JP3151138U - 介護用車椅子 - Google Patents
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Abstract
【課題】移乗が非常に容易であると共に、構造が単純で低コストな介護用車椅子を提供する。【解決手段】座部3と、この座部3を支持する支持脚4、5と、リクライニングが可能な背凭れ部2と、を備える椅子部10と、車輪92と、前記椅子部10を搭載する基台91と、を備えるベース部90と、から成り、前記支持脚4、5が、X字状に交差して配置されると共に、交差部分が各々回動自在に軸着される、第一の支持脚4と第二の支持脚5から構成され、この第一の支持脚4と第二の支持脚5の交差角度を変化させて前記座部3の高さを可変にする高さ調節機構80をさらに備える。【選択図】図1
Description
本考案は、被介護者の移動及び入浴介護を行うための介護用車椅子に関する。
これまで、被介護者、特に自立的な移動が困難な被介護者の入浴は、入浴用リフト等を備える専用の入浴設備や、入浴用車椅子を用いることで行われていた。
しかしながら、これまでの入浴用リフトや入浴用車椅子を用いた入浴介護は、介護者にとっても被介護者にとっても非常に負担の大きい作業だった。例えば、入浴用リフトを用いる場合は通常、被介護者をベッドから車椅子へ、さらに車椅子から入浴用リフトへと、複数回移乗させなければいけないという難点があった。このような移乗は、介護者にとって重労働であると共に、被介護者にとっても精神的なストレスになり得る。車椅子のまま直接入浴が可能な入浴用車椅子の場合でも、その入浴用車椅子への移乗が困難であるという点では同様の問題を有していた。
そこで、本考案は、上記状況に鑑みて、移乗が非常に容易であると共に、構造が単純で低コストな介護用車椅子を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本考案は、座部と、この座部を支持する支持脚と、リクライニングが可能な背凭れ部と、を備える椅子部と、車輪と、前記椅子部を搭載する基台と、を備えるベース部と、から成り、前記支持脚が、X字状に交差して配置されると共に、交差部分が各々回動自在に軸着される、第一の支持脚と第二の支持脚から構成され、この第一の支持脚と第二の支持脚の交差角度を変化させて前記座部の高さを可変にする高さ調節機構をさらに備えることを特徴とする介護用車椅子を提供する。
ここで、前記第一の支持脚は、下端が前記基台に回動可能に軸着され、上端が座部に対して前後にスライド可能であり、前記第二の支持脚は、下端が基台に対して前後にスライド可能であり、上端が座部に回動自在に軸着されるのが好適である。
本考案の介護用車椅子によれば、被介護者を乗せたまま座部の高さ調節が可能でベッド等からの移乗が容易であると共に、車椅子ごとの入浴が可能であるため、従来の入浴介護の手間とストレスを軽減させることができる。また、構造が単純であるため、コストも抑えることができる。
以下、本考案の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本考案の一実施形態に係る介護用車椅子の概略を示す全体模式図である。この図に示すように、介護用車椅子1は、椅子部10と、ベース部90とから構成されている。
椅子部10は、背凭れ部2と、座部3と、座部3を支持する支持脚4、5と、を備えている。背凭れ部2の上端部側部には、介護者が介護用車椅子1を操作するためのグリップ6が取り付けられている。また、必要時に背凭れ部2の長さを延長するための補助背凭れ部2Aが設けられていても良い。補助背凭れ部2Aは、背凭れ部2の延長方向に一定長さだけスライド可能に設けられている。背凭れ部2は、その下端部近傍に設けられたリクライニング機構21により、座部3に対してリクライニングすることが可能である。
座部3は、X字状に交差して配置される第一の支持脚4、第二の支持脚5により、床面に対して略水平に支持される。交差する第一の支持脚4及び第二の支持脚5よりなる一対の支持脚は、座部3の幅方向端部に一対ずつ、合計二対配置されて座部3を支持する。第一の支持脚4は、その下端が枢着部91Aにより、後述するベース部90の基台91に、軸41回りに回動自在に取り付けられている。また、第一の支持脚4の上端には、ピン42が突設されている(図3参照)。ピン42は、座部3を形成するフレーム3Aに穿設された長穴31に係合している。ピン42の頭部には抜け止め42Aが設けられているため、ピン42は長穴31に対して、スライド動作のみ許容されている。
第二の支持脚5は、その下端にロック付キャスター51が設けられている。このロック付キャスター51は前後方向にのみ移動可能であるのが好適である。そのために例えば、後述する基台91に、ロック付キャスター51の移動を前後方向の一定範囲のみに規制する溝等を形成するようにしても良い。ロック付キャスター51のロックは、座部3の高さ調節を行う際にのみ解除し、それ以外のとき(特に、被介護者を乗せているとき)にはロックをかけておくのが安全面からも望ましい。第二の支持脚5の上端は、座部3のフレーム3Aに軸52回りに回動自在に取り付けられている。この軸52には、フットレスト7を他端に備えたフットレスト支持脚71が共に軸着されても良い。但し、フットレスト支持脚71は、別に他の軸を設けて座部3に設けられていても良い。
第一の支持脚4と第二の支持脚5は、X字状に交差して配置されており、その交差部で、軸53により互いに回動自在に連結されている。このため、高さ調節機構80によって第一の支持脚4と第二の支持脚5の交差する角度を変化させることにより、座部3の高さを調節することが可能となる。つまり、第一の支持脚4の上端と第二の支持脚5の上端が作る角度を小さくすると座部3は上昇し、第一の支持脚4の上端と第二の支持脚5の上端が作る角度を大きくすると座部3は下降する(図1の点線部参照)。
ここで、高さ調節機構80の構成について説明する。図2に高さ調節機構80を示す。また、図3は座部3を裏側から見た図である。これらの図に示すように、座部3のフレーム3Aには、座部3の幅方向略中央において、座部3の前後に亘ってネジ棒81が渡されている。ネジ棒81はフレーム3Aに対して円周方向に回転自在に架け渡されており、その一方端(ここでは背凭れ部2側の端部)には、ネジ棒81を円周方向に回転させるためのハンドル82が設けられている。ネジ棒81には、その一部又は全部にネジ山が形成されている(ネジ形成部81A)。
一方、座部3の幅方向端部近傍にそれぞれ配置される二つの第一の支持脚4は、図3に示すように連結軸84で連結されている。この連結軸84は、二つの第一の支持脚4に対して円周方向に回転自在に設けられている。そして、連結軸84の略中央には、ネジ棒81のネジ形成部81Aと螺合する送りナット83が固定されている。
上記のように構成したため、高さ調節機構80は以下のようにして座部3の高さ調節を可能にする。まず、ハンドル82を手動で回転させると、これに伴ってネジ棒81が回転する。ネジ棒81と共にネジ形成部81Aが回転すると、ネジ棒81と螺合する送りナット83は、ネジに送られてネジ棒81の軸方向に移動する。送りナット83が移動すると、この送りナット83と連結軸84により連結された第一の支持脚4の上端が共に動き、ピン42がフレーム3Aの長穴31をスライドする。このスライドに伴い第一の支持脚4は枢着部91Aの軸41回りに回動する。第一の支持脚4が軸41回りに回動すると、交差する支持脚4、5の軸51と、第二の支持脚5の下端のロック付キャスター51の作用により、第二の支持脚5も軸52回りに回動する。これに伴って、上述のように支持脚4、5はその交差角度が変化し、座部3が上昇又は下降することになる。このようにして、座部3の高さ調節が可能となる。
なお、ここでは高さ調節を行うハンドル82を、座部3の後方側に設けるものとしたが、背凭れ部2との干渉を避けるために座部3の前方側に設けるようにしても良い。
ベース部90は、椅子部10を搭載する基台91と、この基台91に設けられ、介護用車椅子1全体の移動を可能にする車輪92とから構成される。基台91は、板状部材から構成されても良いし、フレームで構成されても良い。基台91の前端部近傍には、上述のように枢着部91Aが設けられ、ここに第一の支持脚4の下端が軸着される。
本考案の介護用車椅子1は、車椅子1ごとの入浴を可能にするため、フレーム材や車輪、その他の構成部材はすべて防錆、防水材を用いる必要がある。座部3や背凭れ部2、フットレスト7等も濡れによる影響の少ない素材(例えば、ポリ塩化ビニル等の樹脂等)から構成する。
上記のように構成したため、本考案の介護用車椅子を用いる際は、座部3をベッド等の高さに合わせると共に、背凭れ部2をリクライニングさせることが可能であり、被介護者のベッド等からの移乗が容易である。そして、その移乗の後に、座部3を上昇させ、背凭れ部2のリクライニングも起こして、このまま浴場まで被介護者を運び、車椅子1ごと入浴させることが可能である。入浴後も逆の手順で被介護者をベッド等に戻すことが容易であり、従来の入浴介護の手間とストレスを軽減させることが可能である。また、構造が単純であるため、コストも抑えることができる。
以上、本考案の実施形態について説明したが、本考案は上記実施形態に限定されるものではなく、本考案の趣旨に基づき種々の変形が可能であり、これらを本考案の範囲から排除するものではない。
本考案は、被介護者の移動及び入浴介護を行うための介護用車椅子に関し、産業上の利用可能性を有する。
1 介護用車椅子
10 椅子部
2 背凭れ部
2A 補助背凭れ部
21 リクライニング機構
3 座部
3A フレーム
31 長穴
4 第一の支持脚
41 軸
42 ピン
42A 抜け止め
5 第二の支持脚
51 ロック付キャスター
52 軸
53 軸
6 グリップ
7 フットレスト
71 フットレスト支持脚
80 高さ調節機構
81 ネジ棒
81A ネジ形成部
82 ハンドル
83 送りナット
84 連結軸
90 ベース部
91 基台
91A 枢着部
92 車輪
10 椅子部
2 背凭れ部
2A 補助背凭れ部
21 リクライニング機構
3 座部
3A フレーム
31 長穴
4 第一の支持脚
41 軸
42 ピン
42A 抜け止め
5 第二の支持脚
51 ロック付キャスター
52 軸
53 軸
6 グリップ
7 フットレスト
71 フットレスト支持脚
80 高さ調節機構
81 ネジ棒
81A ネジ形成部
82 ハンドル
83 送りナット
84 連結軸
90 ベース部
91 基台
91A 枢着部
92 車輪
Claims (2)
- 座部と、該座部を支持する支持脚と、リクライニングが可能な背凭れ部と、を備える椅子部と、
車輪と、前記椅子部を搭載する基台と、を備えるベース部と、から成り、
前記支持脚が、X字状に交差して配置されると共に、交差部分が各々回動自在に軸着される、第一の支持脚と第二の支持脚から構成され、
該第一の支持脚と第二の支持脚の交差角度を変化させて前記座部の高さを可変にする高さ調節機構をさらに備えることを特徴とする介護用車椅子。 - 前記第一の支持脚は、下端が前記基台に回動可能に軸着され、上端が座部に対して前後にスライド可能であり、
前記第二の支持脚は、下端が基台に対して前後にスライド可能であり、上端が座部に回動自在に軸着されることを特徴とする請求項1に記載の介護用車椅子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009001938U JP3151138U (ja) | 2009-03-30 | 2009-03-30 | 介護用車椅子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009001938U JP3151138U (ja) | 2009-03-30 | 2009-03-30 | 介護用車椅子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3151138U true JP3151138U (ja) | 2009-06-11 |
Family
ID=54855558
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009001938U Expired - Fee Related JP3151138U (ja) | 2009-03-30 | 2009-03-30 | 介護用車椅子 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3151138U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20230016872A (ko) * | 2021-07-27 | 2023-02-03 | 경북보건대학교 산학협력단 | 누워서 목욕 가능한 휠체어 |
-
2009
- 2009-03-30 JP JP2009001938U patent/JP3151138U/ja not_active Expired - Fee Related
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KR20230016872A (ko) * | 2021-07-27 | 2023-02-03 | 경북보건대학교 산학협력단 | 누워서 목욕 가능한 휠체어 |
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