JP3153573B2 - 磁気共鳴装置 - Google Patents
磁気共鳴装置Info
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- JP3153573B2 JP3153573B2 JP21128691A JP21128691A JP3153573B2 JP 3153573 B2 JP3153573 B2 JP 3153573B2 JP 21128691 A JP21128691 A JP 21128691A JP 21128691 A JP21128691 A JP 21128691A JP 3153573 B2 JP3153573 B2 JP 3153573B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気共鳴現象を利用し
て被検体のスペクトル情報、及び画像情報を得る磁気共
鳴装置に係り、特に、各情報の収集時間を短縮する技術
に関する。
て被検体のスペクトル情報、及び画像情報を得る磁気共
鳴装置に係り、特に、各情報の収集時間を短縮する技術
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気共鳴診断装置の開発が進む中
で、被検体の生化学的な情報(虚血性疾患、代謝異常、
癌の性状、及び治療効果等)を非侵襲で収集し、評価す
る方法が実用に供されている。
で、被検体の生化学的な情報(虚血性疾患、代謝異常、
癌の性状、及び治療効果等)を非侵襲で収集し、評価す
る方法が実用に供されている。
【0003】スペクトロスコピーはこのような評価に用
いられるものであり、例えば、リンのスペクトロスコピ
ーからは組織の活性度を反映するエネルギー代謝情報を
得ることができ、プロトンのスペクトロスコピーから
は、虚血状態の程度を示す乳酸、脳の機能と精密な関係
を示すといわれているNAA(N−アセチルアスパラギ
ン酸)等の代謝産物を検出することができる。さらに、
これらの分布を画像化(MRSI:Magnetic Resonance
Spectroscopic Imaging) することで、正常組織と疾患
部位の診断が可能であると言われており、高度の予防診
断等を行うためには、複数の核種によってもたらされる
生化学情報(機能情報)の分布をそれぞれ得ることが望
まれている。
いられるものであり、例えば、リンのスペクトロスコピ
ーからは組織の活性度を反映するエネルギー代謝情報を
得ることができ、プロトンのスペクトロスコピーから
は、虚血状態の程度を示す乳酸、脳の機能と精密な関係
を示すといわれているNAA(N−アセチルアスパラギ
ン酸)等の代謝産物を検出することができる。さらに、
これらの分布を画像化(MRSI:Magnetic Resonance
Spectroscopic Imaging) することで、正常組織と疾患
部位の診断が可能であると言われており、高度の予防診
断等を行うためには、複数の核種によってもたらされる
生化学情報(機能情報)の分布をそれぞれ得ることが望
まれている。
【0004】ところが、生体内におけるリン等の代謝物
質の濃度は数ミリモルから数十ミリモル程度と低濃度で
あるためその計測には長時間を要する。
質の濃度は数ミリモルから数十ミリモル程度と低濃度で
あるためその計測には長時間を要する。
【0005】また、各核種毎に検出感度が異なるので、
各核種で得られる分布画像のボクセルサイズを揃えるこ
とができない。したがって、従来では、複数の核種から
の磁気共鳴スペクトルを観測する際には、各核種毎にパ
ルスシーケンス中のエンコード時間、あるいはエンコー
ドの為の勾配磁場強度を変更しなければならないので、
一連のパルスシーケンスで複数の核種からの磁気共鳴ス
ペクトルを得ることができず、観測する核種の数だけ測
定時間が長くなるという欠点があった。
各核種で得られる分布画像のボクセルサイズを揃えるこ
とができない。したがって、従来では、複数の核種から
の磁気共鳴スペクトルを観測する際には、各核種毎にパ
ルスシーケンス中のエンコード時間、あるいはエンコー
ドの為の勾配磁場強度を変更しなければならないので、
一連のパルスシーケンスで複数の核種からの磁気共鳴ス
ペクトルを得ることができず、観測する核種の数だけ測
定時間が長くなるという欠点があった。
【0006】また、生体内のプロトンやリン等の代謝物
の濃度は極めて低いので、MRSI画像の分解能は通常
のMRI画像に比べて劣っている。したがって、MRS
I画像のみでは位置の同定が非常に困難であるので、従
来においては、MRI画像とMRSI画像との両者を
得、これによって、位置の同定を行なっている。このた
め、測定時間が著しく長くなっていた。
の濃度は極めて低いので、MRSI画像の分解能は通常
のMRI画像に比べて劣っている。したがって、MRS
I画像のみでは位置の同定が非常に困難であるので、従
来においては、MRI画像とMRSI画像との両者を
得、これによって、位置の同定を行なっている。このた
め、測定時間が著しく長くなっていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来にお
ける磁気共鳴診断装置では、複数の核種からの磁気共鳴
スペクトルを測定する際には、核種の数だけパルスシー
ケンスを実施する必要があるので、長時間を要する。ま
た、MRSI画像における位置の同定を行なう場合に
は、MRI画像を撮像する必要があり、この際において
も、MRSIとMRIとで異なるパルスシーケンスを実
施する必要があるのでデータ収集に長時間を要するとい
う欠点があった。
ける磁気共鳴診断装置では、複数の核種からの磁気共鳴
スペクトルを測定する際には、核種の数だけパルスシー
ケンスを実施する必要があるので、長時間を要する。ま
た、MRSI画像における位置の同定を行なう場合に
は、MRI画像を撮像する必要があり、この際において
も、MRSIとMRIとで異なるパルスシーケンスを実
施する必要があるのでデータ収集に長時間を要するとい
う欠点があった。
【0008】この発明はこのような従来の課題を解決す
るためになされたもので、その第1の目的は、複数の核
種からの磁気共鳴スペクトルを短時間で収集できる磁気
共鳴装置を提供することである。また、第2の目的は、
MRSI画像とMRI画像の両者を短時間で撮影するこ
とのできる磁気共鳴装置を提供することである。
るためになされたもので、その第1の目的は、複数の核
種からの磁気共鳴スペクトルを短時間で収集できる磁気
共鳴装置を提供することである。また、第2の目的は、
MRSI画像とMRI画像の両者を短時間で撮影するこ
とのできる磁気共鳴装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、一様な静磁場中に配置された被検体に、
高周波磁場、および、勾配磁場を印加して、被検体から
の複数の核種の磁気共鳴信号を収集する磁気共鳴装置に
おいて、前記被検体内の複数の核種に起因した磁気共鳴
信号を収集するために、該核種を励起する周波数を所有
した各々の高周波パルスを、前記勾配磁場に先立ち印加
する手段と、前記核種毎に必要な位置識別のためのエン
コード位相を付与するために、高周波パルス、ならび
に、勾配磁場を印加する手段と、を具備することが特徴
である。
め、本発明は、一様な静磁場中に配置された被検体に、
高周波磁場、および、勾配磁場を印加して、被検体から
の複数の核種の磁気共鳴信号を収集する磁気共鳴装置に
おいて、前記被検体内の複数の核種に起因した磁気共鳴
信号を収集するために、該核種を励起する周波数を所有
した各々の高周波パルスを、前記勾配磁場に先立ち印加
する手段と、前記核種毎に必要な位置識別のためのエン
コード位相を付与するために、高周波パルス、ならび
に、勾配磁場を印加する手段と、を具備することが特徴
である。
【0010】また、他の発明では、一様な静磁場中に配
置された被検体に、高周波磁場、および、勾配磁場を印
加して、被検体からの磁気共鳴画像信号、ならびに、磁
気共鳴スペクトル信号を収集する磁気共鳴装置におい
て、第一の選択励起パルスの励起角θが90゜<θ<1
80゜であり、前記第一の選択励起パルスによって励起
された縦磁化が概略0となる時刻までに磁気共鳴画像信
号を収集する手段と、前記第一の選択励起パルスによっ
て励起された縦磁化が概略0となる時刻から磁気共鳴ス
ペクトル信号を得る手段と、を有することを特徴とす
る。
置された被検体に、高周波磁場、および、勾配磁場を印
加して、被検体からの磁気共鳴画像信号、ならびに、磁
気共鳴スペクトル信号を収集する磁気共鳴装置におい
て、第一の選択励起パルスの励起角θが90゜<θ<1
80゜であり、前記第一の選択励起パルスによって励起
された縦磁化が概略0となる時刻までに磁気共鳴画像信
号を収集する手段と、前記第一の選択励起パルスによっ
て励起された縦磁化が概略0となる時刻から磁気共鳴ス
ペクトル信号を得る手段と、を有することを特徴とす
る。
【0011】
【作用】上述の如く構成すれば、特定の核種に、180
°の選択性パルスが印加されこのパルスの前後にエンコ
ード方向の勾配磁場が印加される。そして、180°パ
ルスが印加された核種は、この前後の勾配磁場が互いに
相殺され、180°パルスが印加されない核種は、両磁
場が加算される。従って、この勾配磁場の大きさを適宜
調整すれば、異なる核種にそれぞれ任意のエンコードを
与えることができる。その結果、1回のパルスシーケン
スで、複数核種の磁気共鳴信号を得ることができる。
°の選択性パルスが印加されこのパルスの前後にエンコ
ード方向の勾配磁場が印加される。そして、180°パ
ルスが印加された核種は、この前後の勾配磁場が互いに
相殺され、180°パルスが印加されない核種は、両磁
場が加算される。従って、この勾配磁場の大きさを適宜
調整すれば、異なる核種にそれぞれ任意のエンコードを
与えることができる。その結果、1回のパルスシーケン
スで、複数核種の磁気共鳴信号を得ることができる。
【0012】また、磁気共鳴スペクトルと磁気共鳴画像
を得る場合には、90°<θ<180°なるフリップ角
θの選択励起パルスを目的領域に印加する。そして、縦
磁化がゼロになるまでの間にフィールドエコー法等を用
いて磁気共鳴画像情報を収集する。また、縦磁化がゼロ
になった後に、代謝物を観測するためのRFパルスを印
加し、磁気共鳴スペクトル情報を得る。従って、1回の
パルスシーケンスで磁気共鳴スペクトル情報、及び磁気
共鳴画像情報を得ることができるようになる。
を得る場合には、90°<θ<180°なるフリップ角
θの選択励起パルスを目的領域に印加する。そして、縦
磁化がゼロになるまでの間にフィールドエコー法等を用
いて磁気共鳴画像情報を収集する。また、縦磁化がゼロ
になった後に、代謝物を観測するためのRFパルスを印
加し、磁気共鳴スペクトル情報を得る。従って、1回の
パルスシーケンスで磁気共鳴スペクトル情報、及び磁気
共鳴画像情報を得ることができるようになる。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図1は本発明の一実施例に係る磁気共鳴診
断装置の構成を示すブロック図である。
に説明する。図1は本発明の一実施例に係る磁気共鳴診
断装置の構成を示すブロック図である。
【0014】同図に示す磁気共鳴診断装置は、主磁場
(静磁場)を発生するための主磁石10と、主磁石電源
11と、直交するX,Y,Zの3軸方向にそれぞれ線形
の勾配磁場分布を持つ勾配磁場を生成するための複数の
勾配コイルを含む勾配コイル系12と、勾配コイル電源
13と、複数のシムコイルを含むシムコイル系14と、
シムコイル電源15と、高周波磁場の印加と磁気共鳴信
号の検出のための高周波プローブ16と、プローブ16
に高周波信号を供給する送信器17と、ブローブ16で
検出された磁気共鳴信号を受信し検波および増幅する受
信器18と、シーケンスコントローラ19およびCPU
/メモリ20によって構成される。ここで、送信器1
7、受信器18は多核種磁気共鳴信号をそれぞれ励起あ
るいは受信可能であり、プローブ16は多核種からの磁
気共鳴信号を同時に観察可能なように各々に対してデチ
ュウーンならびにデカップリングが施されている。ま
た、CPU/メモリ20およびシーケンスコントローラ
19は、高周波パルスの印加のタイミングならびに勾配
磁場の印加のタイミングを各々送信器17、勾配コイル
電源13に対して制御信号を送出するものである。
(静磁場)を発生するための主磁石10と、主磁石電源
11と、直交するX,Y,Zの3軸方向にそれぞれ線形
の勾配磁場分布を持つ勾配磁場を生成するための複数の
勾配コイルを含む勾配コイル系12と、勾配コイル電源
13と、複数のシムコイルを含むシムコイル系14と、
シムコイル電源15と、高周波磁場の印加と磁気共鳴信
号の検出のための高周波プローブ16と、プローブ16
に高周波信号を供給する送信器17と、ブローブ16で
検出された磁気共鳴信号を受信し検波および増幅する受
信器18と、シーケンスコントローラ19およびCPU
/メモリ20によって構成される。ここで、送信器1
7、受信器18は多核種磁気共鳴信号をそれぞれ励起あ
るいは受信可能であり、プローブ16は多核種からの磁
気共鳴信号を同時に観察可能なように各々に対してデチ
ュウーンならびにデカップリングが施されている。ま
た、CPU/メモリ20およびシーケンスコントローラ
19は、高周波パルスの印加のタイミングならびに勾配
磁場の印加のタイミングを各々送信器17、勾配コイル
電源13に対して制御信号を送出するものである。
【0015】次に、図1に示した磁気共鳴診断装置を用
いて複数の核種に基づく代謝物質等のMRSIデータを
同時に収集するパルスシーケンスについて説明する。な
お、ここでの説明では便宜上2つの核種A核、B核の場
合で1次元の空間情報をマッピングする例について述べ
る。
いて複数の核種に基づく代謝物質等のMRSIデータを
同時に収集するパルスシーケンスについて説明する。な
お、ここでの説明では便宜上2つの核種A核、B核の場
合で1次元の空間情報をマッピングする例について述べ
る。
【0016】いま、空間情報を一意的に磁化の位相にエ
ンコードするためには、周知のように次の(1) ,(2) 式
に示す条件を満足する必要がある。
ンコードするためには、周知のように次の(1) ,(2) 式
に示す条件を満足する必要がある。
【0017】 γA ・ΔGA ・RA ・ΔtA =1 …(1) γB ・ΔGB ・RB ・ΔtB =1 …(2) ただし、γは核磁気回転比、ΔGは勾配磁場強度、Rは
空間分解能、Δtは勾配磁場印加時間、そして、サフィ
ックスのA,BはそれぞれA核、B核を示す。
空間分解能、Δtは勾配磁場印加時間、そして、サフィ
ックスのA,BはそれぞれA核、B核を示す。
【0018】そして、位相エンコード量を任意に可変さ
せるための基本原理を図2を参照して説明する。同図
(a) に示すシーケンスでは、α°のRFパルス21を印
加した後、エンコード方向の勾配磁場22(大きさG
e,時間ΔT)を印加し、次いで180°のRFパルス
23を印加し、勾配磁場24(大きさGe,時間ΔT)
を印加している。この場合においては、180°RFパ
ルス23の前後で同一の極性、強度、印加時間をもつ勾
配磁場22,24が印加されるので、各勾配磁場22,
24は互いに相殺される。従って、位相エンコードを受
けない。
せるための基本原理を図2を参照して説明する。同図
(a) に示すシーケンスでは、α°のRFパルス21を印
加した後、エンコード方向の勾配磁場22(大きさG
e,時間ΔT)を印加し、次いで180°のRFパルス
23を印加し、勾配磁場24(大きさGe,時間ΔT)
を印加している。この場合においては、180°RFパ
ルス23の前後で同一の極性、強度、印加時間をもつ勾
配磁場22,24が印加されるので、各勾配磁場22,
24は互いに相殺される。従って、位相エンコードを受
けない。
【0019】また、同図(b)に示すパルスシーケンスで
は、180°RFパルスの前後で勾配磁場の極性が異な
る。従って、各勾配磁場27,28は加算されるので、
励起された磁化は、勾配磁場27の2倍のエンコードを
受ける。
は、180°RFパルスの前後で勾配磁場の極性が異な
る。従って、各勾配磁場27,28は加算されるので、
励起された磁化は、勾配磁場27の2倍のエンコードを
受ける。
【0020】更に、同図(c) に示すパルスシーケンスで
は、180°RFパルスを印加せず、単に勾配磁場3
0,31を連続して印加しているので、励起された磁化
は、勾配磁場30の2倍のエンコードを受けることにな
る。
は、180°RFパルスを印加せず、単に勾配磁場3
0,31を連続して印加しているので、励起された磁化
は、勾配磁場30の2倍のエンコードを受けることにな
る。
【0021】つまり前記した(1) ,(2) 式を満足した状
態で、図2(a) 〜(c) に示す方法を用いれば、勾配磁場
を任意に変更することができることがわかる。
態で、図2(a) 〜(c) に示す方法を用いれば、勾配磁場
を任意に変更することができることがわかる。
【0022】次に、図3に示すパルスシーケンスを参照
しながら、A核、B核のMRSIデータを同時に収集す
る例を説明する。
しながら、A核、B核のMRSIデータを同時に収集す
る例を説明する。
【0023】同図に示すパルスシーケンスでは、まず、
A核を励起させるためのRFパルス32と、B核を励起
させるためのRFパルス34を同時に印加する。その
後、大きさΔG、印加時間Δtのエンコード方向の勾配
磁場35を印加する。
A核を励起させるためのRFパルス32と、B核を励起
させるためのRFパルス34を同時に印加する。その
後、大きさΔG、印加時間Δtのエンコード方向の勾配
磁場35を印加する。
【0024】これによって、RFパルス32,34は勾
配磁場35による位相エンコードを受ける。その後、大
きさΔG′、印加時間Δt′の勾配磁場36,37が続
けて印加され、勾配磁場36,37の印加間隔にA核に
ついてのみ180°RFパルス33が印加される。
配磁場35による位相エンコードを受ける。その後、大
きさΔG′、印加時間Δt′の勾配磁場36,37が続
けて印加され、勾配磁場36,37の印加間隔にA核に
ついてのみ180°RFパルス33が印加される。
【0025】従って、前述したように、A核は勾配磁場
36,37によるエンコードは受けない。即ちA核の勾
配磁場ΔGA は、ΔGA =ΔGとなり、勾配磁場35に
よるエンコードのみを受けることになる。
36,37によるエンコードは受けない。即ちA核の勾
配磁場ΔGA は、ΔGA =ΔGとなり、勾配磁場35に
よるエンコードのみを受けることになる。
【0026】また、B核は180°RFパルスが印加さ
れないので、勾配磁場36,37によるエンコードを受
けることになり、また、勾配磁場36,37は勾配磁場
35とは極性が逆であるので、次の(3),(4) 式が成立す
る。
れないので、勾配磁場36,37によるエンコードを受
けることになり、また、勾配磁場36,37は勾配磁場
35とは極性が逆であるので、次の(3),(4) 式が成立す
る。
【0027】 ΔG>ΔGB …(3) ΔG・Δt−2・ΔG′・Δt′=ΔGB ・ΔtB =1/(γB ・RB ) …(4) 従って、図3に示したパルスシーケンスを用いれば、A
核とB核にそれぞれ異なるエンコードを与えることがで
きる。そして、核種の数が多くなった場合でも、180
°RFパルス、及び該180°RFパルスの前後の勾配
磁場を適宜印加すれば、核種の数が多くなった場合で
も、それぞれの核種に応じたエンコードを与えることは
容易である。
核とB核にそれぞれ異なるエンコードを与えることがで
きる。そして、核種の数が多くなった場合でも、180
°RFパルス、及び該180°RFパルスの前後の勾配
磁場を適宜印加すれば、核種の数が多くなった場合で
も、それぞれの核種に応じたエンコードを与えることは
容易である。
【0028】このようにして、1回のパルスシーケンス
で複数の核種を同時に励起させ、同時に空間分布のデー
タを収集することができるのである。なお、図3に示す
パルスシーケンスで、勾配磁場36,37の1ステップ
における大きさ、及び印加時間は等しくする必要はな
く、(1) ,(2) 式を満足するように決めれば良い。ま
た、各核種のマトリクスサイズは必ずしも一致している
必要はなく、マトリクスサイズが異なるために生じるエ
ンコードステップの超過分のデータは無視しても良い
し、あるいは信号対雑音比を改善するために加算平均処
理を含ませても良い。
で複数の核種を同時に励起させ、同時に空間分布のデー
タを収集することができるのである。なお、図3に示す
パルスシーケンスで、勾配磁場36,37の1ステップ
における大きさ、及び印加時間は等しくする必要はな
く、(1) ,(2) 式を満足するように決めれば良い。ま
た、各核種のマトリクスサイズは必ずしも一致している
必要はなく、マトリクスサイズが異なるために生じるエ
ンコードステップの超過分のデータは無視しても良い
し、あるいは信号対雑音比を改善するために加算平均処
理を含ませても良い。
【0029】図4は勾配磁場強度を一定とした場合の多
核種同時MRSIのパルスシーケンス図である。このパ
ルスシーケンスでは、便宜上、2つの核種を励起させる
際に核磁気回転比γの絶対値が小さい核種を基準に考え
る(この例ではA核)。そして、A核のRFパルス4
0、及びB核のRFパルス41が同時に印加された後、
印加時間Δt(≦ΔtA )のエンコード方向の勾配磁場
パルス43〜47が順次印加される。また、B核につい
ては、勾配磁場パルス45と46との間に180°RF
パルス42が印加される。
核種同時MRSIのパルスシーケンス図である。このパ
ルスシーケンスでは、便宜上、2つの核種を励起させる
際に核磁気回転比γの絶対値が小さい核種を基準に考え
る(この例ではA核)。そして、A核のRFパルス4
0、及びB核のRFパルス41が同時に印加された後、
印加時間Δt(≦ΔtA )のエンコード方向の勾配磁場
パルス43〜47が順次印加される。また、B核につい
ては、勾配磁場パルス45と46との間に180°RF
パルス42が印加される。
【0030】そして、各磁場パルス43〜47の印加時
間Δtと、A核の勾配磁場印加時間ΔtA との間にΔt
N=ΔtA (Nは勾配磁場パルスの数)が成立すれば、
A核については、この勾配磁場パルスを1単位とするエ
ンコードを、目的とする回数m(m=1,2,…,M、
ただしMはマトリクスサイズ)だけ行なうことで空間情
報をマッピングできる。
間Δtと、A核の勾配磁場印加時間ΔtA との間にΔt
N=ΔtA (Nは勾配磁場パルスの数)が成立すれば、
A核については、この勾配磁場パルスを1単位とするエ
ンコードを、目的とする回数m(m=1,2,…,M、
ただしMはマトリクスサイズ)だけ行なうことで空間情
報をマッピングできる。
【0031】一方、B核については、180°RFパル
スの印加前後で勾配磁場パルスが相殺されるので、エン
コードを受ける勾配磁場パルスの数は、N1 −N2 (た
だし、N 1 は180°RFパルス印加前の勾配磁場パル
スの個数、N2 は同印加後の勾配磁場パルスの個数)と
なる。従って、次の(5) 式を満足させながら位相エンコ
ードを行なうことによって、B核の空間的に分布をマッ
ピングすることが可能となる。
スの印加前後で勾配磁場パルスが相殺されるので、エン
コードを受ける勾配磁場パルスの数は、N1 −N2 (た
だし、N 1 は180°RFパルス印加前の勾配磁場パル
スの個数、N2 は同印加後の勾配磁場パルスの個数)と
なる。従って、次の(5) 式を満足させながら位相エンコ
ードを行なうことによって、B核の空間的に分布をマッ
ピングすることが可能となる。
【0032】 Δt(N1 −N2 )=ΔtB …(5) また、図3、図4で示したパルスシーケンスによって得
られる各々の核種の分布画像の撮像領域が異なる場合に
は、撮影領域が合致するように補間操作等を行い表示す
ることでそれぞれの核種から得られる情報の空間的な分
布を総合的に診断することが可能となる。
られる各々の核種の分布画像の撮像領域が異なる場合に
は、撮影領域が合致するように補間操作等を行い表示す
ることでそれぞれの核種から得られる情報の空間的な分
布を総合的に診断することが可能となる。
【0033】次に、プロトンのMRIとMRSIとを同
時に収集するシーケンスについて説明する。なお、ここ
での説明では、便宜上、被検体の1平面内のMRI、及
びMRSIを行なう例について説明する。
時に収集するシーケンスについて説明する。なお、ここ
での説明では、便宜上、被検体の1平面内のMRI、及
びMRSIを行なう例について説明する。
【0034】図5は、N×Nマトリクスのプロトン画
像、及びM×MマトリクスのMRSIを行なう際の基本
的なパルスシーケンス図である。同図に示すように、ス
ライス方向の勾配磁場Gs が印加されているときに被検
体の目的領域の磁化を励起させるためのRFパルス51
が印加される。このときのフリップ角は90°+α(0
°<α<90°)とされている。
像、及びM×MマトリクスのMRSIを行なう際の基本
的なパルスシーケンス図である。同図に示すように、ス
ライス方向の勾配磁場Gs が印加されているときに被検
体の目的領域の磁化を励起させるためのRFパルス51
が印加される。このときのフリップ角は90°+α(0
°<α<90°)とされている。
【0035】従って、このRFパルス51によって、目
的領域の磁化は、Z軸の負方向に倒されることになる。
その後、縦緩和によってZ軸方向の磁化成分Mz は図5
に示すように徐々に大きくなり、時刻t1 にてMz =0
となる。そして、この時刻t1 にて代謝物質を励起させ
るためのRFパルス52を印加する。これによって、水
信号が抑圧されたスペクトル情報が得られる。
的領域の磁化は、Z軸の負方向に倒されることになる。
その後、縦緩和によってZ軸方向の磁化成分Mz は図5
に示すように徐々に大きくなり、時刻t1 にてMz =0
となる。そして、この時刻t1 にて代謝物質を励起させ
るためのRFパルス52を印加する。これによって、水
信号が抑圧されたスペクトル情報が得られる。
【0036】この方法は、Patt(J.Chem.Phys.(1
972))らによって紹介されている。本発明では、第
1のRFパルス51の後に、フィールドエコー法を利用
してL=N/M回の位相エンコード57を行い、MRI
データを収集する。この後に、生体水の縦磁化が縦緩和
過程によりゼロクロスする時間t1 において乳酸等のプ
ロトン代謝物を観測するための高周波パルスを印加す
る。そして、位相エンコードを(M×M)回順次繰り返
して上記パルスシーケンスを進めることによってプロト
ン代謝物を空間マッピングする。
972))らによって紹介されている。本発明では、第
1のRFパルス51の後に、フィールドエコー法を利用
してL=N/M回の位相エンコード57を行い、MRI
データを収集する。この後に、生体水の縦磁化が縦緩和
過程によりゼロクロスする時間t1 において乳酸等のプ
ロトン代謝物を観測するための高周波パルスを印加す
る。そして、位相エンコードを(M×M)回順次繰り返
して上記パルスシーケンスを進めることによってプロト
ン代謝物を空間マッピングする。
【0037】このように、図5に示すパルスシーケンス
を用いることによって、MRIとMRSIとを一連のパ
ルスシーケンスで得ることができるのである。その結
果、従来と比較して、データ収集時間を飛躍的に短縮す
ることができる。
を用いることによって、MRIとMRSIとを一連のパ
ルスシーケンスで得ることができるのである。その結
果、従来と比較して、データ収集時間を飛躍的に短縮す
ることができる。
【0038】また、得られた代謝物の分布画像と、プロ
トン画像の撮像領域が異なる場合には、撮像領域が合致
するように補間操作等を行い表示する。そして、種々の
プロトンの代謝物質の画像を、プロトン画像に重畳して
表示すれば、代謝情報から診断される疾病部位を分解能
の良好なプロトン画像から読みとることができ、生体の
状態を総合的に診断することが可能となる。
トン画像の撮像領域が異なる場合には、撮像領域が合致
するように補間操作等を行い表示する。そして、種々の
プロトンの代謝物質の画像を、プロトン画像に重畳して
表示すれば、代謝情報から診断される疾病部位を分解能
の良好なプロトン画像から読みとることができ、生体の
状態を総合的に診断することが可能となる。
【0039】さらに、プロトン以外の核種に基づくMR
SIをプロトン代謝物と同時に測定すれば、これら多核
種のMRSIを高分解能なMRI画像に重ねて表示する
ことで高度な診断が可能となる。また、図5に示したパ
ルスシーケンスの時刻t1 から図3に示すパルスシーケ
ンスを実施すれば、MRIと、多核種のMRSIを同時
に得ることができる。
SIをプロトン代謝物と同時に測定すれば、これら多核
種のMRSIを高分解能なMRI画像に重ねて表示する
ことで高度な診断が可能となる。また、図5に示したパ
ルスシーケンスの時刻t1 から図3に示すパルスシーケ
ンスを実施すれば、MRIと、多核種のMRSIを同時
に得ることができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数の核種のMRSIを行う場合に、複数の核種を位相
エンコードを印加前に励起することによって、磁気共鳴
信号を同時に観察することが可能となるため、短時間に
各々異なった生化学情報を反映した分布を得ることがで
きる。これによって、患者への負担を軽減することがで
きる。また、同時に複数核種の生化学情報を画像化する
ことができるため、位置ズレの影響を受けない画像を得
ることができる。
複数の核種のMRSIを行う場合に、複数の核種を位相
エンコードを印加前に励起することによって、磁気共鳴
信号を同時に観察することが可能となるため、短時間に
各々異なった生化学情報を反映した分布を得ることがで
きる。これによって、患者への負担を軽減することがで
きる。また、同時に複数核種の生化学情報を画像化する
ことができるため、位置ズレの影響を受けない画像を得
ることができる。
【0041】また、分解能が良好でないMRSIを行う
場合に疾患部位の同定を行うために必要不可欠な高分解
能なプロトン画像を、MRSIデータの収集時間内で得
られるため、被検体への負担が軽減されるばかりでな
く、MRIとMRSIによる位置ズレの影響を抑制する
ことができる。また、生体機能情報と形態情報を総合的
に評価できるために疾患等の診断の迅速化を図ることが
できるという効果が得られる。
場合に疾患部位の同定を行うために必要不可欠な高分解
能なプロトン画像を、MRSIデータの収集時間内で得
られるため、被検体への負担が軽減されるばかりでな
く、MRIとMRSIによる位置ズレの影響を抑制する
ことができる。また、生体機能情報と形態情報を総合的
に評価できるために疾患等の診断の迅速化を図ることが
できるという効果が得られる。
【図1】本発明の実施例に係る磁気共鳴診断装置の構成
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図2】180°RFパルスを印加してエンコード方向
の勾配磁場を相殺する原理を示す説明図である。
の勾配磁場を相殺する原理を示す説明図である。
【図3】2つの核種のMRSIデータを同時に収集する
際のパルスシーケンス図である。
際のパルスシーケンス図である。
【図4】2つの核種のMRSIデータを同時に収集する
際のパルスシーケンス図である。
際のパルスシーケンス図である。
【図5】MRIとMRSIを得る際のパルスシーケンス
図である。
図である。
10 主磁石 11 主磁石電源 12 勾配コイル系 13 勾配コイル 14 シムコイル系 15 シムコイル電源 16 高周波プローブ 17 送信機 18 受信機 19 シーケンスコントローラ 20 CPU/メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 5/055 JICSTファイル(JOIS)
Claims (2)
- 【請求項1】 一様な静磁場中に配置された被検体に、
高周波磁場、および、勾配磁場を印加して、被検体から
の複数の核種の磁気共鳴信号を収集する磁気共鳴装置に
おいて、前記被検体内の 複数の核種に起因した磁気共鳴信号を収
集するために、該核種を励起する周波数を所有した各々
の高周波パルスを、前記勾配磁場に先立ち印加する手段
と、 前記核種毎に必要な位置識別のためのエンコード位相を
付与するために、高周波パルス、ならびに、勾配磁場を
印加する手段と、 を具備したことを特徴とする磁気共鳴装置。 - 【請求項2】 一様な静磁場中に配置された被検体に、
高周波磁場、および、勾配磁場を印加して、被検体から
の磁気共鳴画像信号、ならびに、磁気共鳴スペクトル信
号を収集する磁気共鳴装置において、第一の 選択励起パルスの励起角θが90゜<θ<180
゜であり、前記第一の選択励起パルスによって励起された 縦磁化が
概略0となる時刻までに磁気共鳴画像信号を収集する手
段と、前記第一の選択励起パルスによって励起された 縦磁化が
概略0となる時刻から磁気共鳴スペクトル信号を得る手
段と、 を具備したことを特徴とする磁気共鳴装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21128691A JP3153573B2 (ja) | 1991-08-23 | 1991-08-23 | 磁気共鳴装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21128691A JP3153573B2 (ja) | 1991-08-23 | 1991-08-23 | 磁気共鳴装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0549610A JPH0549610A (ja) | 1993-03-02 |
JP3153573B2 true JP3153573B2 (ja) | 2001-04-09 |
Family
ID=16603422
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21128691A Expired - Fee Related JP3153573B2 (ja) | 1991-08-23 | 1991-08-23 | 磁気共鳴装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3153573B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8014576B2 (en) * | 2005-11-23 | 2011-09-06 | The Medipattern Corporation | Method and system of computer-aided quantitative and qualitative analysis of medical images |
JP5072250B2 (ja) * | 2006-04-04 | 2012-11-14 | 株式会社東芝 | 磁気共鳴イメージング装置 |
JP5267978B2 (ja) * | 2008-06-13 | 2013-08-21 | 独立行政法人産業技術総合研究所 | 核磁気共鳴イメージング装置 |
JP5392803B2 (ja) * | 2013-03-29 | 2014-01-22 | 独立行政法人産業技術総合研究所 | 核磁気共鳴イメージング装置 |
JP5665914B2 (ja) * | 2013-05-13 | 2015-02-04 | 株式会社東芝 | 磁気共鳴測定装置 |
CN110604571B (zh) * | 2019-09-12 | 2021-07-20 | 中国科学院武汉物理与数学研究所 | 一种分段编码的双核同步磁共振成像方法 |
CN116930836B (zh) * | 2023-09-18 | 2023-11-24 | 哈尔滨医科大学 | 多核素同步一体化成像最佳脉冲功率测量方法和系统 |
-
1991
- 1991-08-23 JP JP21128691A patent/JP3153573B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0549610A (ja) | 1993-03-02 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |