JP3164937B2 - 複合加工機の原点位置設定方法および位置座標補正用補正値設定方法 - Google Patents
複合加工機の原点位置設定方法および位置座標補正用補正値設定方法Info
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Description
設定方法および位置座標補正用補正値設定方法に関し、
更に詳細には複数個の加工装置を有し、各加工装置が各
々個別の座標系にて座標軸方向へ移動可能なレーザ可工
機やパンチとダイ等を取付ける加工ヘッドを有する複合
加工機の原点位置設定方法および位置座標補正用補正値
設定方法に関するものである。
を備えた複数個の加工装置を有し、各加工装置の加工ヘ
ッドにより同一素材に対して加工を行って製品を作る複
合加工機は知られており、これには例えば三次元レーザ
加工装置と多軸の板材加工ロボットとを有する板金複合
加工用の複合加工機がある。
装置の加工ヘッドは各々個別のガイドレールに案内され
て各座標軸方向へ移動するから、各加工装置は各々個別
の座標系を有することになり、各加工装置において原点
位置、位置座標値は各々個別のものになる。
共通の座標系にて作成することができず、各加工装置の
加工ヘッドによる加工位置の設定は各加工装置毎にティ
チングを行うことにより行われている。
位置の設定は面倒で、経験を要し、しかも加工内容が変
更される度にティチングをやり直す必要があり、能率的
でない。このため特に多品種少量生産には不向きで、高
価な複加工機の稼動率を低下させる原因になる。本発明
は、上述の如き問題点に着目してなされたものであり、
各加工装置の加工プログラムを共通の座標系にて簡便に
作成することができるようにし、各加工装置の加工位置
の設定をティチングを必要とせず行えるようにする複合
加工機の原点位置設定方法および位置座標補正用補正値
設定方法を提供することを目的としている。
明によれば、複数個の加工装置を有し、各加工装置が各
々個別の座標系にて座標軸方向へ移動可能な加工ヘッド
を有する複合加工機の各加工装置間の原点位置設定方法
において、一つの加工装置の加工ヘッドを予め定義され
た座標位置に位置させて静止状態にて当該加工ヘッドよ
り垂直方向あるいは水平方向へ指向性を有する光線を放
射し、他の加工装置の加工ヘッドを座標軸方向へ移動さ
せて当該加工ヘッドに設けられた光感知手段により前記
光線を探索し、前記光線を検出した前記他の加工装置の
加工ヘッドの位置座標値と前記一つの加工装置の加工ヘ
ッドの予め定義された前記座標位置における位置座標値
との関係より前記一つの加工装置の原点位置と前記他の
加工装置の原点位置とを共通化して原点位置設定を行う
ことを特徴する複合加工機の原点位置設定方法、およ
び、複数個の加工装置を有し、各加工装置が各々個別の
座標系にて座標軸方向へ移動可能な加工ヘッドを有する
複合加工機の位置座標補正用補正値設定方法において、
一つの加工装置の加工ヘッドを予め定義された二つの座
標位置に各々位置させて静止状態にて当該加工ヘッドよ
り垂直方向あるいは水平方向へ指向性を有する光線を放
射し、他の加工装置の加工ヘッドを予め定義された二つ
座標位置に各々位置させてその各座標位置にて当該加工
ヘッドに設けられた光感知手段により前記光線を検出
し、その各座標位置における検出光量の相互相違より前
記一つの加工装置の座標軸方向と前記他の加工装置の座
標軸方向との偏差を計測し、この偏差に基づいて各加工
装置の位置座標が合致するよう位置座標値を補正する補
正値を設定することを特徴する複合加工機の位置座標補
正用補正値設定方法によって達成される。
工ヘッドが原点位置など予め定義された座標位置にて垂
直方向あるいは水平方向へ指向性を有する光線を放射
し、この状態下にて他の加工装置の加工ヘッドが座標軸
方向へ移動することにより当該加工ヘッドに設けられた
光感知手段が前記光線を走査式に探索し、前記光感知手
段が前記光線を検出することにより、この検出位置にお
ける前記他の加工装置の加工ヘッドの位置座標値と前記
一つの加工装置の加工ヘッドの予め定義された前記座標
位置をおける位置座標値との相対関係をもって前記他の
加工装置の原点位置が前記一つの加工装置の原点位置を
基準として論理的に共通化されて設定される。
定義された二つ座標位置にて各々垂直方向あるいは水平
方向へ指向性を有する光線を放射し、他の加工装置の加
工ヘッドを予め定義された二つ座標位置に各々移動さ
せ、各座標位置にて前記他の加工装置の加工ヘッドに設
けられた光感知手段が前記光線を検出し、その各座標位
置における検出光量の相互相違により前記一つの加工装
置の座標軸方向に対する前記他の加工装置の座標軸方向
の偏差(ずれ)が計測され、この偏差に基づいて各加工
装置の物理的な位置座標が互いに合致するよう位置座標
値の補正値が設定される。
説明する。
法およびの位置座標補正用補正値設定方法の実施に使用
される複合加工機の構造例を示している。
内に構築されており、シェルター1内には三次元レーザ
加工装置3と左右一対の曲げ加工ロボット5、7が配備
されている。
ール9間に橋渡しされ天井レール9てに案内されてX軸
方向(X1 )へ移動可能なX軸クロススライダ11と、
X軸クロススライダ11より支持されX軸クロススライ
ダ11に設けられたY軸ガイドレール13に案内されて
Y軸方向(Y1 )へ移動可能なY軸キャリッジ15と、
Y軸キャリッジ15より支持されY軸キャリッジ15の
Z軸案内部17に案内されてZ軸方向(Z1 )へ移動可
能なZ軸スライダ19と、Z軸スライダ19の下端部に
取り付けられて垂直軸線周りに回転可能なA軸回転アー
ム21と、A軸回転アーム21の先端部に取り付けられ
て水平軸線周りに回転可能なB軸回転アーム23とによ
る三次元移動構造体を有し、B軸回転アーム23の先端
部に加工ヘッドであるレーザビームノズル25が取り付
けられている。
れていないレーザ発振器よりHe−Neレーザなどによ
るレーザビームが与えられ、B軸回転アーム19の回転
により、垂直方向、水平方向、あるいは任意の傾斜角方
向へレーザビームが指向性をもって放射される。
ル27に案内されてX軸方向(X2)へ移動可能なX軸
スライダ29と、X軸スライダ29より支持されX軸ス
ライダ29のZ軸案内部31に案内されてZ軸方向(Z
2 )へ移動可能なZ軸スライダ33と、Z軸スライダ3
3より支持されZ軸スライダ33のY軸案内部35に案
内されてY軸方向(Y2 )へ移動可能なロボットアーム
ユニット37とを有し、アーム先端(加工ヘッド)に曲
げ金型などの工具を交換可能装着される。
加工ロボット5と実質的に同一の構造のものであり、ガ
イドレール39に案内されてX軸方向(X3 )へ移動可
能なX軸スライダ41と、X軸スライダ41より支持さ
れX軸スライダ41のZ軸案内部43に案内されてZ軸
方向(Z3 )へ移動可能なZ軸スライダ45と、Z軸ス
ライダ45より支持されZ軸スライダ45のY軸案内部
47に案内されてY軸方向(Y3 )へ移動可能なロボッ
トアームユニット49とを有し、アーム先端(加工ヘッ
ド)に曲げ金型などの工具を交換可能装着される。
の曲げ加工ロボット5、7の各々のキャレッジ、スライ
ダなどの移動体は、各々固有のガイドレール、案内部よ
り案内されて移動するから、厳密には三次元レーザ加工
装置3と左右の曲げ加工ロボット5、7は、図3にて符
号X1 、Y1 、Z1 とX2 、Y2 、Z2 とX3 、Y3、
Z3 で示されている如く、各々個別の座標系を有するこ
とになり、またその各座標系にて原点位置が存在するこ
とになる。
アームユニット37、49の各々の先端部の工具装着部
には受光素子を有する計測用治具(図示省略)が工具に
代えて位置決め装着、あるいはロボットアームユニット
37、49の各々の先端部には受光素子51、53が位
置決め装着されている。受光素子51、53は各々レー
ザビームノズル25より放射されるレーザビームに感応
し、受光量の増加に応じて増加する定量的な電気信号を
発生する。なお、受光素子51、53は各々、X軸方向
とY軸方向とに設けられているか、あるいはX軸方向と
Y軸方向との間に首振り可能になっており、X軸方向と
Y軸方向のいずれの方向よりもレーザビームノズル25
より放射されるレーザビームに感応できるよう構成され
ている。
中央部には工作物搬送ガイトレール55がX軸方向に延
在しており、工作物搬送ガイトレール55には走行台車
57が係合している。走行台車57は、工作物搬送ガイ
トレール55に案内されてX軸方向に走行移動可能に設
けられ、板状の工作物Wを垂直姿勢あるいは水平姿勢に
て反転可能に支持する工作部支持部59を有している。
び各加工装置間の位置座標値補正方法の実施に使用され
る複合加工機の制御系を示している。この制御系は、三
次元レーザ加工装置3と左右の曲げ加工ロボット5、7
の各々のためのNC装置61、63、65を有してい
る。なお、図2にて、符号67はこれらNC装置61、
63、65の共通キャビネットを示している。
プログラムあるいは原点位置設定プログラム、位置座標
値補正プログラムに従ってレーザ加工装置3の各部の軸
駆動部69へ軸駆動命令を出力し、レーザ出力制御部7
1へレーザ出力命令を出力する。
は、加工プログラムあるいは原点位置設定プログラム、
位置座標値補正プログラムに従って曲げ加工ロボット5
の各部の軸駆動部73へ軸駆動命令を出力する。
は、加工プログラムあるいは原点位置設定プログラム、
位置座標値補正プログラムに従って曲げ加工ロボット7
の各部の軸駆動部75へ軸駆動命令を出力する。
受光量検出部77と接続され、最大受光量検出部77
は、受光素子51よりの電気信号のピークを検出し、ピ
ーク検出信号をNC装置63へ出力する。また最大受光
量検出部77には受光量信号メモリ部79が接続され、
受光量信号メモリ部79はピーク検出におけるピーク時
の受光素子51よりの電気信号値、即ち受光量を示す信
号(受光量信号)を格納する。
号を格納できるよう構成され、受光量信号メモリ部79
が格納している二つの受光量信号は比較部81へ出力さ
れ、比較部81はその二つの受光量信号の相対相違量を
演算し、その演算結果をNC装置63へ出力する。
最大受光量検出部83と接続され、最大受光量検出部8
3は、受光素子53よりの電気信号のピークを検出し、
ピーク検出信号をNC装置65へ出力する。また最大受
光量検出部83には受光量信号メモリ部85が接続さ
れ、受光量信号メモリ部85はピーク検出におけるピー
ク時の受光素子53よりの電気信号値、即ち受光量を示
す信号(受光量信号)を格納する。
信号を格納できるよう構成され、格納した二つの受光量
信号を比較部87へ出力する。比較部87はその二つの
受光量信号の相対相違量を演算し、その演算結果をNC
装置65へ出力する。
方法の実施手順について説明する。
3のX軸クロススライダ11、Y軸キャリッジ15、Z
軸スライダ19、A軸回転アーム21、B軸回転アーム
23の各々の軸制御により、レーザ加工装置3のレーザ
ビームノズル25を予め定義された座標位置、例えばX
1 軸方向、Y1 軸方向、Z1 軸方向、A軸方向、B軸方
向の原点位置に復帰させ、この原点位置における静止状
態にてレーザビームノズル25よりレーザビームを放射
する。このレーザビームは、レーザ加工装置3の原点位
置にてZ軸方向、即ち垂直方向に放射され、レーザ光に
よる垂直な原点位置指標線をなす。
ボット5のX軸スライダ29の軸制御により、曲げ加工
ロボット5のロボットアームユニット37をX2 軸方向
へ定速移動させ、この定速移動中にX2 軸方向の各座標
位置にてY軸方向に向いた受光素子51が発生する受光
量信号がピークなること、換言すれば、ロボットアーム
ユニット37の受光素子51がX2 軸方向においてレー
ザ光による垂直な原点位置指標線と完全に整合する位置
に位置したことを最大受光量検出部77にて検出し、こ
れによりピーク検出信号をNC装置63へ出力する。
入力することにより、曲げ加工ロボット5のX2 軸方向
の原点位置をロボットアームユニット37の現在のX2
軸方向の位置座標値に基づいて設定する。このようにし
て設定されたロボットアームユニット37のX2 軸方向
の原点位置は、レーザ加工装置3のX1 軸方向の原点位
置と等しく、両者は論理的に、即ちレーザ加工装置3と
曲げ加工ロボット5の各加工プログラムにおいて互いに
共通のものになる。
ボット5のロボットアームユニット37の軸制御によ
り、曲げ加工ロボット5のロボットアームユニット37
をY2軸方向へ定速移動させ、この定速移動中にY2 軸
方向の各座標位置にてX軸方向に向いた受光素子51が
発生する受光量信号がピークなること、換言すれば、ロ
ボットアームユニット37の受光素子51がY2 軸方向
においてレーザ光による垂直な原点位置指標線と完全に
整合する位置に位置したことを最大受光量検出部77に
て検出し、これによりピーク検出信号をNC装置63へ
出力する。
入力することにより、曲げ加工ロボット5のY2 軸方向
の原点位置をロボットアームユニット37の現在のY2
軸方向の位置座標値に基づいて設定する。このようにし
て設定されたロボットアームユニット37のY2 軸方向
の原点位置は、レーザ加工装置3のY1 軸方向の原点位
置と等しく、両者は論理的に、即ちレーザ加工装置3と
曲げ加工ロボット5の各加工プログラムにおいて互いに
共通のものになる。
のB軸回転アーム23の軸制御により、レーザ加工装置
3のレーザビームノズル25を90度回動させ、静止状
態にてレーザビームノズル25よりレーザビームを放射
する。このレーザビームは、レーザ加工装置3の原点位
置にてY軸方向へ水平に放射され、レーザ光による水平
な原点位置指標線をなす。
ボット5のロボットアームユニット37の軸制御によ
り、曲げ加工ロボット5のZ軸スライダ33をZ2 軸方
向へ定速移動させ、この定速移動中に、即ちZ2 軸方向
の各座標位置にてX軸方向に向いた受光素子51が発生
する受光量信号がピークなること、換言すれば、ロボッ
トアームユニット37の受光素子51がZ2 軸方向にお
いてレーザ光による水平な原点位置指標線と上下方向に
完全に整合する位置に位置したことを最大受光量検出部
77にて検出し、ピーク検出信号をNC装置63へ出力
する。
入力することにより、曲げ加工ロボット5のZ2 軸方向
の原点位置をロボットアームユニット37の現在のZ2
軸方向の位置座標値に基づいて設定する。このようにし
て設定されたロボットアームユニット37のZ2 軸方向
の原点位置は、レーザ加工装置3のZ1 軸方向の原点位
置と等しく、両者は論理的に、即ちレーザ加工装置3と
曲げ加工ロボット5の各加工プログラムにおいて互いに
共通のものになる。
Y3 軸方向、Z3 軸方向の各原点位置も、上述の右側の
曲げ加工ロボット5における原点位置設定と同様に、レ
ーザ加工装置3のレーザ光による原点位置指標線を基準
して設定する。
用補正値設定方法の実施手順をY軸を例にとって説明す
る。
3のY軸キャリッジ15の軸制御により、レーザ加工装
置3のレーザビームノズル25を予め定義された第一の
座標位置、例えばY1 軸方向の原点位置に復帰させ、こ
の原点位置における静止状態にてレーザビームノズル2
5よりレーザビームを垂直方向に放射する。
ボット5のロボットアームユニット37の軸制御によ
り、曲げ加工ロボット5のロボットアームユニット37
をY2軸方向へ定速移動させ、この定速移動中に、即ち
Y2 軸方向の各座標位置にてX軸方向に向いた受光素子
51が発生する受光量信号がピークなることを最大受光
量検出部77にて検出し、このピーク検出時の受光量信
号を受光量信号メモリ部79に格納する。
のY軸キャリッジ15の軸制御により、レーザ加工装置
3のレーザビームノズル25を予め定義された第二の座
標位置、例えばY1 軸方向の最大移動位置へ移動させ、
この移動位置における静止状態にてレーザビームノズル
25よりレーザビームを垂直方向に放射する。
ボット5のロボットアームユニット37の軸制御によ
り、曲げ加工ロボット5のロボットアームユニット37
をY2軸方向へ定速移動させ、この定速移動中に、即ち
Y2 軸方向の各座標位置にてX軸方向に向いた受光素子
51が発生する受光量信号がピークなることを最大受光
量検出部77にて検出し、このピーク検出時の受光量信
号を受光量信号メモリ部79に格納する。
出時の受光量信号を格納すると、この二つの受光量信号
を比較部81へ出力し、比較部81により原点位置にお
ける受光量信号のピーク値を基準にしてこれともう一つ
の受光量信号のピーク値との相互相違量を演算し、この
演算結果をNC装置63へ出力する。
ユニット37の現在のY2 軸方向位置を保って上述の演
算結果を基にした軸駆動部73による右側の曲げ加工ロ
ボット5のX軸スライダ29の軸制御により、受光素子
51が発生する受光量信号のピーク値が原点位置におけ
る受光量信号のピーク値と等しくなるまで曲げ加工ロボ
ット5のロボットアームユニット37をX2 軸方向へ移
動させる。
方向の移動量により、レーザ加工装置3のY1 軸方向を
基準にしたこれに対する曲げ加工ロボット5のY2 軸方
向の偏差が計測され、この偏差に基づいてレーザ加工装
置3と右側の曲げ加工ロボット5のY軸方向の物理的な
位置座標が互いに合致するよう位置座標値の補正値(オ
フセット値)を設定する。
ト37をX2 軸方向へ実際に移動させて曲げ加工ロボッ
ト5のY2 軸方向の偏差を計測しているが、光路距離に
対する光量変化量特性が既知であれば、演算により偏差
を計測することも可能である。
右側の曲げ加工ロボット5と左側の曲げ加工ロボット7
の各座標軸について同様に行われ、この位置座標補正用
補正値設定により右側の曲げ加工ロボット5の座標系と
左側の曲げ加工ロボット7の座標系はレーザ加工装置3
の座標系と論理的に同一の三次元座標として取り扱われ
るようになる。
げ加工ロボット5と左側の曲げ加工ロボット7の各加工
プログラムにおける位置座標値は共通の一つの座標系に
て設定され、各加工プログラム間にて座標変換を行う必
要がなくなる。
3はA軸回転機構とB軸回転機構とを有しているが、レ
ーザ加工装置がこれら回転機構を備えていない場合は、
レーザビームノズル部分にレーザビームを90度屈折さ
せる治具を取り付けることにより垂直光と水平光とが得
られるにようにしてもよい。
座標補正用補正値設定方法が適用される複合加工機は、
指向性を有する光線を得る上でレーザ加工装置を含んで
いることが好適であるが、しかし一つの加工装置の光線
放射手段を付加することにより、必ずしもレーザ加工装
置が必須ではなく、また各々座標系を有するその他の種
々の加工装置の組み合わせによるもであってもよい。
いて詳細に説明したが、本発明は、これに限定されるも
のではなく、本発明の範囲内にて種々の実施例が可能で
あることは当業者にとって明らかであろう。
による複合加工機の原点位置設定方法および位置座標補
正用補正値設定方法によれば、一つの加工装置の加工ヘ
ッドが原点位置など予め定義された座標位置にて垂直方
向あるいは水平方向へ指向性を有する光線を放射し、こ
の状態下にて他の加工装置の加工ヘッドが座標軸方向へ
移動することにより当該加工ヘッドに設けられた光感知
手段が前記光線を走査式に探索し、前記光感知手段が前
記光線を検出することにより、この検出位置における前
記他の加工装置の加工ヘッドの位置座標値と前記一つの
加工装置の加工ヘッドの予め定義された前記座標位置に
おける位置座標値との相対関係をもって前記他の加工装
置の原点位置が前記一つの加工装置の原点位置を基準と
して論理的に共通化されて設定され、また一つの加工装
置の加工ヘッドが予め定義された二つ座標位置にて各々
垂直方向あるいは水平方向へ指向性を有する光線を放射
し、他の加工装置の加工ヘッドを予め定義された二つ座
標位置に各々移動させ、各座標位置にて前記他の加工装
置の加工ヘッドに設けられた光感知手段が前記光線を検
出し、その各座標位置における検出光量の相互相違によ
り前記一つの加工装置の座標軸方向に対する前記他の加
工装置の座標軸方向の偏差が計測され、この偏差に基づ
いて各加工装置の物理的な位置座標が互いに合致するよ
う位置座標値の補正値が設定されるから、各加工装置の
加工プログラムが共通の座標系にて簡便に作成されるよ
うになり、各加工装置の加工位置がティチングを必要と
することなく設定され、各加工装置の動作変更は加工プ
ログラムの変更のみにより簡便に行われるようになる。
これらのことから複合加工機の多品種少量生産に対する
適応性が向上し、複合加工機の稼動率が向上する。
補正用補正値設定方法の実施に使用される複合加工機の
構造例をX軸方向に見た正面図である。
補正用補正値設定方法の実施に使用される複合加工機の
構造例をY軸方向に見た側面図である。
補正用補正値設定方法の実施に使用される複合加工機の
座標系を示す斜視図である。
置間の位置座標値補正方法の実施に使用される複合加工
機の制御系の一実施例を示すブロック線図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 複数個の加工装置を有し、各加工装置が
各々個別の座標系にて座標軸方向へ移動可能な加工ヘッ
ドを有する複合加工機の各加工装置間の原点位置設定方
法において、 一つの加工装置の加工ヘッドを予め定義された座標位置
に位置させて静止状態にて当該加工ヘッドより垂直方向
あるいは水平方向へ指向性を有する光線を放射し、他の
加工装置の加工ヘッドを座標軸方向へ移動させて当該加
工ヘッドに設けられた光感知手段により前記光線を探索
し、前記光線を検出した前記他の加工装置の加工ヘッド
の位置座標値と前記一つの加工装置の加工ヘッドの予め
定義された前記座標位置における位置座標値との関係よ
り前記一つの加工装置の原点位置と前記他の加工装置の
原点位置とを共通化して原点位置設定を行うことを特徴
する複合加工機の原点位置設定方法。 - 【請求項2】 複数個の加工装置を有し、各加工装置が
各々個別の座標系にて座標軸方向へ移動可能な加工ヘッ
ドを有する複合加工機の位置座標補正用補正値設定方法
において、 一つの加工装置の加工ヘッドを予め定義された二つの座
標位置に各々位置させて静止状態にて当該加工ヘッドよ
り垂直方向あるいは水平方向へ指向性を有する光線を放
射し、他の加工装置の加工ヘッドを予め定義された二つ
の座標位置に各々位置させてその各座標位置にて当該加
工ヘッドに設けられた光感知手段により前記光線を検出
し、その各座標位置における検出光量の相互相違より前
記一つの加工装置の座標軸方向と前記他の加工装置の座
標軸方向との偏差を計測し、この偏差に基づいて各加工
装置の位置座標が合致するよう位置座標値を補正する補
正値を設定することを特徴する複合加工機の位置座標補
正用補正値設定方法。
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CN113195178A (zh) * | 2019-01-23 | 2021-07-30 | Abb瑞士股份有限公司 | 用于管理机器人手臂的方法和装置 |
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