JP3164420B2 - 分析用液体の分注装置 - Google Patents
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Description
関するものであり、特に、血液や尿等の体液を医学的な
目的で検査する化学分析装置、あるいは、河川や上下水
道等の水質を検査する分析装置において、液体試料の分
取分配に利用される装置である。本発明は、特に、粘度
の高い試料や、血球等のゲル状の試料の分取分配に好適
に利用され、このような分取分配を行う際の装置の汚染
や不正確な分析結果を招く試料間のコンタミネーション
を防止する目的で使用される技術に関するものである。
は、分析装置自体の汚染や試料間のコンタミネーション
を防ぐために、試料を分取する際に試料と接触するプロ
ーブを多量の水で洗浄したり、それでも不十分な場合
は、洗剤あるいはある種の溶剤等を用いて洗浄するよう
にしていた。しかし、最近ウイルス性肝炎や、後天性免
疫不全症等の疾病は、体液試料を媒介して感染するもの
と判明したため、体液試料と接触する試料容器、反応容
器、試料の分取分配を行う試料プローブ等の汚染を原因
とする検査術者のこれらの疾病の院内感染が社会的問題
になってきている。
ては、化学反応を利用した分析装置内で実施できる方法
がおのずと限定されてしまい、現実的には分析装置にお
いて使用できる容易な殺菌処理方法はないといえる。従
来の装置のように、容器、プローブを洗浄するのみで、
感染の危険性を回避するには、膨大な量の洗浄水が必要
とされるため、通常は使用済みの容器やプローブ等を一
括して焼却する等の殺菌処理を施すようにしている。
ては、従来はほとんど問題視されていなかった。つま
り、今までの血液検査の主流であった臨床化学検査で
は、一般的に、同一の検査項目における測定値の最低値
と最高値の隔たりは大きくても百倍程度であった。これ
に対して、最近注目を集めている感染症の検査では、測
定値の最低値と最高値の隔たりが十万から百万倍あり、
このようなことは一般の検査室で容易に体験することが
できる。このように測定値の最低値と最高値に隔たりが
大きい検査項目について、従来の臨床化学検査装置を用
いて、従来と同様な方法で検査すると、試料間のコンタ
ミネーションによって偽陽性判定が著しく増大すること
は容易に予想できる。
てタイプの容器が開発されてきた。試料の分取分配装置
においても、分注プローブを使い捨てタイプにした装置
や、プローブを交換可能にして、使用済みのプローブを
自動分析機の外で洗浄できるようにした装置が開発され
ている。なお、従来の装置においては、分注チップは、
自動的に供給されずに、例えば、特開昭62−2274
52号公報にあるようなチップスタンドにセットされて
おり、チップ移送部がチップスタンドまで移動して、デ
ィスポーザブルタイプのチップを取るように構成したも
のが多い。一方、特開昭53−100290号公報にお
いて、本願人は、ピペット(チップ)を、ピペット収納
部から一個ずつピペット供給位置に送り出すピペット供
給装置を開示している。
加、及び検査項目の増加により、検査数が大幅に伸びて
来ている。この検査数の伸びにつれて、分析機の処理能
力の向上が図られてきたが、処理能力の大きい大型の自
動試料分取分配装置では、ディスポーザブルタイプの分
注チップを利用したものは開発されていない。なぜな
ら、ノズルを洗浄する再使用方式の装置に対して、ディ
スポーザブルチップを用いた場合は、チップの装着、廃
棄といった作業工程が増えて、処理速度が落ちるという
問題があるためである。ここで試料の分取分配を無理に
高速で行うと、分注時間を十分に取ることができず、分
注精度が著しく損なわれてしまう。又、チップの交換が
適正に行なわれないと、分注精度がばらついたり、分注
不能となるおそれがあるため、分析結果の信頼性が低下
する。
置の試料分取分配装置では、ディスポーザブルチップを
用いているが、チップを自動供給せずに、上述のチップ
ラックを使用している。したがって、チップ自体を動か
すことなくチップラックに収納されたチップをチップ移
送手段に装着するようにしているため、チップ移送手段
を複数箇所へ移動させる必要があり、この制御が複雑に
なる。更に、チップ移送手段の移動距離が長くなるた
め、処理速度も落ちてしまう。
用液体を収容する液体収容部と、該液体収容部から分注
される分析用液体を収納する分注用容器と、前記分析用
液体を吸引吐出可能な先端部を有する吸排手段と、複数
の分注用チップを前記吸排手段の先端部に順次装着及び
脱却するチップ交換部と、前記分注用チップが装着され
た前記吸排手段を前記液体収容部と、前記分注用容器
と、前記チップ交換部とに移送する移送手段と、前記吸
排手段に装着されたチップ内に圧力伝達用液体を充填す
る液体充填手段とを具えることを特徴とするものであ
る。
置においては、ディスポーザブルチップを用いてはいる
が、チップ移送手段に装着されている分注用チップ内へ
圧力伝達媒速度の速い液体を充填するようにしているた
め、院内感染や試料間のコンタミネーションを防ぐと共
に、分析用液体の分取分配をより速く、かつ正確に行う
ことができる。
換部のチップ装着位置の下方に排水口を設けると共に、
前記液体充填手段から供給される圧力伝達用液体の供給
量を前記分注用チップの容量より多くなるように設定し
たことを特徴とするものである。
用液体を分注用チップ内に十分に充填すると共に、チッ
プ装着位置近傍にチップ先端から漏れ出る圧力伝達媒体
を受ける排水口を設けるようにしているため、精度良く
分注を行うことができると共に、圧力伝達媒体が、装置
の電算部等にかかることがなく、故障その他の問題を防
ぐことができる。
ば血液、尿等の体液や細胞組織断片もしくはその溶解物
を含む溶液等の分析すべき検体試料、及び、例えば抗
体、抗原等の検体試料の分析に使用される各種試薬が挙
げられる。また、必要に応じて、共通の吸排手段によっ
てこれらの試料及び試薬を組み合わせて分注する場合も
含まれる。圧力伝達用液体とは、圧力に対して非弾性的
で、かつ分析に影響を及ぼさない種類の液体、例えば、
イオン交換水、純水、生理食塩水、緩衝液、オイル等が
挙げられる。チップの装着を検知する検知手段には、透
過光量、反射光量、静電容量、電気抵抗量、振動量、圧
力、重量等の変化を利用することができる。また、本明
細書中でいうチップ交換部とは、チップ移送部にチップ
を供給するチップ供給手段と、チップ移送部に保持され
ているチップを離脱させるチップ脱却手段とを具えるも
のとする。
例の全体の構成を示す斜視図である。図1に示すとお
り、本実施例の装置は、チップ収納部1、このチップ収
納部1に振動を与える振動部2、チップ供給部3、チッ
プ供給部3から供給されたチップを保持して試料分取分
配位置へ移送するチップ移送部4、複数個の試料容器5
を収納した試料容器用ラック6、複数の反応ウエルを具
える反応容器7、チップ移送部4に保持されたチップ内
に圧力伝達用液体(イオン交換水)を注入すると共に、
チップ内に所定量の試料を吸引させる試料用シリンジ
8、試料の分取分配を終えたチップを脱却させる脱却板
9、脱却したチップを廃棄する廃棄穴10、チップに圧
力伝達用液体を注入する際にチップ先端から漏れた液体
を排水する排水口11とを具える。
間隔で形成されており、この溝1a中に多数のディスポ
チップ12が収納されている。溝1aに収納されたディ
スポチップ12は、図示しない送り出し手段によって、
チップ供給部3に向って送り出されるように構成されて
いる。
で形成されたスプロケットベルト3aを具えている。こ
の凹部の間隔は、チップ収納部1の溝1aの間隔と同一
間隔になるように形成されていると共に、凹部中に溝1
aに沿って送り出されてくるディスポチップ12を受け
入れる小孔が形成されており、各ディスポチップ12を
スプロケットベルト3a上に連続的に一定間隔で収容す
る。図2には、スプロケットベルト3a上の1個の凹部
にディスポチップ12が保持されている状態が示されて
いる。図示しない駆動装置により、スプロケットベルト
3aを矢印Aの方向へ、凹部1個分のピッチで間欠的に
回動停止させることにより、チップ装置位置Bに順次デ
ィスポチップ12が位置出しされる構成となっている。
また、スプロケットベルト3aの駆動装置は図示しない
制御部により、回動数及び停止時間を変更できるように
設定されている。
1のガイド4a、このガイド4aに沿ってx軸方向に移
動可能に装着されy軸方向に延在するアーム4b、この
アーム4bをガイドとしてy軸方向に移動可能に装着さ
れた第2のガイド4c、この第2のガイド4cにz軸方
向に移動可能に装着されたチップ保持部4dとで構成さ
れている。チップ保持部4dは、図示しない制御部及び
駆動部により、アーム4bを第1のガイド4a沿いに移
動させることによってx方向に、第2のガイド4cをア
ーム4b沿いに移動させることによってy方向に、保持
部4d自体を第2のガイド4b沿いに移動させることに
よってz方向に移動可能に構成されている。
部4dをチップ装着位置Bの真上に移動させ、次いでチ
ップ保持部4dを静かに下降させて、ディスポチップ1
2を保持部4dに装着保持する。チップ保持部4dに
は、パイプ4eが取り付けられており、このパイプ4e
の先端をディスポチップ12の上側先端に挿入して、デ
ィスポチップ12を確実に保持するようにする。なお、
パイプ4eの後端は、ディスポチップ12内に圧力伝達
媒体を注入するシリンジ8に連結されている。次いでチ
ップ保持部4dを上昇させてディスポチップ12をスプ
ロケットベルト3aから抜き取る。この時、図3に示す
ようにイオン交換水タンク14に連結されているポンプ
13を作動させてイオン交換水をディスポチップ12内
に充填する。この際にディスポチップ12の先端から漏
れでたイオン交換水は、装着位置Bの先に設けた排水口
11へ流れてここから排水される。
12を保持したチップ保持部4dを、チップ移送部4を
駆動して、試料ラック6に収納されている所定の試料容
器5の真上まで移送した後、ディスポチップ12の先端
が試料容器5に収納されている試料に接触し、あらかじ
め設定された量だけチップ先端が試料内に潜るまでチッ
プ保持部4dを静かに下降させた後、シリンジ8を駆動
して所定量の試料をディスポチップ12内に吸引する。
ディスポチップ12の先端が試料に接触したか否かは、
従来から知られている方法で電気的に検知するようにす
る。あらかじめ光学的手法、あるいは超音波を用いるな
どして試料の量を測定し、その値を記憶しておいて、デ
ィスポチップ12の先端が必要以上に試料中に潜ること
を防止するようにすることができる。
チップ12内に分取した後、ディスポチップ12をゆっ
くり上昇させて、試料容器5中の試料面より引き上げ
る。ついで、チップ移送部4を駆動させて、所定の反応
容器7の上にディスポチップ12を移送し、反応容器7
に形成されている反応ウエル内に所定量の試料を分配す
る。試料の分配が終了した後、チップ脱却板9のある脱
却位置Cまで、ディスポチップ12を移送する。チップ
脱却板9には、パイプ4eの径よりは大きいが、ディス
ポチップ12の装着口の外形より短い切り欠き凹部9a
が水平方向に設けられており、ディスポチップ12を下
降させて、この凹部9a内にチップ保持部4dのパイプ
4e胴部を側方から挿入し、ついでチップ保持部4dを
静かに上昇させて、ディスポチップ12を取り外す。取
り外されたディスポチップ12は、チップ脱却位置Cの
下方に設けられた廃棄穴10内に落ちて、装置内部に設
けた図示しない廃棄容器内に収容される。感染防止の目
的でこの廃棄容器内にあらかじめ殺菌効果のある化学薬
品を入れておくようにしても良い。
dを再びチップ装着位置Bに戻して、次のディスポチッ
プ12の装着を行う。このようにして、ディスポチップ
を用いて試料の分取分配を連続的に行うことにより、無
人で大量の試料の分取分配を行うことができる。
図である。スプロケットベルト3aはプーリ3bの回り
を回動しており、凹部に取り付けたディスポチップ12
が順次装着位置Bへ送られてくる。装着位置Bにおいて
チップ移送部4のチップ保持部4dが下降してきて、装
着位置に存在するディスポチップ12をピックアップす
る。プーリ3bの下方の装着位置Bの近傍には、反射型
光センサ15が設けられており、ディスポチップ12の
側面の一面あるいは一点を検出して、装着位置にディス
ポチップ12が存在するか否かを検出するようにする。
水の供給系の構成を示す図である。イオン交換タンク1
4に収納されているイオン交換水は、常時ポンプ13に
より送り出されているが、イオン交換タンク14とディ
スポチップ12とを結ぶ供給路に電磁弁16が設けられ
ており、通常は電磁弁16を閉じた状態にしておいて、
イオン交換水がタンク14内を循環するようにしてお
く。チップ移送部4により、装着位置Bの真上にチップ
保持部4bを移送し、上述した反射型光センサ15によ
って検出した装着位置Bにディスポチップ12が存在す
る旨の情報を受けて、保持部4bに設けたパイプ4eの
先端が装着位置Bにあるディスポチップ12内に密接に
嵌合するまで保持部4bを下降せしめる。この時の保持
部4bの下降量は図示しないカウント機構でカウントさ
れており、保持部4bが下死点まで下降したと判断した
ときに、電磁弁16に制御信号を送って、電磁弁16を
解放して、保持部4bに装着したディスポチップ12内
に所定の時間だけイオン交換水を供給する。ここで、電
磁弁16の解放時間は、イオン交換水の供給量が、ディ
スポチップ12内がイオン交換水で充たされ、更に余分
なイオン交換水がディスポチップ12の先端から排出さ
れる程度の量になるように設定されている。ここで、余
分量のイオン交換水を排出するのは、ディスポチップ1
2中に完全にイオン交換水を満たすためであり、好まし
くは、ディスポチップ12内部に気泡が生じることがな
いように、ある程度勢い良く吐出するようにすると良
い。このようにして、気泡を含む、気体を全く介在させ
ずに液体の定量的吸引および/または吐出動作を行うよ
うにしているため、ポンプ、シリンジ等によりもたらさ
れる圧力を極めて高精度にディスポチップ12の先端に
伝達することができ、分注精度を向上させることができ
る。ディスポチップ12の先端から排出された余分なイ
オン交換水は、ディスポチップの装着位置の下方に設け
た排水口11を介して排水タンク17に収容される。以
上の各動作は、光センサ15の出力を受けて、図示しな
い制御部の制御の下に行われる。
いは下死点に到達する前に、装着位置にあるスプロケッ
トベルト3aの凹部にディスポチップ12が保持されて
いないときは、光センサ15はOFFしたままとなる。
この場合は、図示しない制御部でチップ移送部4に関す
る次の動作を一時中断し、警報を発してオペレータの処
置を促すか、好ましくは、スプロケットベルト3aを継
続的にチップ保持用凹部を1個分移動させることによ
り、自動サーチするようにする。自動サーチする場合
は、スプロケットベルト3aの移動を必要に応じて継続
させて、ディスポチップ12を検知したときにスプロケ
ットベルト3aを停止させるようにしても良い。自動サ
ーチによって、ディスポチップ12が検知されたときチ
ップ移送部4の動作を復帰させる。
ップ保持部4bに装着し、イオン交換水の充填を終える
と、チップ保持部4bが上昇して、スプロケットベルト
3aからディスポチップ12を離脱させて運んで行く。
このとき、制御部で再びセンサ15の信号を読み取り、
装着位置にディスポチップ12が存在しないことを確認
して、チップ移送部4の動作を続行させるようにする。
チップ保持部4bが濡れているために生じる滑り等によ
って、チップ保持部4bが上昇したにもかかわらずディ
スポチップ12がスプロケットベルト3aから離脱しな
かった場合には、センサ15は依然としてディスポチッ
プ12を検知した状態にあるため、制御部はチップ移送
部4の動作を一時的に停止させる。この場合も、警報を
発してオペレータの処置を促すか、好ましくは上述の自
動サーチを行って、新しいディスポチップを装着位置B
に移送して、装着動作を繰り返すようにする。この場
合、一度装着を逃したディスポチップ12に再度装着動
作を繰り返すようにしても良い。装着不可能なディスポ
チップについては、スプロケットベルト3aの進行方向
に移動させ、図示しない把持アームあるいは押し上げ手
段等によって、不良チップをスプロケットベルト3aか
ら取り除いて回収するのが好ましい。
功したら、制御部の制御に基づいてチップ保持部4bを
上昇させ、所定の試料容器5が配置されている試料分取
位置に移動させて、試料の吸引を行う。次いで、反応容
器7上の分注位置において、吸引した試料を反応ウエル
内に吐出して試料の分注を行い、最終的にチップ脱却位
置へディスポチップ12を移送する。チップ保持部4b
を脱却板9に設けた切り欠き凹部9aへ横方向から侵入
させ、チップ保持部4bを上昇させてディスポチップ1
2を保持部4bから離脱させる。離脱したディスポチッ
プ12及びチップ内のイオン交換水は、脱却位置下方に
設けた廃棄穴10へ落下して回収される。
ディスポチップ12の離脱を確実に行うためのセンサ1
8が設けられている。すなわち、チップ保持部4bが脱
却板9の切り欠き凹部9aに横方向から侵入したとき、
図示しない制御部でセンサ18からの信号を読み取り、
ディスポチップ12が確かに脱却位置Cにあることを確
かめたうえでチップ保持部4bを上昇させるようにす
る。この時、ディスポチップ12の存在がセンサ18で
検出されないときには、動作を停止させるかあるいは保
持部4bの侵入動作をやり直すかするようにする。
宜構成した一例にすぎず、特許請求の範囲を逸脱しない
程度に種々設計変更し得るものである。例えば、上述し
た実施例では、図2に示すように、装着位置Bに配置し
たセンサ15は、スプロケットベルト3aの小孔より下
方に懸垂しているディスポチップ12の下部側面を検知
するように構成されているが、要するにスプロケットベ
ルト3aにディスポチップ12が保持されているか否か
さえ検知できれば良いので、ディスポチップ12のどの
部分を検知するようにしても構わない。また、図3に示
すように、脱却位置Cに配置したセンサ18は、パイプ
4eの侵入方向に対向する位置に取り付けられているの
で、このセンサ18の感度を上げるか、あるいはフォー
カシング手段を採用するようにすれば、パイプ4eの侵
入の程度も監視することが可能となる。あるいは、パイ
プ4eの侵入方向と交差する方向から検知するようにす
れば、パイプ4eの侵入位置の適否を確認することがで
きる。また、センサの検知時期の変更ないし増減は必要
に応じて行うようにしても良い。
めの装着及び脱却は、上述した実施例のようにパイプ4
eの移動によらずに、例えば、ディスポチップ12を把
持し得るアームを用いて交換するようにしてもよい。こ
の場合でも、本発明を適用することによって、ディスポ
チップの交換作業が確実に行われ、交換後の分注精度を
向上させることができる。
によれば、分注チップを装着したときにチップ内に圧力
伝達の速い物質を充填するようにしているため、より速
く、正確に試料の分取分配動作を行うことができ、作業
能率の向上を図ることが可能となる。また圧力伝達媒体
の充填位置近傍に排水口を設けるようにしているため、
チップ先端から漏れた圧力伝達媒体はこの排水口から排
出され、機械の損傷が生じない。
る。
断面図である。
成を示す図である。
す図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 複数種類の分析用液体を収容する液体収
容部と、該液体収容部から分注される分析用液体を収納
する分注用容器と、前記分析用液体を吸引吐出可能な先
端部を有する吸排手段と、複数の分注用チップを前記吸
排手段の先端部に順次装着及び脱却するチップ交換部
と、前記分注用チップが装着された前記吸排手段を前記
液体収容部と、前記分注用容器と、前記チップ交換部と
に移送する移送手段と、前記吸排手段に装着されたチッ
プ内に圧力伝達用液体を充填する液体充填手段とを具え
ることを特徴とする分析用液体の分注装置。 - 【請求項2】 前記チップ交換部のチップ装着位置の下
方に排水口を設けると共に、前記液体充填手段から供給
される圧力伝達用液体の供給量を前記分注用チップの容
量より多くなるように設定したことを特徴とする請求項
1に記載の分析用液体の分注装置。
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