JP3192984B2 - 自動販売機 - Google Patents
自動販売機Info
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- JP3192984B2 JP3192984B2 JP00748597A JP748597A JP3192984B2 JP 3192984 B2 JP3192984 B2 JP 3192984B2 JP 00748597 A JP00748597 A JP 00748597A JP 748597 A JP748597 A JP 748597A JP 3192984 B2 JP3192984 B2 JP 3192984B2
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- JP
- Japan
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- product
- elevator
- commodity
- dispensing mechanism
- vending machine
- Prior art date
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はビン、缶、ペットボ
トルなどの容器に詰められた商品の自動販売機に関する
ものである。
トルなどの容器に詰められた商品の自動販売機に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】上下に移動するエレベータと、エレベー
タの側方で上下方向に互いに間隔を隔てて積層され、エ
レベータへ向かって下方へ傾斜した複数の商品棚と、各
商品棚に取り付けられた商品払出機構と、エレベータに
取り付けられた商品払出機構駆動装置とを備え、商品払
出機構駆動装置はモータで駆動されてエレベータの側方
へ突出後退する駆動杆を有し、商品払出機構は商品払出
機構駆動装置の駆動杆と係合する係合部を有し、エレベ
ータの側方へ突出した前記駆動杆が商品払出機構の係合
部を駆動して商品払出機構を作動させ商品棚上の商品を
払い出すように構成された自動販売機が、実開平1−1
47483号に開示されている。
タの側方で上下方向に互いに間隔を隔てて積層され、エ
レベータへ向かって下方へ傾斜した複数の商品棚と、各
商品棚に取り付けられた商品払出機構と、エレベータに
取り付けられた商品払出機構駆動装置とを備え、商品払
出機構駆動装置はモータで駆動されてエレベータの側方
へ突出後退する駆動杆を有し、商品払出機構は商品払出
機構駆動装置の駆動杆と係合する係合部を有し、エレベ
ータの側方へ突出した前記駆動杆が商品払出機構の係合
部を駆動して商品払出機構を作動させ商品棚上の商品を
払い出すように構成された自動販売機が、実開平1−1
47483号に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】実開平1−14748
3号に開示された自動販売機において、駆動杆のエレベ
ータ側方への突出量が過少だと商品払出機構の係合部の
駆動量が過少となり商品払機構が作動せず、駆動杆のエ
レベータ側方への突出量が過大だと商品払出機構の係合
部の駆動量が過大となり商品払出機構が破損する。本発
明は上記問題に鑑みてなされたものであり、上下に移動
するエレベータと、エレベータの側方で上下方向に互い
に間隔を隔てて積層され、エレベータへ向かって下方へ
傾斜した複数の商品棚と、各商品棚に取り付けられた商
品払出機構と、エレベータに取り付けられた商品払出機
構駆動装置とを備え、商品払出機構駆動装置はモータで
駆動されてエレベータの側方へ突出後退する駆動杆を有
し、商品払出機構は商品払出機構駆動装置の駆動杆と係
合する係合部を有し、エレベータの側方へ突出した前記
駆動杆が商品払出機構の係合部を駆動して商品払出機構
を作動させ商品棚上の商品を払い出すように構成された
自動販売機であって、商品払出機構駆動装置の駆動杆の
突出量を正確に適正値に制御することができる自動販売
機を提供することを目的とする。
3号に開示された自動販売機において、駆動杆のエレベ
ータ側方への突出量が過少だと商品払出機構の係合部の
駆動量が過少となり商品払機構が作動せず、駆動杆のエ
レベータ側方への突出量が過大だと商品払出機構の係合
部の駆動量が過大となり商品払出機構が破損する。本発
明は上記問題に鑑みてなされたものであり、上下に移動
するエレベータと、エレベータの側方で上下方向に互い
に間隔を隔てて積層され、エレベータへ向かって下方へ
傾斜した複数の商品棚と、各商品棚に取り付けられた商
品払出機構と、エレベータに取り付けられた商品払出機
構駆動装置とを備え、商品払出機構駆動装置はモータで
駆動されてエレベータの側方へ突出後退する駆動杆を有
し、商品払出機構は商品払出機構駆動装置の駆動杆と係
合する係合部を有し、エレベータの側方へ突出した前記
駆動杆が商品払出機構の係合部を駆動して商品払出機構
を作動させ商品棚上の商品を払い出すように構成された
自動販売機であって、商品払出機構駆動装置の駆動杆の
突出量を正確に適正値に制御することができる自動販売
機を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては、上下に移動するエレベータと、
エレベータの側方で上下方向に互いに間隔を隔てて積層
され、エレベータへ向かって下方へ傾斜した複数の商品
棚と、各商品棚に取り付けられた商品払出機構と、エレ
ベータに取り付けられた商品払出機構駆動装置とを備
え、商品払出機構駆動装置はモータで駆動されてエレベ
ータの側方へ突出後退する駆動杆を有し、商品払出機構
は商品払出機構駆動装置の駆動杆と係合する係合部を有
し、エレベータの側方へ突出した前記駆動杆が商品払出
機構の係合部を駆動して商品払出機構を作動させ商品棚
上の商品を払い出すように構成された自動販売機におい
て、駆動杆突出量検出手段を有する駆動杆突出量制御装
置を備え、駆動杆は円弧状に湾曲しており円弧運動をす
ることを特徴とする自動販売機を提供する。本発明に係
る自動販売機においては、駆動杆突出量制御装置が商品
払出機構駆動装置の駆動杆の突出量を検出しつつ、該突
出量を制御するので、駆動杆の突出量は正確に適正値に
制御される。円弧状に湾曲した駆動杆が円弧運動するの
で、単一の駆動杆により、エレベータの両側の商品棚の
商品払出機構を作動させることができる。
に、本発明においては、上下に移動するエレベータと、
エレベータの側方で上下方向に互いに間隔を隔てて積層
され、エレベータへ向かって下方へ傾斜した複数の商品
棚と、各商品棚に取り付けられた商品払出機構と、エレ
ベータに取り付けられた商品払出機構駆動装置とを備
え、商品払出機構駆動装置はモータで駆動されてエレベ
ータの側方へ突出後退する駆動杆を有し、商品払出機構
は商品払出機構駆動装置の駆動杆と係合する係合部を有
し、エレベータの側方へ突出した前記駆動杆が商品払出
機構の係合部を駆動して商品払出機構を作動させ商品棚
上の商品を払い出すように構成された自動販売機におい
て、駆動杆突出量検出手段を有する駆動杆突出量制御装
置を備え、駆動杆は円弧状に湾曲しており円弧運動をす
ることを特徴とする自動販売機を提供する。本発明に係
る自動販売機においては、駆動杆突出量制御装置が商品
払出機構駆動装置の駆動杆の突出量を検出しつつ、該突
出量を制御するので、駆動杆の突出量は正確に適正値に
制御される。円弧状に湾曲した駆動杆が円弧運動するの
で、単一の駆動杆により、エレベータの両側の商品棚の
商品払出機構を作動させることができる。
【0005】本発明の好ましい態様においては、前記制
御装置は、各商品払出機構に対して個別に駆動杆の突出
量を制御する。前記制御装置が、各商品払出機構に対し
て個別に駆動杆の突出量を制御する場合には、構造寸法
の異なる複数種類の商品払出機構が配設されている場合
でも、各商品払出機構に対して、商品払出機構駆動装置
の駆動杆を適正量突出させることができる。
御装置は、各商品払出機構に対して個別に駆動杆の突出
量を制御する。前記制御装置が、各商品払出機構に対し
て個別に駆動杆の突出量を制御する場合には、構造寸法
の異なる複数種類の商品払出機構が配設されている場合
でも、各商品払出機構に対して、商品払出機構駆動装置
の駆動杆を適正量突出させることができる。
【0006】本発明の好ましい態様においては、自動販
売機は各商品払出機構に対する駆動杆の個別の突出量を
変更する突出量変更装置を備える。自動販売機が各商品
払出機構に対する駆動杆の個別の突出量を変更する突出
量変更装置を備える場合には、既存の商品払出機構を構
造寸法の異なる新規の商品払出機構に取り替えた場合で
も、突出量変更装置を使用して取り替えられた商品払出
機構に対する駆動杆の突出量を新規の商品払出機構に対
応する値に変更することにより、新規の商品払出機構に
対して駆動杆の突出量を適正値とすることができる。
売機は各商品払出機構に対する駆動杆の個別の突出量を
変更する突出量変更装置を備える。自動販売機が各商品
払出機構に対する駆動杆の個別の突出量を変更する突出
量変更装置を備える場合には、既存の商品払出機構を構
造寸法の異なる新規の商品払出機構に取り替えた場合で
も、突出量変更装置を使用して取り替えられた商品払出
機構に対する駆動杆の突出量を新規の商品払出機構に対
応する値に変更することにより、新規の商品払出機構に
対して駆動杆の突出量を適正値とすることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以降の説明において、図1〜9の
矢印I、II、III、IV、V、VIの方向をそれぞ
れ前方、後方、左方、右方、上方、下方と呼ぶ。なお、
図1、2、3、8、10において、紙面の裏面から表面
へ向かう方向が前方であり、表目から裏面へ向かう方向
が後方である。また、図9において、紙面の裏面から表
面へ向かう方向が左方であり、表面から裏面へ向かう方
向が右方である。
矢印I、II、III、IV、V、VIの方向をそれぞ
れ前方、後方、左方、右方、上方、下方と呼ぶ。なお、
図1、2、3、8、10において、紙面の裏面から表面
へ向かう方向が前方であり、表目から裏面へ向かう方向
が後方である。また、図9において、紙面の裏面から表
面へ向かう方向が左方であり、表面から裏面へ向かう方
向が右方である。
【0008】本発明の実施例に係る自動販売機を図1〜
11に基づいて説明する。図1に示すように、自動販売
機の100の左右方向中央部に上下移動可能なエレベー
タ1が配設されている。エレベータ1の左右両側に、上
下方向に互いに間隔を隔てて積層され、エレベータ1へ
向かって下方へ傾斜した複数の商品棚2が配設されてい
る。商品棚2の下縁は前後に延在している。各商品棚2
上には、ビン、缶、ペットボトルなどの容器に詰められ
た商品200が、中心軸を前後方向へ延在させた状態で
左右方向に整列して載置されている。各商品棚1上に
は、前後方向に互いに間隔を隔てて複数列の商品200
の列が載置されている。
11に基づいて説明する。図1に示すように、自動販売
機の100の左右方向中央部に上下移動可能なエレベー
タ1が配設されている。エレベータ1の左右両側に、上
下方向に互いに間隔を隔てて積層され、エレベータ1へ
向かって下方へ傾斜した複数の商品棚2が配設されてい
る。商品棚2の下縁は前後に延在している。各商品棚2
上には、ビン、缶、ペットボトルなどの容器に詰められ
た商品200が、中心軸を前後方向へ延在させた状態で
左右方向に整列して載置されている。各商品棚1上に
は、前後方向に互いに間隔を隔てて複数列の商品200
の列が載置されている。
【0009】図2、3に示すように、各商品棚2の下縁
部の下面側に且つ商品200の各列の直下に、シーソー
方式の商品払出機構3が配設されている。エレベータ1
の左側に配設された商品払出機構3に着目して、商品払
出機構3の構成を説明する。商品払出機構3は、上端が
前後方向に延在する軸線回りに回動自在に商品棚2に支
持された支持端で下端が自由端の蝶番状の第1ストッパ
ー31と、下端が前後方向に延在する軸線回りに回動自
在に商品棚2に支持された支持端で上端が自由端の蝶番
状の第2ストッパー32と、上端が第1ストッパー31
の自由端に前後方向に延在する軸線回りに回動自在に連
結され下端が第2ストッパー32の自由端に前後方向に
延在する軸線回りに回動自在に連結された中間アーム3
3とを有している。第1ストッパー31、第2ストッパ
ー32、中間アーム33は第1ストッパー31の支持端
である上端を左斜め上方ヘ差し向け第2ストッパー32
の支持端である下端を右斜め下方へ差し向けて商品棚2
と平行に左右に延在するように配設されている。商品棚
2には第1ストッパー31の関節部と第2ストッパー3
2の関節部とが商品棚2上へ突出するのを許容する開口
21が形成されている。中間アーム33は、右斜め下方
の第1位置と左斜め上方の第2位置との間で商品棚2に
平行に移動可能に商品棚2によって支持されている。中
間アーム33は、バネ34により商品棚2に平行に右斜
め下方へ付勢されている。この結果、図3で実線で示す
ように、通常、中間アーム33は右斜め下方の第1位置
にあり、第2ストッパー32の関節部が商品棚2の上方
へ突出し、第1ストッパー31の関節部は商品棚2の下
方へ後退している。商品棚2の上方へ突出した第2スト
ッパー32によって、商品列の下端の商品200が支持
され、商品列に属する全ての商品200の落下防止がな
されている。中間アーム33が左斜め上方の第1位置へ
移動すると、図3で一点鎖線で示すように、第2ストッ
パー32の関節部が商品棚2の下方へ後退し、第1スト
ッパー31が商品棚2の上方へ突出する。商品列の最下
端の商品200が第2ストッパー32の支持を失って、
商品棚2の下端から落下する。商品列の最下端から2番
目の商品200は、第1ストッパー31によって支持さ
れ、商品列に属する残余の全ての商品200の商品棚2
からの落下が阻止される。中間アーム33に押片35が
固定されている。
部の下面側に且つ商品200の各列の直下に、シーソー
方式の商品払出機構3が配設されている。エレベータ1
の左側に配設された商品払出機構3に着目して、商品払
出機構3の構成を説明する。商品払出機構3は、上端が
前後方向に延在する軸線回りに回動自在に商品棚2に支
持された支持端で下端が自由端の蝶番状の第1ストッパ
ー31と、下端が前後方向に延在する軸線回りに回動自
在に商品棚2に支持された支持端で上端が自由端の蝶番
状の第2ストッパー32と、上端が第1ストッパー31
の自由端に前後方向に延在する軸線回りに回動自在に連
結され下端が第2ストッパー32の自由端に前後方向に
延在する軸線回りに回動自在に連結された中間アーム3
3とを有している。第1ストッパー31、第2ストッパ
ー32、中間アーム33は第1ストッパー31の支持端
である上端を左斜め上方ヘ差し向け第2ストッパー32
の支持端である下端を右斜め下方へ差し向けて商品棚2
と平行に左右に延在するように配設されている。商品棚
2には第1ストッパー31の関節部と第2ストッパー3
2の関節部とが商品棚2上へ突出するのを許容する開口
21が形成されている。中間アーム33は、右斜め下方
の第1位置と左斜め上方の第2位置との間で商品棚2に
平行に移動可能に商品棚2によって支持されている。中
間アーム33は、バネ34により商品棚2に平行に右斜
め下方へ付勢されている。この結果、図3で実線で示す
ように、通常、中間アーム33は右斜め下方の第1位置
にあり、第2ストッパー32の関節部が商品棚2の上方
へ突出し、第1ストッパー31の関節部は商品棚2の下
方へ後退している。商品棚2の上方へ突出した第2スト
ッパー32によって、商品列の下端の商品200が支持
され、商品列に属する全ての商品200の落下防止がな
されている。中間アーム33が左斜め上方の第1位置へ
移動すると、図3で一点鎖線で示すように、第2ストッ
パー32の関節部が商品棚2の下方へ後退し、第1スト
ッパー31が商品棚2の上方へ突出する。商品列の最下
端の商品200が第2ストッパー32の支持を失って、
商品棚2の下端から落下する。商品列の最下端から2番
目の商品200は、第1ストッパー31によって支持さ
れ、商品列に属する残余の全ての商品200の商品棚2
からの落下が阻止される。中間アーム33に押片35が
固定されている。
【0010】図4に示すように、エレベータ1は上端が
開放された箱型部材11によって構成されている。箱型
部材11の左右側壁には、前後に互いに間隔を隔てて配
設された複数の商品払出機構3に対峙して、前後方向に
互いに間隔を隔てて、複数の開口11aが形成されてい
る。図5に示すように、エレベータ1は、エレベータ駆
動装置4のスライダ41に固定されている。上下に延在
する2本の案内棒42がスライダ41に挿通され、上下
に延在するネジ棒43がスライダ41に挿通されてスラ
イダ41に螺合している。ネジ棒43の頂部に傘歯車4
4が固定されている。傘歯車44はギヤボックス45内
に配設された減速ギヤに噛合し、減速ギヤはエンコーダ
付きのサーボモータ46に接続されれている。図6に示
すように、エレベータ1とエレベータ駆動装置4とは、
矩形の枠組5内に組付けられている。枠組5の前部縦桁
51に、開口51aが形成されている。図1に示すよう
に、枠組5は、自動販売機の100の左右方向中央部に
組付けられている。自動販売機100の内扉101に
は、枠組5の開口51aに対峙して開口101aが形成
されている。自動販売機100の外扉102には、枠組
5の開口51aに対峙して商品取出口102aが形成さ
れている。内扉101の外面に且つ開口101aの下方
に、商品取出棚103が取り付けられている。
開放された箱型部材11によって構成されている。箱型
部材11の左右側壁には、前後に互いに間隔を隔てて配
設された複数の商品払出機構3に対峙して、前後方向に
互いに間隔を隔てて、複数の開口11aが形成されてい
る。図5に示すように、エレベータ1は、エレベータ駆
動装置4のスライダ41に固定されている。上下に延在
する2本の案内棒42がスライダ41に挿通され、上下
に延在するネジ棒43がスライダ41に挿通されてスラ
イダ41に螺合している。ネジ棒43の頂部に傘歯車4
4が固定されている。傘歯車44はギヤボックス45内
に配設された減速ギヤに噛合し、減速ギヤはエンコーダ
付きのサーボモータ46に接続されれている。図6に示
すように、エレベータ1とエレベータ駆動装置4とは、
矩形の枠組5内に組付けられている。枠組5の前部縦桁
51に、開口51aが形成されている。図1に示すよう
に、枠組5は、自動販売機の100の左右方向中央部に
組付けられている。自動販売機100の内扉101に
は、枠組5の開口51aに対峙して開口101aが形成
されている。自動販売機100の外扉102には、枠組
5の開口51aに対峙して商品取出口102aが形成さ
れている。内扉101の外面に且つ開口101aの下方
に、商品取出棚103が取り付けられている。
【0011】図4に示すように、エレベータ1には、商
品棚2の下縁に平行に前後に延在するベルト式の商品搬
出コンベヤ6が取り付けられている。図4に示すよう
に、エレベータ1には、商品搬送コンベヤ6の左右両側
に配設され、起立位置と商品搬送コンベヤ6側へ倒れた
位置との間でのみ倒起可能な側板7が取り付けられてい
る。側板7は、図示しないバネにより、起立する方向へ
付勢されている。図4に示すように、エレベータ1に
は、商品搬送コンベヤ6の両側に、側板7が商品搬送コ
ンベヤ6側ヘ倒れた時に側板7によって押され、側板7
が商品搬送コンベヤ6側ヘ倒れたことを検出するスイッ
チ8が取り付けられている。
品棚2の下縁に平行に前後に延在するベルト式の商品搬
出コンベヤ6が取り付けられている。図4に示すよう
に、エレベータ1には、商品搬送コンベヤ6の左右両側
に配設され、起立位置と商品搬送コンベヤ6側へ倒れた
位置との間でのみ倒起可能な側板7が取り付けられてい
る。側板7は、図示しないバネにより、起立する方向へ
付勢されている。図4に示すように、エレベータ1に
は、商品搬送コンベヤ6の両側に、側板7が商品搬送コ
ンベヤ6側ヘ倒れた時に側板7によって押され、側板7
が商品搬送コンベヤ6側ヘ倒れたことを検出するスイッ
チ8が取り付けられている。
【0012】エレベータ1には、商品搬送コンベヤ6の
下方に、且つ側壁に形成された複数の開口11aに対峙
して、図7、8に示す、商品払出機構3を駆動するため
の商品払出機構駆動装置9が、商品棚2の下縁に平行の
方向、すなわち前後方向に互いに間隔を隔てて複数個取
り付けられている。商品払出機構駆動装置9は、エンコ
ーダ付きのサーボモータ91と、ギヤボックス92内に
配設された減速ギヤ93と、減速ギヤ93に噛合する駆
動杆94と、駆動杆94の初期位置を検出する光学セン
サ95とを有している。駆動杆94は、図8から分かる
ように、円弧状に湾曲しており、図8で矢印で示すよう
に、回転する減速ギヤ93により、左右に円弧運動をす
る。駆動杆94が図8で実線で示す原点にある時、駆動
杆94の左右両端は同一の高さ位置にあり、駆動杆94
に形成された図示しないスリットを通って、光学センサ
95の発光素子が発する光が光学センサ95の受光素子
へ到達する。駆動杆94が図8で実線で示す原点にない
時、光学センサ95の発光素子が発する光は駆動杆94
によって遮られ光学センサ95の受光素子へ到達しな
い。駆動杆94が原点から左方へ円弧運動をすると、駆
動杆94の左端はエレベータ1の左側壁の開口11aを
通って、エレベータ1の左方へ突出し、駆動杆94が原
点から右方へ円弧運動をすると、駆動杆94の右端はエ
レベータ1の右側壁の開口11aを通って、エレベータ
1の右方へ突出する。駆動杆94の原点からの突出量
は、サーボモータ91が有するエンコーダが発するパル
ス数をカウントすることにより検出される。自動販売機
100が内蔵する図示しない制御装置は、電気消去可能
プログラマブル読出し専用メモリー(EEPROM)を
備えており、EEPROMに、各商品搬出機構3に対す
る駆動杆94の原点からの突出量の設定値が記憶されて
いる。また、自動販売機100は、EEPROMに記憶
した各商品搬出機構3に対する駆動杆94の原点からの
突出量を書き換えるための入力装置を備えている。
下方に、且つ側壁に形成された複数の開口11aに対峙
して、図7、8に示す、商品払出機構3を駆動するため
の商品払出機構駆動装置9が、商品棚2の下縁に平行の
方向、すなわち前後方向に互いに間隔を隔てて複数個取
り付けられている。商品払出機構駆動装置9は、エンコ
ーダ付きのサーボモータ91と、ギヤボックス92内に
配設された減速ギヤ93と、減速ギヤ93に噛合する駆
動杆94と、駆動杆94の初期位置を検出する光学セン
サ95とを有している。駆動杆94は、図8から分かる
ように、円弧状に湾曲しており、図8で矢印で示すよう
に、回転する減速ギヤ93により、左右に円弧運動をす
る。駆動杆94が図8で実線で示す原点にある時、駆動
杆94の左右両端は同一の高さ位置にあり、駆動杆94
に形成された図示しないスリットを通って、光学センサ
95の発光素子が発する光が光学センサ95の受光素子
へ到達する。駆動杆94が図8で実線で示す原点にない
時、光学センサ95の発光素子が発する光は駆動杆94
によって遮られ光学センサ95の受光素子へ到達しな
い。駆動杆94が原点から左方へ円弧運動をすると、駆
動杆94の左端はエレベータ1の左側壁の開口11aを
通って、エレベータ1の左方へ突出し、駆動杆94が原
点から右方へ円弧運動をすると、駆動杆94の右端はエ
レベータ1の右側壁の開口11aを通って、エレベータ
1の右方へ突出する。駆動杆94の原点からの突出量
は、サーボモータ91が有するエンコーダが発するパル
ス数をカウントすることにより検出される。自動販売機
100が内蔵する図示しない制御装置は、電気消去可能
プログラマブル読出し専用メモリー(EEPROM)を
備えており、EEPROMに、各商品搬出機構3に対す
る駆動杆94の原点からの突出量の設定値が記憶されて
いる。また、自動販売機100は、EEPROMに記憶
した各商品搬出機構3に対する駆動杆94の原点からの
突出量を書き換えるための入力装置を備えている。
【0013】本実施例に係る自動販売機100の作動を
以下に説明する。1つの商品列は同一の商品200によ
って構成されている。複数の商品棚2上に、構成商品2
00の異なる複数の商品列が載置されている。ユーザー
は、所望の商品200を選択し、図示しない商品選択ス
イッチを押す。自動販売機100が内蔵する図示しない
制御装置の制御下で、エレベータ駆動装置4のサーボモ
ータ46が回転し、ギヤボックス45内に配設された減
速ギヤを介してネジ棒43が回転し、ネジ棒43に螺合
するスライダ41が、案内棒42に案内されて、初期位
置である最上位置から下方ヘ移動し、スライダ41に固
定されたエレベータ1が、所望の商品200の列が載置
された商品棚2へ接近する。サーボモータ46が停止
し、エレベータ1が所望の商品200の列が載置された
商品棚の下縁に対峙して停止する。エンコーダが発する
パルス数と予め設定された商品棚位置を示すパルス数と
を比較することにより、エレベータ1の停止位置制御が
精度良く行われる。
以下に説明する。1つの商品列は同一の商品200によ
って構成されている。複数の商品棚2上に、構成商品2
00の異なる複数の商品列が載置されている。ユーザー
は、所望の商品200を選択し、図示しない商品選択ス
イッチを押す。自動販売機100が内蔵する図示しない
制御装置の制御下で、エレベータ駆動装置4のサーボモ
ータ46が回転し、ギヤボックス45内に配設された減
速ギヤを介してネジ棒43が回転し、ネジ棒43に螺合
するスライダ41が、案内棒42に案内されて、初期位
置である最上位置から下方ヘ移動し、スライダ41に固
定されたエレベータ1が、所望の商品200の列が載置
された商品棚2へ接近する。サーボモータ46が停止
し、エレベータ1が所望の商品200の列が載置された
商品棚の下縁に対峙して停止する。エンコーダが発する
パルス数と予め設定された商品棚位置を示すパルス数と
を比較することにより、エレベータ1の停止位置制御が
精度良く行われる。
【0014】所望の商品200によって構成される商品
列に対峙する商品払出機構駆動装置9が作動する。商品
払出機構駆動装置9の作動と、該作動に伴う商品払出機
構3の作動とを、図10、11のフローチャートを参照
しつつ詳述する。自動販売機100が内蔵する図示しな
い制御装置は、内蔵する駆動杆94の突出量をカウント
するためのカウンタをリセットする(図10、M0
1)。前記制御装置は、商品払出機構駆動装置9のサー
ボモータ91を回転駆動する。減速ギヤ93が回転し、
減速ギヤ93に噛合する駆動杆94が、図8で実線で示
す原点から、所望の商品200によって構成された商品
列が載置された商品棚2へ向かって、左右何れかの方向
ヘ円弧運動する(図10、M02)。前記制御装置は、
光学センサ95からの信号により、駆動杆94が原点か
ら移動したことを検知すると(図10、M03)、サー
ボモータ91が有するエンコーダが発するパルス数のカ
ウント、ひいては駆動杆94の原点からの突出量の検
出、を開始する(図10、M04)。
列に対峙する商品払出機構駆動装置9が作動する。商品
払出機構駆動装置9の作動と、該作動に伴う商品払出機
構3の作動とを、図10、11のフローチャートを参照
しつつ詳述する。自動販売機100が内蔵する図示しな
い制御装置は、内蔵する駆動杆94の突出量をカウント
するためのカウンタをリセットする(図10、M0
1)。前記制御装置は、商品払出機構駆動装置9のサー
ボモータ91を回転駆動する。減速ギヤ93が回転し、
減速ギヤ93に噛合する駆動杆94が、図8で実線で示
す原点から、所望の商品200によって構成された商品
列が載置された商品棚2へ向かって、左右何れかの方向
ヘ円弧運動する(図10、M02)。前記制御装置は、
光学センサ95からの信号により、駆動杆94が原点か
ら移動したことを検知すると(図10、M03)、サー
ボモータ91が有するエンコーダが発するパルス数のカ
ウント、ひいては駆動杆94の原点からの突出量の検
出、を開始する(図10、M04)。
【0015】駆動杆94の左右何れかの端部が、エレベ
ータ1の側壁に形成された開口11aを通って、所望の
商品200によって構成される商品列が載置された商品
棚2へ向かって突出する。所望の商品200によって構
成される商品列が左側の商品棚2上に載置されている場
合には、駆動杆94の左端がエレベータ1の左側壁に形
成された開口11aを通って左方へ突出し、所望の商品
200によって構成される商品列が右側の商品棚2上に
載置されている場合には、駆動杆94の右端がエレベー
タ1の右側壁に形成された開口11aを通って右方へ突
出する。駆動杆94の突出した端部は、上下に隣接する
商品棚2間の隙間へ侵入し、所望の商品列の直下に配設
された商品払出機構3の押片35に当接して押片35を
斜め上方へ押し上げる。円弧状の駆動杆94が円弧運動
をするので、駆動杆94の突出した端部は、上下に隣接
する商品棚2間の傾斜した隙間内を該傾斜に略沿って移
動する。この結果、上下に隣接する商品棚2間の隙間が
狭く、所望の商品列が載置された商品棚2の下面と該商
品棚の直下の商品棚2上に載置された商品200の頂部
との間の隙間が狭い場合でも、駆動杆94の突出端部
は、該狭い傾斜した隙間内を下方の商品200と干渉す
ることなく移動できる。駆動杆94の端部が押片35を
斜め上方へ押し上げた結果、商品払出機構3の中間アー
ム33が斜め下方の第1位置から斜め上方の第2位置ヘ
移動する。
ータ1の側壁に形成された開口11aを通って、所望の
商品200によって構成される商品列が載置された商品
棚2へ向かって突出する。所望の商品200によって構
成される商品列が左側の商品棚2上に載置されている場
合には、駆動杆94の左端がエレベータ1の左側壁に形
成された開口11aを通って左方へ突出し、所望の商品
200によって構成される商品列が右側の商品棚2上に
載置されている場合には、駆動杆94の右端がエレベー
タ1の右側壁に形成された開口11aを通って右方へ突
出する。駆動杆94の突出した端部は、上下に隣接する
商品棚2間の隙間へ侵入し、所望の商品列の直下に配設
された商品払出機構3の押片35に当接して押片35を
斜め上方へ押し上げる。円弧状の駆動杆94が円弧運動
をするので、駆動杆94の突出した端部は、上下に隣接
する商品棚2間の傾斜した隙間内を該傾斜に略沿って移
動する。この結果、上下に隣接する商品棚2間の隙間が
狭く、所望の商品列が載置された商品棚2の下面と該商
品棚の直下の商品棚2上に載置された商品200の頂部
との間の隙間が狭い場合でも、駆動杆94の突出端部
は、該狭い傾斜した隙間内を下方の商品200と干渉す
ることなく移動できる。駆動杆94の端部が押片35を
斜め上方へ押し上げた結果、商品払出機構3の中間アー
ム33が斜め下方の第1位置から斜め上方の第2位置ヘ
移動する。
【0016】前記制御装置は、サーボモータ91が有す
るエンコーダが発するパルス数が、EEPROMに予め
記憶された、所望の商品200によって構成される商品
列の商品払出機構3に対する駆動杆94の原点からの突
出量の設定値に対応する目標パルス数に達した時点で、
すなわち所望の商品200によって構成される商品列の
商品払出機構3の中間アーム33が斜め上方の第2位置
ヘ到達した時点で、サーボモータ91を停止させる(図
10、M05、M06)。これにより、商品払出しのた
めの、商品払出機構駆動装置9の駆動杆押し出し作動が
終了する。商品払出機構3の第2ストッパー32の関節
部が商品棚2の下方へ後退し、第1ストッパー31が商
品棚2の上方へ突出する。所望の商品列の最下端の商品
200が第2ストッパー32の支持を失って、商品棚2
の下端からエレベータ1内へ落下する。所望の商品列の
最下端から2番目の商品200は、第1ストッパー31
によって支持される。この結果、所望の商品列に属する
他の全ての商品200の商品棚2からの落下が阻止され
る。
るエンコーダが発するパルス数が、EEPROMに予め
記憶された、所望の商品200によって構成される商品
列の商品払出機構3に対する駆動杆94の原点からの突
出量の設定値に対応する目標パルス数に達した時点で、
すなわち所望の商品200によって構成される商品列の
商品払出機構3の中間アーム33が斜め上方の第2位置
ヘ到達した時点で、サーボモータ91を停止させる(図
10、M05、M06)。これにより、商品払出しのた
めの、商品払出機構駆動装置9の駆動杆押し出し作動が
終了する。商品払出機構3の第2ストッパー32の関節
部が商品棚2の下方へ後退し、第1ストッパー31が商
品棚2の上方へ突出する。所望の商品列の最下端の商品
200が第2ストッパー32の支持を失って、商品棚2
の下端からエレベータ1内へ落下する。所望の商品列の
最下端から2番目の商品200は、第1ストッパー31
によって支持される。この結果、所望の商品列に属する
他の全ての商品200の商品棚2からの落下が阻止され
る。
【0017】所望の商品列の最下端の商品200が商品
棚2の下端からエレベータ1内へ落下する際に、エレベ
ータ1の側板7を商品搬送コンベヤ6側ヘ押し倒す。押
し倒された側板7によってスイッチ8が押され、側板7
が倒れたこと、ひいては所望の商品200が商品棚2か
らエレベータ1へ搬出されたことが検出される。倒れた
側板7は商品200がエレベータ1内へ移動した後、図
示しないバネの付勢力により起立する。押し倒された側
板7に対峙する起立した側板7により、商品200がエ
レベータ1を乗り越えて反対側ヘ落下する事態の発生が
防止される。
棚2の下端からエレベータ1内へ落下する際に、エレベ
ータ1の側板7を商品搬送コンベヤ6側ヘ押し倒す。押
し倒された側板7によってスイッチ8が押され、側板7
が倒れたこと、ひいては所望の商品200が商品棚2か
らエレベータ1へ搬出されたことが検出される。倒れた
側板7は商品200がエレベータ1内へ移動した後、図
示しないバネの付勢力により起立する。押し倒された側
板7に対峙する起立した側板7により、商品200がエ
レベータ1を乗り越えて反対側ヘ落下する事態の発生が
防止される。
【0018】自動販売機100の図示しない制御装置
は、スイッチ8からの信号により、所望の商品200が
商品棚2からエレベータ1へ搬出されたことを検知した
後、サーボモータ91を逆回転させる(図11、M1
1)。駆動杆94が原点ヘ向かって後退する。前記制御
装置は、光学センサ95からの信号に基づいて駆動杆9
4が原点に戻ったことを検知すると(図11、M1
2)、サーボモータ91を停止させる(図11、M1
3)。これにより、商品払出し後の、商品払出機構駆動
装置9の駆動杆復帰作動が終了する。円弧状に湾曲した
駆動杆94が円弧運動するので、単一の駆動杆94によ
り、エレベータ1の両側の押片35を斜め上方へ押し上
げることができ、エレベータ1の両側の商品棚2の商品
払出機構3を作動させることができる。
は、スイッチ8からの信号により、所望の商品200が
商品棚2からエレベータ1へ搬出されたことを検知した
後、サーボモータ91を逆回転させる(図11、M1
1)。駆動杆94が原点ヘ向かって後退する。前記制御
装置は、光学センサ95からの信号に基づいて駆動杆9
4が原点に戻ったことを検知すると(図11、M1
2)、サーボモータ91を停止させる(図11、M1
3)。これにより、商品払出し後の、商品払出機構駆動
装置9の駆動杆復帰作動が終了する。円弧状に湾曲した
駆動杆94が円弧運動するので、単一の駆動杆94によ
り、エレベータ1の両側の押片35を斜め上方へ押し上
げることができ、エレベータ1の両側の商品棚2の商品
払出機構3を作動させることができる。
【0019】所望の商品200が商品棚2からエレベー
タ1へ搬出された後、エレベータ1が上下ヘ移動して、
枠組5の開口51aの高さ位置へ到達する。エレベータ
1は枠組5内に組付けられているので、十分な強度を有
しており、安定して作動する。エレベータ1の移動中、
起立した側板7により商品200のエレベータ1からの
落下が防止される。商品搬送コンベヤ6が作動を開始
し、商品200が開口51aヘ向かって搬送される。図
9に示すように、商品200は開口51a、開口101
aを通り、開口101aの前方下方に配設された商品取
出棚103上ヘ落下し、商品取出口102aを介して自
動販売機100から取り出される。
タ1へ搬出された後、エレベータ1が上下ヘ移動して、
枠組5の開口51aの高さ位置へ到達する。エレベータ
1は枠組5内に組付けられているので、十分な強度を有
しており、安定して作動する。エレベータ1の移動中、
起立した側板7により商品200のエレベータ1からの
落下が防止される。商品搬送コンベヤ6が作動を開始
し、商品200が開口51aヘ向かって搬送される。図
9に示すように、商品200は開口51a、開口101
aを通り、開口101aの前方下方に配設された商品取
出棚103上ヘ落下し、商品取出口102aを介して自
動販売機100から取り出される。
【0020】上記説明から分かるごとく、本実施例に係
る自動販売機100においては、図示しない制御装置が
商品払出機構駆動装置9の駆動杆94の原点からの突出
量を検出しつつ、EEPROMに予め記憶された駆動杆
94の原点からの突出量の設定値に基づいて、該突出量
を制御するので、駆動杆94の原点からの突出量が正確
に適正値に制御され、ひいては商品払出装置3の押片3
5の移動量が正確に適正値に制御される。この結果、商
品払出機構3の中間アーム33は正確に斜め上方の第2
位置ヘ到達し、確実に商品200の払出しが行われる。
また押片35の移動量が過大となって押片35、ひいて
は商品払出機構3が破損する事態の発生が防止される。
本実施例に係る自動販売機100においては、図示しな
い制御装置が備えるEEPROMに、各商品搬出機構3
に対する駆動杆94の原点からの突出量の設定値が記憶
されており、前記制御装置は、各商品払出機構3に対し
て個別に駆動杆94の突出量を制御するので、構造寸法
が異なり中間アーム33の第1位置から第2位置への移
動距離の異なる複数種類の商品払出機構3が配設されて
いる場合でも、各商品払出機構3に対して、商品払出機
構駆動装置9の駆動杆94を適正量突出させることがで
き、ひいては商品払出機構3の中間アーム33を正確に
第2位置へ到達させて確実に商品200を払出すことが
できる。本実施例に係る自動販売機100は、EEPR
OMに記憶した各商品搬出機構3に対する駆動杆94の
原点からの突出量を書き換えるための入力装置を備えて
いるので、既存の商品払出機構3を、構造寸法が異なり
中間アーム33の第1位置から第2位置への移動距離が
異なる新規の商品払出機構3に取り替えた場合でも、前
記入力装置を使用してEEPROMに記憶した取り替え
られた商品搬出機構3に対する駆動杆94の原点からの
突出量を、新規の商品払出機構3に対応する値に書き換
えることにより、新規の商品払出機構3に対して商品払
出機構駆動装置9の駆動杆94の突出量を適正値とする
ことができる。
る自動販売機100においては、図示しない制御装置が
商品払出機構駆動装置9の駆動杆94の原点からの突出
量を検出しつつ、EEPROMに予め記憶された駆動杆
94の原点からの突出量の設定値に基づいて、該突出量
を制御するので、駆動杆94の原点からの突出量が正確
に適正値に制御され、ひいては商品払出装置3の押片3
5の移動量が正確に適正値に制御される。この結果、商
品払出機構3の中間アーム33は正確に斜め上方の第2
位置ヘ到達し、確実に商品200の払出しが行われる。
また押片35の移動量が過大となって押片35、ひいて
は商品払出機構3が破損する事態の発生が防止される。
本実施例に係る自動販売機100においては、図示しな
い制御装置が備えるEEPROMに、各商品搬出機構3
に対する駆動杆94の原点からの突出量の設定値が記憶
されており、前記制御装置は、各商品払出機構3に対し
て個別に駆動杆94の突出量を制御するので、構造寸法
が異なり中間アーム33の第1位置から第2位置への移
動距離の異なる複数種類の商品払出機構3が配設されて
いる場合でも、各商品払出機構3に対して、商品払出機
構駆動装置9の駆動杆94を適正量突出させることがで
き、ひいては商品払出機構3の中間アーム33を正確に
第2位置へ到達させて確実に商品200を払出すことが
できる。本実施例に係る自動販売機100は、EEPR
OMに記憶した各商品搬出機構3に対する駆動杆94の
原点からの突出量を書き換えるための入力装置を備えて
いるので、既存の商品払出機構3を、構造寸法が異なり
中間アーム33の第1位置から第2位置への移動距離が
異なる新規の商品払出機構3に取り替えた場合でも、前
記入力装置を使用してEEPROMに記憶した取り替え
られた商品搬出機構3に対する駆動杆94の原点からの
突出量を、新規の商品払出機構3に対応する値に書き換
えることにより、新規の商品払出機構3に対して商品払
出機構駆動装置9の駆動杆94の突出量を適正値とする
ことができる。
【0021】以上本発明の実施例を説明したが、本発明
は上記実施例に限定されない。自動販売機100の図示
しない制御装置が備えるEEPROMを、バッテリーで
バックアップされたRAMやフラッシュメモリ等の記憶
装置に置き換えても良い。EEPROMに記憶した各商
品搬出機構3に対する駆動杆94の原点からの突出量を
書き換えるための入力装置は、自動販売機100に取り
付けられた固定式の装置でも良く、あるいはリモコン式
の装置でも良い。シーソー方式の商品払出機構3に代え
て、実開平1−147483に開示されている揺動可能
な扇型の商品払出機構や、腰折れリンク式の商品払出機
構等の公知の商品払出機構を用いても良い。
は上記実施例に限定されない。自動販売機100の図示
しない制御装置が備えるEEPROMを、バッテリーで
バックアップされたRAMやフラッシュメモリ等の記憶
装置に置き換えても良い。EEPROMに記憶した各商
品搬出機構3に対する駆動杆94の原点からの突出量を
書き換えるための入力装置は、自動販売機100に取り
付けられた固定式の装置でも良く、あるいはリモコン式
の装置でも良い。シーソー方式の商品払出機構3に代え
て、実開平1−147483に開示されている揺動可能
な扇型の商品払出機構や、腰折れリンク式の商品払出機
構等の公知の商品払出機構を用いても良い。
【0022】
【発明の効果】以上説明したごとく、本発明に係る自動
販売機においては、駆動杆突出量制御装置が商品払出機
構駆動装置の駆動杆の突出量を検出しつつ、該突出量を
制御するので、駆動杆の突出量は正確に適正値に制御さ
れる。円弧状に湾曲した駆動杆が円弧運動するので、単
一の駆動杆により、エレベータの両側の商品棚の商品払
出機構を作動させることができる。前記制御装置が、各
商品払出機構に対して個別に駆動杆の突出量を制御する
場合には、構造寸法の異なる複数種類の商品払出機構が
配設されている場合でも、各商品払出機構に対して、商
品払出機構駆動装置の駆動杆を適正量突出させることが
できる。自動販売機が各商品払出機構に対する駆動杆の
個別の突出量を変更する突出量変更装置を備える場合に
は、既存の商品払出機構を構造寸法の異なる新規の商品
払出機構に取り替えた場合でも、突出量変更装置を使用
して取り替えられた商品払出機構に対する駆動杆の突出
量を新規の商品払出機構に対応する値に変更することに
より、新規の商品払出機構に対して駆動杆の突出量を適
正値とすることができる。
販売機においては、駆動杆突出量制御装置が商品払出機
構駆動装置の駆動杆の突出量を検出しつつ、該突出量を
制御するので、駆動杆の突出量は正確に適正値に制御さ
れる。円弧状に湾曲した駆動杆が円弧運動するので、単
一の駆動杆により、エレベータの両側の商品棚の商品払
出機構を作動させることができる。前記制御装置が、各
商品払出機構に対して個別に駆動杆の突出量を制御する
場合には、構造寸法の異なる複数種類の商品払出機構が
配設されている場合でも、各商品払出機構に対して、商
品払出機構駆動装置の駆動杆を適正量突出させることが
できる。自動販売機が各商品払出機構に対する駆動杆の
個別の突出量を変更する突出量変更装置を備える場合に
は、既存の商品払出機構を構造寸法の異なる新規の商品
払出機構に取り替えた場合でも、突出量変更装置を使用
して取り替えられた商品払出機構に対する駆動杆の突出
量を新規の商品払出機構に対応する値に変更することに
より、新規の商品払出機構に対して駆動杆の突出量を適
正値とすることができる。
【図1】本発明の実施例に係る自動販売機の内部構造の
正面図である。
正面図である。
【図2】図1の部分拡大図である。
【図3】本発明の実施例に係る自動販売機が備える商品
払出機構の正面図である。
払出機構の正面図である。
【図4】本発明の実施例に係る自動販売機が備えるエレ
ベータの斜視図である。
ベータの斜視図である。
【図5】本発明の実施例に係る自動販売機が備えるエレ
ベータ駆動装置の斜視図である。
ベータ駆動装置の斜視図である。
【図6】図4のエレベータと図5のエレベータ駆動装置
とが枠組内に組付けられた状態を示す斜視図である。
とが枠組内に組付けられた状態を示す斜視図である。
【図7】本発明の実施例に係る自動販売機が備える商品
払出機構を駆動する商品払出機構駆動装置の斜視図であ
る。
払出機構を駆動する商品払出機構駆動装置の斜視図であ
る。
【図8】図7の矢印a−aに沿った断面図である。
【図9】本発明の実施例に係る自動販売機の作動を示す
図である。
図である。
【図10】商品払出機構駆動装置の制御のフローチャー
トである。
トである。
【図11】商品払出機構駆動装置の制御のフローチャー
トである。
トである。
1 エレベータ 2 商品棚 3 商品払出機構 4 エレベータ駆動装置 5 枠組 6 商品搬送コンベヤ 7 側板 8 スイッチ 9 商品払出機構駆動装置 100 自動販売機 102 商品取出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07F 11/00 - 11/72
Claims (3)
- 【請求項1】 上下に移動するエレベータと、エレベー
タの側方で上下方向に互いに間隔を隔てて積層され、エ
レベータへ向かって下方へ傾斜した複数の商品棚と、各
商品棚に取り付けられた商品払出機構と、エレベータに
取り付けられた商品払出機構駆動装置とを備え、商品払
出機構駆動装置はモータで駆動されてエレベータの側方
へ突出後退する駆動杆を有し、商品払出機構は商品払出
機構駆動装置の駆動杆と係合する係合部を有し、エレベ
ータの側方へ突出した前記駆動杆が商品払出機構の係合
部を駆動して商品払出機構を作動させ商品棚上の商品を
払い出すように構成された自動販売機において、駆動杆
突出量検出手段を有する駆動杆突出量制御装置を備え、
駆動杆は円弧状に湾曲しており円弧運動をすることを特
徴とする自動販売機。 - 【請求項2】 前記制御装置は、各商品払出機構に対し
て個別に駆動杆の突出量を制御することを特徴とする請
求項1に記載の自動販売機。 - 【請求項3】 各商品払出機構に対する駆動杆の個別の
突出量を変更する突出量変更装置を備えることを特徴と
する請求項1又は2に記載の自動販売機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00748597A JP3192984B2 (ja) | 1997-01-20 | 1997-01-20 | 自動販売機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00748597A JP3192984B2 (ja) | 1997-01-20 | 1997-01-20 | 自動販売機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10208137A JPH10208137A (ja) | 1998-08-07 |
JP3192984B2 true JP3192984B2 (ja) | 2001-07-30 |
Family
ID=11667079
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP00748597A Expired - Fee Related JP3192984B2 (ja) | 1997-01-20 | 1997-01-20 | 自動販売機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3192984B2 (ja) |
-
1997
- 1997-01-20 JP JP00748597A patent/JP3192984B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10208137A (ja) | 1998-08-07 |
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