JP3193900B2 - 自動車のウインドプレート用モールディング、及びその成形方法 - Google Patents
自動車のウインドプレート用モールディング、及びその成形方法Info
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Landscapes
- Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
- Seal Device For Vehicle (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のウインド
プレートの周縁部と、ボディの窓枠との間に段差状とな
って生ずる段差状開口部を閉塞して、この部分の外観を
高めるための自動車のウインドプレート用モールディン
グ、及びその成形方法に関するものである。
プレートの周縁部と、ボディの窓枠との間に段差状とな
って生ずる段差状開口部を閉塞して、この部分の外観を
高めるための自動車のウインドプレート用モールディン
グ、及びその成形方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記したウインドプレート用モールディ
ング(以下、単に「モールディング」という)の一つと
して、ボディパネルの窓枠開口部に固着されるウインド
プレートの上縁、及びその側縁にそれぞれ装着される上
縁モールディング部と側縁モールディング部とが一連状
に一体成形されていて、しかも、横断面形状において、
側縁モールディング部の全高が上縁モールディング部の
それよりも高く、窓枠開口部の内周側に向けて雨水誘導
溝を設けたものが知られており(実開昭63−4712
号、特開平1−244820号の各公報)、上縁におい
ては頭部と上部支持突片、側縁においては上部支持突片
と下部支持突片との間にウインドプレートを挿嵌させて
いる。
ング(以下、単に「モールディング」という)の一つと
して、ボディパネルの窓枠開口部に固着されるウインド
プレートの上縁、及びその側縁にそれぞれ装着される上
縁モールディング部と側縁モールディング部とが一連状
に一体成形されていて、しかも、横断面形状において、
側縁モールディング部の全高が上縁モールディング部の
それよりも高く、窓枠開口部の内周側に向けて雨水誘導
溝を設けたものが知られており(実開昭63−4712
号、特開平1−244820号の各公報)、上縁におい
ては頭部と上部支持突片、側縁においては上部支持突片
と下部支持突片との間にウインドプレートを挿嵌させて
いる。
【0003】しかし、ウインドプレートをボディパネル
の窓開口部に固着し、その後、両者の隙間にモールディ
ングを嵌め込む場合において、通常、ウインドプレート
の裏面側に伸びる支持突片(リップ)は、比較的小さく
設けられ、係合が不安定となる場合が多い。また、上記
2件の刊行物の内、前者においては、コーナー部の状態
については、記載がなく、後者では、その記載があるも
のの、上部・下部の支持片を切除するので、係合が極め
て不安定である。
の窓開口部に固着し、その後、両者の隙間にモールディ
ングを嵌め込む場合において、通常、ウインドプレート
の裏面側に伸びる支持突片(リップ)は、比較的小さく
設けられ、係合が不安定となる場合が多い。また、上記
2件の刊行物の内、前者においては、コーナー部の状態
については、記載がなく、後者では、その記載があるも
のの、上部・下部の支持片を切除するので、係合が極め
て不安定である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第1の課題
は、上記モールディングにおいて、ウインドプレートの
裏面側に伸びる支持突片(リップ)が短い場合において
も、ウインドプレートに対してモールディングを安定し
た係合状態で取付可能にすることである。また、本発明
の第2の課題は、ウインドプレートのコーナー部におけ
るモールディングの取付性を良好にすることである。
は、上記モールディングにおいて、ウインドプレートの
裏面側に伸びる支持突片(リップ)が短い場合において
も、ウインドプレートに対してモールディングを安定し
た係合状態で取付可能にすることである。また、本発明
の第2の課題は、ウインドプレートのコーナー部におけ
るモールディングの取付性を良好にすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の採用した手段は、上記構成のモールディング
において、ウインドプレートの周縁とボディパネルの窓
枠との間の段差状開口部の深さの変化に対応して装飾部
の室内外方向における高さが変化した場合において、該
脚部に設けられた挟持リップと、該脚部の挟持リップと
反対の側に設けられるパネルリップとの室内外方向に沿
った相対的な位置関係を不変にしたことである。
に本発明の採用した手段は、上記構成のモールディング
において、ウインドプレートの周縁とボディパネルの窓
枠との間の段差状開口部の深さの変化に対応して装飾部
の室内外方向における高さが変化した場合において、該
脚部に設けられた挟持リップと、該脚部の挟持リップと
反対の側に設けられるパネルリップとの室内外方向に沿
った相対的な位置関係を不変にしたことである。
【0006】パネルリップがボディパネルに弾接する反
力により、モールディング全体をウインドプレートの側
に押し付ける構造であるために、ウインドプレートの裏
面側に伸びる挟持リップが短くても、前記パネルリップ
の弾接反力によって、該挟持リップと装飾部とでウイン
ドプレートの周縁部を安定して挟持できて、ウインドプ
レートに対するモールディングの取付状態が安定する。
力により、モールディング全体をウインドプレートの側
に押し付ける構造であるために、ウインドプレートの裏
面側に伸びる挟持リップが短くても、前記パネルリップ
の弾接反力によって、該挟持リップと装飾部とでウイン
ドプレートの周縁部を安定して挟持できて、ウインドプ
レートに対するモールディングの取付状態が安定する。
【0007】また、モールディングの脚部に設けられる
挟持リップとパネルリップとの室内外方向に沿った相対
的な位置関係が不変であるために、パネルリップの弾接
反力がモールディングに対して作用する位置は、一定し
ており、換言すれば、ウインドプレートに対してモール
ディングが押付けられる状態は、ウインドプレートの周
縁とボディパネルの窓枠との間に形成された段差状開口
部の深さとは無関係に、該モールディングの全周に亘っ
て一定している。このため、ウインドプレートの全周縁
に亘ってモールディングの取付状態がほぼ一定となっ
て、ウインドプレートに対するモールディングの取付性
が高められる。ここで、装飾部を基準にして、脚部に設
けられるパネルリップと挟持リップとの各位置をほぼ同
一位置にすると、パネルリップの弾接反力が挟持リップ
の部分に直接に作用して、ウインドプレートに対してモ
ールディングを最も効果的に取付けることができる。
挟持リップとパネルリップとの室内外方向に沿った相対
的な位置関係が不変であるために、パネルリップの弾接
反力がモールディングに対して作用する位置は、一定し
ており、換言すれば、ウインドプレートに対してモール
ディングが押付けられる状態は、ウインドプレートの周
縁とボディパネルの窓枠との間に形成された段差状開口
部の深さとは無関係に、該モールディングの全周に亘っ
て一定している。このため、ウインドプレートの全周縁
に亘ってモールディングの取付状態がほぼ一定となっ
て、ウインドプレートに対するモールディングの取付性
が高められる。ここで、装飾部を基準にして、脚部に設
けられるパネルリップと挟持リップとの各位置をほぼ同
一位置にすると、パネルリップの弾接反力が挟持リップ
の部分に直接に作用して、ウインドプレートに対してモ
ールディングを最も効果的に取付けることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、実施例を挙げて、本発明を
更に詳細に説明する。図1は、本発明に係るモールディ
ングMを装着した自動車の斜視図、図2は、図1でCで
示される部分の拡大断面斜視図、図3及び図4は、それ
ぞれ図2におけるX−X線及びY−Y線拡大断面図であ
る。また、図5及び図6は、それぞれ本発明に係るモー
ルディングMの成形方法により、側縁モールディング部
Ma及び上縁モールディング部Mbを成形している状態
を示す正面図である。本発明に係るモールディングM
は、ウインドプレートGの側縁、及び上縁にそれぞれ装
着される側縁モールディング部Ma及び上縁モールディ
ング部Mbが、後述の成形装置により一体成形されたも
のである。
更に詳細に説明する。図1は、本発明に係るモールディ
ングMを装着した自動車の斜視図、図2は、図1でCで
示される部分の拡大断面斜視図、図3及び図4は、それ
ぞれ図2におけるX−X線及びY−Y線拡大断面図であ
る。また、図5及び図6は、それぞれ本発明に係るモー
ルディングMの成形方法により、側縁モールディング部
Ma及び上縁モールディング部Mbを成形している状態
を示す正面図である。本発明に係るモールディングM
は、ウインドプレートGの側縁、及び上縁にそれぞれ装
着される側縁モールディング部Ma及び上縁モールディ
ング部Mbが、後述の成形装置により一体成形されたも
のである。
【0009】また、側縁及び上縁の各モールディング部
Ma,Mb は、いずれも脚部1と、この脚部1の上端部に
一体成形されている装飾部2とから成るが、装飾部2の
厚さTa,Tb と、その幅Wa,Wb とが異なっている(図
3及び図4参照)。側縁及び上縁の各モールディング部
Ma,Mb の脚部1は、ウインドプレートGの周縁部と、
窓枠のボディパネル3との間に段差状となって形成され
る段差状開口部4に挿入され、その装飾部2は、該開口
部4の全体を覆っている。このウインドプレートGの周
縁部と、窓枠のボディパネル3との間に段差状となって
形成される段差状開口部4は、その幅と深さとが設けら
れる位置により異なっている。即ち、図2ないし図4に
示されるように、ウインドプレートGのコーナー部に設
けられる段差状開口部4の幅は、ウインドプレートGの
上部周縁に近づくに従って狭くなっていると共に、その
深さも、ウインドプレートGの上部周縁に近づくに従っ
て浅くなっている。
Ma,Mb は、いずれも脚部1と、この脚部1の上端部に
一体成形されている装飾部2とから成るが、装飾部2の
厚さTa,Tb と、その幅Wa,Wb とが異なっている(図
3及び図4参照)。側縁及び上縁の各モールディング部
Ma,Mb の脚部1は、ウインドプレートGの周縁部と、
窓枠のボディパネル3との間に段差状となって形成され
る段差状開口部4に挿入され、その装飾部2は、該開口
部4の全体を覆っている。このウインドプレートGの周
縁部と、窓枠のボディパネル3との間に段差状となって
形成される段差状開口部4は、その幅と深さとが設けら
れる位置により異なっている。即ち、図2ないし図4に
示されるように、ウインドプレートGのコーナー部に設
けられる段差状開口部4の幅は、ウインドプレートGの
上部周縁に近づくに従って狭くなっていると共に、その
深さも、ウインドプレートGの上部周縁に近づくに従っ
て浅くなっている。
【0010】図2及び図3に示されるように、側縁モー
ルディング部Maの脚部1の下端部の内周側には挟持リ
ップ5が、またその外周側にはパネルリップ6がそれぞ
れ突設されており、装飾部2の内周側には溝リップ7
が、またその外周側には装飾リップ8がそれぞれ突設さ
れている。装飾部2における脚部1よりも内周側の部分
と、脚部1に設けられた挟持リップ5とによって、側縁
モールディング部Maは、ウインドプレートGの側部周
縁に挟持される。パネルリップ6は、ボディパネル3の
傾斜部3aに弾接していると共に、装飾部2を構成して
いる装飾リップ8の先端部は、ボディパネル3の上面に
弾接している。また、装飾部2の内周側には、溝リップ
7が設けられていて、該溝リップ7と、ウインドプレー
トGの表面との間の空間部が雨水誘導溝9となってい
る。なお、上記した「内周側」とは、「窓枠開口部の中
心方向の側」を示し、「外周側」とは、「その反対の方
向の側」を示す。
ルディング部Maの脚部1の下端部の内周側には挟持リ
ップ5が、またその外周側にはパネルリップ6がそれぞ
れ突設されており、装飾部2の内周側には溝リップ7
が、またその外周側には装飾リップ8がそれぞれ突設さ
れている。装飾部2における脚部1よりも内周側の部分
と、脚部1に設けられた挟持リップ5とによって、側縁
モールディング部Maは、ウインドプレートGの側部周
縁に挟持される。パネルリップ6は、ボディパネル3の
傾斜部3aに弾接していると共に、装飾部2を構成して
いる装飾リップ8の先端部は、ボディパネル3の上面に
弾接している。また、装飾部2の内周側には、溝リップ
7が設けられていて、該溝リップ7と、ウインドプレー
トGの表面との間の空間部が雨水誘導溝9となってい
る。なお、上記した「内周側」とは、「窓枠開口部の中
心方向の側」を示し、「外周側」とは、「その反対の方
向の側」を示す。
【0011】また、図2及び図4に示されるように、上
縁モールディング部Mbは、装飾部2の厚さTbが、側
縁モールディング部Maのそれに比較して小さく、溝リ
ップ7がウインドプレートGの上面に弾接していて、雨
水誘導溝9は形成されていない。上縁モールディング部
Mbにも、側縁モールディング部Maと全く同様に、挟
持リップ5とパネルリップ6とが突設されており、この
挟持リップ5と装飾部2とによって、上縁モールディン
グ部Mbは、ウインドプレートGの周縁部に挟持されて
いる。ここで、ウインドプレートGの上縁における前記
段差状開口部4の深さは、その側縁における深さよりも
浅いので、これに対応して、上縁モールディング部Mb
の脚部1の長さは、側縁モールディング部Maのそれよ
りも短くなっている。しかも、図2ないし図4に示され
ているように、側縁及び上縁の各モールディング部Ma,
Mb において、その装飾部2の高さが異なっていても、
該脚部1の下端部に設けられている挟持リップ5とパネ
ルリップ6との室内外方向に沿った相対位置の変化はな
い。即ち、挟持リップ5とパネルリップ6とは、それぞ
れ脚部1の内周側及び外周側の各面に設けられている。
縁モールディング部Mbは、装飾部2の厚さTbが、側
縁モールディング部Maのそれに比較して小さく、溝リ
ップ7がウインドプレートGの上面に弾接していて、雨
水誘導溝9は形成されていない。上縁モールディング部
Mbにも、側縁モールディング部Maと全く同様に、挟
持リップ5とパネルリップ6とが突設されており、この
挟持リップ5と装飾部2とによって、上縁モールディン
グ部Mbは、ウインドプレートGの周縁部に挟持されて
いる。ここで、ウインドプレートGの上縁における前記
段差状開口部4の深さは、その側縁における深さよりも
浅いので、これに対応して、上縁モールディング部Mb
の脚部1の長さは、側縁モールディング部Maのそれよ
りも短くなっている。しかも、図2ないし図4に示され
ているように、側縁及び上縁の各モールディング部Ma,
Mb において、その装飾部2の高さが異なっていても、
該脚部1の下端部に設けられている挟持リップ5とパネ
ルリップ6との室内外方向に沿った相対位置の変化はな
い。即ち、挟持リップ5とパネルリップ6とは、それぞ
れ脚部1の内周側及び外周側の各面に設けられている。
【0012】また、ウインドプレートGの周縁部と、窓
枠のボディパネル3との間に段差状となって形成される
段差状開口部4の幅は、該ウインドプレートGの上部周
縁において狭く、その側部周縁において広くなってお
り、これに対応して、図3及び図4に示されるように、
等長のパネルリップ6におけるボディパネル3の傾斜部
3aに対する弾接長は、ウインドプレートGの上部周縁
において長く、その側部周縁において短くなっている。
更に、側縁モールディング部Ma及び上縁モールディン
グ部Mbのいずれの部分においても、挟持リップ5と装
飾部2の下面との間隔は、ウインドプレートGの厚さに
対応していて、モールディングMは、その全長にわたっ
てウインドプレートGに挟持されている。このようにし
て、ウインドプレートGの周縁部にモールディングMが
取付けられた状態では、前記パネルリップ6は、ボディ
パネル3の傾斜部3aに弾接して、その弾接反力によっ
て、側縁及び上縁の各モールディング部Ma,Mb の脚部
1をウインドプレートGの端面に押し付け、これにより
ウインドプレートGに対するモールディングMの取付け
を確実にしている。しかも、脚部1の下端部に設けられ
る挟持リップ5とパネルリップ6とは、該脚部1の幅方
向(図3及び図4で上下方向)に沿ってほぼ同一位置に
設けられていて、挟持リップ5の弾接反力は、該挟持リ
ップ5がウインドプレートGのコーナー角部に確実に挟
持されるように作用する。このように、ウインドプレー
トGに対するモールディングMの取付力は、その脚部
1、装飾部2及び挟持リップ5との3つの部分がウイン
ドプレートGの周縁部を挟持している挟持力(係合力)
と、前記パネルリップ6の弾接反力との相乗作用に基づ
くものである。このため、モールディングMの後付け
(ウインドプレートGをボディバネル3に固着した後
に、両者の隙間にモールディングMを取付けること)を
可能にする等のために、挟持リップ5を短くしても、ウ
インドプレートGに対するモールディングMの必要な取
付力を確保できる。
枠のボディパネル3との間に段差状となって形成される
段差状開口部4の幅は、該ウインドプレートGの上部周
縁において狭く、その側部周縁において広くなってお
り、これに対応して、図3及び図4に示されるように、
等長のパネルリップ6におけるボディパネル3の傾斜部
3aに対する弾接長は、ウインドプレートGの上部周縁
において長く、その側部周縁において短くなっている。
更に、側縁モールディング部Ma及び上縁モールディン
グ部Mbのいずれの部分においても、挟持リップ5と装
飾部2の下面との間隔は、ウインドプレートGの厚さに
対応していて、モールディングMは、その全長にわたっ
てウインドプレートGに挟持されている。このようにし
て、ウインドプレートGの周縁部にモールディングMが
取付けられた状態では、前記パネルリップ6は、ボディ
パネル3の傾斜部3aに弾接して、その弾接反力によっ
て、側縁及び上縁の各モールディング部Ma,Mb の脚部
1をウインドプレートGの端面に押し付け、これにより
ウインドプレートGに対するモールディングMの取付け
を確実にしている。しかも、脚部1の下端部に設けられ
る挟持リップ5とパネルリップ6とは、該脚部1の幅方
向(図3及び図4で上下方向)に沿ってほぼ同一位置に
設けられていて、挟持リップ5の弾接反力は、該挟持リ
ップ5がウインドプレートGのコーナー角部に確実に挟
持されるように作用する。このように、ウインドプレー
トGに対するモールディングMの取付力は、その脚部
1、装飾部2及び挟持リップ5との3つの部分がウイン
ドプレートGの周縁部を挟持している挟持力(係合力)
と、前記パネルリップ6の弾接反力との相乗作用に基づ
くものである。このため、モールディングMの後付け
(ウインドプレートGをボディバネル3に固着した後
に、両者の隙間にモールディングMを取付けること)を
可能にする等のために、挟持リップ5を短くしても、ウ
インドプレートGに対するモールディングMの必要な取
付力を確保できる。
【0013】また、図2に示されるように、モールディ
ングMのコーナー部Mcにおいては、前記段差状開口部
4の形状に対応して、側縁モールディング部Maの装飾
部2の厚さは、上縁モールディング部Mbに近づくに従
って漸次小さくなっていると同時に、装飾部2の幅も、
上縁モールディング部Mbに近づくに従って漸次狭くな
っている。この装飾部2における幅が変化する部分は、
その外周側の装飾リップ8の部分である。このため、ウ
インドプレートGのコーナー部において、該ウインドプ
レートGの周縁部と、ボディの窓枠との間に形成される
段差状開口部4の幅と深さとが変化していても、ウイン
ドプレートGの当該部分に装着されるモールディングM
のコーナー部Mcの幅と厚さは、ウインドプレートGの
コーナー部に設けられる段差状開口部4の幅と深さにそ
れぞれ対応して変化しているために、モールディングM
を構成する装飾部2の表面は全長に亘って連続した面を
維持している。また、脚部1に対する装飾部2の交叉角
度は、全ての部分において一定している。更に、雨水誘
導溝9は、漸次その開口幅(ウインドプレートGのガラ
ス面に対して垂直な方向の長さ)W0 が狭くなって、上
縁モールディング部Mbと接続する部分において消失し
ている。
ングMのコーナー部Mcにおいては、前記段差状開口部
4の形状に対応して、側縁モールディング部Maの装飾
部2の厚さは、上縁モールディング部Mbに近づくに従
って漸次小さくなっていると同時に、装飾部2の幅も、
上縁モールディング部Mbに近づくに従って漸次狭くな
っている。この装飾部2における幅が変化する部分は、
その外周側の装飾リップ8の部分である。このため、ウ
インドプレートGのコーナー部において、該ウインドプ
レートGの周縁部と、ボディの窓枠との間に形成される
段差状開口部4の幅と深さとが変化していても、ウイン
ドプレートGの当該部分に装着されるモールディングM
のコーナー部Mcの幅と厚さは、ウインドプレートGの
コーナー部に設けられる段差状開口部4の幅と深さにそ
れぞれ対応して変化しているために、モールディングM
を構成する装飾部2の表面は全長に亘って連続した面を
維持している。また、脚部1に対する装飾部2の交叉角
度は、全ての部分において一定している。更に、雨水誘
導溝9は、漸次その開口幅(ウインドプレートGのガラ
ス面に対して垂直な方向の長さ)W0 が狭くなって、上
縁モールディング部Mbと接続する部分において消失し
ている。
【0014】本実施例のモールディングMは、ウインド
プレートGに装着した状態で、窓枠に挿入してもよい
し、予めウインドプレートGを窓枠に挿入しておいて、
その後にモールディングMを挿入するようにしてもよ
い。いずれの場合においても、パネルリップ6が、ボデ
ィパネル3の傾斜部3aに弾接する構造になっているの
で、モールディングMを窓枠に安定して挿入できる。モ
ールディングMの脚部1には、補強用の芯材11が埋設
されており、装飾部2の上面には装飾テープ12が接着
されている。なお、図2ないし図4において、13は、
ウインドプレートG及びモールディングMをボディパネ
ル3に接着するためのシーラント、14は、シーラント
13の流出を防止するためのダムラバーを示す。
プレートGに装着した状態で、窓枠に挿入してもよい
し、予めウインドプレートGを窓枠に挿入しておいて、
その後にモールディングMを挿入するようにしてもよ
い。いずれの場合においても、パネルリップ6が、ボデ
ィパネル3の傾斜部3aに弾接する構造になっているの
で、モールディングMを窓枠に安定して挿入できる。モ
ールディングMの脚部1には、補強用の芯材11が埋設
されており、装飾部2の上面には装飾テープ12が接着
されている。なお、図2ないし図4において、13は、
ウインドプレートG及びモールディングMをボディパネ
ル3に接着するためのシーラント、14は、シーラント
13の流出を防止するためのダムラバーを示す。
【0015】次に、図5及び図6を参照にして、本発明
に係るモールディングMの成形方法について説明する。
固定成形ダイ15には、モールディングMの最大横断面
部となる側縁モールディング部Maの横断面形状にほぼ
対応した押出用開口16が設けられており、この押出用
開口16を部分的に覆うようにして第1及び第2の各移
動シャッター17,18が固定成形ダイ15の前面に設
けられている。第1移動シャッター17は、押出用開口
16のうちモールディングMの脚部1を成形する脚部成
形開口16aの長さ方向に沿って直線移動可能に装着さ
れており、第2移動シャッター18は、押出用開口16
のうちモールディングMの装飾リップ8を成形する装飾
リップ成形開口16bの長さ方向に沿って直線移動可能
に装着されている。いずれの移動シャッター17,18
も、それぞれシャッターガイド19,21でガイドされ
て直線移動するようになっており、それぞれに駆動モー
ター22,23と、回転運動を直線運動に変換するため
の変換機構24,25を備えている。なお、挟持リップ
5、及びパネルリップ6を成形するための挟持リップ成
形開口16c及びパネルリップ成形開口16dは、いず
れも第1移動シャッター17に形成されている。
に係るモールディングMの成形方法について説明する。
固定成形ダイ15には、モールディングMの最大横断面
部となる側縁モールディング部Maの横断面形状にほぼ
対応した押出用開口16が設けられており、この押出用
開口16を部分的に覆うようにして第1及び第2の各移
動シャッター17,18が固定成形ダイ15の前面に設
けられている。第1移動シャッター17は、押出用開口
16のうちモールディングMの脚部1を成形する脚部成
形開口16aの長さ方向に沿って直線移動可能に装着さ
れており、第2移動シャッター18は、押出用開口16
のうちモールディングMの装飾リップ8を成形する装飾
リップ成形開口16bの長さ方向に沿って直線移動可能
に装着されている。いずれの移動シャッター17,18
も、それぞれシャッターガイド19,21でガイドされ
て直線移動するようになっており、それぞれに駆動モー
ター22,23と、回転運動を直線運動に変換するため
の変換機構24,25を備えている。なお、挟持リップ
5、及びパネルリップ6を成形するための挟持リップ成
形開口16c及びパネルリップ成形開口16dは、いず
れも第1移動シャッター17に形成されている。
【0016】また、図5で実線で示されるのは、側縁モ
ールディング部Maの成形状態であり、図5で二点鎖
線、及び図6で実線で示されるのは、上縁モールディン
グ部Mbの成形状態である。そして、図7及び図8の模
式図で示されるように、側縁モールディング部Maから
上縁モールディング部Mbの成形に移行させるには(図
7及び図8において、その移行部をAで示す)、第1及
び第2の各移動シャッター17,18をそれぞれ矢印
P,Qの方向に徐々に直線移動させると、押出用開口1
6の特定部分が第1及び第2の各移動シャッター17,
18により徐々に閉塞されて、装飾部2の厚さTbが漸
次小さくなると共に、その幅Wbも漸次狭くなって、装
着状態において溝リップ7とウインドプレートGとの間
で形成される雨水誘導溝9の開口幅W0 が漸次狭くなっ
て消失して、上縁モールディング部Mbの成形に移行さ
れる。
ールディング部Maの成形状態であり、図5で二点鎖
線、及び図6で実線で示されるのは、上縁モールディン
グ部Mbの成形状態である。そして、図7及び図8の模
式図で示されるように、側縁モールディング部Maから
上縁モールディング部Mbの成形に移行させるには(図
7及び図8において、その移行部をAで示す)、第1及
び第2の各移動シャッター17,18をそれぞれ矢印
P,Qの方向に徐々に直線移動させると、押出用開口1
6の特定部分が第1及び第2の各移動シャッター17,
18により徐々に閉塞されて、装飾部2の厚さTbが漸
次小さくなると共に、その幅Wbも漸次狭くなって、装
着状態において溝リップ7とウインドプレートGとの間
で形成される雨水誘導溝9の開口幅W0 が漸次狭くなっ
て消失して、上縁モールディング部Mbの成形に移行さ
れる。
【0017】逆に、上縁モールディング部Mbから側縁
モールディング部Maの成形に移行させるには(図7及
び図8において、その移行部をBで示す)、第1及び第
2の各移動シャッター17,18を上記と逆方向に徐々
に直線移動させると、該第1及び第2の各移動シャッタ
ー17,18により閉塞されていた押出用開口16の特
定部分が徐々に開放されて、装飾部2の厚さTaが漸次
大きくなると共に、その幅Waも漸次広くなって、第1
移動シャッター17が後退端に達すると、以後一定厚さ
と一定幅の装飾部2が成形される。
モールディング部Maの成形に移行させるには(図7及
び図8において、その移行部をBで示す)、第1及び第
2の各移動シャッター17,18を上記と逆方向に徐々
に直線移動させると、該第1及び第2の各移動シャッタ
ー17,18により閉塞されていた押出用開口16の特
定部分が徐々に開放されて、装飾部2の厚さTaが漸次
大きくなると共に、その幅Waも漸次広くなって、第1
移動シャッター17が後退端に達すると、以後一定厚さ
と一定幅の装飾部2が成形される。
【0018】このように、互いに直交する方向に直線移
動可能な第1及び第2の各移動シャッター17,18に
より、固定成形ダイ15に設けられた押出用開口16の
特定部分が閉塞されたり、或いは開放されたりして、該
押出用開口16自体の形状が変化し、これにより脚部1
に対する装飾部2の交叉角度を一定に保持して、装飾部
2の幅と厚さとが部分的に異なるモールディングMが連
続成形される。そして、側縁及び上縁のいずれのモール
ディング部Ma,Mb においても、その脚部1に設けられ
る挟持リップ5とパネルリップ6とは、第1移動シャッ
ター17に設けられた成形開口16c,16d により成形
されるので、両リップ5,6の室内外方向に沿った相対
的な成形位置は、不変となる。なお、上記成形方法で
は、装飾リップ8の部分を除く装飾部2の室外側意匠
は、固定成形ダイ15で造形され、その室内側意匠は、
第1移動シャッター17により造形される。
動可能な第1及び第2の各移動シャッター17,18に
より、固定成形ダイ15に設けられた押出用開口16の
特定部分が閉塞されたり、或いは開放されたりして、該
押出用開口16自体の形状が変化し、これにより脚部1
に対する装飾部2の交叉角度を一定に保持して、装飾部
2の幅と厚さとが部分的に異なるモールディングMが連
続成形される。そして、側縁及び上縁のいずれのモール
ディング部Ma,Mb においても、その脚部1に設けられ
る挟持リップ5とパネルリップ6とは、第1移動シャッ
ター17に設けられた成形開口16c,16d により成形
されるので、両リップ5,6の室内外方向に沿った相対
的な成形位置は、不変となる。なお、上記成形方法で
は、装飾リップ8の部分を除く装飾部2の室外側意匠
は、固定成形ダイ15で造形され、その室内側意匠は、
第1移動シャッター17により造形される。
【0019】
【発明の効果】本発明に係るモールディングは、ウイン
ドプレートに対するモールディングの係合力と、ボディ
バネルに対するパネルリップの弾接反力との相乗作用に
よって、ウインドプレートの周縁部にモールディングが
取付けられる構成であるので、ウインドプレートの周縁
とボディパネルの窓枠との間に形成された段差状開口部
の深さが変化している場合においても、ウインドプレー
トの全周に亘ってモールディングを安定した係合状態で
取付けることができる。
ドプレートに対するモールディングの係合力と、ボディ
バネルに対するパネルリップの弾接反力との相乗作用に
よって、ウインドプレートの周縁部にモールディングが
取付けられる構成であるので、ウインドプレートの周縁
とボディパネルの窓枠との間に形成された段差状開口部
の深さが変化している場合においても、ウインドプレー
トの全周に亘ってモールディングを安定した係合状態で
取付けることができる。
【0020】また、本発明に係るモールディングは、そ
の脚部に設けられる挟持リップとパネルリップとの室内
外方向に沿った相対的な位置関係が不変であって、パネ
ルリップの弾接反力がモールディングに対して作用する
位置は、一定しているために、ウインドプレートに対し
てモールディングが押付けられる状態は、該モールディ
ングの全周に亘って一定している。このため、ウインド
プレートの周縁とボディパネルの窓枠との間に形成され
た段差状開口部の深さが変化している場合においても、
ウインドプレートの全周縁に亘ってモールディングの取
付状態がほぼ一定となって、ウインドプレートに対する
モールディングの取付性が高められる。ここで、装飾部
を基準にして、脚部に設けられるパネルリップと挟持リ
ップとの各位置をほぼ同一位置にすると、パネルリップ
の弾接反力が挟持リップの部分に直接に作用して、ウイ
ンドプレートに対してモールディングを最も効果的に取
付けることができる。
の脚部に設けられる挟持リップとパネルリップとの室内
外方向に沿った相対的な位置関係が不変であって、パネ
ルリップの弾接反力がモールディングに対して作用する
位置は、一定しているために、ウインドプレートに対し
てモールディングが押付けられる状態は、該モールディ
ングの全周に亘って一定している。このため、ウインド
プレートの周縁とボディパネルの窓枠との間に形成され
た段差状開口部の深さが変化している場合においても、
ウインドプレートの全周縁に亘ってモールディングの取
付状態がほぼ一定となって、ウインドプレートに対する
モールディングの取付性が高められる。ここで、装飾部
を基準にして、脚部に設けられるパネルリップと挟持リ
ップとの各位置をほぼ同一位置にすると、パネルリップ
の弾接反力が挟持リップの部分に直接に作用して、ウイ
ンドプレートに対してモールディングを最も効果的に取
付けることができる。
【0021】本発明に係るモールディングの成形方法
は、装飾部の室外側意匠を造形する第1ダイと、装飾部
の室内側意匠を造形する第2ダイとの2種類のダイを使
用し、しかも挟持リップとパネルリップとを両側に有し
た脚部を前記第2ダイにより同時に造形可能にして、前
記第1及び第2の各ダイをモールディングの押出方向と
交差する方向に相対的に移動させる方法であるために、
取付部位によって脚部の幅が変化して、該脚部に設けら
れる挟持リップとパネルリップとの室内外方向に沿った
相対位置が不変なモールディングの成形が可能となる。
は、装飾部の室外側意匠を造形する第1ダイと、装飾部
の室内側意匠を造形する第2ダイとの2種類のダイを使
用し、しかも挟持リップとパネルリップとを両側に有し
た脚部を前記第2ダイにより同時に造形可能にして、前
記第1及び第2の各ダイをモールディングの押出方向と
交差する方向に相対的に移動させる方法であるために、
取付部位によって脚部の幅が変化して、該脚部に設けら
れる挟持リップとパネルリップとの室内外方向に沿った
相対位置が不変なモールディングの成形が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るモールディングMを装着した自動
車の斜視図である。
車の斜視図である。
【図2】モールディングMのコーナー部の拡大断面斜視
図である。
図である。
【図3】図2のX−X線拡大断面図である。
【図4】第2のY−Y線拡大断面図である。
【図5】本発明に係るモールディングMの成形方法によ
り側縁モールディング部Maを成形している状態の成形
装置の正面図である。
り側縁モールディング部Maを成形している状態の成形
装置の正面図である。
【図6】同じく上縁モールディング部Mbを成形してい
る状態の成形装置の正面図である。
る状態の成形装置の正面図である。
【図7】側縁モールディング部Maと上縁モールディン
グ部Mbとが連続して成形されることを説明するための
模式図である。
グ部Mbとが連続して成形されることを説明するための
模式図である。
【図8】図7の部分詳細模式図である。
M:モールディング Ma:側縁モールディング部 Mb:上縁モールディング部 G:ウインドプレート 1:モールディングの脚部 2:モールディングの装飾部 3:ボディパネル 4:ウインドプレートとボディの窓枠との段差状開口部 5:挟持リップ 6:パネルリップ 15:固定成形ダイ(第1ダイ) 16:押出用開口 16a:脚部成形開口 16c:挟持リップ成形開口 16d:パネルリップ成形開口 17:第1移動シャッター(第2ダイ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B29D 31/00 B29D 31/00 B60R 13/06 B60R 13/06 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60J 1/02 111 B60R 13/06
Claims (7)
- 【請求項1】 ボディパネルの窓枠開口部に固着される
ウインドプレートの上縁、及びその側縁にそれぞれ装着
される上縁モールディング部と側縁モールディング部と
が一連状に一体成形されていて、 しかも、前記ウインドプレートの周縁とボディパネルの
窓枠との間に段差状となって形成された段差状開口部を
覆う装飾部と、該装飾部に一体成形されていて、その下
端部の内周側においてウインドプレートの裏面側に挟持
リップが延設される脚部と、該脚部の外周側において突
設されて、前記ボディパネルに弾接するパネルリップと
が、前記上縁及び側縁の各モールディング部に一連とな
って設けられている自動車のウインドプレート用モール
ディングであって、 前記段差状開口部の深さの変化に対応して前記装飾部の
室内外方向における高さが変化した場合において、該脚
部に設けられた前記挟持リップと前記パネルリップとの
室内外方向に沿った相対的な位置関係が不変となってい
る構成であることを特徴とする自動車のウインドプレー
ト用モールディング。 - 【請求項2】 脚部に設けられるパネルリップは、装飾
部を基準にして、脚部の内周側に設けられている挟持リ
ップとほぼ同一高さになっていることを特徴とする請求
項1に記載の自動車のウインドプレート用モールディン
グ。 - 【請求項3】 断面視において、脚部の下端部と、装飾
部の内周側及び外周側の各端縁部との間の各距離が変化
していることを特徴とする請求項1又は2に記載の自動
車のウインドプレート用モールディング。 - 【請求項4】 側縁モールディング部において、その装
飾部の内周側には、雨水誘導溝が設けられていることを
特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の自動車
のウインドプレート用モールディング。 - 【請求項5】 請求項1に記載の自動車のウインドプレ
ート用モールディングの成形方法であって、 装飾部の室外側意匠を造形する第1ダイと、装飾部の室
内側意匠を造形する第2ダイとの2種類のダイを使用
し、しかも挟持リップとパネルリップとを両側に有した
脚部を前記第2ダイにより同時に造形可能にして、 前記第1及び第2の各ダイをモールディングの押出方向
と交差する方向に相対的に移動させることを特徴とする
自動車のウインドプレート用モールディングの成形方
法。 - 【請求項6】 第1ダイは、上縁及び側縁の各モールデ
ィング部の最大横断面部の形状に対応した押出用開口が
形成された固定ダイであり、第2ダイは、モールディン
グの脚部の両側に設けられる挟持リップ及びパネルリッ
プを成形するための各成形開口が設けられた移動ダイで
あることを特徴とする請求項5に記載の自動車のウイン
ドプレート用モールディングの成形方法。 - 【請求項7】 移動ダイである第2ダイは、固定ダイで
ある第1ダイの押出用開口を部分的に閉塞することを特
徴とする請求項6に記載の自動車のウインドプレート用
モールディングの成形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08950398A JP3193900B2 (ja) | 1998-03-17 | 1998-03-17 | 自動車のウインドプレート用モールディング、及びその成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08950398A JP3193900B2 (ja) | 1998-03-17 | 1998-03-17 | 自動車のウインドプレート用モールディング、及びその成形方法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1267803A Division JP2935859B2 (ja) | 1989-10-14 | 1989-10-14 | 自動車のフロントガラス用モールディング |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10244830A JPH10244830A (ja) | 1998-09-14 |
JP3193900B2 true JP3193900B2 (ja) | 2001-07-30 |
Family
ID=13972589
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08950398A Expired - Fee Related JP3193900B2 (ja) | 1998-03-17 | 1998-03-17 | 自動車のウインドプレート用モールディング、及びその成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3193900B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3739732B2 (ja) * | 2002-07-31 | 2006-01-25 | 東海興業株式会社 | 車両用窓縁モール |
JP2015048029A (ja) * | 2013-09-04 | 2015-03-16 | 東海興業株式会社 | 車両用モールディングおよびその製造方法 |
-
1998
- 1998-03-17 JP JP08950398A patent/JP3193900B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10244830A (ja) | 1998-09-14 |
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Legal Events
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