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JP3195697U - デコトレー - Google Patents

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JP3195697U JP2014006093U JP2014006093U JP3195697U JP 3195697 U JP3195697 U JP 3195697U JP 2014006093 U JP2014006093 U JP 2014006093U JP 2014006093 U JP2014006093 U JP 2014006093U JP 3195697 U JP3195697 U JP 3195697U
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満 池内
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Abstract

【課題】デコレーションケーキを損傷することなく保冷剤を収納でき、菓子箱内に装入し易く、一体的に簡易に成型できる、菓子箱に収納するデコトレーを提供する。【解決手段】一枚の薄手のシートを成型して形成されるデコトレー1であって、中央部にケーキ類が載置される周囲壁を有する円形台板2と、周囲壁2−1から四角形状のトレー縁堤4へ延在する平板5の一つの隅部に保冷剤等の保持部3とを備え、該保持部3が台板2中心に対向するように二枚の大小の高さを有する隔壁3−1、3−2を平板5から立設して形成してなることを特徴とする。【選択図】図5

Description

本考案は、菓子箱内に収納することができるデコレーションケーキ等のケーキを載置するデコトレーに関し、詳しくは載置されたケーキの移動を防止すると共に保冷剤を保持することができる簡易な構造のデコトレーに関するものである。
従来、デコレーションケーキ等を菓子箱内に収納し、又は展示する際に使用するデコトレーとして、ケーキ類を載置する台板と、台板に載置されたケーキ類の移動を規制するための山形又はひだ状に折り曲げた起伏可能に形成された規制部をケーキ周辺に設置されたものが知られている。
また、台板にケーキ類を載置した状態で菓子箱に入れる際に、ケーキ類を新鮮に維持するための保冷剤を収納する場合、保冷剤の収納に安定性を欠き、ケーキ類を損傷する問題が生ずるが、これを解決するために、保冷剤等を箱の周囲壁や天井内面に特別の収納部を貼付け形成することで対応してきた。これを更に改良して解決したものとして、保冷剤等を安定的に収容するためのスペースを十分に確保し、ケーキ類を傷めないで収納できるケーキ類用トレーが先行技術として開示されている(文献1)。
実用新案登録第3179017号公報(〔0006〜0008〕、〔図1〕)
前述のケーキ類用トレーは、全体が二枚の紙板で形成され、上部台板にケーキ類の載置スペースと、ケーキの移動を規制する山型又はひだ折状に曲げられた規制片6Aと、上部台板に接着固定されると共に、コーナーの一部に折り曲げ起伏可能なフラップを起立させた係止片6Bを有する下部台板とを備え、起立した係止片6Bと包装箱のコーナー側との間に保冷剤等の収納スペースを設けたものである。
前述のケーキ類用トレーは、ケーキの移動を規制し、ケーキを損傷しないために保冷剤の設置場所の確保などに効果のあるケーキ類用トレーであるが、二枚の紙板を用いて、規制片や係止片の形成のために、切り込み、折り曲げ加工、接着加工を必要とするので、必ずしも簡易にケーキ類用トレーを製作できるものでない。
本考案は、前述の課題を解決したものであって、菓子箱に収納するデコレーションケーキ等を載せたデコトレーにおいて、デコレーションケーキを損傷することなく保冷剤を収納でき、しかも、菓子箱内に装入し易いデコトレーを一体的に簡易に成型して提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、本考案の請求項1に係るデコトレーは、デコレーションケーキ等のケーキ類を載せて、直方体の菓子箱内に収納するための四角形状のデコトレーにおいて、一枚の薄手のシートを成型して形成されるトレーであって、中央部にケーキ類が載置される周囲壁を有する円形台板と、周囲壁から四角形状のトレー縁堤へ延在する平板の一つの隅部に保冷剤等の保持部とを備え、該保持部が台板中心に対向するように二枚の大小の高さを有する隔壁を平板から立設して形成してなることを特徴とする。
また、請求項2に係るデコトレーは、デコレーションケーキ等のケーキ類を載せて、直方体の菓子箱内に収納するための八角形状のデコトレーにおいて、一枚の薄手のシートを成型して形成されるトレーであって、中央部にケーキ類が載置され、八角形状のトレー縁堤と内接する周囲壁を有する円形台板と、一辺のトレー縁堤の外側に保冷剤等の保持部とを備え、該保持部が台板中心に対向するように二枚の大小の高さを有する隔壁を周囲壁の縁部から立設して形成してなることを特徴とする。
これらの構成を取ることにより、四角形状又は八角形状のデコトレーは、直方体の菓子箱内の壁に内接して収納できるので、デコトレーが菓子箱内で遊ばないから、デコレーション等のケーキ類に遊びによる不当な力が掛からないのでケーキ類が傷まない。また、デコトレーの中央部に円形の周囲壁を有する台板にケーキ類を載置することができ、ケーキ等の移動が制約され、安定して載置できるから、菓子箱内に装入する際にもケーキ類の損傷が生じない。また、デコトレーの一隅に設けられ、外側に高さの低い隔壁と、内側に高い隔壁とから形成される冷却剤等の保持部は、トレーを菓子箱内に収納した後でも、保冷剤を簡易に挿入できて、保持させることができる。また、二枚の隔壁は、トレーを菓子箱内に装入する際に、トレーの押し手、又は持ち手の役割を担うこともできる。また、本考案のデコトレーは、一枚のシートを成型加工して製作できるから、継ぎ目や厚みの重複する箇所がなく、トレー形状に無駄な場所が無くて、軽量化しやすく、また強度も確保でき、製作コストも安くできる。
また、請求項3に係るデコトレーは、デコレーションケーキ等のロールケーキ類を載せて、直方体の菓子箱内に収納するための長方形状のデコトレーにおいて、一枚の薄手のシートを成型して形成されるトレーであって、ケーキ類が載置されるトレーの長辺二つと短辺一つの周囲壁を有する長方形台板と、もう一つの短辺の外側に保冷剤等の保持部とを備え、該保持部が台板に対向するように二枚の大小の高さを有する隔壁を台板から立設して形成してなることを特徴とする。
この構成を取ることにより、長方形状のデコトレーは、直方体の菓子箱内の壁に内接して収納できるので、デコトレーが菓子箱内で遊ばないから、デコレーション等のロールケーキ類に遊びによる不当な力が掛からないので、ロールケーキ類が傷まない。また、デコトレーの中央部に長方形の周囲壁を有する台板により通常ロールケーキ類の移動が制約され、安定して載置できるから、菓子箱内に装入する際に接触が起こらないからケーキ類の損傷が生じない。また、デコトレーの片隅に設けられ、外側に高さの低い隔壁と、内側に高い隔壁とから形成される冷却剤等の保持部は、トレーを菓子箱内に収納した後でも、保冷剤を簡易に挿入して、保持させることができる。また、二枚の隔壁は、トレーを菓子箱内に装入する際に、トレーの押し手、又は持ち手の役割を担うことができる。また、本考案のデコトレーは、一枚のシートを成型加工して製作できるから、継ぎ目や厚みの重複する場所がなく、トレー形状に無駄が無くて、軽量化しやすく、また強度も確保でき、製作コストも安くできる。
また、請求項4に係るデコトレーは、請求項1又は2又は3に記載のデコトレーにおいて、前記各隔壁が二枚の壁板から構成され、頂部で接合した形状の袋状に形成されることを特徴とする。
この構成は、保持部が高い隔壁(大)と低い隔壁(小)とで形成されているが、各隔壁は断面逆U字状の2枚の壁板から成り、変形に強い隔壁である。よって、冷却剤を隔壁の間で確実に保持できるのみならず、隔壁がデコトレーのハンドルの役割で押し手、持ち手の役目を果たすことができる。
また、請求項5に係るデコトレーは、請求項1から4のいずれかに記載のデコトレーにおいて、前記台板上面に、ケーキ類の滑り止めとしての円錐若しくは角錐形状の突起部又は網目状の刻み目を設けたことを特徴とする。
この構成により、台板上にケーキ類を載置した場合に、突起部の場合は、ケーキ類に嵌入して係止することによりケーキ類の移動を抑制する。また、網目状の刻み目の場合は、ケーキ類との滑りを抑制するための摩擦抵抗を大きくして、ケーキ類の移動を抑制することができる。これにより、ケーキ類が菓子箱内壁との接触による損傷が避けられ、ケーキ類の外観の美観を温存できる。
また、請求項6に係るデコトレーは、請求項1から5のいずれかに記載のデコトレーにおいて、前記デコトレーの材料が、ポリスチレン(PS)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリエチレンテレフタラート(PET),フィラー入りポリプロピレン(PPF)などの熱可塑性プラスチックシートであることを特徴とする。また、請求項7に係るデコトレーは、請求項1から5のいずれかに記載のデコトレーにおいて、前記デコトレーが、熱可塑性プラスチックシートをデコトレーの金型を用いて真空成型法にて製作されることを特徴とする。
これらの構成により、薄手のプラスチック材料を用いて、真空成型法により複雑な形状のデコトレーも正確に一体成型で製作できるので、軽量だが、強度のある、また美観を持つデコトレーを提供することができる。また、原材料のプラスチック材料は、彩色、色模様などを自由に選択できるので、それらを製品のデコトレーの美観に反映することができる。また、この製造方法は、大量生産に適し、製品歩留まりも高くできるから、安価に製作することができ、この種のデコトレーの普及に貢献することができる。
本考案に係る請求項1から7に記載のデコトレーによれば、菓子箱にケーキ類を載置したデコトレーを収納する際、また前記菓子箱を持ち運ぶ際に、ケーキ類の移動を抑制すると共に、保持部の保冷剤はケーキ類から隔離されているので、ケーキ類を損傷することがない。また、冷却剤の保持部は、デコトレーの隅部に設けているから、冷気が菓子箱内全部に対流循環して行き渡りやすいし、保冷剤の設置、取り外しも容易である。また、保持部の形状は、菓子箱に出入りする際にも邪魔にならない形状であり、しかも、デコトレーの押し手又は持ち手の役割も果たすことができる。また、本考案のデコトレーは、ケーキ類の円筒形の載置部と二枚の隔壁からなる保持部が一体的に形成され、デコトレーの周囲は堤状の縁堤を形成しているので、形状的に耐屈曲性が有り、また薄手のプラスチック材料でありながら真空成型法で一体的に成型しているので、軽量でありながら、ハンドリングに必要な強度を備えている。また、プラスチック材料は、彩色、色模様などを自由に選択できるので、それらを製品のデコトレーの美観に反映することができる。また、本考案のデコトレーは、金型を用いて真空成型法で製作できるから生産性が高くて、大量生産が可能で、材料費含めて安価に生産できる。
図1は、本考案を実施するための形態に係るデコトレーの平面図である。 図2は、図1のデコトレーのA−A矢視の側面図である。 図3は、図1におけるB−B矢視の断面図である。 図4は、図1におけるC−C矢視の断面図である。 図5は、図1のデコトレーの斜視図である。 図6は、図1のデコトレーの使用状態を示す斜視図である。 図7は、本考案を実施するための別の形態に係るデコトレーの平面図である。 図8は、図7のデコトレーの斜視図である。 図9は、図7のデコトレーの使用状態を示す斜視図である。 図10は、本考案を実施するための別の形態に係るデコトレーの平面図である。 図11は、図10のデコトレーの斜視図である。 図12は、図10のデコトレーの使用状態を示す斜視図である。
以下、本考案のデコトレーの実施形態を図1−12に基づいて説明する。本考案のデコトレー1の実施する形態の代表例として、図1の平面図に示す四角形状のデコトレー1と、図7の平面図に示す八角形状のデコトレー1と、図10の平面図に示す長方形状のデコトレー1との三例を挙げる。また、デコレーションケーキ等のケーキ類Cをデコトレー1に載置して菓子箱H内に収納した使用状態を示す斜視図を四角形状、八角形状、長方形状のデコトレー1について、図6、図9、図12に示している。図6,9,12から分るように、四角形状、八角形状、長方形状のデコトレー1は、その周縁であるトレー縁堤4を菓子箱Hの内壁に内接して収納されているから、菓子箱Hとデコトレー1との間に遊びの隙が殆んど無いからデコトレー1は菓子箱H内でがたついて移動することがない。このように菓子箱Hの内壁に内接する形状のデコトレー1としては、四角の倍数の多角形状を採ることができるが、現実的には四角形(長方形を含む)と八角形の外縁を持つデコトレー1となる。
本考案の一実施形態である四角形状のデコトレー1について図1,2,3,4,5を用いて説明すると、中央部にケーキ類Cが載置される周囲壁2−1を有する円形台板2と、周囲壁2−1から四角形状のトレー縁堤4へ延在する平板5の一つの隅部に保冷剤10等の保持部3と、保持部3が台板2中心に対向するように二枚の大小の高さを有する隔壁3−1,3−2を平板5から立設して構成される。円形台板2は、平板であり、菓子箱Hの底板上に接して載るから、ケーキ類Cとデコトレー1の荷重を円形台板2を介して菓子箱Hに負担させる。
また、保持部3は、高い隔壁3−1と、低い隔壁3−2とから構成され、隔壁3−1と隔壁3−2とに挟まれる谷部に保冷剤10が収められる。図4の断面図に示すように、隔壁3−1は、二枚の壁板3−1a、3−1bが頂部3−3で接合した逆U字状の袋状に形成されて、平板5から立設している強度の高い台形状の山型の壁である。同様に隔壁3−2も、二枚の壁板3−2a、3−2bが頂部3−4で接合した逆U字状の袋状に形成されて、平板5から立設している強度の高い台形状の山型の壁である。このように、隔壁3−1と隔壁3−2とは、平板5に一体的に繋がっている。全体として、デコトレー1は、一枚の薄手のシートを真空成型法で成型して形成される一体成型のデコトレーであって、軽量であるが、前述の構造も加味されて、強度的に変形に強い。これにより、冷却剤10を隔壁3−1,3−2の間で確実に保持できるのみならず、隔壁3−1,3−2が、菓子箱Hへの出し入れの際に、デコトレー1のハンドルの役割で押し手又は持ち手の役目を果たすことができるので、ケーキ類Cを載せたデコトレー1が取り扱い容易になる。また、デコトレー1の一隅に設けられ、外側に低い隔壁2−2と、内側に高い隔壁2−1とから形成される冷却剤等の保持部3は、デコトレー1を菓子箱H内に収納した後でも、保冷剤10を簡易に挿入できて、保持させることができる。
図5に示すように、円形台板2には、円錐形状の突起部7を金型による成型で設けており、載置されたケーキ類Cの底と係合して滑り止めの機能を果たし、円形台板2の周囲壁2−1と協働でケーキ類Cの移動を防止して、ケーキ類Cが菓子箱Hの内壁との接触による損傷が避けられ、ケーキ類Cの外観の美観を温存できる。
また、本考案のデコトレー1は、熱可塑性プラスチックシートをデコトレー1の金型を用いて真空成型法にて一体成型で製作される。熱可塑性プラスチックシートの材料としては、ポリスチレン(PS)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリエチレンテレフタラート(PET),フィラー入りポリプロピレン(PPF)などの熱可塑性プラスチックが用いられる。これにより、薄手のプラスチック材料を用いて、真空成型法により複雑な形状のデコトレー1も正確に一体成型で製作できるので、継ぎ目や厚みの重複する箇所がなく、トレー形状に無駄な場所が無くて、軽量であって、強度のある、また美観を持つデコトレー1を製作することができる。また、原材料のプラスチック材料は、彩色、色模様などを自由に選択できるので、それらを製品のデコトレー1の美観に反映することができる。また、この真空成型法による製造方法は、大量生産に適し、製品歩留まりも高くできるから、安価に製作することができる。
また、図5に示す本考案のデコトレー1の代表的な寸法は、四角形の辺の長さが、12〜30cmの範囲であり、円形台板2の直径はケーキ類Cの直径に近く、10〜25cmの範囲である。周囲壁2−1の高さは、5〜10mmの範囲で、やや上開きの傾斜を有する。また、隔壁3−1,3−2の高さは、それぞれ2.5〜6cm、1.5〜5cmの範囲で、頂部3−3,3−4の幅は、隔壁3−1で3.5〜4.5cm、隔壁3−2で1.5〜2.5cmの範囲である。また、デコトレー1の肉厚は、10μm〜1mmの範囲である。また、デコトレー1の一隅に保持部3が形成されるので、円形台板2の中心は、保持部3の反対側にやや偏心している。
また、図6に四角形状のデコトレー1にデコレーションケーキ等のケーキ類Cを載置して菓子箱H内に収納して使用する状態を示す斜視図にあるように、菓子箱Hの箱内へケーキ類Cを載置したデコトレー1が収納されている状態を表している。保冷剤10は、保持部3の2枚の隔壁3−1、3−2間で保持されており、この状態で保冷剤10の嵌め込み又は取り出しは自由自在に行える。また、保冷剤10は保冷効果のある低温状態では、図のように硬い平板状であって、隔壁3−1,3−2間で保持するのに容易に立てて行える。また、隔壁3−1、3−2はデコトレー1を菓子箱Hに出し入れする際の押し手又は持ち手として機能し易い位置をとり、また構造を有している。また、図の状態から菓子箱Hの蓋をすれば、保冷剤10の冷気は、菓子箱H内を適正な温度に保持することができるし、菓子箱H内のデコトレー1に載置されたケーキ類Cは、円形台板2や突起部7で固定されているので、菓子箱Hを持ち運びする際にもケーキ類Cが動いて損傷する恐れはない。
次に、八角形状と長方形状デコトレー1について、四角形状のデコトレー1と異なる部分についてのみ説明を補足する。図7,8の八角形状のデコトレー1に示すように、デコトレー1のトレー縁堤4は平面的に八角形状であり、冷却剤10の保持部3はトレー縁堤4の一辺の外側に付いた形に位置しており、デコトレー1全体としては一部偏った八角形状を呈する。円形台板2の上面には、ケーキ類Cの滑り止めとして網目状の刻み目8を施している。
また、図8に示す本考案のデコトレー1の代表的な寸法は、八角形の辺の長さが、5〜14cmの範囲であり、円形台板2の直径はケーキ類Cの直径に近く、10〜25cmの範囲である。周囲壁2−1の高さは、5〜10mmの範囲で、やや上開きの傾斜を有する。また、隔壁3−1,3−2の高さは、それぞれ2.5〜6cm、1.5〜5cmの範囲で、頂部3−3,3−4の幅は、隔壁3−1で3.5〜4.5cm、隔壁3−2で1.5〜2.5cmの範囲である。また、デコトレー1の肉厚は、10μm〜1mmの範囲である。
また、図10,11に示す長方形状のデコトレー1は、二つの長辺と一つの短片にトレー縁堤4を有し、残る一つの短辺に冷却剤10の保持部3を二つの隔壁3−1,3−2により形成している。ロールケーキ類Cが載置される長方形状の台板2の上面には、ケーキ類Cの滑り止めとして網目状の刻み目8が施されている。また、図12に長方形状のデコトレー1にロールケーキ等のケーキ類Cを載置して菓子箱H内に収納して使用する状態を示す斜視図にあるように、菓子箱Hの箱内へケーキ類Cを載置したデコトレー1が収納されている状態を表している。この場合、隔壁3−1,3−2が、菓子箱Hへの出し入れの際に、デコトレー1のハンドルの役割で押し手又は持ち手の役目を果たすことができるので、ケーキ類Cを載せたデコトレー1が取り扱い容易になる。また、デコトレー1の端部に設けられ、外側に低い隔壁2−2と、内側に高い隔壁2−1とから形成される冷却剤等の保持部3は、デコトレー1を菓子箱H内に収納した後でも、保冷剤10を簡易に挿入できて、保持させることができる。
また、図11に示す本考案のデコトレー1の代表的な寸法は、長方形の長辺の長さが、15〜28cm、短辺が10〜15cmの範囲であり、長方形台板2の長辺11.5〜24.5cm、短辺が8.0〜11.5cmである。周囲壁2−1の高さは、5〜10mmの範囲で、やや上開きの傾斜を有する。また、隔壁3−1,3−2の高さは、それぞれ2.5〜6cm、1.5〜5cmの範囲で、頂部3−3,3−4の幅は、隔壁3−1で3.5〜4.5cm、隔壁3−2で1.5〜2.5cmの範囲である。また、デコトレー1の肉厚は、10μm〜1mmの範囲である。
以上説明したように、本考案に係るデコトレーは、デコレーションケーキ等のケーキ類を品質を維持して載置できるので、菓子箱内に収納して運搬、その他安心して取り扱うことができるし、また、ケーキ類を展示販売する際にも衛生的に取り扱い易いので、ケーキ類のみならず、加工食品全般にも搬送や展示などに適用することができる。
1:デコトレー 2:台板 2−1:周囲壁
3:保持部 3−1:隔壁(内側) 3−2隔壁(外側)
3−1a、b:壁板(内側) 3−2a、b:壁板(外側)
3−3:壁板頂部(内側) 3−4:壁板頂部(外側)
4:トレー縁堤 5:平板
7:突起部 8:刻み目
保冷剤:10
C:ケーキ類 H:菓子箱

Claims (7)

  1. デコレーションケーキ等のケーキ類を載せて、直方体の菓子箱内に収納するための四角形状のデコトレーにおいて、一枚の薄手のシートを成型して形成されるトレーであって、中央部にケーキ類が載置される周囲壁を有する円形台板と、周囲壁から四角形状のトレー縁堤へ延在する平板の一つの隅部に保冷剤等の保持部とを備え、該保持部が台板中心に対向するように二枚の大小の高さを有する隔壁を平板から立設して形成してなることを特徴とするデコトレー。
  2. デコレーションケーキ等のケーキ類を載せて、直方体の菓子箱内に収納するための八角形状のデコトレーにおいて、一枚の薄手のシートを成型して形成されるトレーであって、中央部にケーキ類が載置され、八角形状のトレー縁堤と内接する周囲壁を有する円形台板と、一辺のトレー縁堤の外側に保冷剤等の保持部とを備え、該保持部が台板中心に対向するように二枚の大小の高さを有する隔壁を周囲壁の縁部から立設して形成してなることを特徴とするデコトレー。
  3. デコレーションケーキ等のロールケーキ類を載せて、直方体の菓子箱内に収納するための長方形状のデコトレーにおいて、一枚の薄手のシートを成型して形成されるトレーであって、ケーキ類が載置されるトレーの長辺二つと短辺一つの周囲壁を有する長方形台板と、もう一つの短辺の外側に保冷剤等の保持部とを備え、該保持部が台板に対向するように二枚の大小の高さを有する隔壁を台板から立設して形成してなることを特徴とするデコトレー。
  4. 前記各隔壁が二枚の壁板から構成され、頂部で接合した形状の袋状に形成されることを特徴とする請求項1又は2又は3に記載のデコトレー。
  5. 前記台板上面に、滑り止めとしての円錐若しくは角錐形状の突起部又は網目状の刻み目を設けたことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のデコトレー。
  6. 前記デコトレーの材料が、ポリスチレン(PS)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリエチレンテレフタラート(PET),フィラー入りポリプロピレン(PPF)などの熱可塑性プラスチックシートであることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のデコトレー。
  7. 前記デコトレーが、熱可塑性プラスチックシートをデコトレーの金型を用いて真空成型法により製作されることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のデコトレー。
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