JP3196235U - スライド案内レールシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】同期したスライド運動とその構成部材の安定性を増大させることとを可能としたスライド案内レールシステムを提供する。【解決手段】筐体内で引出をスライド式に開閉するためのスライド案内レールシステムは、引出を筐体に固定し、中間レール30を受けるための固定レール20を有する、据付ブラケットと、引出レール40と、中間レールと引出レールとのスライド運動を同期させるためのデバイスと、を備える。中間レールは、第1対のローラ台車上で固定レールに対してスライド可能である。引出レールは、第2対のローラ台車60上で、中間レール及び固定レールに対して中間レール上でスライド可能である。各対の各台車は、ギアラック54を用いて接続される。一対の支持ローラ80は、引出レールのスライド運動を案内して安定化させるために中間レールに設けられている。同期デバイスは、両対のローラ台車のギアラックと同時に動作的に係合するピニオンギア70を備える。【選択図】図5
Description
本考案は、筐体内の引出をスライド式に開くまたは閉じるためのスライド案内レールシステムに関する。
より詳しくは、本考案は、互いに対して複数のレールのスライド運動を同期させるためのデバイスを有するスライド案内レールシステムに関する。
引出案内レールは、机またはキャビネットの引出など普段の日常的な使用における、及び、倉庫における引出式保管棚、スーパーマーケットにおけるレジ、銀行のキオスクにおける現金自動預け払い機、電話交換局における電子装置などのような産業使用のための、構成部材である。
案内レールシステムは、部分的にまたは完全に開くまたは閉じるために引出に設けられており、主として、筐体にシステムを固定するためのブラケットと、ブラケットに据え付けられた固定レールと、引出の側部に取り付けられた引出レールと、好ましくは固定及び引出レール間にある中間レールと、からなる。通常、固定式及び引出レールに配設されたスライド可能なローラハウジングに起因して、中間レールは、固定レールにわたってスライド可能であり、引出レールは、中間レールにわたってスライド可能である。固定、中間及び引出レールそれぞれには、同様に、通常、複数対の限界ストッパが配設されている。各レール要素にある各対の限界ストッパ間でスライド可能なローラハウジングによって移動する距離は、主として、各レールの移動距離を規定する。
この典型的な構成の案内レール組立体におけるスライド可能な構成部材、すなわち、中間レール及び外側の引出レールは、通常、非逐次的態様でスライドを引き起こす、すなわち、外側の引出レール及び中間レールが互いに対してスライド可能となる順序を制御できない。一般的に、スライド運動の順序は、レールシステムのいずれのスライド構成部材(中間または外側の引出レール)がより低い摩擦抵抗を示すかによる。また、しばしば十分に、中間及び外側の引出レール双方は、同時にスライドし始めるまたは同時にスライドし続ける。例えば、典型的なレール組立体において、引出を外側へ引いてわずかに開ける、すなわち完全には引き延ばさない場合、中間レールは、しばしば、外側の引出レールと共に移動される。この場合において、引出を押して閉じる場合、中間レールは、引き延ばした引出を超えて後方へ移動されなければならないことがあり、必然的に、結果として、外側の引出及び固定レールの限界ストッパを互いに衝突させ、したがって、不必要で不要な騒音を引き起こす。典型的なシステムにおいてしばしば生じる別の想定において、引出をわずかに開けると、中間レールは、これに沿ってスライド式に移動される。これは、中間レールがユーザに視認可能となるという不要な結果を招いてしまう。
典型的な案内レールシステムにおける別の主要な欠点は、重荷重を引出にかつ間接的にレールシステムにかけた場合に、動的安定性が低いことである。引出に荷重をかけない(またはわずかな荷重をかける)場合、わずかな力は、レール構成部材(及びローラハウジング)にかかる。それ故に、非常にわずかな隙間のみは、ローラハウジングとレール構成部材の走行面との間に存在する。しかしながら、引出に完全に荷重をかけるまたは荷重をかけすぎると、著しい力は、しばしば均等には分散されておらず、ローラハウジングに、特に外側の引出レールのローラハウジングにかけられる。これは、ローラハウジングとレール構成部材の表面との間に隙間を形成しないかつ/または過剰な隙間を形成することとなり、また、レールがスライドするにしたがって、中間レール及び/または外側の引出レールを内側または外側に向けて傾けさせ、したがって、家具の物品内で引出をゆがませる。引出が傾くまたは歪むことは、そのスライド運動の滑らかさ及び安定性に影響を与える。
本考案は、従来技術の問題の一部または全てを軽減することを目的とする。
本考案によれば、筐体内で引出をスライド式に開くまたは閉じるためのスライド案内レールシステムを開示する。このシステムは、筐体へ引出を固定するための据付ブラケットであって、この据付ブラケットが、中間レールを受けるための固定レールを有する、据付ブラケットと、外側引出レールと、中間レール及び外側引出レールのスライド運動を同期させるためのデバイスと、を備える。中間レールは、第1対のローラ台車上で、固定レールに対して後方及び前方へスライド可能である。外側スライドレールは、第2対のローラ台車上で、中間レール及び固定レールに対して、中間レール上で後方及び前方へスライド可能である。各対の各台車は、ギアラックを用いて接続されている。一対の支持ローラは、外側引出レールのスライド運動を案内して安定化させるために中間レールに設けられている。各ローラは、中間レールの両側に据え付けられており、少なくも一方のローラは、ピンを用いて回転可能に据え付けられている。同期デバイスは、ピニオンギアを備えており、このピニオンギアは、両対のローラ台車のギアラックと当時に係合する。
一形態によれば、各支持ローラは、ずらした態様で、レールの長さに沿って他方から間隔をあけている。
さらなる形態によれば、ピンは、オフセットピンを備える。オフセットピンは、均一な直径を有する外側部分と、段階的に直径が低減する構造の内側部分と、を有する。オフセットピンの外側及び内側部分双方は、ほぼシリンダ状の横断面を有する。外側及び内側部分の直径より大きい直径を有する円盤部をこれら部分間に設ける。
別の形態によれば、第1対のローラ台車は、ギアラックの頂部に載置された垂直支持ウェブを介して接続されている。支持ウェブは、中空構造を有する。第1対の台車の各ローラ台車は、ほぼ矩形状の横断面を有しており、上側及び下側ケージを備え、各ケージは、一組のローラを取り囲む。上側及び下側ケージは、固定レールの上側水平フランジ部の厚さよりも若干大きい距離だけ垂直方向に離間しており、この上側水平フランジ部は、上側及び下側ケージ間でスライド可能に受けられる。第1対のローラ台車の内側側部は、固定レールの垂直フランジ部の厚さよりも若干大きい距離だけ横方向に離間しており、この垂直フランジ部は、この内側側部内でスライド可能に受けられる。
さらに別の形態によれば、第2対のローラ台車は、垂直支持ウェブを介して接続されている。支持ウェブは、中空構造である。ギアラックは、支持ウェブの下方に設けられている。第2対の台車の各ローラ台車は、その中で中間レールを受けるための中央凹所を有するほぼ矩形状の横断面を有する。
一形態によれば、同期デバイスは、ピニオンギアを備える。ピニオンギアは、中間レールのうち組立体の内側を向く側部に回転可能に固定されている。ピニオンギアは、中間レールの中間長さ位置に位置する。
本考案のスライド案内レールシステムの目的は、案内レールシステムであって、同期したスライド運動とそのレール構成部材の安定性を増大させることとを可能とした、案内レールシステムを提供することである。
第1及び第2対のローラ台車のギアラック双方と動作的に相互作用するピニオンギアを設けることによって、両対の台車を同期させること、ひいては、中間レールに対して外側引出レールのスライド運動を同期させること、が可能となる。
本考案の案内レールシステムの設計は、有利には、レールシステムの安定性を落とすことなく外側引出レール及び中間レールのスライド運動間の同期を改善させることが可能となる。これは、一対の支持ローラを設けることに起因する。
また、引出に過剰な荷重をかけた場合に、支持ローラは、レールシステムの幅にわたって荷重を均等に分散させることを可能とし、すべてのローラとレール走行面との間の接触を均等に分散させる、すなわち摩擦を均等に分散させることを確実にする。これにより、レール(ひいては引出)が傾く及び/または歪むこと及びレールのスライド運動を乱すことの発生率を低減する。
本考案は、添付の図面を参照しながらなされた実施形態の以下の説明によって例示されるが、限定されない。
図1から図9は、本考案における引出をスライド式に開閉するための一実施形態のスライド案内レールシステムを示す。このシステムは、主として、引出を筐体に固定するための据付ブラケット10と、据付ブラケット10に据え付けられた固定レール20と、中間レール30と、外側の引出レール40と、を備える。固定レール20及び外側の引出レール40それぞれは、一対のローラ台車50、60を有し、この一対のローラ台車は、中間レール30が固定レール20上でスライド可能になること、及び、外側の引出レール40が中間レール30上でスライド可能になること、を可能とする。中間レール30及び外側の引出レール40のスライド運動を同期させるためのデバイスが設けられている。
図2、図3及び図5から最も明確にわかるように、据付ブラケット10は、シート状金属をL字状断面にすることによって形成されており、L字状断面の水平フランジ部11の上側自由端部は、上方へ曲げられて、C字状横断面を有する固定レール20を形成する。固定レール20の高さは、L字状の据付ブラケット10の垂直フランジ部12の高さよりも十分に小さい。C字状の固定レール20は、同様に、(引出方向に対して)その後方及び前方の長手方向端部に折畳金属タブ21を有し、これらタブそれぞれは、その上をスライドする第1対のローラ台車50のための後方及び前方限界ストッパとして機能する。据付ブラケット10の垂直フランジ部12には、筐体の側部に固定するための複数の孔部13が設けられている。垂直フランジ部12は、この据付ブラケット10の剛性及び積載量を増大させるために、そこに形成された段差縁部と、L字状断面の屈曲縁部にある切欠部と、を有する。使用時において、据付ブラケット10は、引出荷重の全重量を受ける。固定レール20は、引出に大きな荷重がかかった場合には、多大な荷重力を受ける。したがって、重荷重引出用に設計された案内レールシステムにおいて、複数の補強角部セッティング14は、好ましくは、据付ブラケット10の垂直及び水平フランジ部12、11の隣接部分に加えられている。引出減速デバイス(図示略)は、好ましくは、固定レール20に隣接して、据付ブラケットの水平フランジ部11にかつ水平フランジ部に沿って据え付けられている。同様に、好ましくは、据付ブラケット10には、閉塞デバイス(図示略)が据え付けられており、この閉塞デバイスは、減速デバイスと動作的に相互作用し、引出の閉じる運動の減速を開始させる。
図2、図3及び図5に示す中間レール30は、開口したC字状のガイドからなり、このガイドは、固定レール20に沿ってスライド可能な不均等な側部を有する。中間レール30の各側部の上方及び後方端部には、打抜タブ(図示略)があり、この打抜タブは、内側へ延在し、第2対のローラ台車60のための移動限界ストッパとして機能する。
一対の支持ローラ80は、中間レール30に設けられている。これら支持ローラ80は、外側の引出レール40のスライド運動を案内しかつ安定化させ、使用時において、外側の引出レールの水平フランジ部41の底面上を走行する(図7参照)。1つのローラ80は、中間レール30の内側及び外側垂直フランジ部31、32それぞれに据え付けられている、すなわち、各ローラ80は、中間レール30の両側部に据え付けられている。好ましくは、各ローラ80は、ずらした態様で、レール30の長さに沿って、他のローラから離間している。支持ローラ80をこの態様で配置することにより、レールシステムの幅にわたって荷重力を均一に分散させることが可能となり、したがって、外側の引出レール40のスライド運動を案内し、安定化させる。これにより、レール(それによって引出)が傾くこと/歪むことの発生率及びレールのスライド運動を乱すことを低減する。
各ローラ80は、中間レール30の垂直フランジ部31、32に据え付けられている。少なくとも1つのローラ80は、ピン81を用いて回転可能に据え付けられている。従来、支持ローラは、レール構成部材の打抜金属タブに据え付けられている。ピン81を据え付ける手段として使用することにより、支持ローラ80を回転可能とすること、ひいては、ローラ80と引き延ばすことにより全体としての外側の引出レール40及びレールシステムとが、損傷すること、傾くこと及び/または歪むことなくより高い積載量に耐えること、が可能となる。任意の適切なピン81を使用してもよい。例えば、図6に示すように、外側部分が均一の直径を有しかつ内側部分が段階的に減少する直径を有する構造のオフセットピンを使用する。オフセットピンの外側及び内側部分は、ほぼシリンダ状の横断面である。ピンの外側及び内側部分の直径よりも大きい直径を有する円盤部をこれら部分間に設ける。
外側の引出レール40は、シート状金属を開いたC字状断面へ形成されている。この引出レール40の一方の側部には、2つの停止部44が配設されており、それにより、各停止部は、レールの長手方向端部に向けて位置する。これら停止部44は、内方に曲げられた打抜タブから構成されている。引出レールの上側面にあるL字状延長部45は、この引出レール40を引出に固定するために、引出(図示略)の背面にある開口部と係合する。開口部46は、同様に、前方端部(引出の向きに対して)においてこの引出レール40の側部で打ち抜かれており、引出の底部に据え付けられたキャッチ(図示略)と係合することを可能とする、すなわち、本出願における案内レールシステムは、「下方据付システム(undermount system)」として設計されている。これにより、引出を外側の引出レール40に容易かつ取外し可能に取り付けることが可能となる。この引出レール40の前方長手方向端部の一側部は、レール頂面の側方部分を下方へ曲げることによって形成された開放空間を備える。カットイン式凹所は、引出レールの前方端部の他の側部に設けられている。開口部47は、停止片(図示略)を受けるために、下方に曲げた部分に隣接して、レール40の頂面に設けられている。停止片は、好ましくは、レールの底面に取外し可能に据え付けられており、固定レールの停止タブ(図示略)と係合可能である。停止片の停止タブとの係合は、引出レール40の後方の移動限度を規定する。第2対のローラ台車60は、引出レール40の内側にスライド可能に嵌め込まれている。据付ブラケット10の水平フランジ部11に据え付けられた引出閉鎖デバイスと係合するための案内ピン(図示略)は、引出レール40の底面に設けられている。
図4及び図5に示すように、第1対のローラ台車50は、固定レール20にわたってスライド可能であり、中間レール30が固定レール20に対して後方へ及び前方へスライドすることを可能とする。この一対のローラ台車は、ギアラック54の頂部に着座する垂直支持ウェブ53を介して接続されており、一方の台車50aは、支持ウェブ53の前方長手方向端部に隣接して位置し、一方の台車50aは、後方長手方向端部に隣接して位置する。支持ウェブ53は、好ましくは、中空構造を有する。好ましいことは、ギアラック54は、固定レール20の前方及び後方限界ストッパ間の距離の半分以上に沿って延在し、それにより、案内レールシステムを完全に引き延ばすまたは後退させたときに、すなわち引出を完全に開閉したときに、ピニオンギア70のギアラック54との正確な係合を確実にする。
この第1対における各ローラ台車50a、50bは、ほぼ矩形状横断面であり、上側及び下側ケージ51、52を備え、各ケージは、一組のローラを囲む。上側及び下側ケージ51、52は、C字状の固定レール20の上側水平フランジ部22の厚さよりも若干大きい距離で垂直方向に間隔をあけており、この上側水平フランジ部は、これら上側及び下側ケージ間でスライド式に受けられる。上側ケージ51のローラは、固定レールのフランジ部22の上面上と中間レール30の水平フランジ部33の下面上とを走行する。下側ケージ52には、中間レール30の底部水平フランジ部34上を走行する一組のローラと、中間レール30の外側垂直フランジ部32の内面上を走行する一組の側部ローラと、が設けられている。この第1対におけるローラ台車50a、50bの内側側部は、固定レール20の垂直フランジ部23の厚さよりも若干大きい距離で垂直支持ウェブ53から横方向に間隔をあけており、この垂直支持ウェブは、この間隔内でスライド式に受けられる。固定レール20及び中間レール30双方の垂直フランジ部上を走行する一組の側部ローラは、垂直支持ウェブ53に設けられている。
第2対のローラ台車60は、中間レール30にわたってスライド可能であり、外側の引出レール40が中間レール30に対して前後にスライドすることを可能とする。この対のローラ台車60は、垂直支持ウェブ61を介して接続されており、一方の台車60aは、支持ウェブの前方長手方向端部に隣接して位置し、他方の台車60bは、支持ウェブ61の後方長手方向端部に隣接して位置する。支持ウェブ61は、好ましくは、中空構造を有する。ギアラック62は、支持ウェブ61の下方に設けられており、好ましくは、ウェブ61の全長にわたって延在する。この第2対のローラ台車60a、60bの支持ウェブ61は、好ましくは、第1対のローラ台車50のギアラック54と同じ長さである。これにより、ギアラック54、62双方が案内レールシステムの開閉運動にわたってピニオンギア70と係合可能であることを確実にする。
この第2対のローラ台車60a、60bそれぞれは、中央凹所63を有するほぼ矩形状横断面であり、この中央凹所は、ローラ台車間で中間レール30を受ける。一組の上側ローラは、中間レール30の上面上と外側の引出レール40の水平フランジ部41の内面上とを走行するように設けられている。一組の側部ローラは、台車60a、60bの一方の側部に設けられており、内側及び外側の組の側部ローラは、中間レール30の垂直フランジ部上と外側の引出レール40の内側及び外側垂直フランジ部42、43それぞれ上とを走行するように配設されている。
ローラの数、タイプ(上側、下側または側部ローラ)及び構造は、ローラ台車を設計するための積載量に依存する。位置合わせ及び/または組立を容易にするために、ローラと固定レール、中間レール及び外側の引出レールそれぞれの接触面との間には、正確な隙間を形成する。
図3から図5及び図8に示すように、中間レール30及び外側の引出レール40のスライド運動を同期させるためのデバイスは、ピン71を用いて、中間レール30の側部に回転可能に固定されたピニオンギア70を備え、この側部は、組立体の内側(引出の向きに対して)を向く。ピニオンギア70は、支持ローラ80の後方において中間レール30の中間長さ位置にほぼ位置しており、第1及び第2対のローラ台車50、60双方のギアラック54、62と同時に係合できる高さで固定されている。一対のローラ台車のギアラックの線形運動は、ピニオンギア70の回転を引き起こし、ピニオンギアの回転運動は、その後、他の対のローラ台車のギアラックの線形運動に変換される。任意の適切なピニオンギアを使用してもよい。使用するピニオンギアのタイプは、所望のギア比に依存する。例えば、重荷重タイプの案内レールシステムについて、直径が18mmの12歯付ピニオンギアを使用する。好ましいことは、第1及び第2対のローラ台車50、60のギアラック54、51が同一の外形を有することである。これにより、案内レールシステム(引出)の走行が衝突またはクロスロッキングなく滑らかであることを確実にする。
使用時において、完全に閉じたまたは完全引延位置に引出を引き出すまたは筐体内へ押し込む場合、本考案にかかる案内レールシステムは、同期させたスライド運動を提供し、それにより、中間レール30及び外側の引出レール40は、同期した態様で互いにわたってスライド可能である。
図9に示すように、引出を完全引延位置から押し込むと、外側の引出レール40は、中間レール30と共に、固定レール20に対して、筐体の後方部分に向けて内側にスライドし始める。外側の引出レール40のスライド運動は、同期デバイス(ピニオンギア70)のおかげで、中間レール30のスライド運動と同期され、同時に、第1及び第2対のローラ台車50、60双方のギアラック54、62と係合する。
引出を完全閉鎖位置から外側へ引くと、引出を内側へ押し込むスライド運動と同様に、外側の引出レール40は、固定している固定レール20に対して、中間レール30と同時にスライドし始める。
本明細書でした前側/前方、後側/後方、頂部、底部、横方向、内方、外方のような方向の記述は、使用時におけるスライド案内レールシステムの向きに関する。
当業者にすでに明らかなように、本考案は、その範囲または基本的な特徴から逸脱することなく、他の具体的な形態で容易に形成されてもよい。したがって、本実施形態は、単なる例示であり限定的ではなく、本考案の範囲は、上記説明よりはむしろ実用新案登録請求の範囲によって示され、したがって、すべての変更は、本明細書に包含されることを意図している。
10 据付ブラケット、20 固定レール、30 中間レール,レール、40 外側引出レール,引出レール,レール、50 第1対のローラ台車、54,62 ギアラック、60 第2対のローラ台車、70 ピニオンギア、80 支持ローラ,ローラ、81 ピン
Claims (1)
- 筐体内へ引出をスライド式に開閉するためのスライド案内レールシステムであって、当該スライド案内レールシステムは、
前記筐体に前記引出を固定するための据付ブラケット(10)であって、当該据付ブラケットが、中間レール(30)を受けるための固定レール(20)を有し、前記中間レールが、第1対のローラ台車(50)上で前記固定レールに対して前後にスライド可能である、据付ブラケットと、
第2対のローラ台車(60)上で、前記中間レール及び前記固定レール(20)に対して前記中間レール(30)上を前後にスライド可能な外側引出レール(40)であって、各対(50、60)の台車が、ギアラック(54、62)を用いて接続された、外側引出レールと、
前記外側引出レール(40)のスライド運動を案内し安定化させるために前記中間レール(30)に設けられた一対の支持ローラ(80)であって、当該支持ローラ(80)それぞれが、前記中間レール(30)の両側部に据え付けられ、少なくとも1つの前記支持ローラが、ピン(81)を用いて回転可能に据え付けられた、支持ローラと、
前記中間レール(30)及び前記外側引出レール(40)のスライド運動を同期させるためのデバイスであって、当該デバイスが、両対の前記ローラ台車(50、60)の前記ギアラック(54、62)を同時に動作的に係合するピニオンギア(70)を備える、デバイスと、
を備えることを特徴とするスライド案内レールシステム。
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