JP3173334U - バンド付反射鏡 - Google Patents
バンド付反射鏡 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3173334U JP3173334U JP2011006809U JP2011006809U JP3173334U JP 3173334 U JP3173334 U JP 3173334U JP 2011006809 U JP2011006809 U JP 2011006809U JP 2011006809 U JP2011006809 U JP 2011006809U JP 3173334 U JP3173334 U JP 3173334U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rectangular
- rectangular surface
- band
- mirror
- fixed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 210000003811 finger Anatomy 0.000 claims abstract description 11
- 210000000707 wrist Anatomy 0.000 claims abstract description 7
- 210000003813 thumb Anatomy 0.000 claims abstract description 5
- 239000004033 plastic Substances 0.000 description 7
- BQCADISMDOOEFD-UHFFFAOYSA-N Silver Chemical compound [Ag] BQCADISMDOOEFD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 5
- 229910052709 silver Inorganic materials 0.000 description 5
- 239000004332 silver Substances 0.000 description 5
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 3
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 238000000151 deposition Methods 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 3
- 238000007747 plating Methods 0.000 description 3
- 239000000243 solution Substances 0.000 description 3
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 3
- JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N Ethyl urethane Chemical compound CCOC(N)=O JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- SQGYOTSLMSWVJD-UHFFFAOYSA-N silver(1+) nitrate Chemical compound [Ag+].[O-]N(=O)=O SQGYOTSLMSWVJD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229920003051 synthetic elastomer Polymers 0.000 description 2
- 239000005061 synthetic rubber Substances 0.000 description 2
- TXUICONDJPYNPY-UHFFFAOYSA-N (1,10,13-trimethyl-3-oxo-4,5,6,7,8,9,11,12,14,15,16,17-dodecahydrocyclopenta[a]phenanthren-17-yl) heptanoate Chemical compound C1CC2CC(=O)C=C(C)C2(C)C2C1C1CCC(OC(=O)CCCCCC)C1(C)CC2 TXUICONDJPYNPY-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000004925 Acrylic resin Substances 0.000 description 1
- 229920000178 Acrylic resin Polymers 0.000 description 1
- VHUUQVKOLVNVRT-UHFFFAOYSA-N Ammonium hydroxide Chemical compound [NH4+].[OH-] VHUUQVKOLVNVRT-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 241000270272 Coluber Species 0.000 description 1
- 206010033799 Paralysis Diseases 0.000 description 1
- 229910021626 Tin(II) chloride Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000006096 absorbing agent Substances 0.000 description 1
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 1
- 235000011114 ammonium hydroxide Nutrition 0.000 description 1
- 239000007864 aqueous solution Substances 0.000 description 1
- 238000012790 confirmation Methods 0.000 description 1
- 230000001351 cycling effect Effects 0.000 description 1
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 1
- 210000004247 hand Anatomy 0.000 description 1
- 239000010985 leather Substances 0.000 description 1
- 239000002649 leather substitute Substances 0.000 description 1
- 210000004932 little finger Anatomy 0.000 description 1
- 239000004417 polycarbonate Substances 0.000 description 1
- 229920000515 polycarbonate Polymers 0.000 description 1
- 239000002994 raw material Substances 0.000 description 1
- 230000000452 restraining effect Effects 0.000 description 1
- 229910001961 silver nitrate Inorganic materials 0.000 description 1
- 235000011150 stannous chloride Nutrition 0.000 description 1
- 239000001119 stannous chloride Substances 0.000 description 1
- 230000009182 swimming Effects 0.000 description 1
- 230000000007 visual effect Effects 0.000 description 1
- 239000002023 wood Substances 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)
Abstract
【課題】手袋の甲に着脱自在に装着し、握りこぶしを作ることで、甲にしっかりと固定され、例えば左手に装着すれば左側後方のみならず、少なくとも右側側方も視認可能なバンド付反射鏡を提供する。
【解決手段】本バンド付反射鏡1は、三つの矩形面を有する三角柱部材と、上記矩形面のうちの二つの矩形面それぞれに形成された平面鏡Mと、該平面鏡が形成された上記二つの矩形面を除く残余の矩形面に固定された締結バンド3とを備えたことを特徴とする。そして、上記締結バンドが固定された上記矩形面は、面積が、手の、親指を除いた4本指の幅と、該4本指の付根から手首までの長さとで形成された面積よりも小さいこと、上記締結バンドが固定された上記矩形面は、弾性部材で覆われていることが好ましい。
【選択図】図1
【解決手段】本バンド付反射鏡1は、三つの矩形面を有する三角柱部材と、上記矩形面のうちの二つの矩形面それぞれに形成された平面鏡Mと、該平面鏡が形成された上記二つの矩形面を除く残余の矩形面に固定された締結バンド3とを備えたことを特徴とする。そして、上記締結バンドが固定された上記矩形面は、面積が、手の、親指を除いた4本指の幅と、該4本指の付根から手首までの長さとで形成された面積よりも小さいこと、上記締結バンドが固定された上記矩形面は、弾性部材で覆われていることが好ましい。
【選択図】図1
Description
本考案は、手に装着し、後方及び側方を視認することができるバンド付反射鏡に関するものである。
従来から、山岳地域や平坦地域など高低差のある起伏に富んだコースを数名編成のチームで走りぬき、タイムを競うツールドフランスなどの自転車レースが世界各地で行われている。一般に、自転車やバイクなどには、後方確認のために、ハンドルの近傍にバックミラーを装備することが可能である。しかしながら、ロードレーサなどの競技用自転車は、ドロップハンドルで、ハンドルの高さはサドルよりも低くなっているうえ、高速走行を可能にするため、全重量が、10kg〜8kg程度まで軽量化されている。従って、それら競技用自転車に、バックミラーを装備することは現実的ではない。
一方、バックミラーを固定できる手段のない、スノーボード、スキー等においても滑走中に後方あるいは側方の滑走者を確認し、衝突を未然に防止する必要がある。そこで、スポーツ用手袋の手首部分に巻き付けるミラー付きのバンドが提案されている(特許文献1参照)。
他方、3000km以上を27日間かけて競うツールドフランスや、水泳(3.8Km)、バイク(180Km)、フルマラソン(42.195Km)といった3種目を競う長距離トライアスロンなどにおいては、自転車の長距離走行を行うと手に痛みや麻痺を生じることなどから、厚い材質の振動吸収材やエアクッションなどが配置された手袋を装着している。しかし、クッション等が配置されていると、山坂を走行する手に力が入りにくい。そこで手袋の掌部にクッションを着脱自在に結合すると共に、手首部側にミラー装着面があり、三角形を呈するように山折りできるミラーシートを手の甲部に結合させる多機能手袋が提案されている(特許文献2参照)。
一方、バックミラーを固定できる手段のない、スノーボード、スキー等においても滑走中に後方あるいは側方の滑走者を確認し、衝突を未然に防止する必要がある。そこで、スポーツ用手袋の手首部分に巻き付けるミラー付きのバンドが提案されている(特許文献1参照)。
他方、3000km以上を27日間かけて競うツールドフランスや、水泳(3.8Km)、バイク(180Km)、フルマラソン(42.195Km)といった3種目を競う長距離トライアスロンなどにおいては、自転車の長距離走行を行うと手に痛みや麻痺を生じることなどから、厚い材質の振動吸収材やエアクッションなどが配置された手袋を装着している。しかし、クッション等が配置されていると、山坂を走行する手に力が入りにくい。そこで手袋の掌部にクッションを着脱自在に結合すると共に、手首部側にミラー装着面があり、三角形を呈するように山折りできるミラーシートを手の甲部に結合させる多機能手袋が提案されている(特許文献2参照)。
しかしながら、特許文献1及び特許文献2で提案されているミラーは、反射面が単一で、右手又は左手に装着したとき、右側後方又は左側後方の何れか一方を視認することはできても、それとは反対側の後方等を視認するのは困難である。
本考案は上記事情に鑑み、手袋の甲に着脱自在に装着し、握りこぶしを作ることで、甲にしっかりと固定され、例えば左手に装着すれば左側後方のみならず、少なくとも右側側方をも視認可能なバンド付反射鏡を提供することを目的とする。
本考案は上記事情に鑑み、手袋の甲に着脱自在に装着し、握りこぶしを作ることで、甲にしっかりと固定され、例えば左手に装着すれば左側後方のみならず、少なくとも右側側方をも視認可能なバンド付反射鏡を提供することを目的とする。
本考案のバンド付反射鏡は、三つの矩形面を有する三角柱部材と、上記矩形面のうちの二つの矩形面それぞれに形成された反射鏡と、上記反射鏡が形成された上記二つの矩形面を除く残余の矩形面に固定された締結バンドと、を備えたことを特徴とする。
そして、上記締結バンドが固定された上記矩形面は、手の、親指を除いた4本指の幅と、該4本指の付根から手首までの長さとで形成された部位の面積よりも小さいこと、上記締結バンドが固定された上記矩形面は、弾性部材で覆われていることが好ましい。
このように、三角柱部材の異なる矩形面に形成された2つの反射鏡が、締結バンドによって着脱自在に手の甲の範囲内に、手の動きが抑制されることなく装着可能なので、例えば自転車を走行する人の左手に装着すれば手の角度を変えることで左側後方のみならず、少なくとも右側側方をも視認することが可能になる。
また、上記三角柱部材は、面積が最も大きい第一の矩形面と、面積が最も小さい第三の矩形面と、面積が中間の第二の矩形面とを有し、上記締結バンドは、上記第一の矩形面若しくは上記第二の矩形面に固定されることが好ましい。
このように、上記締結バンドを比較的面積の大きい面に固定すれば、手に装着した時の安定性がよく、かつ比較的大きな鏡面を形成することができる。
さらに鏡面が形成された二つの矩形部材を備え、該鏡面を外側にして山形に接合した該矩形部材それぞれの裏面を上記第一の矩形面及び上記第三の矩形面それぞれ若しくは該第二の矩形面及び該第三の矩形面それぞれに固定したことにより上記反射鏡が形成されることも、上記反射鏡は、上記第一の矩形面及び上記第三の矩形面それぞれに若しくは該第二の矩形面及び該第三の矩形面それぞれに成膜されることにより形成されたことも好ましく、上記第三の矩形面に形成された反射鏡は、凸面鏡であることも好ましい。
このように、反射鏡は、予め作成された平面鏡や凸面鏡を三角柱部材に貼り付けてもよいし、三角柱部材の二つの矩形面に銀などをメッキしたり、蒸着することにより形成してもよい。
また、上記締結バンドは、両端に、係合自在な係止部材が固設された伸縮自在なものであって、上記第三の矩形面に固定された反射鏡を指先側に向け、上記弾性部材を手の甲に当接させて、上記バンドの係止部材を手掌で係合させることにより装着されることが好ましい。
このようにすれば、手にフィットするうえ、例えば左手に装着すれば左側後方のみならず、少なくとも右側側方をも視認することが可能になる。
そして、上記締結バンドが固定された上記矩形面は、手の、親指を除いた4本指の幅と、該4本指の付根から手首までの長さとで形成された部位の面積よりも小さいこと、上記締結バンドが固定された上記矩形面は、弾性部材で覆われていることが好ましい。
このように、三角柱部材の異なる矩形面に形成された2つの反射鏡が、締結バンドによって着脱自在に手の甲の範囲内に、手の動きが抑制されることなく装着可能なので、例えば自転車を走行する人の左手に装着すれば手の角度を変えることで左側後方のみならず、少なくとも右側側方をも視認することが可能になる。
また、上記三角柱部材は、面積が最も大きい第一の矩形面と、面積が最も小さい第三の矩形面と、面積が中間の第二の矩形面とを有し、上記締結バンドは、上記第一の矩形面若しくは上記第二の矩形面に固定されることが好ましい。
このように、上記締結バンドを比較的面積の大きい面に固定すれば、手に装着した時の安定性がよく、かつ比較的大きな鏡面を形成することができる。
さらに鏡面が形成された二つの矩形部材を備え、該鏡面を外側にして山形に接合した該矩形部材それぞれの裏面を上記第一の矩形面及び上記第三の矩形面それぞれ若しくは該第二の矩形面及び該第三の矩形面それぞれに固定したことにより上記反射鏡が形成されることも、上記反射鏡は、上記第一の矩形面及び上記第三の矩形面それぞれに若しくは該第二の矩形面及び該第三の矩形面それぞれに成膜されることにより形成されたことも好ましく、上記第三の矩形面に形成された反射鏡は、凸面鏡であることも好ましい。
このように、反射鏡は、予め作成された平面鏡や凸面鏡を三角柱部材に貼り付けてもよいし、三角柱部材の二つの矩形面に銀などをメッキしたり、蒸着することにより形成してもよい。
また、上記締結バンドは、両端に、係合自在な係止部材が固設された伸縮自在なものであって、上記第三の矩形面に固定された反射鏡を指先側に向け、上記弾性部材を手の甲に当接させて、上記バンドの係止部材を手掌で係合させることにより装着されることが好ましい。
このようにすれば、手にフィットするうえ、例えば左手に装着すれば左側後方のみならず、少なくとも右側側方をも視認することが可能になる。
本考案のバンド付反射鏡によれば、手に簡単に装着できる上、三角柱部材の2つの矩形面に異なる角度で形成された2つの反射鏡により、例えば自転車の走行中に後方を振り向くことなく、装着した手を動かすことで、一定範囲の左右の側方ないしは後方を視認することができる。
以下に本考案の実施形態について説明する。
[第一の実施形態]
図1〜図3は、第1の実施形態のバンド付反射鏡を示す図であり、図1は、平面図、図2は底面図、図3は側面図である。
図1〜図3に示すように、第1の実施形態のバンド付反射鏡1は、3つの矩形面を持った三角柱部材2と、その三角柱部材2の一つの矩形面に固定された締結バンド3と、その締結バンド3が固定された矩形面を覆うクッション(本考案の弾性部材に相当する。)5と、三角柱部材2の矩形面のうち、締結バンド3が固定された矩形面以外の二つの矩形面それぞれに固定され、反射鏡(平面鏡M及び凸面鏡N)が形成された二つの矩形部材6とを備えている。
三角柱部材2は、面積が最も大きい第一の矩形面2aと、次に面積が大きい第二の矩形面2bと、面積が最も小さい第三の矩形面2cとを有する中空のプラスチック部材である。ただし、必ずしもプラスチック製のものである必要はなく、木製のものでも、アルミニウムやステンレスなどの金属製のものでもよく、また内部が充実したものであってもよい。
締結バンド3は、布・革・合成皮革・合成ゴム・プラスチックなどの素材を帯状に加工したものであって、三角柱部材2の第二の矩形面2bに、三角柱部材2の長さ方向に固定されており、両端に雌雄の面ファスナー(本発明の係止部材に相当する。)7a,7bが設けられている。そして、雌雄の面ファスナー7a,7bを手掌側で係合させることにより、手袋をはめた手の甲にバンド付反射鏡1を固定することができる。なお、本実施形態の締結バンド3は、手にしっかりとフィットさせるために、素材として伸縮自在な合成ゴムを用いているが、必ずしもこれに限定されない。
ここで、締結バンド3が固定される矩形面は、手の、親指を除いた4本指の幅と、その4本指の付根から手首までの長さとで形成された部位の面積よりも小さくなるように、三角柱部材の大きさが調整されている。従って、第二の矩形面2bに締結バンド3を固定すれば、第一の矩形面2aに締結バンド3を固定する場合よりも、三角柱部材2の大きさを大きくすることが可能となり、バンド付反射鏡1全体のサイズを大きくすることができる。なお、締結バンド3は、単一部材で構成する必要はなく、三角柱部材2にしっかりと固定され、かつ両端相互を手掌側で係合できる長さを有するものであれば、第二の矩形面2bの両側でそれぞれ別個に固定する二つの帯状部材とすることができる。また、本実施形態の締結バンド3は、三角柱部材2の、第二の矩形面2bに固定されているが、第一の矩形面2a又は第三の矩形面2cに固定してもよい。さらに、本実施形態の締結バンド3は、両端に雌雄の面ファスナー7a,7bが設置されているが、係止部材は、必ずしも面ファスナーである必要はなく、例えば雌雄のホックであっても、突起部材とその突起部材が貫通する穴であってもよい。
クッション5は、締結バンド3が固定された矩形面全体を覆う大きさの、例えばウレタンやスポンジを素材とするもので、本実施形態のバンド付反射鏡1を手に装着して、握りこぶしを作ったり、握りこぶしを開いたりする手の動きが制約されないよう、手の動きに合わせて伸縮する部材が用いられる。
[第一の実施形態]
図1〜図3は、第1の実施形態のバンド付反射鏡を示す図であり、図1は、平面図、図2は底面図、図3は側面図である。
図1〜図3に示すように、第1の実施形態のバンド付反射鏡1は、3つの矩形面を持った三角柱部材2と、その三角柱部材2の一つの矩形面に固定された締結バンド3と、その締結バンド3が固定された矩形面を覆うクッション(本考案の弾性部材に相当する。)5と、三角柱部材2の矩形面のうち、締結バンド3が固定された矩形面以外の二つの矩形面それぞれに固定され、反射鏡(平面鏡M及び凸面鏡N)が形成された二つの矩形部材6とを備えている。
三角柱部材2は、面積が最も大きい第一の矩形面2aと、次に面積が大きい第二の矩形面2bと、面積が最も小さい第三の矩形面2cとを有する中空のプラスチック部材である。ただし、必ずしもプラスチック製のものである必要はなく、木製のものでも、アルミニウムやステンレスなどの金属製のものでもよく、また内部が充実したものであってもよい。
締結バンド3は、布・革・合成皮革・合成ゴム・プラスチックなどの素材を帯状に加工したものであって、三角柱部材2の第二の矩形面2bに、三角柱部材2の長さ方向に固定されており、両端に雌雄の面ファスナー(本発明の係止部材に相当する。)7a,7bが設けられている。そして、雌雄の面ファスナー7a,7bを手掌側で係合させることにより、手袋をはめた手の甲にバンド付反射鏡1を固定することができる。なお、本実施形態の締結バンド3は、手にしっかりとフィットさせるために、素材として伸縮自在な合成ゴムを用いているが、必ずしもこれに限定されない。
ここで、締結バンド3が固定される矩形面は、手の、親指を除いた4本指の幅と、その4本指の付根から手首までの長さとで形成された部位の面積よりも小さくなるように、三角柱部材の大きさが調整されている。従って、第二の矩形面2bに締結バンド3を固定すれば、第一の矩形面2aに締結バンド3を固定する場合よりも、三角柱部材2の大きさを大きくすることが可能となり、バンド付反射鏡1全体のサイズを大きくすることができる。なお、締結バンド3は、単一部材で構成する必要はなく、三角柱部材2にしっかりと固定され、かつ両端相互を手掌側で係合できる長さを有するものであれば、第二の矩形面2bの両側でそれぞれ別個に固定する二つの帯状部材とすることができる。また、本実施形態の締結バンド3は、三角柱部材2の、第二の矩形面2bに固定されているが、第一の矩形面2a又は第三の矩形面2cに固定してもよい。さらに、本実施形態の締結バンド3は、両端に雌雄の面ファスナー7a,7bが設置されているが、係止部材は、必ずしも面ファスナーである必要はなく、例えば雌雄のホックであっても、突起部材とその突起部材が貫通する穴であってもよい。
クッション5は、締結バンド3が固定された矩形面全体を覆う大きさの、例えばウレタンやスポンジを素材とするもので、本実施形態のバンド付反射鏡1を手に装着して、握りこぶしを作ったり、握りこぶしを開いたりする手の動きが制約されないよう、手の動きに合わせて伸縮する部材が用いられる。
図4及び図5は、鏡面が形成された矩形部材の正面図及び平面図であり、図4は、平面鏡が形成された矩形部材を示し、図5は、凸面鏡が形成された矩形部材を示す。
図4及び図5に示すように、矩形部材6は、図1〜図3に示す三角柱部材2の第一の矩形面2aと同寸で、片方の面に平面鏡Mが形成された第一矩形部材6aと、第三の矩形面2cと同寸で、片方の面に凸面鏡Nが形成された第二矩形部材6bとを有する。素材は、アクリル樹脂やポリカーボネートなどのプラスチック、あるいはアルミニウムやステンレスなどが用いられ、平面鏡M及び凸面鏡Nの鏡面は、それらの素材に金属をメッキ又は蒸着して金属膜を成膜することにより形成される。第一矩形部材6aと第二矩形部材6bとを鏡面を外側にして山形に接合し、裏面を三角柱部材2の第一の矩形面2aと第三の矩形面2cとに接着剤で貼り合わせることにより反射鏡(平面鏡M及び凸面鏡N)を形成する。
図4及び図5に示すように、矩形部材6は、図1〜図3に示す三角柱部材2の第一の矩形面2aと同寸で、片方の面に平面鏡Mが形成された第一矩形部材6aと、第三の矩形面2cと同寸で、片方の面に凸面鏡Nが形成された第二矩形部材6bとを有する。素材は、アクリル樹脂やポリカーボネートなどのプラスチック、あるいはアルミニウムやステンレスなどが用いられ、平面鏡M及び凸面鏡Nの鏡面は、それらの素材に金属をメッキ又は蒸着して金属膜を成膜することにより形成される。第一矩形部材6aと第二矩形部材6bとを鏡面を外側にして山形に接合し、裏面を三角柱部材2の第一の矩形面2aと第三の矩形面2cとに接着剤で貼り合わせることにより反射鏡(平面鏡M及び凸面鏡N)を形成する。
図6は、本実施形態のバンド付反射鏡の使用例を示す図である。
図6に示すように、本実施形態のバンド付反射鏡1は、第二の矩形面2bが、手の、親指を除いた4本指の幅と、その4本指の付根から手首までの長さとで形成された部位の面積よりも小さくなっている。従って、本実施形態のバンド付反射鏡1を例えば左手にはめた手袋に装着するときは、三角柱部材2の面積が最も小さい、凸面鏡Nが形成された第三の矩形面2cを指先側に向けて配置し、クッションで覆われた図に現れない第二の矩形面2bを手袋の甲に当てる。そして、締結バンド3の先端を小指側と人差し指側とから、図に現れない掌側に廻して、先端の雌雄の面ファスナー7a,7b相互を係合させて固定する。
ここで、本実施形態の反射鏡には、平面鏡Mと凸面鏡Nとを用いているが、必ずしも凸面鏡Nを用いる必要はなく、2つの反射鏡とも、平面鏡Mであってもよい。また、締結バンド3の先端に、雌雄の面ファスナー7a,7bを設けているが、係止部材は、必ずしも雌雄の面ファスナー7a,7bである必要はなく、雌雄のホックであっても、突起部材とその突起部材が貫通する穴であってもよい。
さらに、本実施形態のバンド付反射鏡1は、面積が最も大きい第一の矩形面2aと面積が最も小さい第三の矩形面2cに反射鏡を形成しているが、第二の矩形面と第三の矩形面に反射鏡を形成し、面積が最も大きい第一の矩形面にバンドを固定し、その第一の矩形面を手の甲に当てるようにしてもよい。
図6に示すように、本実施形態のバンド付反射鏡1は、第二の矩形面2bが、手の、親指を除いた4本指の幅と、その4本指の付根から手首までの長さとで形成された部位の面積よりも小さくなっている。従って、本実施形態のバンド付反射鏡1を例えば左手にはめた手袋に装着するときは、三角柱部材2の面積が最も小さい、凸面鏡Nが形成された第三の矩形面2cを指先側に向けて配置し、クッションで覆われた図に現れない第二の矩形面2bを手袋の甲に当てる。そして、締結バンド3の先端を小指側と人差し指側とから、図に現れない掌側に廻して、先端の雌雄の面ファスナー7a,7b相互を係合させて固定する。
ここで、本実施形態の反射鏡には、平面鏡Mと凸面鏡Nとを用いているが、必ずしも凸面鏡Nを用いる必要はなく、2つの反射鏡とも、平面鏡Mであってもよい。また、締結バンド3の先端に、雌雄の面ファスナー7a,7bを設けているが、係止部材は、必ずしも雌雄の面ファスナー7a,7bである必要はなく、雌雄のホックであっても、突起部材とその突起部材が貫通する穴であってもよい。
さらに、本実施形態のバンド付反射鏡1は、面積が最も大きい第一の矩形面2aと面積が最も小さい第三の矩形面2cに反射鏡を形成しているが、第二の矩形面と第三の矩形面に反射鏡を形成し、面積が最も大きい第一の矩形面にバンドを固定し、その第一の矩形面を手の甲に当てるようにしてもよい。
[第二の実施形態]
第二の実施形態のバンド付反射鏡11は、第一の実施形態のバンド付反射鏡1と比べて、反射鏡が三角柱部材2の矩形面に直接形成され、締結バンド3は、両端にホックが設けてある点は相違するが、それ以外は共通する。従って相違する点についてのみ以下に説明する。
図7〜図9は、第2の実施形態のバンド付反射鏡を示す図であり、図7は、平面図、図8は底面図、図9は側面図である。
図7〜図9に示すように、第2の実施形態のバンド付反射鏡11は、3つの矩形面を持ち、2つの矩形面に鏡面が形成された三角柱部材12と、その三角柱部材12の一つの矩形面に固定された締結バンド13と、その締結バンド13が固定された矩形面を覆うクッション(本考案の弾性部材に相当する。)5と、を備えている。
三角柱部材12は、面積が最も大きい第一の矩形面12aと、次に面積が大きい第二の矩形面12bと、面積が最も小さい第三の矩形面12cとを有する中空のプラスチック部材である。
このプラスチック部材には、塩化第一スズの水溶液で増感処理を施し、例えば硝酸銀にアンモニア水を加えた銀液と還元液とを混ぜて撹拌した溶液中に浸して銀メッキを施すことで平面鏡Mの鏡面が形成されている。ただし、必ずしもプラスチック製のものである必要はなく、ステンレスやアルミニウム製のものに銀を蒸着して鏡面を形成してもよい。
締結バンド13は、三角柱部材12の第一の矩形面12aに、三角柱部材12の長さ方向に固定されており、両端に雌雄のホック14a,14bが設けられている。そして、雌雄のホック14a,14bを手掌側で係合させることにより、手袋をはいた手の甲にバンド付反射鏡11を固定することができる。ここで、本実施形態の締結バンド13は、三角柱部材12の、第一の矩形面12aに固定されているが、第二の矩形面12b又は第三の矩形面12cに固定してもよい。さらに、本実施形態の締結バンド13は、両端に雌雄のホック14a,14bを設けているが、係止部材は、必ずしも雌雄のホック14a,14bである必要はなく、例えば雌雄の面ファスナーであっても、突起部材とその突起部材が貫通する穴であってもよい。
クッション5は、締結バンド13が固定された矩形面全体を覆う大きさのウレタンやスポンジ製のものが用いられる。
第二の実施形態のバンド付反射鏡11は、第一の実施形態のバンド付反射鏡1と比べて、反射鏡が三角柱部材2の矩形面に直接形成され、締結バンド3は、両端にホックが設けてある点は相違するが、それ以外は共通する。従って相違する点についてのみ以下に説明する。
図7〜図9は、第2の実施形態のバンド付反射鏡を示す図であり、図7は、平面図、図8は底面図、図9は側面図である。
図7〜図9に示すように、第2の実施形態のバンド付反射鏡11は、3つの矩形面を持ち、2つの矩形面に鏡面が形成された三角柱部材12と、その三角柱部材12の一つの矩形面に固定された締結バンド13と、その締結バンド13が固定された矩形面を覆うクッション(本考案の弾性部材に相当する。)5と、を備えている。
三角柱部材12は、面積が最も大きい第一の矩形面12aと、次に面積が大きい第二の矩形面12bと、面積が最も小さい第三の矩形面12cとを有する中空のプラスチック部材である。
このプラスチック部材には、塩化第一スズの水溶液で増感処理を施し、例えば硝酸銀にアンモニア水を加えた銀液と還元液とを混ぜて撹拌した溶液中に浸して銀メッキを施すことで平面鏡Mの鏡面が形成されている。ただし、必ずしもプラスチック製のものである必要はなく、ステンレスやアルミニウム製のものに銀を蒸着して鏡面を形成してもよい。
締結バンド13は、三角柱部材12の第一の矩形面12aに、三角柱部材12の長さ方向に固定されており、両端に雌雄のホック14a,14bが設けられている。そして、雌雄のホック14a,14bを手掌側で係合させることにより、手袋をはいた手の甲にバンド付反射鏡11を固定することができる。ここで、本実施形態の締結バンド13は、三角柱部材12の、第一の矩形面12aに固定されているが、第二の矩形面12b又は第三の矩形面12cに固定してもよい。さらに、本実施形態の締結バンド13は、両端に雌雄のホック14a,14bを設けているが、係止部材は、必ずしも雌雄のホック14a,14bである必要はなく、例えば雌雄の面ファスナーであっても、突起部材とその突起部材が貫通する穴であってもよい。
クッション5は、締結バンド13が固定された矩形面全体を覆う大きさのウレタンやスポンジ製のものが用いられる。
本考案のバンド付反射鏡は、自転車競技、モトクロス、スキー、スノーボードなどにおける後方視認用として活用できる。
1,11 バンド付反射鏡
2,12 三角柱部材
2a,12a 第一の矩形面
2b,12b 第二の矩形面
2c,12c 第三の矩形面
3,13 締結バンド
5 クッション
6 矩形部材
6a 第一矩形部材
6b 第二矩形部材
7a,7b 雌雄の面ファスナ
14a,14b 雌雄のホック
M 平面鏡
N 凸面鏡
2,12 三角柱部材
2a,12a 第一の矩形面
2b,12b 第二の矩形面
2c,12c 第三の矩形面
3,13 締結バンド
5 クッション
6 矩形部材
6a 第一矩形部材
6b 第二矩形部材
7a,7b 雌雄の面ファスナ
14a,14b 雌雄のホック
M 平面鏡
N 凸面鏡
Claims (8)
- 三つの矩形面を有する三角柱部材と、前記矩形面のうちの二つの矩形面それぞれに形成された反射鏡と、前記反射鏡が形成された前記二つの矩形面を除く残余の矩形面に固定された締結バンドと、を備えたことを特徴とするバンド付反射鏡。
- 前記締結バンドが固定された前記矩形面は、手の、親指を除いた4本指の幅と、該4本指の付根から手首までの長さとで形成された部位の面積よりも小さいことを備えたことを特徴とする請求項1記載のバンド付反射鏡。
- 前記締結バンドが固定された前記矩形面は、弾性部材で覆われていることを特徴とする請求項1又は2記載のバンド付反射鏡。
- 前記三角柱部材は、面積が最も大きい第一の矩形面と、第二の矩形面と、面積が最も小さい第三の矩形面とを有し、前記締結バンドは、前記第一の矩形面若しくは前記第二の矩形面に固定されたことを特徴とする請求項1から3のうちの何れか1項記載のバンド付反射鏡。
- 鏡面が形成された二つの矩形部材を備え、該鏡面を外側にして山形に接合した該矩形部材それぞれの裏面を前記第一の矩形面及び前記第三の矩形面それぞれ若しくは該第二の矩形面及び該第三の矩形面それぞれに固定することにより前記反射鏡が形成されることを特徴とする請求項4記載のバンド付反射鏡。
- 前記反射鏡は、前記第一の矩形面及び前記第三の矩形面それぞれに若しくは該第二の矩形面及び該第三の矩形面それぞれに成膜されることにより形成されることを特徴とする請求項4記載のバンド付反射鏡。
- 前記第三の矩形面に形成された反射鏡は、凸面鏡であることを特徴とする請求項5記載のバンド付反射鏡。
- 前記締結バンドは、両端に、係合自在な係止部材が固設された伸縮自在なものであって、
前記第三の矩形面に固定された反射鏡を指先側に向け、前記弾性部材を手の甲に当接させて、前記バンドの係止部材を手掌側で係合させることにより装着されることを特徴とする請求項4から7のうちの何れか1項記載のバンド付反射鏡。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011006809U JP3173334U (ja) | 2011-11-18 | 2011-11-18 | バンド付反射鏡 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011006809U JP3173334U (ja) | 2011-11-18 | 2011-11-18 | バンド付反射鏡 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3173334U true JP3173334U (ja) | 2012-02-02 |
Family
ID=48000593
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011006809U Expired - Fee Related JP3173334U (ja) | 2011-11-18 | 2011-11-18 | バンド付反射鏡 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3173334U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019529727A (ja) * | 2016-09-02 | 2019-10-17 | プエブラ,ゴンサロ ララウリ | 手の甲に取り付ける支持用品 |
-
2011
- 2011-11-18 JP JP2011006809U patent/JP3173334U/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019529727A (ja) * | 2016-09-02 | 2019-10-17 | プエブラ,ゴンサロ ララウリ | 手の甲に取り付ける支持用品 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8863316B2 (en) | Horseback riding training glove | |
KR101621633B1 (ko) | 착용가능한 반사 장치 | |
US20190269193A1 (en) | Foldable Safety Helmet | |
US6330722B1 (en) | Protective helmet restraint and head and neck stabilizing system | |
US20080259477A1 (en) | Rear vision activity mirror | |
RU2688393C1 (ru) | Многоэлементная геометрическая конструкция для поглощения и рассеивания энергии, выделяющейся при ударе, и защитный шлем, содержащий эту конструкцию | |
US20110296589A1 (en) | Helmet accessory | |
US20090034102A1 (en) | Hand held rear view mirror | |
US20100229289A1 (en) | Wake stabilizer for helmet and helmet | |
JP3173334U (ja) | バンド付反射鏡 | |
KR101277549B1 (ko) | 착용형 자전거용 안전장치 | |
US20150282547A1 (en) | Covering Assembly for a Helmet | |
US20140133042A1 (en) | Wristband mirror | |
JP3094424U (ja) | ヘルメット | |
JP3165723U (ja) | 自転車リアチャイルドシート用防寒マフ | |
US5669117A (en) | Buckle for line dancing | |
JP3106274U (ja) | 帽子型クッション脱着式ヘルメット | |
JP3924515B2 (ja) | ゴーグル用保護カバー | |
JP3071469U (ja) | 二輪車用グローブ | |
JP3100522U (ja) | バックパック | |
JP2008031607A (ja) | 腕時計装着可能なグローブ | |
JP3220874U (ja) | 自転車用スカートレインカバー | |
KR200427654Y1 (ko) | 후사경이 부착된 손 보호 장구 | |
JP3071176U (ja) | 自動車用シートベルトカバー | |
JP3113574U (ja) | 着ない穿かない被らない着脱容易な雨具 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150111 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |