JP3149350B2 - フェースプレートパネル改良形カラー受像管 - Google Patents
フェースプレートパネル改良形カラー受像管Info
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Classifications
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J29/00—Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
- H01J29/86—Vessels; Containers; Vacuum locks
-
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- H01J29/861—Vessels or containers characterised by the form or the structure thereof
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- H01J2229/00—Details of cathode ray tubes or electron beam tubes
- H01J2229/86—Vessels and containers
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- H01J2229/862—Parameterised shape, e.g. expression, relationship or equation
Landscapes
- Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フェースプレート
パネルと、ファンネルと、ネックとからなるエンベロー
プを有する形のカラー受像管に係り、特に、カラー受像
管のフェースプレートパネルの設計の変更に関する。
パネルと、ファンネルと、ネックとからなるエンベロー
プを有する形のカラー受像管に係り、特に、カラー受像
管のフェースプレートパネルの設計の変更に関する。
【0002】
【従来の技術】カラー受像管は、ネックと、ファンネル
と、フェースプレートパネルとからなるガラスエンベロ
ープを有する。フェースプレートパネルは周辺側壁によ
って囲われたビューイングフェースプレートを有する。
エンベロープが排気されたとき、真空装填によって生じ
たフェースプレートパネル内の機械的応力は、通常、フ
ェースプレートパネルが周辺側壁と接合するパネルの内
部領域内の長軸及び短軸の端で最も大きい。フェースプ
レートと側壁の接合点は、通常、厚く、柔軟性はない。
上記接合点の外形は丸められ、通常、ブレンド径と呼ば
れる。
と、フェースプレートパネルとからなるガラスエンベロ
ープを有する。フェースプレートパネルは周辺側壁によ
って囲われたビューイングフェースプレートを有する。
エンベロープが排気されたとき、真空装填によって生じ
たフェースプレートパネル内の機械的応力は、通常、フ
ェースプレートパネルが周辺側壁と接合するパネルの内
部領域内の長軸及び短軸の端で最も大きい。フェースプ
レートと側壁の接合点は、通常、厚く、柔軟性はない。
上記接合点の外形は丸められ、通常、ブレンド径と呼ば
れる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、カラー受像
管のパネル内の応力を減少させることにより構造的強度
を増加させるフェースプレートパネルの設計の改良を目
的とする。
管のパネル内の応力を減少させることにより構造的強度
を増加させるフェースプレートパネルの設計の改良を目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】フェースプレートパネル
は、内面上のカソード発光スクリーンと、フェースプレ
ートから周辺に延在する側壁とからなる透明矩形フェー
スプレートを有する。上記本発明によるカラー受像管の
改良は、フェースプレートパネルがパネルの所定の領域
の応力が低減されるような態様でパネルの周辺部の回り
で変化するフェースプレートから側壁への内部ブレンド
径又は外部ブレンド径を有する点からなる。
は、内面上のカソード発光スクリーンと、フェースプレ
ートから周辺に延在する側壁とからなる透明矩形フェー
スプレートを有する。上記本発明によるカラー受像管の
改良は、フェースプレートパネルがパネルの所定の領域
の応力が低減されるような態様でパネルの周辺部の回り
で変化するフェースプレートから側壁への内部ブレンド
径又は外部ブレンド径を有する点からなる。
【0005】
【発明の実施の形態】図1には、矩形フェースプレート
パネル12と、矩形ファンネル15によって連結された
管状ネック14とからなるガラスバルブ又はエンベロー
プ11を有する矩形カラー受像管10が示されている。
ファンネル15は、アノードボタン16からネック14
に延在する内側導電性被膜(図示せず)を有する。パネ
ル12は、透明矩形ビューイングフェースプレート18
と、ガラスフリット17によってファンネル15にシー
ルされた周辺フランジ又は側壁20とからなる。3色発
光スクリーン22はフェースプレート18の内面で支持
されている。スクリーン22は、好ましくは、各三つ組
が3色各々の発光体ラインを有する三つ組状に配置され
た発光体ラインのラインスクリーンである。或いは、ス
クリーンはドットスクリーンでもよく、ドットスクリー
ンは光吸収性マトリックスを含む場合と含まない場合と
がある。多開孔形カラー選択電極又はシャドーマスク2
4は、所定の間隔の関係でスクリーン22に着脱式に取
り付けられている。図1に点線で概略的に示されている
電子銃26は、3本の電子ビーム28を発生し、マスク
24を通るコンバージェンスパスに沿ってスクリーン2
2に当てるため、ネック14内の中心に取付けられてい
る。
パネル12と、矩形ファンネル15によって連結された
管状ネック14とからなるガラスバルブ又はエンベロー
プ11を有する矩形カラー受像管10が示されている。
ファンネル15は、アノードボタン16からネック14
に延在する内側導電性被膜(図示せず)を有する。パネ
ル12は、透明矩形ビューイングフェースプレート18
と、ガラスフリット17によってファンネル15にシー
ルされた周辺フランジ又は側壁20とからなる。3色発
光スクリーン22はフェースプレート18の内面で支持
されている。スクリーン22は、好ましくは、各三つ組
が3色各々の発光体ラインを有する三つ組状に配置され
た発光体ラインのラインスクリーンである。或いは、ス
クリーンはドットスクリーンでもよく、ドットスクリー
ンは光吸収性マトリックスを含む場合と含まない場合と
がある。多開孔形カラー選択電極又はシャドーマスク2
4は、所定の間隔の関係でスクリーン22に着脱式に取
り付けられている。図1に点線で概略的に示されている
電子銃26は、3本の電子ビーム28を発生し、マスク
24を通るコンバージェンスパスに沿ってスクリーン2
2に当てるため、ネック14内の中心に取付けられてい
る。
【0006】図1の受像管は、ファンネル−ネック接合
部の近傍に示されたヨーク30のような外部磁気偏向ヨ
ークと共に使用するよう設計されている。作動されたと
き、ヨーク30は、スクリーン22上の矩形ラスタ内で
水平方向及び垂直方向にビームを走査させる磁場を3本
のビーム28に加える。偏向の初期面(ゼロ偏向)はヨ
ーク30の略中央にある。
部の近傍に示されたヨーク30のような外部磁気偏向ヨ
ークと共に使用するよう設計されている。作動されたと
き、ヨーク30は、スクリーン22上の矩形ラスタ内で
水平方向及び垂直方向にビームを走査させる磁場を3本
のビーム28に加える。偏向の初期面(ゼロ偏向)はヨ
ーク30の略中央にある。
【0007】図2に示したように、矩形フェースプレー
トパネル12は、中心にある2本の直交軸、即ち、長軸
X及び短軸Yと、コーナーからコーナーへ延在する2本
の対角線Dを有する。フェースプレートパネル12の周
辺部の二つの長辺Lは長軸Xと実質的に平行であり、二
つの短辺Sは短軸Yと実質的に平行である。図3、4及
び5には夫々パネル12の短軸Yと、長軸X及び対角線
Dにおける3通りの部分断面図が示されている。図3に
おいて、フェースプレート18と側壁20の間の内部ブ
レンド径にはRLIの名前が付けられ、外部ブレンド径に
はR LOの名前が付けられている。図4において、内部ブ
レンド径にはRSIの名前が付けられ、外部ブレンド径に
はRSOの名前が付けられている。図5において、内部ブ
レンド径にはRDIの名前が付けられ、外部ブレンド径に
はRDOの名前が付けられている。第1の好ましい一実施
例において、RLO=RSO=RDO、かつ、RLI>RSI>R
DIである。第2の実施例において、RLO>RSO>RDO、
かつ、RLI>R SI>RDIである。第3の実施例におい
て、RLO>RSO>RDO、かつ、RLI=RSI=RDIであ
る。第4の実施例において、RLO=RSO>RDO、かつ、
RLI>RSI>RDIである。第5の実施例において、RLO
=RSO>RDO、かつ、RLI>RSI=R DIである。上記実
施例の全ての場合に、内部ブレンド径、又は、外部ブレ
ンド径の何れか、或いは、内部ブレンド径と外部ブレン
ド径の両方はフェースプレートパネルの周辺部の回りで
変化する。
トパネル12は、中心にある2本の直交軸、即ち、長軸
X及び短軸Yと、コーナーからコーナーへ延在する2本
の対角線Dを有する。フェースプレートパネル12の周
辺部の二つの長辺Lは長軸Xと実質的に平行であり、二
つの短辺Sは短軸Yと実質的に平行である。図3、4及
び5には夫々パネル12の短軸Yと、長軸X及び対角線
Dにおける3通りの部分断面図が示されている。図3に
おいて、フェースプレート18と側壁20の間の内部ブ
レンド径にはRLIの名前が付けられ、外部ブレンド径に
はR LOの名前が付けられている。図4において、内部ブ
レンド径にはRSIの名前が付けられ、外部ブレンド径に
はRSOの名前が付けられている。図5において、内部ブ
レンド径にはRDIの名前が付けられ、外部ブレンド径に
はRDOの名前が付けられている。第1の好ましい一実施
例において、RLO=RSO=RDO、かつ、RLI>RSI>R
DIである。第2の実施例において、RLO>RSO>RDO、
かつ、RLI>R SI>RDIである。第3の実施例におい
て、RLO>RSO>RDO、かつ、RLI=RSI=RDIであ
る。第4の実施例において、RLO=RSO>RDO、かつ、
RLI>RSI>RDIである。第5の実施例において、RLO
=RSO>RDO、かつ、RLI>RSI=R DIである。上記実
施例の全ての場合に、内部ブレンド径、又は、外部ブレ
ンド径の何れか、或いは、内部ブレンド径と外部ブレン
ド径の両方はフェースプレートパネルの周辺部の回りで
変化する。
【0008】一般的に好ましい実施例において、フェー
スプレートパネルの周辺部の回りの種々の場所で内部ブ
レンド径は、以下の式: RI =a・Zi +k を用いて計算することが可能であり、式中、Zは上記フ
ェースプレート中心に関するサジタル高さ(sagittal he
ight) であり、a、i及びkは、長軸及び上記短軸の端
で別々の内部ブレンド径が得られるよう上記長辺及び短
辺に沿って上記内部ブレンド径を画成するため使用され
る定数を表わしている。以下の表は、内部ブレンド径R
I に上記式を使用する特定の実施例を表わし、X及びY
の所定の値は、長及び短軸の端の座標を表わしている。
全ての寸法はセンチメートルで表わされ(括弧内は対応
するインチ表記である)。 表 短軸 対角線 長軸 X= 0.00 26.34(10.37) 26.67(10.50) Y= 20.17(7.94) 19.76(7.78) 0.00 Z= 1.98(0.78) 5.38(2.12) 3.51(1.38) RI = 1.59(0.625) 0.32(0.125) 1.11(0.438) a= -0.472(-0.1860) i= 4.095(1.6123) k= 1.905(0.750) ブレンド径の変化を定める方法は他にも多数あるが、選
択した方法は軸の端で滑らかな変位を生じる必要があ
る。上記テーブルは、長軸及び短軸の端と、対角線の端
におけるブレンド径を掲載しているに過ぎない。辺に沿
ったX、Y位置は、動作的なスクリーンと、スクリーン
の回りに必要な斜面溝の境界と、パネルの側壁と、強度
の問題と、パネルの設計に係る他の要因とによって決め
られる。この方法によって、パネルの径をスクリーンの
縁から始めてパネルの側壁と結合することが可能にな
る。上記方法はパネルの内側と外側の両方に適用され
る。
スプレートパネルの周辺部の回りの種々の場所で内部ブ
レンド径は、以下の式: RI =a・Zi +k を用いて計算することが可能であり、式中、Zは上記フ
ェースプレート中心に関するサジタル高さ(sagittal he
ight) であり、a、i及びkは、長軸及び上記短軸の端
で別々の内部ブレンド径が得られるよう上記長辺及び短
辺に沿って上記内部ブレンド径を画成するため使用され
る定数を表わしている。以下の表は、内部ブレンド径R
I に上記式を使用する特定の実施例を表わし、X及びY
の所定の値は、長及び短軸の端の座標を表わしている。
全ての寸法はセンチメートルで表わされ(括弧内は対応
するインチ表記である)。 表 短軸 対角線 長軸 X= 0.00 26.34(10.37) 26.67(10.50) Y= 20.17(7.94) 19.76(7.78) 0.00 Z= 1.98(0.78) 5.38(2.12) 3.51(1.38) RI = 1.59(0.625) 0.32(0.125) 1.11(0.438) a= -0.472(-0.1860) i= 4.095(1.6123) k= 1.905(0.750) ブレンド径の変化を定める方法は他にも多数あるが、選
択した方法は軸の端で滑らかな変位を生じる必要があ
る。上記テーブルは、長軸及び短軸の端と、対角線の端
におけるブレンド径を掲載しているに過ぎない。辺に沿
ったX、Y位置は、動作的なスクリーンと、スクリーン
の回りに必要な斜面溝の境界と、パネルの側壁と、強度
の問題と、パネルの設計に係る他の要因とによって決め
られる。この方法によって、パネルの径をスクリーンの
縁から始めてパネルの側壁と結合することが可能にな
る。上記方法はパネルの内側と外側の両方に適用され
る。
【0009】上記表に示した実施例は、先行技術の実施
例と比較することができる。同一サイズの先行技術の受
像管のコーナーにおける内部ブレンド径RDIは1.9c
m(0.75インチ)であり、一方、本発明の改良され
た実施例の内部ブレンド径は0.32cm(0.125
インチ)である。先行技術の受像管の長軸の端における
内部ブレンド径RSIは1.4cm(0.550インチ)
であり、これに対し、本発明の改良された実施例の径は
1.11cm(0.438インチ)である。好ましく
は、最大内部ブレンド径は、少なくとも最小内部ブレン
ド径の2倍にすることが望ましい。
例と比較することができる。同一サイズの先行技術の受
像管のコーナーにおける内部ブレンド径RDIは1.9c
m(0.75インチ)であり、一方、本発明の改良され
た実施例の内部ブレンド径は0.32cm(0.125
インチ)である。先行技術の受像管の長軸の端における
内部ブレンド径RSIは1.4cm(0.550インチ)
であり、これに対し、本発明の改良された実施例の径は
1.11cm(0.438インチ)である。好ましく
は、最大内部ブレンド径は、少なくとも最小内部ブレン
ド径の2倍にすることが望ましい。
【0010】一般的な考察 本発明の実施例によれば、内部ブレンド径又は外部ブレ
ンド径の何れか、或いは、内部及び外部ブレンド径の両
方は、フェースプレートパネル内の応力を修正するため
先行技術から変更されている。特に、フェースプレート
パネルに発生する最大テンソル応力を低減することが望
ましい。受像管のフェースプレートパネルの外面側にお
ける上記応力は、短軸の端及び長軸の端で最大になるこ
とが分かっている。本発明の一実施例によれば、フェー
スプレートパネルの外面側のピークテンソル応力は、短
及び長軸の端の外部ブレンド径を拡大することによって
低減される。本発明の他の実施例によれば、フェースプ
レートパネルの内面側のピークテンソル応力は、コーナ
ー部の内部ブレンド径を縮小することにより低減され
る。特定のパネル位置の外部ブレンド径の拡大と内部ブ
レンド径の縮小は共に、フェースプレートパネルと側壁
の接合部により薄い区画を生じさせる。このように薄く
することによって、パネルの撓みに変化が生じ、受像管
処理の間と後にパネルに発生する応力は少なくとも部分
的に解放される。その上、フェースプレートパネルと側
壁の接合部のパネルガラスを薄くすることにより、パネ
ルが加熱される種々の処理段階中に、より安定したパネ
ルの熱拡散が得られる。
ンド径の何れか、或いは、内部及び外部ブレンド径の両
方は、フェースプレートパネル内の応力を修正するため
先行技術から変更されている。特に、フェースプレート
パネルに発生する最大テンソル応力を低減することが望
ましい。受像管のフェースプレートパネルの外面側にお
ける上記応力は、短軸の端及び長軸の端で最大になるこ
とが分かっている。本発明の一実施例によれば、フェー
スプレートパネルの外面側のピークテンソル応力は、短
及び長軸の端の外部ブレンド径を拡大することによって
低減される。本発明の他の実施例によれば、フェースプ
レートパネルの内面側のピークテンソル応力は、コーナ
ー部の内部ブレンド径を縮小することにより低減され
る。特定のパネル位置の外部ブレンド径の拡大と内部ブ
レンド径の縮小は共に、フェースプレートパネルと側壁
の接合部により薄い区画を生じさせる。このように薄く
することによって、パネルの撓みに変化が生じ、受像管
処理の間と後にパネルに発生する応力は少なくとも部分
的に解放される。その上、フェースプレートパネルと側
壁の接合部のパネルガラスを薄くすることにより、パネ
ルが加熱される種々の処理段階中に、より安定したパネ
ルの熱拡散が得られる。
【0011】図6及び7には、本発明の別の面を使用す
る二つのフェースプレートパネルが示されている。図6
には符号42で示された輪郭42から符号44で示され
た輪郭に縮小されているようなフェースプレートパネル
40の対角線の端の内部ブレンド径が示されている。輪
郭44の輪郭42に対する利点は、最大偏向電子ビーム
46及び48によって夫々示されているようにビューイ
ングスクリーンのコーナー部が引き延ばされる点であ
る。図7において、フェースプレートパネル50の外部
ブレンド径は元の輪郭52から改良された輪郭54に周
辺部を変形するため拡大されている。
る二つのフェースプレートパネルが示されている。図6
には符号42で示された輪郭42から符号44で示され
た輪郭に縮小されているようなフェースプレートパネル
40の対角線の端の内部ブレンド径が示されている。輪
郭44の輪郭42に対する利点は、最大偏向電子ビーム
46及び48によって夫々示されているようにビューイ
ングスクリーンのコーナー部が引き延ばされる点であ
る。図7において、フェースプレートパネル50の外部
ブレンド径は元の輪郭52から改良された輪郭54に周
辺部を変形するため拡大されている。
【0012】ブレンド径の変更は、パネルの応力を更に
減少させ、フェースプレートパネルのビューイングスク
リーン部の寸法を拡大するためフェースプレートパネル
の設計の他の変更と組み合わせてもよい。上記変更の一
つは、フェースプレートパネルのスカート部のドラフト
角に関係がある。ドラフト角とは、パネルの製造に必要
とされるパネルのスカート部の内側の角度である。図5
にIDAとして示されている対角線に沿うスカート部の
内部ドラフト角は、単一の角、又は、複合的な角の何れ
でもよい。典型的に、単一の角が使用される場合、その
角度は6度と0.5度の間に保たれる。0.5度未満の
ドラフト角は、ガラス製造上、実際的ではない。2.5
4cm(1インチ)のスカートの高さ毎に、ドラフト角
は0.5度増大し;或いは、スカートの高さが増加する
のに従って、ドラフト角を変更するため複合的な角を使
用しても構わない。66cm(26インチ)対角の受像
管に対する典型的な複合的な角は、パネルシールランド
部で3度から始まり、約3.8cm(1.5インチ)上
方のスカート部で6.5度に変化する。かかる複合的な
角は、長軸及び短軸に関し用いてもよい。ブレンド径の
変化と、内部ドラフト角は、スカート部の長さ又は高さ
と組み合わせることができる。図6において、上記スカ
ート部の高さの変化は、パネル40のシール縁部の56
から58への変化によって示されている。スカート部の
高さの増加は、少なくとも二つの目的のため行なわれ
る。即ち、第1に、電子銃からのビーム角を変えすに維
持し、電子ビームをファンネルから適当な距離に保ち;
第2に、パネル上の応力レベルを低減させ、内部ブレン
ド径の縮小がパネルの応力レベルに与える影響を低減す
る。
減少させ、フェースプレートパネルのビューイングスク
リーン部の寸法を拡大するためフェースプレートパネル
の設計の他の変更と組み合わせてもよい。上記変更の一
つは、フェースプレートパネルのスカート部のドラフト
角に関係がある。ドラフト角とは、パネルの製造に必要
とされるパネルのスカート部の内側の角度である。図5
にIDAとして示されている対角線に沿うスカート部の
内部ドラフト角は、単一の角、又は、複合的な角の何れ
でもよい。典型的に、単一の角が使用される場合、その
角度は6度と0.5度の間に保たれる。0.5度未満の
ドラフト角は、ガラス製造上、実際的ではない。2.5
4cm(1インチ)のスカートの高さ毎に、ドラフト角
は0.5度増大し;或いは、スカートの高さが増加する
のに従って、ドラフト角を変更するため複合的な角を使
用しても構わない。66cm(26インチ)対角の受像
管に対する典型的な複合的な角は、パネルシールランド
部で3度から始まり、約3.8cm(1.5インチ)上
方のスカート部で6.5度に変化する。かかる複合的な
角は、長軸及び短軸に関し用いてもよい。ブレンド径の
変化と、内部ドラフト角は、スカート部の長さ又は高さ
と組み合わせることができる。図6において、上記スカ
ート部の高さの変化は、パネル40のシール縁部の56
から58への変化によって示されている。スカート部の
高さの増加は、少なくとも二つの目的のため行なわれ
る。即ち、第1に、電子銃からのビーム角を変えすに維
持し、電子ビームをファンネルから適当な距離に保ち;
第2に、パネル上の応力レベルを低減させ、内部ブレン
ド径の縮小がパネルの応力レベルに与える影響を低減す
る。
【図1】本発明の一実施例を組み込むカラー受像管の軸
方向側部分断面図である。
方向側部分断面図である。
【図2】図1の受像管のフェースプレートパネルの正面
図である。
図である。
【図3】図2のライン3−3によるフェースプレートパ
ネルの部分断面図である。
ネルの部分断面図である。
【図4】図2のライン4−4によるフェースプレートパ
ネルの部分断面図である。
ネルの部分断面図である。
【図5】図2のライン5−5によるフェースプレートパ
ネルの部分断面図である。
ネルの部分断面図である。
【図6】フェースプレートパネルのコーナー部における
部分断面図である。
部分断面図である。
【図7】他のフェースプレートパネルのコーナー部にお
ける部分断面図である。
ける部分断面図である。
10 カラー受像管 11 エンベロープ 12,40,50 フェースプレートパネル 14 ネック 15 ファンネル 16 アノードボタン 17 ガラスフリット 18 フェースプレート 20 側壁 22 スクリーン 24 シャドーマスク 26 電子銃 28 電子ビーム 30 ヨーク 42,44,52,54 輪郭 46,48 最大偏向電子ビーム 56,58 シール縁部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フランク ローランド ラグランド ジ ュニア アメリカ合衆国 ペンシルヴェニア州 17601 ランカスター デルプ・ロード 183 (72)発明者 スティーヴン トマス オプレスコ アメリカ合衆国 ペンシルヴェニア州 17603 ランカスター シャーウッド・ レーン 2733 (56)参考文献 実開 昭53−47356(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 29/86
Claims (3)
- 【請求項1】 フェースプレートパネルと、ファンネル
と、ネックとからなるエンベロープを有し、該フェース
プレートパネルは内面上のカソード発光スクリーンと周
辺側壁とを含む透明矩形フェースプレートを有し、該フ
ェースプレートパネルは二つの長辺と二つの短辺と四つ
のコーナー部とにより構成され、該パネルの短軸は該パ
ネルの中心を通り該二つの短辺と平行しているカラー受
像管であって、 該フェースプレートパネルは該パネルの周辺部の回りで
変化する該フェースプレートから該側壁への内部ブレン
ド径を有し、該パネルの上記各コーナー部における該内
部ブレンド径は最小内部ブレンド径であり、上記短軸の
各端における上記内部ブレンド径は最大内部ブレンド径
であり、長軸の各端における上記内部ブレンド径の長さ
は上記最大及び最小内部ブレンド径の長さの間にあるカ
ラー受像管。 - 【請求項2】 上記最大内部ブレンド径は少なくとも上
記最小内部ブレンド径の2倍の長さである請求項1記載
のカラー受像管。 - 【請求項3】 フェースプレートパネルと、ファンネル
と、ネックとからなるエンベロープを有し、該フェース
プレートパネルは内面上のカソード発光スクリーンと周
辺側壁とを含む透明矩形フェースプレートを有し、該フ
ェースプレートパネルは二つの長辺と二つの短辺と四つ
のコーナー部とにより構成され、該パネルの短軸は該パ
ネルの中心を通り該二つの短辺と平行しているカラー受
像管であって、 該フェースプレートパネルは、式中、Zが上記フェース
プレート中心に関するサジタル高さであり、a、i及び
kは、長軸及び上記短軸の端で別々の内部ブレンド径が
得られるよう上記長辺及び短辺に沿って上記内部ブレン
ド径を画成するため使用される定数を表わすとき、以下
の式、 RI=a・Zi+k に従って該パネルの周辺部の回りで変化する該フェース
プレートから該側壁への内部ブレンド径RIを有するカ
ラー受像管。
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