JP3137816B2 - 乗客コンベアのハンドレール挿入装置 - Google Patents
乗客コンベアのハンドレール挿入装置Info
- Publication number
- JP3137816B2 JP3137816B2 JP05266429A JP26642993A JP3137816B2 JP 3137816 B2 JP3137816 B2 JP 3137816B2 JP 05266429 A JP05266429 A JP 05266429A JP 26642993 A JP26642993 A JP 26642993A JP 3137816 B2 JP3137816 B2 JP 3137816B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- handrail
- guide
- insertion device
- passenger conveyor
- ear
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Escalators And Moving Walkways (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は乗客コンベアのハンドレ
ール挿入装置に関する。
ール挿入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、エスカレータや動く歩道等の乗
客コンベアは、2つの乗降口間を走行する無端状に連結
された踏段と、その踏段の側部に立設されたハンドレー
ルガイドと、このハンドレールガイドによつて案内され
踏段と同一方向に走行するハンドレールとを有して構成
されている。
客コンベアは、2つの乗降口間を走行する無端状に連結
された踏段と、その踏段の側部に立設されたハンドレー
ルガイドと、このハンドレールガイドによつて案内され
踏段と同一方向に走行するハンドレールとを有して構成
されている。
【0003】従来のこのような乗客コンベアにおいて、
ハンドレールをハンドレールガイドに挿入する場合、特
公昭58−30236号公報に記載のようにハンドレー
ルに伸掛かるようにして体重を掛け、この状態で乗客コ
ンベアを駆動させることによつて行なつていた。しか
し、この方法では、作業者がハンドレールに体重を掛け
た状態でハンドレールを走行させることになるので、手
が滑つて体を打ちつけてしまうような危険を伴うと共
に、ハンドレールに体重を掛ける者と、乗客コンベアを
起動する者との少なくとも2人の作業者が必要である。
ハンドレールをハンドレールガイドに挿入する場合、特
公昭58−30236号公報に記載のようにハンドレー
ルに伸掛かるようにして体重を掛け、この状態で乗客コ
ンベアを駆動させることによつて行なつていた。しか
し、この方法では、作業者がハンドレールに体重を掛け
た状態でハンドレールを走行させることになるので、手
が滑つて体を打ちつけてしまうような危険を伴うと共
に、ハンドレールに体重を掛ける者と、乗客コンベアを
起動する者との少なくとも2人の作業者が必要である。
【0004】そこで、本件と同一出願人に係る特公平3
−182494号公報に記載のハンドレール挿入装置が
提案されている。このハンドレール挿入装置は、ハンド
レールの両耳部を一対の拡張部材によつてハンドレール
ガイドの幅よりも若干広くなるように変形し、その後、
ハンドレールを押込ローラによつてハンドレールガイド
に挿入していくものである。
−182494号公報に記載のハンドレール挿入装置が
提案されている。このハンドレール挿入装置は、ハンド
レールの両耳部を一対の拡張部材によつてハンドレール
ガイドの幅よりも若干広くなるように変形し、その後、
ハンドレールを押込ローラによつてハンドレールガイド
に挿入していくものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
のハンドレール挿入装置は、ハンドレールの両耳部を拡
張部材によつてハンドレールガイドの幅より無理に広げ
ているため、耳部を傷めてしまう場合がある。また拡張
部材、支持枠および押込ローラの構成が複雑で、ハンド
レールガイドの幅の違いによつては使用できないことも
ある。
のハンドレール挿入装置は、ハンドレールの両耳部を拡
張部材によつてハンドレールガイドの幅より無理に広げ
ているため、耳部を傷めてしまう場合がある。また拡張
部材、支持枠および押込ローラの構成が複雑で、ハンド
レールガイドの幅の違いによつては使用できないことも
ある。
【0006】本発明の目的は、ハンドレールの耳部の損
傷を防止すると共に簡単に挿入作業ができる乗客コンベ
アのハンドレール挿入装置を提供するにある。
傷を防止すると共に簡単に挿入作業ができる乗客コンベ
アのハンドレール挿入装置を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、無端状に連結した踏段の側部に立設された
ハンドレールガイドに沿つて上記踏段と同一方向に走行
するハンドレールを有し、上記ハンドレールガイドの幅
方向両端の鍔部に上記ハンドレールの耳部をそれぞれ係
合させる乗客コンベアのハンドレール挿入装置におい
て、上記ハンドレールガイドに沿つて可摺動的な摺動突
部と、この摺動突部に対して傾斜して上記ハンドレール
の一方の耳部内に係合する掛止部とを設けたことを特徴
とする。
するために、無端状に連結した踏段の側部に立設された
ハンドレールガイドに沿つて上記踏段と同一方向に走行
するハンドレールを有し、上記ハンドレールガイドの幅
方向両端の鍔部に上記ハンドレールの耳部をそれぞれ係
合させる乗客コンベアのハンドレール挿入装置におい
て、上記ハンドレールガイドに沿つて可摺動的な摺動突
部と、この摺動突部に対して傾斜して上記ハンドレール
の一方の耳部内に係合する掛止部とを設けたことを特徴
とする。
【0008】
【作用】本発明の乗客コンベアのハンドレール挿入装置
は、上述の如き構成であるからハンドレールの一方の耳
部をハンドレールガイドの一方の鰐部に掛止した状態
で、ハンドレールの他方の耳部を弾性変形して内部に掛
止部を係合させ、この状態で摺動突部をハンドレールガ
イドに沿つて移動すると、ハンドレールは掛止部の斜面
に沿つて鍔部まで導かれ、ハンドレールはハンドレール
ガイドの鍔部に容易に挿入される。
は、上述の如き構成であるからハンドレールの一方の耳
部をハンドレールガイドの一方の鰐部に掛止した状態
で、ハンドレールの他方の耳部を弾性変形して内部に掛
止部を係合させ、この状態で摺動突部をハンドレールガ
イドに沿つて移動すると、ハンドレールは掛止部の斜面
に沿つて鍔部まで導かれ、ハンドレールはハンドレール
ガイドの鍔部に容易に挿入される。
【0009】
【実施例】以下本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。図1は本発明の一実施例による乗客コンベアのハン
ドレール挿入装置の斜視図である。握り部4の端部には
ほぼ直交した側板1がビス6等にて固定されており、こ
の側板1の上端部には握り部4側にほぼL字形に屈曲形
成した掛止部3があり、また側板1の反握り部側には両
端部から掛止部3までの距離が異なるように傾斜して摺
動突部2が取り付けられている。この摺動突部2は、側
板1に強固に取り付けられており、その上面には滑性に
優れたシート5が粘着されている。
る。図1は本発明の一実施例による乗客コンベアのハン
ドレール挿入装置の斜視図である。握り部4の端部には
ほぼ直交した側板1がビス6等にて固定されており、こ
の側板1の上端部には握り部4側にほぼL字形に屈曲形
成した掛止部3があり、また側板1の反握り部側には両
端部から掛止部3までの距離が異なるように傾斜して摺
動突部2が取り付けられている。この摺動突部2は、側
板1に強固に取り付けられており、その上面には滑性に
優れたシート5が粘着されている。
【0010】次に、上述のハンドレール挿入装置を用い
てハンドレールを挿入する作業につて説明する。先ず、
図2に示すようにハンドレール7の一方の耳部7Aをハ
ンドレールガイド8の一方の鍔部8Aに掛止し、ハンド
レール7の他方の耳部7Bをハンドレールガイド8の他
方の鍔部8Bの上面に接した状態とする。次に、ハンド
レール挿入装置の摺動突部2をハンドレールガイド8の
鍔部8Bの下面に当接させると共に、掛止部3をハンド
レール7の他方の耳部7Bの内側に収納させる。側板1
をほぼ垂直にすると、ハンドレール7の他方の耳部7B
はハンドレールガイド8の鍔部8Bより弾性変形して外
側に広げられる。このとき、傾斜して取り付けられてい
た摺動突部2は他方の鍔部8Bに合致してほぼ水平にな
り、一方、掛止部3は図示の奥になるに従つて高さを減
少するような傾斜面となり、掛止部3の手前の高い方の
端部はハンドレールガイド8より高い位置になり、掛止
部3の低い方の端部はハンドレールガイド8の鍔部8B
の下面より低い位置になる。
てハンドレールを挿入する作業につて説明する。先ず、
図2に示すようにハンドレール7の一方の耳部7Aをハ
ンドレールガイド8の一方の鍔部8Aに掛止し、ハンド
レール7の他方の耳部7Bをハンドレールガイド8の他
方の鍔部8Bの上面に接した状態とする。次に、ハンド
レール挿入装置の摺動突部2をハンドレールガイド8の
鍔部8Bの下面に当接させると共に、掛止部3をハンド
レール7の他方の耳部7Bの内側に収納させる。側板1
をほぼ垂直にすると、ハンドレール7の他方の耳部7B
はハンドレールガイド8の鍔部8Bより弾性変形して外
側に広げられる。このとき、傾斜して取り付けられてい
た摺動突部2は他方の鍔部8Bに合致してほぼ水平にな
り、一方、掛止部3は図示の奥になるに従つて高さを減
少するような傾斜面となり、掛止部3の手前の高い方の
端部はハンドレールガイド8より高い位置になり、掛止
部3の低い方の端部はハンドレールガイド8の鍔部8B
の下面より低い位置になる。
【0011】次に、握り部4を手で握り、摺動突部2を
ハンドレールガイド8の鍔部8Bの下面に沿つて摺動さ
せながら図3の矢印方向にハンドレール挿入装置を移動
させる。このとき摺動突部2の上面に滑性に優れたシー
ト5が粘着されているため、容易に移動させることがで
きる。この移動に伴つて、ハンドレール7の耳部7B
は、掛止部3によつて徐々に下方へと導かれる。つま
り、図3のA−A線に沿つた断面図である図4に示すよ
うにハンドレール7の耳部7Bは、摺動突部2からの距
離が大きい位置の掛止部3によつて鍔部8Bの上方に位
置しているが、ハンドレール挿入装置がさらに移動する
と、図5に示すように徐々に耳部7Bは下方に導かれ
て、ハンドレールガイド8の鍔部8Bと同じ高さにな
る。さらにハンドレール挿入装置が同方向へと移動する
と、図6に示すように耳部7Bはハンドレールガイド8
の鍔部8Bよりも下方に位置し、その後、耳部7Bは掛
止部3から外れ、その弾性によつて縮んで鍔部8Bを包
囲するようにハンドレールガイド8に係合する。
ハンドレールガイド8の鍔部8Bの下面に沿つて摺動さ
せながら図3の矢印方向にハンドレール挿入装置を移動
させる。このとき摺動突部2の上面に滑性に優れたシー
ト5が粘着されているため、容易に移動させることがで
きる。この移動に伴つて、ハンドレール7の耳部7B
は、掛止部3によつて徐々に下方へと導かれる。つま
り、図3のA−A線に沿つた断面図である図4に示すよ
うにハンドレール7の耳部7Bは、摺動突部2からの距
離が大きい位置の掛止部3によつて鍔部8Bの上方に位
置しているが、ハンドレール挿入装置がさらに移動する
と、図5に示すように徐々に耳部7Bは下方に導かれ
て、ハンドレールガイド8の鍔部8Bと同じ高さにな
る。さらにハンドレール挿入装置が同方向へと移動する
と、図6に示すように耳部7Bはハンドレールガイド8
の鍔部8Bよりも下方に位置し、その後、耳部7Bは掛
止部3から外れ、その弾性によつて縮んで鍔部8Bを包
囲するようにハンドレールガイド8に係合する。
【0012】尚、上述の実施例においては、摺動突部2
をハンドレールガイド8の鍔部8Bの下面に沿つて摺動
させたが、ハンドレールガイド8に沿つて移動すること
ができるなら、他の部分に沿つて摺動させても良い。
をハンドレールガイド8の鍔部8Bの下面に沿つて摺動
させたが、ハンドレールガイド8に沿つて移動すること
ができるなら、他の部分に沿つて摺動させても良い。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明の乗客コンベ
アのハンドレール挿入装置によれば、ガイドレールに沿
つて移動しながら、弾性変形させたハンドレールの耳部
をハンドレールガイドの鍔部に係合する位置まで導く掛
止部を設けたため、その移動と共にハンドレールをハン
ドレールガイドに係合させることができ、しかもハンド
レールの一方の耳部を広げるだけで良いから、その損傷
も少なく幅寸法の異なるハンドレールガイドにも適用す
ることができる。
アのハンドレール挿入装置によれば、ガイドレールに沿
つて移動しながら、弾性変形させたハンドレールの耳部
をハンドレールガイドの鍔部に係合する位置まで導く掛
止部を設けたため、その移動と共にハンドレールをハン
ドレールガイドに係合させることができ、しかもハンド
レールの一方の耳部を広げるだけで良いから、その損傷
も少なく幅寸法の異なるハンドレールガイドにも適用す
ることができる。
【図1】本発明の一実施例による乗客コンベアのハンド
レール挿入装置を示す斜視図である。
レール挿入装置を示す斜視図である。
【図2】図1に示したハンドレール挿入装置の使用状態
を示す乗客コンベアの斜視図である。
を示す乗客コンベアの斜視図である。
【図3】図2に示した乗客コンベアの側面図である。
【図4】図3のA−A線に沿つた断面図である。
【図5】図3のハンドレール挿入装置をさらに移動させ
たときのA−A線に沿つた断面図である。
たときのA−A線に沿つた断面図である。
【図6】図3のハンドレール挿入装置をさらに移動させ
たときのA−A線に沿つた断面図である。
たときのA−A線に沿つた断面図である。
1 側板 2 摺動突部 3 掛止部 7 ハンドレール 7A,7B 耳部 8 ハンドレールガイド 8A,8B 鍔部
Claims (1)
- 【請求項1】 無端状に連結した踏段の側部に立設され
たハンドレールガイドに沿つて上記踏段と同一方向に走
行するハンドレールを有し、上記ハンドレールガイドの
幅方向両端の鍔部に上記ハンドレールの耳部をそれぞれ
係合させる乗客コンベアのハンドレール挿入装置におい
て、上記ハンドレールガイドに沿つて可摺動的な摺動突
部と、この摺動突部に対して傾斜して上記ハンドレール
の一方の耳部内に係合する掛止部とを設けたことを特徴
とする乗客コンベアのハンドレール挿入装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05266429A JP3137816B2 (ja) | 1993-10-25 | 1993-10-25 | 乗客コンベアのハンドレール挿入装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05266429A JP3137816B2 (ja) | 1993-10-25 | 1993-10-25 | 乗客コンベアのハンドレール挿入装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07117966A JPH07117966A (ja) | 1995-05-09 |
JP3137816B2 true JP3137816B2 (ja) | 2001-02-26 |
Family
ID=17430818
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05266429A Expired - Fee Related JP3137816B2 (ja) | 1993-10-25 | 1993-10-25 | 乗客コンベアのハンドレール挿入装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3137816B2 (ja) |
-
1993
- 1993-10-25 JP JP05266429A patent/JP3137816B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07117966A (ja) | 1995-05-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |