[go: up one dir, main page]

JP3142808B2 - 面発光装置 - Google Patents

面発光装置

Info

Publication number
JP3142808B2
JP3142808B2 JP09346703A JP34670397A JP3142808B2 JP 3142808 B2 JP3142808 B2 JP 3142808B2 JP 09346703 A JP09346703 A JP 09346703A JP 34670397 A JP34670397 A JP 34670397A JP 3142808 B2 JP3142808 B2 JP 3142808B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
led
light source
guide member
light guide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP09346703A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11175009A (ja
Inventor
秀延 一松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP09346703A priority Critical patent/JP3142808B2/ja
Publication of JPH11175009A publication Critical patent/JPH11175009A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3142808B2 publication Critical patent/JP3142808B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09FDISPLAYING; ADVERTISING; SIGNS; LABELS OR NAME-PLATES; SEALS
    • G09F13/00Illuminated signs; Luminous advertising
    • G09F13/20Illuminated signs; Luminous advertising with luminescent surfaces or parts
    • G09F13/22Illuminated signs; Luminous advertising with luminescent surfaces or parts electroluminescent

Landscapes

  • Planar Illumination Modules (AREA)
  • Illuminated Signs And Luminous Advertising (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば携帯電話
機、PDA(Personal Digital Assistants ),ハンド
ヘルドGPS(Global Positioning System )等の各種
携帯機器の液晶パネルの照明用光源として最適なLED
(発光ダイオード)光源を用いた面発光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば携帯電話機、PDA,ハンドヘル
ドGPS等の携帯機器は、表示部である液晶パネル面を
照明する面発光装置を装備している。
【0003】図11はこの種の携帯機器に用いられる面
発光装置の概略構成を示す。この面発光装置は、棒状の
LED光源51と、導光部材52と、反射部材53とを
備えて概略構成される。LED光源51は、長方体の反
射ケース54を備えている。反射ケース54は、一面に
開口形成された凹窓部内に、所定の色を発光するように
配線接続された複数のLED(図示の例では2個)55
が並設されている。導光部材52は角板状に形成され、
上面が開放した有底箱状の反射部材53内に収容され
る。反射部材53内には、発光面が対面して導光部材5
2の右側面に密着した状態でLED光源51も一緒に収
容される。
【0004】上記構成による面発光装置では、LED光
源51のLEDから出射された光が導光部材52の右側
面より入射され、入射された光が反射部材53内で反射
されて導光部材52の上面より出射され、導光部材52
の上面が外部に向けて所定の色で面発光する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記面発光
装置の光源として使用されるLED55は、レンズ形状
や材質によってその配光特性(指向性)も変わるが、一
般的に、光軸上の垂直方向に対する光度が最も高く、水
平方向に向かうに連れて光度が低くなる配光特性を示
す。
【0006】そして、上記従来の面発光装置では、LE
D光源51が導光部材52の側面に配置された構成なの
で、180°の範囲で光を出射することができない。す
なわち、LED55の光軸方向に対しては十分な光を入
射することはできるが、光軸と直交する導光部材52の
側面方向に対しては十分な光を入射することができな
い。このため、図11の黒点で示すように、導光部材5
2上におけるLED55の両側に暗所部分が生じ、導光
部材52を全面にわたって均一に面発光させることがで
きなかった。その結果、この種の従来の面発光装置を各
種携帯機器の液晶パネルの照明用光源として採用した場
合、液晶パネルの表示の一部が暗くなり、視認性に欠け
るという問題があった。
【0007】そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてな
されたものであり、導光部材への入射効率を向上させて
暗所箇所が生じることなく均一な面発光が行え、各種携
帯機器の液晶パネルの照明用光源として最適な面発光装
置を得ることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】次に、上記の課題を解決
するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照し
て説明する。請求項1の発明は、所定曲率で切欠された
光導入面25が少なくとも一角部分に形成され、前記光
導入面25より導入された光を光出射面26をなす表面
又は裏面から出射する角板状の導光部材22と、所定色
の光を出射するLED2と、前記光導入面25に対面し
て凹窓部9が開口形成され、前記光導入面25の領域内
に収まるように前記凹窓部9内に前記LED2が収容さ
れ、前記光導入面25に隣合う面間のなす角度と略同等
の角度をなして位置決め面11a,11aが前記凹窓部
9の両側に形成されるとともに、前記光導入面25と略
同一曲率の突出部12,13が前記位置決め面11a,
11a間で前記凹窓部9の上下外周部分に前記光導入面
25の上下位置に対向して形成された反射ケース8とを
備えたLED光源1とを具備しており、前記LED光源
1は、発光面14が前記光導入面25に対面し、前記突
出部12,13が前記光導入面25の上下位置に当接
し、かつ前記位置決め面11a,11aが前記光導入面
25に隣合う面にそれぞれ当接して配設され、前記導光
部材22の前記光出射面26の反対面には、表面が鏡面
をなす半球状の微小突起27又は表面が粗面化された半
球状の微小突起27が前記LED光源1からの距離に反
比例した密度に形成されており、入射光を所定方向に反
射させる上下面が開放した枠状の反射部材34を備え、
該反射部材34内には、前記導光部材22が前記微小突
起27を上面側に向けた状態で前記LED光源1ととも
に収容固定されることを特徴とする。
【0009】このような構成により、上記面発光装置を
液晶パネルフロントライトとして使用する場合には、上
下面が開放した枠状の反射部材34に対し、導光部材2
2が微小突起27を上面側に向けた状態でLED光源1
とともに収容固定され、液晶パネル35の表面側に密着
して配設される。そして、LED2が駆動されて発光す
ると、発光面14aから導光部材22の光導入面をなす
凹面25に光が入射される。凹面25に光が入射される
と、この光は反射部材34の内壁面や導光部材22に形
成された微小突起27により光出射面26側に反射され
る。これにより、導光部材22の光出射面26が全面に
わたって均一に面発光し、液晶パネル35の表面を均一
な光で照射する。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明の面光源装置に用い
られるLED光源の斜視図、図2は同LED光源の平面
図、図3は同LED光源の等価回路図である。
【0011】図1及び図2に示すように、LED光源1
は、発光素子として、矩形状の微小チップからなる発光
色の異なる2個のLED2を有している。具体的に、L
ED2は、例えばInGaNの材質からなる青色発光ダ
イオード(以下、青色LEDという)2A、例えばIn
GaAlPの材質からなる黄色発光ダイオード(以下、
黄色LEDという)2Bで構成される。これら2色のL
ED2A,2Bは、例えば厚さ0.2mm程度の金属薄
板からなる枠状のリードフレーム3に実装される。
【0012】リードフレーム3は、例えば燐青銅などの
合金からなる金属薄板の表面にメッキ処理を施した導電
性部材で形成される。メッキ処理としては、金属薄板に
Cuメッキの下地を施した後、反射効率が良く、LED
2のボンディングの馴染みが良いAgメッキを施してい
る。
【0013】リードフレーム3は、各LED2A,2B
が搭載される素子取付パターン4と、各LED2A,2
Bを発光駆動するための駆動信号が供給される外部端子
5とを有している。
【0014】外部端子5は、等間隔で平行に導出される
1本のアノード端子5aと2本のカソード端子5b,5
Cから構成される。図示の例では、LED2Bのカソー
ド端子5cが各LED2A,2Bが搭載される素子取付
パターン4から下方に導出されている。素子取付パター
ン4の両側には、接続用パターン6(6a,6b)が形
成されている。一方の接続用パターン6aからは、各L
ED光源2A,2B共通のアノード端子1aが下方に向
けて導出されている。また、他方の接続用パターン6b
からは、LED2Aのカソード端子1bが下方に向けて
導出されている。
【0015】各LED2A,2Bは、共通の素子取付パ
ターン4に搭載され、例えばAgペーストのダイボンデ
ィングにより固着されるとともに、外部端子5との間が
例えば金からなるワイヤー7のワイヤーボンディングに
より接続されている。
【0016】図示の例において、青色LED2Aは、上
面に−電極と+電極が形成されている。また、黄色LE
D2Bは、上面に+電極が形成され、下面に−電極が形
成されている。
【0017】本例において、青色LED2Aの下面及び
黄色LED2Bの下面(−電極)は、素子取付パターン
4上にダイボンディングにより固着される。青色LED
2Aの+電極及び黄色LED2Bの上面(+電極)は、
それぞれ一方の接続用パターン6a上にワイヤーボンデ
ィングにより接続される。青色LED2Aの−電極は、
他方の接続用パターン6b上にワイヤーボンディングに
より接続される。これにより、各LED2A,2Bは、
外部端子5との間が配線接続された状態で、外部端子5
の導出方向に並設して素子取付パターン4上に実装され
る。
【0018】図3に示すように、各LED2A,2B
は、アノード端子5aが共通端子として電源回路15の
+側に接続され、カソード端子5b,5cが各々電流制
限抵抗R1,R2を介して電源回路15の−側に接続さ
れる。電流制限抵抗R1,R2は、LED光源1より白
色光が出射されるように、その抵抗値が予め最適な値に
設定されている。
【0019】具体的には、図4の色度図に示すように、
青色LED2Aとしてドミナント波長λdA=470n
mを使用し、黄色LED2Bとしてドミナント波長λd
B=576nmを使用する。そして、各電流制限抵抗R
1,R2を可変しながら各LED2A,2Bを同時に発
光駆動させると、その発光色の波長が図4の色度図上の
波長λdAとλdBとの間を結ぶ直線上を移動する。そ
こで、所望の白色光が得られるように、各電流制限抵抗
R1,R2を可変調整してそれぞれの抵抗値を設定す
る。
【0020】このように、電流制限抵抗R1,R2を介
して各LED2A,2Bを一定の電流比率で同時に発光
駆動することにより白色光が得られる。
【0021】各LED2A,2Bの配線接続されたリー
ドフレーム3には、各LED2A,2Bの取付部分を除
く素子取付パターン4を上下面から覆うようにインサー
ト成形による薄型の反射ケース8が形成されている。反
射ケース8は、耐熱性に優れ、反射効率の高い樹脂で形
成されている。具体的な材質としては、例えば15%の
ガラスを含む反射材入りのPBT樹脂等が使用される。
また、反射ケース8の高さTは、後述する導光部材22
の厚さとほぼ同等の寸法に設定されている。
【0022】図1及び図2に示すように、反射ケース8
の表面中央部分には、各LED2A,2Bが表出するよ
うに、素子取付パターン4に向かって開口した長方形状
の凹窓部9が形成されている。この凹窓部9は、後述す
る導光板23の凹面(光導入面)25の領域内に収まる
ように形成されている。
【0023】凹窓部9の左右の内周壁面は、素子取付パ
ターン4側から反射ケース8の表面に向けて広がるよう
に所定角度傾斜したテーパ面10を形成している。この
テーパ面10は、各LED2A,2Bから出射されて横
に広がった光を凹窓部9の前面側に導出している。
【0024】図2において、反射ケース8本体における
凹窓部9の外周部分の左右両側には、所定角度をなす位
置決め面11a,11aを有する位置決め突起11,1
1が延出して一体形成されている。この位置決め面11
a,11a間のなす角度は、後述する導光板23の凹面
25に隣合う側面のなす角度と略同等に設定されてい
る。図示の例では、長方形の板材からなる導光板を用い
る場合の例であって、90°に設定されている。
【0025】図2において、凹窓部9の外周縁部分の上
下で、左右の位置決め突起11,11の間には、円弧状
の上突出部12と下突出部13とが反射ケース8本体に
一体形成されている。これら上突出部12及び下突出部
13は、後述する導光板23の凹面25に密着して当接
するように、先端縁12a,13aが導光板23の凹面
25と略同一曲率の円弧状に形成されている。
【0026】図1に示すように、凹窓部9内には、透光
性を有するエポキシ樹脂、シリコン等の透明樹脂からな
る封止部材14が充填されている。この封止部材14
は、各LED2A,2Bを保護し、各LED2A,2B
からの光を凹窓部9の前面側に透過させる役目をしてい
る。また、封止部材14の表面は、各LED2A,2B
からの光を外部に向けて出射する発光面14aを形成し
ている。
【0027】次に、図5(a)はLED光源1を搭載し
た面発光装置の例を示す図、図5(b)は同側面図、図
6は図5(a)のI−I線断面図、図7は同面発光装置
の部分拡大平断面図である。
【0028】面発光装置21は、液晶パネルのバックラ
イトとして採用されるもので、上記LED光源1と、導
光部材22と、反射部材24とを備えて概略構成され
る。
【0029】図5(a)に示すように、導光部材22
は、例えばメタクリル樹脂等の透明部材により長方形の
角板状に形成されている。LED光源1が配置される導
光部材22の角部分には、所定の曲率で切欠された光導
入面をなす凹面25が形成されている。
【0030】導光部材22は、一方の面(表面又は裏
面)がLED光源1より凹面25を介して導入される光
を外部に出射する光出射面26を形成している。この光
出射面26に対面する導光部材22の他方の面、すなわ
ち、光出射面26の反対面には、表面が鏡面をなす半球
面状の微小突起27が所定パターン形状に一体形成され
ている。この微小突起27は、LED光源1からの位置
によって最適な密度に設定されている。言い換えれば、
LED光源1の配光特性(指向性)に応じて、導光部材
22の光出射面26から出射される光が全面にわたって
均一となるように設定されている。
【0031】具体的には、LED光源1に近い部分の微
小突起27の密度を低くし、LED光源1から離れるに
したがって微小突起27の密度を高くする。また、LE
D光源1の光度の強い部分の微小突起27の密度を低く
し、光度の弱い部分の微小突起27の密度を高くする。
すなわち、LED光源1からの距離に反比例した密度で
微小突起27が形成される。なお、微小突起27の形成
パターンは、規則的なパターンではなく、ランダムパタ
ーンとしてもよい。また、微小突起27の外径を変えて
もよい。
【0032】ここで、上記微小突起27を有する導光部
材22は、以下の手順に従って作製される。 (1)ガラス基板の表面にフォトレジストを均一に塗布
し、所定のグラデーションパターン、すなわち、所望す
る微小突起27の分布に相当するフォトレジスト上の位
置にレーザービームを照射する。 (2)レーサービームの照射後に、フォトレジスト面を
現像すると、レーザービームの当たった部分が無くな
り、ガラス基板の表面上には径がφ50〜100、高さ
10〜15μmの半球面のくぼみが形成される。 (3)半球面のくぼみが形成されたガラス基板の全面に
銀メッキを施し、その上にニッケル電鋳を行い、厚さ2
50〜300μmのメタルマスターを作る。 (4)メタルマスターを真空引きの方法により射出成形
金型に貼り付け、メタクリル樹脂等の材料を用い射出成
形方式で導光部材22を製造する。これにより、所望す
る分布で微小突起27の形成された導光部材22が完成
する。
【0033】なお、上記説明において、微小突起27は
導光部材22に一体形成されるものとして説明したが、
図5の面発光装置21の構成を採用する場合には、微小
突起27の表面を荒らして粗面化し、入射した光を散乱
させるようにしてもよく、また、白色塗料の印刷により
微小突起27を形成してもよい。
【0034】反射部材24は、上面のみが開放した有底
箱状に形成される。導光部材22の凹面25が位置する
角部分、図2における右下角部分には、LED光源1の
反射ケース8の外形に適合した取付凹部28が形成され
ている。また、取付凹部28には、LED光源1の外部
端子5が挿通される端子挿通穴28aが連通して形成さ
れている。
【0035】反射部材24内には、導光部材22が微小
突起27を底面側に向けた状態で収容される。LED光
源1は、発光面14aが導光部材22の凹面25の領域
内に収まるように、上突出部12及び下突出部13を凹
面25の上下に当接させ、かつ位置決め突起11,11
の位置決め面11a,11aを凹面25に隣合う側面に
当接させ密着した状態で取付凹部28に収容される。そ
の際、反射部材24に対するLED光源1の固定は、図
7に示すように、LED光源1の反射ケース8の背面に
設けられた凸条の係合突起29を、取付凹部28に形成
された係合穴30に係合することにより行われる。
【0036】これにより、LED光源1は、図6に示す
ように、反射ケース8の上面が導光部材22及び反射部
材24の表面と面一をなすとともに、反射ケース8の下
面が反射部材24の底面と面一をなして反射部材24に
位置決め固定される。
【0037】なお、LED光源1は、係合突起29を反
射部材24の係合穴30に係合することで反射部材24
に位置決め固定されるが、上記構成に限定されるもので
はなく、LED光源1が反射部材24に対して位置決め
固定できる構成であればよい。
【0038】図6に示すように、上記構成による面発光
装置21は、一点鎖線で示す液晶パネル(表示パネル)
35の裏面側に密着して配設される。そして、各LED
2A,2Bが同時に駆動されて発光すると、発光面14
aから導光部材22の光導入面をなす凹面25に白色光
が入射される。光導入面をなす凹面25に光が入射され
ると、この光は反射部材24の内壁面や導光部材22に
形成された微小突起27により光出射面26側に反射さ
れる。これにより、導光部材22の光出射面26が全面
にわたって均一に面発光し、液晶パネル35を裏面側か
ら均一な光で照射する。
【0039】次に、図8はLED光源1が搭載された面
発光装置の実施の形態を示す図である。なお、図におい
て、図6の面発光装置と同一の構成要素には同一番号を
付し、その説明を省略する。
【0040】本例による面発光装置31は、反射部材3
4の構成が異なる他は図6の面発光装置と同一である。
反射部材34は、上下面が開放した枠状に形成されてい
る。導光部材22は、図6に示す面発光装置21とは表
裏面を逆にした状態、すなわち、微小突起27が形成さ
れた面を上面に向けて反射部材34の枠内に収容され
る。これに伴い、LED光源1が取り付けられる取付凹
部28は、図6に示す面発光装置21とは対称位置、図
2における反射部材24の右上角部分に相当する位置に
形成されている。
【0041】そして、LED光源1は、発光面14aが
導光部材22の凹面25の領域内に収まるように、上突
出部12及び下突出部13を凹面25の上下に当接さ
せ、かつ位置決め突起11,11の位置決め面11a,
11aを凹面25に隣合う側面に当接させ密着した状態
で取付凹部28に収容される。その際、反射部材34に
対するLED光源1の位置決め固定は、反射ケース8の
係合突起29を係合穴30に係合することにより行われ
る。
【0042】図8に示すように、上記構成による面発光
装置31は、一点鎖線で示す液晶パネル35の表面側に
密着して配設される。そして、各LED2A,2Bが同
時に駆動されて発光すると、発光面14aから導光部材
22の光導入面をなす凹面25に白色光が入射される。
光導入面をなす凹面25に光が入射されると、この光は
反射部材34の内壁面や導光部材22に形成された微小
突起27により光出射面26側に反射される。これによ
り、導光部材22の光出射面26が全面にわたって均一
に面発光し、液晶パネル35の表面を均一な光で照射す
る。
【0043】上記構成によれば、反射部材34を除く他
の部品、すなわち、LED光源1及び導光部材22を図
6に示すものと兼用することができる。
【0044】なお、上記構成では、周囲が明るく十分な
外光が得られる場合には、LED2A,2Bを発光駆動
せずに外光が利用できる。その場合、外光は、図8にお
いて、導光部材22の上面から微小突起27間を通過し
て液晶パネルの表面を照射する。
【0045】このように、上記実施の形態のLED光源
は、発光面14aが導光部材22の凹面25に対面し、
反射ケース8の上突出部12及び下突出部13が凹面2
5に当接し、かつ位置決め突起11の位置決め面11a
が導光部材22の凹面25に隣合う側面にそれぞれ当接
した状態で反射部材24内に収容される構成なので、L
ED2A,2Bから出射された光が外部に光が漏れるこ
となく凹面25に密着して取り付けることができ、例え
ば液晶パネルの照明用光源に用いられる面発光装置とし
て最適な光源が得られる。その際、反射ケース8は、L
ED2A,2Bの光軸方向の寸法が小さく薄型に形成さ
れているので、反射部材24への収容時における角部分
の突出量も小さく、コンパクトな取付を行うことができ
る。
【0046】そして、上記LED光源を用いた面発光装
置によれば、導光部材22の角部分に発光面14aを対
面させてLED光源1を設けた構成なので、90°の範
囲で導光部材22に光を入射させればよく、少なくとも
導光部材22の角部分の1箇所に設けるだけで、従来よ
りも導光部材22への入射効率を向上させて暗所部分が
生じることなく均一な面発光を行うことができる。その
際、LED光源1は、上述したように、導光部材22の
角部分に密着した状態で取り付けることができるので、
コンパクトな面発光装置を得ることができる。
【0047】LED光源1が配設される導光部材22の
角部分は、所定曲率で切り欠かれた凹面25をなす光導
入面とされているので、狭指向性のLEDを用いた場合
でも、LED光源1からの光を凹面25を通じて導光部
材22の広範囲にわたって効率的に入射することがで
き、導光部材22への入射効率を従来より高めることが
できる。
【0048】導光部材22の一方の面に形成された微小
突起27は、入射光を明るく、均一に面発光させるため
多数個形成されており、表面が鏡面になっているので、
光の散乱がなく、反射効率の良い導光部材22を構成す
ることができる。
【0049】導光部材22に形成される微小突起27
は、直径50〜100μmと微小であり、肉眼で見ても
判別できないほど小さい。しかも、各微小突起27の表
面が鏡面となっているので、散乱せず透明である。これ
により、図8に示す構成により液晶パネル35のフロン
トライトとして使用しても、液晶パネル35側に光が出
射し、液晶表示が鮮明に、かつ明るく均一に見え、十分
な視認性を得ることができる。
【0050】ところで、上記実施の形態におけるLED
光源1は、青色LED2Aと黄色LED2Bの2色のL
ED2を備えて白色光を発光させる構成としているが、
図9に示すように、図1の共通の導電パターンを利用
し、単色光を発光させるように、凹窓部9内の素子取付
パターン4上に1個のLEDを備えた構成としてもよ
い。具体的には、例えばInGaAlPの材質からなる
緑色LED2Dを凹窓部9内の素子取付パターン4上に
ダイボンディングし、上面の+電極と接続用パターン6
aとの間をワイヤーボンディングして配線接続すれば、
LED光源1の発光面14aより緑色の光が出射され
る。
【0051】このように、図1に示すパターン構成で
は、LED2が2箇所に実装できる様になっており、1
箇所にLED2を実装すれば単色光のLED光源1が得
られ、2箇所にLED(青色LED2A、黄色LED2
B)2を実装すれば白色光のLED光源1が得られる。
【0052】また、白色光を発光させる構成として、図
10に示すように、凹窓部9内の素子取付パターン4上
に青色LED2A、赤色LED2C、緑色LED2Dの
3色のLEDを備える構成としてもよい。その際、外部
端子5は、各LED2A,2C,2Dが共通接続される
1本のアノード端子5aと、各LED2A,2C,2D
毎に接続される3本のカソード端子5b,5c,5dと
から構成され、各LED2A,2C,2Dが同時発光す
るように配線接続される。
【0053】上記実施の形態では、導光部材22の角部
分の1箇所にLED光源1を配設した構成としたが、導
光部材22の角部分の複数箇所にLED光源1を配設し
てもよい。その際、LED光源1が配設される導光部材
22の角部分は、所定曲率で切り欠かれた凹面25とす
るのが最も好ましい。これにより、導光部材22の一箇
所にLED光源1を配設した場合よりも更に輝度を向上
させることができる。また、図示の例では、導光部材2
2が長方形の板状に形成されているものとして説明した
が、例えば正方形や多角形などの角形状に形成されたも
のであれば用いることができる。
【0054】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
面発光照明装置によれば、LED光源を導光部材の角部
分の少なくとも1箇所に設けるだけで、従来よりも導光
部材への入射効率を向上させて暗所部分が生じることな
く均一な面発光を行うことができる。その際、LED光
源は、導光部材の角部分に密着した状態で取り付けるこ
とができるので、各種携帯機器の液晶パネルのフロント
ライトの面発光装置をコンパクトに構成することができ
る。
【0055】LED光源が配設される導光部材の角部分
は、所定曲率で切り欠かれた光導入面とされているの
で、狭指向性のLEDを用いた場合でも、LED光源か
らの光を導光部材の広範囲にわたって効率的に入射する
ことができ、導光部材への入射効率を従来より高めるこ
とができる。
【0056】導光部材の一方の面に形成された微小突起
は、入射光を明るく、均一に面発光させるため多数個形
成されており、表面が鏡面になっているので、光の散乱
がなく、反射効率の良い導光部材を構成することができ
る。
【0057】導光部材に形成される微小突起は、肉眼で
見ても判別できないほど小さく、各微小突起の表面が鏡
面となっており、散乱せず透明なので、液晶パネルのフ
ロントライトとして使用しても、液晶パネル側に光が出
射し、液晶表示が鮮明に、かつ明るく均一に見え、十分
な視認性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明による面光源装置に用いられるL
ED光源の実施の斜視図
【図2】図2は同LED光源の平面図
【図3】図3は同LED光源の等価回路図
【図4】本発明の面光源装置に用いられるLED光源の
各LEDの発光色及び各LEDの同時発光によって得ら
れる白色光を示す色度図
【図5】(a)LED光源を搭載した面発光装置の例を
示す図 (b)同側面図
【図6】図5(a)のI−I線断面図
【図7】図7は同面発光装置の部分拡大平断面図
【図8】本発明による面発光装置の実施の形態を示す図
【図9】本発明の面光源装置に用いられるLED光源の
他の例を示す平面図
【図10】本発明の面光源装置に用いられるLED光源
の他の例を示す平面図
【図11】従来の面発光装置の一構成例を示す図
【符号の説明】
1…LED光源、2…LED、8…反射ケース、9…凹
窓部、11…位置決め突起、11a…位置決め面、12
…上突起部、13…下突起部、21,31…面発光装
置、22…導光部材、24,34…反射部材、25…凹
面(光導入面)、26…光出射面、27…微小突起。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−298008(JP,A) 特開 平7−320514(JP,A) 特開 平9−265823(JP,A) 特開 平10−247412(JP,A) 特開 平10−255530(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09F 13/18 F21V 8/00 G09F 9/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定曲率で切欠された光導入面が少なく
    とも一角部分に形成され、前記光導入面より導入された
    光を光出射面をなす表面又は裏面から出射する角板状の
    導光部材と、 所定色の光を出射するLEDと、前記光導入面に対面し
    て凹窓部が開口形成され、前記光導入面の領域内に収ま
    るように前記凹窓部内に前記LEDが収容され、前記光
    導入面に隣合う面間のなす角度と略同等の角度をなして
    位置決め面が前記凹窓部の両側に形成されるとともに、
    前記光導入面と略同一曲率の突出部が前記位置決め面間
    で前記凹窓部の上下外周部分に前記光導入面の上下位置
    に対向して形成された反射ケースとを備えたLED光源
    とを具備しており、 前記LED光源は、発光面が前記光導入面に対面し、前
    記突出部が前記光導入面の上下位置に当接し、かつ前記
    位置決め面が前記光導入面に隣合う面にそれぞれ当接し
    て配設され、 前記導光部材の前記光出射面の反対面には、表面が鏡面
    をなす半球状の微小突起又は表面が粗面化された半球状
    の微小突起が前記LED光源からの距離に反比例した密
    度に形成されており、 入射光を所定方向に反射させる上下面が開放した枠状の
    反射部材を備え、該反射部材内には、前記導光部材が前
    記微小突起を上面側に向けた状態で前記LED光源とと
    もに収容固定されることを特徴とする面発光装置。
JP09346703A 1997-12-16 1997-12-16 面発光装置 Expired - Fee Related JP3142808B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09346703A JP3142808B2 (ja) 1997-12-16 1997-12-16 面発光装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09346703A JP3142808B2 (ja) 1997-12-16 1997-12-16 面発光装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11175009A JPH11175009A (ja) 1999-07-02
JP3142808B2 true JP3142808B2 (ja) 2001-03-07

Family

ID=18385250

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09346703A Expired - Fee Related JP3142808B2 (ja) 1997-12-16 1997-12-16 面発光装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3142808B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3891387B2 (ja) * 2000-02-18 2007-03-14 株式会社エンプラス 面光源装置及び表示装置
JP4801276B2 (ja) * 2000-04-12 2011-10-26 株式会社半導体エネルギー研究所 照明装置
US6789910B2 (en) * 2000-04-12 2004-09-14 Semiconductor Energy Laboratory, Co., Ltd. Illumination apparatus
JP2001345008A (ja) * 2000-05-31 2001-12-14 Nippon Leiz Co Ltd 面光源装置
US7682036B2 (en) 2001-04-11 2010-03-23 General Manufacturing, Inc. Intrinsically safe light
JP2004271871A (ja) * 2003-03-07 2004-09-30 Enplas Corp 導光板,面光源装置及び液晶表示装置
JP4489423B2 (ja) 2003-12-26 2010-06-23 シャープ株式会社 バックライト及び液晶表示装置
JP4732526B2 (ja) * 2009-01-30 2011-07-27 シャープ株式会社 バックライト及び液晶表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11175009A (ja) 1999-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1533633B1 (en) Planar lighting device
TWI440208B (zh) 低側面的側發光之發光二極體
US20040239242A1 (en) LIght-emitting unit and illuminator utilizing the same
JP2015015494A (ja) 光源モジュール及び面発光装置
JPH10319871A (ja) Ledディスプレイ装置
KR20110125065A (ko) 발광소자패키지
US20060001030A1 (en) Light-emitting diode
JP4656444B2 (ja) プロジェクタ
JPH0246424A (ja) 面発光装置
TW202028822A (zh) 光源模組及顯示裝置
JPH10125959A (ja) サイド発光型チップled
CN104023427A (zh) 照明装置
JP2008159986A (ja) 発光装置および照明装置
JP3142808B2 (ja) 面発光装置
JP2004014365A (ja) 面状発光光源、直下型バックライト、およびそれを用いた信号灯
CN114174716B (zh) 照明装置
WO1989005524A1 (fr) Source lumineuse plane a diode electroluminescente
JP3463613B2 (ja) 面発光装置
JP3101240B2 (ja) 棒状照明装置用光源ユニット
JP2004039778A (ja) 照明用発光素子
JP4484554B2 (ja) 照明装置
JP2877781B2 (ja) 面発光装置
JPH1175019A (ja) 光源装置及び画像読取装置
JPH0962206A (ja) Led表示装置
JP4720978B2 (ja) 面状照明装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees