JP3197249B2 - 積層lcハイパスフィルタ - Google Patents
積層lcハイパスフィルタInfo
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Description
られるハイパスフィルタの構造に係るもので、特にセラ
ミック積層体中に形成された導体パターンによって構成
する積層LCハイパスフィルタの電極配置に関するもの
である。
の積層LCフィルタの利用が検討され、実用化されつつ
ある。この積層LCフィルタには、バンドパスフィル
タ、ローパスフィルタ、ハイパスフィルタあるいはバン
ドエリミネーションフィルタ等がある。その中で、ハイ
パスフィルタは一定の周波数以上の信号のみを通過させ
るもので、デュアルバンドの移動体通信機器等で利用さ
れている。
路構成の一例を示すもので、入出力端の間に直列にコン
デンサC1 とC3 が接続され、C1 とC3 の中間にイン
ダクタンスL2 を接続してこれに容量C2 を直列に接続
して接地した回路配置としたものである。
と、図4に示したようにセラミックの積層体10の内部に
導体パターンを形成してこれらの導体パターンによって
インダクタンスや容量を得る。図4の例ではシールド電
極41で内部の導体パターンをシールドし、その間に回路
素子を構成する。インダクタンスを得る導体パターン42
は直線、ミアンダ、スパイラルあるいは積層方向に重畳
するヘリカル形状として所定のインダクタンスを得る。
図6で示した直列の容量C1 は導体パターン43と44で、
容量C3 は導体パターン43と45で得ている。容量C2 は
シールド電極となる導体パターン41とこれに近接して形
成された導体パターン46とによって得られる。それぞれ
の導体パターンは端面に引き出されて端子電極によって
接続されて上記の回路構成を得る。
ーンを形成した場合には、導体パターン間の浮遊容量が
発生することは避けられない。特開平8-330143号公報や
特開平7-201592号公報には浮遊容量を積極的に利用して
LC並列共振回路を得ることが示されているが、特性に
影響を及ぼす浮遊容量に対する有効な対策はなかった。
特に、高い周波数帯域ではこの浮遊容量の影響を無視で
きない。
力側の容量の電極44とアースされる容量の電極46との間
に浮遊容量が発生する。すなわち,図5に示したように
入力端と容量C2 との間に浮遊容量CS1が必然的に発生
する。この浮遊容量を少なくするためには、電極間の距
離を大きくすればよいが、小型化や薄型化の面で障害と
なる。
が悪化して通過帯域内の挿入損失が増加する等の問題が
生じる。本発明は、この浮遊容量の影響を除去して、リ
ターンロスの良好な積層LCハイパスフィルタを提供す
るものである。
る電極(導体パターン)の配置を改良することによっ
て、上記の課題を解決するものである。
入力側の第一の容量と出力側の第二の容量、その中間か
らアース電位間に直列に接続されたインダクタンスと第
三の容量とをセラミック積層体の絶縁層間に形成された
導体パターンによって構成する積層LCハイパスフィル
タにおいて、共通電極の一方の面側に絶縁体層を介して
第一の容量を形成する電極を対向させると共に、共通電
極の他方の面側に絶縁体層を介して第二の容量を形成す
る電極を対向させることにより第一の容量を形成する電
極と第二の容量を形成する電極が積層体の中央部で積層
方向に配列され、第一の容量を形成する電極が配置され
た側に、絶縁体層と導体パターンを積層してインダクタ
ンスが形成され、第二の容量を形成する電極が配置され
た側において、第三の容量を形成する電極を積層体表面
近くに配置されたシールド電極に絶縁体層を介して対向
させたことに特徴を有するものである。
の導体パターンのうち、入力側とアース接続される側の
導体パターンの間隔を、出力側のそれよりも大きくする
とともに、アース接続側に出力側の電極が対向すること
になって、入力側とアース側の浮遊容量を大幅に減少さ
せることができる。また、多段に接続する構造やローパ
スフィルタと一体に形成されるハイパスフィルタ等にお
いても同様に採用することができる。
いて説明する。
ある。この例ではシールド電極11で内部の導体パターン
をシールドし、その間に回路素子を構成する。インダク
タンスを得る導体パターン12は直線、ミアンダ、スパイ
ラルあるいは積層方向に重畳するヘリカル形状として所
定のインダクタンスを得る。図6で示した直列の容量C
1 は導体パターン13と14で、容量C3 は導体パターン13
と15で得ている。容量C2 はシールド電極となる導体パ
ターン11とこれに近接して形成された導体パターン16と
によって得られる。それぞれの導体パターンは端面に引
き出されて端子電極によって接続されて上記の回路構成
を得る。
ク誘電体のグリーンシートに導体ペーストを印刷して積
層するか、セラミック誘電体ペーストと導体ペーストを
印刷するかして製造することができ、積層ののち焼成
し、端子電極を焼き付けて外部回路との接続とともに内
部の素子の間の接続を行う。
うと、図2に示したように、接地される容量C2 と出力
端との間に浮遊容量CS3が発生することになるが、入力
端と容量C2 との間の浮遊容量は大幅に減少してほとん
ど無視できる程度となる。
スフィルタの特性を図3に示す。図3の(a)は本発明
による積層LCハイパスフィルタの特性を示すもので、
曲線17は減衰特性を示し、極性18はリターンロスを示し
ている。比較例として図3の(b)に図4に示した積層
LCハイパスフィルタの特性を示した。曲線19が減衰特
性、曲線20がリターンロスを示している。
ハイパスフィルタにおいては、挿入損失が0.82dB、リタ
ーンロスが25.8dBとなり、特にリターンロスは従来に比
較して大幅に改善されていた。
ルタは上記の例に限られず、容量を3段以上接続するも
のなどにも適用できる。また、積層体の中にローパスフ
ィルタなどの他の素子と一体に形成することも可能であ
る。そして、浮遊容量による特例の劣化が顕著となる移
動体通信機器等の高い周波数帯域に適した積層LCハイ
パスフィルタとなる。
ンデンサ間の浮遊容量の影響を殆どなくすことができる
ので、フィルタとしての各種の特性の改善が可能とな
り、特に、リターンロスは大幅に改善される。
の位置関係の調整のみでよいので、製造工数を増加させ
る必要もなく、また素子のサイズも最小限とすることが
できる。
面断面図
Claims (1)
- 【請求項1】 入出力端間に直列に接続された入力側の
第一の容量と出力側の第二の容量、その中間からアース
電位間に直列に接続されたインダクタンスと第三の容量
とをセラミック積層体の絶縁層間に形成された導体パタ
ーンによって構成する積層LCハイパスフィルタにおい
て、共通電極の一方の面側に絶縁体層を介して該第一の容量
を形成する電極を対向させると共に、該共通電極の他方
の面側に絶縁体層を介して該第二の容量を形成する電極
を対向させることにより 該第一の容量を形成する電極と
該第二の容量を形成する電極が積層体の中央部で積層方
向に配列され、該第一の容量を形成する電極が配置された側に、絶縁体
層と導体パターンを積層して該インダクタンスが形成さ
れ、 第二の容量を形成する電極が配置された側において、該
第三の容量を形成する電極を積層体表面近くに配置され
たシールド電極に絶縁体層を介して対向させた ことを特
徴とする積層LCハイパスフィルタ。
Priority Applications (1)
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Applications Claiming Priority (1)
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ID=13605083
Family Applications (1)
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JP07643598A Expired - Fee Related JP3197249B2 (ja) | 1998-03-11 | 1998-03-11 | 積層lcハイパスフィルタ |
Country Status (1)
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Families Citing this family (3)
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JP4635302B2 (ja) * | 2000-07-03 | 2011-02-23 | Tdk株式会社 | 積層lcハイパスフィルタと移動体通信機器用周波数分波回路およびフロントエンドモジュール |
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CN111654255B (zh) * | 2020-05-25 | 2023-03-31 | 中国电子科技集团公司第二十九研究所 | 一种基于GaAs材料的可重构超宽带直通/高通滤波器电路 |
-
1998
- 1998-03-11 JP JP07643598A patent/JP3197249B2/ja not_active Expired - Fee Related
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