JP3178671B2 - ファイルシステム及びそのファイル復旧方法 - Google Patents
ファイルシステム及びそのファイル復旧方法Info
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- JP3178671B2 JP3178671B2 JP20656998A JP20656998A JP3178671B2 JP 3178671 B2 JP3178671 B2 JP 3178671B2 JP 20656998 A JP20656998 A JP 20656998A JP 20656998 A JP20656998 A JP 20656998A JP 3178671 B2 JP3178671 B2 JP 3178671B2
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- Japan
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- Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、UNIX等のファ
イル構成におけるファイルシステム及びそのファイル復
旧方法に関する。
イル構成におけるファイルシステム及びそのファイル復
旧方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からUNIXシステムは、ファイル
構造が単純な閉路のないツリー構造を有し、ファイルは
単なる文字列で、アクセスが非常に簡単であり、ファイ
ルの指定は入出力装置と同様な構文からなり、その拡張
性により種々のプログラミング言語や編集用プログラム
が揃っている。
構造が単純な閉路のないツリー構造を有し、ファイルは
単なる文字列で、アクセスが非常に簡単であり、ファイ
ルの指定は入出力装置と同様な構文からなり、その拡張
性により種々のプログラミング言語や編集用プログラム
が揃っている。
【0003】このようなUNIXシステムのファイル復
旧方式として、図5に示すような方式が知られている。
この従来のファイルシステムは、アプリケーションプロ
グラムとしてのプロセス1と、外部記憶装置2と、ファ
イルアクセス手段11と、ファイル修復プロセス21と
から構成されている。
旧方式として、図5に示すような方式が知られている。
この従来のファイルシステムは、アプリケーションプロ
グラムとしてのプロセス1と、外部記憶装置2と、ファ
イルアクセス手段11と、ファイル修復プロセス21と
から構成されている。
【0004】このような構成を有する従来のファイルシ
ステムは、図6のフローチャート及び図7の具体的なフ
ロー図に従って、つぎのように動作する。すなわち、ま
ずプロセス1からアプリケーションが起動すると、ファ
イル修復プロセス21のアプリケーションが動作し(ス
テップC1)、外部記憶装置2のファイル7の復旧プロ
グラムが起動され、外部記憶装置2の使用前にファイル
修復プロセス21が更新ログ3を参照し、修復の必要な
ファイルをすべて修復してしまう。そうしてファイル7
のディレクトリ8と更新ログ3とが一致したところでフ
ァイル管理ブロック4で修復の終了を認識して修復を終
える。そこで、/tmp/testを削除できる。その
後、プロセス1のアプリケーションの使用が開始し(ス
テップC2)、外部記憶装置2に対して、/tmp/t
estをアクセスされ(ステップC3)、プロセス1の
アプリケーションを終了する。
ステムは、図6のフローチャート及び図7の具体的なフ
ロー図に従って、つぎのように動作する。すなわち、ま
ずプロセス1からアプリケーションが起動すると、ファ
イル修復プロセス21のアプリケーションが動作し(ス
テップC1)、外部記憶装置2のファイル7の復旧プロ
グラムが起動され、外部記憶装置2の使用前にファイル
修復プロセス21が更新ログ3を参照し、修復の必要な
ファイルをすべて修復してしまう。そうしてファイル7
のディレクトリ8と更新ログ3とが一致したところでフ
ァイル管理ブロック4で修復の終了を認識して修復を終
える。そこで、/tmp/testを削除できる。その
後、プロセス1のアプリケーションの使用が開始し(ス
テップC2)、外部記憶装置2に対して、/tmp/t
estをアクセスされ(ステップC3)、プロセス1の
アプリケーションを終了する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来技術には、外部記憶装置2の使用前に、全ての修復の
必要なファイルの修復を行うので、実際にアプリケーシ
ョンを開始するまでに時間を要し、同時に外部記憶装置
2を使用できるようになるまでに時間がかかるという問
題点を有していた。
来技術には、外部記憶装置2の使用前に、全ての修復の
必要なファイルの修復を行うので、実際にアプリケーシ
ョンを開始するまでに時間を要し、同時に外部記憶装置
2を使用できるようになるまでに時間がかかるという問
題点を有していた。
【0006】本発明は、上記問題点を解決し、アプリケ
ーションの開始と外部記憶装置へのアクセスを高速にで
きるファイルシステムにおけるファイル復旧方式を提供
することを目的とする。
ーションの開始と外部記憶装置へのアクセスを高速にで
きるファイルシステムにおけるファイル復旧方式を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、外部記憶装置
中のファイルとディレクトリとを管理し、ファイルの更
新記録を更新ログに記録しておいて、前記更新ログから
ファイルを復旧するファイルシステムにおいて、前記外
部記憶装置に、前記更新ログをバックアップするバック
アップ更新ログに基づき、更新されたファイル情報をハ
ッシュ関数に従って格納するハッシュテーブルを備え、
アプリケーションの開始時に前記ハッシュテーブルを参
照して前記ファイルの復旧を行うことを特徴とする。
中のファイルとディレクトリとを管理し、ファイルの更
新記録を更新ログに記録しておいて、前記更新ログから
ファイルを復旧するファイルシステムにおいて、前記外
部記憶装置に、前記更新ログをバックアップするバック
アップ更新ログに基づき、更新されたファイル情報をハ
ッシュ関数に従って格納するハッシュテーブルを備え、
アプリケーションの開始時に前記ハッシュテーブルを参
照して前記ファイルの復旧を行うことを特徴とする。
【0008】また、上記ファイルシステムにおいて、前
記外部記憶装置に、ファイルをファイル毎に管理するフ
ァイル管理ブロックと、ファイルを指標するディレクト
リと、該ディレクトリに指標される前記ファイルとをさ
らに備えたことを特徴とする。
記外部記憶装置に、ファイルをファイル毎に管理するフ
ァイル管理ブロックと、ファイルを指標するディレクト
リと、該ディレクトリに指標される前記ファイルとをさ
らに備えたことを特徴とする。
【0009】また、上記ファイルシステムにおいて、ア
プリケーションを開始して前記ファイルを動作させるプ
ロセスと、前記プロセスの指示の下で前記外部記憶装置
に直接働きかけるファイル管理手段とを備え、前記ファ
イル管理手段には、前記アプリケーションに従って前記
外部記憶装置を使用するファイルアクセス手段と、前記
ファイルの修復を実行するファイル修復手段と、前記ハ
ッシュテーブルを作成するハッシュテーブル作成手段と
を具備することを特徴とする。
プリケーションを開始して前記ファイルを動作させるプ
ロセスと、前記プロセスの指示の下で前記外部記憶装置
に直接働きかけるファイル管理手段とを備え、前記ファ
イル管理手段には、前記アプリケーションに従って前記
外部記憶装置を使用するファイルアクセス手段と、前記
ファイルの修復を実行するファイル修復手段と、前記ハ
ッシュテーブルを作成するハッシュテーブル作成手段と
を具備することを特徴とする。
【0010】また、本発明は、外部記憶装置中のファイ
ルとディレクトリとを管理し、ファイルの更新記録を更
新ログに記録しておいて、前記更新ログからファイルを
復旧するファイルシステムのファイル復旧方法におい
て、前記外部記憶装置を使用することによって、ファイ
ル修復を開始するステップと、前記更新ログのバックア
ップであるバックアップ更新ログを作成するステップ
と、前記バックアップ更新ログの更新されている内容に
応じてハッシュテーブルを作成するステップと、プロセ
スからの前記ファイルへのアクセスがあると前記ハッシ
ュテーブルを検索するステップと、前記ファイルの修復
が必要かをチェックするステップと、前記ファイルの修
復が必要であれば、前記ファイルの修復を行うステップ
と、前記プロセスは前記ファイルにアクセスをするステ
ップとを有することを特徴とする。
ルとディレクトリとを管理し、ファイルの更新記録を更
新ログに記録しておいて、前記更新ログからファイルを
復旧するファイルシステムのファイル復旧方法におい
て、前記外部記憶装置を使用することによって、ファイ
ル修復を開始するステップと、前記更新ログのバックア
ップであるバックアップ更新ログを作成するステップ
と、前記バックアップ更新ログの更新されている内容に
応じてハッシュテーブルを作成するステップと、プロセ
スからの前記ファイルへのアクセスがあると前記ハッシ
ュテーブルを検索するステップと、前記ファイルの修復
が必要かをチェックするステップと、前記ファイルの修
復が必要であれば、前記ファイルの修復を行うステップ
と、前記プロセスは前記ファイルにアクセスをするステ
ップとを有することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明による実施形態について、
図面を参照しつつ詳細に説明する。
図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0012】[第1の実施形態] (本実施形態の構成)図1を参照すると、本実施形態の
ファイルシステムは、ファイルにアクセスするプロセス
1と、外部記憶装置2と、ファイル管理手段11とから
構成されている。ここで、ファイル修復プロセスは必要
がない。
ファイルシステムは、ファイルにアクセスするプロセス
1と、外部記憶装置2と、ファイル管理手段11とから
構成されている。ここで、ファイル修復プロセスは必要
がない。
【0013】外部記憶装置2内には、更新ログ3、バッ
クアップ更新ログ4、ハッシュテーブル5、ファイル管
理ブロック6、ファイル7、ディレクトリ8とを含んで
いる。外部記憶装置には、プログラムやデータをアクセ
ス可能な状態で保持しておく記憶装置であり、ハードデ
ィスクやフロッピディスク、磁気テープ等が該当する。
更新ログ3は、ファイル7の更新動作の記録であり、バ
ックアップ更新ログ4は、更新ログ3のバックアップ用
の格納領域であり、ハッシュテーブル5はハッシュ関数
に従って修復用のファイルのディレクトリを格納してい
る領域であり、ファイル管理ブロック6はファイル毎に
ファイルを管理している領域であり、ディレクトリ8は
ファイルの名前とそれに関する情報をまとめたテーブル
であり、ファイル7はファイル毎にファイルを格納して
いる領域である。
クアップ更新ログ4、ハッシュテーブル5、ファイル管
理ブロック6、ファイル7、ディレクトリ8とを含んで
いる。外部記憶装置には、プログラムやデータをアクセ
ス可能な状態で保持しておく記憶装置であり、ハードデ
ィスクやフロッピディスク、磁気テープ等が該当する。
更新ログ3は、ファイル7の更新動作の記録であり、バ
ックアップ更新ログ4は、更新ログ3のバックアップ用
の格納領域であり、ハッシュテーブル5はハッシュ関数
に従って修復用のファイルのディレクトリを格納してい
る領域であり、ファイル管理ブロック6はファイル毎に
ファイルを管理している領域であり、ディレクトリ8は
ファイルの名前とそれに関する情報をまとめたテーブル
であり、ファイル7はファイル毎にファイルを格納して
いる領域である。
【0014】また、ファイル管理手段11は、ファイル
アクセス手段12と、ファイル修復手段13と、ハッシ
ュテーブル作成手段14とを含んでいる。ファイルアク
セス手段12はプロセス1のアプリケーションプログラ
ムに従ってファイル7にアクセスする部分であり、ファ
イル修復手段13はファイル7を修復する際に外部記憶
装置2に働きかけるプログラムを備えたハードウェア的
に部分であり、ハッシュテーブル作成手段14は所定時
にハッシュ関数に従ってテーブルを形成する部分であ
る。
アクセス手段12と、ファイル修復手段13と、ハッシ
ュテーブル作成手段14とを含んでいる。ファイルアク
セス手段12はプロセス1のアプリケーションプログラ
ムに従ってファイル7にアクセスする部分であり、ファ
イル修復手段13はファイル7を修復する際に外部記憶
装置2に働きかけるプログラムを備えたハードウェア的
に部分であり、ハッシュテーブル作成手段14は所定時
にハッシュ関数に従ってテーブルを形成する部分であ
る。
【0015】ハッシュテーブル5は、その概念図を図2
に示して説明する。ハッシュテーブル5は、ファイルロ
グをファイル名を数値化して64で割った余りを求め、
双方向リストにログをつなぐ。図2では、余り0の列
に、ファイルAのログと、ファイルBのログと、ファイ
ルXのログが記録され、余り2の列にファイルCのログ
が記録されている例を示している。例えば、FFFFと
いうファイル名のログがあった場合に、F=15とし
て、計60となり、64で割れば、余りが60となるの
で、余り60の列にFFFFのログをテーブルとして記
録される。そうして、検索の段階で、FFFFのログフ
ァイルを検索しようとすると、余りの60の列を検索す
ればよいから、容易にそのログを検索できるというハッ
シュ関数による効果が発揮できる。
に示して説明する。ハッシュテーブル5は、ファイルロ
グをファイル名を数値化して64で割った余りを求め、
双方向リストにログをつなぐ。図2では、余り0の列
に、ファイルAのログと、ファイルBのログと、ファイ
ルXのログが記録され、余り2の列にファイルCのログ
が記録されている例を示している。例えば、FFFFと
いうファイル名のログがあった場合に、F=15とし
て、計60となり、64で割れば、余りが60となるの
で、余り60の列にFFFFのログをテーブルとして記
録される。そうして、検索の段階で、FFFFのログフ
ァイルを検索しようとすると、余りの60の列を検索す
ればよいから、容易にそのログを検索できるというハッ
シュ関数による効果が発揮できる。
【0016】上記各構成上の手段やブロックは、それぞ
れ概略つぎのように機能・動作する。
れ概略つぎのように機能・動作する。
【0017】ファイルアクセス手段12は、外部記憶装
置2内のファイル管理ブロック6を参照し、ファイル
7、ディレクトリ8へのアクセス制御をおこなう。
置2内のファイル管理ブロック6を参照し、ファイル
7、ディレクトリ8へのアクセス制御をおこなう。
【0018】また、ファイル修復手段13は、修復の必
要なファイル7の修復をおこなう。ハッシュテーブル作
成手段14は、修復の必要なファイル7の情報を、更新
ログ3から入手し、そのファイル名を数値化して、例え
ば64で割った余りの数値をテーブルの指標として並べ
て、ハッシュテーブル5を作成する。
要なファイル7の修復をおこなう。ハッシュテーブル作
成手段14は、修復の必要なファイル7の情報を、更新
ログ3から入手し、そのファイル名を数値化して、例え
ば64で割った余りの数値をテーブルの指標として並べ
て、ハッシュテーブル5を作成する。
【0019】さらに、本実施形態について概念的に説明
すれば、図1において、本ファイルシステムは外部記憶
装置中2に更新ログ3のほかにバックアップ更新ログ4
と、ハッシュテーブル5を有している。外部記憶装置2
が使用開始されると、更新ログ3をバックアップ更新ロ
グ4へコピーし、バックアップ更新ログ4から、更新さ
れている内容をハッシュテーブル5に登録する。その
後、ファイル7へのアクセスがあると、まずハッシュテ
ーブル5を検索し、修復対象である場合は修復してから
ファイル7へのアクセスを行う。
すれば、図1において、本ファイルシステムは外部記憶
装置中2に更新ログ3のほかにバックアップ更新ログ4
と、ハッシュテーブル5を有している。外部記憶装置2
が使用開始されると、更新ログ3をバックアップ更新ロ
グ4へコピーし、バックアップ更新ログ4から、更新さ
れている内容をハッシュテーブル5に登録する。その
後、ファイル7へのアクセスがあると、まずハッシュテ
ーブル5を検索し、修復対象である場合は修復してから
ファイル7へのアクセスを行う。
【0020】このようにして、外部記憶装置2の使用前
の修復処理を省略し、ファイルへアクセスしながらの修
復を可能にする。
の修復処理を省略し、ファイルへアクセスしながらの修
復を可能にする。
【0021】(本実施形態の動作)次に、図1及び図3
のフローチャートを参照して、本実施形態の全体の動作
について詳細に説明する。
のフローチャートを参照して、本実施形態の全体の動作
について詳細に説明する。
【0022】図1において、本ファイルシステムは外部
記憶装置中2に更新ログ3のほかにバックアップ更新ロ
グ4とハッシュテーブル5を有している。外部記憶装置
2が使用開始されると、更新ログ3をバックアップ更新
ログ4へコピーし、バックアップ更新ログ4から、更新
されている内容をハッシュテーブル5に登録する。その
後、ファイル7へのアクセスがあると、まずハッシュテ
ーブル5を検索し、修復対象である場合は修復してから
ファイル7へのアクセスを行う。
記憶装置中2に更新ログ3のほかにバックアップ更新ロ
グ4とハッシュテーブル5を有している。外部記憶装置
2が使用開始されると、更新ログ3をバックアップ更新
ログ4へコピーし、バックアップ更新ログ4から、更新
されている内容をハッシュテーブル5に登録する。その
後、ファイル7へのアクセスがあると、まずハッシュテ
ーブル5を検索し、修復対象である場合は修復してから
ファイル7へのアクセスを行う。
【0023】このようにして、外部記憶装置の使用前の
修復処理を省略し、ファイルへアクセスしながらの修復
を可能にする。
修復処理を省略し、ファイルへアクセスしながらの修復
を可能にする。
【0024】また、図3を参照して、まず、プロセス1
によりアプリケーションの動作を開始し、ファイルアク
セス手段12を介して外部記憶装置2の使用が開始され
ると、更新ログ3のバックアップであるバックアップ更
新ログ4を作成する(図3のステップA1)。次に、バ
ックアップ更新ログ4からハッシュテーブル5を作成す
る(ステップA2)。
によりアプリケーションの動作を開始し、ファイルアク
セス手段12を介して外部記憶装置2の使用が開始され
ると、更新ログ3のバックアップであるバックアップ更
新ログ4を作成する(図3のステップA1)。次に、バ
ックアップ更新ログ4からハッシュテーブル5を作成す
る(ステップA2)。
【0025】さらに、プロセス1からのファイル7への
アクセスがあると、ハッシュテーブル5を検索して(ス
テップB1)、ファイル修復が必要かをチェックし、フ
ァイル修復が必要であれば、ファイルの修復を行ってか
ら(ステップB2)、ファイルアクセスを行う(ステッ
プB3)。
アクセスがあると、ハッシュテーブル5を検索して(ス
テップB1)、ファイル修復が必要かをチェックし、フ
ァイル修復が必要であれば、ファイルの修復を行ってか
ら(ステップB2)、ファイルアクセスを行う(ステッ
プB3)。
【0026】次に、具体例を用いて説明する。
【0027】図4に示すように、ディレクトリを/記号
でしめすと、/tmp/testというファイルが削除される場
合、/tmpディレクトリと、/tmp/testに対応するファイ
ル管理ブロック6を更新する。このとき、これらの情報
を更新するということを、事前に更新ログ3に記述して
おく。更新ログ3に記述しただけの状態で、システムを
再起動した場合、更新ログ3をバックアップ更新ログ4
にコピーし、ハッシュテーブル5を作成する。ハッシュ
テーブル5中には、/tmp/testは削除中だった記録がの
こる。次に、/tmp/testへのアクセスがあると、ハッシ
ュテーブル5へアクセスし(ステップB1)、/tmp/tes
tは削除中であったことがわかるので(ステップB
2)、ファイル7から、/tmp/testを削除して(ステッ
プB3)、/tmp/testへのファイルアクセスは、ファイ
ルがないという状態のアクセスとなる。
でしめすと、/tmp/testというファイルが削除される場
合、/tmpディレクトリと、/tmp/testに対応するファイ
ル管理ブロック6を更新する。このとき、これらの情報
を更新するということを、事前に更新ログ3に記述して
おく。更新ログ3に記述しただけの状態で、システムを
再起動した場合、更新ログ3をバックアップ更新ログ4
にコピーし、ハッシュテーブル5を作成する。ハッシュ
テーブル5中には、/tmp/testは削除中だった記録がの
こる。次に、/tmp/testへのアクセスがあると、ハッシ
ュテーブル5へアクセスし(ステップB1)、/tmp/tes
tは削除中であったことがわかるので(ステップB
2)、ファイル7から、/tmp/testを削除して(ステッ
プB3)、/tmp/testへのファイルアクセスは、ファイ
ルがないという状態のアクセスとなる。
【0028】こうして、ハッシュテーブル5に、ファイ
ルの更新(削除、追加、変更)、生成、再編成等の処理
と該当するディレクトリとをテーブルとして作成してお
けば、更新等の復旧の必要性が分かるので、復旧中に作
業を途中で中止した場合でも、作業再開時に、ハッシュ
テーブル5を検索することにより、同一ファイルが検索
されるような場合でも、ファイルが復旧した後にそのフ
ァイルが検索されるので、最新のファイルによって対応
され、誤検索という事態を防止できる。
ルの更新(削除、追加、変更)、生成、再編成等の処理
と該当するディレクトリとをテーブルとして作成してお
けば、更新等の復旧の必要性が分かるので、復旧中に作
業を途中で中止した場合でも、作業再開時に、ハッシュ
テーブル5を検索することにより、同一ファイルが検索
されるような場合でも、ファイルが復旧した後にそのフ
ァイルが検索されるので、最新のファイルによって対応
され、誤検索という事態を防止できる。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、使用開始前に復旧の必
要なファイルをすべて復旧してしまうのではなくて、使
用開始前には復旧対象を検索するためのハッシュテーブ
ルを作ることで、外部記憶装置を使用開始時に必要な時
間を大幅に短縮することができる。
要なファイルをすべて復旧してしまうのではなくて、使
用開始前には復旧対象を検索するためのハッシュテーブ
ルを作ることで、外部記憶装置を使用開始時に必要な時
間を大幅に短縮することができる。
【0030】また、ハッシュテーブルは、ファイル名を
数値化することにより、数千個の更新ログがあったとし
ても、必要な更新ログを高速に検索でき、結果として使
用開始時間を短縮できる。
数値化することにより、数千個の更新ログがあったとし
ても、必要な更新ログを高速に検索でき、結果として使
用開始時間を短縮できる。
【図1】本発明のファイル復旧方式のシステム図であ
る。
る。
【図2】本発明のファイル復旧方式に用いるハッシュテ
ーブルの例示図である。
ーブルの例示図である。
【図3】本発明のファイル復旧方式のフローチャートで
ある。
ある。
【図4】本発明のファイル復旧方式の具体的な流れ図で
ある。
ある。
【図5】従来例のファイル復旧方式のシステム図であ
る。
る。
【図6】従来例のファイル復旧方式の流れ図である。
【図7】従来例のファイル復旧方式の具体的な流れ図で
ある。
ある。
1 プロセス 2 外部記憶装置 3 更新ログ 4 バックアップ更新ログ 5 ハッシュテーブル 6 ファイル管理ブロック 7 ファイル 8 ディレクトリ 11 ファイル管理手段 12 ファイルアクセス手段 13 ファイル修復手段 14 ハッシュテーブル作成手段 21 ファイル修復プロセス
Claims (6)
- 【請求項1】 外部記憶装置中のファイルとディレクト
リとを管理し、ファイルの更新記録を更新ログに記録し
ておいて、前記更新ログからファイルを復旧するファイ
ルシステムにおいて、 前記外部記憶装置に、前記更新ログをバックアップする
バックアップ更新ログに基づき、更新されたファイル情
報をハッシュ関数に従って格納するハッシュテーブルを
備え、アプリケーションの開始時に前記ハッシュテーブ
ルを参照して前記ファイルの復旧を行うことを特徴とす
るファイルシステム。 - 【請求項2】 請求項1に記載のファイルシステムにお
いて、 前記外部記憶装置に、ファイルをファイル毎に管理する
ファイル管理ブロックと、ファイルを指標するディレク
トリと、該ディレクトリに指標される前記ファイルとを
さらに備えたことを特徴とするファイルシステム。 - 【請求項3】 請求項1に記載のファイルシステムにお
いて、 アプリケーションを開始して前記ファイルを動作させる
プロセスと、前記プロセスの指示の下で前記外部記憶装
置に直接働きかけるファイル管理手段とを備え、前記フ
ァイル管理手段には、前記アプリケーションに従って前
記外部記憶装置を使用するファイルアクセス手段と、前
記ファイルの修復を実行するファイル修復手段と、前記
ハッシュテーブルを作成するハッシュテーブル作成手段
とを具備することを特徴とするファイルシステム。 - 【請求項4】 外部記憶装置中のファイルとディレクト
リとを管理し、ファイルの更新記録を更新ログに記録し
ておいて、前記更新ログからファイルを復旧するファイ
ルシステムのファイル復旧方法において、 前記外部記憶装置を使用することによって、ファイル修
復を開始するステップと、前記更新ログのバックアップ
であるバックアップ更新ログを作成するステップと、前
記バックアップ更新ログの更新されている内容に応じて
ハッシュテーブルを作成するステップと、プロセスから
の前記ファイルへのアクセスがあると前記ハッシュテー
ブルを検索するステップと、前記ファイルの修復が必要
かをチェックするステップと、前記ファイルの修復が必
要であれば、前記ファイルの修復を行うステップと、前
記プロセスは前記ファイルにアクセスをするステップと
を有することを特徴とするファイルシステムのファイル
復旧方法。 - 【請求項5】 請求項4に記載のファイルシステムのフ
ァイル復旧方法において、前記アクセスをするステップ
は、前記プロセスと前記外部記憶装置との間のファイル
アクセス手段により行われ、前記アクセスをするステッ
プ時点で前記ファイルの修復を行うことを特徴とするフ
ァイルシステムのファイル復旧方法。 - 【請求項6】 請求項4に記載のファイルシステムのフ
ァイル復旧方法において、前記ハッシュテーブルは、前
記バックアップ更新ログのファイル名を数値化して、所
定数値で割ってその余りに従ったテーブルからなること
を特徴とするファイルシステムのファイル復旧方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20656998A JP3178671B2 (ja) | 1998-07-22 | 1998-07-22 | ファイルシステム及びそのファイル復旧方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20656998A JP3178671B2 (ja) | 1998-07-22 | 1998-07-22 | ファイルシステム及びそのファイル復旧方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000040023A JP2000040023A (ja) | 2000-02-08 |
JP3178671B2 true JP3178671B2 (ja) | 2001-06-25 |
Family
ID=16525577
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20656998A Expired - Fee Related JP3178671B2 (ja) | 1998-07-22 | 1998-07-22 | ファイルシステム及びそのファイル復旧方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3178671B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102050723B1 (ko) | 2012-09-28 | 2019-12-02 | 삼성전자 주식회사 | 컴퓨팅 시스템 및 그 데이터 관리 방법 |
-
1998
- 1998-07-22 JP JP20656998A patent/JP3178671B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000040023A (ja) | 2000-02-08 |
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