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JP3174596U - 男性用下着 - Google Patents

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JP3174596U
JP3174596U JP2012000171U JP2012000171U JP3174596U JP 3174596 U JP3174596 U JP 3174596U JP 2012000171 U JP2012000171 U JP 2012000171U JP 2012000171 U JP2012000171 U JP 2012000171U JP 3174596 U JP3174596 U JP 3174596U
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和男 上田
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Abstract

【課題】サポート機能があり、通気性も良い男性用下着を提供する。
【解決手段】この男性用下着は、ウエスト開口部2、レッグ開口部3及び股下部4を有するパンツ本体5と、該パンツ本体5の前部5aに設けられ、着用者の陰のう及び陰茎を露出させる窓部6と、該窓部6を含むパンツ本体5の前部5aを覆い、ウエスト開口部2のウエスト開口縁2a側と股下部4側との間にわたって配され、窓部6から露出される陰のう及び陰茎を覆い隠す前布部8と、該前布部8の左右側に配され、パンツ本体5の前部5aと前布部8とによって外気を出入り可能として形成される通気開口部とを備え、窓部6の下側は重なり交差部20とされる。
【選択図】図6a

Description

本考案は、着用時の快適な使用感を得る男性用下着に関する。
男性用下着の装着時において、陰のうや陰茎が内股面に直に接触又は密着すると、汗ばんだりむれたりして快適性に欠ける。特許文献1には、そうした陰のう等と内股面との接触を回避してムレ等を解消しようとする下着(肌着)が提案されている。
実願昭58−181550のマイクロフィルム(実開昭60−89202)
しかし、特許文献1のような男性用の下着は、二重のふんどしタイプのもので、通気性はよいが、陰のう・陰茎等のサポート機能に乏しく、フィット感にも欠ける。
本考案の課題は、陰のう及び陰茎をサポートしつつ、かかる個所の乾燥を促進させる構造を備え、また必要に応じて尿洩れを吸収する機能を付加できるようにした男性用下着を提供することにある。
本考案は、上部のウエスト開口部、左右のレッグ開口部及び該レッグ開口部の間の股下部を有するパンツ本体と、
該パンツ本体の前部に設けられ、着用者の陰のう及び陰茎を露出させる窓部と、
該窓部を含む前記パンツ本体の前部を覆うように配され、前記窓部から露出される前記陰のう及び陰茎を覆い隠す前布部と、
該前布部の左右側に配され、前記パンツ本体の前部の表面と前記前布部の左右側の側縁との間で外気出入り可能な通気開口部と、
前記窓部の下側部分に形成され、該窓部の開口を形成する隣り合う2枚の布部が該窓部の下端で縫着されることなく互いにオーバーラップするように自由に交差して該交差部が前記窓部の下端を形成する重なり交差部と、
を備えることを特徴とする。
上記構成とすることにより、着用者の陰のう及び陰茎は窓部から露出された状態で前布部で覆い隠されるように保持することができ、陰のうや陰茎が股間の肌に直接触れることを回避できるから、それに伴うムレや汗疹などを防ぐことができる。また前布部によりスポーツ時等においても快適なサポート感が得られる。さらに、前布部でサポートされている着用者の陰のう及び陰茎に対し、前布部の左右側に設けられる通気開口部に手を通してアプローチすることができるため、左利きや右利きによらず、サポート位置を直すことが容易であり、しかも、発汗時においても通気開口部から直接外気が出入りされるため、ムレ、かぶれなどの皮膚疾患や不快感を低減することができる。さらに、窓部の開口を形成する隣り合う2枚の布部が該窓部の下端で互いに縫合されることなくオーバーラップするように自由に交差して、該交差部が窓部の下端を形成する重なり交差部を備えることにより、陰茎等のサポート機能が向上し、また陰茎等が窓部からパンツ本体内へ引っ込んでしまうことを抑制する拘束機能が高まる。さらに、その重なり交差部の重なり程度が陰茎等に対して変わることによりその交差部の位置も容易に変動可能であり、陰のう・陰茎をサポートしつつ下端からの支持位置(交差部)がそれらの動きに応じて追従するように移動し得るから、サポート機能を保ちつつそれらに適度の自由度を付与できる。
また、本考案の実施形態では、パンツ本体の前部に、陰のう及び陰茎の根元近傍を拘束する抑制手段を有する。また前布部は、自身の布素材の弛み又は伸縮性によって陰のう及び陰茎を包み込むように保持する袋状底部を有する。さらに、通気開口部を形成する前布部の左右の側縁に設けられ、外気の出入りを維持しつつ前布部の左右の側縁を弾性的に収縮させて前記通気開口部が拡がることを防ぐ弾性拘束部を備える。
このように、窓部にその開口度を狭くして陰のう及び陰茎の根元近傍を拘束する抑制手段を設けることにより、陰のう及び陰茎の根元側の部分が拘束されるため、走る、歩く、座るなどで陰のう及び陰茎がパンツ本体内に戻ってしまう(引っ込んでしまう)ことが抑制され、その露出状態を維持して陰のうや陰茎が股間の肌に直接触れることを安定的に防止できる。また、前布部に袋状底部が存在することにより、陰のう及び陰茎は立体的に包み込まれるように保持されるから、快適に着用できる。さらに通気開口部を形成する前布部の左右の側縁を弾性的に収縮させる弾性拘束部が設けられることにより、動きが激しいスポーツ等で使用しても陰のうや陰茎が前布部の左右の側縁から外へこぼれ出ることが抑制され、外気の出入りを維持しつつ前布部による陰のう及び陰茎の保持状態を維持することができる。
また本考案の実施形態では、前布部はパンツ本体の股下部側において縫着され、かつウエスト開口部側においても縫着され、若しくはウエスト開口部側においては全体的に着脱可能とされ、または、前布部の上部の左右の何れか一方側で縫着されるとともに、他方側においては着脱可能とされる。前布部の下部及び上部を縫着すればシンプルでスマート感が高まり、他方、前布部の上部の少なくとも一方を着脱可能とすれば、前布部の上部を外して用を足すことができ、また後述の尿漏れ対策の吸水材を前布部内面のポケット部に収納する場合に、前布部を開放した状態でポケット部に対し吸水材の出し入れを容易に行うことができる。
また本考案の実施形態では、前布部の内面に設けられ、着用者の尿漏れ(排尿後の残尿洩れ等)を吸収する吸水材が収納可能とされる通水性部材で形成されるポケット部を備える。これにより、排尿後に残尿洩れが生じてもそれを吸水材によって吸収することができ、下着やズボンなどの汚れを防止でき、良好な着用感を維持できる。しかも、吸水材はポケット部に収納されるものであるため、取替え可能となり利便性が良い。
また、前記ポケット部には、着用時において収納すべき吸水材の上部を保持して吊下げ形態での収納姿勢を維持するようにした吸水材取付手段を備える。これにより、吸水材が着用中においても常にポケット部内で広がって位置するため、吸水機能が損なわれることがない。また、左右のレッグ開口部から下方へそれぞれ延長されて左右の足の膝下近傍までを被うステテコ状の延長部、あるいは左右の足のくるぶし近くまでを被うタイツ状の延長部を備えた複合的な形態とすれば、使用範囲が広がり、多様な消費者のニーズに応えられる。
本考案に係る男性用下着の全体を示す図。 図1の男性用下着の前布部を開いた状態を示す図。 他の実施の形態の男性用下着の全体を示す図。 図3の男性用下着の前布部を開いた状態を示す図。 パンツ本体の前部と前布部とで形成される通気開口部を示す図。 図5aの縦断面図。 窓部の重なり交差部を窓部の開放状態で示す正面図。 その重なり交差部の模式的な平面図。 図6aの使用時の一例を示す正面拡大図。 パンツ本体の窓部におけるファスナ手段の一例を示す図。 図7aの断面図。 同ファスナ手段の別の例を示す図。 同ファスナ手段のさらに別の例を示す図。 吸水材を装着可能な本考案に係る男性用下着の全体を示す図。 図8の男性用下着の前布部を開いた状態を示す図。 他の実施の形態の男性用下着の全体を示す図。 図10の男性用下着の前布部を開いた状態を示す図。 前布部の袋状底部で陰のう及び陰茎をサポートする状態を示す図。 前布部の袋状底部で陰のう及び陰茎をサポートした状態でポケット部に収納する吸水材の固定保持状態を示す図。 尻部までの長さの吸水材を使用した男性用下着を示す図。 前布部の両側縁に設けられる弾性拘束部の一例を示す正面図。 吸収材取付手段の一例を示す斜視図。 図16の要部を拡大して模式的に示す側面断面図。 前布部の上縁辺をパンツ本体に縫い付けて着脱不能に一体化した例を示す正面図。 前布部をパンツ本体の上縁辺まで達しないように短くした例を示す正面図。 前布部を袋状底部を有さずパンツ本体の前部と面状に重なる形態とした例を示す側面図。 前布部を左右に円弧状に膨らむ形態とした例を示す正面図。 前布部を方形状の形態とした例を示す正面図。 前布部を下側の方が上側より幅広に形成した形態(例えば台形状)とした例を示す正面図。 レッグ開口部が上側に切り込んだ、いわゆるブリーフタイプのパンツ本体に前布部を付加した例を示す正面図。 前布部の股上(長さ)が短くされた、いわゆるビキニタイプのパンツ本体に前布部を付加した例を示す正面図。 窓部の周縁部の一部に拘束手段として弾性収縮部を設けた例を示す正面図。 窓部の周縁部の全体に拘束手段として弾性収縮部を設けた例を示す正面図。 窓部の周縁部に拘束手段として弾性収縮部のみを設けた例を示す正面図。 その弾性収縮部として窓部の周縁部にゴム状部材を組み込んだ例を示す正面図。 その弾性収縮部として窓部の周縁部を収縮性の強い布素材又は布構造で形成した例を示す正面図。 その弾性収縮部として窓部の周縁部をギャザー構造とした例を示す正面図。 左右のレッグ開口部から下方へステテコ状の延長部を備えた例を示す正面図。 左右のレッグ開口部から下方へタイツ状の延長部を備えた例を示す正面図。 図32の断面図。 図33の断面図。
以下、本考案の実施の形態につき図面を参照して説明する。
図1から図4において、男性用下着1は、着用者の腰にフィットさせるために上部に配されるウエスト開口部2と、着用者の脚を通すために左右に配されるレッグ開口部3と、このレッグ開口部3の間に配される股下部4を有するパンツ本体5とを備える。このパンツ本体5の材質としては伸縮性を有する綿、絹、ウール、あるいは合成繊維又はこれらの混紡などの布製があげられる。なお、この明細書において、以下における左右、前後、上下などの記載は、この男性用下着1を正面から見た場合の看者にとっての方向を意味する。
ウエスト開口部2にはウエスト開口縁2aが設けられる。このウエスト開口縁2aは着用者の腰位置に相当する部分であり、パンツ本体5の最上部に設けられている。このウエスト開口縁2aにはゴム状部材2bが設けられており、このゴム状部材2bの弾性力によって腰にフィットさせるようにして着用後のズレ落ちを防止している。ゴム状部材2bを省略し、ウエスト用開口縁2aの素材により又は織りにより弾性力を付与し、腰にフィットさせても良い。
パンツ本体5の前身頃としての前部5aには、図6aに示すように着用者の陰のうA及び陰茎Bを露出させる窓部6が設けられている。この窓部6は、前部5aの上下方向のスリット状の開口として形成され、その窓部6の下側部分には重なり開口部20が形成されている。より詳しくは、窓部6が形成される前部5aの布材の窓部6の下側部分において、隣り合う2枚の布部5a1,5a2が窓部6の下端で互いに縫合されることなくオーバーラップするように自由に交差して(図6bにおいてオバーラップ量(重なり量)W)、その交差部が窓部6の下端を形成する重なり交差部20となる。図6aのように窓部6が開放された状態では、2枚の布部5a1,5a2が鋭角に交差し、この重なり交差部20は縫着されていないため、その重なり程度が変われば交差位置(窓部6の下端位置、ひいては窓部6の開口度)も変わる。つまり、重なり交差部20の重なりが大きければ交差位置(窓部6の下端)が上にいき、重なりが小さくなれば交差位置は下に移る。そのため陰のうAや陰茎Bのサイズ等に応じてそれらを下から支持する位置(窓部6の下端位置、ひいては窓部6の開口量)が適度に変動可能であり、後述のように好ましいサポート機能(適度の拘束感)が生じる。
この窓部6において、陰のうAや陰茎Bを拘束してそれらが窓部6からパンツ本体5内へ引っ込んでしまうことを抑制する抑制手段(窓部6の開口調整の手段)が窓部6に設けられる。開口調整の抑制手段の具体例としては、窓部6を形成する布材6a,6bが上下方向で帯状に重なり合う前提で、ファスナ手段7を例示することができる。具体的には、図7a、図7bに示すように、ボタン穴7aとボタン7bとの組み合せを使用したり、また、図7cに示すように、凸状の凸型留め具7cと凹状の凹型留め具7dとの組み合せによる凹凸嵌合機能を有するスナップボタン7eを使用したり、また、図7dに示すように、ループ片を有する一方面ファスナ7fとフック片を有する他方面ファスナ7gとの組み合せによる面ファスナを使用することが可能である。そして、図6cに示すように、窓部6の開口から陰のうAや陰茎Bを前方に露出させた状態で、ボタン等のファスナ手段7の適数を閉じて、窓部6の下端の重なり交差部20との間で陰のうAや陰茎Bを拘束する。そのとき重なり交差部20の交差位置(窓部6の下端位置)は陰のうAや陰茎Bの動きにも柔軟に追従することができ、ソフトな拘束感・サポート感を付与できる。言い換えれば、陰のうAや陰茎Bが窓部6からパンツ本体5内へ引っ込んでしまうことを抑制する拘束機能が得られるとともに、その重なり交差部20の重なり程度が変わることによりその交差部20の位置も容易に変動可能であり、陰のうAや陰茎Bに対する下からの支持位置(交差部)がそれらの動きに追従できるから、サポート機能を保ちつつ適度の自由度を付与できる。
図1〜図4に戻り、パンツ本体5の窓部6を含む前部5aは前布部8で覆われている。この前布部8はウエスト開口部2のウエスト開口縁2a側と股下部4側との間にわたって配されている。
この前布部8は、所定の伸縮性を有する綿、絹、ウール、あるいは合成繊維若しくはこれらの混紡などの布によって、全体が概ね逆台形状に形成される布本体8aからなる。この布本体8aは後述するように着用者の陰のうA及び陰茎Bに直接触る部分を含んでおり、このため排尿後の残尿を吸水可能となる材質が望ましく、しかも、洗濯して数回繰り返して使用可能なものとする場合の耐洗濯性、乾燥性、装着感などの観点から親水性繊維を含有する布材が好ましい。なお、この布材は単層であったり、例えば着用者と接する内側を残尿を吸水するための吸水層とし、外側を残尿の外部への漏出を防止するための防止層とすることも可能である。
そして、この布本体8aの下端辺8a1側を、パンツ本体5の股下部4側に縫着している。また、布本体8aの上端辺8a2側を、パンツ本体5のウエスト開口縁2aにおいて縫着してもよいし、着脱可能としてもよい。この着脱可能とする手段は、上述のファスナ手段7が使用可能である。
この布本体8aの上端辺8a2側の装着例としては、図1、図2に示すように、パンツ本体5のウエスト開口縁2a側において左右の両側にファスナ手段7を使用することが可能である。これによって着用者の右利き、左利きの両者への対応も図られる。また、図3、図4に示すように、パンツ本体5のウエスト開口縁2a側においてはその左右の何れか一方側(本例では右側)で破線にて示す縫着ラインL1の範囲で縫着されるとともに、他方側(本例では左側)においてはファスナ手段7を使用するようにして着脱可能としている。
また、図5a、図5bに示すように、前布部8をパンツ本体5の前部5aに重ねて覆うように設けた状態で、窓部6から露出される着用者の陰のうA及び陰茎Bを覆い隠し、かつ、その露出位置で包み込むように保持させるようにした袋状底部8bを形成するように、布本体8aの下端辺8a1とパンツ本体5の股下部4側とは、破線にて示す縫着ラインLで縫着している。
この縫着ラインLは、着用者が男性用下着1を着用した状態で、窓部6から露出される着用者の陰のうA及び陰茎Bの根元側に最も近くなるように位置させるとともに、前布部8の素材の弛みや伸縮性によって、陰のうA及び陰茎Bのほぼ全体を包み込むようにした状態で下方に垂れ下がるように保持可能とする袋状底部8b(図5b参照)が形成されることにより、この袋状底部8bによるサポート着用感を向上させている。また、所定幅の下端辺8a1によって、その幅寸法を縮めるようにして形成した左右方向の幅にて全体がシワ状面によって形成される袋状底部8bとすれば、単なる同じ幅の平面的なものと比較しても、この袋状底部8bの吸水能力が高くなることにより排尿吸水の点で有利となる。なお、袋状底部8bをシワ状とせずに形成してもよい。
また、図5aに示すように、前布部8と、該前布部8の袋状底部8bに近接する上方位置の左右側に配され、パンツ本体5の前部5aの表面5cと前布部8の左右側の側縁8cとの間に、袋状底部8b内に外気を出入り可能として形成される一対の通気開口部9を備えている。また、この通気開口部9を形成する前布部8の左右側の側縁8cは線状または帯状の弾性拘束部8c1とされている。この弾性拘束部8c1は、前布部8の他の部分(本体部)より弾性(伸縮性)が大きく、通気開口部9の左右の側縁8cを弾性的に収縮させてその通気開口部9の開口が拡がらないように拘束する役割を果たし、例えば、糸紐状もしくは帯紐状の弾性部材としてのゴム状部材からなる。または図15に示すように、前布部8の両側縁の帯状部分自身が弾性拘束部8c1とされ、その帯状部分(8c1)が織りにより又は繊維素材により前布部8の本体布部に比べて弾性(拘束力)が高められた部分として形成される。この弾性拘束部8c1によって前布部8にその側縁に沿って弾性力が作用することにより、袋状底部8bのサポート機能と相まってさらにその機能を高めることができる。すなわち、袋状底部8bがあってもなくても構わないが、前布部8の両側縁(通気開口部9の左右の側縁8c)が弾性拘束部8c1により弾性的に収縮してその通気開口部9の開口が拡がらないように拘束する役割を果たすため、前布部8内に保持されている陰のうAや陰茎Bが前布部8の両側縁(通気開口部9の左右の側縁8c)からこぼれ出ることが抑制され、安定したサポート感が得られる。また、通気開口部9を有しているため、サポート機能が高くなっても前布部8(袋状底部8b)内には外気が導入、導出されることにより前布部8(袋状底部8b)内を乾燥状態へと導くことが可能となる。また、前布部の左右側に設けられる通気開口部9に手を通すことができるため、左利きや右利きによらず、着用者の陰のうA及び陰茎Bのサポート位置を直したり、放尿時に露出させることが容易にできることとなる。
次に、本考案に係る他の実施形態の男性用下着1としては、図8〜図12に示すように、前布部8の内面にはポケット部10が設けられる。このポケット部10には、着用者の尿漏れ(例えば排尿後の残尿洩れ等)を吸収する吸水材11(例えば吸水シート又は吸水パッド等)が収納される。このためポケット部10は透水性を備えるメッシュ部材などの通水性部材で形成されている。この吸水材11は生理用ナプキンや使い捨ておむつ等の吸収体として従来用いられている各種公知のものである高分子吸水ポリマーをコア材と使用することができる。また、洗濯して繰り返し使用可能なものとする場合は、耐洗濯性、乾燥性、装着感等の観点から親水性繊維を含有する布材を吸収材とすることが好ましい。さらに、吸水材11として好ましくは、水溶性を有する吸水材(吸水紙)等を使用することにより、水洗トイレに廃棄しても吸水材が溶けて流れるため、使用後における手間をなくすことができて有益である。なお、この例による他の構成部材について、上述の他の実施の形態における構成部材と同様な部材は、図中に同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。
また、この実施例は、図13に示すように、着用時において収納すべき吸水材11の上部を保持して吊下げ形態での収納姿勢を維持するようにした吸水材取付手段12を備えている。この吸水材取付手段12は上述のファスナ手段7と同様の構成を採用するものである。例えば、図16,17に示すように、ファスナ手段は、前布部8の上部内面又はそれに対向するポケット部10の上部内面にボタン12aを設け、他方、吸水材11の上部にボタンホール12bを形成し、これらを嵌め合わせるものとする。ボタン12aとボタンホール12bとの組合せは、図7c、図7dに示したファスナ手段7に置換してもよい。
また、図14に示す男性用下着1(窓部6は図示省略)は、吸水材11としてパンツ本体5の尻部としての後部5bまで連続する長さのものを使用する例である。この例による吸水材11は、長手側の一端を前布部8の内面のポケット10内に収納させ、他端を後部5bの所定位置に位置又は止着させている。
このように吸水材11を後部5bまで通すために、パンツ本体5の前部5bであって、前布部8で形成される袋状底部8b内と連通される位置に通穴5a3を形成している。(ポケット10の少なくとも下側は開口とする。)また、この吸水材11を止着させるために上述のファスナ手段7を使用することができ、これによって吸水材11も着脱可能とされる。
更に別の実施例(変形例)を示す。例えば、図18に示すように、前布部8の上縁をパンツ本体5のウエスト開口縁2a側に縫い付けて一体化してもよい。この場合は、前布部8がパンツ本体5に対し着脱不能となり、吸水材11のためのポケット部10を有しないタイプに好適である。
また、図19に示すように、前布部8の上縁をパンツ本体5の高さ方向の中間部に縫い付け(縫製ラインL2)、又はファスナ手段7でその上縁の一方又は双方を着脱可能とすることができる。この場合、パンツ本体5のウエスト開口縁2aに設けられるゴム状部材2b(又は布自体による弾性伸縮部)と、前布部8の上縁との重なりを防ぎ、ウエスト回りが厚くなることを回避できる。
さらに図20に示すように、前布部8は原形状態(左図)で、袋状底部8bが形成されないものとし(パンツ本体5の前部5aと前布部8が面状に接する程度に重なり合う形態)、前布部8の伸縮性により前布部8が伸びた状態で、陰茎Bを上向き又は下向きにしてより強い拘束力で保持することもできる。
また、図21〜図23に示すように、前布部8は、逆台形状に限らず、左右に円弧状に膨らむ形態(図21)、幅が一定の方形形態(図22)、上方ほど幅が狭くなる形態(台形状等)のもの(図23)でもよい。これらの形態で前布部8a2がパンツ本体5の上端辺まで達してもよいし、中間まで(1点鎖線8a2´)としてもよい。
また、図24、25に示すように、パンツ本体5は、レッグ開口部3が上方へ切り欠かれたいわゆるブリーフ形態(図24)、さらにレッグ開口部3の股上(長さ)が短いいわゆるビキニ形態のものでもよい(図25)。
また、図26に示すように、窓部6の拘束手段として、ボタン等のファスナ手段7に加え、窓部6の周縁部に弾性収縮部(弾性拘束部)17を付加し、これによって陰のうAや陰茎Bの根元部または中間部等を弾性的に拘束し、陰けい及び陰のうが窓部6からパンツ本体5の内部に戻ることを防止し、それらを窓部6から前布部8側へ露出させた状態に保ちやすい効果が生じる。図26は窓部6に周縁部の一部(例えば下側部分)に弾性収縮部17を設けた例を、また図27は窓部6の全体の周縁部に弾性収縮部17を設けた例を示している。さらに図28は、窓部6に拘束手段としてボタン等のファスナ手段7を設けず、代わりに窓部6に(例えば全周の周縁部)に弾性収縮部17を設けた例である。つまり、窓部6に拘束手段として、ボタン等のファスナ7と共に、又はファスナ手段7に代えて弾性収縮部17を形成することができ、それによって陰のうや陰茎が窓部6から内部に戻る(引っ込んでしまう)ことを抑制する。
このような窓部6に設ける弾性収縮部17としては、例えば図29に示すような窓部6の周縁部に組み込んだゴム紐又はゴム帯等のゴム状部材17aを採用することができ、又は図30に示すように、窓部6の周縁部6をパンツ本体5の布素材又は布構造による伸縮性より強い弾性収縮力を生じる布構造17b(例えば布織りや布編みの相違)又は布素材17b(布素材がパンツ本体5と窓部6とで異なる)で形成することもできるし、さらには図31に示すように、窓部6の周縁部を縫製によりギャザー構造17cとすること(例えば縫い目18で縫製することで、伸縮性のあるひだ状に形成され、ひだが弾性的に伸びる一方で、収縮方向の復帰力が弾性収縮力となる)等も可能である。
なお、図26〜図31に示した窓部6(これには重なり交差部20は存在しない)における弾性収縮部17を、図6a〜図6cに示した重なり交差部20との組み合せで設けることにより(ファスナ手段7は有っても無くてもよい)、陰のうAや陰茎Bに対するサポート機能が向上し、かつ適度の自由度も付与できる。具体的には、図6aの前部5aの窓部6を形成する布部(布材)6a,6bの全部又は一部(例えば一方の布部のみ、又は両布部の上側領域若しくは下側領域等)に弾性収縮部17を設けることができる。その場合の弾性収縮部17の具体的内容は、上述のとおりゴム状部材の付加、布素材又は布構造自体の収縮性、ギャザー構造等を採用することができる。
さらに、図32,34に示すように、左右のレッグ開口部3から下方へそれぞれ延長されて左右の足の膝下部近傍までを被うステテコ状の延長部31を備え、パンツとステテコを合体した複合的な男性用下着(ステテコ付きパンツ)30としたり、図33,35に示すように、左右のレッグ開口部3から下方へそれぞれ延長されて左右の足のくるぶし近くまでを被うタイツ状の延長部41を備え、パンツとタイツを合体した複合的な弾性用下着(タイツ付きパンツ)40とすることもできる。
以上、本考案の実施の形態を説明したが、これらはあくまで例示にすぎず、本考案はこれらに限定されるものではなく、各々の実施の形態は、本考案の説明のために一つ実施形態の部分として述べられている構成を、別の実施の形態において利用し、更にこれらを組み合わせて別の実施の形態とすることができる。
1,30,40 男性用下着
2 ウエスト開口部
2a ウエスト開口縁
3 レッグ開口部
4 股下部
5 パンツ本体
5a 前部
5c 表面
6 窓部
7 ファスナ手段(抑制手段)
8 前布部
8b 袋状底部
8c 側縁
8c1 弾性拘束部
9 通気開口部
10 ポケット部
11 吸水材
20 重なり交差部
31,41 延長部

Claims (10)

  1. 上部のウエスト開口部、左右のレッグ開口部及び該レッグ開口部の間の股下部を有するパンツ本体と、
    該パンツ本体の前部に設けられ、着用者の陰のう及び陰茎を露出させる窓部と、
    該窓部を含む前記パンツ本体の前部を覆うように配され、前記窓部から露出される前記陰のう及び陰茎を覆い隠す前布部と、
    該前布部の左右側に配され、前記パンツ本体の前部の表面と前記前布部の左右側の側縁との間で外気を出入り可能として形成される通気開口部と、
    前記窓部の下側部分に形成され、該窓部の開口を形成する隣り合う2枚の布部が該窓部の下端で互いに縫着されることなくオーバーラップするように自由に交差して該交差部が前記窓部の下端を形成する重なり交差部と、
    を備えることを特徴とする男性用下着。
  2. 前記窓部は、着用者の陰のう及び陰茎の根元近傍を拘束する抑制手段を有する請求項1に記載の男性用下着。
  3. 前記前布部は前記パンツ本体の前記股下部側において縫着され、前記ウエスト開口部側においても縫着されている請求項1又は2に記載の男性用下着。
  4. 前記前布部は前記パンツ本体の前記股下部側においては縫着され、前記ウエスト開口部側においては着脱可能又はその左右の何れか一方側で縫着されるとともに、他方側においては着脱可能とされる請求項1又は2に記載の男性用下着。
  5. 前記前布部は、自身の布素材の弛み又は伸縮性によって前記陰のう及び陰茎を包み込むように保持する袋状底部を有する請求項1ないし4のいずれか1項に記載の男性用下着。
  6. 前記通気開口部を形成する前記前布部の左右の側縁に設けられ、前記外気の出入りを維持しつつ前記前布部の左右の側縁を弾性的に収縮させて前記通気開口部が拡がることを防ぐ弾性拘束部を備える請求項1ないし5のいずれか1項に記載の男性用下着。
  7. 前記前布部の内面に設けられ、着用者の尿洩れを吸収する吸水材が収納可能とされる通水性部材で形成されるポケット部を備えることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の男性用下着。
  8. 前記ポケット部には、着用時において収納すべき前記吸水材の上部を保持して吊下げ形態での収納姿勢を維持するようにした吸水材取付手段を備えることを特徴とする請求項7に記載の男性用下着。
  9. 前記左右のレッグ開口部から下方へそれぞれ延長されて左右の足の膝下部近傍までを被うステテコ状の延長部を備えた請求項1ないし8のいずれか1項に記載の男性用下着。
  10. 前記左右のレッグ開口部から下方へそれぞれ延長されて左右の足のくるぶし近くまでを被うタイツ状の延長部を備えた請求項1ないし8のいずれか1項に記載の男性用下着。
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JP2020190039A (ja) * 2019-05-17 2020-11-26 隆大 川村 男性用前開きパンツ
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