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JP3144097B2 - 新規なタンパク質およびそれをコードする遺伝子 - Google Patents

新規なタンパク質およびそれをコードする遺伝子

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JP3144097B2
JP3144097B2 JP04312234A JP31223492A JP3144097B2 JP 3144097 B2 JP3144097 B2 JP 3144097B2 JP 04312234 A JP04312234 A JP 04312234A JP 31223492 A JP31223492 A JP 31223492A JP 3144097 B2 JP3144097 B2 JP 3144097B2
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gly
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leu
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猛 下村
裕紀 森本
直実 喜多村
恵二 宮澤
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Mitsubishi Chemical Corp
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Mitsubishi Chemical Corp
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Publication date
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Priority to AT93117988T priority patent/ATE179213T1/de
Priority to DE69324547T priority patent/DE69324547T2/de
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  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規なタンパク質、そ
れをコードする遺伝子、該遺伝子を含有する形質転換体
およびそれを用いたタンパク質の産生法に関し、詳細に
は肝実質細胞増殖因子(HGF)を特定の位置で切断し
て不活性の1本鎖型から活性を有する2本鎖型へ変換さ
せるプロテアーゼ活性を有する新規なタンパク質の前駆
体タンパク質、それをコードする遺伝子、該遺伝子を含
有する形質転換体およびそれを用いたタンパク質の産生
法に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】ヒト
HGFの生理活性は、in vitroの実験において
1本鎖型では見られず、2本鎖型になった場合にのみ発
現されることが確認されている。またヒトHGFを遺伝
子組み換えの手法を用いて生産する場合、無血清培養下
では産生されるヒトHGFの大半は1本鎖型であること
も確認されている。培養時における血清の添加の有無は
製造コストに大きな影響を与えるものであることから、
無血清培養下でHGFを生産する方法が望まれていた。
【0003】本発明者らの一部は先に、哺乳動物の血清
中にかかる1本鎖型HGFを2本鎖型に変換するプロテ
アーゼが存在し、このプロテアーゼは、SDS−ポリア
クリルアミドゲル電気泳動による分子量が約34,00
0ダルトンのタンパク質であることを見出した(特願平
3−271362号)。しかし該タンパク質は血清中に
極微量しか存在しないため、精製してその標品を得るた
めには多大な労力を要するという問題があった。また、
かかる約34,000ダルトンのタンパク質は活性型の
タンパクであることから、その安定性にも懸念が残され
ていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らの一部は、該
プロテアーゼを前駆体としてヒト血しょうから精製し、
この前駆体はSDS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動
による分子量が約96,000ダルトンのタンパク質で
あることを見出した(特願平4−208034号)が、
本発明者らは、当該タンパク質と同等の活性を有するタ
ンパク質を容易に調製することを目的として鋭意検討を
重ねた結果、かかる前駆体タンパク質をコードする遺伝
子を初めて取得し、その結果遺伝子工学的手法を用いて
該タンパク質を大量生産できることを見出し、本発明を
完成するに至った。
【0005】すなわち本発明の要旨は、配列表の配列番
号1に記載のアミノ酸配列で表されることを特徴とする
タンパク質、それをコードする遺伝子、該遺伝子がコー
ドするポリペプチドを発現するベクター、形質転換体お
よびこれらを用いた当該タンパク質の産生法に存する。
以下、本発明につき詳細に説明する。
【0006】本発明における新規タンパク質は、配列表
の配列番号1に示すアミノ酸配列を有するタンパク質で
あり、それがプロセッシングを受けた後に1本鎖型HG
Fを2本鎖型HGFに変換するという成熟型のプロテア
ーゼ活性を有するようになる範囲であれば、一部のアミ
ノ酸を除去、置換、修飾または追加する等の改変を行っ
たものも本発明に含まれる。
【0007】上記タンパク質をコードする遺伝子として
は、例えば配列表の配列番号2に記載の塩基配列で表さ
れる核酸配列を部分配列として含有してなるものや、配
列表の配列番号3に記載の塩基配列で表されるもの等が
挙げられる。かかる遺伝子のDNA断片は、例えば以下
のようにして得ることができる。本発明のタンパク質を
コードするcDNAライブラリーとしては、市販のヒト
肝臓から調整されたものが利用できる。このcDNAラ
イブラリーから、ファージミドを斎藤らの方法(プロシ
ーディングス オブ ナショナル アカデミー サイエ
ンス ユー エス エー[Proc.Natl.Aca
d.Sci.USA],83,8664−8668(1
986))により感染させ、培養する。培養後に形成さ
れたコロニーを、部分DNA断片あるいは本発明のタン
パク質の部分アミノ酸配列に対応する塩基配列を有する
DNA断片をプローブとしてコロニーハイブリダイゼー
ション法(「モレキュラー クローニング」,コールド
スプリング ハーバー ラボラトリー,320−32
8(1982))によって選択し、目的とするDNA断
片を得ることができる。
【0008】このコロニーハイブリダイゼーション法に
使用するプローブとしては、ポリメラーゼチェイン反応
(以下、「PCR」と略す)法(サイエンス[Scie
nce],239,487−491(1988))によ
って得られる本発明タンパク質をコードする遺伝子の部
分DNA断片が用いられる。具体的には、配列表の配列
番号4に記載のDNA断片を+鎖DNAプライマー、配
列表の配列番号5に記載のDNA断片を−鎖DNAプラ
イマーとしてPCRを行い、得られた配列表の配列番号
2に記載のDNA断片を作成してプローブとして用い
る。また本発明タンパク質のアミノ酸配列より推定され
るDNA配列に基づき合成したオリゴヌクレオチドをプ
ローブとして用いることもできる。
【0009】さらに上記のスクリーニング陽性のコロニ
ーから、T.Maniatisらの方法(「モレキュラ
ー クローニング」,コールド スプリング ハーバー
ラボラトリー,85(1982))によりDNAを調
製し、適当な制限酵素、例えばBamHI等で切断後、
pUC18等のプラスミドにクローニングし、Sang
erらのジデオキシ法(プロシーディングス オブ ナ
ショナル アカデミーサイエンス ユー エス エー
[Proc.Natl.Acad.Sci.USA],
74,5463(1977))によって目的とするDN
A断片の塩基配列を決定することができる。
【0010】このようにして決定されるDNA断片の塩
基配列(例えば、配列表の配列番号2に記載の塩基配列
を部分配列として含むもの、配列表の配列番号3に記載
の塩基配列で表されるもの)は、配列表の配列番号1に
示す本発明タンパク質をコードしている。また本発明の
かかるDNA断片としては、それがプロセッシングを受
けた後に1本鎖型HGFを2本鎖型HGFに変換するプ
ロテアーゼ活性を有するようになる範囲であれば、一部
の塩基を除去、置換、修飾または追加する等の改変を行
ったものも含まれる。
【0011】上記のようにして得られるDNA断片は、
その5’末端を修飾して常法に従って発現ベクターのプ
ロモーターの下流に挿入され、大腸菌、枯草菌、酵母、
動物細胞宿主等の細胞内に導入される。次に本発明タン
パク質の産生方法につき詳細に説明する。発現ベクター
としては、上記のようにして得られた本発明タンパク質
をコードするDNAを転写できる位置にプロモーターを
含有しているものが好適に使用される。例えば大腸菌、
枯草菌等の微生物を宿主とするときには、発現ベクター
はプロモーター、リボゾーム結合(SD)配列、当該タ
ンパク質遺伝子、転写終結配列およびプロモーターを制
御する遺伝子よりなることが好ましい。
【0012】プロモーターとしては、大腸菌、ファージ
等由来のもの、例えばトリプトファン合成酵素(tr
p)、ラクトースオペロン(lac)、ラムダファージ
L 、PR 、T5 ファージの初期遺伝子のプロモーター
であるP25、P26プロモーター等が挙げられる。また、
これらは例えばpacプロモーター(アグリカルチュラ
ル アンド バイオロジカル ケミストリー[Agri
c.Biol.Chem.],52,983−988
(1988))のように独自に改変、設計された配列で
もよい。
【0013】リボゾーム結合配列としては、大腸菌、フ
ァージ等由来のものでもよいが、16SリボソームRN
Aの3’末端領域の相補的な配列を4塩基以上連続して
有するコンセンサス配列を持つ合成DNA配列でもよ
い。転写終結配列は必ずしも必要ではないが、非依存性
のもの、例えばリポプロテインターミネーター、trp
オペロンターミネーター等を有している方が好ましい。
【0014】さらにこれらの発現に必要な因子の発現プ
ラスミド上での配列順序としては、5’上流側からプロ
モーター、SD配列、当該タンパク質遺伝子、転写終結
因子の順に並ぶことが望ましい。また、発現ベクター上
のSD配列と当該タンパク質遺伝子とのユニットを複数
個同方向に挿入することにより、ベクター上の転写単位
のコピー数を増加させる方法(特開平1−95798号
公報)を用いることもできる。
【0015】発現ベクターとして使用できるものとして
は、pUAI2(特開平1−95798号公報)、市販
のpKK233−2(ファルマシア社製)等が挙げられ
る。また、融合蛋白として発現させる発現ベクターpG
EXシリーズ(ファルマシア社製)等も同様に使用する
ことができる。宿主細胞の形質転換法としては、常法に
従い行うことができる。
【0016】形質転換体の培養は、モレキュラー クロ
ーニング(コールド スプリングハーバー ラボラトリ
ー,1982年)に記載の方法に準じて行うことができ
る。上記したように、宿主細胞としては大腸菌、枯草
菌、酵母等の微生物を使用することができるが、本発明
タンパク質が多くのシステイン残基を含み、そのシステ
イン残基間のチオール結合の位置およびタンパク質の高
次構造が活性の維持に影響を与える可能性があることを
考慮すると、動物細胞、例えばCHO細胞、COS細
胞、マウスL細胞、マウスC127細胞、マウスFM3
A細胞等を用いて当該タンパク質遺伝子を発現させるこ
とが望ましい。
【0017】動物細胞のプロモーターとしては種々のも
のが報告されているが、例えばSV40プロモーター、
メタロチオネイン遺伝子のプロモーター等を用いること
ができる。このプロモーターの下流に分泌シグナルおよ
び当該タンパク質遺伝子のDNA断片とを転写方向に従
って挿入する。この場合、当該遺伝子のDNA断片を2
〜3個結合したものを挿入してもよいし、また当該遺伝
子のDNA断片の5’上流側にプロモーターを結合した
DNA断片を単位とし、転写方向を揃えて2〜3個結合
したものを挿入してもよい。
【0018】上記当該タンパク質遺伝子には、その下流
にポリアデニル化部位が存在することが望ましい。例え
ばSV40DNA、β−グロビン遺伝子、メテロチオネ
イン遺伝子等由来のポリアデニル化部位を当該タンパク
質遺伝子の下流に1つ存在させる。また、当該タンパク
質遺伝子にプロモーターを結合したDNA断片を2〜3
個タンデムに挿入する方法を用いた場合には、当該タン
パク質遺伝子それぞれの3’側にそれぞれポリアデニル
化部位を存在させることが可能である。さらにSV40
遺伝子、ウサギβ−グロビン等の動物由来の遺伝子、化
学的に合成されたエクソン、イントロンのスプライシン
グシグナル配列等を当該タンパク質遺伝子の上流または
下流に挿入することも高発現のために有効な手段であ
る。
【0019】上記の発現ベクターを用いて動物細胞、例
えばCHO細胞を形質転換する際には、選択マーカーを
用いることが望ましい。選択マーカー遺伝子を該発現ベ
クターのポリアデニル化部位下流に順方向あるいは逆方
向に挿入しておくと、形質転換体を得る際に、選択マー
カー遺伝子を含む別のプラスミドを二重形質転換する必
要がなくなる。このような選択マーカーとしては、メト
トレキセート耐性を与えるDHFR遺伝子(ジャーナル
オブ モレキュラー バイオロジー[J.Mol.B
iol.],159,601(1982))、抗生物質
G−418耐性を与えるNeo遺伝子(ジャーナル オ
ブ モレキュラー アプライド ジェネティクス[J.
Mol.Appl.Genet.],,327(19
82))、ミコフェノール酸耐性を与える大腸菌由来の
Ecogpt遺伝子(プロシーディングス オブ ナシ
ョナル アカデミー サイエンス ユー エス エー
[Proc.Natl.Acad.Sci.USA],
78,2072(1981))、抗生物質ハイグロマイ
シン耐性を与えるhph遺伝子(モレキュラー アンド
セルラー バイオロジー[Mol.Cell.Bio
l.],,410(1985))等が挙げられる。
【0020】これらの各耐性遺伝子の5’上流側にはプ
ロモーター、例えば前述のSV40由来のプロモーター
が挿入されており、また各耐性遺伝子の3’下流側に
は、前述のポリアデニル化部位が含まれている。Inv
itorogen社から市販されている発現ベクターp
cDNA/Neoは、選択マーカーとしてネオマイシン
の耐性遺伝子を最初から有しており、このようなベクタ
ーを用いてもよい。発現ベクターに上記のような選択マ
ーカー遺伝子が挿入されていない場合には、形質転換体
の選択マーカーを有するベクター、例えばpSV2Ne
o(ジャーナルオブ モレキュラー アプライド ジェ
ネティクス[J.Mol.Appl.Genet.],
,327(1982))、pMBG(ネイチャー[N
ature],294,228(1981))、pSV
2gpt(プロシーディングスオブ ナショナル アカ
デミー サイエンス ユー エス エー[Proc.N
atl.Acad.Sci.USA],78,2072
(1981))、pAd−D26−1(ジャーナル オ
ブ モレキュラー バイオロジー[J.Mol.Bio
l.],159,601(1982))等を当該タンパ
ク質遺伝子の発現ベクターと共に二重形質転換し、選択
マーカー遺伝子の表現形質により形質転換体を容易に選
択できる。
【0021】以上のような方法で、選択される当該タン
パク質遺伝子を含有する細胞について選択マーカーを変
更して二重形質転換を繰り返すことは、発現量を上昇さ
せ得ることができるので好ましい。発現ベクターの動物
細胞への導入は、リン酸カルシウム法(ビロロジー[V
irology],52,456(1973))、エレ
クトロポレーション法(ジャーナル オブ メンブレン
バイオロジー[J.Menbr.Biol.],
,279(1972))等が挙げられる。
【0022】形質転換された動物細胞の培養は、常法に
より浮遊培養または付着培養で行うことができる。培地
としては、MEM、RPMI1640等を用い、5〜1
0%の血清存在下もしくは適当な成長因子の存在下、ま
たは無血清下にて培養する。当該タンパク質を産生して
いる動物細胞は、その培養上清中に産生された当該タン
パク質を分泌することから、この組換え体の培養上清か
ら当該タンパク質の分離精製を行うことが可能である。
具体的には、生産された当該タンパク質を含む培養上清
を各種クロマトグラフィー、例えば陰イオン交換樹脂、
ヘパリン固定化樹脂、疎水クロマト用樹脂、アフィニテ
ィークロマト用樹脂等を適宜組み合わせたクロマトグラ
フィーにて精製することにより、当該タンパク質を単離
精製することができる。
【0023】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に
説明するが、その要旨を越えない限り以下に限定される
ものではない。 実施例1 本発明タンパク質の精製および部分アミノ酸
配列の決定 特願平4−208034号の実施例2に記載の方法に従
って、ヒト血しょうより、セリンプロテアーゼで処理す
ることにより1本鎖型HGFを2本鎖型HGFに変換す
るプロテアーゼ活性を有し、SDS−ポリアクリルアミ
ドゲル電気泳動にて約96,000ダルトンの分子量を
示すタンパク質を得た。この精製されたタンパク質を、
緩衝液A(6M塩酸グアニジン、0.002Mエチレン
ジアミン4酢酸塩および1Mトリス塩酸バッファー(p
H8.5))中で、2−メルカプトエタノールにより、
40℃、2時間還元した後、等濃度のモノヨード酢酸を
加え、窒素ガス下、室温、遮光下で1時間反応させ、カ
ルボキシメチル化を行った。反応後、YMC pack
C4カラム(ワイ エム シー社製)に添加し、アセ
トニトリル/イソプロピルアルコール(3/7)濃度1
0%から70%まで30分間の濃度勾配溶出を行い、1
本の主要なピークを分取した。
【0024】このピークを2M尿素を含む0.1%重炭
酸アンモニウム溶液に溶解し、TPCK−トリプシン
(マイルス ラボラトリー社製)またはTLCK−キモ
トリプシン(マイルス ラボラトリー社製)により酵
素:基質=1:50で37℃、16時間反応させた。そ
れを高速液体クロマトグラフィー(HPLC)に添加
し、アセトニトリル/イソプロピルアルコール(3/
7)濃度0%から80%まで1時間の濃度勾配溶出を行
い、複数のペプチド断片を得た。
【0025】これらのペプチド断片を真空乾燥した後、
50%トリフルオロ酢酸60μlに溶解し、ポリブレン
処理したグラスフィルターに添加し、Applied
Biosystems社製$470Aシークエンサーで
エドマン分解し、アミノ酸配列を決定した。フェニルチ
オヒダントイン(PTH)アミノ酸の同定は、三菱化成
社製のMCI gel ODS IHU(0.46×1
5cm)カラムを用い、酢酸緩衝液(10mM酢酸緩衝
液,pH4.7、0.01%SDSおよび38%アセト
ニトリル)による単一溶媒溶出を流速1.2ml/分、
温度43℃で行い、PTHアミノ酸の検出は269nm
の吸光度で行った。これらのペプチドのうちの2つのペ
プチドのアミノ酸配列を、配列表の配列番号6および7
に示す。 実施例2 PCR法による本発明タンパク質の部分DN
A断片の調製 基質DNAは市販のヒト肝臓cDNAバンク(クイック
クローンTM ヒューマンリバーcDNA、クロンテック
社製)を用いた。PCRは、パーキン エルマー シー
タス DNA サーマル サイクラー(Perkin
Elmer Cetus DNA Thermal C
ycler)を使用して、ジーン アンプ キット(G
ene Amp DNA Amplification
Reagent Kit、宝酒造製)を使って行っ
た。基質DNA(1ng相当量)、10倍濃度の反応緩
衝液(500mMKCl、100mMトリス塩酸バッフ
ァー(pH8.3)、15mMMgCl2 および0.1
%(w/v)ゼラチン)10μlおよびそれぞれ10m
MのdGTP、dATP、dCTP、dTTPを2μl
ずつ、プライマー#1として配列表の配列番号4に記載
の+鎖DNAプライマーおよびプライマー#2として配
列表の配列番号5に記載の−鎖DNAプライマーをそれ
ぞれ1種類(1配列)のプライマーが0.1μMになる
ようにして、TaqDNAポリメラーゼ0.5μlを加
えて、滅菌脱イオン水で100μlの系とする。反応は
94℃、10分間の前処理後、94℃で1分間(変性ス
テップ)、37℃で2分間(アニーリングステップ)お
よび72℃で3分間(伸長ステップ)のインキュベーシ
ョンを30サイクル行った。最後に72℃で7分間のイ
ンキュベーションを行い、反応を終了した。得られた反
応液をフェノール:クロロホルム=1:1で抽出し、エ
タノール沈澱を行った。この沈澱を21.5μlの滅菌
脱イオン水に溶解した後、10倍濃度の制限酵素緩衝液
(50mMトリス塩酸バッファー(pH7.5)、10
mM塩化マグネシウム、100mM塩化カリウムおよび
1mMDTT)2.5μlおよび制限酵素BglII1
μl(15ユニット)を加え、37℃で2時間反応させ
た後、5%ポリアクリルアミドゲル電気泳動を行い、3
23bpのバンドを常法に従って切り出してDNAフラ
グメントを回収し、エタノール沈澱を行った。
【0026】このDNA断片をpUC19ベクターの
amHI部位に挿入した後、常法に従って塩基配列を決
定した。決定したPCRフラグメントの塩基配列を、配
列表の配列番号2に示す。 実施例3 本発明タンパク質をコードする完全長DNA
断片を含むクローンのスクリーニング 上記実施例2で作製した323bpのPCR断片をモレ
キュラー クローニング(コールド スプリング ハー
バー ラボラトリー,1982年)に記載の方法に従
い、32P標識することによりスクリーニング用プローブ
とした。スクリーニング用のライブラリーとしては、プ
リメイド ラムダ ファージ ライブラリー(ストラテ
ジーン社製)49才男性由来ヒト肝臓cDNAライブラ
リーを用いた。大腸菌はXL1−Blue(ストラテジ
ーン社製)を用い、約500万プラークとなるように上
記のファージを感染させ、NZY培地で1晩生育させた
後、デュポン社製のジーン スクリーン プラスにトラ
ンスファーさせた。そのメンブレンを0.1M水酸化ナ
トリウム−0.5M塩化ナトリウムが染み込んだろ紙上
に2分間静置し、続いて1.5M塩化ナトリウム−0.
5Mトリス塩酸バッファー(pH7.5)が染み込んだ
ろ紙上で5分間静置した。このフィルターの処理を更に
2回繰り返した後、2×SSC(2倍SSC)でフィル
ターを洗浄し、乾いたろ紙上で風乾した。次にこのメン
ブレンに120mJ/cm2のUV照射を行うことによ
り、メンブレンに移したDNAの固定を行った。
【0027】こうして処理したメンブレン5枚を、50
mMトリス塩酸バッファー(pH7.5)、1M塩化ナ
トリウムおよび1%SDSよりなる溶液50mlに浸漬
し、65℃で2時間保持した。次に上記のP標識プロー
ブ5ng/ml、鮭精子DNA100μg/ml、50
mMトリス塩酸バッファー(pH7.5)、1M塩化ナ
トリウムおよび1%SDSよりなる溶液40mlに浸漬
し、65℃で16時間保持した。その後メンブレンを取
り出し、2×SSCで室温5分間、0.1×SSCで室
温30分間2回の順に洗浄した後、常法に従ってオート
ラジオグラフィーを行い、ポジティブクローンを得た。 実施例4 DNA断片のサブクローニングおよび塩基配
列の決定 実施例3で得られたポジティブのファージクローンよ
り、エキシジョン(excision)法により直接プ
ラスミドにした。シングルプラークより500μlのS
M緩衝液(50mMトリス塩酸バッファー,pH7.
5、100mM塩化ナトリウム、10mM硫酸マグネシ
ウムおよび0.01%ゼラチン)と20μlのクロロホ
ルムによりファージを抽出した。上記の200μlファ
ージ抽出液と200μlXL1−Blueおよび1μl
のR408ヘルパーファージを37℃、15分間処理し
た後、2×YT培地5mlを加えて37℃で3時間振と
う培養を行った。続いて70℃で20分間処理した後4
000gで5分間遠心分離し、上清を得た。上清の10
0倍希釈液20μlをXL1−Blue 200μlと
混ぜ、37℃で15分間処理した後、その内2μlをア
ンピシリン40μl/mlを含むLB寒天培地に播い
た。出現してきたコロニーのうち24個のプラスミドを
取得、解析し、塩基配列を決定した。決定した塩基配列
を、配列表の配列番号3に示す。この塩基配列をもとに
本発明のタンパク質のアミノ酸配列(配列表の配列番号
1)を決定した。
【0028】
【発明の効果】本発明により、1本鎖HGFを活性型の
2本鎖HGFに変換するプロテアーゼ活性を有するポリ
ペプチドの前駆体タンパク質をコードする新規なDNA
断片が得られ、その塩基配列が明らかにされた。その当
該タンパク質遺伝子を挿入された発現ベクターを宿主細
胞に導入することにより、当該タンパク質を大量、安
定、かつ容易に生産することが可能になり、当該タンパ
ク質から成熟型のプロテアーゼが生産できると考えられ
る。
【0029】
【配列表】
配列番号:1 配列の長さ:655 配列の型:アミノ酸 鎖の数:2本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:タンパク質 起源 生物名:ヒト 配列 Met Gly Arg Trp Ala Trp Val Pro Ser Pro Trp Pro Pro Pro Gly Leu 1 5 10 15 Gly Pro Phe Leu Leu Leu Leu Leu Leu Leu Leu Leu Leu Pro Arg Gly 20 25 30 Phe Gln Pro Gln Pro Gly Gly Asn Arg Thr Glu Ser Pro Glu Pro Asn 35 40 45 Ala Thr Ala Thr Pro Ala Ile Pro Thr Ile Leu Val Thr Ser Val Thr 50 55 60 Ser Glu Thr Pro Ala Thr Ser Ala Pro Glu Ala Glu Gly Pro Gln Ser 65 70 75 80 Gly Gly Leu Pro Pro Pro Pro Arg Ala Val Pro Ser Ser Ser Ser Pro 85 90 95 Gln Ala Gln Ala Leu Thr Glu Asp Gly Arg Pro Cys Arg Phe Pro Phe 100 105 110 Arg Tyr Gly Gly Arg Met Leu His Ala Cys Thr Ser Glu Gly Ser Ala 115 120 125 His Arg Lys Trp Cys Ala Thr Thr His Asn Tyr Asp Arg Asp Arg Ala 130 135 140 Trp Gly Tyr Cys Val Glu Ala Thr Pro Pro Pro Gly Gly Pro Ala Ala 145 150 155 160 Leu Asp Pro Cys Ala Ser Gly Pro Cys Leu Asn Gly Gly Ser Cys Ser 165 170 175 Asn Thr Gln Asp Pro Gln Ser Tyr His Cys Ser Cys Pro Arg Ala Phe 180 185 190 Thr Gly Lys Asp Cys Gly Thr Glu Lys Cys Phe Asp Glu Thr Arg Tyr 195 200 205 Glu Tyr Leu Glu Gly Gly Asp Arg Trp Ala Arg Val Arg Gln Gly His 210 215 220 Val Glu Gln Cys Glu Cys Phe Gly Gly Arg Thr Trp Cys Glu Gly Thr 225 230 235 240 Arg His Thr Ala Cys Leu Ser Ser Pro Cys Leu Asn Gly Gly Thr Cys 245 250 255 His Leu Ile Val Ala Thr Gly Thr Thr Val Cys Ala Cys Pro Pro Gly 260 265 270 Phe Ala Gly Arg Leu Cys Asn Ile Glu Pro Asp Glu Arg Cys Phe Leu 275 280 285 Gly Asn Gly Thr Gly Tyr Arg Gly Val Ala Ser Thr Ser Ala Ser Gly 290 295 300 Leu Ser Cys Leu Ala Trp Asn Ser Asp Leu Leu Tyr Gln Glu Leu His 305 310 315 320 Val Asp Ser Val Gly Ala Ala Ala Leu Leu Gly Leu Gly Pro His Ala 325 330 335 Tyr Cys Arg Asn Pro Asp Asn Asp Glu Arg Pro Trp Cys Tyr Val Val 340 345 350 Lys Asp Ser Ala Leu Ser Trp Glu Tyr Cys Arg Leu Glu Ala Cys Glu 355 360 365 Ser Leu Thr Arg Val Gln Leu Ser Pro Asp Leu Leu Ala Thr Leu Pro 370 375 380 Glu Pro Ala Ser Pro Gly Arg Gln Ala Cys Gly Arg Arg His Lys Lys 385 390 395 400 Arg Thr Phe Leu Arg Pro Arg Ile Ile Gly Gly Ser Ser Ser Leu Pro 405 410 415 Gly Ser His Pro Trp Leu Ala Ala Ile Tyr Ile Gly Asp Ser Phe Cys 420 425 430 Ala GLy Ser Leu Val His Thr Cys Trp Val Val Ser Ala Ala His Cys 435 440 445 Phe Ser His Ser Pro Pro Arg Asp Ser Val Ser Val Val Leu Gly Gln 450 455 460 His Phe Phe Asn Arg Thr Thr Asp Val Thr Gln Thr Phe Gly Ile Glu 465 470 475 480 Lys Tyr Ile Pro Tyr Thr Leu Tyr Ser Val Phe Asn Pro Ser Asp His 485 490 495 Asp Leu Val Leu Ile Arg Leu Lys Lys Lys Gly Asp Arg Cys Ala Thr 500 505 510 Arg Ser Gln Phe Val Gln Pro Ile Cys Leu Pro Glu Pro Gly Ser Thr 515 520 525 Phe Pro Ala Gly His Lys Cys Gln Ile Ala Gly Trp Gly His Leu Asp 530 535 540 Glu Asn Val Ser Gly Tyr Ser Ser Ser Leu Arg Glu Ala Leu Val Pro 545 550 555 560 Leu Val Ala Asp His Lys Cys Ser Ser Pro Glu Val Tyr Gly Ala Asp 565 570 575 Ile Ser Pro Asn Met Leu Cys Ala Gly Tyr Phe Asp Cys Lys Ser Asp 580 585 590 Ala Cys Gln Gly Asp Ser Gly Gly Pro Leu Ala Cys Glu Lys Asn Gly 595 600 605 Val Ala Tyr Leu Tyr Gly Ile Ile Ser Trp Gly Asp Gly Cys Gly Arg 610 615 620 Leu His Lys Pro Gly Val Tyr Thr Arg Val Ala Asn Tyr Val Asp Trp 625 630 635 640 Ile Asn Asp Arg Ile Arg Pro Pro Arg Arg Leu Val Ala Pro Ser 645 650 655
【0030】配列番号:2 配列の長さ:329 配列の型:核酸 鎖の数:2本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA 起源 生物名:ヒト 直接の起源:Quick-cloneTM ヒト肝臓cDNA(Clonet
ech社製) 配列 GGATCC CAG ATT GCG GGC TGG GGC CAC TTG GAT GAG AAC GTG AGC GGC 48 Gln Ile Ala Gly Trp Gly His Leu Asp Glu Asn Val Ser Gly 1 5 10 TAC TCC AGC TCC CTG CGG GAG GCC CTG GTC CCC CTG GTC GCC GAC CAC 96 Tyr Ser Ser Ser Leu Arg Glu Ala Leu Val Pro Leu Val Ala Asp His 15 20 25 30 AAG TGC AGC AGC CCT GAG GTC TAC GGC GCC GAC ATC AGC CCC AAC ATG 144 Lys Cys Ser Ser Pro Glu Val Tyr Gly Ala Asp Ile Ser Pro Asn Met 35 40 45 CTC TGT GCC GGC TAC TTC GAC TGC AAG TCC GAC GCC TGC CAG GGG GAC 192 Leu Cys Ala Gly Tyr Phe Asp Cys Lys Ser Asp Ala Cys Gln Gly Asp 50 55 60 TCA GGG GGG CCC CTG GCC TGC GAG AAG AAC GGC GTG GCT TAC CTC TAC 240 Ser Gly Gly Pro Leu Ala Cys Glu Lys Asn Gly Val Ala Tyr Leu Tyr 65 70 75 GGC ATC ATC AGC TGG GGT GAC GGC TGC GGG CGG CTC CAC AAG CCG GGG 288 Gly Ile Ile Ser Trp Gly Asp Gly Cys Gly Arg Leu His Lys Pro Gly 80 85 90 GTC TAC ACC CGC GTG GCC AAC TAT GTG GAC TGG AT GGATCC 329 Val Tyr Thr Arg Val Ala Asn Tyr Val Asp Trp 95 100 105
【0031】配列番号:3 配列の長さ:2033 配列の型:核酸 鎖の数:2本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA 起源 生物名:ヒト 直接の起源:Pre-made Lambda phage Library、ヒト肝
臓(49才、男)cDNA Library(Stratagene社製) 配列 ATGGGGCGCT GGGCCTGGGT CCCCAGCCCC TGGCCCCCAC CGGGGCTGGG CCCCTTCCTC 60 CTCCTCCTCC TGCTGCTGCT GCTGCTGCCA CGGGGGTTCC AGCCCCAGCC TGGCGGGAAC 120 CGTACGGAGT CCCCAGAACC TAATGCCACA GCGACCCCTG CGATCCCCAC TATCCTGGTG 180 ACCTCTGTGA CCTCTGAGAC CCCAGCAACA AGTGCTCCAG AGGCAGAGGG ACCCCAAAGT 240 GGGGGGCTCC CGCCCCCGCC CAGGGCAGTT CCCTCGAGCA GTAGCCCCCA GGCCCAAGCA 300 CTCACCGAGG ACGGGAGGCC CTGCAGGTTC CCCTTCCGCT ACGGGGGCCG CATGCTGCAT 360 GCCTGCACTT CGGAGGGCAG TGCACACAGG AAGTGGTGTG CCACAACTCA CAACTACGAC 420 CGGGACAGGG CCTGGGGCTA CTGTGTGGAG GCCACCCCGC CTCCAGGGGG CCCAGCTGCC 480 CTGGATCCCT GTGCCTCCGG CCCCTGCCTC AATGGAGGCT CCTGCTCCAA TACCCAGGAC 540 CCCCAGTCCT ATCACTGCAG CTGCCCCCGG GCCTTCACCG GCAAGGACTG CGGCACAGAG 600 AAATGCTTTG ATGAGACCCG CTACGAGTAC CTGGAGGGGG GCGACCGCTG GGCCCGCGTG 660 CGCCAGGGCC ACGTGGAACA GTGCGAGTGC TTCGGGGGCC GGACCTGGTG CGAAGGCACC 720 CGACATACAG CTTGTCTGAG CAGCCCTTGC CTGAACGGGG GCACCTGCCA CCTGATCGTG 780 GCCACCGGGA CCACCGTGTG TGCCTGCCCA CCAGGCTTCG CTGGACGGCT CTGCAACATC 840 GAGCCTGATG AGCGCTGCTT CTTGGGGAAC GGCACTGGGT ACCGTGGCGT GGCCAGCACC 900 TCAGCCTCGG GCCTCAGCTG CCTGGCCTGG AACTCCGATC TGCTCTACCA GGAGCTGCAC 960 GTGGACTCCG TGGGCGCCGC GGCCCTGCTG GGCCTGGGCC CCCATGCCTA CTGCCGGAAT 1020 CCGGACAATG ACGAGAGGCC CTGGTGCTAC GTGGTGAAGG ACAGCGCGCT CTCCTGGGAG 1080 TACTGCCGCC TGGAGGCCTG CGAATCCCTC ACCAGAGTCC AACTGTCACC GGATCTCCTG 1140 GCGACCCTGC CTGAGCCAGC CTCCCCGGGG CGCCAGGCCT GCGGCAGGAG GCACAAGAAG 1200 AGGACGTTCC TGCGGCCACG TATCATCGGC GGCTCCTCCT CGCTGCCCGG CTCGCACCCC 1260 TGGCTGGCCG CCATCTACAT CGGGGACAGC TTCTGCGCCG GGAGCCTGGT CCACACCTGC 1320 TGGGTGGTGT CGGCCGCCCA CTGCTTCTCC CACAGCCCCC CCAGGGACAG CGTCTCCGTG 1380 GTGCTGGGCC AGCACTTCTT CAACCGCACG ACGGACGTGA CGCAGACCTT CGGCATCGAG 1440 AAGTACATCC CGTACACCCT GTACTCGGTG TTCAACCCCA GCGACCACGA CCTCGTCCTG 1500 ATCCGGCTGA AGAAGAAAGG GGACCGCTGT GCCACACGCT CGCAGTTCGT GCAGCCCATC 1560 TGCCTGCCCG AGCCCGGCAG CACCTTCCCC GCAGGACACA AGTGCCAGAT TGCGGGCTGG 1620 GGCCACTTGG ATGAGAACGT GAGCGGCTAC TCCAGCTCCC TGCGGGAGGC CCTGGTCCCC 1680 CTGGTCGCCG ACCACAAGTG CAGCAGCCCT GAGGTCTACG GCGCCGACAT CAGCCCCAAC 1740 ATGCTCTGTG CCGGCTACTT CGACTGCAAG TCCGACGCCT GCCAGGGGGA CTCAGGGGGG 1800 CCCCTGGCCT GCGAGAAGAA CGGCGTGGCT TACCTCTACG GCATCATCAG CTGGGGTGAC 1860 GGCTGCGGGC GGCTCCACAA GCCGGGGGTC TACACCCGCG TGGCCAACTA TGTGGACTGG 1920 ATCAACGACC GGATACGGCC TCCCAGGCGG CTTGTGGCTC CCTCCTGACC CTCCAGCGGG 1980 ACACCCTGGT TCCCACCATT CCCTGCCTTG CTGACAATAA AGATATTTCC AAG 2033
【0032】配列番号:4 配列の長さ:26 配列の型:核酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸(合成DNA) 起源 生物名:ヒト 配列 CTCGGATCCC ARATNGCNGG NTGGGG 26 R : G or A, N : A, G, C or T
【0033】配列番号:5 配列の長さ:26 配列の型:核酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸(合成DNA) 起源 生物名:ヒト 配列 CTCGGATCCA TCCARTCNAC RTARTT 26 R : G or A, N : A, G, C or T
【0034】配列番号:6 配列の長さ:7 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド フラグメント型:中間フラグメント 起源 生物名:ヒト
【0035】配列番号:7 配列の長さ:8 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド フラグメント型:中間フラグメント 起源 生物名:ヒト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C12N 9/64 BIOSIS(DIALOG) WPI(DIALOG) GenBank/EMBL/DDBJ/G eneSeq SwissProt/PIR/GeneS eq

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配列表の配列番号1に記載のアミノ酸配
    列を有することを特徴とするタンパク質。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のタンパク質をコードする
    遺伝子。
  3. 【請求項3】 配列表の配列番号2に記載の塩基配列で
    表される核酸配列を部分配列として含有してなることを
    特徴とする請求項2記載の遺伝子。
  4. 【請求項4】 配列表の配列番号3に記載の塩基配列で
    表されることを特徴とする請求項2記載の遺伝子。
  5. 【請求項5】 プロモーターの下流に、請求項2記載の
    遺伝子を該遺伝子によってコードされるポリペプチドを
    発現するように組み込んだ発現ベクター。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のベクターで宿主細胞を形
    質転換させて得られた形質転換体。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の形質転換体を培養して配
    列表の配列番号1に記載のアミノ酸配列で表されるタン
    パク質を産生させる方法。
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