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JP3162869B2 - 記録再生装置のノイズ低減回路 - Google Patents

記録再生装置のノイズ低減回路

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Publication number
JP3162869B2
JP3162869B2 JP09126793A JP9126793A JP3162869B2 JP 3162869 B2 JP3162869 B2 JP 3162869B2 JP 09126793 A JP09126793 A JP 09126793A JP 9126793 A JP9126793 A JP 9126793A JP 3162869 B2 JP3162869 B2 JP 3162869B2
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JP
Japan
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signal
recording
differential amplifier
current
variable gain
Prior art date
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JP09126793A
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English (en)
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JPH06303064A (ja
Inventor
宜昭 今泉
信行 大高
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
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Publication of JPH06303064A publication Critical patent/JPH06303064A/ja
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Publication of JP3162869B2 publication Critical patent/JP3162869B2/ja
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  • Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)
  • Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気テープ等に信号を
記録再生する記録再生装置におけるノイズ低減回路に関
する。
【0002】
【従来の技術】音声信号をテープに記録し再生する場
合、テープの飽和レベル以下に大振幅信号のレベルを低
下させると共に、微少信号を発生するノイズと充分に識
別出来る程度に増幅する「ダイナミックレンジの圧縮伸
張」が知られている。この圧縮伸張により信号のノイズ
が抑圧され、歪みが低下しダイナミックレンジの拡大が
行なわれる。その様子を図2に示す。図2は、記録され
る前の原信号のダイナミックレンジ、圧縮された信号及
び圧縮された信号を伸張し、元のダイナミックレンジに
戻した信号を示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ダイナミッ
クレンジの圧縮伸張を行なう為には入力信号をレベル検
波器でレベル検波する必要があるが、前記入力信号のレ
ベルが微小な場合には、微小信号がノイズに埋れてしま
う場合がある。この様な場合、ノイズをレベル検波する
恐れがある。例えば、信号レベルが、図2の点線Aであ
るときに、ノイズレベルが図2の点線Bだけあったとす
ると、レベル検波器は、レベルの大きい点線Bを検波し
てしまう。すると、伸張する時に、本来ならば点線A’
のレベルまで伸張する必要があるのに、点線B’までし
か伸張されない、という問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の点に鑑み
成されたもので、信号を圧縮して記録を行ない、圧縮さ
れた信号を伸張して再生を行なう記録再生装置のノイズ
低減回路であって、記録信号が一方の入力端子に印加さ
れる差動増幅器と、該差動増幅器の出力信号のレベル検
波を行なうレベル検波手段と、利得制御用の制御端子を
有し、該制御端子に前記レベル検波手段の出力電流が供
給され、前記差動増幅器の出力信号を増幅する可変利得
増幅器と、前記制御端子に利得調整用の電流を記録時に
供給する第1の電流源と、前記可変利得増幅器の出力信
号を前記差動増幅器の他方の入力端子に帰還する帰還手
段とを備える。
【0005】
【作用】本発明に依れば、圧縮された信号を伸張する可
変利得増幅器の利得制御用の制御端子に記録時にあらか
じめ利得制御用の微少な定電流を供給しているので、可
変利得増幅器の利得を上昇させ、差動増幅器の利得を通
常より下げることができる。この為、記録信号を通常よ
り小さい信号(圧縮の度合いが小さい)で記録すること
になり再生時に微小信号が伸張に伴って生ずるノイズの
影響を相対的に受けにくくなる。
【0006】又、本発明に依れば、記録時には第1の定
電流源により前述の如く、記録信号の圧縮の度合いを小
さくするとともに再生時には第2の定電流源により伸張
の度合いを大きくしているので、相対的に微小信号が圧
縮伸張によりノイズの影響を受ける割合いが小さくな
る。
【0007】
【実施例】図1は、本発明の一実施例を示すブロック図
で、(1)はカセットテープレコーダやビデオテープレ
コーダに記録再生する(音声)信号が印加される入力端
子(2)を備えた差動増幅器、(3)は前記差動増幅器
(1)の出力信号をレベル検波する為に全波整流する全
波整流回路、(4)は全波整流された信号を直流電流に
変換する平滑回路、(5)は差動増幅器(1)の出力信
号を前記平滑回路(4)の出力直流電流に応じて増幅す
るCCA(電流制御増幅器)、(6)はREC(記録)
時にオンするスイッチ、(7)はCCA(5)に定電流
を供給してCCA(5)の利得を増加させる為の定電流
源、及び(8)は記録時REC側に再生時PB側に切換
わり、差動増幅器(1)の負帰還路を形成するスイッチ
である。
【0008】図1において、PB(再生)時にはスイッ
チ(6)が開き、スイッチ(8)がPB側に切換わる。
そして、入力端子(2)から圧縮済みの信号が印加され
る。差動増幅器(1)の出力信号は、CCA(5)で増
幅されるとともに全波整流回路(3)で全波整流され
る。全波整流により、信号レベルが検出された信号は、
更に平滑回路(4)で平滑され直流電流に変換される。
そして、前記直流電流が電流ミラー回路(9)を介して
CCA(5)に供給されCCA(5)の利得が制御され
る。前記入力信号レベルが増加したならば、CCA
(5)の利得も増加するように制御される。その為、こ
の時の入力端子(2)と出力端子(10)との間の入出
力信号特性は、図3の実線Cのようになる。図3の縦軸
横軸は、対数表示されており、レベルが1(軸上は0)
の信号を基準に、これより大の信号に対しては、レベル
増加を施し、それより小の信号に対してはレベル低下を
施している。即ち、図3の1点鎖線の特性Bは、入力レ
ベルを2倍にした時に出力レベルが2倍になる増幅率の
特性を示している。これに対して、実線Cは、前記Bよ
り傾きが急であるので、入力信号が倍に変化すると、出
力信号は、倍以上に変化する。このため圧縮された信号
の伸張が可能となっている。
【0009】一方、記録時にはスイッチ(8)がREC
側となるので、差動増幅機(1)の入力端子(11)に
対して、CCA(5)から帰還が施される為、前述の伸
張と丁度逆の圧縮効果が差動増幅器(1)において生ず
る。即ち、信号レベルが2倍になっても出力信号レベル
は、2倍以下にしかならず、圧縮が可能となる。この
為、記録時の入力端子(2)と出力端子(12)との間
の入出力特性は、図3の実線Aの如くなる。
【0010】図3の実線Cは、理想値であり、実際に
は、微小信号レベルにおいては、大レベルのノイズが検
波されてしまい点線aの如き特性が生じてしまう。そこ
で、本発明においては、記録時に、あらかじめCCA
(5)の利得を増加させて、差動増幅器(1)の利得を
低下させ、信号の圧縮を通常より行なわず、信号レベル
を大きめにして記録させた。記録された信号レベルが大
きめである為、再生される信号の出力レベルもその分増
加し、図3の点線bの如くなる。その結果、前述の如
く、ノイズが検波されたとしても、総合特性としては、
実線Cの特性が得られ、伸張された信号のS/Nが向上
する。図1のスイッチ(6)はREC時にオンし、電流
源(7)の電流をCCA(5)に流す。CCA(5)
は、制御端子(13)に流れる電流が増加したことによ
り利得が増加し、その特性を図3の点線Pの如く変化さ
せる。
【0011】図4は、再生時にCCA(5)の利得を低
下させることにより、図3の点線aを補正する方法を示
すもので、再生時にオンするスイッチ(14)と利得制
御用の電流源(15)を備えている。尚、図4におい
て、図1と同一の回路素子には同一の符号を付す。再生
時にスイッチ(14)をオンさせ、CCA(5)の利得
を低下させることにより、図3の点線bの如き特性が得
られる。そこで図4では、記録時にはスイッチ(6)を
オン・スイッチ(14)をオフさせ、再生時にはスイッ
チ(14)をオン・スイッチ(6)をオフさせ、記録再
生時共に利得を下げてノイズの影響を低下させている。
【0012】図5は、図1のCCA(5)の具体回路図
であり、端子(16)及び(17)に印加される互いに
逆相の入力信号は、各々トランジスタ(18)及び(1
9)でまず増幅され、次に差動増幅器(20)で増幅さ
れる。差動増幅器(20)の利得は、トランジスタ(2
1)及び(22)の共通エミッタに流れる電流により定
まり、電流ミラー回路(9)及びスイッチ(6)により
決定される。差動増幅器(20)で増幅された出力信号
は、第1乃至第3電流ミラー回路(23)乃至(25)
を介して出力端子(26)に得られる。
【0013】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明に依れば、微小
信号であっても、ノイズの影響を受けずに信号の伸張が
可能な記録再生装置のノイズ低減回路を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録再生装置のノイズ低減回路であ
る。
【図2】ダイナミックレンジの圧縮伸張を説明する特性
図である。
【図3】図1の説明に供する為の特性図である。
【図4】本発明の記録再生装置のノイズ低減回路であ
る。
【図5】図1のCCA(5)の具体回路図である。
【符号の説明】
(1) 差動増幅器 (3) 全波整流回路 (4) 平滑回路 (5) CCA (6) スイッチ (7) 電流源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03G 5/00 - 11/08 G11B 20/00 - 20/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号を圧縮して記録を行ない、圧縮され
    た信号を伸張して再生を行なう記録再生装置のノイズ低
    減回路であって、 記録信号が一方の入力端子に印加される差動増幅器と、 該差動増幅器の出力信号のレベル検波を行なうレベル検
    波手段と、 利得制御用の制御端子を有し、該制御端子に流れる電流
    に応じて前記差動増幅器の出力信号を増幅する可変利得
    増幅器と、入力端子に前記レベル検波手段の出力信号が印加され、
    出力端子が前記可変利得増幅器の前記制御端子に接続さ
    れる電流ミラー回路と、 前記可変利得増幅器の記録時の利得を調整するための電
    流を供給する 電流源と、該電流源と前記電流ミラー回路の前記出力端子とを記録
    時に接続する第1スイッチ と、 前記可変利得増幅器の出力信号を前記差動増幅器の他方
    の入力端子に帰還する帰還手段とを備え、記録時に前記
    可変利得増幅器の利得を増加させ前記差動増幅器の出力
    端にレベルが低下した信号を得るようにしたことを特徴
    とする記録再生装置のノイズ低減回路。
  2. 【請求項2】 信号を圧縮して記録を行ない、圧縮され
    た信号を伸張して再生を行なう記録再生装置のノイズ低
    減回路であって、 記録用の信号又は再生用の信号が一方の入力端子に印加
    される差動増幅器と、 該差動増幅器の出力信号のレベル検波を行なうレベル検
    波手段と、 利得制御用の制御端子を有し、該制御端子に流れる電流
    に応じて前記差動増幅器の出力信号を増幅する可変利得
    増幅器と、入力端子に前記レベル検波手段の出力信号が印加され、
    出力端子が前記可変利得増幅器の前記制御端子に接続さ
    れる電流ミラー回路と、 前記可変利得増幅器の記録時の利得を調整するための電
    流を供給する 第1の電流源と、前記可変利得増幅器の再生時の利得を調整するための電
    流を供給する 第2の電流源と、 記録時には前記可変利得増幅器の出力信号を、再生時に
    は前記差動増幅器の出力信号を前記差動増幅器の他方の
    入力端子に選択出力するスイッチを備え、記録時には前
    記差動増幅器の出力端からレベルが低下した記録信号
    を、再生時には前記可変利得増幅器からレベルが低下し
    た再生信号を得るようにしたことを特徴とする記録再生
    装置のノイズ低減回路。
JP09126793A 1993-04-19 1993-04-19 記録再生装置のノイズ低減回路 Expired - Fee Related JP3162869B2 (ja)

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