JP3159436U - 腰当て板 - Google Patents
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Abstract
【課題】腰用コルセットを用いることなく、腰痛を防止しまたは緩和する腰当て板を提供する。【解決手段】固定板14に、水平方向に離間させて、2個のベルト通し穴18,20を形成し、腰当て板10を構成する。ベルト通し穴18,20は、固定板14の縦中心線CLに対して線対称位置に形成する。固定板14は、矩形の上辺端縁14aの両端角部を斜めに切り取った六角形に形成する。装着者の背中に固定板14が装着された状態で一方のベルト通し穴18に対し外側から内側に向かうようにベルト16を通す。さらに、他方のベルト通し穴20に対し内側から外側に向かうようにベルト16を通す。ズボンに取り付けるベルト16を介して、固定板14が腰部に押し当てられる。ベルト16と固定板14とによって脊椎が支持されるため、簡単な構成で腰痛が防止または緩和される。【選択図】図1
Description
本考案は、腰痛を防止したり、腰痛を緩和したりする腰当て板に関するものである。
腰痛防止や腰痛緩和のために、各種腰用コルセットが提案されている。例えば、腰が前後に曲がることを抑制するため、腰に対して広い固定面を有する幅広の腰当て部と、この腰当て部の両端に連続し、腰当て部を腰に押しつけるための腰締めベルト部とを有する腰用コルセットがある(例えば特許文献1参照)。この腰用コルセットは、腰締めベルト部を腹側で締めつけていくことにより、腰当て部を腰に密着させ、脊椎の自動度をなくすことにより、直接的に腰が前後に曲がることを抑制する。
また、特許文献2には、腹側に幅広の腹当て部を設け、この腹当て部の一端からベルトを延設し、その他端部と腹当て部とに面ファスナーを設けて、面ファスナーにて腹当て部とベルトを連結することにより、腹に腹当て部を宛てがい、腰が前後に曲がることを抑制する。
上記のような従来の腰用コルセットでは、腰当て部とベルト部、または腹当て部とベルト部が一体に形成されている。例えば腰当て部とベルト部が一体化されているため、構成が複雑になり、安価にて提供することができないという問題がある。また、コルセットの装着後に、ズボンを着用したり、逆にズボンを着用した後にコルセットを装着したりする必要があり、装着に時間を要するという問題がある。さらには、ズボンの上にコルセットを装着する場合には、ベルトの上からコルセットが装着されるため、下になったベルトを介して腹が圧迫され、窮屈感や過度の圧迫感等を装着者に与えてしまうという問題がある。また、ズボンを脱いだり、下ろしたりする場合には、コルセットを外した後にベルトを外す必要があり、例えば、排泄する際に手間を要するという問題がある。
本考案は、上記問題点を解消するためになされたものであり、装着者の背中に宛てがう固定板と、前記固定板に形成され、前記装着者の背中に装着した状態で装着者使用のベルトが通る鉛直方向に長いベルト通し穴とを有し、前記ベルト通し穴は水平方向に離間して複数形成されている。したがって、ベルトを通すためのベルト通し穴を複数有する固定板のみを用いて、ズボン着用時のベルトをベルト通し穴に通して腰に腰当て板を密着させることができる。これにより、簡単な構成で腰用コルセットと同様に腰痛を予防したり、腰痛を緩和したりすることができる。
前記ベルト通し穴を、固定板の縦中心線に対して線対称位置に形成することにより、左右対称で固定板を腰に装着することができる。したがって、腰に左右均等に腰当て板を密着させることができ、確実に腰痛予防及び腰痛緩和することができる。
前記ベルト通し穴を2個とすることにより、構成簡単にして制作が容易になり、安価にて提供することができる。しかも、左右対称位置に形成されたベルト通し穴にベルトを通して、腰への当て面を選択し、例えば固定板の両側部をベルトにて腰に密着させる装着状態とすることにより、脊椎の両側から固定板を腰に密着させることができ、固定板の全幅を利用した腰の支持が可能になり、腰痛防止、腰痛緩和が可能になる。逆に、例えば固定板の中央部をベルトにて腰に密着させる装着状態とすることにより、固定板の中央部を用いて脊椎付近を集中的に支持することができ、腰痛防止・腰痛緩和が可能になる。しかも、一つの腰当て板にて、二通りの使い方が可能になり、使用者の好みや腰痛の具合に合わせて、いずれかを自由に選択することができる。
前記ベルト通し穴は4個形成されていることにより、ベルトの通し方で上記2種類の使い方を選択することができる他に、ベルトを通す穴を中央寄り側(内側)の2個、または外側の2個のいずれかを選択することにより、両側部幅広の両側部支持、両側部幅狭の両側部支持、中央部幅広の中央部支持、中央部幅狭の中央部支持という4種類の使い方が選択可能になる。したがって、使用者の好みに合わせて使い勝手の自由度が上がり、個人の腰痛状態に応じた最適な支持態様が得られ、より効果的に腰痛防止・腰痛緩和が可能になる。さらには、4個のベルト通し穴全てを用いることにより、固定板の両側部と中央部とをベルトにより腰に密着させることもできるようになる。
記固定板は矩形の上辺端縁の両端角部が斜めに切り取られた六角形に形成されていることにより、角部が背中に食い込むことがなく、無用な圧迫感をなくすことができる。
前記ベルト通し穴は、固定板の下辺端縁に近接して形成され、前記ベルト通し穴から下辺端縁までの長さに対し前記ベルト通し穴から固定板の上辺端縁までの長さが長く形成されていることにより、ベルトを介して、ベルトから上の腰部を確実に固定板で支持することができる。
前記ベルト通し穴から固定板の上辺端縁までの長さは、前記ベルト通し穴の鉛直方向長さの0.5倍〜3倍とすることにより、腰の支持感や圧迫感を微調整することができる。例えば、0.5倍未満では、腰の支持感や曲げ抑制効果が低くなる。また、3倍を超えると、曲げ抑制効果が大きくなり、装着者に圧迫感を与えてしまう。
前記固定板は、厚みが1mm以上10mm以下の皮革から構成することにより、適度な剛性感を与えることができ、腰痛防止または腰痛緩和が得られる。厚みが1mm未満では充分な支持効果が期待できなくなり、また、厚みが10mmを超えると、柔軟性がなくなり、ほぼ全面を利用した支持効果が期待できなくなるとともに、装着者に圧迫感を与えてしまい好ましくない。
前記ベルト通し穴に通されるベルトを有することにより、ベルト通し穴のサイズに適合したベルトを使用することができ、所期の腰当てによる脊椎支持効果が得られるようになる。
前記ベルトは、前記装着者の背中に前記固定板が装着された状態で一方のベルト通し穴に対し外側から内側に向かうように通され、他方のベルト通し穴に対し内側から外側に向かうように通されることにより、固定板の両側部をベルトで腰に押しつけることができ、固定板の腰への密着度を上げることができる。
前記ベルトは、前記装着者の背中に前記固定板が装着された状態で一方のベルト通し穴に対し内側から外側に向かうように通され、他方のベルト通し穴に対し外側から内側に向かうように通されることにより、固定板の中央部をベルトで腰に押しつけることができ、固定板の中央部を背骨に密着させることができ、好みに合わせた密着具合を選択することができる。
本考案の腰当て板によれば、複数のベルト通し穴を有する固定板という簡単な構成で、使用中のベルトを用いて、従来の腰用コルセットと同様の効果が得られる腰当て板を構成することができる。したがって、固定板のみで構成することができるため、構成が簡単になり、安価にて提供することができる。しかも、使用中のベルトを用いるため、ズボンをはいて、ベルトを締めるだけで、腰当て板を簡単に装着することができ、従来のように、ベルト、腰用コルセットと2回の装着作業を行う必要がなくなる。また、排泄時にもベルトと腰用コルセットとを外す必要もなくなるので、使い勝手が良くなる。しかも、従来のようにベルトと腰用コルセットとによる二重装着の必要がなくなり、二重装着部での腹や腰への部分的な押圧がなくなり圧迫感が少なくなる。
図1及び図2に示すように、本考案の腰当て板10は、装着者12の背中に宛てがう固定板14と、前記固定板14に形成され、前記装着者12の背中に装着した状態で装着者使用のベルト16が通る鉛直方向に長い2個のベルト通し穴18,20とを有して構成されている。
前記固定板14は矩形に形成されている。そして、上辺端縁14aの両端角部が斜めに切り取られて、六角形に形成されている。このように角が切り取られて新たな角部が鈍角にされるため、角部が背中に食い込むことがなく、無用な圧迫感をなくすことができる。
ベルト通し穴18,20は、ベルト16の縦断面よりも僅かに大きいサイズで形成されている。これにより、ベルト16を通したときにこのベルト通し穴18,20内でベルト16が上下に移動することがなくなる。そして、ベルト16に沿って平行に固定板14がベルト16に取り付けられ、この状態が維持される。ベルト16は例えば革製ベルトが用いられる。通常は35mm幅や50mm幅で厚みが3mm以上7mm以下のサイズのものが多く出回っており、これらサイズの中から選択的に使用される。ベルト通し穴18,20は、使用するベルト16のサイズに応じて形成されている。例えば、ベルト16に対して上下左右に例えば2.5mmの余裕ができるように、ベルト16の幅及び厚みに5m加えたサイズで、ベルト通し穴18,20が形成されている。
前記ベルト通し穴18,20は、固定板14の下辺端縁14bに近接して形成される。また、前記ベルト通し穴18,20から下辺端縁14bまでの長さL1に対し前記ベルト通し穴18,20から固定板14の上辺端縁14aまでの長さL2が長く形成されている。このようにベルト通し穴18,20から上の部分が長く形成されることにより、ベルト16を介して、ベルト16から上の腰部を確実に固定板14で支持することができる。
前記ベルト通し穴18,20から上辺端縁14aまでの長さL2は、前記ベルト通し穴18,20の鉛直方向長さL3の0.3倍〜3倍の範囲内とすることにより、腰の支持感や圧迫感を適度に保持することができる。しかも、長さL3を上記範囲内で変えることにより、支持感や圧迫感を微調整することができる。なお、0.3倍未満では、腰の支持感や曲げ抑制効果が低くなる。また、3倍を超えると、曲げ抑制効果が大きくなり、装着者12に圧迫感を与えてしまうので、好ましくない。L1は任意の長さで良いが、10mm以上20mm以下が好ましい。10mm未満では強度的に問題があり、また、20mmを超えると、めくれ上がってしまい好ましくない。
前記固定板14は皮革から構成してあり、厚みは特に限定されない。但し、牛革製固定板とした場合には、その厚みt1が1mm以上10mm以下の範囲、好ましくは厚みが4mm以上7mm以下の範囲で構成することが好ましい。この厚みt1を達成するために、2枚またはそれ以上の枚数を重ねて接着し、外周縁部をミシン糸30で縫い合わせている。このように厚みt1が1mm以上10mm以下の牛革を使用することにより、固定板14に適度な剛性感を与えることができ、腰痛防止または腰痛緩和の効果が得られる。厚みt1が1mm未満では充分な支持効果が期待できなくなり、また、厚みが10mmを超えると、柔軟性がなくなり、ほぼ全面を利用した支持効果が期待できなくなるとともに、装着者12に圧迫感を与えてしまい好ましくない。
図3に示すように、ベルト16はズボン24のベルト通し帯部26,27,28でずれることがないように保持されている。このため、固定板14がベルト16及びズボン24を介して腰からずれることなく装着される。
図1に示すように、ベルト通し穴18,20は水平方向に離間しており、固定板14の縦中心線CLに対して線対称位置に形成されている。このようにすることで、図2に示すように、左右対称で固定板14を腰に装着することができる。したがって、腰に左右均等に固定板14を密着させることができ、確実に腰痛予防及び腰痛緩和することができる。
図3に示すように、使用に際しては、ズボン24のベルト通し帯部26〜28にベルト16を通す際に、ベルト16で固定板14の両側部14d,14eを押さえるように、ベルト16をベルト通し穴18,20に通す。すなわち、外側から内側に向けて一方のベルト通し穴18にベルト16を通す。次に、ズボン24のベルト通し帯部27にベルト16を通した後に、内側から外側に向けて他方のベルト通し穴20にベルト16を通す。このようにして、ベルト16に固定板14を取り付けた状態で、ベルト16を締めると、図2に示すようにベルト16に沿って固定板14が平行に取り付けられる。しかも、ベルト通し穴18,20間のベルト16はズボン24のベルト通し帯部27に通されているので、固定板14が脊椎を覆うように腰に取り付けられる。
図1に示すように、ベルト16のバックル32は、押圧棒スライドタイプバックルと、図示は省略したが係止爪タイプバックルとがあるが、いずれのバックルであっても利用可能である。ただし、無段階で締めつけ位置を変えられる押圧棒スライドタイプバックル32が好ましく用いられる。押圧棒スライドタイプバックル32は、バックル本体34内に、ベルト挿通方向に移動する押圧棒36を有するもので、バックル本体34に形成された斜めスライド溝38内で押圧棒36が移動して押圧係止位置にセットされることで、ベルト16をバックル32に任意位置で固定するものである。また、係止爪タイプはベルトの係止穴にバックルの係止爪が係止してベルトをバックルに固定するもので、係止穴の位置でのみ係止するため段階的な係止位置となる点で、押圧棒スライドタイプバックル32に比べて、締めつけ調整の自由度が低くなる。
このように、ベルト16を通すためのベルト通し穴18,20を複数有する固定板14のみを用いて、ズボン着用時のベルト16をベルト通し穴18,20に通して腰に腰当て板10を密着させることができる。したがって、ベルト16を介して装着者12の腰を固定板14に密着することができるため、簡単な構成で腰用コルセットと同様に腰痛を予防したり、腰痛を緩和したりすることができる。
ベルト通し穴18,20を2個とすることにより、構成簡単にして制作が容易になり、安価にて提供することができる。しかも、左右対称位置に形成されたベルト通し穴18,20にベルト16を通して、固定板14を腰に当てる。これにより、例えば固定板14の両側部14d,14eをベルト16にて腰に密着させる装着状態(図2及び図3参照)となる。したがって、脊椎の両側から固定板14を腰に密着させることができ、固定板14の全幅を利用した腰の支持が可能になり、腰痛防止、腰痛緩和が可能になる。
逆に、図4に示すように、固定板14の腰が当たる内側面から一方のベルト通し穴18にベルト16を通した後に、固定板14の外側面から内側面に向けて、他方のベルト通し穴20にベルト通したベルト装着状態とすることにより、固定板14の中央部14cをベルト16にて腰に密着させることができる。したがって、固定板14の中央部14cを用いて脊椎付近を集中的に支持することができ、腰痛防止・腰痛緩和が可能になる。
このように、一つの腰当て板10にて、二通りの使い方が可能になり、使用者の好みや腰痛の具合に合わせて、いずれかを自由に選択することができる。
次に、図5(A)〜(E)に示すように、水平方向に4個のベルト通し穴41〜44を設けた固定板40について説明する。この実施形態では、(A)に示すように、ベルト通し穴41〜44は、固定板40の縦中心線CLに対して線対称位置に形成している。そして、線対称位置にある2個のベルト通し穴41,44とベルト通し穴42,43をそれぞれ1組として、これらを組毎に選択してベルト16を通すことで、上記2種類の表裏使い分けの使い方を選択することができる。しかも、ベルト16を通す穴を中央寄り側(内側)の2個、または外側の2個のいずれかを選択することができる。
なお、図5(B)〜(E)は、固定板40を装着者の背面側から見た状態を示している。図5(B)は、内側の1組のベルト通し穴に42,43に背面側からベルト16を通した使用態様であり、固定板40により両側部幅広の両側部支持が得られる。また、図5(C)は外側の1組のベルト通し穴41,44に背面側からベルト16を通した使用態様であり、固定板により両側部幅狭の両側部支持が得られる。
図5(D)は外側の1組のベルト通し穴41,44に背面側からベルト16を通した使用態様であり、固定板40により中央部幅広の中央部支持が得られる。また、図5(E)は内側の1組のベルト通し穴42,43に腰が当たる内側面から外側面に向けてベルト16を通した使用態様であり、中央部幅狭の中央部支持が得られる。
さらには、図6(A)に示すように、4個のベルト通し穴41〜44全てを用いるようにベルト16を通すことにより、固定板40の両側部と中央部とをベルト16により腰に密着させることもでき、脊椎の支持をより確実に行うことができる。さらには、図6(B)に示すように、(A)とは逆のパターンのベルト16の通し方も可能である。このように、ベルト通し穴41〜44へのベルト16の通し方によって、6種類の使い方が選択可能になる。したがって、装着者の好みに合わせて使い勝手の自由度が上がり、各人の腰痛状態に応じた最適な支持態様が得られ、より効果的に腰痛防止・腰痛緩和が可能になる。
なお、上記実施形態では、固定板14,40からなる腰当て板10について説明し、ベルト16は既に使用中のものを利用するようにしたが、この他に、固定板14とベルト16とをセットにした腰当て板としてもよい。この場合には、予めベルト16の幅及び厚みに合わせてベルト通し穴18,20、41〜44のサイズを決定したり、逆にベルト通し穴18,20、41〜44のサイズに合わせてベルト16の幅及び厚みを決定したりすることができるので、ベルト通し穴18,20内でベルト16が移動することがなく、固定板14,40が腰からずれることなく取り付けることができ、固定板14,40の腰当てによる所期の脊椎支持効果が得られる。
図7は、ベルト通し穴51,52から上の縦方向長さL2を図1の固定板14より長くした別の固定板50を示している。この固定板50のように、ベルト通し穴51,52から上辺端縁50aまでの長さL2が、ベルト通し穴51,52の長さL3の2〜3倍程度の長さとすることにより、縦方向での固定板50の腰密着部分の面積が増大して、脊椎の支持を確実に行うことができる。
なお、固定板14の形状は腰を支持することができるものであればよく、矩形の他に、図8に示すような下辺端縁60bの両端角部を切り取った八角形の固定板60や、その他の形状、例えば楕円形の固定板であってもよい。また、上辺端縁または下辺端縁さらには両辺端縁ともに円弧状に突出させた略矩形状であってもよい。
図8は、ベルト通し穴61,62から下辺端縁60aまでの長さL1と、ベルト通し穴61,62から上辺端縁60aまでの長さL2とが等しくなるように、縦方向中央部にベルト通し穴61,62を形成した別の固定板60を示している。そして、上辺端縁60aのみならず下辺端縁60bの角部も斜めに切り落として、全体が八角形状になっている。この場合にも、縦方向での固定板60の腰密着部分の面積が増大し、しかも上下均等に固定板60を腰に当てることができ、脊椎の支持を確実に行うことができる。
図8は、図1の固定板14と同形状の固定板70に対して、ベルト通し穴71,72の間の中央部に例えば縦二列に3個の計6個のマグネット74を取り付けたものである。マグネット74は埋め込み方式でも貼り付け方式でも内蔵方式でもよい。貼り付け方式では、固定板70の表面からマグネット74が突起として突出するため、マッサージ効果も期待することができる。また、マグネット74による血行促進効果が得られる。また、マグネット74に代えてまたは加えて、ゲルマニウム粒子を含むものも同様にして、埋め込み、貼り付け、内蔵させてもよい。マグネット74等は、ベルト通し穴71,72の間の中央部に設けたが、これに代えてまたは加えて、両側部にこれらマグネット74等を設けてもよい。
図9は、図1の固定板14と同形状の固定板80に対して、ベルト通し穴81,82と両側縁との間に、隆起部84を形成して、部分的に密着効果を高めたものである。なお、隆起部84は、2個のベルト通し穴81,82の間に設けてもよく、さらには両側部と中央部の両方に設けてもよい。隆起部84は、皮革を接着したり縫いつけたりすることで取り付けることができる。なお、隆起部84は皮革に限らず、固定板の表面から突出するものであればよく、材質も例えば合成樹脂や金属などから構成してよい。
上記実施形態では、固定板は牛革で形成したが、これは他の皮革や合成皮革を使ってもよく、皮革以外の柔軟性を有する合成樹脂、木材、金属などであってもよい。また、固定板には芯材を入れて、剛性を高めてもよい。
10 腰当て板
12 装着者
14 固定板
16 ベルト
18,20 ベルト通し穴
24 ズボン
26,27,28 ベルト通し帯部
40,50,60,70,80 固定板
74 マグネット
84 隆起部
12 装着者
14 固定板
16 ベルト
18,20 ベルト通し穴
24 ズボン
26,27,28 ベルト通し帯部
40,50,60,70,80 固定板
74 マグネット
84 隆起部
Claims (11)
- 装着者の背中に宛てがう固定板と、
前記固定板に形成され、前記装着者の背中に装着した状態で装着者使用のベルトが通る鉛直方向に長いベルト通し穴とを有し、
前記ベルト通し穴は水平方向に離間して複数形成されていることを特徴とする腰当て板。 - 前記ベルト通し穴は、前記固定板の縦中心線に対して線対称位置に形成されていることを特徴とする請求項1記載の腰当て板。
- 前記ベルト通し穴は2個形成されていることを特徴とする請求項2記載の腰当て板。
- 前記ベルト通し穴は4個形成されていることを特徴とする請求項2記載の腰当て板。
- 前記固定板は矩形の上辺端縁の両端角部が斜めに切り取られた六角形に形成されていることを特徴とする請求項1から4いずれか1項記載の腰当て板。
- 前記ベルト通し穴は、固定板の下辺端縁に近接して形成され、前記ベルト通し穴から下辺端縁までの長さに対し前記ベルト通し穴から固定板の上辺端縁までの長さが長く形成されていることを特徴とする請求項5記載の腰当て板。
- 前記ベルト通し穴から固定板の上辺端縁までの長さは、前記ベルト通し穴の鉛直方向長さの0.5倍〜3倍であることを特徴とする請求項6記載の腰当て板。
- 前記固定板は、厚みが1mm以上10mm以下の皮革から構成されていることを特徴とする請求項1から7いずれか1項記載の腰当て板。
- 前記ベルト通し穴に通されるベルトを有することを特徴とする請求項1から8いずれか1項記載の腰当て板。
- 前記ベルトは、前記装着者の背中に前記固定板が装着された状態で一方のベルト通し穴に対し外側から内側に向かうように通され、他方のベルト通し穴に対し内側から外側に向かうように通されることを特徴とする請求項9記載の腰当て板。
- 前記ベルトは、前記装着者の背中に前記固定板が装着された状態で一方のベルト通し穴に対し内側から外側に向かうように通され、他方のベルト通し穴に対し外側から内側に向かうように通されることを特徴とする請求項9記載の腰当て板。
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