JP3155704U - 着心地と活動に好適なファッション性に優れたスーツ - Google Patents
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Abstract
【課題】スーツ着用時において、身体の大きく変動する関節部の肩部及び肘部並びに膝部の皮膚表皮に接触するスーツの当該部分の伸縮性を付与することにより、着心地が極めて良好であると共に、特に、大きな動作や屈伸運動などの場面で抵抗感や摩擦によって動きにくい窮屈さを感じさせることなく肌に馴染んで快適で安心して活動できるようにした着心地と活動に好適なファッション性に優れたスーツを得る。【解決手段】上着とスラックスとから構成されるスーツにおいて、身体の大きく変動する関節部の肩部及び肘部並びに膝部の皮膚表皮に接触するスーツの当該部分に伸縮性を有する伸縮生地の裏地を縫着して構成される。【選択図】図３
Description
本考案は、スーツ着用時において、着心地が頗る良好で動作するときにも快適で安心して活動できるようにした着心地と活動に好適なファッション性に優れたスーツに関する。
従来、スーツは、基本的に表地と、必要により裏当てされる裏地とからなる上着とスラックス（ズボン）とから構成されるのが普通である。
上記のような普通のスーツは、着用後の静的な動作のときには特別な違和感はないが、運動や活動的な動作をするときには、身体の関節部である肩部及び肘部並びに膝部の収縮する皮膚表皮が、上着の肩部及び肘部並びにスラックスの膝部にそれぞれ対応する表地又は裏地に対して擦れるので、身体のその動きに対する抵抗感や摩擦によって窮屈な違和感を与え、特に、汗ばんだときには、当該皮膚表皮がそれに対応する表地又は裏地に対して濡れて張り付く度合いが一層高まるために、その違和感は可成り大きくなる。
そこで、それらの課題を克服するものとして、身体の動きに関連する個所に、特開平９−３１０２１３公報に示すようなマチを取り付けたり、特開２００６−７７３４４公報に示すようなプリーツを形成する手段が提案されている。
上記の手段はいずれも、身体の動きに沿って突っ張る個所が広く開放されるようにしたものであるが、それらのマチやプリーツの介在のためにスーツ全体のラインを必然的に損ねてファッション性に欠ける難点があった。
本考案は、上記の如き観点に鑑みてなされたものであって、スーツ着用時において、身体の大きく変動する関節部の肩部及び肘部並びに膝部の皮膚表皮に接触するスーツの当該部分の伸縮性を付与することにより、着心地が極めて良好であると共に、特に、大きな動作や屈伸運動などの場面で抵抗感や摩擦によって動きにくい窮屈さを感じさせることなく肌に馴染んで快適で安心して伸び伸びと活動できるようにしたことと相俟ってスーツ全体のラインを損ねることのない優れた着心地と活動に好適なファッション性に優れたスーツを得ようとするものである。
本考案は以上の如き観点に鑑みてなされたものであって、その主たる構成は、上着とスラックスとから構成されるスーツにおいて、身体の大きく変動する関節部の肩部及び肘部並びに膝部の皮膚表皮に接触するスーツの当該部分に伸縮性を有する伸縮生地の裏地を縫着した着心地と活動に好適なファッション性に優れたスーツを提供しようとするものである。
そして、前記伸縮生地は、ポリエステルニット、ナイロンニット、ポリウレタン又はそれらの二種以上を組み合わせた混紡である着心地と活動に好適なファッション性に優れたスーツを提供しようとするものである。
本考案に係る着心地と活動に好適なファッション性に優れたスーツは以下のような効果を有する。
（１）スーツ着用時において、身体の大きく変動する関節部の肩部及び肘部並びに膝部の
皮膚表皮に接触するスーツの当該部分に伸縮性が付与されているので、普通の歩行時においても着心地が極めて良好である。
（２）大きな動作や屈伸運動などの場面で抵抗感や摩擦によって動きにくい窮屈さを感じさせることなく肌に馴染んで快適で安心して伸び伸びと活動できる。
（３）特に、汗ばんだとき、関節部の肩部及び肘部並びに膝部の皮膚表皮が接触して張り付く表地又は裏地は伸縮するから、それらの関節部の動きに追随して伸び縮みして抵抗感や動きにくい窮屈さを感じさせることがない。
（４）身体の大きく変動する関節部の肩部及び肘部並びに膝部の皮膚表皮に接触するスーツの当該部分に伸縮性を有する伸縮生地の裏地を縫着するものであるので、スーツ全体の良好なラインを生かした形態が可能であるから、ファッション性に優れたデザインを表出することができる。
（１）スーツ着用時において、身体の大きく変動する関節部の肩部及び肘部並びに膝部の
皮膚表皮に接触するスーツの当該部分に伸縮性が付与されているので、普通の歩行時においても着心地が極めて良好である。
（２）大きな動作や屈伸運動などの場面で抵抗感や摩擦によって動きにくい窮屈さを感じさせることなく肌に馴染んで快適で安心して伸び伸びと活動できる。
（３）特に、汗ばんだとき、関節部の肩部及び肘部並びに膝部の皮膚表皮が接触して張り付く表地又は裏地は伸縮するから、それらの関節部の動きに追随して伸び縮みして抵抗感や動きにくい窮屈さを感じさせることがない。
（４）身体の大きく変動する関節部の肩部及び肘部並びに膝部の皮膚表皮に接触するスーツの当該部分に伸縮性を有する伸縮生地の裏地を縫着するものであるので、スーツ全体の良好なラインを生かした形態が可能であるから、ファッション性に優れたデザインを表出することができる。
以下、本考案の具体的な一実施例を図面を参照しながら説明する。
スーツ上着１の身頃２のアームホール３と袖（上腕部）パーツ４との縫製において、ポリエステルニット、ナイロンニット、ポリウレタン又はそれらの二種以上を組み合わせた混紡を含む伸縮生地パーツ６を内側に使用し、胴裏地７とともに縫合する。
スーツ上着１の身頃２のアームホール３と袖（上腕部）パーツ４との縫製において、ポリエステルニット、ナイロンニット、ポリウレタン又はそれらの二種以上を組み合わせた混紡を含む伸縮生地パーツ６を内側に使用し、胴裏地７とともに縫合する。
それを更に詳細に説明すれば、上着１の身頃２のアームホール３部分に袖パーツ４の上腕肩部分５を縫い合わせ、該上腕肩部分５の内側に伸縮生地パーツ６と胴裏地７の袖部分８を結合させる。
次に、前記袖部分８の内側の肘部分９に、裏地１０との縫製においてポリエステルニット、ナイロンニット、ポリウレタン又はそれらの二種以上を組み合わせた混紡を含む伸縮生地パーツ１１を結合させる。
そして、スラックス１２の膝部分１３の内側に、裏地１４との縫製においてポリエステルニット、ナイロンニット、ポリウレタン又はそれらの二種以上を組み合わせた混紡を含む伸縮生地パーツ１５を結合させる。
１ 上着
２ 身頃
３ アームホール
４ 袖パーツ
５ 上腕肩部分
６ 伸縮生地パーツ
７ 胴裏地
８ 袖部分
９ 肘部分
１０ 裏地
１１ 伸縮生地パーツ
１２ スラックス
１３ 膝部分
１４ 裏地
１５ 伸縮生地パーツ
２ 身頃
３ アームホール
４ 袖パーツ
５ 上腕肩部分
６ 伸縮生地パーツ
７ 胴裏地
８ 袖部分
９ 肘部分
１０ 裏地
１１ 伸縮生地パーツ
１２ スラックス
１３ 膝部分
１４ 裏地
１５ 伸縮生地パーツ
Claims (2)
- 上着とスラックスとから構成されるスーツにおいて、身体の大きく変動する関節部の肩部及び肘部並びに膝部の皮膚表皮に接触するスーツの当該部分に伸縮性を有する伸縮生地の裏地を縫着したことを特徴とする着心地と活動に好適なファッション性に優れたスーツ
。
- 前記伸縮生地は、ポリエステルニット、ナイロンニット、ポリウレタン又はそれらの二種以上を組み合わせた混紡である請求項１記載の着心地と活動に好適なファッション性に優れたスーツ。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2009006624U JP3155704U (ja) | 2009-09-16 | 2009-09-16 | 着心地と活動に好適なファッション性に優れたスーツ |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2009006624U JP3155704U (ja) | 2009-09-16 | 2009-09-16 | 着心地と活動に好適なファッション性に優れたスーツ |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP3155704U true JP3155704U (ja) | 2009-11-26 |
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ID=54859731
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2009006624U Expired - Lifetime JP3155704U (ja) | 2009-09-16 | 2009-09-16 | 着心地と活動に好適なファッション性に優れたスーツ |
Country Status (1)
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|---|---|
| JP (1) | JP3155704U (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100982248B1 (ko) | 2010-02-12 | 2010-09-14 | 캠브리지코오롱 주식회사 | 슈트 상의 |
| KR200464437Y1 (ko) * | 2011-01-11 | 2013-01-02 | 제일모직주식회사 | 수트 |
| JP2015030933A (ja) * | 2013-08-02 | 2015-02-16 | グンゼ株式会社 | 上半身用衣類 |
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2009
- 2009-09-16 JP JP2009006624U patent/JP3155704U/ja not_active Expired - Lifetime
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| KR200464437Y1 (ko) * | 2011-01-11 | 2013-01-02 | 제일모직주식회사 | 수트 |
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