JP3182948B2 - エンジンの吸気装置 - Google Patents
エンジンの吸気装置Info
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/16—Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
- F02B75/18—Multi-cylinder engines
- F02B75/22—Multi-cylinder engines with cylinders in V, fan, or star arrangement
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はエンジンの吸気装置に
係り、特に吸気マニホルドをシリンダヘッドカバーと一
体的に形成するとともに、シリンダヘッドへのシリンダ
ヘッドカバー取付面とシリンダヘッドへの吸気マニホル
ド取付面とを同一平面としたエンジンの吸気装置に関す
る。
係り、特に吸気マニホルドをシリンダヘッドカバーと一
体的に形成するとともに、シリンダヘッドへのシリンダ
ヘッドカバー取付面とシリンダヘッドへの吸気マニホル
ド取付面とを同一平面としたエンジンの吸気装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】車両に搭載されるエンジンには、シリン
ダバンクを直列状態に配列したエンジンや、一側及び他
側の各第1、第2シリンダバンクを対向して配列したエ
ンジン、また第1、第2シリンダバンクをV字形状に配
列したエンジン等がある。
ダバンクを直列状態に配列したエンジンや、一側及び他
側の各第1、第2シリンダバンクを対向して配列したエ
ンジン、また第1、第2シリンダバンクをV字形状に配
列したエンジン等がある。
【0003】各側シリンダバンクをV字形状に配列した
エンジンは、略V字形状のシリンダブロックに夫々第
1、第2シリンダヘッドを載置し、これら第1、第2シ
リンダヘッドに夫々第1、第2シリンダヘッドカバーを
載置して第1、第2シリンダバンクをV字形状に配列し
ている。
エンジンは、略V字形状のシリンダブロックに夫々第
1、第2シリンダヘッドを載置し、これら第1、第2シ
リンダヘッドに夫々第1、第2シリンダヘッドカバーを
載置して第1、第2シリンダバンクをV字形状に配列し
ている。
【0004】前記エンジンの吸気装置としては、実開昭
57−75158号公報に開示されるものがある。この
公報に開示されるサージタンクの取付構造は、電子制御
式燃料噴射装置付エンジンのサージタンクをシリンダヘ
ッドカバーに取付ける構造において、サージタンクの一
壁面がシリンダヘッドカバーの一壁面を形成するように
サージタンクとシリンダヘッドとを一体化構造としてい
る。
57−75158号公報に開示されるものがある。この
公報に開示されるサージタンクの取付構造は、電子制御
式燃料噴射装置付エンジンのサージタンクをシリンダヘ
ッドカバーに取付ける構造において、サージタンクの一
壁面がシリンダヘッドカバーの一壁面を形成するように
サージタンクとシリンダヘッドとを一体化構造としてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のエン
ジン、例えばV型のエンジンの吸気装置においては、図
4及び図5に示す如く、エンジン102は、略V字形状
のシリンダブロック104に夫々第1、第2シリンダヘ
ッド106A、106Bを載置し、第1シリンダヘッド
106Aに第1シリンダヘッドカバー108Aを載置す
るとともに、第2シリンダヘッド106Bに第2シリン
ダヘッドカバー108Bを載置し、第1、第2シリンダ
バンク110A、110BをV字形状に配列している。
ジン、例えばV型のエンジンの吸気装置においては、図
4及び図5に示す如く、エンジン102は、略V字形状
のシリンダブロック104に夫々第1、第2シリンダヘ
ッド106A、106Bを載置し、第1シリンダヘッド
106Aに第1シリンダヘッドカバー108Aを載置す
るとともに、第2シリンダヘッド106Bに第2シリン
ダヘッドカバー108Bを載置し、第1、第2シリンダ
バンク110A、110BをV字形状に配列している。
【0006】ここで、前記エンジン102の第1シリン
ダヘッド106Aと第2シリンダヘッド106Bとにお
いて、吸気系及び排気系が略対称に形成されているの
で、第1シリンダヘッド106A側のみを説明し、第2
シリンダヘッド106B側の説明は省略するが、図面に
は記載する。
ダヘッド106Aと第2シリンダヘッド106Bとにお
いて、吸気系及び排気系が略対称に形成されているの
で、第1シリンダヘッド106A側のみを説明し、第2
シリンダヘッド106B側の説明は省略するが、図面に
は記載する。
【0007】第1シリンダヘッド106Aの外側(図4
及び図5において右側)に第1吸気ポート118Aが形
成されているとともに、この第1吸気ポート118Aに
第1吸気マニホルド120Aの下流側端部が連絡し、第
1シリンダヘッド106Aの内側(図4及び図5におい
て左側)には第1排気ポート122Aが形成されている
とともに、第1排気ポート122Aに第1排気マニホル
ド124Aの上流側端部が連絡している。
及び図5において右側)に第1吸気ポート118Aが形
成されているとともに、この第1吸気ポート118Aに
第1吸気マニホルド120Aの下流側端部が連絡し、第
1シリンダヘッド106Aの内側(図4及び図5におい
て左側)には第1排気ポート122Aが形成されている
とともに、第1排気ポート122Aに第1排気マニホル
ド124Aの上流側端部が連絡している。
【0008】また、前記エンジン102の図示しない燃
焼室に適正な燃料量を供給すべく第1吸気ポート118
A内に燃料を噴射する第1インジェクタ126Aを、前
記第1シリンダヘッド106Aの外側部位に装着させ、
この第1インジェクタ126Aに連絡する第1デリバリ
パイプ128Aを前記第1吸気マニホルド120Aに固
定している。
焼室に適正な燃料量を供給すべく第1吸気ポート118
A内に燃料を噴射する第1インジェクタ126Aを、前
記第1シリンダヘッド106Aの外側部位に装着させ、
この第1インジェクタ126Aに連絡する第1デリバリ
パイプ128Aを前記第1吸気マニホルド120Aに固
定している。
【0009】そして、第1吸気マニホルド120Aの第
1サージタンク130Aが第1シリンダヘッド106A
上部に位置することとなる。
1サージタンク130Aが第1シリンダヘッド106A
上部に位置することとなる。
【0010】しかし、図4から明らかな如く、前記エン
ジン102の幅Wp及び高さHpが大であり、車両にエ
ンジンを搭載すると、エンジンルームの配設スペースが
大となり、実用上不利であるという不都合がある。
ジン102の幅Wp及び高さHpが大であり、車両にエ
ンジンを搭載すると、エンジンルームの配設スペースが
大となり、実用上不利であるという不都合がある。
【0011】また、図4及び図5に示す如く、前記第1
シリンダヘッド106Aに第1吸気マニホルド120A
を装着した際に、第1サージタンク130Aが第1シリ
ンダヘッドカバー108A上部に位置、つまり第1吸気
マニホルド120Aの取付面S2から大きくオーバリン
グしており、エンジン振動の発生時には、第1サージタ
ンク130Aが大きく揺動し、取付面S2のシール性が
損なわれ、シールの信頼性が低下するという不都合があ
る。
シリンダヘッド106Aに第1吸気マニホルド120A
を装着した際に、第1サージタンク130Aが第1シリ
ンダヘッドカバー108A上部に位置、つまり第1吸気
マニホルド120Aの取付面S2から大きくオーバリン
グしており、エンジン振動の発生時には、第1サージタ
ンク130Aが大きく揺動し、取付面S2のシール性が
損なわれ、シールの信頼性が低下するという不都合があ
る。
【0012】更に、上述の第1サージタンク130Aの
揺動を防止すべく、図5に示す如く、第1シリンダヘッ
ドカバー108A上部のボス140Aに第1サージタン
ク130Aのボス142Aを固定ボルト144Aにて固
定することは可能であるが、第1吸気マニホルド120
Aの取付面S2とボスによる固定部位との精度確保が困
難となるとともに、部品点数が増加して重量が大とな
り、実用上不利であるという不都合がある。
揺動を防止すべく、図5に示す如く、第1シリンダヘッ
ドカバー108A上部のボス140Aに第1サージタン
ク130Aのボス142Aを固定ボルト144Aにて固
定することは可能であるが、第1吸気マニホルド120
Aの取付面S2とボスによる固定部位との精度確保が困
難となるとともに、部品点数が増加して重量が大とな
り、実用上不利であるという不都合がある。
【0013】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述不都合を除去するために、シリンダブロック上部にシ
リンダヘッドを載置するとともにこのシリンダヘッドに
シリンダヘッドカバーと吸気マニホルドとを夫々装着
し、シリンダヘッドカバー上部に吸気マニホルドのサー
ジタンクを位置させたエンジンの吸気装置において、前
記吸気マニホルドをシリンダヘッドカバーと一体的に形
成し、前記吸気マニホルドの前記シリンダヘッドカバー
側にシリンダヘッドカバーの内部空間と前記吸気マニホ
ルドの内部空間を区画する内壁を設け、前記吸気マニホ
ルドに対し前記シリンダヘッドカバーと反対側の前記吸
気マニホルドの外壁に前記エンジンに燃料を供給するデ
リバリパイプの固定部を設け、前記シリンダヘッドの外
側部位に燃料噴射弁を装着し、前記シリンダヘッドへの
シリンダヘッドカバー取付面とシリンダヘッドへの吸気
マニホルド取付面とを同一平面上に位置させる構成とし
たことを特徴とする。
述不都合を除去するために、シリンダブロック上部にシ
リンダヘッドを載置するとともにこのシリンダヘッドに
シリンダヘッドカバーと吸気マニホルドとを夫々装着
し、シリンダヘッドカバー上部に吸気マニホルドのサー
ジタンクを位置させたエンジンの吸気装置において、前
記吸気マニホルドをシリンダヘッドカバーと一体的に形
成し、前記吸気マニホルドの前記シリンダヘッドカバー
側にシリンダヘッドカバーの内部空間と前記吸気マニホ
ルドの内部空間を区画する内壁を設け、前記吸気マニホ
ルドに対し前記シリンダヘッドカバーと反対側の前記吸
気マニホルドの外壁に前記エンジンに燃料を供給するデ
リバリパイプの固定部を設け、前記シリンダヘッドの外
側部位に燃料噴射弁を装着し、前記シリンダヘッドへの
シリンダヘッドカバー取付面とシリンダヘッドへの吸気
マニホルド取付面とを同一平面上に位置させる構成とし
たことを特徴とする。
【0014】
【作用】上述の如く発明したことにより、エンジンの組
立時に、シリンダヘッドにシリンダヘッドカバーと吸気
マニホルドとを装着する際には、シリンダヘッドカバー
と吸気マニホルドとを一体的に形成し、吸気マニホルド
のシリンダヘッドカバー側にシリンダヘッドカバーの内
部空間と吸気マニホルドの内部空間を内壁によって区画
するとともに、吸気マニホルドに対しシリンダヘッドカ
バーと反対側の吸気マニホルドの外壁に設けた固定部に
エンジンに燃料を供給するデリバリパイプを取り付け、
シリンダヘッドの外側部位に燃料噴射弁を装着し、同一
平面上に取付面が夫々位置することによって取付作業を
容易としている。
立時に、シリンダヘッドにシリンダヘッドカバーと吸気
マニホルドとを装着する際には、シリンダヘッドカバー
と吸気マニホルドとを一体的に形成し、吸気マニホルド
のシリンダヘッドカバー側にシリンダヘッドカバーの内
部空間と吸気マニホルドの内部空間を内壁によって区画
するとともに、吸気マニホルドに対しシリンダヘッドカ
バーと反対側の吸気マニホルドの外壁に設けた固定部に
エンジンに燃料を供給するデリバリパイプを取り付け、
シリンダヘッドの外側部位に燃料噴射弁を装着し、同一
平面上に取付面が夫々位置することによって取付作業を
容易としている。
【0015】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
に説明する。
に説明する。
【0016】図1〜図3はこの発明の実施例を示すもの
である。図2において、2はエンジン、4はシリンダブ
ロック、6A、6Bは第1、第2シリンダヘッド、8
A、8Bは第1、第2シリンダヘッドカバー、10A、
10Bは第1、第2シリンダバンク、12はオイルパン
である。
である。図2において、2はエンジン、4はシリンダブ
ロック、6A、6Bは第1、第2シリンダヘッド、8
A、8Bは第1、第2シリンダヘッドカバー、10A、
10Bは第1、第2シリンダバンク、12はオイルパン
である。
【0017】前記エンジン2は、略V字形状のシリンダ
ブロック4に夫々第1、第2シリンダヘッド6A、6B
を載置し、第1シリンダヘッド6Aに第1シリンダヘッ
ドカバー8Aを載置するとともに、第2シリンダヘッド
6Bに第2シリンダヘッドカバー8Bを載置し、第1、
第2シリンダバンク10A、10BをV字形状に配列し
ている。
ブロック4に夫々第1、第2シリンダヘッド6A、6B
を載置し、第1シリンダヘッド6Aに第1シリンダヘッ
ドカバー8Aを載置するとともに、第2シリンダヘッド
6Bに第2シリンダヘッドカバー8Bを載置し、第1、
第2シリンダバンク10A、10BをV字形状に配列し
ている。
【0018】また、前記エンジン2は、シリンダブロッ
ク4の下部にベアリングキャップ14を取付けてクラン
ク軸16を軸支し、このベアリングキャップ14の下部
に前記オイルパン12を取付けている。
ク4の下部にベアリングキャップ14を取付けてクラン
ク軸16を軸支し、このベアリングキャップ14の下部
に前記オイルパン12を取付けている。
【0019】前記エンジン2の第1シリンダヘッド6A
と第2シリンダヘッド6Bとにおいて、吸気系及び排気
系が略対称に形成されているので、第1シリンダヘッド
6A側のみを説明し、第2シリンダヘッド6B側の説明
は省略するが、図面には記載する。
と第2シリンダヘッド6Bとにおいて、吸気系及び排気
系が略対称に形成されているので、第1シリンダヘッド
6A側のみを説明し、第2シリンダヘッド6B側の説明
は省略するが、図面には記載する。
【0020】第1シリンダヘッド6Aの外側(図1及び
図2において右側)に第1吸気ポート18Aを形成する
とともに、この第1吸気ポート18Aに第1吸気マニホ
ルド20Aの下流側端部を連絡して設け、第1シリンダ
ヘッド6Aの内側(図1及び図2において左側)には第
1排気ポート22Aを形成するとともに、第1排気ポー
ト22Aに第1排気マニホルド24Aの上流側端部を連
絡して設ける。
図2において右側)に第1吸気ポート18Aを形成する
とともに、この第1吸気ポート18Aに第1吸気マニホ
ルド20Aの下流側端部を連絡して設け、第1シリンダ
ヘッド6Aの内側(図1及び図2において左側)には第
1排気ポート22Aを形成するとともに、第1排気ポー
ト22Aに第1排気マニホルド24Aの上流側端部を連
絡して設ける。
【0021】また、前記エンジン2の図示しない燃焼室
に適正な燃料量を供給すべく第1吸気ポート18A内に
燃料を噴射する燃料噴射弁である第1インジェクタ26
Aを、前記第1シリンダヘッド6Aの外側部位に装着
し、この第1インジェクタ26Aに連絡する第1デリバ
リパイプ28Aを前記第1吸気マニホルド20Aに固定
する。
に適正な燃料量を供給すべく第1吸気ポート18A内に
燃料を噴射する燃料噴射弁である第1インジェクタ26
Aを、前記第1シリンダヘッド6Aの外側部位に装着
し、この第1インジェクタ26Aに連絡する第1デリバ
リパイプ28Aを前記第1吸気マニホルド20Aに固定
する。
【0022】このとき、前記第1吸気マニホルド20A
を第1シリンダヘッドカバー8Aと一体的に形成し、前
記第1吸気マニホルド20Aの第1シリンダヘッドカバ
ー8A側に第1シリンダヘッドカバー8Aの内部空間8
AMと前記第1吸気マニホルド20Aの内部空間20A
Mを区画する内壁たる上壁部32Aを設け、前記第1吸
気マニホルド20Aに対し前記第1シリンダヘッドカバ
ー8Aと反対側の第1吸気マニホルド20Aの外壁20
A−1に前記エンジン2に燃料を供給する第1デリバリ
パイプ28Aの固定部33Aを設け、第1シリンダヘッ
ド6Aの外側部位に燃料噴射弁である第1インジェクタ
26Aを装着し、前記第1シリンダヘッド6Aへの第1
シリンダヘッドカバー8Aの取付面S1と第1シリンダ
ヘッド6Aへの第1吸気マニホルド20Aの取付面S2
とを同一平面S上に位置させる構成とする。
を第1シリンダヘッドカバー8Aと一体的に形成し、前
記第1吸気マニホルド20Aの第1シリンダヘッドカバ
ー8A側に第1シリンダヘッドカバー8Aの内部空間8
AMと前記第1吸気マニホルド20Aの内部空間20A
Mを区画する内壁たる上壁部32Aを設け、前記第1吸
気マニホルド20Aに対し前記第1シリンダヘッドカバ
ー8Aと反対側の第1吸気マニホルド20Aの外壁20
A−1に前記エンジン2に燃料を供給する第1デリバリ
パイプ28Aの固定部33Aを設け、第1シリンダヘッ
ド6Aの外側部位に燃料噴射弁である第1インジェクタ
26Aを装着し、前記第1シリンダヘッド6Aへの第1
シリンダヘッドカバー8Aの取付面S1と第1シリンダ
ヘッド6Aへの第1吸気マニホルド20Aの取付面S2
とを同一平面S上に位置させる構成とする。
【0023】詳述すれば、図1に示す如く、前記第1吸
気マニホルド20Aを第1シリンダヘッドカバー8Aと
一体的に形成した際に、第1吸気マニホルド20Aの第
1サージタンク30Aが第1シリンダヘッド6A上部に
位置するとともに、第1サージタンク30Aは、第1シ
リンダヘッドカバー8Aの内壁たる上壁部32Aにて仕
切られる。すなわち、内壁たる上壁部32Aが、図1に
示す如く、前記第1吸気マニホルド20Aの第1シリン
ダヘッドカバー8A側において、第1シリンダヘッドカ
バー8Aの内部空間8AMと前記第1吸気マニホルド2
0Aの内部空間20AMを区画する。第1吸気マニホル
ド20Aの内部空間20AMは、第1吸気マニホルド2
0Aの分岐管部位の内部空間のみでなく、第1サージタ
ンク30Aの内部空間をも含むものである。また、前記
第1吸気マニホルド20Aに対し前記第1シリンダヘッ
ドカバー8Aと反対側の第1吸気マニホルド20Aの外
壁20A−1には、前記第1インジェクタ26Aに連絡
し、前記エンジン2に燃料を供給する第1デリバリパイ
プ28Aを固定するための固定部33Aが設けられる。
気マニホルド20Aを第1シリンダヘッドカバー8Aと
一体的に形成した際に、第1吸気マニホルド20Aの第
1サージタンク30Aが第1シリンダヘッド6A上部に
位置するとともに、第1サージタンク30Aは、第1シ
リンダヘッドカバー8Aの内壁たる上壁部32Aにて仕
切られる。すなわち、内壁たる上壁部32Aが、図1に
示す如く、前記第1吸気マニホルド20Aの第1シリン
ダヘッドカバー8A側において、第1シリンダヘッドカ
バー8Aの内部空間8AMと前記第1吸気マニホルド2
0Aの内部空間20AMを区画する。第1吸気マニホル
ド20Aの内部空間20AMは、第1吸気マニホルド2
0Aの分岐管部位の内部空間のみでなく、第1サージタ
ンク30Aの内部空間をも含むものである。また、前記
第1吸気マニホルド20Aに対し前記第1シリンダヘッ
ドカバー8Aと反対側の第1吸気マニホルド20Aの外
壁20A−1には、前記第1インジェクタ26Aに連絡
し、前記エンジン2に燃料を供給する第1デリバリパイ
プ28Aを固定するための固定部33Aが設けられる。
【0024】なお符号34A、34Bは第1、第2吸気
バルブ、36A、36Bは第1、第2排気バルブであ
る。
バルブ、36A、36Bは第1、第2排気バルブであ
る。
【0025】次に作用について説明する。
【0026】前記エンジン2の組立時に、第1シリンダ
ヘッド6Aに第1シリンダヘッドカバー8Aと第1吸気
マニホルド20Aとを装着する際には、第1シリンダヘ
ッドカバー8Aを取付面S1によって第1シリンダヘッ
ド6Aに装着するとともに、第1吸気マニホルド20A
を取付面S2によって第1シリンダヘッド6Aに装着し
ている。
ヘッド6Aに第1シリンダヘッドカバー8Aと第1吸気
マニホルド20Aとを装着する際には、第1シリンダヘ
ッドカバー8Aを取付面S1によって第1シリンダヘッ
ド6Aに装着するとともに、第1吸気マニホルド20A
を取付面S2によって第1シリンダヘッド6Aに装着し
ている。
【0027】そしてこのとき、第1シリンダヘッドカバ
ー8Aと第1吸気マニホルド20Aの第1サージタンク
30Aとが一体的に形成されているとともに、同一平面
S上に取付面S1、S2が夫々位置することによって取
付作業は容易となる。
ー8Aと第1吸気マニホルド20Aの第1サージタンク
30Aとが一体的に形成されているとともに、同一平面
S上に取付面S1、S2が夫々位置することによって取
付作業は容易となる。
【0028】これにより、前記エンジン2の幅W及び高
さHの夫々を従来のものに比し小とすることができ、小
型化し得て、車両にエンジンを搭載した際のエンジンル
ームの配設スペースを小にでき、実用上有利である。
さHの夫々を従来のものに比し小とすることができ、小
型化し得て、車両にエンジンを搭載した際のエンジンル
ームの配設スペースを小にでき、実用上有利である。
【0029】また、前記第1シリンダヘッドカバー8A
と第1吸気マニホルド20Aの第1サージタンク30A
とが一体的に形成したことにより、従来の如き第1シリ
ンダヘッドカバー8A上部における固定作業が不要とな
り、部品点数を減少させることができるとともに、軽量
化でき、コストを低廉とし得て、経済的に有利である。
と第1吸気マニホルド20Aの第1サージタンク30A
とが一体的に形成したことにより、従来の如き第1シリ
ンダヘッドカバー8A上部における固定作業が不要とな
り、部品点数を減少させることができるとともに、軽量
化でき、コストを低廉とし得て、経済的に有利である。
【0030】更に、同一平面S上に取付面S1、S2が
夫々位置することにより、取付面部位の精度確保が容易
となり、取付面部位のシール性を良好に維持し得て、実
用上有利である。
夫々位置することにより、取付面部位の精度確保が容易
となり、取付面部位のシール性を良好に維持し得て、実
用上有利である。
【0031】更にまた、前記第1シリンダヘッド6A内
の油圧上昇時に、従来はシリンダヘッドの側壁及びシリ
ンダヘッドカバーの外壁からの放熱により冷却していた
が、シリンダヘッドカバー8Aと第1吸気マニホルド2
0Aの第1サージタンク30Aとが一体成形されている
ことにより、放熱面積が拡大され、冷却効果を向上し得
るものである。
の油圧上昇時に、従来はシリンダヘッドの側壁及びシリ
ンダヘッドカバーの外壁からの放熱により冷却していた
が、シリンダヘッドカバー8Aと第1吸気マニホルド2
0Aの第1サージタンク30Aとが一体成形されている
ことにより、放熱面積が拡大され、冷却効果を向上し得
るものである。
【0032】また、前記第1吸気マニホルド20Aの第
1シリンダヘッドカバー8A側に第1シリンダヘッドカ
バー8Aの内部空間8AMと前記第1吸気マニホルド2
0Aの内部空間20AMを区画する内壁たる上壁部32
Aを設けたことにより、第1吸気マニホルド20Aの内
壁と第1シリンダヘッドカバー8Aの内壁とを共通の上
壁部32Aとすることができ、成形性を向上し得るとと
もに、材料及び重量の軽減が図れ、しかもエンジン2の
ヘッド部分の小型化ができるものである。追記すると、
燃料の供給系統を第1吸気マニホルド20Aに対してエ
ンジン2の外側に配置したことで達成されるものであ
る。
1シリンダヘッドカバー8A側に第1シリンダヘッドカ
バー8Aの内部空間8AMと前記第1吸気マニホルド2
0Aの内部空間20AMを区画する内壁たる上壁部32
Aを設けたことにより、第1吸気マニホルド20Aの内
壁と第1シリンダヘッドカバー8Aの内壁とを共通の上
壁部32Aとすることができ、成形性を向上し得るとと
もに、材料及び重量の軽減が図れ、しかもエンジン2の
ヘッド部分の小型化ができるものである。追記すると、
燃料の供給系統を第1吸気マニホルド20Aに対してエ
ンジン2の外側に配置したことで達成されるものであ
る。
【0033】更に、前記第1吸気マニホルド20Aに対
し前記第1シリンダヘッドカバー8Aと反対側の第1吸
気マニホルド20Aの外壁20A−1に前記エンジン2
に燃料を供給する第1デリバリパイプ28Aの固定部3
3Aを設けたことにより、第1シリンダヘッドカバー8
Aに第1デリバリパイプ28Aの固定部33Aを容易に
形成することができるとともに、外部に突出した第1吸
気マニホルド20Aの外側に固定部33Aが形成される
こととなり、第1デリバリパイプ28Aとの距離が短縮
され、強固なブラケットを必要とせず、直接固定または
簡単な構成のブラケットで第1デリバリパイプ28Aの
振動を防止できる。
し前記第1シリンダヘッドカバー8Aと反対側の第1吸
気マニホルド20Aの外壁20A−1に前記エンジン2
に燃料を供給する第1デリバリパイプ28Aの固定部3
3Aを設けたことにより、第1シリンダヘッドカバー8
Aに第1デリバリパイプ28Aの固定部33Aを容易に
形成することができるとともに、外部に突出した第1吸
気マニホルド20Aの外側に固定部33Aが形成される
こととなり、第1デリバリパイプ28Aとの距離が短縮
され、強固なブラケットを必要とせず、直接固定または
簡単な構成のブラケットで第1デリバリパイプ28Aの
振動を防止できる。
【0034】更にまた、燃料の供給系統(第1デリバリ
パイプ28Aや燃料噴射弁である第1インジェクタ26
A)を第1吸気マニホルド20Aに対してエンジン2の
外側に配置したので、第1吸気マニホルド20Aと第1
シリンダヘッドカバー8Aとの間に、燃料の供給系統を
配置する必要がない。そして、第1吸気マニホルド20
Aと第1シリンダヘッドカバー8Aとを近接配置するこ
とができるので、第1シリンダヘッドカバー8Aの小型
化が可能となる。第1シリンダヘッド6Aへの第1シリ
ンダヘッドカバー8Aの取付面S1と第1シリンダヘッ
ド6Aへの第1吸気マニホルド20Aの取付面S2とを
近接配置できるので、従来別々に加工するしかなかった
第1シリンダヘッド6Aへの第1シリンダヘッドカバー
8Aの取付面S1と第1シリンダヘッド6Aへの第1吸
気マニホルド20Aの取付面S2とを同一平面として、
加工性を向上できる。第2シリンダヘッドカバー8B側
も各取付面を同一平面として、加工性を向上できる。こ
のとき、単に各取付面を同一とすると、シリンダヘッド
側に比較的長い吸気通路が形成されるため、吸気マニホ
ルド長さが従来のものに比べ短くなり、燃料噴射弁の取
付が困難になるとともに、適正位置での燃料噴射が実現
できなくなるものであるが、本願発明のように、第1シ
リンダヘッド6Aの外側部位に燃料噴射弁である第1イ
ンジェクタ26Aを装着すれば、第1インジェクタ26
Aを最適位置に配置できるとともに、容易に取付面を同
一とすることができるものである。
パイプ28Aや燃料噴射弁である第1インジェクタ26
A)を第1吸気マニホルド20Aに対してエンジン2の
外側に配置したので、第1吸気マニホルド20Aと第1
シリンダヘッドカバー8Aとの間に、燃料の供給系統を
配置する必要がない。そして、第1吸気マニホルド20
Aと第1シリンダヘッドカバー8Aとを近接配置するこ
とができるので、第1シリンダヘッドカバー8Aの小型
化が可能となる。第1シリンダヘッド6Aへの第1シリ
ンダヘッドカバー8Aの取付面S1と第1シリンダヘッ
ド6Aへの第1吸気マニホルド20Aの取付面S2とを
近接配置できるので、従来別々に加工するしかなかった
第1シリンダヘッド6Aへの第1シリンダヘッドカバー
8Aの取付面S1と第1シリンダヘッド6Aへの第1吸
気マニホルド20Aの取付面S2とを同一平面として、
加工性を向上できる。第2シリンダヘッドカバー8B側
も各取付面を同一平面として、加工性を向上できる。こ
のとき、単に各取付面を同一とすると、シリンダヘッド
側に比較的長い吸気通路が形成されるため、吸気マニホ
ルド長さが従来のものに比べ短くなり、燃料噴射弁の取
付が困難になるとともに、適正位置での燃料噴射が実現
できなくなるものであるが、本願発明のように、第1シ
リンダヘッド6Aの外側部位に燃料噴射弁である第1イ
ンジェクタ26Aを装着すれば、第1インジェクタ26
Aを最適位置に配置できるとともに、容易に取付面を同
一とすることができるものである。
【0035】
【発明の効果】以上詳細に説明した如くこの発明によれ
ば、シリンダブロック上部にシリンダヘッドを載置する
とともにこのシリンダヘッドにシリンダヘッドカバーと
吸気マニホルドとを夫々装着し、シリンダヘッドカバー
上部に吸気マニホルドのサージタンクを位置させたエン
ジンの吸気装置において、吸気マニホルドをシリンダヘ
ッドカバーと一体的に形成し、吸気マニホルドのシリン
ダヘッドカバー側にシリンダヘッドカバーの内部空間と
吸気マニホルドの内部空間を区画する内壁を設け、吸気
マニホルドに対しシリンダヘッドカバーと反対側の吸気
マニホルドの外壁にエンジンに燃料を供給するデリバリ
パイプの固定部を設け、シリンダヘッドの外側部位に燃
料噴射弁を装着し、シリンダヘッドへのシリンダヘッド
カバー取付面とシリンダヘッドへの吸気マニホルド取付
面とを同一平面上に位置させる構成としたので、エンジ
ンの幅及び高さの夫々を従来のものに比し小とすること
ができ、小型化し得て、車両にエンジンを搭載した際の
エンジンルームの配設スペースを小にできる。また、前
記シリンダヘッドカバーと吸気マニホルドとが一体的に
形成したことにより、従来の如きシリンダヘッドカバー
上部における固定作業が不要となり、部品点数を減少さ
せることができるとともに、軽量化でき、コストを低廉
とし得て、経済的に有利である。更に、同一平面上にシ
リンダヘッドへのシリンダヘッドカバー取付面とシリン
ダヘッドへの吸気マニホルド取付面との取付面が夫々位
置することにより、取付面部位の精度確保が容易とな
り、取付面部位のシール性を良好に維持し得て、実用上
有利である。更にまた、前記シリンダヘッド内の油圧上
昇時に、従来はシリンダヘッドの側壁及びシリンダヘッ
ドカバーの外壁からの放熱により冷却していたが、シリ
ンダヘッドカバーと吸気マニホルドとが一体成形されて
いることにより、放熱面積が拡大され、冷却効果を向上
し得る。また、前記吸気マニホルドのシリンダヘッドカ
バー側にシリンダヘッドカバーの内部空間と前記吸気マ
ニホルドの内部空間を区画する内壁を設けたことによ
り、吸気マニホルドの内壁とシリンダヘッドカバーの内
壁とを共通の内壁とすることができ、成形性を向上し得
るとともに、材料及び重量の軽減が図れ、しかもエンジ
ンのヘッド部分の小型化ができるものである。追記する
と、燃料の供給系統を吸気マニホルドに対してエンジン
の外側に配置したことで達成されるものである。更に、
前記吸気マニホルドに対し前記シリンダヘッドカバーと
反対側の吸気マニホルドの外壁に前記エンジンに燃料を
供給するデリバリパイプの固定部を設けたことにより、
シリンダヘッドカバーにデリバリパイプの固定部を容易
に形成することができるとともに、外部に突出した吸気
マニホルドの外側に固定部が形成されることとなり、デ
リバリパイプとの距離が短縮され、強固なブラケットを
必要とせず、直接固定または簡単な構成のブラケットで
デリバリパイプの振動を防止できる。更にまた、燃料の
供給系統(デリバリパイプや燃料噴射弁)を吸気マニホ
ルドに対してエンジンの外側に配置したので、吸気マニ
ホルドとシリンダヘッドカバーとの間に、燃料の供給系
統を配置する必要がない。そして、吸気マニホルドとシ
リンダヘッドカバーとを近接配置することができるの
で、シリンダヘッドカバーの小型化が可能となる。シリ
ンダヘッドへのシリンダヘッドカバー取付面とシリンダ
ヘッドへの吸気マニホルド取付面とを近接配置できるの
で、従来別々に加工するしかなかったシリンダヘッドへ
のシリンダヘッドカバー取付面とシリンダヘッドへの吸
気マニホルド取付面とを同一平面として、加工性を向上
できる。シリンダヘッドカバー側も各取付面を同一平面
として、加工性を向上できる。このとき、単に各取付面
を同一とすると、シリンダヘッド側に比較的長い吸気通
路が形成されるため、吸気マニホルド長さが従来のもの
に比べ短くなり、燃料噴射弁の取付が困難になるととも
に、適正位置での燃料噴射が実現できなくなるものであ
るが、本願発明のように、シリンダヘッドの外側部位に
燃料噴射弁を装着すれば、燃料噴射弁を最適位置に配置
できるとともに、容易に取付面を同一とすることができ
るものである。
ば、シリンダブロック上部にシリンダヘッドを載置する
とともにこのシリンダヘッドにシリンダヘッドカバーと
吸気マニホルドとを夫々装着し、シリンダヘッドカバー
上部に吸気マニホルドのサージタンクを位置させたエン
ジンの吸気装置において、吸気マニホルドをシリンダヘ
ッドカバーと一体的に形成し、吸気マニホルドのシリン
ダヘッドカバー側にシリンダヘッドカバーの内部空間と
吸気マニホルドの内部空間を区画する内壁を設け、吸気
マニホルドに対しシリンダヘッドカバーと反対側の吸気
マニホルドの外壁にエンジンに燃料を供給するデリバリ
パイプの固定部を設け、シリンダヘッドの外側部位に燃
料噴射弁を装着し、シリンダヘッドへのシリンダヘッド
カバー取付面とシリンダヘッドへの吸気マニホルド取付
面とを同一平面上に位置させる構成としたので、エンジ
ンの幅及び高さの夫々を従来のものに比し小とすること
ができ、小型化し得て、車両にエンジンを搭載した際の
エンジンルームの配設スペースを小にできる。また、前
記シリンダヘッドカバーと吸気マニホルドとが一体的に
形成したことにより、従来の如きシリンダヘッドカバー
上部における固定作業が不要となり、部品点数を減少さ
せることができるとともに、軽量化でき、コストを低廉
とし得て、経済的に有利である。更に、同一平面上にシ
リンダヘッドへのシリンダヘッドカバー取付面とシリン
ダヘッドへの吸気マニホルド取付面との取付面が夫々位
置することにより、取付面部位の精度確保が容易とな
り、取付面部位のシール性を良好に維持し得て、実用上
有利である。更にまた、前記シリンダヘッド内の油圧上
昇時に、従来はシリンダヘッドの側壁及びシリンダヘッ
ドカバーの外壁からの放熱により冷却していたが、シリ
ンダヘッドカバーと吸気マニホルドとが一体成形されて
いることにより、放熱面積が拡大され、冷却効果を向上
し得る。また、前記吸気マニホルドのシリンダヘッドカ
バー側にシリンダヘッドカバーの内部空間と前記吸気マ
ニホルドの内部空間を区画する内壁を設けたことによ
り、吸気マニホルドの内壁とシリンダヘッドカバーの内
壁とを共通の内壁とすることができ、成形性を向上し得
るとともに、材料及び重量の軽減が図れ、しかもエンジ
ンのヘッド部分の小型化ができるものである。追記する
と、燃料の供給系統を吸気マニホルドに対してエンジン
の外側に配置したことで達成されるものである。更に、
前記吸気マニホルドに対し前記シリンダヘッドカバーと
反対側の吸気マニホルドの外壁に前記エンジンに燃料を
供給するデリバリパイプの固定部を設けたことにより、
シリンダヘッドカバーにデリバリパイプの固定部を容易
に形成することができるとともに、外部に突出した吸気
マニホルドの外側に固定部が形成されることとなり、デ
リバリパイプとの距離が短縮され、強固なブラケットを
必要とせず、直接固定または簡単な構成のブラケットで
デリバリパイプの振動を防止できる。更にまた、燃料の
供給系統(デリバリパイプや燃料噴射弁)を吸気マニホ
ルドに対してエンジンの外側に配置したので、吸気マニ
ホルドとシリンダヘッドカバーとの間に、燃料の供給系
統を配置する必要がない。そして、吸気マニホルドとシ
リンダヘッドカバーとを近接配置することができるの
で、シリンダヘッドカバーの小型化が可能となる。シリ
ンダヘッドへのシリンダヘッドカバー取付面とシリンダ
ヘッドへの吸気マニホルド取付面とを近接配置できるの
で、従来別々に加工するしかなかったシリンダヘッドへ
のシリンダヘッドカバー取付面とシリンダヘッドへの吸
気マニホルド取付面とを同一平面として、加工性を向上
できる。シリンダヘッドカバー側も各取付面を同一平面
として、加工性を向上できる。このとき、単に各取付面
を同一とすると、シリンダヘッド側に比較的長い吸気通
路が形成されるため、吸気マニホルド長さが従来のもの
に比べ短くなり、燃料噴射弁の取付が困難になるととも
に、適正位置での燃料噴射が実現できなくなるものであ
るが、本願発明のように、シリンダヘッドの外側部位に
燃料噴射弁を装着すれば、燃料噴射弁を最適位置に配置
できるとともに、容易に取付面を同一とすることができ
るものである。
【図1】この発明の実施例を示す第1シリンダヘッド側
の拡大断面図である。
の拡大断面図である。
【図2】V型エンジンの概略図である。
【図3】図1のIII−III線による断面図である。
【図4】この発明の従来の技術を示すV型エンジンの概
略図である。
略図である。
【図5】第1シリンダヘッド側の拡大断面図である。
2 エンジン 4 シリンダブロック 6A、6B 第1、第2シリンダヘッド 8A、8B 第1、第2シリンダヘッドカバー 10A、10B 第1、第2シリンダバンク 12 オイルパン 14 ベアリングキャップ 18A 第1吸気ポート 20A 第1吸気マニホルド 22A 第1排気ポート 24A 第1排気マニホルド 26A 第1インジェクタ 28A 第1デリバリパイプ 30A 第1サージタンク 32A 上壁部 34A、34B 第1、第2吸気バルブ 36A、36B 第1、第2排気バルブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02M 35/10 F02F 7/00
Claims (1)
- 【請求項1】 シリンダブロック上部にシリンダヘッド
を載置するとともにこのシリンダヘッドにシリンダヘッ
ドカバーと吸気マニホルドとを夫々装着し、シリンダヘ
ッドカバー上部に吸気マニホルドのサージタンクを位置
させたエンジンの吸気装置において、前記吸気マニホル
ドをシリンダヘッドカバーと一体的に形成し、前記吸気
マニホルドの前記シリンダヘッドカバー側にシリンダヘ
ッドカバーの内部空間と前記吸気マニホルドの内部空間
を区画する内壁を設け、前記吸気マニホルドに対し前記
シリンダヘッドカバーと反対側の前記吸気マニホルドの
外壁に前記エンジンに燃料を供給するデリバリパイプの
固定部を設け、前記シリンダヘッドの外側部位に燃料噴
射弁を装着し、前記シリンダヘッドへのシリンダヘッド
カバー取付面とシリンダヘッドへの吸気マニホルド取付
面とを同一平面上に位置させる構成としたことを特徴と
するエンジンの吸気装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34334692A JP3182948B2 (ja) | 1992-11-30 | 1992-11-30 | エンジンの吸気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34334692A JP3182948B2 (ja) | 1992-11-30 | 1992-11-30 | エンジンの吸気装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06167260A JPH06167260A (ja) | 1994-06-14 |
JP3182948B2 true JP3182948B2 (ja) | 2001-07-03 |
Family
ID=18360814
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34334692A Expired - Fee Related JP3182948B2 (ja) | 1992-11-30 | 1992-11-30 | エンジンの吸気装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3182948B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3444022B2 (ja) * | 1995-05-31 | 2003-09-08 | 日産自動車株式会社 | 吸気マニホルド一体型ロッカカバー付内燃機関 |
KR100589148B1 (ko) * | 2003-10-29 | 2006-06-12 | 현대자동차주식회사 | 엔진의 가변흡기모듈 |
JP5381250B2 (ja) * | 2009-04-02 | 2014-01-08 | スズキ株式会社 | バイフューエル内燃機関 |
JP2016084765A (ja) * | 2014-10-27 | 2016-05-19 | ダイハツ工業株式会社 | シリンダヘッド、及びシリンダヘッド構造 |
WO2019066089A1 (ja) | 2018-10-29 | 2019-04-04 | 株式会社小松製作所 | シリンダヘッド |
-
1992
- 1992-11-30 JP JP34334692A patent/JP3182948B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06167260A (ja) | 1994-06-14 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |