[go: up one dir, main page]

JP3161833U - 車椅子用補助器具 - Google Patents

車椅子用補助器具 Download PDF

Info

Publication number
JP3161833U
JP3161833U JP2010003647U JP2010003647U JP3161833U JP 3161833 U JP3161833 U JP 3161833U JP 2010003647 U JP2010003647 U JP 2010003647U JP 2010003647 U JP2010003647 U JP 2010003647U JP 3161833 U JP3161833 U JP 3161833U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wheelchair
arm
drip stand
auxiliary device
seated person
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010003647U
Other languages
English (en)
Inventor
新井 進
進 新井
Original Assignee
株式会社新井製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社新井製作所 filed Critical 株式会社新井製作所
Priority to JP2010003647U priority Critical patent/JP3161833U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3161833U publication Critical patent/JP3161833U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
  • Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)

Abstract

【課題】車椅子の着座者が自然な姿勢で座ったまま、車椅子移動時に点滴架台を安定して操作することができ、点滴架台と車椅子の接触等による転倒を防ぎ移動時の安全性を向上させることができる車椅子用補助器具を提供する。【解決手段】車椅子Kの動きに合わせて、床上を移動可能な点滴架台Tを移動させるための車椅子用補助器具100であって、点滴架台Tの起立支柱T1に対して着脱可能なクランプ部材2と、該クランプ部材2から車椅子Kの着座者Pに向かって延伸するとともに、その延伸長さを変更可能に構成したアーム3と、アーム3の先端部に設けたグリップ部とを備えた。【選択図】図1

Description

本考案は、点滴パック等が吊り下げられている点滴架台を車椅子とともに移動させるための車椅子用補助器具に関するものである。
病院に入院している患者の中には、院内等を動き回る事が可能であっても投薬等のために点滴をし続けておく必要がある人もいる。このような人が、点滴を行いながらも自由に移動できるようにするために、例えば特許文献1に示されるような床上を移動自在なキャスターと、キャスターに垂直に設けられた起立支柱と、起立支柱の上部に設けられた点滴パック等が吊り下げるためのフック部と、を備えた点滴架台が用いられる。
より具体的には、前記点滴架台の起立支柱には、立っている人が点滴架台につかまったり押したりできるように歩行用グリップが設けてあることがあり、自分で歩くことができる人はこの歩行用グリップを握り、点滴架台を押して楽に歩き回ることができる。
ところで、このような歩行用グリップは自分で歩くことができる人が使用することを前提として作られているため、車椅子でしか移動できない人にとっては使い勝手のよいものではない。
例えば、図8に示すように歩行用グリップG1は前記起立支柱T1のごく近傍に設けてあるので、着座者Pが歩行グリップG1を手に取ろうとすると、点滴架台Tと車椅子Kとを非常に近づけなくてはならない。すると車椅子Kの前輪と点滴架台TのキャスターT1とが近づきすぎてしまい、ぶつかる等してうまく移動できないことがある。
このような不具合を避けるために、点滴架台Tのフック部T3だけを取り外し、車椅子Kの背面等に装着して点滴パックとともに着座者Pが移動できるようにする場合もある。ところが、図8に示すように点滴の流量を調整するために輸液ポンプY1やシリンジポンプY2等の機材が点滴架台Tに取り付けられていると、これらのような大型で重い機材を車椅子に乗せ換えるのは手間がかかる。さらに、ポンプの再設定等で間違い生じ、医療ミスとなる危険性もあることから、このような方法は現実的には使いにくい。
そこで、病院内においては、図9に示すように点滴架台Tの起立支柱T2にタオルG2を巻き付けることによって、車椅子Kの着座者Pが前記歩行用グリップG1よりも離れた位置から点滴架台Tを保持し、介助者Sに車椅子Kを押してもらうことで点滴架台Tも一緒に移動できるようにしていることがある。
しかしながら、このようなタオルG2を巻き付けてつかまることができる部分を大きくしたとしても、図8に示すように車椅子Kの着座者Pは少し前かがみになる等して不自然な姿勢でタオルG2をつかみ続ける必要があり、安楽性が損なわれてしまっている。
また、タオルG2のような固定手段ではしっかりと固定されていないため、車椅子Kの前方で点滴架台Tを安定させながら一緒に移動することが難しい。このため、点滴架台Tの移動を安定させようとして、人によっては点滴架台Tを膝の間に挟んで移動することがあるが、車椅子Kの前輪とキャスターT1が接触して転倒してしまう恐れがあり、安全性に問題がある。特に、このような操作の安定性や安全性に関する問題は病院内でエレベータに乗り移る時等にある段差を渡らなければならない状況で顕著になる。
特開2003−707号公報
本考案は上述したような問題点を一挙に解決するためになされたものであり、車椅子の着座者が自然な姿勢で座ったまま、車椅子移動時に点滴架台を安定して操作することができ、点滴架台と車椅子の接触等による転倒を防ぎ移動時の安全性を向上させることができる車椅子用補助器具を提供することを目的とする。
すなわち、本考案に係る車椅子用補助器具は、車椅子の動きに合わせて、床上を移動可能な点滴架台を移動させるための車椅子用補助器具であって、前記点滴架台の起立支柱に対して着脱可能なクランプ部材と、前記クランプ部材から前記車椅子の着座者に向かって延伸するとともに、その延伸長さを変更可能に構成したアームと、前記アームの先端部に設けたグリップ部とを備えたことを特徴とする。
このようなものであれば、前記アームがその延伸長さが可変であるので、前記車椅子と前記点滴架台がお互いに干渉しない距離にするとともに、着座者が自然な姿勢で前記グリップ部を掴める位置に設定することができる。
また、前記クランプ部が前記起立支柱に対して着脱可能であることから、前記グリップ部の高さも着座者が掴みやすい高さに設定することができる。
従って、車椅子の着座者は楽な姿勢を保ったまま、しっかりとグリップ部を掴んでアームを介して前記点滴架台の移動を安定して操作することができる。
これらのことから、移動の際に車椅子と点滴架台が接触するのを防ぎつつ、安全に車椅子から点滴架台の移動方向を操作することができ、かつ着座者は自然な姿勢を保つことができ、安楽性の優れたものとすることができる。
前記グリップ部から取り外すことなく、前記アームの長さを簡単に変更できるようにするには、前記アームが、前記着座者に向かって延伸する棒状のアーム本体と、前記クランプ部材に固定され、前記アーム本体が挿入されるアーム本体挿入穴が形成された固定部材と、を具備し、前記アーム本体の側面にその半径方向に延びるピン挿入穴が一定間隔ごとに設けてあるとともに、前記固定部材に前記アーム本体挿入穴へと貫通するピン固定穴が設けてあり、前記ピン挿入穴と前記ピン固定穴との両方にピンが差し込むことにより前記アーム本体を前記固定部材に対して固定するものであればよい。
前記アーム本体が常に同じ向きで前記アーム本体挿入穴に挿入され、ピン固定穴とピン挿入穴がアーム本体の周方向にずれてしまうことを防ぎ、ピンをスムーズに差し替えられるようにするには、前記アーム本体の側面が軸方向に延びる平面を有し、前記アーム本体挿入穴の形状が当該アーム本体の横断面と同じ形状であればよい。
グリップ部の高さを着座者に対してより簡単に設定することができるようにするには、前記アームと前記起立支柱のなす角度を変更可能に構成したものであればよい。
車椅子の着座者が、腕を自然に伸ばすだけで掴むことができ、安楽性を保ったまま点滴架台の操作ができるようにするには、前記グリップ部が前記着座者の左右方向に延びる棒状のものであればよい。このようなものであれば、例えばリウマチ患者等の体を動かしにくい人にとっても移動の際に楽に点滴架台を操作することができる。
車椅子から前記点滴架台の重心を押すことにより操作をしやすくするには、前記着座者から視て、前記グリップ部の中央部が、前記起立支柱と略一直線上に並ぶように設けてあればよい。
前記起立支柱に簡単に取り付けることができるとともに、前記クランプ部材を構成する部品がばらばらになって無くしてしまうのを防ぐことができるようにするには、前記クランプ部材が、前記起立支柱が押し当てられる受け部材と、前記受け部材に回動可能に連結してあり、前記起立支柱を前記受け部材に押し当てる押し当て部材と、前記受け部材と前記押し当て部材とを締めつける締めつけ部とを具備し、前記締めつけ部が、基端を前記受け部材に回動可能に取り付けたねじ部と、前記ねじ部に螺合したナット部と、前記ねじ部の先端部に前記ナット部の当該ねじ部からの脱落を防止する脱落防止部とを具備し、前記ナット部の一面が前記押し当て部材に接触することにより前記受け部材と前記押し当て部材とを締めつけるものであればよい。
このように本考案の車椅子用補助器具によれば、車椅子での移動の際に車椅子の前方に点滴架台を一定の距離に保ったまま一緒に移動させることができ、しかも点滴架台の移動方向等を安定して操作することができる。従って、点滴架台を伴った車椅子での移動において従来よりも安全性を向上させることができる。さらに、アームの延伸長さやグリップ部の取り付け位置を自由に設定することができるので、車椅子の着座者の体格に合わせて自然な姿勢で点滴架台を操作することができ、安楽性のよいものにすることができる。
本考案の一実施形態に係る車椅子用補助器具を示す模式図。 同実施形態における車椅子用補助器具を示す模式的斜視図。 同実施形態における起立支柱周辺における模式的拡大斜視図。 同実施形態におけるクランプ部を示す模式的斜視図。 同実施形態におけるクランプ部の脱落防止部について説明する模式図。 同実施形態におけるアーム及びグリップ部を示す模式的拡大斜視図。 本考案の別の実施形態に係る車椅子用補助器具を示す模式図。 車椅子から点滴架台を操作するための従来方法の一例を示す模式図。 車椅子から点滴架台を操作するための従来方法の別の例を示す模式図。
以下、本考案の一実施形態について図面を参照して説明する。
本考案の車椅子用補助器具100は、図1に示すように車椅子Kでの移動の際に、車椅子Kの前方に床上を移動可能な点滴架台Tを配置した状態でともに略一定距離を保ったまま移動させるために用いられるものである。
より具体的には、前記車椅子用補助器具100は、前記点滴架台TのキャスターT1に設けられた起立支柱T2に取り付けて、車椅子Kの着座者Pへと延びるロッド状の器具である。移動の際には、車椅子Kを介助者Sに押してもらいながら、着座者Pは車椅子用補助器具100を用いて前記点滴架台Tの移動方向等の操作をすることになる。
前記車椅子用補助器具100は、図2の斜視図に示すように前記点滴架台Tの起立支柱T2に対して着脱可能なクランプ部材2と、前記クランプ部材2から前記車椅子Kの着座者Pへと延伸し、その延伸長さを可変に構成したアーム3と、前記アーム3の先端部に設けてあり、前記着座者Pにより掴まれるグリップ部4とを備えたものである。なお、前記アーム3には中間省略を施して図示してある。
前記クランプ部材2は、図2及び図3の斜視拡大図に示すように、中央部に起立支柱T2が通るように形成された貫通孔26を有する概略直方体形状のものであり、2つに開いて前記起立支柱T2を挟み込むことができるように構成してある。具体的には、起立支柱T2が押し当てられる概略直方体形状の受け部材21と、前記受け部材21の一端と回転軸24によって連結してあり、前記起立支柱T2を前記受け部に押し当てるための押し当て部材22と、前記受け部材21と前記押し当て部材22とを締めつけ、起立支柱T2に固定するための締めつけ部23とを備えたものである。
前記受け部材21は、図4(a)に示すように直方体の一側面中央部に前記貫通孔26の半分が鉛直に設けてあり、その側面の一端が円筒形状に膨出させてあり、前記押し当て部との連結部が形成してある。この連結部には、起立支柱T2が延びる方向に回転軸24が形成してあり、図4(b)に示すように前記受け部材21と前記押し当て部材22とを2つに開くことができるようにしてある。さらに、他端には後述する締めつけ部23のねじ部231の基端が水平面内で回転可能なように取り付けてあり、前記ねじ部231が外側へと出られるように溝27が形成してある。
前記押し当て部材22は、概略直方体形状のものであり貫通孔26の半分が形成してあるほうの側面側において一端が前記連結部にて連結してあり、その反対側の側面には図4(c)に示すように後述する締めつけ部23のノブナットの一部が嵌合するように嵌合穴が形成してある。この押し当て部においても前記ねじ部231が外側へと通過できるように溝27が形成してある。また、図4(c)に示しているように貫通孔26の内側面には起立支柱T2からのずれを防止するためのゴム状のずれ防止部材25が貼ってある。
前記締めつけ部23は、前記受け部材21及び前記押し当て部材22において連結部とは反対側の端面に設けてあるものであり、基端を前記受け部材21に回動可能に取り付けたねじ部231と、前記ねじ部231に螺合したナット部232と、前記ねじ部231の先端部に前記ナット部232の当該ねじ部231からの脱落を防止する脱落防止部233とを具備し、前記ナット部232の一面が前記押し当て部材22に接触することにより前記受け部材21と前記押し当て部材22とを締めつけるものである。
より具体的には、図4及び図5に示すように前記ねじ部231はその基端が円環状となったデンデンボルトであり、水平面内に回転可能に取り付けられ、締結時においてその先端が押し当て部材22の嵌合穴221から突出するように設けてある。
前記ナット部232は、人が手回しで締めあげていくことのできるノブナット232であり、後述する皿ねじよりも先に予めねじ部231に螺合させてある。前記ノブナット232は、図5(a)に示すように手で掴まれるノブ2321に対して、前記押し当て部材22と接触する側が概略円筒形状に突出する凸部2322がカラーにより形成してあり、前記嵌合穴221と嵌合するようにしてある。この凸部2322が前記嵌合穴221に入り込むことによって締めつけ力が向上するので、起立支柱T2からのずれ防止機構が形成してある。
また前記ノブ2321の内部には、予めデンデンボルトに螺合させてあるナットNとそのはめ合いを調節するためのアダプタAとを介して一体となるようにはめ合わしてある。
前記脱落防止部233は、デンデンボルトの先端部には軸方向にねじ穴が設けてあり、頭が前記ナットNの内径よりも大きい皿ねじSCを設けておくことにより、形成してある。図5(b)に示すように、組み立てられると前記ノブナット232とキャップとの間に前記皿ねじSCが挟まれることになり、前記皿ねじの頭がナットNと当たるまでしかノブナット232を外側へ動かすことができない。このためノブナット232をねじ部231から脱落させることができず、常に受け部材21、押し当て部材22、締めつけ部23は一体のものとすることができる。従って、ノブナット232をねじ部231から脱落させたあと無くしてしまい、クランプ部2としての機能を発揮できなくなるといった不具合を無くすことができる。例えば、病院内ではこういった接続部品を無くしてしまいやすい患者さんもおり、このようにノブナット232をはずすことができないように構成しておくことの効果はより顕著になる。逆に図5(c)に示すように、前記皿ねじSCの頭がキャップと当たるまでしかノブナット232を内側へと移動させることができず、常に押し当て部材22を締めつけるのに適した位置にノブナット232をねじ上に配置おくことができる。
さらに、このクランプ部材2には概略コの字状に曲げられた薄板で形成され、前記起立支柱T2に沿うように設けられたブラケットBが設けてある。
前記アーム3は、図2、図3及び図6に示すように前記クランプ部材2に取り付けられる概略直方体形状の固定部材31と、前記固定部材31に貫通させて取り付けられ、その先端が車椅子Kの着座者P側へと延伸する概略丸棒形状のアーム本体32とから構成してある。
前記固定部材31は、図3に示すように前記起立支柱T2と直交する方向に前記アーム本体32を通すためのアーム本体挿入穴312が形成してあり、前記挿入穴312と直交し、前記起立支柱T2と同じ方向に延びるピン固定穴311とが形成してある。
前記アーム本体32、図6に示すように丸棒の側面に2つの平行な平面322が形成してあり、断面が概略トラック形状の部材である。前記アーム3挿入穴も同様の形状をしており、アーム本体32が挿入される向きが固定されるようにしてある。前記アーム本体32の基端部であり側面の曲面部には、一定間隔ごとに複数のピン挿入穴321が半径方向に形成してある。前記ピン固定穴311に対してピン挿入穴321の位置を変更し、ピンを差し込むだけで車椅子Kの着座者Pへのアーム本体32の延伸している長さを調節することができる。なお、前記アーム本体32の軸方向の長さは、前記車椅子Kの前輪と前記点滴架台TのキャスターT1とが接触しない程度の距離に保つことができる長さを少なくとも有しており、着座者Pの体格に合わせて調整できるように余分の長さも有している。
前記グリップ部4は、図6に示すように前記アーム本体32の先端から水平方向の両側、すなわち着座者Pの左右方向へとそれぞれ延伸するように設けてある概略丸棒形状の部材である。言い換えると前記アーム3と前記グリップ部4によってT字型のロッドが形成されることになる。
前記グリップ部4の左右方向への長さは、人の肩幅程度にしてあるとともに、図示するように前記クランプ部2側へと延伸する方が反対側に比べて長くなるように構成してある。言い換えると、着座者Pから視て、グリップ部4の略中央部と前記起立支柱T2が略一直線状に並ぶようにして、点滴架台Tを偏らせずに押したり引いたりすることができるようにしてある。
また、前記グリップ部4の各先端にはゴムによるカバー41が設けてあり、着座者Pが手で握ったときに滑らないようにしてある。
このように構成した車椅子用補助器具100によれば、前記アーム3が前記点滴架台Tから着座者Pへ向かって延伸する長さが調節可能であるので、着座者Pの体格に合わせて車椅子Kの前輪と前記点滴架台TのキャスターT1とがぶつかることなく、しかも、車椅子Kから点滴架台Tを操作しやすい距離に設定することができる。また、クランプ部2が起立支柱T2に対する取り付け位置を調節することができるので前記アーム3の先端にあるグリップ部4の高さも調節することができ、着座者Pが掴みやすい位置にすることができる。
つまり、延伸長さと高さの調節機構があるので、車椅子Kでの移動の際に車椅子Kと前方にある点滴架台Tの距離を転倒等の危険性の少ない安全な距離でかつ、楽な姿勢でも容易に点滴架台Tの移動方向等を操作できる距離に設定することができる。従って、従来のタオルを用いて車椅子Kとともに点滴架台Tを一緒に動かしていた場合に比べて、安全性と着座者Pの安楽性を向上させることができる。
また、前記グリップ部4が前記アーム本体32の先端部から左右方向に延びるように形成してあり、例えばリウマチ患者等の体の不自由な人でもつかみやすい。また、両手でしっかりと掴むことができるので、点滴架台Tの操作の安定性を良くすることができる。このため、床に多少の段差が存在したとしても安全に通過しやすくなる。
その他の実施形態について説明する。
前記実施形態では前記クランプ部2に対して前記アーム3は固定されていたが、図7に示すように前記アーム3と前記起立支柱T2とのなす角度が変更可能に構成したものであってもよい。
また、前記実施形態ではグリップ部はアームの先端から左右方向に延伸するものであったが、その他の形状であっても構わない。例えば、アームだけで構成してあり、アーム本体の先端にゴムのカバーをかぶせておきグリップ部としても構わない。
前記アーム部の延伸する長さの調節機構はピンによるものに限られない。例えばアーム本体がテレスコピック構造で構成されるものであっても構わない。
その他、本考案の趣旨に反しない限りにおいて、様々な変形や実施形態の組み合わせを行っても構わない。
K・・・車椅子
T・・・点滴架台
T2・・・起立支柱
P・・・着座者
2・・・クランプ部材
21・・・受け部材
22・・・押し当て部材
23・・・締めつけ部
3・・・アーム
31・・・固定部材
32・・・アーム本体
311・・・ピン固定穴
312・・・アーム本体挿入穴
321・・・ピン挿入穴
33・・・ピン
322・・・平面
4・・・グリップ部

Claims (7)

  1. 車椅子の動きに合わせて、床上を移動可能な点滴架台を移動させるための車椅子用補助器具であって、
    前記点滴架台の起立支柱に対して着脱可能なクランプ部材と、
    前記クランプ部材から前記車椅子の着座者に向かって延伸するとともに、その延伸長さを変更可能に構成したアームと、
    前記アームの先端部に設けたグリップ部とを備えたことを特徴とする車椅子用補助器具。
  2. 前記アームが、前記着座者に向かって延伸する棒状のアーム本体と、前記クランプ部材に固定され、前記アーム本体が挿入されるアーム本体挿入穴が形成された固定部材と、を具備し、
    前記アーム本体の側面にその半径方向に延びるピン挿入穴が一定間隔ごとに設けてあるとともに、前記固定部材に前記アーム本体挿入穴へと貫通するピン固定穴が設けてあり、
    前記ピン挿入穴と前記ピン固定穴との両方にピンが差し込むことにより前記アーム本体を前記固定部材に対して固定する請求項1記載の車椅子用補助器具。
  3. 前記アーム本体の側面が軸方向に延びる平面を有し、前記アーム本体挿入穴の形状が当該アーム本体の横断面と同じ形状である請求項2記載の車椅子用補助器具。
  4. 前記アームと前記起立支柱のなす角度を変更可能に構成した請求項1、2又は3記載の車椅子用補助具。
  5. 前記グリップ部が、前記着座者の左右方向に延びる棒状のものである請求項1、2、3又は4記載の車椅子用補助器具。
  6. 前記着座者から視て、前記グリップ部の中央部が、前記起立支柱と略一直線上に並ぶように設けてある請求項5記載の車椅子用補助器具。
  7. 前記クランプ部材が、前記起立支柱が押し当てられる受け部材と、前記受け部材に回動可能に連結してあり、前記起立支柱を前記受け部材に押し当てる押し当て部材と、前記受け部材と前記押し当て部材とを締めつける締めつけ部とを具備し、
    前記締めつけ部が、基端を前記受け部材に回動可能に取り付けたねじ部と、前記ねじ部に螺合したナット部と、前記ねじ部の先端部に前記ナット部の当該ねじ部からの脱落を防止する脱落防止部とを具備し、
    前記ナット部の一面が前記押し当て部材に接触することにより前記受け部材と前記押し当て部材とを締めつける請求項1、2、3、4、5又は6記載の車椅子用補助器具。
JP2010003647U 2010-05-31 2010-05-31 車椅子用補助器具 Expired - Fee Related JP3161833U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010003647U JP3161833U (ja) 2010-05-31 2010-05-31 車椅子用補助器具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010003647U JP3161833U (ja) 2010-05-31 2010-05-31 車椅子用補助器具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3161833U true JP3161833U (ja) 2010-08-12

Family

ID=54864714

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010003647U Expired - Fee Related JP3161833U (ja) 2010-05-31 2010-05-31 車椅子用補助器具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3161833U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013034630A (ja) * 2011-08-08 2013-02-21 Okayama Univ 点滴スタンド連結具
JP2016106999A (ja) * 2014-12-10 2016-06-20 株式会社岡村製作所 車椅子用アタッチメント及び医療設備システム
JP2021142197A (ja) * 2020-03-13 2021-09-24 トリックス株式会社 車椅子用動力装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013034630A (ja) * 2011-08-08 2013-02-21 Okayama Univ 点滴スタンド連結具
JP2016106999A (ja) * 2014-12-10 2016-06-20 株式会社岡村製作所 車椅子用アタッチメント及び医療設備システム
JP2021142197A (ja) * 2020-03-13 2021-09-24 トリックス株式会社 車椅子用動力装置
JP7368807B2 (ja) 2020-03-13 2023-10-25 トリックス株式会社 車椅子用動力装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7377285B2 (en) Walker
EP0229445B1 (en) Reversible walker devices
EP2086493B1 (en) Mobilizer for exercise, rehabilitation and wellness
US6899660B1 (en) Walker for rehabilitant
WO2006010160A2 (en) Moveable rail system for bed assemblies
CN205494328U (zh) 一种助行康复器
JP3161833U (ja) 車椅子用補助器具
JP6183793B2 (ja) 点滴スタンド連結具
US11510842B2 (en) Ergonomic ambulation assist device
US7396031B2 (en) Mobility device
JP2003024398A (ja) 車椅子兼歩行補助具
JP6200239B2 (ja) 点滴スタンド
EP2520266B1 (en) Hand grip for a rollator and rollator
JPH03292956A (ja) 身体障害者用の杖
TWM469904U (zh) 多功能行動復健輔具
JP2006101936A (ja) 着脱式肘掛
JP2017094043A (ja) 車椅子用の車輪付きスタンドの連結装置
JP2021090673A (ja) 手すり付き家具
JP5636010B2 (ja) 装着具
JP3223044U (ja) 杖補助具
CN222467448U (zh) 一种新型多功能体位调节桌
JP2019092986A (ja) 移動補助椅子
CN220898983U (zh) 一种床边扶手
JP2022130542A (ja) 手摺装置
BR202022002948U2 (pt) Muleta com mecanismo de giro livre de apoio de antebraço

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130721

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140721

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees