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JP3150283U - 2連シリンダ式バルブゲート構造及び前記2連シリンダ式バルブゲート構造を有する金型用ブロック - Google Patents

2連シリンダ式バルブゲート構造及び前記2連シリンダ式バルブゲート構造を有する金型用ブロック Download PDF

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勝美 高橋
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将孝 滝原
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之信 河野
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Abstract

【課題】ゲートブッシュより離間してシリンダを配置することによって冷却可能なスペースを確保しパッキン類の経年劣化を抑止し、バルブピンの上下動における回転方向、横方向等の偏荷重の発生を防止し、部品の摩耗、樹脂の漏出等の問題点の発生を抑止することを目的とする。【解決手段】射出成形用ホットランナ金型に用いられる2連シリンダ式バルブゲート構造であって、キャビティへ溶融樹脂を流し込む樹脂流路の先端にゲートを有し、該ゲートと同軸上に配置され前記樹脂流路を直線的に移動して前記ゲートを開閉するバルブピンを有し、該バルブピンにおいて前記ゲートを閉鎖する端部と反対側の略基端部に連接部を有し、該連接部にシリンダバルブピン連結金具における中央部を連接し、該シリンダバルブピン連結金具の前記中央部の左右に2体の2連シリンダを連結し、該2連シリンダを駆動することによって前記ゲートをバルブピンによって開閉する機構を有する。【選択図】図3

Description

本考案は、プラスチック成形品を製造するための射出成形用ホットランナ金型装置に使用される2連シリンダ式バルブゲート構造に関し、特にゲートを開閉するバルブピンを偏荷重なく作動させ、かつ溶融樹脂のバルブピンガイドブッシュ等からの漏れ出しを防止することができる2連シリンダ式バルブゲート構造及びかかる2連シリンダ式バルブゲート構造を有する金型用ブロックに関する。
従来、射出成形用ホットランナ金型において、樹脂流路の先端にあるキャビティへのゲートを開閉するためバルブピンを樹脂流路内に同軸上に配置し、機械的に動作するシステムが知られていた。このようなシステムは、溶融樹脂が固化する前にキャビティへのゲートにおいて、溶融樹脂を機械的に遮断して金型を開くことができる。そのためスプルやランナ等の不要な成形部分の発生を抑止できる。
しかし、樹脂流路内において同軸上にバルブピンを動作させるために、図6に示すような装置が必要であった。図6に示す如く、本射出成形用ホットランナ金型装置は、溶融樹脂を射出する成型機ノズル80と成型機ノズルタッチを介して溶融樹脂の流路となる樹脂流路81と、プラスチック成形品を製造するキャビティ82とを有する。
キャビティへ溶融樹脂を流し込む樹脂流路の先端にゲート83が形成されている。かかるゲート83は、ゲート同軸上にあって上下動するバルブピン84によって開閉される。このような構成においては、バルブピン84上にシリンダ駆動装置85が配置される。かかるシリンダ駆動装置85は、一般的に大きな駆動用シリンダ等が用いられるが、金型の大きさや配置上、成形機ノズルタッチ部をゲートの同軸延長線上に形成するのは困難である。
また製造されたプラスチック成形品には、キャビティ82内に残るサブランナが固着することになる。またプラスチック成形品の中央上部にゲート83を設置することができず、その結果、成形品の大きさが小さくなるという問題があった。
そこで、ゲートの同軸延長線上に成形機ノズルタッチ部を配置したものが考案された。例えば、図7に示す如く梃子109を使用してバルブピン104を垂直方向に動作させることによってゲート103の開閉を実施する方法が可能である。本金型用ブロック107は、溶融樹脂を射出する成型機ノズルと接する成形機ノズルタッチ部100と溶融樹脂の流路となる樹脂流路101とを有する。符号102は、プラスチック成形品を製造するキャビティである。また成形機ノズルタッチ部100からゲート103までを連接する樹脂流路101は図に示す如く迂回形状を構成している。
キャビティ102へ溶融樹脂を流し込むゲートブッシュ105の先端にゲート103が形成されている。かかるゲート103は、ゲート同軸上にあってゲートブッシュ105内を上下動するバルブピン104によって開閉される。
本来であればゲートを開閉するバルブピンは樹脂流路と同軸の一直線上を駆動させる必要がある。しかし、上記梃子109を使用してバルブピンを上下動する構成においては、ピストン106及びシリンダ部108内での上下動によって梃子109の軸部が円運動するため、バルブピンは上下動と共に左右方向に押し付けられて偏荷重が発生する。これにより、ゲートブッシュ105内のバルブピン軸受とバルブピン104との間に隙間が生じ溶融樹脂の漏出が生じたり、ベアリング、回転軸の破損や作動不良が発生するという問題
があった。
更に、図8に示す駆動手段にラックを接続し、該ラックに歯車のかみ合うピニオンギヤを水平方向に回転させる射出成形用ホットランナ金型(特許文献1)や、図9に示す円筒状のエアシリンダをゲートブッシュ外周に配置してバルブピンを開閉するバルブゲート式金型装置(特許文献2)等の構成を用いることによっても前記ゲートの同軸延長線上に成形機ノズルタッチ部を配置することが可能となる。
図8は、ラック、ピニオンを使用してバルブピンの開閉を実施する方法を示す概念図である。(a)は内部構造を示す正面概念図であり、(b)は側面概念図である。
図8に示す如く、本金型用ブロック117は、溶融樹脂を射出する成型機ノズルと接する成形機ノズルタッチ部110と溶融樹脂の流路となる樹脂流路111とを有する。また、図8(b)に示す如く、成形機ノズルタッチ部110からゲート113までを連接する樹脂流路111は迂回形状を構成している。
キャビティへ溶融樹脂を流し込むゲートブッシュ115の先端にゲート113が形成されている。かかるゲート113は、ゲート同軸上にあってゲートブッシュ115内を上下動するバルブピン114によって開閉される。
本金型用ブロック117において、シリンダ116に接続されたドライブシャフト118が回転運動をし、かかるドライブシャフト118とかみ合う歯車119が回転し、かかる歯車119の内周に形成された駆動メネジが、バルブピン114の外周に形成された駆動オネジに螺合することによって、前記ラック付きのバルブピン114が上下動するように構成されている。
このような構成では、ラックの歯型がテーパとなっており横方向への偏荷重が発生する。更に金型の外側に設置されたシリンダ116の往復をドライブシャフト118を介してピニオンギヤ付きバルブピン114に伝導する際に、ドライブシャフトによってピニオンギヤ付きバルブピン114が前方に押圧されることになる。このような押圧によってゲートブッシュ115内のバルブピン軸受112とバルブピン114との間に隙間が生じ、溶融樹脂の漏出が生じるという問題があった。更に、バルブピン軸受112が摩擦によって減摩し、経時的に故障の原因となるという問題があった。
図9は、ゲートブッシュの外周にシリンダ部を設置してピストンを往復させ、該ピストンに連結バーを介して固定されたバルブピンによってゲートを開閉する構造を示す正面概念図である。
図9に示す如く、本金型用ブロック127は、溶融樹脂を射出する成型機ノズルと接する成形機ノズルタッチ部120と溶融樹脂の流路となる樹脂流路121とを有する。また、成形機ノズルタッチ部120からゲート123までを連接する樹脂流路121は迂回部122を有している。
キャビティへ溶融樹脂を流し込むゲートブッシュ125の先端にゲート123が形成されている。かかるゲート123は、ゲート同軸上にあってゲートブッシュ125内を上下動するバルブピン124によって開閉される。
本金型用ブロック127において、ピストン126及びシリンダ128にバルブピン124が接続されバルブピン124が上下動するように構成されている。
このような構成では、高温によって保持されている溶融樹脂が充填された樹脂流路が内在するゲートブッシュの外側に近接してピストン126及びシリンダ128とを配置する必要がある。かかる構成では、シリンダ用のパッキングが高温の影響を受けて摩耗し、経
時的に故障の原因となり、更に複雑な構造を有するためメンテナンス等も困難であるという問題があった。
特許文献1:特開2008−62637号公報
特許文献2:特開2003−103581号公報
本考案は、ゲートブッシュより離間してシリンダを配置することによって冷却可能なスペースを確保しパッキン類の経年劣化を抑止することを目的とする。
また成形品の冷却が十分に行く届くために成形サイクルの短縮を可能にすることを目的とする。
さらに2連シリンダの駆動方向とバルブピンの作動方向とを同一線上及び同方向に合致させることによって、バルブピンの上下動における回転方向、横方向等の偏荷重の発生を防止し、部品の摩耗、樹脂の漏出等の問題点の発生を抑止することを目的とする。
本考案は、上記課題を解決するために以下の構成を採用した。
(1)射出成形用ホットランナ金型に用いられる2連シリンダ式バルブゲート構造であって、キャビティへ溶融樹脂を流し込む樹脂流路の先端にゲートを有し、該ゲートと同軸上に配置され前記樹脂流路を直線的に移動して前記ゲートを開閉するバルブピンを有し、該バルブピンにおいて前記ゲートを閉鎖する端部と反対側の略基端部に連接部を有し、該連接部にシリンダバルブピン連結金具における中央部を連接し、該シリンダバルブピン連結金具の前記中央部の左右に2個の2連シリンダを連結し、該2連シリンダを駆動することによって前記ゲートをバルブピンによって開閉する機構を有することを特徴とする2連シリンダ式バルブゲート構造である。
ここでキャビティとは、所望のプラスチック成形品の本体形状を形成するための部位である。またゲートとは、前記がキャビティに溶融樹脂を流し込む樹脂流路の先端のことである。
また2連シリンダバルブピン連結金具は、両端に2連シリンダと中央にバルブピンを連接する構造を有していれば、どのような形状であっても良い。
(2)前記シリンダバルブピン連結金具が、中央部が上方に屈曲し凸部となっていることを特徴とする上記(1)記載の2連シリンダ式バルブゲート構造である。
シリンダバルブピン連結金具の中央部を上方に屈曲させることによって、シリンダバルブピン連結金具の下方に直線状の樹脂流路をより設計自由度を向上させることができる。
(3)前記ゲートの同軸延長線上に成形機ノズルタッチ部を有し、該成形機ノズルタッチ部から前記ゲートまでを連接する樹脂流路が、前記シリンダバルブピン連結金具を曲折して避ける迂回形状を有していることを特徴とする(1)又は(2)記載の2連シリンダ式バルブゲート構造である。
ここで樹脂流路のシリンダバルブピン連結金具を曲折して避ける迂回形状とは、ゲートの同軸延長線上に成型機ノズルタッチ部が形成されている構造において、バルブピンと連接しているシリンダバルブピン連結金具を避ける形状であれば特に制限はない。例えば、正面視コ字状でも良いし、末広がりの傾斜部を有しても良い。またR形状を伴った曲線パイプ状に形成しても良い。
(4)射出成形用ホットランナ金型に組み込まれる金型用ブロックであって、該金型用ブロックは平面中央部に成形機ノズルタッチ部を有し、上記(1)乃至(3)のいずれか一に記載された2連シリンダ式バルブゲート構造を有し、底面中央部ゲートを有することを特徴とする金型用ブロックである。
(5)前記2連シリンダ間に樹脂流路が穿設された上部ゲートブッシュ及び下部ゲートブッシュとを有し、上部ゲートブッシュ内に樹脂流路の外周に一又は複数の棒状のカートリッジヒータを配し、下部ゲートブッシュの周面にコイルヒータを配したことを特徴とする上記(4)記載の金型用ブロックである。
(6)前記金型用ブロックにおける2連シリンダの外周に冷却水を通す水孔が形成されていることを特徴とする上記(5)記載の金型用ブロックである。射出成形する樹脂流路や成形品の外周に冷却水を流すことによって、金型内を迅速に冷却することが可能となり、結果的に成形サイクルの短縮を図ることができる。
本考案は、ゲートブッシュより離間してシリンダを配置することによってパッキン類の経年劣化を抑止するという効果を奏する。
また射出成形する樹脂流路や成形品の外周に冷却水を流すことによって、金型内を迅速に冷却することが可能となり、結果的に成形サイクルの短縮を図ることができる。
さらに2連のシリンダを連結金具によって連結し、その中央部にバルブピンを垂直に連接することによってバルブピンの作動方向と同一線上及び同方向を駆動させることによって、バルブピンに回転方向、横方向等の偏荷重の発生を防止し、部品の摩耗、樹脂の漏出等の発生を抑止するという効果を奏する。
本考案に係る2連シリンダ式バルブゲート構造を有する金型用ブロックの一実施態様を示す平面図である。 図1におけるII−II矢視断面図である。 図1におけるゲート開時の状態を示す一部透視断面図である。 図1におけるIV−IV矢視断面図(ゲート閉時)である。 2連シリンダ式バルブゲート構造を有する射出成形用ホットランナ金型装置の裏ゲートタイプの一例を示す内部概念図である。 従来の射出成形用ホットランナ金型装置の一例を示す内部概念図である。 従来の梃子を使用してバルブピンの開閉を実施する従来のバルブゲート構造を示す内部概念図である。 ラック、ピニオンを使用してバルブピンの開閉を実施する従来のバルブゲート構造を示す内部概念図である。 ゲートブッシュの外周へシリンダを設置してバルブピンの開閉を実施する従来のバルブゲート構造を示す内部概念図である。
以下、本考案に係る実施形態の一例を図面に則して説明する。以下に示す実施形態は本考案に係る2連シリンダ式バルブゲート構造の例示であって、本考案を限定するものではない。
実施形態1
図1乃至図5は、本考案に係る2連シリンダ式バルブゲート構造を有する金型用ブロックの一例を示した図である。図1は、2連シリンダバルブゲートの平面図、図2は、図1におけるII−II矢視断面図、図3は、ゲート開時の状態を示す一部透視断面図、図4は、
図1におけるIV−IV矢視断面図(一部透視図)である。また図5は、裏ゲートタイプの断面図である。
図1に示す如く、本考案に係る2連シリンダ式バルブゲート構造を有する金型用ブロック1は、平面視中央に成形機ノズルタッチ部2を有する。かかる成形機ノズルタッチ部2は、図3等に示す如くゲート20の同軸延長線上に配置されている。
また前記成形機ノズルタッチ部2の両側には2連シリンダ3,3が配置されている。
図2に示す如く、本実施形態に係る金型用ブロック1は、上部よりロケートリング22、第3型部材26、第2型部材24及びゲートブッシュ25が段組されて形成されている。
かかる金型用ブロック1の内部には、前記成形機ノズルタッチ部2から前記ゲート20までを連接する樹脂流路21が形成されている。かかる樹脂流路21は、第2型部材24及び第3型部材26において、後述のシリンダバルブピン連結金具31を曲折して避ける迂回形状を有するように形成されている。
またゲートブッシュの中央における樹脂流路21には、同軸上にバルブピン27が配置されている。かかるバルブピン27の上端は、シリンダバルブピン連結金具31の中央に連接されている。シリンダを駆動することによってバルブピン27が上下動し、ゲート20の開閉を行うことができる。なお、バルブピン27と樹脂流路21との間に設けられたバルブピン軸受30は溶融樹脂の漏出を防止する機能も有している。
次に本実施形態に係る金型用ブロックの動作を図2及び図3に則して説明する。図示しない成形機ノズルより射出された溶融樹脂は、成形機ノズルタッチ部2を介して金型用ブロック1内の樹脂流路に射出される。溶融樹脂は第3型部材26内の樹脂流路21においてシリンダバルブピン連結金具31を迂回しながら下方へ流動する。その後、第2型部材24に設置されたゲートブッシュ25内の樹脂流路21においてゲートと同軸上になるように流動する。この時点でバルブピン27と接触することになる。
ゲートブッシュ25の頭部と脚部にはコイルヒータ33,34が設置されており、ゲートブッシュ25内の溶融樹脂の溶融状態を保持している。溶融樹脂は、ゲートブッシュ25の下部においてバルブピン27の下端を通ってゲートより図示しないキャビティ内に注入される。
溶融樹脂がキャビティ内に注入されている間は、2連シリンダ3,3によってシリンダバルブピン連結金具31が上方へ移動しており、バルブピン27の下端がゲートブッシュ25内に後退して、ゲート20が開いた状態に保持されている。
次に溶融樹脂がキャビティ内に充填された後の動作を図4に則して説明する。図示しないキャビティ内に溶融樹脂が充填された後、2連シリンダ3,3によってシリンダバルブピン連結金具31が下方へ移動し、バルブピン27が前進して、ゲート(キャビティへの樹脂注入口)20を閉鎖する。ここでシリンダバルブピン連結金具31は、中央部が上方に屈曲し凸部となっている。そして前記凸部の中央にバルブピン27の上端が連接されている。
本実施形態1におけるシリンダバルブピン連結金具31は、上方に屈曲することにより金型用ブロック1の高さが低くなるように設計されているが、シリンダバルブピン連結金具31に平板を用いても良い。
上記の一連の動作において、バルブピン27はゲート20から成形機ノズルタッチ部2を結ぶセンター軸線において、横方向等への余分な偏荷重を受けることなく上下動する。このため、特にバルブピン軸受30における余剰荷重を抑止することができるため、経年劣化による溶融樹脂の漏出を防止することができる。
さらに上記構成を採用することによって、2連シリンダ3,3をコイルヒータ33,34及びカートリッジヒータ37,37によって加熱されたゲートブッシュ部からある程度離間させることができる。本実施形態に係る金型用ブロック1にセットされた、2連シリンダ3,3は、十分に冷却される距離で近接して配置することによって、現在用いられている金型に組み込むことも可能である。
また、本実施形態に係る金型用ブロック1には、金型用ブロック1における2連シリンダ3,3の外周に冷却水を通す水孔23,35,36が形成されている。かかる構造を採用することによって樹脂流路21や成形品の外周に冷却水を流すことができ、金型内を迅速に冷却することができ、成形サイクルの短縮を図ることができる。
実施形態2
図5は、本考案に係る金型用ブロックを有する射出成形用ホットランナ金型装置の一例を示す内部概念図である。
本実施形態に係る射出成形用ホットランナ金型装置50は、2連シリンダ式バルブゲート構造を有する金型用ブロック51が内部に設置された上型取付板52、突き出しプレート53、保護スリーブ54、イジェクターハウジング部55、第2型板58、第1型板59及び下型取付板62とを有する。第2型板58と第1型板59は、型開時に分離可能な構造となっており、第2型板58の底面と第1型板59の丙面との凹溝によってキャビティ77を構成している。なお符合56はエジェクターピンである。
前記2連シリンダ式バルブゲート構造を有する金型用ブロック51は、成形機ノズルタッチ部72を平面中央に有し、内部にシリンダバルブピン連結金具31を迂回する樹脂流路61が、ゲートブッシュ63を通ってゲート60まで穿設されている。また、ゲート60と同軸上にバルブピン57が配置され、該バルブピン57の上端は、前記シリンダバルブピン連結金具31の中央部と連接している。符号54は、ゲートブッシュ63を保護するための保護スリーブである。
かかる構成によって、図示しない成形機ノズルより射出された溶融樹脂が、成形機ノズルタッチ部72を介して金型用ブロック内の樹脂流路61に射出される。当該溶融樹脂61はシリンダバルブピン連結金具31を迂回しながら下方へ流動する。その後、ゲートブッシュ63内の樹脂流路61においてゲート60と同軸上になるように流動する。かかる樹脂流路61の部位においては、軸中心にバルブピン57が配置されている。
溶融樹脂は、ゲートブッシュ63の下部においてバルブピン57の下端を通ってゲート60を通ってキャビティ77内に注入される。
溶融樹脂がキャビティ77内に注入されている間は、2連シリンダによってシリンダバルブピン連結金具31が上方へ移動しており、バルブピン57の下端がゲートブッシュ63内に後退して、ゲート60が開いた状態で保持されている。
次にキャビティ77内に溶融樹脂が充填された後、2連シリンダによってシリンダバルブピン連結金具31が下方へ移動し、バルブピン57の下端が前進して、ゲート60を閉鎖する。
上記の一連の動作において、バルブピン57はゲート60から成形機ノズルタッチ部72を結ぶセンター軸線において、横方向等への余分な偏荷重を受けることなく上下動する。このため、特にバルブピン軸受における余剰荷重を抑止することができるため、経年劣化による溶融樹脂の漏出を防止することができる。
1 2連シリンダ式バルブゲート構造を有する金型用ブロック
2,72 成形機ノズルタッチ部
3 2連シリンダ
20,60 ゲート
21,61 樹脂流路
25,55 ゲートブッシュ
27,57 バルブピン
30 バルブピン軸受
31,71 シリンダバルブピン連結金具
50 射出成形用ホットランナ金型装置
51 金型用ブロック
77 キャビティ

Claims (6)

  1. 射出成形用ホットランナ金型に用いられる2連シリンダ式バルブゲート構造であって、キャビティへ溶融樹脂を流し込む樹脂流路の先端にゲートを有し、該ゲートと同軸上に配置され前記樹脂流路を直線的に移動して前記ゲートを開閉するバルブピンを有し、該バルブピンにおいて前記ゲートを閉鎖する端部と反対側の略基端部に連接部を有し、該連接部にシリンダバルブピン連結金具における中央部を連接し、該シリンダバルブピン連結金具の前記中央部の左右に2体のシリンダを連結し、該シリンダを駆動することによって前記ゲートをバルブピンによって開閉する機構を有することを特徴とする2連シリンダ式バルブゲート構造。
  2. 前記シリンダバルブピン連結金具が、中央部が上方に屈曲し凸部となっていることを特徴とする請求項1記載の2連シリンダ式バルブゲート構造。
  3. 前記ゲートの同軸延長線上に成形機ノズルタッチ部を有し、該成形機ノズルタッチ部から前記ゲートまでを連接する樹脂流路が、前記シリンダバルブピン連結金具を曲折して避ける迂回形状を有していることを特徴とする請求項1又は2記載の2連シリンダ式バルブゲート構造。
  4. 射出成形用ホットランナ金型に組み込まれる金型用ブロックであって、該金型用ブロックは平面中央部に成形機ノズルタッチ部を有し、前記請求項1乃至3のいずれか一に記載された2連シリンダ式バルブゲート構造を有し、底面中央部ゲートを有することを特徴とする金型用ブロック。
  5. 前記2連シリンダ間に樹脂流路が穿設された上部ゲートブッシュ及び下部ゲートブッシュとを有し、上部ゲートブッシュ内に樹脂流路の外周に一又は複数の棒状のカートリッジヒータを配し、下部ゲートブッシュの周面にコイルヒータを配したことを特徴とする請求項4記載の金型用ブロック。
  6. 前記金型用ブロックにおける2連シリンダの外周に冷却水を通す水孔が形成されていることを特徴とする請求項5記載の金型用ブロック。
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