JP3152472B2 - スクロール圧縮機及びそのクランク軸の製造方法 - Google Patents
スクロール圧縮機及びそのクランク軸の製造方法Info
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Description
冷凍機等に使用される密閉型の圧縮機に係り、特に、固
定スクロールと旋回スクロールとによって冷媒ガスを圧
縮するようにしたスクロール圧縮機とそのクランク軸の
製造方法に関する。
軸によって連結される電動機と圧縮機構部とからなり、
圧縮機構部は固定スクロールと電動機によって旋回駆動
される旋回スクロールとからなっている。これら固定ス
クロールと旋回スクロールとには互いに噛み合うように
した渦巻状のラップが設けられており、これらラップに
よって圧縮室が形成される。旋回スクロールが旋回する
と、この圧縮室の容積が次第に縮小し、外部からこの圧
縮室に供給された冷媒ガスが圧縮される。
機について説明する。図14は特開昭61−39923
号公報に開示される従来のスクロール圧縮機の一例を示
す縦断面図であって、1は密閉容器,2は圧縮機構部,
3は固定スクロール,3aは端板,3bはラップ,4は
旋回スクロール,4aは端板,4bはラップ,4cはボ
ス部,5は圧縮室,6はクランク軸,6aは偏心部,6
bは給油路,6c,6dは給油孔,7はフレーム,8は
主軸受,9は排出口,10は電動機,11は固定子,1
2は回転子,13はロータリエンコードリング,14は
冷凍機油,15は吸入パイプ,16は吐出パイプであ
る。
2と電動機部10とがクランク軸6で連結されている。
圧縮機構部2は端板3a上に渦巻状のラップ3bが直立
した固定スクロール3と端板4a上に渦巻状のラップ4
bが直立した旋回スクロール4とからなり、これらラッ
プ3b,4bは内側に向けて噛み合わされて圧縮室5が
形成され、この圧縮室5から密閉容器1内部への排出口
9が設けられている。かかる圧縮機構部2は、密閉容器
1に固定されたフレーム7上に固定スクロール3が固定
されることにより、密閉容器1内に取りつけられてい
る。このフレーム7と一体となった主軸受8でクランク
軸6が支持されている。このクランク軸6の主軸受8よ
りも下部が電動機10の回転子12に圧入され、この回
転子12に対向して固定子11が密閉容器1に取りつけ
られている。クランク軸6の上端部は偏心部6aをなし
ており、この偏心部6aが旋回スクロール4の端板4a
下面の中央部に設けられたボス部4cに摺動自在に嵌入
している。
って給油路6bが下端から上端まで貫通しており、偏心
部6aと主軸受8の部分とに夫々給油路6bからクラン
ク軸6の外面に達する給油孔6c,6dが設けられる。
縮室5に連結する吸入パイプ15と密閉容器1内部に連
結した吐出パイプ16とが取りつけられている。
よってクランク軸6が回転すると、ボス部4cに嵌入し
た偏心部6aの偏心回転により、旋回スクロール4も回
転するが、旋回スクロール4はクランク軸6の中心軸を
中心とする円軌道に沿って公転運動する。以下、これを
旋回運動というが、この旋回スクロール4の旋回運動に
より、固定スクロール3の渦巻状のラップ3bに対して
旋回スクロール4のラップ4bが旋回運動し、これらラ
ップ3b,4bによって形成される圧縮室5が旋回運動
しながら容積が次第に小さくなっていく。
少の容積への変化が繰り返され、略最大容積のとき、図
示しない冷凍サイクルの蒸発器から供給される冷媒ガス
が吸入パイプ15を通って圧縮室5に注入される。そし
て、圧縮室5の容積が次第に小さくなるとともに、注入
された冷媒ガスは圧縮されていき、圧縮室5の容積が最
小となって冷媒ガスが充分圧縮されると、圧縮室5が排
出口9に連結して冷媒ガスは密閉容器1内に排出され
る。そして、この冷媒ガスは電動機10を冷却し、吐出
パイプ16から図示しない冷凍サイクルの凝縮器に送ら
れる。
遠心力によって密閉容器1の底部に貯蓄されている冷凍
機油14がクランク軸6の給油路6bに吸い上げられ
る。この吸い上げられた冷凍機油は大部分偏心部6aの
上端の給油路6bの開口から排出されるが、その一部が
給油孔6cを通って偏心部6aとボス部4cとの間に、
また、給油孔6dを通ってクランク軸6と主軸受8との
間に夫々を潤滑油として供給される。
報には、ボス部4cと主軸受8の材質として、裏金に多
孔質の青銅系合金を焼結し、プラスチック樹脂等の合成
樹脂と潤滑剤とからなる複合物質を含浸させている軸受
メタル、あるいは裏金に多孔質の青銅系合金を焼結し、
黒鉛4〜6%を含浸させた軸受メタルとすることが開示
されている。
公報に開示される従来のスクロール圧縮機の他の例を示
す縦断面図であって、1aはケース,1bは蓋チャン
バ,1cは底チャンバ,6cは給油孔,15a,16a
はパイプ,16bはリング状鉄板,17は支持脚,18
は副軸受,19は貫通孔,20は中間圧縮室,21は注
入パイプ,22はオルダムリングであり、図14に対応
する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略す
る。
ース1aの上端部に蓋チャンバ1bが、その下端部に底
チャンバ1cが夫々溶接されてなる。このケース1aの
下端部には支持脚17が固定され、これに副軸受18が
取りつけられてクランク軸6の下端部を支持している。
また、蓋チャンバ1bの上面には、吸入パイプ15や冷
凍機油21を外部から注入するための注入パイプ21、
電気端子が取りつけられている。吸入パイプ15の蓋チ
ャンパ1bへの取付部にはパイプ15aが溶接されてお
り、このパイプ15aを蓋チャンバ1bに設けた穴に挿
入し、蓋チャンバ1bの外側からパイプ15aと蓋チャ
ンバ1bをロー付けしている。また、吐出パイプ16の
密閉容器1への取付部にはパイプ16aが溶接されてお
り、このパイプ16aが密閉容器1にロー付けされたフ
ロアー状のリング状鉄板16bに挿入してプロジェクシ
ョン溶接されている。
この端板4aとフレーム7との間の中間圧縮室20に達
する貫通孔19が設けられており、圧縮室5の容積が大
きいとき、この貫通孔19によって圧縮室5と中間圧縮
室20とが連結する。このときの圧縮室5内の冷媒ガス
は、充分圧縮されていないため、中間圧縮室20内の圧
力は低く、従って、この中間圧縮室20にボス部4cと
偏心部6aとの間を介して連結されるクランク軸6内の
給油路6bの先端開口近傍での圧力も低い。また、密閉
容器1の内部は、排出口9から充分圧縮された冷媒ガス
が排出されるから、充分圧力が高く、この高圧力が密閉
容器1の底部にある冷凍機油14にかかることになる。
この冷凍機油14にかかる圧力と給油路6bの先端開口
近傍での圧力の差により、冷凍機油14はクランク軸6
の下端から給油路6b内に吸い込まれて上昇し、主軸受
8や副軸受18への給油が行なわれる。
た冷凍機油は、密閉容器1内を落下してその底部に戻る
が、その一部がミスト状となり、貫通孔19を介して圧
縮室5に入り込んで冷媒ガスに混入したり、密閉容器1
内の高圧の冷媒ガスに混入したりして吐出パイプ16か
ら吐出され、冷凍サイクルを循環するが、その過程など
で一部が戻ってこない場合がある。これによって密閉容
器1の底部での冷凍機油14の量が少なくなると、クラ
ンク軸6の下端が冷凍機油14に漬からないような事態
も生ずるおそれがあるので、注入パイプ21を設け、こ
れから冷凍機油を補充できるようにしている。
ール4の自転を阻止し、これが公転運動だけをするよう
にするものである。
での吸収パイプ15の取付け部分を示す縦断面図であっ
て、3cは吸入口,24はOリング,25は逆止弁,2
6はバネであり、図15に対応する部分には同一符号を
つけている。
バ1bの外周より内位置に製缶行程時にロー付けされ
る。この吸入パイプ15の下端部は固定スクロール3の
吸入口3cに嵌合され、この吸入口3cの内面に設けら
れたOリング24によって吸入パイプ15が支持され
る。また、この吸入口3cの内部には、逆止弁25が設
けられ、バネ26によって吸入パイプ15の下端面側に
押圧されている。
蒸発器から吸入パイプ15に冷媒ガスが供給されないと
きには、バネ26によって逆止弁25が吸入パイプ15
の下端面に当接し、逆止弁25が吸入パイプ15を塞い
で吸入パイプ15と固定スクロール3,旋回スクロール
4による圧縮室とょ分離する。これにより、圧縮室内の
冷媒ガスが吸入パイプ15側に流れるのを防止する。ま
た、蒸発器から吸入パイプ15に冷媒ガスが供給される
と、この冷媒ガスの圧力により、バネ21の押圧力に抗
して逆止弁25が下降し、吸入パイプ15と圧縮室とが
連結して冷媒ガスが圧縮室に供給される。
出力200W以下の圧縮機の場合、例えば特公昭55−
50206号公報に開示されるレシプロ圧縮機のよう
に、鋼管素材を塑性加工して製造されることが知られて
いる。従って、小出力形のスクロール圧縮機では、軸出
力が小さいため、クランク軸に対して鋼管素材の塑性加
工が適用可能である。
用されるスクロール圧縮機のクランク軸は、鋳造または
温間鍛造によってクランク軸の概略形状の素形材を作成
し、穿孔等の機械加工によって給油路を形成するように
していた。即ち、軸出力が大きく、更に電動機部の回転
子部が長くなる大形のスクロール圧縮機においては、ク
ランク軸は長くかつ強度保持のため、中空となる給油孔
に対して軸部肉厚を極力保持する必要があり、上記の鋼
管素材を塑性加工したクランク軸では、鋼管素材の製造
上の問題として、鋼管の肉厚と内径の比が1:1程度に
過ぎず、塑性加工を施したクランク軸の概略形状におけ
る軸部肉厚が薄くなるために適用できず、鋳造および温
間鍛造等によってクランク軸の概略形状の素形材を作成
し、しかる後、穿孔等の機械化工を施すようにすること
が一般的であった。この穿孔等の行程は、給油路が小径
長孔であることと、給油路とクランク軸外径との偏心を
縮小して軸系のアンバランス量を低減することが必要で
あることにより、図17(a)に示すように、クランク
軸の素材6’の全長に対し、両端からガンドリル等の設
備を用いて穴6b1,6b2の穿孔を施し、図17(b)
に示すように、貫通した給油路6bをもつクランク軸6
を得るようにしている。
クロール圧縮機においては、次のような問題があった。
1.図15で説明したしようなスクロール圧縮機におい
ては、図15,図16で説明してように、吸入パイプ1
5の取付けは、主として銀ロウ付けが一般的に用いられ
るが、吸入パイプ15は冷媒ガスの吸込み圧損を低減す
るために比較的大径に作られるので、銀ロウが融点まで
加熱されるまでに長時間を要し、蓋チャンバ1bが変形
して平坦度が損なわれ、ハーメチック端子のプロジェク
ション溶接の際に隙間が生じて密閉容器1の密閉不良が
発生しやすい。また、この問題を解決するために、吐出
パイプ16の場合と同様、図18に示すように、予め先
端をフレアー状に成形したリング状鉄板27を吸入パイ
プ15にロウ付けしておき、蓋チャンバ1bの外側から
このリング状鉄板27を蓋チャンバ1bにプロジェクシ
ョン溶接することが考えられる。これによると、プロジ
ェクション溶接は短時間で行なえるから、吸入パイプ1
5の蓋チャンバ1bへの取付けでは、蓋チャンバ1bが
加熱されることはないが、吸入パイプ15は、通常、低
温の冷媒ガスが流れるので、吸入パイプ15の外面等に
結露した水滴がリング状鉄板27のフレアー部に定常的
に滞留し、この部分の発錆腐食が進んで吸入パイプ15
や蓋チャンバ1b等が腐食してしまうという問題があ
る。これによると、密閉容器1の密閉不良等が生ずる。
ル4のボス部4cの内面には、偏心部6aとの摺動特性
向上のために、軸受ブッシュ28が圧入されているが、
この軸受ブッシュ28の両端には、給油路6bの上端開
口近傍での圧縮された冷媒ガスの圧力にほぼ等しい圧力
と中間圧縮室20での中間圧力との差圧が印加されてい
るので、運転時には、ボス部4cから抜ける方向に力が
作用する。従って、それに耐えるように軸受ブッシュ2
8とボス部4cとの間の摩擦力を増大させるには、軸受
ブッシュ28の径を大きくしてその圧入代を大とする必
要がある。しかしながら、この圧入代を大きくすると、
軸受ブッシュ28が変形したり、ボス部4cが変形して
旋回スクロール4のラップ4bが変形したりする。
8及びボス部4cに、摺動特性向上のために、軸受ブッ
シュ28,29で、これらの潤滑状態は比較的良好であ
るはが、副軸受18には、給油孔6eでもって遠心力を
利用した給油が行なわれるのみであり、このため、主軸
受8及びボス部4cに比べ、潤滑条件が不利である。こ
のため、クランク軸6の副軸受18の部分には、その摺
動特性向上のために、リン酸マンガン皮膜処理等の化成
皮膜表面処理を施すことが一般的におこなわれる。しか
し、この表面処理は、それを必要とする副軸受18の部
分のみでなく、作業性の観点から、通常、クランク軸6
全体にわたって行なわれ、このために、クランク軸6と
旋回スクロール4のボス部4c、主軸受8及び副軸受1
8とのクリアランス調整および電動機10の回転子12
との圧入代管理が非常に複雑になる。
縮機では、回転子12の回転によってロータリエンドリ
ング13が密閉容器1の底部の冷凍機油14を撹拌し、
これによって、冷凍機油14の気泡が混入する。このよ
うに冷凍機油に気泡が混入すると、各摺動部の焼き付き
の原因となる。また、密閉容器1内の冷凍機油がミスト
状になって冷媒ガスに混入し、密閉容器1の外部へ吐出
される。この結果、密閉容器1の底部での冷凍機油14
の油面が低下する。以上の点を抑制するためには、密閉
容器1の容積を大きくして冷凍機油14の貯留量を多く
し、これによって回転子12の下端部まで油面が上昇し
ないようにして、回転子12の回転による冷凍機油14
の撹拌を防止することが考えられるが、このようにする
と、密閉容器1を大きくしなければならず、圧縮機全体
が大形化してしまう。このため、図15,図18に示す
ように、支持脚17に遮蔽材17aに設けるようにして
いるが、これでもロータリエンドリング13からの風を
さえぎることができず、また、ロータリエンドリング1
3まで油面が上昇することもある。
は、主軸受8や旋回スクロール4のボス部4cは、クラ
ンク軸6とのなじみ性を良好にするために、先に説明し
たように、裏金に、プラスチック樹脂等の合成樹脂と潤
滑材からなる複合物質を含浸させているが、この複合物
質は柔らかくて取れやすく、サイクルの過度条件運転時
に生じやすい境界潤滑時において、耐摩耗性が乏しく
て、これら主軸受8やボス部4cとクランク軸6との間
隔が大きくなったり、クランク軸6の傾き、振れまわり
が大きくなるという現象が生じやすかった。また、上記
のように、黒鉛を4〜6%含浸した青銅系合金からなる
主軸受8やボス部4cにおいては、裏金が青銅系である
ため、境界潤滑時に耐焼付性に劣るという傾向にあり、
入力が増加するという問題があった。
ては、蓋チャンバ1bをケース1aに圧入、または焼嵌
にょって挿入するため、組立時の作業性がなく、Oリン
グ24(図16)はゴム材であるため、長期的な圧力変
動にょって硬化、腐食等が生じ、吸入口3cと吸入パイ
プ15との間のシール性がなくなるし、吸入パイプ15
を吸入口3cに挿入するとき、Oリング24が切れた
り、外れたりするという問題があった。また、吸入口3
cの径が小さいため、吸入口3cの内面にOリング24
を取付けるための溝を加工する刃具の耐久性が悪い問題
もあった。
ては、図16により詳細に示すように、固定スクロール
3の吸入口3cに逆止弁25を設け、圧縮室5(図1
5)から吸入パイプ15への圧縮された冷媒ガスの逆流
を防止している。もしこの逆止弁25がないと、冷媒ガ
スが圧縮された状態で旋回スクロール4が停止したと
き、この冷媒ガスの圧力により、これが吸入パイプ15
から放出されるとともに、これによって旋回スクロール
4が高速に逆回転することもある。これを防止するため
に、逆止弁25が設けられている。
止弁25の外面と吸入口3cとのクリアランス及び吸入
口3cに挿入された銅系の吸入パイプ15の端面で行わ
れている。このための、クリアランスが狭すぎると、逆
止弁25が作動しないこともあり、また、銅系の吸入パ
イプ15が変形したり、その端面の精度が出ていなかっ
たりすると、逆止弁25のシール性が劣化し、圧縮機の
逆転現象や冷凍機油の吸入パイプ15からの排出が生じ
て圧縮機がロックする現象が見られた。
型のスクロール圧縮機においては、ガンドリル等を用い
て給油路6bの穿孔加工を容易しするために、クランク
軸の素形材として鋳造素材を用いるが、鋼材に対してヤ
ング率の低下が問題となり、クランク軸の強度を高める
ために、素形材として鋼材を用いると、給油路の穿孔加
工の機械加工性が著しく悪化し、刃具の折損等の問題が
生じていた。
消し、密閉容器への吸入パイプの取付け方法を改善し、
密閉不良を防止することができるようにしたスクロール
圧縮機を提供することにある。
消し、旋回スクロールを変形させることなく、該旋回ス
クロールのボス部での軸受ブッシュの抜け落ちを防止す
ることができるようにしたスクロール圧縮機を提供する
ことにある。
消し、電動機の回転子による冷凍機油の撹拌を防止し、
かつ冷凍機油の油面の低下による摺動部の潤滑不良、冷
凍サイクルの熱交換器の効率低下を抑制できるようにし
たスクロール圧縮機を提供することにある。
消し、クランク軸の軸受部の耐摩性、耐焼付性を改善
し、入力増加を防止するようにした信頼性の高いスクロ
ール圧縮機を提供することにある。
消し、蓋チャンバのケースへ挿入がしやすくて組立作業
性が良好となり、吸入パイプと固定スクロールの吸入口
のシール性が向上し、さらに、部品の加工性の良好なス
クロール圧縮機を提供することにある。
消し、逆止弁のシール性を高め、圧縮機の逆転を防止し
て且つ冷凍機油の吸入パイプからの排出を防止すること
ができるようにした信頼性の高いスクロール圧縮機を提
供することにある。
消し、給油路の穿孔加工を簡略化し、高強度のクランク
軸を得ることができるようにしたスクロール圧縮機のク
ランク軸の製造方法を提供することにある。
るために、本発明によるスクロール圧縮機は、冷媒ガス
を吸入する吸入パイプに予めロウ付けされた先端がフレ
ア−状に成形されたリング状鉄板が、該リング状鉄板の
フレア−部が密閉容器の内側となるように、該密閉容器
を形成する蓋チャンバに設けられた取付け穴に取り付け
られて該蓋チャンバにプロジェクション溶接されてな
る。
によるスクロール圧縮機は、旋回スクロールのボス部に
圧入された軸受ブッシュの外径よりも小径の開通孔を底
部に有するカップ状部材を該ボス部に固定して設け、該
カップ状部材の内部底面が該軸受ブッシュの端部を支持
するようにする。
によるスクロール圧縮機は、電動機の回転子下部のロー
タエンドリングと該電動機の固定子下部のエンドコイル
との間を仕切るようにカップ状の遮蔽材を配置し、該遮
蔽材の一端を該電動機の固定子に、他端を該副軸受を支
承する支持材に夫々固定する。
によるスクロール圧縮機は、クランク軸を高剛性焼入れ
材とするとともに、その軸受と該クランク軸が摺動可能
に嵌入する固定スクロールのボス部との材質を金属含浸
カ−ボン材とする。
によるスクロール圧縮機は、冷媒ガスを圧縮機構部の圧
縮室に送り込むための吸入パイプの内部に、固定スクロ
ールの吸入口の部分に位置するように、円筒状部品を圧
入し、これを押し広げる。
によるスクロール圧縮機は、前記円筒状部品の先端部は
前記吸入パイプよりも前記吸入口の内部に突出してい
て、該先端部の端面を高平面度とし、逆止弁の面をシー
ル面として、前記圧縮機構部の停止とともに、該逆止弁
の該シール面が前記円筒状部品の先端部の該端面に密接
するようにする。
によるスクロール圧縮機のクランク軸の製造方法は、最
終形状のクランク軸の長さよりも短い円柱状の鋼材の中
心軸に沿って小径長孔を設け、しかる後、鍛造により、
該鋼材を所定の最終長さに塑性加工する。
プを密閉容器の蓋チャンバに取り付けるに際しては、短
時間で接合できるプロジェクション溶接を使用できるの
で、該蓋チャンバの加熱を抑えることができ、該蓋チャ
ンバの変形が生じない。
は、ボス部に圧入された軸受ブッシュがカップ状部材の
内部底面で支持されるから、該軸受ブッシュがボス部か
ら抜け落ちる方向の力が作用しても、これが該カップ状
部材によって阻止される。従って、該軸受ブッシュの該
ボス部に対する圧入代を小さくすることができ、該軸受
ブッシュを該ボス部に圧入したときの旋回スクロールの
変形を避けることができる。
は、電動機の回転子下部のロータエンドリングがカップ
状の遮蔽材で密閉されたようになるから、該ロータエン
ドリングの回転によって生ずる風が密閉容器の底部に貯
蓄されている冷凍機油に達しないし、この冷凍機油の油
面が上昇しても、該ロータエンドリングに達することが
ないので、電動機の回転によって冷凍機油が撹拌される
ことがない。従って、冷凍機油は、気泡等が混入しない
し、また、ミスト状となって、圧縮されて冷媒ガスに混
入することもない。
は、クランク軸を高剛性焼入れ材とするとともに、その
軸受と該クランク軸が摺動可能に嵌入する固定スクロー
ルのボス部との材質を金属含浸カ−ボン材とするので、
該クランク軸に生ずる振れ回りやたわみが小さく、該ク
ランク軸の細径化が図れて入力が低減するし、該軸受や
該ボス部については、潤滑油の供給状態が悪化する境界
潤滑条件下で生ずる微視的な焼き付き現象が防止でき、
信頼性が向上する。
は、冷媒ガスを圧縮機構部の圧縮室に送り込むための吸
込パイプの内部に、固定スクロールの吸込口の部分に位
置するように、円筒状部品を圧入し、これを押し広げて
いるので、この押し広げられた円筒状部品により、該吸
込パイプの外面が全周にわたって該吸込口の内面に密着
することになり、該吸込パイプ、該吸込口が外部から充
分にシールされる。従って、該吸込口の加工はドリル加
工やリーマ加工のみとなり、従来のように、性質が劣化
しやすいOリングや、これを取り付けるための該吸込口
内の溝が不要となって、シール性と共に加工性も向上す
る。
は、上記円筒状部品の先端部は上記吸込パイプよりも上
記吸込口の内部に突出していて、該先端部の端面を高平
面度としているので、前記圧縮機構部の停止とともに、
逆止弁の該シール面が上記円筒状部品の先端部の該端面
に良好に密接することになり、シールが非常に良好にな
る。
軸の製造方法では、冷間鍛造により塑性加工してクラン
ク軸の概略形状とする以前の円柱状の鋼材の中心軸に沿
って予め給油孔とする小径の短い穿孔を施すために、最
終形状のクランク軸の全長にわたる長い穿孔加工が不要
となり、クランク軸の生産性の向上が図れると共に、刃
具の折損等の機械加工上の問題点が解消される。
増加に伴なう軸荷重の増大に対応するように、給油路の
小径化、即ち中空となる給油路を有する軸部の肉厚を増
加させることが必要となり、給油路の形成加工としての
小径長孔の穿孔加工の作業性は、従来のクランク軸の全
長にわたる穿孔加工に対し、塑性加工前の鋼材の長さ以
下となるため、穿孔加工性に優れたものとなる。
は、加工長さが従来のクランク軸全長に比べて大幅に短
くなるため、加工途中での孔の曲がり等が少なく、孔の
軸心に対する偏心も低減する。そして、従来のクランク
軸野両端からの穿孔に対し、一方向からの穿孔が可能と
なり、中空となる給油路をクランク軸の必要部分(長
さ)のみ形成することが可能となる。この穿孔加工性の
向上に伴なって給油路の小径化が実現されることによ
り、クランク軸の強度が向上し、クランク軸の触れ回り
が低減できるし、軸受部内における片当たり現象を低減
できて軸受部の信頼性が大幅に向上する。また、給油路
の小径化に伴なってクランク軸の肉厚が増加するが、給
油路の小径化分クランク軸の強度を低減させずにクラン
ク軸の小径化を図ることができ、これにより、軸受部で
のクランク軸の周速が低くくなって摺動損失が減少し、
スクロール圧縮機の信頼性や性能が向上することにな
る。
る。図1は本発明によるスクロ−ル圧縮機の一実施例を
示す縦断面図であって、30はフレア−状に成形したリ
ング状鉄板、31はカップ状部材、32は遮蔽材であ
り、前出の図15、図18に対応する部分には同一符号
を付けて重複する説明を省略する。
8に示したスクロール圧縮機と同様の構成をなしている
が、先の目的を達成するために、次に説明するような構
成をなしている。
5は銅製のパイプ15a、先端をフレア−状に成形した
リング状鉄板30を介して密閉容器1の蓋チャンバ1b
に取り付けられている。この取付けは次のように行なわ
れる。吸入パイプ15には、予め蓋チャンバ1bへの取
付け部分にパイプ15aが溶接され、このパイプ15a
に、フレア−部が下向きになるように、リング状鉄板3
0がロウ付けされている。かかるパイプ15aとリング
状鉄板30とが一体となった吸入パイプ15を蓋チャン
バ1bに取り付けるのであるが、リング状鉄板30が密
閉容器1の内部にあるように、蓋チャンバ1bの外周寄
りに設けられた穴にその内面側からリング状鉄板30を
差し込む。この場合、リング状鉄板30のフレア−部
が、図示するように、下向きとなるようにする。このよ
うにリング状鉄板30を蓋チャンバ1bに取り付けた
後、蓋チャンバ1bの外面側に露出したリング状鉄板3
0の端部を蓋チャンバ1bにプロジェクション溶接す
る。
ア−状に成形したリング状鉄板30を予めロウ付けして
あり、蓋チャンバ1bとリング状鉄板30との結合を電
気溶接の一種であるプロジェクション溶接で行なうの
で、吸入パイプ15を蓋チャンバ1bに固定するのに、
長時間を要するロウ付けを必要とせず、プロジェクショ
ン溶接で極めて短時間で済み、蓋チャンバ1bを必要以
上に加熱することない。このため、吸入パイプ15を蓋
チャンバ1bに固定するに際して、蓋チャンバ1bの温
度上昇を抑制できて、蓋チャンバ1bの平坦度が狂うこ
ともなく、ハ−メチック端子の溶接によって密閉容器1
の密閉不良が発生することがない。また、リング状鉄板
30のフレア−が密閉容器1の内部にあって下向きとな
るから、吸入パイプ15等から水滴が伝わって滞留する
ことがなく、従って、この部分から腐食が発生すること
もない。
同様、旋回スクロール4のボス部4cには軸受ブッシュ
28が圧入されていて、これを介してクランク軸6の偏
心部6aがボス部4cに摺動可能に嵌入しているが、こ
の実施例では、さらに、ボス部4cにカップ状部材31
が取り付けられている。この点について、ボス部4cの
近傍を拡大して示す図2により、さらに詳細に説明す
る。
直径がボス部4cの外径に略等しく、その底部に軸受ブ
ッシュ28の外径よりも小径で偏心部6aの外径よりも
大径の貫通穴31aが設けられている。このカップ状部
材31は、その底部がボス部4cの先端面に当接するよ
うに、このボス部4cに取り付けられ、符号31bで示
すように、加締め等の方法でボス部4cに固定される。
上下両端加わる吐出圧力と中間圧力との差圧が大きく、
ボス部4cに軸受ブッシュ28を圧入したことによって
期待されるボス部4cと軸受ブッシュ28との間の摩擦
力以上の抜去力がこの軸受ブッシュ28に作用しても、
カップ状部材31の底部がストッパとなり、軸受ブッシ
ュ28がボス部4cから抜け落ちるのを防止することが
できる。従って、軸受ブッシュ28の抜け落ちを防止す
る目的で軸受ブッシュ28とボス部4cとの間の摩擦力
を増加させようとして軸受ブッシュ28の圧入代を過度
に大きくする従来のような措置が必要でなく、軸受ブッ
シュ28や旋回スクロール4のボス部4c、ラップ4b
の変形等の不都合を防止することができる。
がなされておらず、副軸受18のクランク軸6が摺動す
る内面に、図3(a)、(b)に示すように、リン酸マ
ンガン皮膜処理等の化成皮膜表面処理33が施されてい
る。これによると、クランク軸6と副軸受18との潤滑
条件が良好となって、摺動特性が向上する。また、クラ
ンク軸6には表面処理が施されていないので、クランク
軸6と旋回スクロ−ル4のボス部4cや主軸受6、副軸
受18とのクリアランス組合せ調整及び電動機10の回
転子12の圧入代管理の複雑化を避けることができ、作
業の効率化を図ることができる。
12の下部のロータエンドリング13と固定子11の下
部のエンドコイル11aとの間を仕切るように、カップ
状の遮蔽材32が配置されている。この遮蔽材32の上
端は電動機10の固定子11に固定され、下端は副軸受
18を支承する支持材17に固定されている。従って、
電動機10の回転子12は密閉容器1の底部に貯蔵され
ている冷凍機油14から隔離される。
13の回転によって発生する風は遮蔽材32で遮られて
冷凍機油14に達しないし、また、冷凍機油14の油面
が上昇しても、遮蔽材32によって阻止されて回転子1
2に達しない。従って、回転子12の回転によって密閉
容器1の底部に貯蔵されている冷凍機油14が撹拌され
ることがなく、この冷凍機油14に気泡が混入すること
が抑制され、気泡が混入した冷凍機油14がクランク軸
6の給油路6bを通って各摺動部に給油されるのを防止
することができる。さらに、密閉容器1内の冷凍機油1
4がミスト状にならないので、冷媒ガスに混入して密閉
容器1の外部へ出ることがなく、このため、冷凍機油1
4の油面が低下することもなく、冷凍サイクルの熱交換
器の効率低下も防止できる。
の実施例を示す縦断面図であって、図15に対応する部
分には同一符号を付けている。
従来のスクロール圧縮機と同様であるが、図4におい
て、主軸受8は内径面が一般的なストレ−ト形状のすべ
り軸受であり、副軸受18は略球面形状の自動調心機構
18aをもつすべり軸受である。また、旋回スクロール
4のボス部4cと主軸受8の材質は金属含浸カーボンソ
リッドであって、クランク軸6の材質は高剛性焼入れ鋼
である。
属含浸カーボンソリッド材からなることにより、サイク
ルの過渡条件下での潤滑油(冷凍機油)の供給状態が悪
化する境界潤滑領域でも、これらボス部4cと主軸受8
での焼付き現象を防止することができ、スクロール圧縮
機の信頼性が向上するし、また、クランク軸6の材質が
高剛性焼入れ鋼であることにより、高速運転時のクラン
ク軸6の振れまわり、たわみを小さくすることができる
ので、クランク軸6の細径化が図れ、入力低減によるス
クロール圧縮機の高効率化が実現する。
金属含浸カーボンソリッドの材質のものと従来の材料に
よるものとの摩耗量の測定結果を示す図である。同図か
ら明らかなように、符号C、Dで示す材質のもの、FC
25、鉄系焼結のものは摩耗量が著しく大きい。また、
図6は図に符号A、B、C、Dとして示す材質のもの
と、この実施例のように、金属含浸カーボンソリッドの
材質のものとの摩擦係数を示すものであって、同図から
明らかなように、A、B、C、Dで示す材質のものに比
べて金属含浸カーボンソリッドの材質のもの摩擦係数が
小さい。特に、図5で摩耗量が小さいものとしてのA、
B、C、Dで示す材質のものは、摩擦係数が非常に大き
い。従って、この実施例でのボス部4cと主軸受6は、
摩耗量や摩擦係数の点で、従来のスクロール圧縮機での
軸受部に比べ、非常に優れたものである。
入口3cへの吸入パイプ15の取付け部分を拡大して示
す縦断面図であって、34は圧入部品であり、図4、図
16に対応する部分には同一符号を付けている。
5aを介して密閉容器の蓋チャンバ1bに取り付けら
れ、この吸入パイプ15の下端部が固定スクロール3の
吸入口3cに差し込まれている。ここで、図16で説明
した従来例と同様に、吸入パイプ15に溶接されたパイ
プ15aが蓋チャンバ1bにロウ付けされているものと
しているが、図1に示したように、リング状鉄板30を
用いて蓋チャンバ1bにプロジェクション溶接するよう
にしてもよい。
口3cに取り付けてこの吸入口3cと吐出ガスが通る密
閉容器内とのシールを保つためには、図16に示したよ
うなOリング24が用いられておらず、吸入パイプ15
の先端を吸入口3cに挿入した状態で吸入パイプ15に
筒状の圧入部品34を挿入し、この圧入部品34を吸入
口3cの所に位置付けて押し広げる。圧入部品34は鉄
系のプレス品であり、これを押し広げると、銅製の吸入
パイプ15も押し広げられて充分吸入口3cに密着す
る。押し広げられた圧入部品34はそのままの状態を維
持し、これによって、吸入パイプ15の吸入口3cへの
密着状態が良好に維持され、吸入口3cの内部が外部に
対して完全にシールされる。また、圧入部品34は鉄系
のプレス品であるから、寸法のバラツキが少なく成形で
き、これによっても吸入口3cの内部の外部に対するシ
ールが確実に得られる。従って、吸入パイプ15を吸入
口3cに取りつけるのに、図16で説明したように、吸
入口3c内にOリング25のための溝を吸入口3cに加
工する必要がなくなる。
15の下端面よりも吸入口3c内に突出しており、しか
も、この圧入部品34の下端面は高精度で平面化されて
いる。この下端面が、圧縮機の停止時、バネ26の付勢
力により、逆止弁25の上面が当接する面である。逆止
弁25は吸入口3cの直径よりもわずかに小径の円筒形
状をなしており、逆止弁25の吸入口3cとの間に充分
なクリアランスを持たせている。この逆止弁25の上面
と圧入部品34の下端面とで完全にシ−ルがなされる。
これにより、簡単な構成で、圧縮機構部が停止すると
き、圧縮室からの冷媒ガスの吸入パイプ15への逆流に
よる旋回スクロール4の逆回転や冷凍機油の吸入パイプ
15からの流出をなくすことができる。
は密閉容器1への組み込み前の固定スクロール3の吸入
口3cに上記のように取り付けられ、しかる後、これら
が蓋チャンバ1bが取付けられる前の密閉容器内に装着
される。そして、蓋チャンバ1bを取り付けてパイプ1
5aを蓋チャンバ1aにロウ付けする。これにより、吸
入パイプ15を吸入口3cに圧入するときに生ずるゴミ
等が密閉容器内に入る心配がなく、吸入パイプ15を吸
入口3cに圧入するときに生ずる過大な力が組立て時に
加わることがないため、組立て精度が狂うようなおそれ
もなく、スクロ−ル圧縮機の信頼性が高まることにな
る。
勢いよく圧入部品34のシ−ル面に衝突するが、圧入部
品34が鉄系のプレス品であることから、このシ−ル面
の変形を抑えることができるし、また、上記のように、
部品点数を増やすことなく、シ−ル機能を高めることが
できる。
は、図1に示した実施例に適用可能であることはいうま
でもない。
従来のスクロール圧縮機のクランク軸の製造方法の一実
施例を示す工程図である。
となるクランク軸6の最大直径D´に等しい直径でクラ
ンク軸6と同じ体積、かつクランク軸6よりもかなり短
い円柱状の鋼材(クロムモリブデン鋼材等の棒材)35
を成形し、図8(b)に示すように、この鋼材35に穿
孔加工を施して、その中心軸に沿って必要な給油路6b
の直径dよりもやや大径d´の貫通孔36を形成する。
そして、図8(c)に示すように、この鋼材35の偏心
部6aとなる部分以外の部分を、冷間鍛造等の塑性加工
により、クランク軸6の直径Dに等しくなるように、伸
延する。これにより、貫通孔36は給油路6bの直径d
に等しくなる。次に、伸延しなかった部分を、一部を除
いて、旋盤等の切削加工によって偏心部6aを形成す
る。これによってクランク軸6が得られる。
ら図8(c)に至る工程をさらに具体的に説明する。但
し、37は下型、37a、37bは型穴、37cはテー
パ部、38は上型、38aは押込部、38bは嵌入部で
ある。
(図8)の直径D´に等しい直径の型穴37aとこれに
続く型穴37bとが設けられ、これら型穴37aと型穴
37bとの間にテーパ部37cが設けられている。ま
た、上型38には、型穴37aに嵌入可能な押込部38
aが設けられ、この押込部38aの先端に直径が給油路
6bの直径dに等しい嵌入部38bが設けられている。
ここで、型穴37aは鋼材35の長さよりも若干深く、
型穴37bは成形されるクランク軸6の長さよりも長く
設定されている。
材35が型穴37aに挿入され、上型38が降下して、
押込部38aにより、鋼材35を型穴37aの下端(即
ち、テーパ部37cまで)押し込む。このとき、この押
込部38aの先端の嵌入部38bは鋼材35の貫通孔3
6を貫通している。さらに、上型38が降下すると、テ
ーパ部37cが設けられていることから、図10に示す
ように、鋼材35がその先端から型穴37bに押し込ま
れていき、この型穴37bに押し込まれた部分が伸延さ
れて直径Dとなる。これとともに、貫通孔36の直径も
小さくなってdとなる。そして、図11に示すように、
押込部38a全体が型穴37aに入り込むと、鋼材35
の長さLの部分を除いて(即ち、押込部38aは型穴3
7aの深さよりもLだけ短い)、直径がDとなり、直径
dの給油路6bが形成された図8の鋼材35´が得られ
る。
密閉容器内で、電動機が上方に、圧縮機構部が下方に夫
々設けられるようにしたものがある。かかるスクロール
圧縮機では、従来、図1等に示したのと同様に、クラン
ク軸の上端から冷凍機油を噴霧状に放出すると、圧縮さ
れた冷媒ガスと共に圧縮機外に吐出されて空調機等の性
能を劣化する要因となるため、通常、クランク軸の上端
の給油路開口に冷凍機油の排出を防止する止め具を配置
したり、電動機の回転子の端部に円盤状の遮蔽板を固定
し、クランク軸の上端の給油路開口から噴霧状に放出さ
れた冷凍機油が上方の吐出パイプに直接導かれないよう
にしていた。このため、部品点数が多くなるし、圧縮機
の組立作業も手間がかかるものとなっていた。
は、図12に示すロータリ圧縮機のように、クランク軸
6の上部先端で給油路6bが開口しないようにしてお
り、これによって上記の止め具や遮蔽板を不要としてい
る。但し、このように給油路6bが開口していないた
め、電動機10の下端部分に逃げ部6fを設け、ここか
ら給油路6b中を上昇してきた冷凍機油を外部に逃すよ
うにしている。また、図12では、給油路6bがクラン
ク軸6の上部先端近傍まで設けられているが、電動機1
0の下端部近傍までとしてもよい。図12はロータリ圧
縮機を実施例としたが、上部先端で給油路が開口しない
クランク軸をスクロール圧縮機に採用することができ、
この場合でも同様の効果が得られる。
製造方法の一実施例を図13によって説明する。但し、
図8に対応する部分には同一符号を付けている。
(a)と同様、所定の鋼材35を成形し、図13(b)
に示すように、この鋼材35の中心軸に沿って貫通しな
い所定の深さの孔39を形成する。しかる後、図13
(c)に示すように、孔39の底側から所定の長さの部
分を伸延し、伸延しなかった部分を、一部を除いて、伸
延した部分と同心状に切削加工するとともに、この除か
れた部分を他の部分に対して偏心状に切削加工する。偏
心状に切削加工した部分が図12での圧縮機構部2での
偏心部6aとなる。図13(c)に示した鋼材35を成
形する装置としては、図9〜図11に示した装置と同様
であるが、唯上型38の嵌入部38bの長さを図13
(b)に示す穴39の深さと略等しくする。
い鋼材35に予め貫通孔36或いは孔39を形成し、こ
の鋼材35を伸延することによって所望直径dの給油路
6bを形成するものであるから、最終形状のクランク軸
6の全長にわたる長い穿孔加工が不要となり、この給油
路6bの形成のための穿孔加工が非常に容易となって、
クランク軸6の生産性の向上が図れると共に、刃具の折
損等の機械加工上の問題点が解消される。特に、有底の
孔39も非常に容易に形成できる。
の増加に伴なう軸荷重の増大に対応するように、給油路
6bの小径化、即ち中空となる給油路6bを有する軸部
の肉厚を増加させることが必要となり、給油路6bの形
成加工としての小径長孔の穿孔加工の作業性は、従来の
クランク軸6の全長にわたる穿孔加工に対し、塑性加工
前の鋼材35の長さとなるため、穿孔加工性に優れたも
のとなる。
工は、加工長さが従来のクランク軸の全長に比べて大幅
に短くなるため、加工途中での孔の曲がり等が少なく、
孔の軸心に対する偏心も低減する。そして、従来のクラ
ンク軸の両端から穿孔するのに対し、一方向からの穿孔
が可能となり、中空となる給油路6bをクランク軸6の
必要部分(長さ)のみ形成することが可能となる。この
穿孔加工性の向上に伴なって給油路6bの小径化が実現
されることにより、クランク軸6の強度が向上し、クラ
ンク軸6の触れ回りが低減できるし、軸受部内における
片当たり現象を低減できて軸受部の信頼性が大幅に向上
する。
ランク軸6の肉厚が増加するが、給油路6bの小径化
分、クランク軸6の強度を低減させずに、クランク軸6
の小径化を図ることができ、これにより、軸受部でのク
ランク軸6の周速が低くくなって摺動損失が減少し、ス
クロール圧縮機の信頼性や性能が向上することになる。
ロール圧縮機によれば、密閉容器の蓋チャンバへの吸入
パイプの取り付け作業を、該蓋チャンバの平坦度を損な
うことなく、短時間で行なうことができ、しかも、吸入
パイプの密閉容器への取付け部での腐食を防止できて、
該密閉容器の密閉不良をなくすことができるし、また、
旋回スクロ−ルのボス部やラップ等の変形を防止して該
ボス部に圧入された軸受ブッシュの抜け落ちを防止でき
るし、さらに、作業性を損なうことなく、副軸受部での
摺動特性を高めることができるし、冷凍機油への気泡の
混入を防止して各摺動部の焼き付きがなく、該冷凍機油
が冷媒ガスとともに密閉容器外に出るのを抑制して、冷
凍機油の油面低下や冷凍サイクルの熱交換器の効率低下
を防止することができ、コンパクトで低コスト、かつ信
頼性が高まるという優れた効果が得られる。
れば、クランク軸の細径化が図れて入力増加を防止でき
るし、特に、潤滑油の供給状態が悪化する条件下で起こ
る微視的な焼付き現象も防止でき、固定スクロ−ルの加
工性が向上し、固定スクロ−ルの吸入口部とその外部と
のシ−ルが確実となり、さらに、組立てに際して生ずる
ゴミ等も密閉容器内に入りにくいし、組立て精度に狂い
が生ずることもなく、作業性も優れたものとなり、さら
に、1つの圧入部品で固定スクロ−ルの吸入口部とその
外部とのシ−ルと、逆止弁とのシールの2つのシール機
能を実現でき、しかも、シ−ル面の変形を抑えて常に良
好なシ−ル性を確保することができて、より一層信頼性
が向上することになる。
製造方法よれば、クランク軸における小径長孔の給油路
の穿孔工程が簡略化できると共に、冷間鍛造によってク
ランク軸の概略形状を形成できるので、生産性の向上が
図ることができて安価なスクロール圧縮機を提供できる
効果がある。
す縦断面図である。
示す縦断面図である。
す図である。
示す縦断面図である。
の測定結果を示す図である。
数の測定結果を示す図である。
パイプの取付け部分を拡大して示す縦断面図である。
製造方法の一実施例を示す工程図である。
を示す図である。
態を示す図である。
態を示す図である。
す縦断面図である。
の他の実施例を示す工程図である。
図である。
面図である。
ける固定スクロールの吸入口への吸入パイプの取付け部
分を拡大して示す縦断面図である。
一従来例を示す工程図である。
示す縦断面図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 円筒状ケースの一方の端部に蓋チャンバ
が、他方の端部に底チャンバが夫々一体となった密閉容
器内に、電動機と圧縮機構部とがクランク軸で連結され
て収納され、かつ該蓋チャンバに低温の冷媒ガスを該密
閉容器内に吸入するための吸入パイプが、該円筒状ケー
スに圧縮された冷媒ガスを該密閉容器外に吐出するため
の吐出パイプが設けられたスクロール圧縮機において、 該吸入パイプに予めロウ付けされた先端がフレアー状に
成形されたリング状鉄板が、該リング状鉄板のフレアー
部が密閉容器の内側となるように、該蓋チャンバに設け
られた取付け穴に取り付けられて該蓋チャンバにプロジ
ェクション溶接され、 該吐出パイプに予めロウ付けされた先端がフレアー状に
成形されたリング状鉄板が、該リング状鉄板のフレアー
部が密閉容器の外側となるように、該円筒状ケースに設
けられた取付け穴に取り付けられて該円筒状ケースに溶
接されてなることを特徴とするスクロ−ル圧縮機。 - 【請求項2】 円筒状ケースの一方の端部に蓋チャンバ
が、他方の端部に底チャンバが夫々一体となった密閉容
器内に、電動機と圧縮機構部とがクランク軸で連結され
て収納され、該圧縮部を形成する旋回スクロールのボス
部に軸受ブッシュが装着され、該クランク軸が有する偏
心部が該軸受ブッシュが装着された該ボス部に嵌入した
スクロール圧縮機において, 該軸受ブッシュの外径よりも小径の開通孔を底部に有す
るカップ状部材を該ボス部に固定して設け、 該カップ状部材の内部底面により、該軸受ブッシュの該
ボス部からの抜けを防止することができるように構成し
たことを特徴とするスクロール圧縮機。 - 【請求項3】 円筒状ケースの一方の端部に蓋チャンバ
が、他方の端部に底チャンバが夫々一体となった密閉容
器内に、電動機と圧縮機構部とがクランク軸で連結され
て収納され、該クランク軸の両端部を夫々該電動機を挾
むようにして配置された主軸受と副軸受とで支持するよ
うにしたスクロール圧縮機において、該電動機の回転子下部のロータエンドリングと該電動機
の固定子下部のエンドコイルとの間を仕切るようにカッ
プ状の遮蔽材を配置し、該遮蔽材の一端を該電 動機の固
定子に、他端を該副軸受を支承する支持材に夫々固定し
た ことを特徴とするスクロール圧縮機。 - 【請求項4】 円筒状ケースの一方の端部に蓋チャンバ
が、他方の端部に底チャンバが夫々一体となった密閉容
器内に、電動機と圧縮機構部とがクランク軸で連結され
て収納され、吸入パイプの端部が該圧縮機構部の圧縮室
に連なる吸入口に嵌合して蓋チャンバに固定され、かつ
該吸入口内に逆止弁を設け、該吸入パイプを介して該圧
縮室に冷媒ガスが供給されるようにしたスクロール圧縮
機において、該吸入パイプの内部の該吸入口の部分に圧入されて押し
広げられた円筒状部品により、該吸入パイプの外面が全
周にわたって該吸入口の内面に密着している ことを特徴
とするスクロール圧縮機。 - 【請求項5】 請求項4において、 前記円筒状部品の先端部は前記吸入パイプよりも前記吸
入口の内部に突出していて、該先端部の端面を高平面度
とし、 前記逆止弁の面をシール面として、前記圧縮機構部の停
止とともに、前記逆止弁の該シール面が前記円筒状部品
の先端部の該端面に密接し、前記吸入パイプと前記吸入
口の内部との間をシールする ことを特徴とするするスク
ロール圧縮機。 - 【請求項6】 スクロール圧縮機の密閉容器内に収納さ
れた圧縮機構部と電動機とを連結し、該圧縮機構部と該
電動機に潤滑油を給油するための給油路が中心軸に沿っ
て設けられたクランク軸において、 該クランク軸より短く円柱状をなす鋼材の中心軸に沿っ
て小径長孔を塑性加工し、鍛造により、該鋼材を該クラ
ンク軸の概略形状および最終長さに塑性加工すると共
に、該小径長孔を該クランク軸の長さに成形したことを
特徴とするスクロール圧縮機のクランク軸の製造方法。 - 【請求項7】 請求項6において、 前記鍛造による塑性加工前の鋼材に設ける小径長孔は該
鋼材の中心軸方向に貫通している ことを特徴とするスク
ロール圧縮機のクランク軸の製造方法。 - 【請求項8】 請求項6において、前記鍛造による塑性加工前の鋼材に設ける小径長孔は該
鋼材の中心軸方向に沿 って片側の端部が閉じた状態とし
た ことを特徴とするスクロール圧縮機のクランク軸の製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00594092A JP3152472B2 (ja) | 1992-01-16 | 1992-01-16 | スクロール圧縮機及びそのクランク軸の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP00594092A JP3152472B2 (ja) | 1992-01-16 | 1992-01-16 | スクロール圧縮機及びそのクランク軸の製造方法 |
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