JP3173098B2 - 点字印刷物の製造方法及び資材 - Google Patents
点字印刷物の製造方法及び資材Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は点字印刷物の製造方法及
び資材に関するものである。
び資材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】点字器または点字タイプライタを用いて
点字印刷をすることは古くから知られており、又、点字
印刷のための専用機具を必要としない点字印刷手段も提
案されている(例:特公平3−75870)。しかしな
がら、これら各手段によって点字印刷を行なうには、点
字知識がなければ印刷ができない。又、近年ではパソコ
ンによって点字に変換できるプリンターも提案されてお
り、この場合は、上記各手段に比べれば点字知識が充分
でなくても点字印刷が可能であるが、価格が高いので公
共団体あるいは民間企業の各事業所ごとに取り揃えるこ
とができないのが現状である。
点字印刷をすることは古くから知られており、又、点字
印刷のための専用機具を必要としない点字印刷手段も提
案されている(例:特公平3−75870)。しかしな
がら、これら各手段によって点字印刷を行なうには、点
字知識がなければ印刷ができない。又、近年ではパソコ
ンによって点字に変換できるプリンターも提案されてお
り、この場合は、上記各手段に比べれば点字知識が充分
でなくても点字印刷が可能であるが、価格が高いので公
共団体あるいは民間企業の各事業所ごとに取り揃えるこ
とができないのが現状である。
【0003】点字は縦3点2列の6個の点のうち1個以
上を突出させて文字を表現しており、点字器具を用いて
紙の表面から裏へ点を突出させ、右から左へ横書きす
る。そして点字を読む場合には、凸面(凸点)を普通は
人差し指でさわりながら左から右へと読んでいく。従っ
て、点字を学ぶという事は、凸点をみて点字を理解でき
るようにすることは勿論のこと、紙の裏面である点字の
凹面も読めなくてはならず、このため、プリンターを使
用する場合を除けば点字印刷物の作成には専門的な知識
を必要とする。
上を突出させて文字を表現しており、点字器具を用いて
紙の表面から裏へ点を突出させ、右から左へ横書きす
る。そして点字を読む場合には、凸面(凸点)を普通は
人差し指でさわりながら左から右へと読んでいく。従っ
て、点字を学ぶという事は、凸点をみて点字を理解でき
るようにすることは勿論のこと、紙の裏面である点字の
凹面も読めなくてはならず、このため、プリンターを使
用する場合を除けば点字印刷物の作成には専門的な知識
を必要とする。
【0004】ところで、視力障害者が用いる障害者手
帳、預貯金の通帳などには固有の番号や氏名を点字で表
示する要望があり、又、請求書や領収書などの書類も金
額が点字で表示されていれば視力障害者にとって大変好
都合である。
帳、預貯金の通帳などには固有の番号や氏名を点字で表
示する要望があり、又、請求書や領収書などの書類も金
額が点字で表示されていれば視力障害者にとって大変好
都合である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、点字知識がなくても簡単かつ容易に点字印
刷ができる点字印刷物の製造方法及び資材を提供するこ
とである。
する課題は、点字知識がなくても簡単かつ容易に点字印
刷ができる点字印刷物の製造方法及び資材を提供するこ
とである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明において課題を解
決するための手段は、点字を印刷する資材に点字を構成
する文字の凸点全部を予め形成しておき、当該各凸点の
うち不要な凸点を除去して点字文字を形成することを特
徴とするものである。
決するための手段は、点字を印刷する資材に点字を構成
する文字の凸点全部を予め形成しておき、当該各凸点の
うち不要な凸点を除去して点字文字を形成することを特
徴とするものである。
【0007】
【実施例】図1は本発明方法によって点字印刷物を製造
するための具体例を表わしている。
するための具体例を表わしている。
【0008】実施例では数字を印刷する場合について説
明する。点字は2列6個の凸点の組み合わせによって構
成されており、図2を参照して、数字を点字で表示する
場合は点字文字となる6点のうち、上方4点の組み合わ
せにより構成されている。すなわち、4点すべてが点字
印刷(表面に凸点を形成する)されると「7」であり、
又、左上方1点のみが印刷されると「1」となる。
明する。点字は2列6個の凸点の組み合わせによって構
成されており、図2を参照して、数字を点字で表示する
場合は点字文字となる6点のうち、上方4点の組み合わ
せにより構成されている。すなわち、4点すべてが点字
印刷(表面に凸点を形成する)されると「7」であり、
又、左上方1点のみが印刷されると「1」となる。
【0009】但し、数字を点字印刷する場合は、当該文
字が数字であることを表示するために、数符記号(図2
において、左下方1点および右3点て表示される記号が
「数符」を表わしている)を印刷した後に数字を印刷す
る。なぜなら、数字「1」は、文字の前に数符記号を付
けることで数字を表すことになるが、因みに左上方1点
のみの場合は「ア」を表わしているからである。
字が数字であることを表示するために、数符記号(図2
において、左下方1点および右3点て表示される記号が
「数符」を表わしている)を印刷した後に数字を印刷す
る。なぜなら、数字「1」は、文字の前に数符記号を付
けることで数字を表すことになるが、因みに左上方1点
のみの場合は「ア」を表わしているからである。
【0010】なお、数字は、一般に6個の凸点のうち上
方4点の組み合わせで構成されているが、下がり数字と
称して下方4点の組み合わせによる場合もある。
方4点の組み合わせで構成されているが、下がり数字と
称して下方4点の組み合わせによる場合もある。
【0011】図1Aでは、数符記号に続けて4桁の数字
文字が点字印刷されており、この場合、点字文字で「7
777」であることを表わしている。そこで、図1Bに
示したように、数符記号に続く文字は左上方を残して他
の3点を除去して「1」とし、その右側の文字は右側2
点を除去して「2」とし、続いての文字は上方2点を除
去して「3」とし、さらにその右側の文字は左下方の1
点を除去して「4」とする。
文字が点字印刷されており、この場合、点字文字で「7
777」であることを表わしている。そこで、図1Bに
示したように、数符記号に続く文字は左上方を残して他
の3点を除去して「1」とし、その右側の文字は右側2
点を除去して「2」とし、続いての文字は上方2点を除
去して「3」とし、さらにその右側の文字は左下方の1
点を除去して「4」とする。
【0012】なお、実施例では、点字6点のうち各凸点
を打ち出した点を「●」とし、最初から平坦であって凸
点を打ち出していない点を「−」とし、凸点として打ち
出したものを除去した点を「○」としている。従って、
図1Bにおいて、点字文字は「1234」であることを
表示している。なお、数符記号に続けて点字文字が表示
されている場合は数字が連続していることを表わし、数
字以外の文字を表わすときは、一文字(一桝)をあける
ことによって以後は通常の文章となる。
を打ち出した点を「●」とし、最初から平坦であって凸
点を打ち出していない点を「−」とし、凸点として打ち
出したものを除去した点を「○」としている。従って、
図1Bにおいて、点字文字は「1234」であることを
表示している。なお、数符記号に続けて点字文字が表示
されている場合は数字が連続していることを表わし、数
字以外の文字を表わすときは、一文字(一桝)をあける
ことによって以後は通常の文章となる。
【0013】用紙の表面に凸点による点字印刷を行なう
のは、点字器、点字タイプライタ又は点字プリンタなど
現在使用されている全ての点字印刷機器が使用可能であ
る。又、点字文字を表示するために打ち出された凸点の
うち不要な点を除去する方法は、凸点をパンチ等で打
ち抜く、凸点を圧縮して用紙表面を平坦にする、凸
点を削り取る、熱処理により材料を溶かすか又は焼き
取って平坦にする、溶剤等の化学処理により材料を溶
かし平坦にするなどの方法による。なお、点字印刷を行
う用紙は、紙、プラスチック、金属など何れの材料でも
よく、点字印刷を行なったときに点字としての凸点が確
保できる資材であればよい。
のは、点字器、点字タイプライタ又は点字プリンタなど
現在使用されている全ての点字印刷機器が使用可能であ
る。又、点字文字を表示するために打ち出された凸点の
うち不要な点を除去する方法は、凸点をパンチ等で打
ち抜く、凸点を圧縮して用紙表面を平坦にする、凸
点を削り取る、熱処理により材料を溶かすか又は焼き
取って平坦にする、溶剤等の化学処理により材料を溶
かし平坦にするなどの方法による。なお、点字印刷を行
う用紙は、紙、プラスチック、金属など何れの材料でも
よく、点字印刷を行なったときに点字としての凸点が確
保できる資材であればよい。
【0014】図1の実施例では数字について説明した
が、通常の文字を印刷することもできる。図3におい
て、Aは6点全部を凸点とした文字を並列して点字文字
行を形成し、これを上記した要領で不要の点を除去し、
Bに示すような点字文字を形成する。なお、図3Bは
「オオサカフ」である。
が、通常の文字を印刷することもできる。図3におい
て、Aは6点全部を凸点とした文字を並列して点字文字
行を形成し、これを上記した要領で不要の点を除去し、
Bに示すような点字文字を形成する。なお、図3Bは
「オオサカフ」である。
【0015】本発明を実施する具体例は、図1A、図3
Aに示すように点字を構成する6点全部を凸点とした文
字を打ち出して点字用紙を作成しておき、必要に応じて
数字ないしは文字を形成して点字文字とする。点字文字
を使用する一例として、文字に形成した部分を切り取っ
て、手帳ないしは通帳などに貼付して使用する。この場
合、例えば図2に示すような点字文字例を用紙に印刷し
ておくと、文字例に倣って簡単に点字を形成することが
できる。なお、上記の他に用紙に点字行を作成してお
き、文章を表示することができることは勿論である。
Aに示すように点字を構成する6点全部を凸点とした文
字を打ち出して点字用紙を作成しておき、必要に応じて
数字ないしは文字を形成して点字文字とする。点字文字
を使用する一例として、文字に形成した部分を切り取っ
て、手帳ないしは通帳などに貼付して使用する。この場
合、例えば図2に示すような点字文字例を用紙に印刷し
ておくと、文字例に倣って簡単に点字を形成することが
できる。なお、上記の他に用紙に点字行を作成してお
き、文章を表示することができることは勿論である。
【0016】
【発明の効果】本発明は、点字文字を構成する6点全部
を予め均質な凸点として印刷しておき、点字文字を形成
するとき不要な凸点を除去して点字を形成するようにし
たので、均質な凸点を形成する技倆がない場合でも、
又、点字の凸点または凹面から点字が読めるような知識
がない場合であっても、文字見本例を参考にすれば簡単
かつ容易に点字が形成できることの効果がある。
を予め均質な凸点として印刷しておき、点字文字を形成
するとき不要な凸点を除去して点字を形成するようにし
たので、均質な凸点を形成する技倆がない場合でも、
又、点字の凸点または凹面から点字が読めるような知識
がない場合であっても、文字見本例を参考にすれば簡単
かつ容易に点字が形成できることの効果がある。
【図1】点字により数字を形成する場合の具体例を表わ
しており、Aは点字用紙に凸点全部を打ち出した状態、
Bは点字数字を形成した状態である。
しており、Aは点字用紙に凸点全部を打ち出した状態、
Bは点字数字を形成した状態である。
【図2】点字による数字の構成図。
【図3】点字により文字を形成する場合の具体例を表わ
しており、Aは点字用紙に凸点全部を打ち出した状態、
Bは点字文字を形成した状態である。
しており、Aは点字用紙に凸点全部を打ち出した状態、
Bは点字文字を形成した状態である。
Claims (2)
- 【請求項1】 点字を印刷する資材に点字文字を構成す
る凸点全部を予め設けておき、当該各凸点のうち不要な
凸点を除去して点字文字を形成することを特徴とする点
字印刷物の製造方法。 - 【請求項2】 点字文字を構成する凸点全部が予め設け
られており、点字文字を形成するときに各文字の凸点の
うち不要な凸点を除去して点字文字を形成することを特
徴とする点字印刷物のための資材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04751392A JP3173098B2 (ja) | 1992-02-03 | 1992-02-03 | 点字印刷物の製造方法及び資材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04751392A JP3173098B2 (ja) | 1992-02-03 | 1992-02-03 | 点字印刷物の製造方法及び資材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05216393A JPH05216393A (ja) | 1993-08-27 |
JP3173098B2 true JP3173098B2 (ja) | 2001-06-04 |
Family
ID=12777195
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04751392A Expired - Fee Related JP3173098B2 (ja) | 1992-02-03 | 1992-02-03 | 点字印刷物の製造方法及び資材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3173098B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102006006708B4 (de) * | 2006-02-13 | 2008-02-14 | Cito-System Gmbh | Verfahren und Vorrichtungen zur Herstellung von Braille-Prägeprofilen und von Brailleschrift-Prägungen sowie Braille-Prägeprofile als solche |
JP7102100B2 (ja) | 2017-03-07 | 2022-07-19 | グリコ栄養食品株式会社 | 粉末状小麦タンパク質及びその製造方法 |
-
1992
- 1992-02-03 JP JP04751392A patent/JP3173098B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05216393A (ja) | 1993-08-27 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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