JP3134046B2 - 生産ラインにおける搬送装置の制御方法及びその装置 - Google Patents
生産ラインにおける搬送装置の制御方法及びその装置Info
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Description
間においてワークを搬送するようにした搬送装置の制御
方法及びその装置に関するものである。
は、各工作機械等の作業ステーション間を貫通するよう
に配設され、一つの駆動源により一斉に多数のワークを
搬送動作されるトランスファバーを用いた搬送装置と、
各ステーション間に配置され、それぞれ独立した駆動源
により個別に搬送動作される搬送装置との二つのタイプ
がある。前者の搬送装置はワークの搬送、つまりトラン
スファバーの駆動制御が容易な反面、一般的に工作機械
間のピッチが同一でないと使用することができず、この
ため作業ステーションの組み替えや、工程編成時の融通
性が悪いという難点がある。さらに、サイクルタイムの
一番長い作業ステーションのサイクルタイムに合わせ
て、全ての作業ステーションのワークを同時に搬送する
インライン型の搬送しか行えないという難点もある。
(特開昭60−161060号公報参照)一方、後者の
搬送装置は、個別の駆動源の制御が面倒になる反面、各
工作機械間においてワークの搬出及び次に加工するワー
クの搬入を独立して個々に行うインディペンデント型の
搬送に使用でき、搬送作業の能率を向上することができ
る。又、工作機械の組み替えや、工程編成時の融通性に
適している。(特開平7−148636号公報参照)
した搬送装置を使用した生産ラインにおいては、次のよ
うな問題が生じる。すなわち、各搬送装置はそれぞれ個
別に動作するため、搬送装置が相互に干渉する恐れがあ
る。
りワークを一個一個順に搬送する制御方法が考えられ
る。例えば、ワーク搬出側の搬送装置によるワークのス
テーション間搬送が完了されたことを確認して、その前
工程の搬送装置がワークの搬送動作を開始し、これを順
次繰り返すようなことがある。ところが、制御方法で
は、搬送作業全体のサイクルタイムが延びて作業能率が
低下するという問題がある。
する問題点に着目してなされたものであって、その目的
は、複数の加工ステーションの間にそれぞれ配設された
搬送装置をインライン型の搬送に使用した場合に、サイ
クルタイムを長くすることなく、搬送装置間の干渉を防
止することができる生産ラインにおける搬送装置の制御
方法及びその装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、生産ラインにおいて、各搬
送装置のワーク保持部材を初期位置から前工程の工作機
械のワーク受へ向けてほぼ一斉に後進させて、各保持部
材にワークを受け取る工程と、上記ワーク受取工程の完
了後に搬出側の搬送装置のワーク保持部材の前進動作を
行い、その前進動作開始を確認した直後に前工程の搬送
装置のワーク保持部材の前進動作を行い、この前進・確
認・前進動作を搬入側の搬送装置へと順次行って、各保
持部材のワークを次工程の工作機械のワーク受に順次受
け渡す工程と、上記のワーク受渡工程の完了後に搬入側
の搬送装置のワーク保持部材の後進動作を行い、この後
進動作開始を確認した直後に次工程の搬送装置のワーク
保持部材の後進動作を行い、この後進・確認・後進動作
を搬出側の搬送装置へと順次行って、各保持部材を前記
初期位置に復帰する工程とを備えている。
のワーク保持部材が初期位置から前工程の工作機械のワ
ーク受へ向けてほぼ一斉に後進され、各保持部材にワー
クが受け取られる。このワーク受取工程の完了後に搬出
側の搬送装置のワーク保持部材の前進動作が行われ、そ
の前進動作開始が確認された直後に前工程の搬送装置の
ワーク保持部材の前進動作が行われ、この前進・確認・
前進動作が搬入側の搬送装置へと順次行われ、各保持部
材のワークが次工程の工作機械のワーク受に順次受け渡
される。このため、サイクルタイムを長くすることな
く、ワーク保持部材の前進動作時の相互干渉が回避され
る。
搬送装置のワーク保持部材の後進動作が行われ、この後
進動作開始が確認された直後に次工程の搬送装置のワー
ク保持部材の後進動作が行われる。この後進・確認・後
進動作が搬出側の搬送装置へと順次行われ、各保持部材
が前記初期位置に復帰される。このため、サイクルタイ
ムを長くすることなく、ワーク保持部材の後進動作時の
相互干渉が回避される。
において、搬送装置のワーク保持部材の前進動作開始の
確認は各搬送装置に設けられた搬送用サーボモータの前
進起動信号の有無により行われ、ワーク保持部材の後進
動作開始の確認は各搬送用サーボモータの後進起動信号
の有無により行われる。
ータの前進又は後進起動信号によりワーク保持部材の前
進又は後進動作開始が確認されるので、その確認が確実
かつ迅速に行われる。
において、各搬送用サーボモータの前進起動信号が有り
の場合に生産ラインの制御装置の記憶手段にフラグがた
てられ、このフラグの確認により前工程の搬送装置のワ
ークの前進動作が開始され、各搬送用サーボモータの後
進起動信号が有りの場合に前記記憶手段に各フラグがた
てられ、このフラグの確認により次工程の搬送装置のワ
ークの後進動作が開始される。
ータの起動信号によりワーク保持部材の前進又は後進動
作開始が確認されてフラグがたてられるので、ワーク保
持部材の前進又は後進動作開始の確認が確実かつ迅速に
行われる。
〜3のいずれかにおいて、前記ワーク保持部材の初期位
置からの後進動作は、該初期位置から所定距離上昇した
後、前工程の工作機械のワーク受下方まで後進され、そ
の後に該ワーク受上方のワーク受取位置まで上昇される
工程からなり、ワーク保持部材の前進動作は、該受取位
置から次工程の工作機械のワーク受上方まで前進され、
その後に該ワーク受下方のワーク受渡位置まで下降され
る工程からなり、ワーク保持部材のワーク受渡位置から
の後進動作は、該受渡位置から初期位置の上方まで後進
され、その後に初期位置の高さまで下降される工程から
なる。
が初期位置から上昇、後進、上昇、前進、下降、後進、
下降のサイクル動作によって初期位置に復帰されるの
で、ワーク保持部材が初期位置において、工作機械との
距離を大きく設定することができる。このためワーク保
持部材のクーラントや切削屑を回避する対策を容易に行
うことができる。
をおいて配設された複数の工作機械の中間位置に、前工
程の工作機械から次工程の工作機械にワークを搬送する
搬送装置をそれぞれ配設した生産ラインにおいて、上記
各搬送装置を統括して制御する主制御装置と、上記各搬
送装置の搬送動作をそれぞれ制御する複数の副制御装置
とを備え、前記主制御装置は、それぞれの搬送装置に対
する次工程の搬送装置の前進動作開始を確認する手段
と、上記前進動作開始の確認手段により次工程の搬送装
置の前進動作開始が確認された場合に、前工程の搬送装
置の前進動作を順次指令する前進指令手段と、それぞれ
の搬送装置に対する前工程の搬送装置の後進動作開始を
確認する手段と、上記後進動作開始の確認手段により前
工程の搬送装置の後進動作開始が確認された場合に、次
工程の搬送装置の後進動作を順次指令する後進指令手段
とを具備する。
ける搬送装置の制御方法を具体化した一実施形態を図面
に従って説明する。
すると、例えばエンジンのシリンダブロック等のワーク
Wに孔開け等の各種の加工を行うための第1〜第3工作
機械11〜13は所定の間隔をおいて直列に配設されて
いる。第1工作機械11のワーク搬入側には所定の間隔
をおいてワークWを搬入待機させるコンベア15を備え
たローダ14が配設されている。第3工作機械13のワ
ーク搬出側には所定間隔をおいて加工されたワークWを
次のラインへ搬出するコンベア17を有するアンローダ
16が配設されている。この実施形態では前記ローダ1
4、工作機械11〜13及びアンローダ16を、第1〜
第5の作業ステーションS1〜S5と言う。
の間には、それぞれ独立してワークWを搬送するための
第1〜第4搬送装置21〜24が配設され、ワークWを
ワーク搬入側のステーションからワーク搬出側のステー
ションへと搬送可能である。
るワーク取付治具11a〜13aはほぼ同様に構成され
ている。このワーク取付治具11a〜13aの構成を簡
単に説明すると、機台25には外形をほぼ同一にする固
定テーブル26a又はインデックステーブル26bが支
持され、インデックステーブル26bは水平回転用サー
ボモータ27により水平面内で割出回転される。該テー
ブル26a,26bの上面には支持台28が支持され、
該支持台28には外形をほぼ同一にする固定テーブル2
9a又はチルトテーブル29bが支持され、チルトテー
ブル29bは垂直回転用サーボモータ30により垂直面
内で位置決め可能に支持されている。該チルトテーブル
29bの上面にはワーク受31aを有するとともにワー
ク受31aの上のワークWを位置決めクランプする把持
具31が取着されている。
の加工に応じて前記インデックステーブル26bやチル
トテーブル29bにより所望する位置に姿勢の変更が可
能であり、ワークに対し孔開け等の所定の加工が行われ
る。このワークに対する加工が終了すると、把持具31
は原位置に復帰停止される。
様に構成されている。この搬送装置の構成を図2〜図5
に基づいて説明すると、ベース41の上部にはT字状を
なす昇降フレーム42が昇降ガイド41aに沿って上下
方向の往復動可能に装着されている。この昇降フレーム
42はナット部材42aを有し、基盤41側に設けた昇
降用サーボモータ43とボールねじ44により昇降動作
される。
ブル45が図示しない案内機構により前後方向(図2,
3,4において左方向を前方向、右方向を後方向とい
う)に移動可能に支持されている。第1テーブル45の
下部には第1ラック46が形成され、該ラック46には
前記昇降フレーム42に軸支された第1ピニオン47が
噛み合わされている。又、昇降フレーム42には搬送用
サーボモータ48が固定され、該モータ48の出力軸に
は駆動ギヤ49が連結され、該ギヤ49は前記第1ピニ
オン47に噛合されている。従って、モータ48により
駆動ギヤ49が正回転(図2の矢印)されると、第1ピ
ニオン47が回転されて、この第1ピニオン47と第1
ラック46を介して第1テーブル45が後方向(図2の
右方)に移動される。なお、第1〜第4の搬送装置21
〜24の各サーボモータ48を個別にいう場合には、4
8A,48B,48C,48Dとする。
ブル50が第1テーブル45に設けられた図示しない案
内機構により往復動可能に設けられている。又、第2テ
ーブル50の下部には第2ラック51が設けられ、昇降
フレーム42の所定位置には固定ラック52が取り付け
られている。前記第1テーブル45には前記固定ラック
52に噛み合わされたピニオン53が支持されている。
同じく、テーブル45には前記第2ラック51に噛み合
わされたピニオン54が支持されている。前記ピニオン
53には図4に示すように同期回転可能にピニオン53
aが連結され、該ピニオン53aは前記ピニオン54に
噛み合わされている。そして、サーボモータ48の回転
とギヤ49、ピニオン47を介して前記第1テーブル4
5が後方向(図2の右方)に移動されると、一方のピニ
オン53,53aは固定ラック52により回転され、こ
の回転が他方のピニオン54に伝達される。このため、
ピニオン54と噛合する第2ラック51が後方向に移動
されて、第2テーブル50が第1テーブル45の移動速
度の2倍の速度で後方向に移動される。前記第2テーブ
ル50の上面にはワークWを保持する保持部材55が設
けられている。第1〜第4の搬送装置21〜24の各ワ
ーク保持部材55を個別にいう場合には、55A,55
B,55C,55Dとする。
ブル50の前方向の移動はサーボモータ48により駆動
ギヤ49を逆回転(図2の反矢印方向)することによ
り、前述した後方向への移動と逆の動作により行われ
る。
ワーク保持部材55は、昇降用サーボモータ43及び搬
送用サーボモータ48により図5に示すように動作され
ワークを搬送する。すなわち、図5に実線で示す初期位
置P1は、例えば第3ステーションS3と第4ステーシ
ョンS4との中間位置であって、この初期位置P1から
所定高さ位置に上昇した後、所定距離、つまり前工程の
第3ステーションS3のワーク受31aの下方まで後進
し、さらに所定距離上昇してステーションS3のワーク
受31aからワークWを受け取ってワーク受31aの上
方のワーク受取位置P2の上方に移動される。その後、
保持部材55がワークWとともに、所定距離、つまり次
工程の第4ステーションS4のワーク受31aの上方ま
で前進された後、さらに所定距離下降してステーション
S4のワーク受31aへワークWを受け渡し、ワーク受
31a下方のワーク受渡位置P3に下降される。その
後、保持部材55は初期位置P1の上方まで後進された
後、初期位置P1の高さまで下降されて復帰停止され
る。なお、保持部材55は一サイクルで前進動作は一回
行われるが、上昇、後進、下降はそれぞれ二回行われる
ので、図5,7において一回目の動作に「1」、二回目
の動作に「2」を付している。
ける搬送装置の制御装置について説明する。主制御装置
60は生産ライン全体の制御を行うものであって、該主
制御装置60はローダ14及び第1搬送装置21の動作
を単独で制御する第1副制御装置61の機能も備えてい
る。工作機械11と第2搬送装置22は、第2副制御装
置62により単独で動作が制御される。同様に、工作機
械12と第3搬送装置23は、第3副制御装置63によ
り、工作機械13と第4搬送装置24は、第4副制御装
置64によりそれぞれ単独で動作が制御される。第2〜
第4の副制御装置62〜64は、例えばシーケンサによ
り構成され、対応する工作機械及び搬送装置の各種動作
を予め設定したプログラムに基づいて行うことができ
る。前記第2〜第4の副制御装置62〜64は主制御装
置60に接続され、該主制御装置60からの信号により
搬送装置21〜24全体の搬送動作が制御されるように
している。又、アンローダ16の制御機能はローダ14
の第1副制御装置と同様に主制御装置60が分担してい
る。
(CPU)65、動作制御プログラムを予め記憶したリ
ードオンリメモリ(ROM)66、各種データを一時的
に記憶するとともに、読み出し可能なランダム・アクセ
ス・メモリ(RAM)67を備えている。前記CPU6
5は入出力インターフェース68を介して前記ローダ1
4、第1搬送装置21、第2〜第4の副制御装置62〜
64及びアンローダ16に接続されている。
21〜24の搬送用サーボモータ48A〜48Dの正回
転(ワーク前進)起動信号の有無を確認する前進動作開
始の確認手段を構成する判別回路69と、サーボモータ
48A〜48Dの逆回転(ワーク後進)起動信号の有無
を確認する後進動作開始の確認手段を構成する判別回路
70が接続されている。又、前記RAM67には各搬送
装置の前進動作開始又は後進動作開始が確認された場合
に、各々フラグをたてる記憶手段としての前進用フラグ
レジスタ71,後進用フラグレジスタ72が設けられて
いる。
ラグレジスタ71(又は72)にフラグがあるか否かを
判断して、前進(又は後進)動作開始を確認するととも
に、前工程(又は次工程)の搬送装置の前進(又は後
進)動作を順次指令する前進(又は後進)指令手段とし
ての機能を備えている。
おける第1〜第4の搬送装置21〜24の制御動作につ
いて説明する。今、主制御装置60のROM66に予め
記憶された制御プログラムに基づいて、第1〜第4の副
制御装置61〜64に動作信号が出力されると、各副制
御装置61〜64により第1〜第4搬送装置21〜24
の搬送動作がそれぞれ開始される。そして、図7に示す
ように、第1〜第4の搬送装置21〜24の第1〜第4
のワーク保持部材55A〜55Dは図5に示す初期位置
P1からそれぞれ一斉に所定高さまで上昇された後、後
進されてそれぞれワーク搬入側のローダや工作機械に対
応するステーション位置まで後進され、その後、所定高
さ位置に上昇されて、受取位置P2で停止され、各ワー
クWが保持部材55A〜55D上にそれぞれ受け取られ
る。
のワーク保持部材55A〜55Dの前進動作は次のよう
に搬出側の第4搬送装置24から搬入側の第1搬送装置
21へと順次行われる。すなわち、搬出側の第4搬送装
置24の搬送用サーボモータ48Dが正回転されて、ワ
ーク保持部材55Dの前進動作が開始されると、その正
転起動信号「有り」が主制御装置60の判別回路69に
より確認されて、CPU65からRAM67の前進用フ
ラグレジスタ71に第4のワーク保持部材55Dが前進
を開始したことを示すフラグF1 がたてられる。このフ
ラグF1 の有無がCPU65より判断され、フラグF1
があることが確認されると、主制御装置60から第3搬
送装置23の搬送用サーボモータ48Cに起動信号が出
力され、第3搬送装置23のワーク保持部材55Cが前
進動作される。ここで、その正転起動信号が主制御装置
60の判別回路69により判別されて、CPU65から
RAM67の前進用フラグレジスタ71に対し第3のワ
>ーク保持部材55Cが前進を開始したことを示すフラ
グF2 がたてられる。このフラグF2 の有無がCPU6
5より判断され、フラグF2 があることが確認される
と、主制御装置60から第2搬送装置22の搬送用サー
ボモータ48Bに起動信号が出力され、第2搬送装置2
2のワーク保持部材55Bが前進動作される。
5Bの前進・確認・前進動作と同様にして、第2搬送装
置22ワーク保持部材55Bの前進用フラグF3 が確認
されると、第1搬送装置21のワーク保持部材55Aの
前進動作が開始される。そして、全ての搬送装置21〜
24のワークの前進動作がそれぞれ次工程のステーショ
ン位置まで行われる。さらに、各搬送装置の昇降用サー
ボモータ43が起動されて各ワーク保持部材55D〜5
5Aは下降動作されてワーク31aへワークWを受け渡
して受渡位置P3にそれぞれ移動される。このようにし
て各搬送装置24〜21のワークWは、アンローダ1
6、工作機械13,12,11の各ワーク受31aに順
次受け渡される。
保持部材55A〜55Dの後進動作は次のように搬入側
の第1搬送装置21から搬出側の第4搬送装置24へと
順次行われる。この後進動作は前進動作と同様に第1〜
第3の搬送装置21〜23のワーク保持部材55A〜5
5Cのサーボモータ48A〜48Cの逆回転起動が判別
回路70により確認されると、レジスタ72に後進用フ
ラグF4 〜F6 がたてられる。このフラグを順次確認し
てワーク保持部材55B,55C,55Dの後進動作が
順次行われる。
において、第1〜第3搬送装置21〜23によるワーク
Wの下降により第1〜第3工作機械11〜13のワーク
受31aにワークWが受け渡されると、把持具31はワ
ークWを位置決め(ロケート)した後、クランプする。
次に、例えばステーションS2においては、チルトテー
ブル29bを備えるため、サーボモータ30により垂直
面内で所定の傾斜角に回転され、孔開け等の加工が行わ
れる。加工完了後、サーボモータ30が逆回転されて、
ワークWが原姿勢に復帰される。この後、把持具31は
ワークWの位置決め及びクランプを解除する。ステーシ
ョンS3においては、インデックステーブル26bを備
えるため、サーボモータ27により水平面内で所定の角
度回転され、孔開け等の加工が行われる。加工完了後、
サーボモータ27が逆回転されて、ワークWが原姿勢に
復帰(チルト戻り)される。この後、把持具31はワー
クWの位置決め及びクランプを解除(アンロケート、ア
ンクランプ)する。ステーションS4においては、ワー
クWの姿勢変更なく、すぐに孔開け等の加工が行われ
る。加工完了後は把持具31はワークWの位置決め及び
クランプを解除する。以上のような動作が各ステーショ
ンS2,S3,S4について行われている間、ローダ1
4にワークが搬入され、アンローダ16のワークが搬出
される。そして、全ステーションにて以上の動作が完了
すると、次のワーク搬送動作が前述したように行われ
る。
搬送装置の作用効果について述べる。 (a)前記実施形態では搬出側の第4搬送装置24の前
進動作の開始を示すフラグF1 を確認してからワーク搬
入側の第3搬送装置23のワークWの前進動作が行わ
れ、この前進・確認・前進動作をワーク搬入側の搬送装
置へと順次行うので、次の効果がある。
〜第1搬送装置24〜21のワーク保持部材55D〜5
5Aの前進動作時の干渉を防止することができる。 (b)前記実施形態では搬入側の第1搬送装置21の後
進動作の開始を示すフラグF4 を確認してからワーク搬
出側の第2搬送装置22のワークWの後進動作が行わ
れ、この後進・確認・後進動作をワーク搬出側の搬送装
置へと順次行うので、次の効果がある。
〜第4搬送装置21〜24のワーク保持部材55A〜5
5Dの後進動作時の干渉を防止することができる。 (c)前記実施形態では前記第1テーブル45と第2テ
ーブル50を使用して、倍速移動機構を構成したので、
ワーク保持部材55のストロークを搬送装置の幅よりも
長くすることができる。
5を数値制御可能な搬送用サーボモータ48により前後
進するので、保持部材55の前後方向の移動ストローク
を任意に設定することができる。
55を初期位置から上昇の後、後進、上昇する工程をと
っているので、ワーク保持部材55が初期位置P1にあ
る状態で、工作機械11〜13から保持部材55を離れ
た位置に保持でき、クーラントや切削屑を回避する対策
を容易に行うことができる。又、工作機械にインデック
ステーブル26b,29bやチルトテーブル29bを装
設することができ、工作機械の組み替えも容易に行うこ
とができる。
操作することもできる。ワーク搬出側の工作機械にワー
クが無いことがワーク有無信号により確認されると、前
工程の搬送装置を手動により単独で搬送動作する。単独
操作する工作機械以降の搬送装置を作動させてから工作
機械を操作する。
工作機械のワークWを搬出してから調整する。この発明
は前記各実施例の構成に限定されるものではなく、例え
ば次のように各部の構成を任意に変更して具体化するこ
とも可能である。 (1)前記実施形態では第4〜第2搬送装置24〜22
のワークWの前進動作の開始を確認するフラグF1 〜F
3 をたてるようにしたが、これに代えて、搬送用サーボ
モータ48D〜48Bの回転センサ(図示略)の回転検
出信号を主制御装置60に入力し、この信号を検出した
所定時間後にワーク搬入側のワーク保持部材を前進動作
させること。 (2)前記実施形態では、各ワーク保持部材55の前進
動作開始、後進動作開始の確認信号を各搬送用サーボモ
ータ48A〜48Dの起動信号からそれぞれ得ている
が、これに代えて、ワーク保持部材55側、例えば各ワ
ーク保持部材55を支持した各第2テーブル50にドグ
を設け、これに対向するリミットスイッチ等のセンサを
各ワーク取付治具11a〜13a側に設けておき、ワー
ク保持部材55の実際の動作を検知することによって、
前進動作開始及び後進動作開始の確認信号を得るように
すること。 (3)前記実施形態のワーク保持部材55A〜55Dの
上昇1、下降2を省略すること。 (4)各ステーションのワーク取付治具には全てインデ
ックステーブル26bと、チルトテーブル29bを設け
ること。又は、加工に応じて固定テーブル26a,29
aと適宜組み合わせて構成すること。
技術思想について、以下にその効果とともに記載する。
請求項5において、搬送装置21〜24のワーク保持部
材55は前後方向に倍速機構により動作される第2テー
ブル50に支持されている生産ラインにおける搬送装置
の制御装置。
昇降フレーム42を小型化することができ、その分工作
機械の設置スペースを増大することができる。
発明は、複数の工作機械の間にそれぞれ配設された搬送
装置をインライン型の搬送に使用した場合に、サイクル
タイムを長くすることなく搬送装置間の干渉を防止する
ことができるという優れた効果を奏する。
発明の効果に加えて、搬送用サーボモータの前進又は後
進起動信号によりワーク保持部材の前進又は後進動作開
始が確認されるので、その確認を確実かつ迅速に行うこ
とができる。
発明の効果に加えて、搬送用サーボモータの起動信号に
よりワーク保持部材の前進又は後進動作開始が確認され
てフラグがたてられるので、ワーク保持部材の前進又は
後進動作開始の確認を確実かつ迅速に行うことができ
る。
いずれかに記載の発明の効果に加えて、ワーク保持部材
が初期位置から上昇、後進、上昇、前進、下降、後進、
下降のサイクル動作によって初期位置に復帰されるの
で、ワーク保持部材が初期位置において、工作機械との
距離を大きく設定することができ、ワーク保持部材のク
ーラントや切削屑を回避する対策を容易に行うことがで
きる。
正面図。
ーク取付治具、21〜24…第1〜第4搬送装置、31
…ワーク把持具、31a…ワーク受、42…昇降フレー
ム、43…昇降用サーボモータ、45…第1テーブル、
48A〜48D…搬送用サーボモータ、50…第2テー
ブル、55A〜55D…ワーク保持部材、60…主制御
装置、61〜64…第1〜第4副制御装置、65…前進
指令手段及び後進指令手段を構成するCPU、69(7
0)…前進(後進)動作開始の確認手段を構成するモー
タ48A〜48Dの回転起動信号の判別回路、71(7
2)…前進(後進)動作開始の確認手段を構成する記憶
手段としての前進(後進)用フラグレジスタ、P1…初
期位置、P2…受取位置、P3…受渡位置、F1 〜F6
…フラグ。
Claims (5)
- 【請求項1】 所定間隔をおいて配設された複数の工作
機械間に、前工程の工作機械から次工程の工作機械にワ
ークを搬送する搬送装置をそれぞれ配設した生産ライン
において、 前記各搬送装置のワーク保持部材を初期位置から前工程
の工作機械のワーク受へ向けてほぼ一斉に後進させて、
各保持部材にワークを受け取る工程と、 上記ワーク受取工程の完了後に搬出側の搬送装置のワー
ク保持部材の前進動作を行い、その前進動作開始を確認
した直後に前工程の搬送装置のワーク保持部材の前進動
作を行い、この前進・確認・前進動作を搬入側の搬送装
置へと順次行って、各保持部材のワークを次工程の工作
機械のワーク受に順次受け渡す工程と、 上記のワーク受渡工程の完了後に搬入側の搬送装置のワ
ーク保持部材の後進動作を行い、この後進動作開始を確
認した直後に次工程の搬送装置のワーク保持部材の後進
動作を行い、この後進・確認・後進動作を搬出側の搬送
装置へと順次行って、各保持部材を前記初期位置に復帰
する工程とを備えることを特徴とする生産ラインにおけ
る搬送装置の制御方法。 - 【請求項2】 請求項1において、搬送装置のワーク保
持部材の前進動作開始の確認は各搬送装置に設けられた
搬送用サーボモータの前進起動信号の有無により行わ
れ、ワーク保持部材の後進動作開始の確認は各搬送用サ
ーボモータの後進起動信号の有無により行われることを
特徴とする生産ラインにおける搬送装置の制御方法。 - 【請求項3】 請求項2において、各搬送用サーボモー
タの前進起動信号が有りの場合に生産ラインの制御装置
の記憶手段に各フラグがたてられ、このフラグの確認に
より前工程の搬送装置のワークの前進動作が開始され、
各搬送用サーボモータの後進起動信号が有りの場合に前
記記憶手段に各フラグがたてられ、このフラグの確認に
より次工程の搬送装置のワークの後進動作が開始される
ことを特徴とする生産ラインにおける搬送装置の制御方
法。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかにおいて、前記
ワーク保持部材の初期位置からの後進動作は、該初期位
置から所定距離上昇した後、前工程の工作機械のワーク
受下方まで後進され、その後に該ワーク受上方のワーク
受取位置まで上昇される工程からなり、ワーク保持部材
の前進動作は、該受取位置から次工程の工作機械のワー
ク受上方まで前進され、その後に該ワーク受下方のワー
ク受渡位置まで下降される工程からなり、ワーク保持部
材のワーク受渡位置からの後進動作は、該受渡位置から
初期位置の上方まで後進され、その後に初期位置の高さ
まで下降される工程からなることを特徴とする生産ライ
ンにおける搬送装置の制御方法。 - 【請求項5】 所定間隔をおいて配設された複数の工作
機械の中間位置に、前工程の工作機械から次工程の工作
機械にワークを搬送する搬送装置をそれぞれ配設した生
産ラインにおいて、 上記各搬送装置を統括して制御する主制御装置と、 上記各搬送装置の搬送動作をそれぞれ制御する複数の副
制御装置とを備え、 前記主制御装置は、それぞれの搬送装置に対する次工程
の搬送装置の前進動作開始を確認する手段と、 上記前進動作開始の確認手段により次工程の搬送装置の
前進動作開始が確認された場合に、前工程の搬送装置の
前進動作を順次指令する前進指令手段と、 それぞれの搬送装置に対する前工程の搬送装置の後進動
作開始を確認する手段と、 上記後進動作開始の確認手段により前工程の搬送装置の
後進動作開始が確認された場合に、次工程の搬送装置の
後進動作を順次指令する後進指令手段とを具備すること
を特徴とする生産ラインにおける搬送装置の制御装置。
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JP07338277A JP3134046B2 (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | 生産ラインにおける搬送装置の制御方法及びその装置 |
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JPH09155681A JPH09155681A (ja) | 1997-06-17 |
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JP (1) | JP3134046B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7123620B2 (ja) | 2017-06-16 | 2022-08-23 | キヤノン株式会社 | 生産システム、生産機器、生産システムの制御方法、制御プログラム、記録媒体 |
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-
1995
- 1995-11-30 JP JP07338277A patent/JP3134046B2/ja not_active Expired - Fee Related
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