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JP3139914B2 - モールド形変流器 - Google Patents

モールド形変流器

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Publication number
JP3139914B2
JP3139914B2 JP06100685A JP10068594A JP3139914B2 JP 3139914 B2 JP3139914 B2 JP 3139914B2 JP 06100685 A JP06100685 A JP 06100685A JP 10068594 A JP10068594 A JP 10068594A JP 3139914 B2 JP3139914 B2 JP 3139914B2
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JP
Japan
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current transformer
main body
partition wall
secondary terminal
type current
Prior art date
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Application number
JP06100685A
Other languages
English (en)
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JPH07283053A (ja
Inventor
三英材 井上
Original Assignee
東光電気株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 東光電気株式会社 filed Critical 東光電気株式会社
Priority to JP06100685A priority Critical patent/JP3139914B2/ja
Publication of JPH07283053A publication Critical patent/JPH07283053A/ja
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  • Insulating Of Coils (AREA)
  • Housings And Mounting Of Transformers (AREA)
  • Transformers For Measuring Instruments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、絶縁ガスが封入された
電気機器に取り付けられるモールド形変流器に関する。
【0002】
【従来の技術】ガス遮断器、ガス絶縁開閉装置等の絶縁
ガスが封入された電気機器に取り付けられる従来のモー
ルド形変流器は、図3〜図7のように構成されている。
図3は巻線形変流器の内部構造を示す断面図であり、図
4はその底面図である。図において、巻線形変流器1は
モールド材であるエポキシ樹脂2により下面に凸部3を
有する直方体に成形され、上面に一次端子4が配設さ
れ、下面の凸部3に二次端子5が配設されている。ま
た、凸部3の周囲が取付面となり、取付座6およびOリ
ング溝7が形成されている。なお、8は一次巻線、9は
二次巻線、11は鉄心、12は二次リード線である。
【0003】図5は貫通形変流器の内部構造を示す断面
図であり、図6はその底面図である。図において、貫通
形変流器21はモールド材であるエポキシ樹脂22によ
り上半分が半円柱状に下半分が直方体状に形成され、下
面の中央に凸部23が形成されている。また、凸部23
に二次端子25が配設され、凸部23の周囲が取付面と
なり、取付座26およびOリング溝27が形成されてい
る。なお、28は一次導体、29は二次巻線、30は鉄
心、24は二次リード線である。
【0004】図7は図3に示した巻線形変流器1の取付
け例を示す断面図である。巻線形変流器1をガス絶縁機
器15に取付けるには、先ず、ガス絶縁機器15の外板
16に形成された取付孔17に、内側から凸部3を挿入
し、さらに、外板16の外側から取付ボルト18を取付
座6のネジ穴にねじ込むことで固定する。このとき、外
板16に形成されている取付孔17等の開口部は、凸部
3周囲の取付面により塞がれるとともに、Oリング溝7
にOリング19を挿着して外板16の内面に圧着するこ
とで取付面が完全に密封され、ガス封入側と気中側とが
区分される。なお、図示しないが一次端子4には導体が
ボルト締めにより固定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに変流器と取り付けられる電気機器とのシールにOリ
ングを用いた場合、シールの成否はOリング溝の平滑度
(表面粗さ)と寸法精度に負うところが大きく、製造工
程およびその後の運搬時におけるOリング溝の管理を厳
重にする必要がある。すなわち、モールド形変流器の場
合、成形時にヒケ等の注型不良がOリング溝に生じる
と、その成形品は本体側が良品であっても不合格としな
ければならず、歩留りが悪くなる。
【0006】また、モールド形変流器は一般に重量があ
るため、その後の運搬、試験時に誤ってOリング溝に傷
を付けてしまいやすく、その場合は本体側に異常がなく
ても廃棄処分としなければならない。その反対に、Oリ
ング溝が合格でも本体側に不良が生じた場合も同様に本
体を廃棄処分としなければならない。このように絶縁ガ
スが封入された電気機器に取り付けられる従来のモール
ド形変流器はOリング溝を有するため、製造時や運搬時
の管理が煩わしいという問題があった。本発明は上記問
題点を解決するためになされたもので、その目的とする
ところは、製造時の歩留りを向上するとともに、取扱を
容易にすることができるモールド形変流器を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、 絶縁ガス封入電気機器の隔壁に固定さ
れるモールド形変流器であって、二次端子を有する本体
と、この本体にボルトにより固定される隔壁当接部とを
備えたモールド形変流器において、 前記隔壁当接部は、
前記本体に当接され、かつ平面外形がほぼ矩形であって
中央部に前記二次端子の端部を受容する凹部を有する取
付面と、前記隔壁の取付孔に嵌合され、かつ前記二次端
子に電気的に接続される二次端子を有する凸部と、この
凸部の基端部周囲に形成されて隔壁への固定に使用され
る複数の取付座と、これらの取付座を包囲するように形
成されたOリング溝と、前記取付面の四隅を厚さ方向に
切除して形成され、かつ前記本体に固定するためのボル
トが貫通する段部と、を備えたものである。
【0008】
【作用】本発明においては、モールド形変流器が、本体
から隔壁当接部を分離した二分割の構造としてそれぞれ
別に成形される。本体と隔壁当接部との組み立ては、隔
壁当接部の二次端子を本体側に電気的に接続してから、
本体と隔壁当接部とをネジ止めにより固定して一体化す
る。また、両者は組み立後も分割可能であるから、一方
が不良となった場合は分解して、良品と交換することが
可能になる。
【0009】
【実施例】以下、図に沿って本発明の実施例を説明す
る。図1は本発明を巻線形変流器に適用した場合の実施
例を示す断面図であり、図2は図1の底面図である。巻
線形変流器31は、本体32から隔壁当接部33を分離
した二分割構造として、それぞれエポキシ樹脂により成
形した後、図1,図2に示すように組み立てられる。本
体32の内部構造は、図3の従来例と共通であるので共
通な部分につては同一符号を付して説明を省略し、従来
例と異なる部分について説明する。本体32の下面は隔
壁当接部33との取付面であり、その中心部に二次端子
35が配設されている。
【0010】二次端子35にはネジ穴が形成されてお
り、組み立時にリード線34が接続される。さらに、本
体32の下面の四隅には、ネジ穴36が形成されて、組
み立時に隔壁当接部33の透孔45から挿通されたボル
ト37がねじ込まれて固定される。隔壁当接部33は、
本体32と同一の外周形状をし、下面の中心位置に凸部
38が形成され、その反対面に凹部39が形成されてい
る。凸部38には上下方向に貫通して二次端子41が配
設され、その上下端面ともネジ穴が形成されており、上
端のネジ穴は、組み立時にリード線34が接続される。
【0011】また、凸部38は、取付け時に、取付け機
器の隔壁16に形成されている取付孔17に嵌合され
る。凸部38の周囲は隔壁16との当接面であり、隔壁
16を取付けるための取付座42およびOリング溝43
が形成されている。また、隔壁当接部33の下面四隅
は、一段後退した段部44が形成され、そこに本体32
のネジ穴36に対応する位置に透孔45が形成されてい
る。この透孔45から組み立時にボルト37が挿通され
てネジ穴36にねじ込まれる。このボルト37の頭部は
段部44により、隔壁当接部33の下面よりも低くなる
ため、巻線形変流器31が隔壁16に取り付けられる際
の障害になることはない。
【0012】この実施例によると、別工程で成形された
本体32と隔壁当接部33とを組み合わさせて巻線形変
流器31とすることにより、それぞれの工程で合格した
良品のみが組み合わせられるため、従来よりも歩留りが
向上する。また、いったん組み立てた後も、一方が破損
等で不良となれば、不良部分を交換することで残った他
方の良品を廃棄することなく再利用できるようになる。
なお、実施例は巻線形変流器について説明したが、貫通
形変流器についても同様に適用可能である。
【0013】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、モー
ルド形変流器を二分割構造として、Oリング溝が形成さ
れる隔壁内面との当接部を本体と別に成形し、その後に
本体に組込むようにしたため、成形された本体、当接部
の良品のみを組み合わせることにより、製造工程での歩
留りが向上する。また、組み立後に、運搬、試験等でい
ずれか一方が不良となった場合、他方の良品を廃棄する
ことなく再利用することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す断面図である。
【図2】図1の底面図である。
【図3】従来例を示す断面図である。
【図4】図3の底面図である。
【図5】従来例を示す断面図である。
【図6】図5の底面図である。
【図7】従来例の取り付け例を示す断面図である。
【符号の説明】
4 一次端子 8 一次巻線 9 二次巻線 11 鉄心 12 二次リード線 16 隔壁 17 取付孔 31 巻線形変流器 32 本体 33 隔壁当接部 34 リード線 35 二次端子 36 ネジ穴 37 ボルト 38 凸部 39 凹部 41 二次端子 42 取付座 43 Oリング溝 44 段部 45 透孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01F 27/00,27/02,27/32 H01F 38/28,41/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁ガス封入電気機器の隔壁に固定され
    るモールド形変流器であって、二次端子を有する本体
    と、この本体にボルトにより固定される隔壁当接部とを
    備えたモールド形変流器において、 前記隔壁当接部は、 前記本体に当接され、かつ平面外形がほぼ矩形であって
    中央部に前記二次端子の端部を受容する凹部を有する取
    付面と、 前記隔壁の取付孔に嵌合され、かつ前記二次端子に電気
    的に接続される二次端子を有する凸部と、 この凸部の基端部周囲に形成されて隔壁への固定に使用
    される複数の取付座と、これらの取付座を包囲するよう
    に形成されたOリング溝と、 前記取付面の四隅を厚さ方向に切除して形成され、かつ
    前記本体に固定するためのボルトが貫通する段部と、 を備えた ことを特徴とするモールド形変流器。
JP06100685A 1994-04-14 1994-04-14 モールド形変流器 Expired - Fee Related JP3139914B2 (ja)

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