプから油圧アクチ
ュエータに導かれる作動油圧を油圧スプール弁を介して
調節する油圧制御バルブとを備える内燃機関において、
前記油圧スプール弁を収装するバルブボディを機関本体
に接合して取付け、このバルブボディに機関本体から流
出する冷却水を導くウォータアウトレットを一体的に形
成する。
【0006】
【作用】機関冷間時は、オイルポンプから油圧制御バル
ブに導かれるオイルの温度が低いため、各スプール弁に
対するオイルの粘性抵抗が大きくなるが、暖機時にバル
ブボディは、機関本体からの伝熱と、ウォータアウトレ
ットを流れる冷却水からの伝熱により、スプール弁の周
りのオイルの温度を上昇させる。ウォータアウトレット
をバルブボディに一体形成したため、冷却水からバルブ
ボディへの伝熱が促進され、バルブボディの温度を速や
かに上昇させることができる。この結果、暖機中の比較
的早い時期から油圧制御バルブの作動応答性が十分に確
保される。
【0007】
【実施例】以下、本発明を可変バルブタイミングリフト
装置を備える内燃機関に適用した実施例を添付図面に基
づいて説明する。
【0008】図1において、1は機関、2はシリンダヘ
ッド、6はシリンダブロック、7はロッカカバー、8は
オイルパン、11は吸気管、12は吸気絞り弁、13は
排気管、14はクランクシャフトの後端に結合されたフ
ライホイールである。
【0009】シリンダヘッド2には、各ロッカシャフト
を介して吸・排気弁を開閉駆動するロッカアームを備
え、ロッカアームは油圧に応動して吸・排気弁のバルブ
タイミングリフト特性を可変とする切換機構(油圧アク
チュエータ)を備えている。この切換機構は、例えば共
通の吸気弁または排気弁に対してバルブリフト特性の異
なる複数のカムと、このカムとロッカアームの間に介装
される可動フォロワを介してバルブの開閉作動に携わる
カムが切換えられ、この可動フォロワの動きが油圧によ
り制御されるようになっている。
【0010】シリンダヘッド2の後面には油圧制御バル
ブ3のバルブボディ4が接合し、複数のボルト5を介し
て締結される。油圧制御バルブ3は吸気弁側ロッカシャ
フトと排気弁側ロッカシャフトの内にそれぞれ形成され
た油圧通路を介して前記バルブタイミングリフト切換機
構に機関運転条件に応じた作動油圧を導くようになって
いる。
【0011】図2、図3にも示すように、バルブボディ
4はシリンダヘッド2に対する接合面20にオイルポン
プの吐出側に連通する油圧導入口21とシリンダヘッド
2内に連通するドレーン口22が開口するとともに、前
記各ロッカシャフトの油圧通路に作動油圧を導く油圧導
出口23,24,25,26がそれぞれ開口する。各油
圧導入口21,22、油圧導出口23,24,25,2
6の周囲にはシール材が介装される環状溝27,28,
29,30が形成される。
【0012】バルブボディ4の内部には各油圧導出口2
3,24,25,26から導かれる作動油圧を調整する
油圧スプール弁31が介装され、バルブボディ4には各
スプール弁31を摺動させるパイロット圧を調整する2
つの電磁弁32,33が設けられる。
【0013】バルブボディ4にはシリンダヘッド2のウ
ォータジャケットから流出する機関冷却水をバイパス通
路またはラジエータに導くウォータアウトレット9が一
体的に形成される。ウォータアウトレット9はラジエー
タの入口通路が接続される管部15と、ラジエータを迂
回してウォータポンプの吸込側に連通するバイパス通路
が接続される管部16とを有している。バルブボディ4
の接合面20にはウォータアウトレット9の開口部の周
囲にシール材を介装する環状溝17が形成される。
【0014】各管部15,16へ分流する冷却水の流量
比はサーモスタットバルブを介して冷却水温度に応じて
調節される。機関冷間時は冷却水の全量が管部16から
バイパス通路を通って循環して暖機が促される一方、冷
却水温度が所定値を越えて上昇するとサーモスタットバ
ルブが開弁して冷却水をラジエータにも循環させて、冷
却水の温度上昇を抑えるようになっている。
【0015】バルブボディ4にはクランク角センサ35
に対する取付座36が一体形成される。クランク角セン
サ35はカムシャフトの回転位置からクランク角を検出
するようになっている。
【0016】次に、作用について説明する。
【0017】油圧制御バルブ3は各電磁弁32,33の
作動によって切換えられるパイロット圧により各油圧ス
プール弁31を摺動させて、油圧導出口23,24,2
5,26から導かれる作動油圧を調整し、各ロッカシャ
フト内の油圧通路を介してロッカアームに設けられるバ
ルブタイミングリフト切換機構を作動させる。
【0018】機関冷間時は、オイルポンプから油圧制御
バルブ3に導かれるオイルの温度が低いため、各油圧ス
プール弁31に対するオイルの粘性抵抗が大きくなる
が、暖機が進むのに伴ってバルブボディ4は、シリンダ
ヘッド2からの伝熱と、ウォータアウトレット9を流れ
る冷却水からの伝熱により加熱され、各油圧スプール弁
31に対するオイルの粘性抵抗を小さくする。
【0019】特に、ウォータアウトレット9はバルブボ
ディ4に一体形成されているため、冷却水からバルブボ
ディ4への伝熱が促進され、バルブボディ4の温度を速
やかに上昇させることができる。この結果、暖機中の比
較的早い時期から油圧制御バルブ3の各油圧スプール弁
31の作動応答性が十分に確保され、運転条件に応じて
吸・排気弁のバルブタイミングリフト特性を適確に切換
えることができる。
【0020】また、バルブボディ4にウォータアウトレ
ット9とクランク角センサ35に対する取付座36をそ
れぞれ一体形成したため、機関1の後面に取付けられる
部品数を削減して、生産性を高められる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、機関に駆
動されるオイルポンプと、このオイルポンプから油圧ア
クチュエータに導かれる作動油圧を油圧スプール弁を介
して調節する油圧制御バルブとを備える内燃機関におい
て、前記油圧スプール弁を収装するバルブボディを機関
本体に接合して取付け、このバルブボディに機関冷却水
を導くウォータアウトレットを一体的に形成したため、
ウォータアウトレットを流れる冷却水からバルブボディ
への伝熱が促進され、暖機時にバルブボディの温度を速
やかに上昇させることができ、この結果、暖機中の比較
的早い時期から油圧制御バルブの作動応答性が十分に確
保される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す機関の正面図である。
【図2】同じくバルブボディの平面図である。
【図3】同じくバルブボディの正面図である。
【符号の説明】
2 シリンダヘッド 3 油圧制御バルブ 4 バルブボディ 9 ウォータアウトレット 20 接合面 23 油圧導出口 24 油圧導出口 25 油圧導出口 26 油圧導出口 31 スプール弁 32 電磁弁 33 電磁弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F01L 13/00 301 F01M 1/16 F01M 5/00 F01P 3/02 F01P 3/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機関に駆動されるオイルポンプと、この
    オイルポンプから油圧アクチュエータに導かれる作動油
    圧を油圧スプール弁を介して調節する油圧制御バルブと
    を備える内燃機関において、前記油圧スプール弁を収装
    するバルブボディを機関本体に接合して取付け、このバ
    ルブボディに機関本体から流出する冷却水を導くウォー
    タアウトレットを一体的に形成したことを特徴とする内
    燃機関の油圧制御バルブ装置。
JP09662992A 1992-04-16 1992-04-16 内燃機関の油圧制御バルブ装置 Expired - Fee Related JP3198602B2 (ja)

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JPH05296015A JPH05296015A (ja) 1993-11-09
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