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JP3140137U - 杭打ち設置用具 - Google Patents

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JP3140137U
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誠治 君岡
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誠治 君岡
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Abstract

【課題】 プレハブなどを人の通行の邪魔とならないように地面に固定できる杭打ち設置用具の提供。
【解決手段】 プレハブPの壁面に固定される保持部材5と、この保持部材5に固定され、杭7が通される案内部材9とを備える。保持部材5は、プレハブPの壁面に当接されて固定される取付片11と、この取付片11に直角に固定される板状の保持片13とを有する。案内部材9は、円筒状とされ、その周側壁の一部を、保持片13の切欠部13a,13c,13dにはめ込まれて固定される。保持片13の切欠部13bには、杭7を締め付けて固定する締付部材17が設けられる。
【選択図】 図2

Description

本考案は、杭を地面に打ち込んで各種物体を設置するのに使用される杭打ち設置用具に関するものである。特に、プレハブや物置などを、地面に固定したり、水平に保持したりする杭打ち設置用具に関するものである。
従来、たとえばプレハブを地面に固定するには、ワイヤの一端部をプレハブに固定し、他端部を地面に打ち込んだ杭に縛ることで行われていた。この際、プレハブを水平に設置するために、基礎工事を行った後に、プレハブを地面に設置することが多い。
しかしながら、従来のように、ワイヤでプレハブを固定する場合、ワイヤが人の通行の邪魔になることがある。また、地震などの災害時に、仮設住宅としてプレハブを大量に、かつ、短時間に設置する場合、基礎工事を行う余裕がない。
本考案は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、プレハブなどを、人の通行の邪魔とならないように地面に固定でき、また、水平に保持できる杭打ち設置用具を提供することにある。
本考案は、前記課題を解決するためになされたものであり、請求項1に記載の考案は、杭を用いて対象物を設置するための杭打ち設置用具であって、前記対象物に取り付けられるか、前記対象物が載置される保持部材と、この保持部材に設けられ、杭が通されて地面に固定される案内部材とを備えることを特徴とする杭打ち設置用具である。
請求項2に記載の考案は、前記保持部材に、筒状の前記案内部材が複数個、同一軸線上に設けられることを特徴とする請求項1に記載の杭打ち設置用具である。
請求項3に記載の考案は、前記保持部材に、杭を締め付ける締付部材が設けられることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の杭打ち設置用具である。
請求項4に記載の考案は、前記保持部材は、地面に載置され上方へ開口する筒状の差込部と、この差込部に上下動可能に設けられる調整棒と、この調整棒の上端部に設けられ、前記対象物が載置される座とを備えることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに記載の杭打ち設置用具である。
さらに、請求項5に記載の考案は、前記調整棒は、ネジ棒を有し、このネジ棒は、前記差込部に進退可能にねじ込まれて設けられ、前記座は、調整棒に対して相対回転可能に設けられることを特徴とする請求項4に記載の杭打ち設置用具である。
本考案の杭打ち設置用具によれば、人の通行の邪魔とならないようにプレハブなどを地面に固定することができ、また、プレハブなどを容易に水平に設けることが可能となる。
以下、本考案の杭打ち設置用具について、実施例に基づき更に詳細に説明する。
本考案の杭打ち設置用具は、プレハブや物置などを地面に固定したり、水平に保持したりするのに使用される。
まず、杭打ち設置用具が、プレハブを地面に固定するのに使用される場合について説明する。
図1は、本考案の杭打ち設置用具の実施例1の使用状態を示す斜視図であり、プレハブを地面に固定する例を示している。
図2は、図1におけるX部の拡大図であり、図3は、その分解斜視図である。
なお、以下の説明においては、図2において、紙面と直交する方向を前後とし、左右方向を左右とする。
本実施例1の杭打ち設置用具1Aは、プレハブPの壁面や脚部に固定される保持部材5と、この保持部材5に固定され、杭7が通される案内部材9とを主要部に備える。
保持部材5は、プレハブPの壁面や脚部に当接されて固定される金属製の四角形板状の取付片11と、この取付片11に固定される一対の板状の保持片13,13とを有する。取付片11の四隅には、丸穴11aが貫通して形成されている。一対の保持片13,13は、図3に示すように、互いに離隔してそれぞれ取付片11に直角に固定されている。つまり、各保持片13は、取付片11に対して板面が直交するように設けられている。また、保持片13,13間には、保持片13,13同士の離隔距離を一定に保つと共に、強度を確保するために矩形板状の補助板15が複数箇所に固定されている。
図示例では、保持片13は、取付片11に固定される一端辺が、それに対向する他端辺より上下寸法の小さい台形状とされている。なお、本実施例では、保持片13の下辺は水平に形成されている。
また、保持片13の前記他端辺には、上下に離隔して複数の切欠部が形成されており、図示例では、四個の矩形状の切欠部13a,13b,13c,13dが形成されている。各切欠部13a,13b,13c,13dは、前後および右側へ開口している。また、切欠部13a,13b,13c,13dのうち、一番上側の切欠部13aは上側へ、一番下側の切欠部13dは下側へも開口している。
案内部材9は、円筒状とされ、その内径は杭7の外径より若干大径とされる。本実施例では、保持片13の上から一番目、三番目および四番目の切欠部13a,13c,13dに案内部材9がそれぞれ固定される。具体的には、各案内部材9は、軸線を上下方向に配置して、その周側壁の一部が保持片13,13間に配置されると共に、保持片13の切欠部13a,13c,13dにはめ込まれて、各保持片13に溶接により固定される。この際、各案内部材9は、中心軸が同一直線上に配置されるよう保持片13に固定される。
保持片13の上から二番目の切欠部13bには、締付部材17が設けられている。
締付部材17は、円筒体の一部が軸方向に切り欠かれた略C字形状の部材とされ、その開口端部を手前側に向けて保持片13,13間に配置され、周側壁の一部が各保持片13の切欠部13cにはめ込まれて溶接により各保持片13に固定されている。この際、締付部材17は、各案内部材9と中心軸が同一直線上に配置されるように保持片13に固定されている。締付部材17は、その開口端部同士が、近接および離間可能に撓み変形可能とされる。また、締付部材17の開口端部には、手前側へ延出してそれぞれ締付片19,21が一体に形成されている。各締付片19,21には、左右に沿って貫通穴19a,21aが形成されており、一方の締付片19の貫通穴19aはネジ穴とされる。
本実施例1では、締付片19,21が図2において右側ではなく手前側へ向けて延出していることで、服やズボンが引っ掛かることを防止できる。
このような構成の本実施例1の杭打ち設置用具1Aは、たとえばプレハブPの四隅に取り付けられて使用される。具体的には、取付片11の丸穴11aからプレハブPの壁面や脚部などに、ボルト23がねじ込まれて、プレハブPに杭打ち設置用具1が固定される。そして、杭7が、各案内部材9および締付部材17に通されて地面に打ち込まれる。図示例では、杭7は、細長い円管状とされ、下端部は円錐状に形成されており、上端部にはキャップ7aがはめ込まれている。そして、杭7が地面に打ち込まれた状態では、杭7の下端部が地面に埋め込まれ、上端部は一番上の案内部材9より上側に配置されている。
杭7の打ち込みが完了した後、締付片21の貫通穴21aからボルト25を、もう一方の締付片19のネジ穴19aにねじ込むことで、締付片19,21同士を近接させ、締付部材17で杭7を締め付ける。これにより、杭7と杭打ち設置用具1Aとが一体化され、プレハブPが地面に確実に固定される。本実施例1では、杭7により直接的にプレハブPを地面に固定することで、ロープを使用する場合のように人の通行の邪魔となることがない。また、本実施例1では、案内部材9が上下に離隔して設けられていることで、杭7は傾斜することなく垂直に地面に打ち込み可能とされる。
本実施例1の杭打ち設置用具1Aは、プレハブのように比較的大きなものを地面に固定するのに好適に使用される。
次に、プレハブに比べて小さい物置を地面に固定するのに好適に使用される杭打ち設置用具について説明する。すなわち、本考案の杭打ち設置用具が、物置を地面に固定するのに使用される場合について説明する。
図4は、本考案の杭打ち設置用具の実施例2の使用状態を示す斜視図であり、物置を地面に固定する例を示している。図5は、図4におけるY部の拡大図である。また、図6は、その正面図であり、図7は、図6のI―I断面図である。
本実施例2の杭打ち設置用具1Bは、物置Sの壁面や脚部に固定される保持部材33と、この保持部材33に固定され、杭35が通される案内部材37とを主要部に備える。
保持部材33は、金属板により形成された略L字形材とされる。具体的には、保持部材33は、物置Sの壁面や脚部に当接されて固定される金属製の矩形板状の取付片39と、この取付片39の一端部に取付片39に対して直角に設けられる矩形板状の保持片41とを有する。また、保持片41の先端部には、上下に離隔して4箇所に矩形状の貫通穴41a,41b,41c,41dが形成されている。なお、図示例では、軽量化のために、保持片41の中央部に円形の貫通穴41eが形成されている。
案内部材37は、円筒状とされ、その内径は杭35の外径より若干大径とされる。
本実施例2では、案内部材37は、保持片41の上から一番目、三番目および四番目の貫通穴41a,41c,41dに取り付けられる。
具体的には、案内部材37は、軸線を上下方向に配置して、その周側壁の一部が保持片41の貫通穴41a,41c,41dにそれぞれはめ込まれて、保持片41に溶接により固定される。この際、各案内部材37は、中心軸が同一直線上に配置されるよう保持片41に固定されている。
保持片41の上から二番目の貫通穴41bには、締付部材43が設けられている。
締付部材43は、円筒体の一部が軸方向に切り欠かれた略C字形状の部材とされ、軸線を上下方向に配置し、その開口端部を取付片39側に向けて配置され、周側壁の一部が保持片41の貫通穴41bにはめ込まれて溶接により保持片41に固定されている。この際、締付部材43は、各案内部材37と中心軸が同一直線上に配置されるように保持片41に固定されている。締付部材43は、その開口端部同士が、近接および離間可能に撓み変形可能とされる。
また、締付部材43の開口端部には、取付片39側へ延出してそれぞれ締付片45,47が一体に形成されている。各締付片45,47には、貫通穴45a,47aが形成されており、一方の締付片45の貫通穴45aはネジ穴とされる。本実施例2では、締付片45,47が取付片39側へ向けて延出していることで、服やズボンが引っ掛かることを防止できる。
このような構成の本実施例の杭打ち設置用具1Bは、たとえば物置Sの四隅に取り付けられて使用される。具体的には、取付片39が物置Sの壁面や脚部などに、接着剤や両面テープで固定されて、物置Sに杭打ち設置用具1Bが固定される。そして、実施例1と同様に、杭35が、各案内部材37および締付部材43に通されて地面に打ち込まれる。なお、本実施例2では、実施例1で使用される杭7に比べて小さい杭35が使用される。
杭35が地面に打ち込まれた状態では、杭35は、その下端部が地面に埋め込まれ、上端部が一番上の案内部材37より上側に配置されている。
杭35の打ち込みが完了した後、締付片47の貫通穴47aからボルト49を、もう一方の締付片45のネジ穴45aにねじ込むことで締付片45,47同士が近接し、締付部材43が杭35を締め付ける。これにより、杭35と杭打ち設置用具1Bとが一体化され、物置Sが地面に固定される。本実施例2では、案内部材37が上下に離隔して設けられていることで、杭35は傾斜することなく垂直に地面に打ち込み可能とされる。
次に、本考案の杭打ち設置用具が、プレハブや物置を水平に保持するのに使用される場合について説明する。
図8は、本考案の杭打ち設置用具の実施例3を杭と共に示す斜視図である。また、図9は、図8の杭打ち設置用具の使用状態を示す正面図であり、一部を断面にして示している。
本実施例3の杭打ち設置用具1Cは、プレハブPが載せ置かれる保持部材51と、この保持部材51に固定され、杭53が通される案内部材9とを有する。なお、案内部材9は、実施例1と同様の構成であるので、実施例1と同じ符号を付して説明する。
保持部材51は、地面に載せ置かれる基台57と、この基台57に立設される差込部59と、この差込部59に上下動可能に設けられる調整棒61と、調整棒61の上端部に設けられる座63と、基台57に固定される取付片11と、この取付片11に設けられる板状の一対の保持片13,13とを主要部に備える。なお、取付片11と保持片13は、実施例1と同様の構成であるので、実施例1と同じ符号を付して説明する。
基台57は、金属製の略L字形材とされ、地面に接地される矩形板状の水平片69と、この水平片69の一端部から垂直上方へ延出する矩形板状の垂直片71とを有する。垂直片71には、四隅にネジ穴が形成されている。
差込部59は、金属製の円筒状とされ、その軸線を上下方向に配置して下端部が基台57の水平片69に溶接により固定されている。この差込部59の上端部には、雌ネジ材73が固定されている。
雌ネジ材73は、差込部59の内穴にはめ込み可能な金属製の円筒状とされ、その内穴73aはネジ穴とされている。また、雌ネジ材73の上端部には、径方向外側へ拡径して鍔部73bが形成されている。雌ネジ材73は、その軸線を上下方向に配置して差込部59の上端部にはめ込まれ、鍔部73bの下面が差込部59の上面に当接した状態で差込部59に固定される。
調整棒61は、ネジ棒75と、このネジ棒75の上端部に固定されるナット77と、このナット77の上端部に固定される受板79とを有する。
ネジ棒75は、丸棒状とされ、その外周面にネジが形成されており、雌ネジ材73にねじ込み可能とされる。
ナット77は、図示例では六角ナットとされており、ネジ棒75の上端部にねじ込まれて設けられる。この際、ナット77は、その上面がネジ棒75の上面と面一となる位置までねじ込まれる。また、ナット77は、その上端部77aの外周角部が、切り欠かれて円筒状に形成されている。
受板79は、円板とされ、その中央部には軸方向に沿って、ナット77の上端部77aがはめ込み可能な円形の貫通穴79aが形成されている。
受板79は、その貫通穴79aにナット77の上端部77aがはめ込まれて設けられる。ナット77に受板79が取り付けられた状態では、受板79の上面は、ネジ棒75の上面およびナット77の上面と面一に配置される。
このようにネジ棒75にナット77および受板79が設けられた状態で、ネジ棒75とナット77、およびナット77と受板79とがそれぞれ溶接されて、ネジ棒75、ナット77および受板79が一体化される。
座63は、受板79を収容する穴が形成された第一板81と、この第一板81の上面に重ね合わされて固定される第二板83とを有し、調整棒61に対して相対回転可能に設けられる。
具体的には、第一板81は、矩形板状とされ、その中央部には上下方向に貫通して円形の穴85が形成されており、この穴85の上端部は拡径している。これにより穴85は、段付き穴に形成されている。段付穴85のうち、上側の大径穴85aは、受板79に対応した径とされ、下側の小径穴85bは、六角ナット77の最大径より大径とされている。
第一板81の小径穴85bにネジ棒75および六角ナット77が差し込まれ、大径穴85aに受板79が配置された状態で、第一板81に第二板83が載せ置かれ、ボルト87により第一板81と第二板83が固定される。
これにより座63は、調整棒61に対して相対回転可能とされる。つまり、第一板81の大径穴85a内において、受板79が回転し、小径穴85b内において六角ナット77が回転可能とされる。
調整棒61は、そのネジ棒75の下端部が雌ネジ材73にねじ込まれて、上下動可能に差込部59に設けられる。なお、本実施例では、予めネジ棒75にゆるみ止め用の六角ナット89がねじ込まれており、ダブルナットとして使用される。
また、本実施例では、ネジ棒75の下端部に、抜け止め用のピン91が設けられる。
具体的には、ネジ棒75の下端部には、径方向に貫通して丸穴75aが形成されていると共に、下面中央から前記丸穴75aへ連通するネジ穴75bが形成されている。また、差込部59の下端部には、径方向に貫通して丸穴59aが形成されている。
そして、差込部59に固定された雌ネジ材73にネジ棒75がねじ込まれ、ネジ棒75の丸穴75aと差込部59の丸穴59aとが重なった状態でピン91が差し込まれ、ネジ棒75の下端部にピン91が通される。
ピン91は、ネジ棒75の外径より長く、差込部59の内径より短い寸法とされ、ネジ棒75に取り付けられた状態において、その両端部がネジ棒75から突出している。
そして、基台57の水平片69に形成された貫通穴69aを介してネジ棒75の下面のネジ穴75bからネジ93がねじ込まれ、ネジ93の先端部がピン91を押圧することで、ネジ棒75の下端部にピン91が取り付けられる。なお、本実施例では、ネジ93はゆるみ止め用のナット95を介してねじ込まれている。
このような構成により、調整棒61が上方へ移動していくと、ピン91が雌ネジ材73に当接することで、調整棒61の一定以上の上方への移動が規制される。
また、本実施例3では、差込部59と基台57の垂直片71とを板状の連結板97が連結している。具体的には、差込部59を挟み込むように、差込部59の直径方向両端部に矩形板状の連結板97,97がそれぞれ配置される。そして、連結板97の一端部が差込部59の外周面に固定され、他端部が基台57の垂直片71に固定されている。
取付片11および保持片13は、実施例1と同様の構成であり、取付片11は、基台57の垂直片71に重ね合わされて、丸穴11aから基台57の垂直片71のネジ穴71aにボルト98がねじ込まれて基台57に固定される。
また、案内部材9は、実施例1と同様の構成であり、一対の保持片13,13に実施例1と同様に固定されている。さらに、保持片13には、実施例1と同様に、締付部材17が設けられている。
このような構成の本実施例3の杭打ち設置用具1Cは、たとえばプレハブPの四隅に配置されて使用される。
具体的には、基台57が地面に設置され、杭99が各案内部材9および締付部材17に通されて、実施例1と同様に地面に打ち込まれ、締付部材17により杭99を締め付けることで、杭打ち設置用具1Cが地面に固定される。
そして、座63にプレハブPが載せ置かれる。この際、座63が差込部59に対して最も下げられた状態で座63にプレハブPが載せ置かれる。次に、プレハブPが水平になるように、ナット77をレンチなどで回転させて調整棒61を上げていく。ナット77を回転させることで、ネジ棒75が差込部59に対して上方へ移動し、これに伴って座63も上方へ移動し、プレハブPを押し上げていく。
本実施例3では、調整棒61の上端部に設けられた受板79が、第一板81と第二板83との間で空転しながら、座63を上方へ押し上げていく。プレハブPが水平になった位置でナット77の回転操作を止め、ゆるみ止め用のナット89を差込部59の上端部に当接させればよい。このように、調整棒61の突出量を調整することで、プレハブPを水平に保持することができる。なお、本実施例3では、プレハブPの四隅に設けたが、四隅に配置する必要が無い場合には、一箇所や二箇所など適宜に設けるようにしてもよい。
本実施例3では、基台57の水平片69を地面に水平に設けることができればよく、基礎工事を行う必要性がなく、短時間でプレハブを設置することが可能となる。
本考案の杭打ち設置用具は、上記各実施例の構成に限らず、適宜変更可能である。
例えば、上記各実施例では、案内部材を複数個、保持部材に設けたが、上下に長い案内部材を保持部材に一つ設けるようにしてもよい。
具体的には、実施例1の変更例として、図10および図11に示すように、上下に細長い円筒状の案内部材101を一対の保持片103間に設けるようにしてもよい。この際、締付部材105は各保持片103から上方へ延出して設けられる板片107に固定されている。
また、上記実施例3では、調整棒を差込部に対してネジで上下動可能に設けて高さ調整を可能としたが、基台にピストンを設けて、ピストンにより高さ調整を可能としてもよい。また、上記実施例3では、基台に差込部を立設し、この差込部に対して調整棒を進退可能に設けたが、基台にネジ棒を立設し、このネジ棒に円筒状の差込部を進退可能に設ける構成でもよい。この際、プレハブなどは差込部の上端部に載せ置かれる。
さらに、上記各実施例では、プレハブや物置などを固定したりしたが、他の建物などを固定したりすることも可能である。
本考案の杭打ち設置用具の実施例1の使用状態を示す斜視図であり、プレハブを地面に固定する例を示している。 図1におけるX部の拡大図である。 図2の分解斜視図である。 本考案の杭打ち設置用具の実施例2の使用状態を示す斜視図であり、物置を地面に固定する例を示している。 図4におけるY部の拡大図である。 図5の正面図である。 図6のI―I断面図である。 本考案の杭打ち設置用具の実施例3を杭と共に示す斜視図である。 図8の杭打ち設置用具の使用状態を示す正面図であり、一部を断面にして示している。 図1の杭打ち設置用具の変形例を示す正面図である。 図10の杭打ち設置用具の斜視図である。
符号の説明
5 保持部材
7 杭
9 案内部材
17 締付部材
57 基台
59 差込部
61 調整棒
63 座
79 受板

Claims (5)

  1. 杭を用いて対象物を設置するための杭打ち設置用具であって、
    前記対象物に取り付けられるか、前記対象物が載置される保持部材と、
    この保持部材に設けられ、杭が通されて地面に固定される案内部材と
    を備えることを特徴とする杭打ち設置用具。
  2. 前記保持部材に、筒状の前記案内部材が複数個、同一軸線上に設けられる
    ことを特徴とする請求項1に記載の杭打ち設置用具。
  3. 前記保持部材に、杭を締め付ける締付部材が設けられる
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の杭打ち設置用具。
  4. 前記保持部材は、地面に載置され上方へ開口する筒状の差込部と、
    この差込部に上下動可能に設けられる調整棒と、
    この調整棒の上端部に設けられ、前記対象物が載置される座と
    を備えることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに記載の杭打ち設置用具。
  5. 前記調整棒は、ネジ棒を有し、
    このネジ棒は、前記差込部に進退可能にねじ込まれて設けられ、
    前記座は、調整棒に対して相対回転可能に設けられる
    ことを特徴とする請求項4に記載の杭打ち設置用具。
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