JP3163173B2 - 置換された3,4− ジヒドロナフタリン、これを化合物を含有する薬剤並びにこの化合物及び薬剤を製造する方法 - Google Patents
置換された3,4− ジヒドロナフタリン、これを化合物を含有する薬剤並びにこの化合物及び薬剤を製造する方法Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、置換された3,4- ジ
ヒドロナフタリン、この化合物を含有する薬剤及びこの
化合物及び薬剤の製造方法に関する。
ヒドロナフタリン、この化合物を含有する薬剤及びこの
化合物及び薬剤の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリ不飽和高級脂肪酸、たとえばアラキ
ドン酸は、ヒト及び哺乳類の物質代謝で、生理学的に重
要なエイコサノイド、たとえばプロスタグランジン及び
ロイコトリエン──“徐々に反応するアナフラキシ−物
質”(SRS- A)の名称で公知の物質クラス──の酵
素触媒結合に対する基質として使用される。その際プロ
スタグランジン形成を、シクロオキシゲナーゼ(“プロ
スタグランジン合成”としても表示される)によって、
ロイコトリエン形成を5- リポキシゲナーゼによって触
媒する。
ドン酸は、ヒト及び哺乳類の物質代謝で、生理学的に重
要なエイコサノイド、たとえばプロスタグランジン及び
ロイコトリエン──“徐々に反応するアナフラキシ−物
質”(SRS- A)の名称で公知の物質クラス──の酵
素触媒結合に対する基質として使用される。その際プロ
スタグランジン形成を、シクロオキシゲナーゼ(“プロ
スタグランジン合成”としても表示される)によって、
ロイコトリエン形成を5- リポキシゲナーゼによって触
媒する。
【0003】プロスタグランジンが、いくつかの所望さ
れた作用を組織中で発揮する間、ロイコトリエン又はS
RS- Aによって、命に危険が迫った状態、たとえばア
ナフラキシ−又は敗血性ショック、しかもアレルギ−反
応、気管支収縮、喘息及び他の所望されない作用の発生
を生じうることは知られている。したがって長い間種々
の側面から化学的及び代謝的に安定な化合物を使用する
ことができる様に望まれている。この化合物は生体中で
プロスタグランジン形成を左右せず、同時に可能な限り
選択的に又は特異的に5- リポキシゲナーゼを阻害し、
望まれないロイコトリエンの形成を妨害する。しかしす
べての方向で満足させうるこの問題の解決は従来からま
だ成功していない。
れた作用を組織中で発揮する間、ロイコトリエン又はS
RS- Aによって、命に危険が迫った状態、たとえばア
ナフラキシ−又は敗血性ショック、しかもアレルギ−反
応、気管支収縮、喘息及び他の所望されない作用の発生
を生じうることは知られている。したがって長い間種々
の側面から化学的及び代謝的に安定な化合物を使用する
ことができる様に望まれている。この化合物は生体中で
プロスタグランジン形成を左右せず、同時に可能な限り
選択的に又は特異的に5- リポキシゲナーゼを阻害し、
望まれないロイコトリエンの形成を妨害する。しかしす
べての方向で満足させうるこの問題の解決は従来からま
だ成功していない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、特定の置換
された3,4- ジヒドロナフタリンに関し、これは化学
的にかつ代謝的に(治療使用で)安定な化合物であり、
これは5- リポキシゲナーゼに対して特異的阻害作用及
び驚くべきことにショック抑制作用並びに一部きわだっ
た、ショック- 死亡率を減少させる効果及び更に他の生
物学的又は薬学的に価値のある性質を有する。
された3,4- ジヒドロナフタリンに関し、これは化学
的にかつ代謝的に(治療使用で)安定な化合物であり、
これは5- リポキシゲナーゼに対して特異的阻害作用及
び驚くべきことにショック抑制作用並びに一部きわだっ
た、ショック- 死亡率を減少させる効果及び更に他の生
物学的又は薬学的に価値のある性質を有する。
【0005】
【問題を解決するための手段】この化合物は、一般式I
【0006】
【化6】
【0007】(式中R1 はメチル- 又はアミノ基であ
り、R2 は水素原子又はメチル基であり、R3 はC- 原
子数1〜4の直鎖状又は分枝状アルキル基、アリル- 又
はクロチル基又はシクロペンチル基を示す。)なる置換
された3,4- ジヒドロナフタリンに相当する。
り、R2 は水素原子又はメチル基であり、R3 はC- 原
子数1〜4の直鎖状又は分枝状アルキル基、アリル- 又
はクロチル基又はシクロペンチル基を示す。)なる置換
された3,4- ジヒドロナフタリンに相当する。
【0008】R3 がメチル基を示す化合物が好ましく、
R1 がアミノ基を示すものが特に好ましい。N- ヒドロ
キシ -N- 〔(6- メトキシ -3,4- ジヒドロナフト
-2- イル)メチル〕- 尿素が、特に好ましい化合物で
あり、これは特に喘息- 患者に使用するのに必要であ
る。
R1 がアミノ基を示すものが特に好ましい。N- ヒドロ
キシ -N- 〔(6- メトキシ -3,4- ジヒドロナフト
-2- イル)メチル〕- 尿素が、特に好ましい化合物で
あり、これは特に喘息- 患者に使用するのに必要であ
る。
【0009】本発明による、一般式Iなる置換された
3,4- ジヒドロナフタリンは、5-リポキシゲナーゼ
に対して特異的阻害作用を有し、このことは特に試験管
内- 実験によって調べられる。
3,4- ジヒドロナフタリンは、5-リポキシゲナーゼ
に対して特異的阻害作用を有し、このことは特に試験管
内- 実験によって調べられる。
【0010】5- リポキシゲナーゼ阻害の検出のため
に、ラットの塩基好性白血病性白血球を、試験管内で培
養し、栄養培地から遠心分離し、緩衝液(リン酸カリウ
ム50mM、pH7.4)で洗滌し、次いでmlあたり
細胞数1×107 細胞に調整する。この細胞懸濁液夫々
1mlを、10μMインドメタシン、2mMCaCl2
で、及び濃度範囲0.1μM〜100μMで本発明によ
る化合物と共に又は溶剤と共に室温で3分間前温置し、
次いで放射能標識されたアラキドン酸20μM及びカル
シウム- イオノホアA23187 20μMで10分間
温置する。氷酢酸20μlの添加によって反応の中止
後、反応生成物を酢酸エチルで抽出し、リポキシゲナー
ゼ生成物に適する展開剤混合物を用いて薄層クロマトグ
ラフィーで分離する(ジャクシク(Jakschik )等、Bioc
hem. Biophys. Res. Commun.102,624(198
1))。
に、ラットの塩基好性白血病性白血球を、試験管内で培
養し、栄養培地から遠心分離し、緩衝液(リン酸カリウ
ム50mM、pH7.4)で洗滌し、次いでmlあたり
細胞数1×107 細胞に調整する。この細胞懸濁液夫々
1mlを、10μMインドメタシン、2mMCaCl2
で、及び濃度範囲0.1μM〜100μMで本発明によ
る化合物と共に又は溶剤と共に室温で3分間前温置し、
次いで放射能標識されたアラキドン酸20μM及びカル
シウム- イオノホアA23187 20μMで10分間
温置する。氷酢酸20μlの添加によって反応の中止
後、反応生成物を酢酸エチルで抽出し、リポキシゲナー
ゼ生成物に適する展開剤混合物を用いて薄層クロマトグ
ラフィーで分離する(ジャクシク(Jakschik )等、Bioc
hem. Biophys. Res. Commun.102,624(198
1))。
【0011】種々のアラキドン酸代謝物質の放射能分布
を、TLC- 線- 分析を用いて測定する。本発明による
化合物の不在下で並びに式Iなる本発明による化合物の
種々の濃度の存在下に、5- リポキシゲナーゼ生成物
(5- HETE,LTB4-異性体)の百分率形成割合を
半対数ダイアグラムからグラフによって、“I- C50-
値”、すなわち、5- リポキシゲナーゼの50%阻害を
生じせしめる濃度を測定する。標準化のために、この値
を標準物質ノルジヒドログアイアレチン酸に関して同一
テストで検出されたIC50- 値に関連させる。多くの式
Iなる置換された3,4- ジヒドロナフタリンは、マイ
クロモル又はそれ以下のIC50- 値を有する。
を、TLC- 線- 分析を用いて測定する。本発明による
化合物の不在下で並びに式Iなる本発明による化合物の
種々の濃度の存在下に、5- リポキシゲナーゼ生成物
(5- HETE,LTB4-異性体)の百分率形成割合を
半対数ダイアグラムからグラフによって、“I- C50-
値”、すなわち、5- リポキシゲナーゼの50%阻害を
生じせしめる濃度を測定する。標準化のために、この値
を標準物質ノルジヒドログアイアレチン酸に関して同一
テストで検出されたIC50- 値に関連させる。多くの式
Iなる置換された3,4- ジヒドロナフタリンは、マイ
クロモル又はそれ以下のIC50- 値を有する。
【0012】シクロオキシゲナーゼ- 活性への本発明に
よる式Iなる化合物の影響を、羊精のうミクロソームに
より緩衝液(リン酸カリウム50mM、pH7.0)中
に懸濁し、本発明による化合物又は溶剤と並びに放射能
で標識されたアラキドン酸と共に温置して調べる。これ
は、本発明による化合物の全部が500マイクロモルま
での濃度でシクロオキシゲナーゼを阻害できないことが
分る。
よる式Iなる化合物の影響を、羊精のうミクロソームに
より緩衝液(リン酸カリウム50mM、pH7.0)中
に懸濁し、本発明による化合物又は溶剤と並びに放射能
で標識されたアラキドン酸と共に温置して調べる。これ
は、本発明による化合物の全部が500マイクロモルま
での濃度でシクロオキシゲナーゼを阻害できないことが
分る。
【0013】この実験から、シクロオキシゲナーゼ阻害
に関するIC50- 値は常に5- リポキシゲナーゼ阻害に
関する値よりもはるかに高い、すなわち本発明による置
換された3,4- ジヒドロナフタリンは、5- リポキシ
ゲナーゼ活性の阻害にしか極めて特異的に作用しないこ
とが明らかである。
に関するIC50- 値は常に5- リポキシゲナーゼ阻害に
関する値よりもはるかに高い、すなわち本発明による置
換された3,4- ジヒドロナフタリンは、5- リポキシ
ゲナーゼ活性の阻害にしか極めて特異的に作用しないこ
とが明らかである。
【0014】5- リポキシゲナーゼ阻害剤として式Iな
る化合物の生体内有効性を調べるために、タテソン (ta
teson ) 等、Brit. J. Pharmacol. 94,528(19
88)に記載されたテストモデルを使用する。これに関
して雄性ラット(ウィスター種)に式Iなる化合物を経
口投与する。物質投与夫々1時間後、致死のCO2-麻酔
後の動物から抗血液凝固剤としてヘパリンの添加下に全
血を採血する。全血の一部を、水浴中、37℃で30分
間カルシウムイオノホアA23187と共に最終濃度1
5μg/mlで培養する。次いで培養混合物を遠心分離
し、細胞不含プラズマの一部を、放射能- 免疫検定法
“RIA”(3H- LTB4-RIA,アメルシャム社)
につき免疫活性LTB4(iLTB4)の含有量を測定す
る。各試料のiLTB4-含有量を、希釈されたラットプ
ラズマで調製された、LTB4-標準濃度の標準曲線を用
いて数理的に測定し、mlラットプラズマあたりのng
iLTB4 として算出する。本発明による化合物で処理
された動物に平行して、夫々賦形剤溶液で経口処理され
た動物をコントロールグループとして使用し、その血液
を調べる。このコントロールグループのラットプラズマ
のiLTB4-含有量から成る平均値を、通常の5- リポ
キシゲナーゼ活性の100%値として使用する。本発明
による化合物の経口投与後、生体外iLTB4-合成のそ
の都度の百分率阻害を、次の様に算出する:100から
本発明による化合物で処理されたグループngiLTB
4-含有量の平均値と夫々のコントロールグループng
iLTB4-含有量の平均値とからの除数の100倍を引
く。たとえばED50- 値,すなわちラットに投与後生体
外iLTB4-合成の50%阻害を生じる、例1,2及び
3に従って製造された本発明による化合物に関して1
3.0mg/kg、20.0mg/kg及び14.7m
g/kgの濃度を測定する。
る化合物の生体内有効性を調べるために、タテソン (ta
teson ) 等、Brit. J. Pharmacol. 94,528(19
88)に記載されたテストモデルを使用する。これに関
して雄性ラット(ウィスター種)に式Iなる化合物を経
口投与する。物質投与夫々1時間後、致死のCO2-麻酔
後の動物から抗血液凝固剤としてヘパリンの添加下に全
血を採血する。全血の一部を、水浴中、37℃で30分
間カルシウムイオノホアA23187と共に最終濃度1
5μg/mlで培養する。次いで培養混合物を遠心分離
し、細胞不含プラズマの一部を、放射能- 免疫検定法
“RIA”(3H- LTB4-RIA,アメルシャム社)
につき免疫活性LTB4(iLTB4)の含有量を測定す
る。各試料のiLTB4-含有量を、希釈されたラットプ
ラズマで調製された、LTB4-標準濃度の標準曲線を用
いて数理的に測定し、mlラットプラズマあたりのng
iLTB4 として算出する。本発明による化合物で処理
された動物に平行して、夫々賦形剤溶液で経口処理され
た動物をコントロールグループとして使用し、その血液
を調べる。このコントロールグループのラットプラズマ
のiLTB4-含有量から成る平均値を、通常の5- リポ
キシゲナーゼ活性の100%値として使用する。本発明
による化合物の経口投与後、生体外iLTB4-合成のそ
の都度の百分率阻害を、次の様に算出する:100から
本発明による化合物で処理されたグループngiLTB
4-含有量の平均値と夫々のコントロールグループng
iLTB4-含有量の平均値とからの除数の100倍を引
く。たとえばED50- 値,すなわちラットに投与後生体
外iLTB4-合成の50%阻害を生じる、例1,2及び
3に従って製造された本発明による化合物に関して1
3.0mg/kg、20.0mg/kg及び14.7m
g/kgの濃度を測定する。
【0015】本発明による式Iなる化合物の抗喘息作用
を、麻酔された生きているモルモットで試験する。喘息
反応の解放のために、動物抗オボアルブミン血清(0.
3ml腹腔内)で受動的に感作する。48時間後、喘息
反応をオボアルブミン0.2mg/kgの静脈内投与に
よって解放する。直ちに生じる気管支収縮を、気管内圧
上昇によって10分間かけて測定する。ヒスタミン、セ
ロトニン及び交感神経調節によって解放される作用を、
メピラミン2.15mg/kg、プロプラノロール4
6.4mg/kg、アトロピン6.64mg/kg及び
メチセルギド1mg/kg(オボアルブミンの投与5分
前)で動物を静脈内前処理して除外する。式Iなる置換
された3,4- ジヒドロナフタリンを、オボアルブミン
- 経口投与60分前に投与する。オボアルブミンによっ
て解放された気管支収縮の阻害に関してたとえばED40
- 値、すなわち例3,6a及び6eに従って製造された
化合物に関して33.5mg/kg、27.5mg/k
g及び36.8mg/kgの有効薬用量──この場合気
管支収縮は平均ほぼ40%で阻害する──を測定する。
を、麻酔された生きているモルモットで試験する。喘息
反応の解放のために、動物抗オボアルブミン血清(0.
3ml腹腔内)で受動的に感作する。48時間後、喘息
反応をオボアルブミン0.2mg/kgの静脈内投与に
よって解放する。直ちに生じる気管支収縮を、気管内圧
上昇によって10分間かけて測定する。ヒスタミン、セ
ロトニン及び交感神経調節によって解放される作用を、
メピラミン2.15mg/kg、プロプラノロール4
6.4mg/kg、アトロピン6.64mg/kg及び
メチセルギド1mg/kg(オボアルブミンの投与5分
前)で動物を静脈内前処理して除外する。式Iなる置換
された3,4- ジヒドロナフタリンを、オボアルブミン
- 経口投与60分前に投与する。オボアルブミンによっ
て解放された気管支収縮の阻害に関してたとえばED40
- 値、すなわち例3,6a及び6eに従って製造された
化合物に関して33.5mg/kg、27.5mg/k
g及び36.8mg/kgの有効薬用量──この場合気
管支収縮は平均ほぼ40%で阻害する──を測定する。
【0016】敗血性ショックに於ける本発明による化合
物の作用の測定に関するテストモデルとして、マウスを
エンドトキシン/ガラクトースアミンによって誘発され
た肝炎を適用することができる。その際ガラクトースア
ミン700mg/kgと一緒に300μg/kgエンド
トキシン(S. abortus equiのリポポリサッカライド)を
目ざめたマウスに静脈内注射して肝炎を誘発する。この
肝炎をエンドトキシン投与8時間後活性度の上昇によっ
て肝特異的酵素(グルタマートピルバトランザミナーゼ
GPT;ソルビトールデヒドロゲナーゼSDH)の上昇
によって検出する。本発明による式Iなる化合物のエン
ドトキシン注射30前、これと同時並びにその後2,4
及び6時間後の腹腔内投与は、この血清酵素活性の肝炎
抑制上昇を阻害する。夫々10mg/kg本発明による
化合物の5回投与で、GPT及びSDHの酵素活性の上
昇の次の阻害値(賦形剤、1重量%ナトリウムカルボメ
チルセルロース溶液を5回投与されたコントロール動物
中酵素活性の上昇100%値に対して)を測定する: その際ショック死亡率の減少も、本発明による式Iなる
化合物の投与によって分る。
物の作用の測定に関するテストモデルとして、マウスを
エンドトキシン/ガラクトースアミンによって誘発され
た肝炎を適用することができる。その際ガラクトースア
ミン700mg/kgと一緒に300μg/kgエンド
トキシン(S. abortus equiのリポポリサッカライド)を
目ざめたマウスに静脈内注射して肝炎を誘発する。この
肝炎をエンドトキシン投与8時間後活性度の上昇によっ
て肝特異的酵素(グルタマートピルバトランザミナーゼ
GPT;ソルビトールデヒドロゲナーゼSDH)の上昇
によって検出する。本発明による式Iなる化合物のエン
ドトキシン注射30前、これと同時並びにその後2,4
及び6時間後の腹腔内投与は、この血清酵素活性の肝炎
抑制上昇を阻害する。夫々10mg/kg本発明による
化合物の5回投与で、GPT及びSDHの酵素活性の上
昇の次の阻害値(賦形剤、1重量%ナトリウムカルボメ
チルセルロース溶液を5回投与されたコントロール動物
中酵素活性の上昇100%値に対して)を測定する: その際ショック死亡率の減少も、本発明による式Iなる
化合物の投与によって分る。
【0017】ヨーロッパ特許出願第0408760A1
号明細書から、特に式A
号明細書から、特に式A
【0018】
【化7】
【0019】(式中R4 はたはえばアリールオキシ- 又
はアリール(低級)アルコキシ基であり、R5 はたとえ
ばカルバモイル- 又はアセチル基であってよい。)に相
当する化合物が公知である。
はアリール(低級)アルコキシ基であり、R5 はたとえ
ばカルバモイル- 又はアセチル基であってよい。)に相
当する化合物が公知である。
【0020】たとえば式Aの化合物──式中R4 は3,
4- ジヒドロナフタリン残基の6-位のベンジルオキシ
基であり、R5 はカルバモイル-(A1)又はアセチル基
(A2)である──を、エンドトキシン/ガラクトサミン
によって誘発された肝炎の前記テストモデル中で使用す
る。尿素化合物A1 に関して、GPT又はSDHの阻害
いずれもが、まだショック死亡率の減少を認めることが
できない。アセチル化合物A2 は、ショック死亡率に対
する未確認の影響で、GPT(16%)及びSDH(3
2%)の僅かな阻害しかひき起さない。
4- ジヒドロナフタリン残基の6-位のベンジルオキシ
基であり、R5 はカルバモイル-(A1)又はアセチル基
(A2)である──を、エンドトキシン/ガラクトサミン
によって誘発された肝炎の前記テストモデル中で使用す
る。尿素化合物A1 に関して、GPT又はSDHの阻害
いずれもが、まだショック死亡率の減少を認めることが
できない。アセチル化合物A2 は、ショック死亡率に対
する未確認の影響で、GPT(16%)及びSDH(3
2%)の僅かな阻害しかひき起さない。
【0021】この比較試験から、式Iなる置換された
3,4- ジヒドロナフタリンは、式Aなる構造類似の公
知化合物とは対照的に敗血性又はアナフラキシ- ショッ
クで顕著な作用を発揮するという驚くべき知見が明白で
ある。
3,4- ジヒドロナフタリンは、式Aなる構造類似の公
知化合物とは対照的に敗血性又はアナフラキシ- ショッ
クで顕著な作用を発揮するという驚くべき知見が明白で
ある。
【0022】したがって式Iなる本発明による化合物
は、多くの生理学的に価値ある性質、たとえば抗アナフ
ラキシ−及び抗喘息作用を有する。式Iなる本発明によ
る化合物は化学的にかつ代謝的に治療上の使用に関して
安定でありかつ保存可能であるので、薬剤として、たと
えばショック状態の予防及び治療で、抗アナフラキシ−
剤及び抗喘息剤として適当である。
は、多くの生理学的に価値ある性質、たとえば抗アナフ
ラキシ−及び抗喘息作用を有する。式Iなる本発明によ
る化合物は化学的にかつ代謝的に治療上の使用に関して
安定でありかつ保存可能であるので、薬剤として、たと
えばショック状態の予防及び治療で、抗アナフラキシ−
剤及び抗喘息剤として適当である。
【0023】式Iなる本発明による化合物は、ほんの僅
かの毒性しか有さない。この毒性は、治療上又は予防上
に使用すべき薬用量に比してはるかに多い量で初めて顕
著となる。したがってこれらはそのままヒト又は動物の
適する薬学的調製物の形で調製することができる。
かの毒性しか有さない。この毒性は、治療上又は予防上
に使用すべき薬用量に比してはるかに多い量で初めて顕
著となる。したがってこれらはそのままヒト又は動物の
適する薬学的調製物の形で調製することができる。
【0024】したがって本発明は、有効物質として式I
なる本発明による化合物1又は数種を含有する薬剤にも
関する。患者に投与すべき有効量は、患者の体重、投与
法、疾患の症状又は難度によって変化する。これらのフ
アクターの考慮下に単一薬用量につき有効物質含有量は
一般に約0.01−1000mgであり、言い換えれ
ば、非経口投与用製剤形で0.1〜1000mg、経口
又は直腸投与用製剤形で0.1〜1000mg、局所又
は吸入投与用製剤形で0.01〜100mgである。
なる本発明による化合物1又は数種を含有する薬剤にも
関する。患者に投与すべき有効量は、患者の体重、投与
法、疾患の症状又は難度によって変化する。これらのフ
アクターの考慮下に単一薬用量につき有効物質含有量は
一般に約0.01−1000mgであり、言い換えれ
ば、非経口投与用製剤形で0.1〜1000mg、経口
又は直腸投与用製剤形で0.1〜1000mg、局所又
は吸入投与用製剤形で0.01〜100mgである。
【0025】非経口投与用薬剤は、溶液及び懸濁液であ
ってよいが、容易に再構成しうる乾燥製剤も挙げられ
る。最適な投与形態は、鼻腔内又は経口投与用スプレー
又は気管支への物質投与用スプレーである。
ってよいが、容易に再構成しうる乾燥製剤も挙げられ
る。最適な投与形態は、鼻腔内又は経口投与用スプレー
又は気管支への物質投与用スプレーである。
【0026】多くの予防又は治療使用に関して、好適に
は式Iなる化合物の経口投与しうる製剤形、たとえば錠
剤、糖衣丸、カプセル、顆粒、滴剤及び軟膏又はシロッ
プ、しかもまた坐剤並びに経皮的投与製剤、たとえば有
効物質をデポー剤中で溶解された形で又は場合により皮
膚浸透促進剤の添加下に含有するプラスターも挙げられ
る。この経口、直腸又は経皮投与可能製剤形を、これか
ら有効物質が徐々に遊離する様に製造するのが有利であ
る。これによってより一層長い時間(たとえば24時
間)にわたって有効物質での患者の一様の処置を保証さ
れる。
は式Iなる化合物の経口投与しうる製剤形、たとえば錠
剤、糖衣丸、カプセル、顆粒、滴剤及び軟膏又はシロッ
プ、しかもまた坐剤並びに経皮的投与製剤、たとえば有
効物質をデポー剤中で溶解された形で又は場合により皮
膚浸透促進剤の添加下に含有するプラスターも挙げられ
る。この経口、直腸又は経皮投与可能製剤形を、これか
ら有効物質が徐々に遊離する様に製造するのが有利であ
る。これによってより一層長い時間(たとえば24時
間)にわたって有効物質での患者の一様の処置を保証さ
れる。
【0027】すべての前述の薬学的調製剤は、それ自体
公知であり、式Iなる本発明による化合物が化学的に安
定であるので、これをこの調製物中に混入させることは
当業者にとって問題とならない。この薬剤の本発明によ
る製造にあたり、当然のことながら通常の注意を払っ
て、助剤、たとえば担体材料、溶剤、希釈剤、染料、味
覚調整剤、結合剤、錠剤砕解剤を選択しなければなら
ず、特に非経口投与製剤形の製造の際に滅菌性に及び─
─これが液状形で存在する場合──等張性に注意を払わ
ねばならない。
公知であり、式Iなる本発明による化合物が化学的に安
定であるので、これをこの調製物中に混入させることは
当業者にとって問題とならない。この薬剤の本発明によ
る製造にあたり、当然のことながら通常の注意を払っ
て、助剤、たとえば担体材料、溶剤、希釈剤、染料、味
覚調整剤、結合剤、錠剤砕解剤を選択しなければなら
ず、特に非経口投与製剤形の製造の際に滅菌性に及び─
─これが液状形で存在する場合──等張性に注意を払わ
ねばならない。
【0028】一般式Iの化合物を製造するために、本発
明によれば,式II
明によれば,式II
【0029】
【化8】
【0030】(式中、R2 及びR3 は上述の意味を有す
る。)なる化合物とヒドロキシルアミン又はその塩の1
つと塩基の存在下に反応させ、オキシムとなし、これを
ホウ素含有還元剤で酸の存在下に還元して、式III
る。)なる化合物とヒドロキシルアミン又はその塩の1
つと塩基の存在下に反応させ、オキシムとなし、これを
ホウ素含有還元剤で酸の存在下に還元して、式III
【0031】
【化9】
【0032】なるヒドロキシルアミンとし、次いでこれ
に残基 -CO- R1 を導入する。そのオキシムへの式I
Iなる化合物の変換は、それ自体公知方法で、アルコー
ル性又は水性- アルコール性溶液中で塩基、たとえばピ
リジン、炭酸カリウム又は酢酸ナトリウムの存在下に2
0−60℃の温度で行われる。
に残基 -CO- R1 を導入する。そのオキシムへの式I
Iなる化合物の変換は、それ自体公知方法で、アルコー
ル性又は水性- アルコール性溶液中で塩基、たとえばピ
リジン、炭酸カリウム又は酢酸ナトリウムの存在下に2
0−60℃の温度で行われる。
【0033】オキシムの還元を、ホウ化水素、特にナト
リウムシアノボルヒドリドで、酢酸又はエタノール性塩
酸中で20o 〜60℃で又はアルコール性溶液中でボラ
ン-アミン- 錯体、たとえばボラン- トリメチルアミン-
錯体又はボラン- ピリジン- 錯体、又はボラン- テト
ラヒドロフラン- 錯体で、夫々たとえば6n塩酸の存在
下に0〜50℃の温度で実施する(特にJ.B.サマー
ス等、J. Med. Chem. 31,1960(1988))。
リウムシアノボルヒドリドで、酢酸又はエタノール性塩
酸中で20o 〜60℃で又はアルコール性溶液中でボラ
ン-アミン- 錯体、たとえばボラン- トリメチルアミン-
錯体又はボラン- ピリジン- 錯体、又はボラン- テト
ラヒドロフラン- 錯体で、夫々たとえば6n塩酸の存在
下に0〜50℃の温度で実施する(特にJ.B.サマー
ス等、J. Med. Chem. 31,1960(1988))。
【0034】次いで残基 -CO- R1 の導入によって、
式IIIなるヒドロキシルアミンから、式Iなる置換さ
れた3,4- ジヒドロナフタリンが得られる。R1 =N
H2 を有する式Iなる化合物(N- ヒドロキシ尿素)の
製造に、式IIIなるヒドロキシルアミンと先ずトリメ
チルシリルイソシアナートと不活性溶剤、好ましくは環
状エーテル、たとえばテトラヒドロフラン又は1,4-
ジオキサン中で20℃〜溶剤の沸騰温度の温度で加熱す
る。中間に形成された付加生成物を、たとえば飽和塩化
アンモニウム又は塩化ナトリウムで加水分解して、R1
=NH2 を有する式Iなる所望の化合物が得られる。
式IIIなるヒドロキシルアミンから、式Iなる置換さ
れた3,4- ジヒドロナフタリンが得られる。R1 =N
H2 を有する式Iなる化合物(N- ヒドロキシ尿素)の
製造に、式IIIなるヒドロキシルアミンと先ずトリメ
チルシリルイソシアナートと不活性溶剤、好ましくは環
状エーテル、たとえばテトラヒドロフラン又は1,4-
ジオキサン中で20℃〜溶剤の沸騰温度の温度で加熱す
る。中間に形成された付加生成物を、たとえば飽和塩化
アンモニウム又は塩化ナトリウムで加水分解して、R1
=NH2 を有する式Iなる所望の化合物が得られる。
【0035】その代りにN- ヒドロキシ尿素(R1 =N
H)を公知方法で、式IIIなるヒドロキシルアミンと
酸性溶液中でシアン酸- カリウム又は -ナトリウムとを
あるいは酸結合剤、たとえば炭酸ナトリウム又は -カリ
ウムの存在下にホスゲン又はクロルギ酸-(低級- アルキ
ル)-又は -ベンジルエステルとを反応させ、次いでアン
モニア又はアンモニアを生じる化合物、たとえば炭酸ア
ンモニウムが得ることができる。
H)を公知方法で、式IIIなるヒドロキシルアミンと
酸性溶液中でシアン酸- カリウム又は -ナトリウムとを
あるいは酸結合剤、たとえば炭酸ナトリウム又は -カリ
ウムの存在下にホスゲン又はクロルギ酸-(低級- アルキ
ル)-又は -ベンジルエステルとを反応させ、次いでアン
モニア又はアンモニアを生じる化合物、たとえば炭酸ア
ンモニウムが得ることができる。
【0036】R1 =CH3 を有する式Iなる化合物の製
造に、式IIIなるヒドロキシルアミンを、場合により
前もって単離することなく、先ずアセチル化剤、好まし
くは無水酢酸又はアセチルクロリドと酸結合物質の存在
下にピリジン又はキノリンの存在下に反応させ、この際
式IV
造に、式IIIなるヒドロキシルアミンを、場合により
前もって単離することなく、先ずアセチル化剤、好まし
くは無水酢酸又はアセチルクロリドと酸結合物質の存在
下にピリジン又はキノリンの存在下に反応させ、この際
式IV
【0037】
【化10】
【0038】なる化合物が得られる。これから塩基を用
いて溶剤、たとえばメタノール又はエタノール中で、約
20〜60℃の温度でo- アセチル基を式Iなる所望の
化合物の形成下に離脱する。塩基として、たとえば水酸
化- カリウム、 -ナトリウム又は -リチウムあるいは炭
酸- ナトリウム又は -カリウムが適し、これを水性0.
1ないし1規定溶液又はアルコール性溶液の形で式IV
なる化合物に添加する。
いて溶剤、たとえばメタノール又はエタノール中で、約
20〜60℃の温度でo- アセチル基を式Iなる所望の
化合物の形成下に離脱する。塩基として、たとえば水酸
化- カリウム、 -ナトリウム又は -リチウムあるいは炭
酸- ナトリウム又は -カリウムが適し、これを水性0.
1ないし1規定溶液又はアルコール性溶液の形で式IV
なる化合物に添加する。
【0039】式IIなる出発化合物の製造は、次の様に
それ自体公知の方法で行われる。すなわち一般式V
それ自体公知の方法で行われる。すなわち一般式V
【0040】
【化11】
【0041】なる1- テトラロン誘導体と錯体金属ヒド
リド、たとえば水素化ホウ素ナトリウムで、メタノール
又はエタノール又はジエタノール中で水素化リチウムア
ルミニウム、テトラスドロフラン又は他の適するエーテ
ルで還元して、式VI
リド、たとえば水素化ホウ素ナトリウムで、メタノール
又はエタノール又はジエタノール中で水素化リチウムア
ルミニウム、テトラスドロフラン又は他の適するエーテ
ルで還元して、式VI
【0042】
【化12】
【0043】なる1,2,3,4- テトラヒドロ -1-
ナフトール誘導体となす。0〜70℃の温度でたとえば
ホスホルオキシクロリド/ジメチルホルムアミド又はN
- メチルホルムアニリドでのビルスマイヤーホルミル化
によって、式VIなる化合物から高い収率で対応する式
IIなる化合物(式中R2 は水素原子を示す。)が得ら
れる。
ナフトール誘導体となす。0〜70℃の温度でたとえば
ホスホルオキシクロリド/ジメチルホルムアミド又はN
- メチルホルムアニリドでのビルスマイヤーホルミル化
によって、式VIなる化合物から高い収率で対応する式
IIなる化合物(式中R2 は水素原子を示す。)が得ら
れる。
【0044】R2 =Hを有する式IIなる化合物から、
ジエチルエーテル中でヨウ化又は臭化メチルマグネシウ
ムと反応させ、次いで得られた第二アルコールをたとえ
ば2,3- ジクロル -5,6- ジシアン -p- ベンゾキ
ノンでベンゾール又はトルオール中で20℃で酸化し
て、対応する式IIなる化合物(R2 はメチル基を示
す。)が得られる。
ジエチルエーテル中でヨウ化又は臭化メチルマグネシウ
ムと反応させ、次いで得られた第二アルコールをたとえ
ば2,3- ジクロル -5,6- ジシアン -p- ベンゾキ
ノンでベンゾール又はトルオール中で20℃で酸化し
て、対応する式IIなる化合物(R2 はメチル基を示
す。)が得られる。
【0045】
【実施例】すべての温度は未修正である。 1H- NMR
- スペクトルを、300MHzで測定する。
- スペクトルを、300MHzで測定する。
【0046】50−70℃の沸騰範囲を有する石油エー
テルを使用する。カラムクロマトグラフィーに対する固
定相として、E.メルク社(ダルムシュタット)のシリ
カゲル60(0.040−0.063mm)を使用す
る。
テルを使用する。カラムクロマトグラフィーに対する固
定相として、E.メルク社(ダルムシュタット)のシリ
カゲル60(0.040−0.063mm)を使用す
る。
【0047】薄層クロマトグラフィー試験を、E.メル
ク社(ダルムシュタット)の“HPTLC既製プレー
ト、シリカゲル60F254”を用いて実施する。反応
の進行を薄層クロマトグラフィーで調節する場合に限
り、例中この“DC- コントロール”に関して夫々展開
剤を挙げる。
ク社(ダルムシュタット)の“HPTLC既製プレー
ト、シリカゲル60F254”を用いて実施する。反応
の進行を薄層クロマトグラフィーで調節する場合に限
り、例中この“DC- コントロール”に関して夫々展開
剤を挙げる。
【0048】すべてのクロマトグラフィー試験に対する
展開剤の混合割合を、常に容量/容量で記載する。 〔例1〕 N- 〔(6- メトキシ -3,4- ジヒドロナフト -2-
イル)メチル〕- アセトヒドロキサム酸 a)1- ヒドロキシ -6- メトキシ -1,2,3,4-
テトラヒドロナフタリン メタノール180ml中に6- メトキシ -1- テトラロ
ン10.68gを有する溶液に、撹拌下に少しづつ分け
てホウ化水素ナトリウム4.56gを加え、温度は30
℃を超えない。更に1時間20℃で撹拌し、次いで約3
0mlの容量に蒸発し、水200mlで希釈し、4回酢
酸エチルエステル夫々50mlで抽出する。抽出物を、
飽和塩化ナトリウム溶液で洗滌し、硫酸ナトリウムを介
して乾燥する。溶剤の蒸留除去後、1- ヒドロキシ -6
- メトキシ -1,2,3,4- テトラヒドロナフタリン
10.34g(理論値の96.2%)を油状物の形で得
られる。
展開剤の混合割合を、常に容量/容量で記載する。 〔例1〕 N- 〔(6- メトキシ -3,4- ジヒドロナフト -2-
イル)メチル〕- アセトヒドロキサム酸 a)1- ヒドロキシ -6- メトキシ -1,2,3,4-
テトラヒドロナフタリン メタノール180ml中に6- メトキシ -1- テトラロ
ン10.68gを有する溶液に、撹拌下に少しづつ分け
てホウ化水素ナトリウム4.56gを加え、温度は30
℃を超えない。更に1時間20℃で撹拌し、次いで約3
0mlの容量に蒸発し、水200mlで希釈し、4回酢
酸エチルエステル夫々50mlで抽出する。抽出物を、
飽和塩化ナトリウム溶液で洗滌し、硫酸ナトリウムを介
して乾燥する。溶剤の蒸留除去後、1- ヒドロキシ -6
- メトキシ -1,2,3,4- テトラヒドロナフタリン
10.34g(理論値の96.2%)を油状物の形で得
られる。
【0049】 1H- NMR(CDCl3):1.68−
2.03(m,4H,CH2);2.63−2.87
(m,2H,CH2-芳香族) ;3.78(s,3H,O
CH3);4.70−4.78(m,1H,OCH);
6.61−6.62(d,1H,芳香族);6.74−
6.78(d,d,1H,芳香族);7.31−7.3
4(d,1H,芳香族); b)6- メトキシ -3,4- ジヒドロナフト -2- アル
デヒド ジメチルホルムアミド35ml中に、例1aに従って製
造された化合物10.0gを有する溶液に、0−5℃で
撹拌下及び乾燥窒素の導入下に、ホスホルオキシクロリ
ド8.3ml及びジメチルホルムアミド11.6mlか
ら成る、新たに調製された混合物を滴加する。その後、
1時間以内で75−80℃に加熱し、この温度で完全な
反応になるまで撹拌する(DC- コントロール:石油エ
ーテル/ジエチルエーテル- 1:1)。室温で冷却し、
水85ml中に酢酸ナトリウム36.6gを有する溶液
を滴加し、次いで酢酸エチルエステルで抽出する。抽出
物を、飽和塩化ナトリウム溶液で洗滌し、硫酸ナトリウ
ムを介して乾燥する。石油エーテル/ジエチルエーテル
(1:1)でクロマトグラフィー分離した後、アルデヒ
ド9.92g(理論値の94.5%)が融点48−49
℃の黄色に着色した結晶の形で得られる。
2.03(m,4H,CH2);2.63−2.87
(m,2H,CH2-芳香族) ;3.78(s,3H,O
CH3);4.70−4.78(m,1H,OCH);
6.61−6.62(d,1H,芳香族);6.74−
6.78(d,d,1H,芳香族);7.31−7.3
4(d,1H,芳香族); b)6- メトキシ -3,4- ジヒドロナフト -2- アル
デヒド ジメチルホルムアミド35ml中に、例1aに従って製
造された化合物10.0gを有する溶液に、0−5℃で
撹拌下及び乾燥窒素の導入下に、ホスホルオキシクロリ
ド8.3ml及びジメチルホルムアミド11.6mlか
ら成る、新たに調製された混合物を滴加する。その後、
1時間以内で75−80℃に加熱し、この温度で完全な
反応になるまで撹拌する(DC- コントロール:石油エ
ーテル/ジエチルエーテル- 1:1)。室温で冷却し、
水85ml中に酢酸ナトリウム36.6gを有する溶液
を滴加し、次いで酢酸エチルエステルで抽出する。抽出
物を、飽和塩化ナトリウム溶液で洗滌し、硫酸ナトリウ
ムを介して乾燥する。石油エーテル/ジエチルエーテル
(1:1)でクロマトグラフィー分離した後、アルデヒ
ド9.92g(理論値の94.5%)が融点48−49
℃の黄色に着色した結晶の形で得られる。
【0050】 1H- NMR(CDCl3):2.51−
2.57(m,2H,CH2);2.82−2.87
(t,2H,CH2);3.83(s,3H,OCH3);
6.75−6.79(m,2H,芳香族);7.21−
7.23(m,1H,芳香族);7.24(s,1H,
オレフィン);9Z60 8s,1H,CHO) c)6- メトキシ -3,4- ジヒドロナフト -2- アル
デヒド- オキシム メタノール及びテトラヒドロフラン夫々75ml並びに
水90mlから成る混合物中に、例1bに従って製造さ
れたアルデヒド9.88g,酢酸ナトリウム8.61g
及びヒドロキシルアミン- ヒドロクロリド9.18gを
有する溶液を、8時間60℃の浴温度で撹拌する。次い
で蒸発し、残留物を酢酸エチルエステル200ml中に
取り、溶液を水及び飽和塩化ナトリウム溶液で洗滌す
る。硫酸ナトリウムを介して乾燥し、減圧で蒸発し、ジ
エチルエーテル/n- ヘキサンから再結晶した後、オキ
シム9.45g(理論値の88.6%)が、融点169
−172℃の黄色に着色した結晶の形で得られる。
2.57(m,2H,CH2);2.82−2.87
(t,2H,CH2);3.83(s,3H,OCH3);
6.75−6.79(m,2H,芳香族);7.21−
7.23(m,1H,芳香族);7.24(s,1H,
オレフィン);9Z60 8s,1H,CHO) c)6- メトキシ -3,4- ジヒドロナフト -2- アル
デヒド- オキシム メタノール及びテトラヒドロフラン夫々75ml並びに
水90mlから成る混合物中に、例1bに従って製造さ
れたアルデヒド9.88g,酢酸ナトリウム8.61g
及びヒドロキシルアミン- ヒドロクロリド9.18gを
有する溶液を、8時間60℃の浴温度で撹拌する。次い
で蒸発し、残留物を酢酸エチルエステル200ml中に
取り、溶液を水及び飽和塩化ナトリウム溶液で洗滌す
る。硫酸ナトリウムを介して乾燥し、減圧で蒸発し、ジ
エチルエーテル/n- ヘキサンから再結晶した後、オキ
シム9.45g(理論値の88.6%)が、融点169
−172℃の黄色に着色した結晶の形で得られる。
【0051】 1H- NMR(CDCl3):2.56−
2.61(t,2H,CH2);2.82−2.88
(t,2H,CH2);3.82(s,3H,OCH3);
6.61(s,1H,オレフイン);6.70−6.7
3(m,2H,芳香族);7.04−7.07(m,1
H,芳香族);7.89(s,1H,N=CH) d)N- 〔(6- メトキシ -3,4- ジヒドロナフト -
2- イル)メチル〕アセトヒドロキサム酸 策100ml中に例1cに従って製造されたオキシム
9.35gを有する溶液に、50−55℃の浴温で、撹
拌及び乾燥窒素の導入下にナトリウムシアノボルヒドリ
ド4.35gを滴加する。更に1時間この温度で撹拌
し、次いで20℃に冷却し、無水酢酸8.75mlを加
え、12時間撹拌する。次いで減圧で蒸発し、残留物を
水150mlで希釈し、3回酢酸エチルエステル夫々5
0mlで抽出する。抽出物を、炭酸水素ナトリウム又は
塩化ナトリウムの飽和水性溶液で洗滌し、硫酸ナトリウ
ムを介して乾燥する。蒸発残渣から、酢酸エチルエステ
ル/石油エーテル(2:1)でクロマトグラフィー分離
して、生じる式IVなる化合物を単離する。メタノール
100ml中に溶解されたこの化合物に、10重量%水
性炭酸ナトリウム溶液100mlを加える。次いで混合
物を、撹拌下に2時間60℃に加熱する。減圧で蒸発
し、残留物をジエチルエーテル/n- ヘキサンから再結
晶し、この際アセトヒドロキサム酸8.10g(理論値
の71.3%)が融点141−142℃の無色結晶で得
られる。
2.61(t,2H,CH2);2.82−2.88
(t,2H,CH2);3.82(s,3H,OCH3);
6.61(s,1H,オレフイン);6.70−6.7
3(m,2H,芳香族);7.04−7.07(m,1
H,芳香族);7.89(s,1H,N=CH) d)N- 〔(6- メトキシ -3,4- ジヒドロナフト -
2- イル)メチル〕アセトヒドロキサム酸 策100ml中に例1cに従って製造されたオキシム
9.35gを有する溶液に、50−55℃の浴温で、撹
拌及び乾燥窒素の導入下にナトリウムシアノボルヒドリ
ド4.35gを滴加する。更に1時間この温度で撹拌
し、次いで20℃に冷却し、無水酢酸8.75mlを加
え、12時間撹拌する。次いで減圧で蒸発し、残留物を
水150mlで希釈し、3回酢酸エチルエステル夫々5
0mlで抽出する。抽出物を、炭酸水素ナトリウム又は
塩化ナトリウムの飽和水性溶液で洗滌し、硫酸ナトリウ
ムを介して乾燥する。蒸発残渣から、酢酸エチルエステ
ル/石油エーテル(2:1)でクロマトグラフィー分離
して、生じる式IVなる化合物を単離する。メタノール
100ml中に溶解されたこの化合物に、10重量%水
性炭酸ナトリウム溶液100mlを加える。次いで混合
物を、撹拌下に2時間60℃に加熱する。減圧で蒸発
し、残留物をジエチルエーテル/n- ヘキサンから再結
晶し、この際アセトヒドロキサム酸8.10g(理論値
の71.3%)が融点141−142℃の無色結晶で得
られる。
【0052】 1H- NMR(DMSO- d6):2.05
(s,3H,COCH3);2.10−2.16(m,2
H,CH2);2.71−2.77(m,2H,CH2);
3.73(s,3H,OCH3);4.22(s,2H,
NCH2);6.28(s,1H,オレフイン);6.6
7−6.71(m,2H,芳香族);6.95,6.9
8(d,1H,芳香族) 〔例2〕 N- 〔1-(6- メトキシ -3,4- ジヒドロナフト -2
- イル)エチル〕アセトヒドロキサム酸 a)2-(1- ヒドロキシエチル)-6- メトキシ -3,4
- ジヒドロナフタリン 無水ジエチルエーテル60ml中に、マグネシウムチッ
プ2.93g及びヨウ化メチル7.5mlから成るグリ
ニャール- 溶液に、0−5℃で撹拌下に無水ジエチルエ
ーテル100ml中に、例1bに従って製造されたアル
デヒド18.82gを有する溶液を滴加する。5℃で反
応が収量するまで撹拌し(DC- コントロール:石油エ
ーテル/ジエチルエーテル- 1:2)、次いで飽和塩化
アンモニウム溶液100mlの滴下によって加水分解す
る。有機相を分離し、水性相を2回、夫々50mlのジ
エチルエーテルで抽出する。一緒にされた有機抽出物
を、飽和塩化ナトリウム溶液で洗滌し、硫酸ナトリウム
を介して乾燥する。石油エーテル/ジエチルエーテル
(1:1)でクロマトグラフィー分離後、融点32−3
4℃の黄色に着色した結晶形でジヒドロナフタリン1
8.29g(理論値の89.5%)が得られる。
(s,3H,COCH3);2.10−2.16(m,2
H,CH2);2.71−2.77(m,2H,CH2);
3.73(s,3H,OCH3);4.22(s,2H,
NCH2);6.28(s,1H,オレフイン);6.6
7−6.71(m,2H,芳香族);6.95,6.9
8(d,1H,芳香族) 〔例2〕 N- 〔1-(6- メトキシ -3,4- ジヒドロナフト -2
- イル)エチル〕アセトヒドロキサム酸 a)2-(1- ヒドロキシエチル)-6- メトキシ -3,4
- ジヒドロナフタリン 無水ジエチルエーテル60ml中に、マグネシウムチッ
プ2.93g及びヨウ化メチル7.5mlから成るグリ
ニャール- 溶液に、0−5℃で撹拌下に無水ジエチルエ
ーテル100ml中に、例1bに従って製造されたアル
デヒド18.82gを有する溶液を滴加する。5℃で反
応が収量するまで撹拌し(DC- コントロール:石油エ
ーテル/ジエチルエーテル- 1:2)、次いで飽和塩化
アンモニウム溶液100mlの滴下によって加水分解す
る。有機相を分離し、水性相を2回、夫々50mlのジ
エチルエーテルで抽出する。一緒にされた有機抽出物
を、飽和塩化ナトリウム溶液で洗滌し、硫酸ナトリウム
を介して乾燥する。石油エーテル/ジエチルエーテル
(1:1)でクロマトグラフィー分離後、融点32−3
4℃の黄色に着色した結晶形でジヒドロナフタリン1
8.29g(理論値の89.5%)が得られる。
【0053】 1H- NMR(CDCl3):1.34−
1.36(d,3H,CH3);2.19−2.40
(m,2H,CH2);2.78−2.83(t,2H,
CH2);3.80(s,3H,OCH3);4.40−
4.46(q,1H,OCH);6.39(s,1H,
オレフイン);6.67−6.70(m,2H,芳香
族);6.96−6.99(m,1H,芳香族) b)2- アセチル -6- メトキシ -3,4- ジヒドロナ
フタリン 無水トルオール450ml中に例2aで製造されたジヒ
ドロナフタリン18.19gを有する溶液に、20℃で
撹拌及び乾燥窒素の導入下に2,3- ジクロル-5,6-
ジシアン -p- ベンゾキノン20.6gを加える(D
C- コントロール:石油エーテル/ジエチルエーテル-
1:1)。反応終了後、濾過し、トルオールで洗滌し、
濾液を蒸発する。残留物を、石油エーテル/ジエチルエ
ーテル(1:1)でクロマトグラフィー分離して精製す
る。融点70−72℃の淡黄色に着色した結晶の形で、
2- アセチル -6- メトキシ -3,4- ジヒドロナフタ
リン15.36g(理論値の85.3%)が得られる。
1.36(d,3H,CH3);2.19−2.40
(m,2H,CH2);2.78−2.83(t,2H,
CH2);3.80(s,3H,OCH3);4.40−
4.46(q,1H,OCH);6.39(s,1H,
オレフイン);6.67−6.70(m,2H,芳香
族);6.96−6.99(m,1H,芳香族) b)2- アセチル -6- メトキシ -3,4- ジヒドロナ
フタリン 無水トルオール450ml中に例2aで製造されたジヒ
ドロナフタリン18.19gを有する溶液に、20℃で
撹拌及び乾燥窒素の導入下に2,3- ジクロル-5,6-
ジシアン -p- ベンゾキノン20.6gを加える(D
C- コントロール:石油エーテル/ジエチルエーテル-
1:1)。反応終了後、濾過し、トルオールで洗滌し、
濾液を蒸発する。残留物を、石油エーテル/ジエチルエ
ーテル(1:1)でクロマトグラフィー分離して精製す
る。融点70−72℃の淡黄色に着色した結晶の形で、
2- アセチル -6- メトキシ -3,4- ジヒドロナフタ
リン15.36g(理論値の85.3%)が得られる。
【0054】 1H- NMR(CDCl3):2.42
(s,3H,COCH3);2.54−2.57(m,2
H,CH2);2.79−2.84(m,2H,CH2);
3.83(s,3H,OCH3);6.74−6.78
(m,2H,芳香族);7.17,7.19(d,1
H,芳香族);7.38(s,1H,オレフイン) c)2- アセチル -6- メトキシ -3,4- ジヒドロナ
フタリンのオキシム 例1cと同様に、例2b)で得られた化合物15.27
g、酢酸ナトリウム12.38g及びヒドロキシアミン
- ヒドロクロリド13.20gから、融点160−16
3℃のほぼ無色結晶の形でオキシム15.39g(理論
値の93.8%)が得られる。
(s,3H,COCH3);2.54−2.57(m,2
H,CH2);2.79−2.84(m,2H,CH2);
3.83(s,3H,OCH3);6.74−6.78
(m,2H,芳香族);7.17,7.19(d,1
H,芳香族);7.38(s,1H,オレフイン) c)2- アセチル -6- メトキシ -3,4- ジヒドロナ
フタリンのオキシム 例1cと同様に、例2b)で得られた化合物15.27
g、酢酸ナトリウム12.38g及びヒドロキシアミン
- ヒドロクロリド13.20gから、融点160−16
3℃のほぼ無色結晶の形でオキシム15.39g(理論
値の93.8%)が得られる。
【0055】 1H- NMR(CDCl3):2.17
(s,3H,NCCH3);2.60−2.65(m,2
H,CH2);2.80−2.85(m,2H,CH2);
3.81(s,3H,OCH3);6.71−6.73
(m,2H,芳香族);6.80(s,1H,オレフイ
ン);7.05−7.09(m,1H,芳香族) d)N- 〔1-(6- メトキシ -3,4- ジヒドロナフト
-2- イル)エチル〕アセトヒドロキサム酸 例2cで得られた化合物15.21gを、例1dと同様
に順次にナトリウムシアノボルヒドリド6.93g、無
水酢酸16.8ml及び10重量%水性炭酸ナトリウム
溶液と反応させる。酢酸エチルエステル/n- ヘキサン
から再結晶後、融点164−165℃の無色の結晶の形
でアセトヒドロキサム酸8.0g(理論値の43.7
%)が得られる。
(s,3H,NCCH3);2.60−2.65(m,2
H,CH2);2.80−2.85(m,2H,CH2);
3.81(s,3H,OCH3);6.71−6.73
(m,2H,芳香族);6.80(s,1H,オレフイ
ン);7.05−7.09(m,1H,芳香族) d)N- 〔1-(6- メトキシ -3,4- ジヒドロナフト
-2- イル)エチル〕アセトヒドロキサム酸 例2cで得られた化合物15.21gを、例1dと同様
に順次にナトリウムシアノボルヒドリド6.93g、無
水酢酸16.8ml及び10重量%水性炭酸ナトリウム
溶液と反応させる。酢酸エチルエステル/n- ヘキサン
から再結晶後、融点164−165℃の無色の結晶の形
でアセトヒドロキサム酸8.0g(理論値の43.7
%)が得られる。
【0056】 1H- NMR(DMSO- d6):1.2
9,1.31(d,3H,CH3);2.03(s,3
H,NCOCH3);2.01−2.24(m,2H,C
H2);2.69−2.74(m,2H,CH2);3.7
3(s,3H,OCH3);5.06−5.17(m,1
H,NCH);6.29(s,1H,オレフイン);
6.67−6.70(m,2H,芳香族);6.97,
7.00(d,1H,芳香族) 〔例3〕 N- ヒドロキシ -N- 〔(6- メトキシ -3,4- ジヒ
ドロナフト -2- イル)メチル〕- 尿素 例1cに従って製造された化合物10.16gに、例1
dに対応して酢酸100ml中でナトリウムシアノボル
ヒドリド4.73gを加える。反応が終了するやいな
や、減圧で蒸発して、残留物を酢酸エチルエステル10
0ml中に取り、溶液を夫々2回炭酸水素ナトリウム及
び塩化ナトリウムを有する飽和溶液で洗滌する。硫酸ナ
トリウムで乾燥し、蒸発した後、粘稠な材料が得られ、
これは乾燥1,4- ジオキサン150ml中に溶解す
る。トリメチルシリル- イソシアナート10.5mlの
添加後、2時間還流加熱する。冷却後、塩化アンモニウ
ム及び塩化ナトリウムの飽和溶液で洗滌し、硫酸ナトリ
ウムを介して乾燥する。蒸発後に得られた残留物を酢酸
エチルエステルから再結晶し、この際分解下に139−
140℃で融解する無色結晶の形で尿素6.79g(理
論値の54.7%)が得られる。
9,1.31(d,3H,CH3);2.03(s,3
H,NCOCH3);2.01−2.24(m,2H,C
H2);2.69−2.74(m,2H,CH2);3.7
3(s,3H,OCH3);5.06−5.17(m,1
H,NCH);6.29(s,1H,オレフイン);
6.67−6.70(m,2H,芳香族);6.97,
7.00(d,1H,芳香族) 〔例3〕 N- ヒドロキシ -N- 〔(6- メトキシ -3,4- ジヒ
ドロナフト -2- イル)メチル〕- 尿素 例1cに従って製造された化合物10.16gに、例1
dに対応して酢酸100ml中でナトリウムシアノボル
ヒドリド4.73gを加える。反応が終了するやいな
や、減圧で蒸発して、残留物を酢酸エチルエステル10
0ml中に取り、溶液を夫々2回炭酸水素ナトリウム及
び塩化ナトリウムを有する飽和溶液で洗滌する。硫酸ナ
トリウムで乾燥し、蒸発した後、粘稠な材料が得られ、
これは乾燥1,4- ジオキサン150ml中に溶解す
る。トリメチルシリル- イソシアナート10.5mlの
添加後、2時間還流加熱する。冷却後、塩化アンモニウ
ム及び塩化ナトリウムの飽和溶液で洗滌し、硫酸ナトリ
ウムを介して乾燥する。蒸発後に得られた残留物を酢酸
エチルエステルから再結晶し、この際分解下に139−
140℃で融解する無色結晶の形で尿素6.79g(理
論値の54.7%)が得られる。
【0057】 1H- NMR(DMSO- d6):2.14
−2.19(m,2H,CH2);2.71−2.77
(m,2H,CH2);3.73(s,3H,OCH3);
4.06(s,2H,NCH2);6.29(s,1H,
オレフイン);6.33(s,2H,CONH2);6.
66−6.70(m,2H,芳香族);6.92,6.
95(d,1H,芳香族) 〔例4〕 N- 〔(6 -n- ブトキシ -3,4- ジヒドロナフト -
2- イル)メチル〕アセトヒドロキサム酸 a)6- ヒドロキシ -1- テトラロン 6- メトキシ -1- テトラロン50g、酢酸200ml
及び臭化水素酸(47%HBr)400mlから成る混
合物を、24時間還流加熱する。冷却後、反応混合物を
水3l中に注ぎ固体を濾去し、濾液を3回酢酸エチルエ
ステルで抽出する。抽出物を、水性炭酸ナトリウム溶液
で中性洗滌し、硫酸ナトリウムを介して乾燥し、蒸発す
る。残留物を濾過された固体と共に酢酸エチルエステル
から再結晶する。融点153−155℃の帯赤褐色結晶
の形で6- ヒドロキシ -1- テトラロン40.75g
(理論値の89.5%)が得られる。
−2.19(m,2H,CH2);2.71−2.77
(m,2H,CH2);3.73(s,3H,OCH3);
4.06(s,2H,NCH2);6.29(s,1H,
オレフイン);6.33(s,2H,CONH2);6.
66−6.70(m,2H,芳香族);6.92,6.
95(d,1H,芳香族) 〔例4〕 N- 〔(6 -n- ブトキシ -3,4- ジヒドロナフト -
2- イル)メチル〕アセトヒドロキサム酸 a)6- ヒドロキシ -1- テトラロン 6- メトキシ -1- テトラロン50g、酢酸200ml
及び臭化水素酸(47%HBr)400mlから成る混
合物を、24時間還流加熱する。冷却後、反応混合物を
水3l中に注ぎ固体を濾去し、濾液を3回酢酸エチルエ
ステルで抽出する。抽出物を、水性炭酸ナトリウム溶液
で中性洗滌し、硫酸ナトリウムを介して乾燥し、蒸発す
る。残留物を濾過された固体と共に酢酸エチルエステル
から再結晶する。融点153−155℃の帯赤褐色結晶
の形で6- ヒドロキシ -1- テトラロン40.75g
(理論値の89.5%)が得られる。
【0058】 1H- NMR(CDCl3):2.07−
2.15(m,2H,CH2);2.62−2.66
(t,2H,CH2);2.89−2.93(t,2H,
CH2);6.72,6.73(d,1H,芳香族);
6.80−6.83(d,d,1H,芳香族);7.9
7,8.00(d,1H,芳香族) b)6 -n- ブトキシ -1- テトラロン アセトン20ml中に6- ヒドロキシ -1- テトラロン
2.50gを有する溶液を、炭酸カリウム2.54g及
び1- ブームブタン2mlと共に4日間還流加熱する。
その後、蒸発し、残留物を慎重に1N塩酸20ml中に
取り、3回酢酸エチルエステルで抽出し、抽出物を炭酸
水素ナトリウム及び塩化ナトリウムを有する飽和溶液で
洗滌する。硫酸ナトリウムを介して乾燥後、蒸発し、得
られた残留物をジエチルエーテル/石油エーテル(1:
2)でクロマトグラフィー分離して精製する。ほぼ無色
の油状物の形で6 -n- ブトキシ -1- テトラロン3.
08g(理論値の91.5%)が得られる。
2.15(m,2H,CH2);2.62−2.66
(t,2H,CH2);2.89−2.93(t,2H,
CH2);6.72,6.73(d,1H,芳香族);
6.80−6.83(d,d,1H,芳香族);7.9
7,8.00(d,1H,芳香族) b)6 -n- ブトキシ -1- テトラロン アセトン20ml中に6- ヒドロキシ -1- テトラロン
2.50gを有する溶液を、炭酸カリウム2.54g及
び1- ブームブタン2mlと共に4日間還流加熱する。
その後、蒸発し、残留物を慎重に1N塩酸20ml中に
取り、3回酢酸エチルエステルで抽出し、抽出物を炭酸
水素ナトリウム及び塩化ナトリウムを有する飽和溶液で
洗滌する。硫酸ナトリウムを介して乾燥後、蒸発し、得
られた残留物をジエチルエーテル/石油エーテル(1:
2)でクロマトグラフィー分離して精製する。ほぼ無色
の油状物の形で6 -n- ブトキシ -1- テトラロン3.
08g(理論値の91.5%)が得られる。
【0059】 1H- NMR(CDCl3):0.96−
1.01(t,3H,CH3);1.43−1.56
(m,2H,CH2);1.73−1.83(m,2H,
CH2);2.07−2.15(m,2H,CH2);2.
58−2.63(t,2H,CH2);2.89−2.9
4(t,2H,CH2);3.99−4.03(t,2
H,OCH2);6.69,6.70(d,1H,芳香
族);6.79−6.83(d,d,1H,芳香族);
7.98,8.01(d,1H,芳香族) 同一の生成物が、6- ヒドロキシ -1- テトラロンか
ら、ジメチルホルムアミド中で炭酸カリウム及び1- ブ
チルヨーダイドの使用下に88%収率で得ることもでき
る。 c)6 -n- ブトキシ -1- ヒドロキシ -1,2,3,
4- テトラヒドロナフタリン エタノール300ml中に例4bに従って得られた化合
物21.9gを有する溶液を、例1aと同様にホウ化水
素ナトリウム7.65gと反応させる。石油エーテル/
ジエチルエーテル(1:1)でクロマトグラフィー分離
して、所望の化合物21.15g(理論値の96.0
%)が得られ、これは徐々に凝縮し、次いで38−40
℃で融解する。
1.01(t,3H,CH3);1.43−1.56
(m,2H,CH2);1.73−1.83(m,2H,
CH2);2.07−2.15(m,2H,CH2);2.
58−2.63(t,2H,CH2);2.89−2.9
4(t,2H,CH2);3.99−4.03(t,2
H,OCH2);6.69,6.70(d,1H,芳香
族);6.79−6.83(d,d,1H,芳香族);
7.98,8.01(d,1H,芳香族) 同一の生成物が、6- ヒドロキシ -1- テトラロンか
ら、ジメチルホルムアミド中で炭酸カリウム及び1- ブ
チルヨーダイドの使用下に88%収率で得ることもでき
る。 c)6 -n- ブトキシ -1- ヒドロキシ -1,2,3,
4- テトラヒドロナフタリン エタノール300ml中に例4bに従って得られた化合
物21.9gを有する溶液を、例1aと同様にホウ化水
素ナトリウム7.65gと反応させる。石油エーテル/
ジエチルエーテル(1:1)でクロマトグラフィー分離
して、所望の化合物21.15g(理論値の96.0
%)が得られ、これは徐々に凝縮し、次いで38−40
℃で融解する。
【0060】 1H- NMR(CDCl3):0.94−
0.99(t,3H,CH3);1.44−1.54
(m,2H,CH2);1.68−1.81(m,2H,
CH2);1.85−2.02(m,2H,CH2);2.
63,2.82(m,2H,CH2);3.92−3.9
6(t,2H,OCH2);4.70−4.76(m,1
H,OCH);6.61,6.62(d,1H,芳香
族);6.74−6.77(d,d,1H,芳香族);
7.30,7.33(d,1H,芳香族) d)6 -n- ブトキシ -3,4- ジヒドロ -2- ナフト
アルデヒド 例4cに従って得られた化合物21.15gを例1bと
同様にホスホルオキシクロリド14.3ml及びジメチ
ルホルムアミド20.9mlと反応させる。石油エーテ
ル/ジエチルエーテル(2:1)によるクロマトグラフ
ィー分離後、融点62−64℃の無色結晶の形でナフト
アルデヒド19.35g(理論値の87.5%)が得ら
れる。
0.99(t,3H,CH3);1.44−1.54
(m,2H,CH2);1.68−1.81(m,2H,
CH2);1.85−2.02(m,2H,CH2);2.
63,2.82(m,2H,CH2);3.92−3.9
6(t,2H,OCH2);4.70−4.76(m,1
H,OCH);6.61,6.62(d,1H,芳香
族);6.74−6.77(d,d,1H,芳香族);
7.30,7.33(d,1H,芳香族) d)6 -n- ブトキシ -3,4- ジヒドロ -2- ナフト
アルデヒド 例4cに従って得られた化合物21.15gを例1bと
同様にホスホルオキシクロリド14.3ml及びジメチ
ルホルムアミド20.9mlと反応させる。石油エーテ
ル/ジエチルエーテル(2:1)によるクロマトグラフ
ィー分離後、融点62−64℃の無色結晶の形でナフト
アルデヒド19.35g(理論値の87.5%)が得ら
れる。
【0061】 1H- NMR(CDCl3):0.96−
1.01(t,3H,CH3);1.44−1.56
(m,2H,CH2);1.71−1.82(s,2H,
CH2);2.52−2.57(m,2H,CH2);2.
81−2.87(m,2H,CH2);3.97−4.0
1(t,2H,OCH2);6.75−6.78(m,2
H,芳香族,オレフイン);7.20−7.23(m,
2H,芳香族);9.61(s,1H,CHO) e)6 -n- ブトキシ -3,4- ジヒドロ -2- ナフト
アルデヒド- オキシム 例4dに従って得られた化合物19.12gを、例1c
と同様にヒドロキシルアミン- ヒドロクロリド8.7g
及び酢酸ナトリウム8.15gと反応させる。融点11
6−118℃の白色粉末の形でオキシム18.83g
(理論値の92.5%)が得られる。
1.01(t,3H,CH3);1.44−1.56
(m,2H,CH2);1.71−1.82(s,2H,
CH2);2.52−2.57(m,2H,CH2);2.
81−2.87(m,2H,CH2);3.97−4.0
1(t,2H,OCH2);6.75−6.78(m,2
H,芳香族,オレフイン);7.20−7.23(m,
2H,芳香族);9.61(s,1H,CHO) e)6 -n- ブトキシ -3,4- ジヒドロ -2- ナフト
アルデヒド- オキシム 例4dに従って得られた化合物19.12gを、例1c
と同様にヒドロキシルアミン- ヒドロクロリド8.7g
及び酢酸ナトリウム8.15gと反応させる。融点11
6−118℃の白色粉末の形でオキシム18.83g
(理論値の92.5%)が得られる。
【0062】 1H- NMR(CDCl3):0.95−
1.00(t,3H,CH3);1.43−1.55
(m,2H,CH2);1.72−1.81(m,2H,
CH2);2.55−2.60(m,2H,CH2);2.
81−2.87(m,2H,CH2);3.94−3.9
9(t,2H,OCH2);6.61(s,1H,オレフ
イン);6.68−6.71(m,2H,芳香族);
7.02,7.05(d,1H,芳香族);7.89
(s,1H,N=CH) f)N- 〔(6- n- ブトキシ -3,4- ジヒドロナフ
ト -2- イル)メチル〕アセトヒドロキサム酸 例4eに従って得られた18.4gを例1dと同様にナ
トリウムシアノボルヒドリド7.16g及び無水酢酸1
8mlと反応させる。o- アセチル化されたアセトヒド
ロキサム酸を、クロマトグラフィーで単離し(石油エー
テル/ジエチルエーテル- 1:3)、次いで選択的に水
性炭酸ナトリウム溶液でけん化する。酢酸エチルエステ
ル/n- ヘキサンから再結晶後、融点97−88℃の無
色結晶の形でヒドロキサム酸13.72g(理論値の6
3.2%)が得られる。
1.00(t,3H,CH3);1.43−1.55
(m,2H,CH2);1.72−1.81(m,2H,
CH2);2.55−2.60(m,2H,CH2);2.
81−2.87(m,2H,CH2);3.94−3.9
9(t,2H,OCH2);6.61(s,1H,オレフ
イン);6.68−6.71(m,2H,芳香族);
7.02,7.05(d,1H,芳香族);7.89
(s,1H,N=CH) f)N- 〔(6- n- ブトキシ -3,4- ジヒドロナフ
ト -2- イル)メチル〕アセトヒドロキサム酸 例4eに従って得られた18.4gを例1dと同様にナ
トリウムシアノボルヒドリド7.16g及び無水酢酸1
8mlと反応させる。o- アセチル化されたアセトヒド
ロキサム酸を、クロマトグラフィーで単離し(石油エー
テル/ジエチルエーテル- 1:3)、次いで選択的に水
性炭酸ナトリウム溶液でけん化する。酢酸エチルエステ
ル/n- ヘキサンから再結晶後、融点97−88℃の無
色結晶の形でヒドロキサム酸13.72g(理論値の6
3.2%)が得られる。
【0063】 1H- NMR(DMSO- d6):0.91
−0.96(t,3H,CH3);1.39−1.49
(m,2H,CH2);1.63−1.70(m,2H,
CH2);2.04(s,3H,COCH3);2.10−
2.15(m,2H,CH2);2.70−2.76
(m,2H,CH2);3.91−3.95(t,2H,
OCH2);4.21(s,2H,NCH2);6.28
(s,1H,オレフイン);6.65−6.70(m,
2H,芳香族);6.93,6.95(d,1H,芳香
族) 〔例5〕 N- ヒドロキシ -N- 〔(6- シクロペンチルオキシ -
3,4- ジヒドロナフト-2- イル)メチル〕尿素 a)6- シクロペンチルオキシ -1- テトラロン 例4aに従って得られた化合物13.0g及びシクロペ
ンチルクロリド10.5mlを、例4b中に記載した様
にアセトン65ml中で炭酸カリウム13.8gの存在
下に反応させる。後処理及び精製の後、黄色に着色した
油状物の形で所望の化合物14.65g(理論値の7
9.5%)が得られる。
−0.96(t,3H,CH3);1.39−1.49
(m,2H,CH2);1.63−1.70(m,2H,
CH2);2.04(s,3H,COCH3);2.10−
2.15(m,2H,CH2);2.70−2.76
(m,2H,CH2);3.91−3.95(t,2H,
OCH2);4.21(s,2H,NCH2);6.28
(s,1H,オレフイン);6.65−6.70(m,
2H,芳香族);6.93,6.95(d,1H,芳香
族) 〔例5〕 N- ヒドロキシ -N- 〔(6- シクロペンチルオキシ -
3,4- ジヒドロナフト-2- イル)メチル〕尿素 a)6- シクロペンチルオキシ -1- テトラロン 例4aに従って得られた化合物13.0g及びシクロペ
ンチルクロリド10.5mlを、例4b中に記載した様
にアセトン65ml中で炭酸カリウム13.8gの存在
下に反応させる。後処理及び精製の後、黄色に着色した
油状物の形で所望の化合物14.65g(理論値の7
9.5%)が得られる。
【0064】 1H- NMR(CDCl3):1.57−
2.01(m,8H,CH2);2.06−2.15
(m,2H,CH2);2.57−2.62(m,2H,
CH2);2.88−2.92(m,2H,CH2);4.
70−4.84(m,1H,OCH);6.66,6.
67(d,1H,芳香族);6.76−6.80(d,
d,1H,芳香族);7.97,8.00(d,1H,
芳香族) b)6- シクロペンチルオキシ -1- ヒドロキシ -1,
2,3,4- テトラヒドロナフタリン 無水ジエチルエーテル75ml中にリチウムアルミニウ
ムヒドリド1.52gを有する溶液に、ジエチルエーテ
ル30ml中に例5aに従って得られた化合物16.4
5gを有する溶液を撹拌下に、弱い沸騰が維持される様
に加える。添加の終了後、3時間還流加熱する。次いで
過剰の水素化物を水の慎重な滴下によって分解する。エ
ーテル相を分離し、水性相を3回夫々20mlのジエチ
ルエーテルで振出する。一緒にされた有機相を、飽和塩
化ナトリウム溶液で洗滌し、硫酸ナトリウムを介して乾
燥する。蒸発及び石油エーテル/ジエチルエーテル
(1:1)で残留物のクロマトグラフィー精製の後、帯
赤色に着色した油状物の形で所望された化合物12.3
2g(理論値の74.2%)が得られる。
2.01(m,8H,CH2);2.06−2.15
(m,2H,CH2);2.57−2.62(m,2H,
CH2);2.88−2.92(m,2H,CH2);4.
70−4.84(m,1H,OCH);6.66,6.
67(d,1H,芳香族);6.76−6.80(d,
d,1H,芳香族);7.97,8.00(d,1H,
芳香族) b)6- シクロペンチルオキシ -1- ヒドロキシ -1,
2,3,4- テトラヒドロナフタリン 無水ジエチルエーテル75ml中にリチウムアルミニウ
ムヒドリド1.52gを有する溶液に、ジエチルエーテ
ル30ml中に例5aに従って得られた化合物16.4
5gを有する溶液を撹拌下に、弱い沸騰が維持される様
に加える。添加の終了後、3時間還流加熱する。次いで
過剰の水素化物を水の慎重な滴下によって分解する。エ
ーテル相を分離し、水性相を3回夫々20mlのジエチ
ルエーテルで振出する。一緒にされた有機相を、飽和塩
化ナトリウム溶液で洗滌し、硫酸ナトリウムを介して乾
燥する。蒸発及び石油エーテル/ジエチルエーテル
(1:1)で残留物のクロマトグラフィー精製の後、帯
赤色に着色した油状物の形で所望された化合物12.3
2g(理論値の74.2%)が得られる。
【0065】 1H- NMR(CDCl3):1.52−
2.02(m,12H,CH2);2.61−2.86
(m,2H,CH2);4.68−4.80(m,1H,
OCH);6.59,6.60(d,1H,芳香族);
6.71−6.75(d,d,1H,芳香族);7.2
9,7.32(d,1H,芳香族) c)6- シクロペンチルオキシ -3,4- ジヒドロナフ
ト -2- アルデヒド 1,2- ジクロルベンゾール15ml中に溶解された、
例5bに従って得られた化合物10.2gに、先ずN-
メチルホルムアニリド6mlを、次いでホスホスオキシ
クロリド4.5mlを滴加する。混合物を65℃の浴温
度で弱い窒素流中で撹拌する。(DC- コントロール:
石油エーテル/ジエチルエーテル- 2:1)。反応の終
了後、20℃で水65ml中に酢酸ナトリウム28gを
有する溶液を滴下し、次いで3回夫々30mlの酢酸エ
チルエステルで抽出する。抽出物を、飽和塩化ナトリウ
ム溶液で洗滌し、硫酸ナトリウムを介して乾燥し、蒸発
する。石油エーテル/ジエチルエーテル(1:1)で残
留物のクロマトグラフィー精製後、黄色に着色した粘性
材料の形でアルデヒド7.37g(理論値の69.3
%)が得られる。
2.02(m,12H,CH2);2.61−2.86
(m,2H,CH2);4.68−4.80(m,1H,
OCH);6.59,6.60(d,1H,芳香族);
6.71−6.75(d,d,1H,芳香族);7.2
9,7.32(d,1H,芳香族) c)6- シクロペンチルオキシ -3,4- ジヒドロナフ
ト -2- アルデヒド 1,2- ジクロルベンゾール15ml中に溶解された、
例5bに従って得られた化合物10.2gに、先ずN-
メチルホルムアニリド6mlを、次いでホスホスオキシ
クロリド4.5mlを滴加する。混合物を65℃の浴温
度で弱い窒素流中で撹拌する。(DC- コントロール:
石油エーテル/ジエチルエーテル- 2:1)。反応の終
了後、20℃で水65ml中に酢酸ナトリウム28gを
有する溶液を滴下し、次いで3回夫々30mlの酢酸エ
チルエステルで抽出する。抽出物を、飽和塩化ナトリウ
ム溶液で洗滌し、硫酸ナトリウムを介して乾燥し、蒸発
する。石油エーテル/ジエチルエーテル(1:1)で残
留物のクロマトグラフィー精製後、黄色に着色した粘性
材料の形でアルデヒド7.37g(理論値の69.3
%)が得られる。
【0066】 1H- NMR(CDCl3):1.55−
2.00(m,8H,CH2);2.52−2.57
(m,2H,CH2);2.81−2.86(m,2H,
CH2);4.76−4.84(m,1H,OCH);
6.72−6.75(m,2H,芳香族,オレフイ
ン);7.19−7.23(m,2H,芳香族);9.
79(s,1H,CHO) d)6- シクロペンチルオキシ -3,4- ジヒドロナフ
ト -2- アルデヒド- オキシム ヒドロキシルアミン- ヒドロクロリド5.2g、例5c
に従って得られた化合物7.27g、炭酸ナトリウム
6.38g及びエタノール/水(2:1)120mlか
ら成る混合物を、6時間50℃で撹拌し、次いで飽和塩
化ナトリウム溶液250mlを加え、3回夫々100m
lの酢酸エチルエステルで抽出する。抽出物を、飽和塩
化ナトリウム溶液で洗滌し、硫酸マグネシウムで乾燥
し、蒸発乾固する。この際融点166−168℃の淡黄
色粉末としてオキシム7.46g(理論値の96.6
%)が得られる。
2.00(m,8H,CH2);2.52−2.57
(m,2H,CH2);2.81−2.86(m,2H,
CH2);4.76−4.84(m,1H,OCH);
6.72−6.75(m,2H,芳香族,オレフイ
ン);7.19−7.23(m,2H,芳香族);9.
79(s,1H,CHO) d)6- シクロペンチルオキシ -3,4- ジヒドロナフ
ト -2- アルデヒド- オキシム ヒドロキシルアミン- ヒドロクロリド5.2g、例5c
に従って得られた化合物7.27g、炭酸ナトリウム
6.38g及びエタノール/水(2:1)120mlか
ら成る混合物を、6時間50℃で撹拌し、次いで飽和塩
化ナトリウム溶液250mlを加え、3回夫々100m
lの酢酸エチルエステルで抽出する。抽出物を、飽和塩
化ナトリウム溶液で洗滌し、硫酸マグネシウムで乾燥
し、蒸発乾固する。この際融点166−168℃の淡黄
色粉末としてオキシム7.46g(理論値の96.6
%)が得られる。
【0067】 1H- NMR(CDCl3):1.57−
1.97(m,8H,CH2);2.54−2.60
(m,2H,CH2);2.80−2.86(m,2H,
CH2);4.71−4.80(m,1H,OCH);
6.60(s,1H,オレフイン);6.66−6.6
9(m,2H,芳香族);7.01−7.04(m,1
H,芳香族);7.89(s,1H,N=CH) e)N- ヒドロキシ -N- 〔(6- シクロペンチルオキ
シ -3,4- ジヒドロナフト -2- イル)メチル〕尿素 例5dに従って得られた化合物7.20gに、エタノー
ル140ml中で0℃でボラン- トリメチルアミン- 錯
体5.26gを加え、1時間撹拌する。次いで撹拌及び
DC- コントロール(酢酸エチルエステル/メタノール
- 30:1)下に20℃に加熱する。ヒドロキシルアミ
ンへ完全に還元後、減圧蒸発し、残留物を水で希釈し、
炭酸カリウムの添加によって9のpH- 値を調整する。
次いで3回酢酸エチルエステルで抽出する。抽出物を、
飽和塩化ナトリウム溶液で洗滌し、硫酸ナトリウムを介
して乾燥する。蒸発後に得られた残留物を、無水テトラ
ヒドロフラン100ml中に溶解し、トリメチルシリル
- イソシアナート3.8mlを加え、3時間50℃で撹
拌する。酢酸エチルエステル50mlで希釈し、塩化-
アンモニウム及び -ナトリウムを有する溶液で洗滌し、
蒸発後に得られた残留物を、ジエチルエーテル中に懸濁
する。固体を濾去し、ジエチルエーテルで洗滌し、酢酸
エチルエステル/n- ヘキサンから再結晶する。融点1
45−147℃の無色結晶の形で尿素5.31g(理論
値の62.7%)が得られる。
1.97(m,8H,CH2);2.54−2.60
(m,2H,CH2);2.80−2.86(m,2H,
CH2);4.71−4.80(m,1H,OCH);
6.60(s,1H,オレフイン);6.66−6.6
9(m,2H,芳香族);7.01−7.04(m,1
H,芳香族);7.89(s,1H,N=CH) e)N- ヒドロキシ -N- 〔(6- シクロペンチルオキ
シ -3,4- ジヒドロナフト -2- イル)メチル〕尿素 例5dに従って得られた化合物7.20gに、エタノー
ル140ml中で0℃でボラン- トリメチルアミン- 錯
体5.26gを加え、1時間撹拌する。次いで撹拌及び
DC- コントロール(酢酸エチルエステル/メタノール
- 30:1)下に20℃に加熱する。ヒドロキシルアミ
ンへ完全に還元後、減圧蒸発し、残留物を水で希釈し、
炭酸カリウムの添加によって9のpH- 値を調整する。
次いで3回酢酸エチルエステルで抽出する。抽出物を、
飽和塩化ナトリウム溶液で洗滌し、硫酸ナトリウムを介
して乾燥する。蒸発後に得られた残留物を、無水テトラ
ヒドロフラン100ml中に溶解し、トリメチルシリル
- イソシアナート3.8mlを加え、3時間50℃で撹
拌する。酢酸エチルエステル50mlで希釈し、塩化-
アンモニウム及び -ナトリウムを有する溶液で洗滌し、
蒸発後に得られた残留物を、ジエチルエーテル中に懸濁
する。固体を濾去し、ジエチルエーテルで洗滌し、酢酸
エチルエステル/n- ヘキサンから再結晶する。融点1
45−147℃の無色結晶の形で尿素5.31g(理論
値の62.7%)が得られる。
【0068】 1H- NMR(DMSO- d6):1.50
−1.77(m,6H,CH2);1.81−1.96
(m,2H,CH2);2.13−2.18(m,2H,
CH2);2.69−2.75(m,2H,CH2);4.
05(s,2H,NCH2);4.73−4.80(m,
1H,OCH);6.27(s,1H,オレフイン);
6.34(s,2H,CONH2);6.61−6.65
(m,2H,芳香族);6.89,6.92(d,1
H,芳香族) 〔例6〕 例1−5中に記載された条件下で、対応する出発化合物
から次の化合物が得られる: a)N- 〔(6- シクロペンチルオキシ -3,4- ジヒ
ドロナフト -2- イル)メチル〕- アセトヒドロキサム
酸 融点:110−111℃ 1 H- NMR(DMSO- d6):1.31−1.95
(m,8H,CH2);2.04(s,3H,COC
H3);2.10−2.15(t,2H,CH2);2.7
0−2.75(t,2H,CH2);4.21(s,2
H,NCH2);4.74−4.80(m,1H,OC
H);6.27(s,1H,オレフイン);6.62−
6.66(m,2H,芳香族);6.92,6.94
(d,1H,芳香族) b)N- ヒドロキシ -N- 〔1-(6- メトキシ -3,4
- ジヒドロナフト -2-イル)-エチル〕尿素 融点:146−148℃(分解) 1 H- NMR(DMSO- d6):1.23,1.25
(d,3H,NCCH3);2.06−2.32(m,2
H,CH2);2.62−2.77(m,2H,CH2);
3.72(s,3H,OCH3);4.74−4.80
(m,1H,NCH);6.27(s,1H,オレフイ
ン);6.31(s,2H,CONH2);6.66−
6.70(m,2H,芳香族);6.95,6.98
(d,1H,芳香族) c)N- ヒドロキシ -N- 〔(6- n- ブトキシ -3,
4- ジヒドロナフト -2- イル)メチル〕尿素 融点:150−152℃(分解) 1 H- NMR(DMSO- d6):0.91−0.95
(t,3H,CH3);1.37−1.49(m,2H,
CH2);1.63−1.72(m,2H,CH2);2.
13−2.19(t,2H,CH2);2.70−2.7
6(t,2H,CH2);3.90−3.94(t,2
H,OCH2);4.06(s,2H,NCH2);6.2
8(s,1H,オレフイン);6.34(s,2H,C
ONH2);6.64−6.69(m,2H,芳香族);
6.90,6.93(d,1H,芳香族) d)N- ヒドロキシ -N- 〔(6- アリルオキシ -3,
4- ジヒドロナフト -2- イル)-メチル〕尿素 融点:148−149℃(分解) 1 H- NMR(DMSO- d6):2.15−2.20
(t,2H,CH2):2.71−2.77(t,2H,
CH2);4.07(s,2H,NCH2);4.51,
4.53(d,2H,OCH2);5.22−5.41
(m,2H,オレフイン);5.96−6.09(m,
1H,オレフイン);6.29(s,1H,オレフイ
ン);6.23(s,2H,CONH2);6.67−
6.71(m,2H,芳香族);6.91,6.93
(d,1H,芳香族) e)N- ヒドロキシ -N- 〔(6- イソプロポキシ -
3,4- ジヒドロナフト -2- イル)メチル〕尿素 融点:136℃(分解) 1 H- NMR(DMSO- d6):1.23,1.25
(d,6H,CH3);2.12−2.18(t,2H,
CH2);2.69−2.75(t,2H,CH2);4.
05(s,2H,NCH2);4.50−4.62(m,
1H,OCH);6.28(s,1H,オレフイン);
6.34(s,2H,CONH2);6.64−6.68
(m,2H,芳香族);6.90,6.93(d,1
H,芳香族)
−1.77(m,6H,CH2);1.81−1.96
(m,2H,CH2);2.13−2.18(m,2H,
CH2);2.69−2.75(m,2H,CH2);4.
05(s,2H,NCH2);4.73−4.80(m,
1H,OCH);6.27(s,1H,オレフイン);
6.34(s,2H,CONH2);6.61−6.65
(m,2H,芳香族);6.89,6.92(d,1
H,芳香族) 〔例6〕 例1−5中に記載された条件下で、対応する出発化合物
から次の化合物が得られる: a)N- 〔(6- シクロペンチルオキシ -3,4- ジヒ
ドロナフト -2- イル)メチル〕- アセトヒドロキサム
酸 融点:110−111℃ 1 H- NMR(DMSO- d6):1.31−1.95
(m,8H,CH2);2.04(s,3H,COC
H3);2.10−2.15(t,2H,CH2);2.7
0−2.75(t,2H,CH2);4.21(s,2
H,NCH2);4.74−4.80(m,1H,OC
H);6.27(s,1H,オレフイン);6.62−
6.66(m,2H,芳香族);6.92,6.94
(d,1H,芳香族) b)N- ヒドロキシ -N- 〔1-(6- メトキシ -3,4
- ジヒドロナフト -2-イル)-エチル〕尿素 融点:146−148℃(分解) 1 H- NMR(DMSO- d6):1.23,1.25
(d,3H,NCCH3);2.06−2.32(m,2
H,CH2);2.62−2.77(m,2H,CH2);
3.72(s,3H,OCH3);4.74−4.80
(m,1H,NCH);6.27(s,1H,オレフイ
ン);6.31(s,2H,CONH2);6.66−
6.70(m,2H,芳香族);6.95,6.98
(d,1H,芳香族) c)N- ヒドロキシ -N- 〔(6- n- ブトキシ -3,
4- ジヒドロナフト -2- イル)メチル〕尿素 融点:150−152℃(分解) 1 H- NMR(DMSO- d6):0.91−0.95
(t,3H,CH3);1.37−1.49(m,2H,
CH2);1.63−1.72(m,2H,CH2);2.
13−2.19(t,2H,CH2);2.70−2.7
6(t,2H,CH2);3.90−3.94(t,2
H,OCH2);4.06(s,2H,NCH2);6.2
8(s,1H,オレフイン);6.34(s,2H,C
ONH2);6.64−6.69(m,2H,芳香族);
6.90,6.93(d,1H,芳香族) d)N- ヒドロキシ -N- 〔(6- アリルオキシ -3,
4- ジヒドロナフト -2- イル)-メチル〕尿素 融点:148−149℃(分解) 1 H- NMR(DMSO- d6):2.15−2.20
(t,2H,CH2):2.71−2.77(t,2H,
CH2);4.07(s,2H,NCH2);4.51,
4.53(d,2H,OCH2);5.22−5.41
(m,2H,オレフイン);5.96−6.09(m,
1H,オレフイン);6.29(s,1H,オレフイ
ン);6.23(s,2H,CONH2);6.67−
6.71(m,2H,芳香族);6.91,6.93
(d,1H,芳香族) e)N- ヒドロキシ -N- 〔(6- イソプロポキシ -
3,4- ジヒドロナフト -2- イル)メチル〕尿素 融点:136℃(分解) 1 H- NMR(DMSO- d6):1.23,1.25
(d,6H,CH3);2.12−2.18(t,2H,
CH2);2.69−2.75(t,2H,CH2);4.
05(s,2H,NCH2);4.50−4.62(m,
1H,OCH);6.28(s,1H,オレフイン);
6.34(s,2H,CONH2);6.64−6.68
(m,2H,芳香族);6.90,6.93(d,1
H,芳香族)
【0069】
【発明の効果】本発明による置換された3,4- ジヒド
ロナフタリンは、喘息発作の予防又は治療用薬剤中の有
効物質として極めて有用である。
ロナフタリンは、喘息発作の予防又は治療用薬剤中の有
効物質として極めて有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C07C 275/64 C07C 275/64 (72)発明者 ヨハネス・シユナイデル ドイツ連邦共和国、シユトールベルク、 ローラントストラーセ、40 (56)参考文献 国際公開90/7494(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) CA(STN) CAOLD(STN) REGISTRY(STN)
Claims (15)
- 【請求項1】 一般式I 【化1】 (式中R1 はメチル- 又はアミノ基であり、R2 は水素
原子又はメチル基であり、R3 はC- 原子数1〜4の直
鎖状又は分枝状アルキル基、アリル- 又はクロチル基又
はシクロペンチル基を示す。)なる置換された3,4-
ジヒドロナフタリン。 - 【請求項2】 R3 はメチル基を示す、請求項1記載の
置換された3,4-ジヒドロナフタリン。 - 【請求項3】 R1 はアミノ基を示す、請求項1又は2
記載の置換された3,4- ジヒドロナフタリン。 - 【請求項4】 R1 はアミノ基、R2 は水素原子、R3
はメチル基を示す、請求項1ないし3のいずれかに記載
の置換された3,4- ジヒドロナフタリン。 - 【請求項5】 有効物質として請求項1記載の置換され
た3,4- ジヒドロナフタリンを含有し、腸管外、経
口、直腸、外用又は鼻腔内投与に適することを特徴とす
る、抗アナフィラキシー薬及び(又は)抗喘息薬として
ショック状態を予防及び治療するための薬剤。 - 【請求項6】 有効物質として単一薬用量あたり請求項
1記載の少なくとも1個の置換された3,4- ジヒドロ
ナフタリン0.01〜1000mgを含有する請求項5
記載の薬剤。 - 【請求項7】 腸管外投与に適し、有効物質として単一
薬用量あたり、請求項1記載の少なくとも1個の置換さ
れた3,4- ジヒドロナフタリン0.1〜1000mg
を含有する、請求項5又は6記載の薬剤。 - 【請求項8】 錠剤、糖衣丸又はカプセルの形で、場合
により有効物質放出遅延剤と共に存在し、有効物質とし
て単一薬用量あたり請求項1記載の少なくとも1個の置
換された3,4- ジヒドロナフタリン0.1〜1000
mgを含有する、請求項5又は6記載の薬剤。 - 【請求項9】 スプレー形で、請求項1記載の少なくと
も1個の置換された3,4- ジヒドロナフタリン鼻腔内
又は経口投与用の、請求項5記載の薬剤。 - 【請求項10】 請求項1記載の少なくとも1個の置換
された3,4- ジヒドロナフタリンを公知方法で担体材
料、溶剤及び(又は)希釈剤並びに場合により結合剤、
錠剤砕解剤及び他の助剤で処理し、得られた混合物を単
一投薬形態を製造することを特徴とする、請求項5記載
の薬剤の製造方法。 - 【請求項11】 一般式I 【化2】 (式中R1 はメチル- 又はアミノ基であり、R2 は水素
原子又はメチル基であり、R3 はC- 原子数1〜4の直
鎖状又は分枝状アルキル基、アリル- 又はクロチル基又
はシクロペンチル基を示す。)なる置換された3,4-
ジヒドロナフタリンを製造するにあたり、式II 【化3】 なる化合物とヒドロキシルアミン又はその塩の1つと塩
基の存在下に反応させ、オキシムとなし、これをホウ素
含有還元剤で酸の存在下に還元して、式III 【化4】 なるヒドロキシルアミンとなし、次いでこれに残基 -C
O- R1 を導入することを特徴とする、上記置換された
3,4- ジヒドロナフタリンの製造方法。 - 【請求項12】 式IIIなるヒドロキシルアミンを a)トリメチルシリルイソシアネートと反応させ、次い
でトリメチルシリル基を離脱するかあるいは b)カリウム- 又はナトリウムシアネートと酸性溶液中
で又はホスゲンもしくはクロルギ酸(低級- アルキル)-
又は -ベンジルエステルと酸結合剤の存在下に反応さ
せ、次いでアンモニア又はアンモニアを生じる化合物と
反応させる、請求項11記載の方法。 - 【請求項13】 式IIIなるヒドロキシルアミンとア
セチル化剤、好ましくは無水酢酸とアセチルクロライド
とを、酸結合物質の存在下に反応させ、式IV 【化5】 なる得られた化合物から塩基を用いてo- アセチル基を
離脱する、請求項11記載の方法。 - 【請求項14】 式IIなる化合物のオキシムとホウ化
水素、好ましくはナトリウムシアノボルヒドリドを酸の
存在下に20〜60℃の温度で還元し、式IIIなるヒ
ドロキシルアミンとなす、請求項11記載の方法。 - 【請求項15】 式IIなる化合物のオキシムとホウ素
- アミン- 錯体又はホウ素- テトラヒドロフラン- 錯体
を酸の存在下に0〜50℃の温度で還元し、ヒドロキシ
ルアミンとなす、請求項11記載の方法。
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