JP3132880B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
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- JP3132880B2 JP3132880B2 JP04048092A JP4809292A JP3132880B2 JP 3132880 B2 JP3132880 B2 JP 3132880B2 JP 04048092 A JP04048092 A JP 04048092A JP 4809292 A JP4809292 A JP 4809292A JP 3132880 B2 JP3132880 B2 JP 3132880B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置の製造方法
に係り、特にMOS(Metal Oxide Semiconductor)トラ
ンジスタの微細化技術に関する。
に係り、特にMOS(Metal Oxide Semiconductor)トラ
ンジスタの微細化技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体集積回路の高密度化に伴
い、MOSトランジスタのゲート長を可能な限り短くす
ることが要請されている。周知のように、MOSトラン
ジスタのゲート長は、リソグラフィによる解像可能な最
小寸法(最小ルールとも言われる)によって決定され
る。例えば、紫外線を使ったフォトリソグラフィでは、
露光波長の限界により最小ルールが0.6μm程度であ
る。
い、MOSトランジスタのゲート長を可能な限り短くす
ることが要請されている。周知のように、MOSトラン
ジスタのゲート長は、リソグラフィによる解像可能な最
小寸法(最小ルールとも言われる)によって決定され
る。例えば、紫外線を使ったフォトリソグラフィでは、
露光波長の限界により最小ルールが0.6μm程度であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、MOS
トランジスタのゲート長は、リソグラフィの最小ルール
によって決定されるので、その最小ルールよりも短いゲ
ートを実現するのが困難である。
トランジスタのゲート長は、リソグラフィの最小ルール
によって決定されるので、その最小ルールよりも短いゲ
ートを実現するのが困難である。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、MOSトランジスタのゲート長をリソ
グラフィの解像度の限界に基づく最小ルールよりも短く
して、MOSトランジスタの短チャネル化を図ることが
できる半導体装置の製造方法を提供することを目的とし
ている。
たものであって、MOSトランジスタのゲート長をリソ
グラフィの解像度の限界に基づく最小ルールよりも短く
して、MOSトランジスタの短チャネル化を図ることが
できる半導体装置の製造方法を提供することを目的とし
ている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、本発明に係る半導体装置の製造方法は、第1導電型
の半導体基板上に、第2導電型の高濃度不純物を含んだ
ポリシリコン膜を堆積する行程と、前記ポリシリコン膜
をパターンニングしてソースおよびドレインの引出し電
極を形成する行程と、前記引出し電極の対向する側面部
に、第2導電型の低濃度不純物を含んだサイドウォール
スペーサを形成する行程と、前記引出し電極およびサイ
ドウォールスペーサが形成された基板を熱処理すること
により、対向するサイドウォールスペーサ間にゲート酸
化膜を形成するとともに、前記各引出し電極の下方の基
板中に第2導電型の高濃度不純物拡散層であるソース拡
散層とドレイン拡散層を、また、サイドウォールスペー
サの下方の基板中に第2導電型の低濃度不純物拡散層を
それぞれ同時に形成する行程と、前記引出し電極および
サイドウォールスペーサをマスクとして、ゲート電極を
自己整合によって形成する行程と、を備えたものであ
る。
的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、本発明に係る半導体装置の製造方法は、第1導電型
の半導体基板上に、第2導電型の高濃度不純物を含んだ
ポリシリコン膜を堆積する行程と、前記ポリシリコン膜
をパターンニングしてソースおよびドレインの引出し電
極を形成する行程と、前記引出し電極の対向する側面部
に、第2導電型の低濃度不純物を含んだサイドウォール
スペーサを形成する行程と、前記引出し電極およびサイ
ドウォールスペーサが形成された基板を熱処理すること
により、対向するサイドウォールスペーサ間にゲート酸
化膜を形成するとともに、前記各引出し電極の下方の基
板中に第2導電型の高濃度不純物拡散層であるソース拡
散層とドレイン拡散層を、また、サイドウォールスペー
サの下方の基板中に第2導電型の低濃度不純物拡散層を
それぞれ同時に形成する行程と、前記引出し電極および
サイドウォールスペーサをマスクとして、ゲート電極を
自己整合によって形成する行程と、を備えたものであ
る。
【0006】
【作用】本発明によれば、ソースおよびドレインの引出
し電極の側面部にサイドウォールスペーサを形成し、こ
れらをマスクとしてゲート電極を自己整合によって形成
しているので、前記引出し電極間の開口幅をリソグラフ
ィの最小ルールに設定した場合、サイドウォールスペー
サ間の開口幅は前記最小ルールよりも短くなる。したが
って、上述のようにして形成されたゲート電極の長さも
最小ルールよりも短くなる。
し電極の側面部にサイドウォールスペーサを形成し、こ
れらをマスクとしてゲート電極を自己整合によって形成
しているので、前記引出し電極間の開口幅をリソグラフ
ィの最小ルールに設定した場合、サイドウォールスペー
サ間の開口幅は前記最小ルールよりも短くなる。したが
って、上述のようにして形成されたゲート電極の長さも
最小ルールよりも短くなる。
【0007】しかも、ソース拡散層およびドレイン拡散
層は、ポリシリコン膜から基板中へ不純物を拡散するこ
とにより形成されるので、拡散層を浅くすることが可能
であり、トランジスタの短チャネル化に伴うパンチスル
ー現象が抑制される。また、サイドウォールスペーサか
らの低濃度不純物の拡散により、LDD(Lightly-Dope
d Drain)構造のトランジスタが形成されるので、短チャ
ネル化に伴うホットエレクトロンの発生が抑制される。
さらに、ソース拡散層およびドレイン拡散層は、ポリシ
リコン膜からなる引出し電極に接続しているので、金属
膜を直接接続した場合に見られるスパイク現象が回避さ
れる。
層は、ポリシリコン膜から基板中へ不純物を拡散するこ
とにより形成されるので、拡散層を浅くすることが可能
であり、トランジスタの短チャネル化に伴うパンチスル
ー現象が抑制される。また、サイドウォールスペーサか
らの低濃度不純物の拡散により、LDD(Lightly-Dope
d Drain)構造のトランジスタが形成されるので、短チャ
ネル化に伴うホットエレクトロンの発生が抑制される。
さらに、ソース拡散層およびドレイン拡散層は、ポリシ
リコン膜からなる引出し電極に接続しているので、金属
膜を直接接続した場合に見られるスパイク現象が回避さ
れる。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明する。図1は、本発明の一実施例に係る方法で製造さ
れた半導体装置(MOSトランジスタ)の素子構造を示
した断面図である。図中、符号1はP型のシリコン基板
である。シリコン基板1上に形成されたフィールド酸化
膜2で分離された素子領域に、ポリシリコン膜で形成さ
れたソースおよびドレインの引出し電極3a,3bが形
成され、この引出し電極3a,3bの対向する側面側に
サイドウォールスペーサ4a,4bが形成されている。
引出し電極3aはN+ ソース拡散層6に接続し、引出し
電極3bはN+ ドレイン拡散層7に接続している。ソー
ス拡散層6およびドレイン拡散層7の対向する側には、
N- 拡散層8,9がそれぞれ形成されている。サイドウ
ォールスペーサ4a,4b間のシリコン基板1上にゲー
ト酸化膜5があり、その上にポリシリコン膜からなるゲ
ート電極10aが自己整合によって形成されている。ゲ
ート電極10aを覆うように層間膜11が形成され、こ
の層間膜11に開口されたコンタクトホールを介して、
ソース電極12が引出し電極3aに接続し、ドレイン電
極13が引出し電極3bに接続している。
明する。図1は、本発明の一実施例に係る方法で製造さ
れた半導体装置(MOSトランジスタ)の素子構造を示
した断面図である。図中、符号1はP型のシリコン基板
である。シリコン基板1上に形成されたフィールド酸化
膜2で分離された素子領域に、ポリシリコン膜で形成さ
れたソースおよびドレインの引出し電極3a,3bが形
成され、この引出し電極3a,3bの対向する側面側に
サイドウォールスペーサ4a,4bが形成されている。
引出し電極3aはN+ ソース拡散層6に接続し、引出し
電極3bはN+ ドレイン拡散層7に接続している。ソー
ス拡散層6およびドレイン拡散層7の対向する側には、
N- 拡散層8,9がそれぞれ形成されている。サイドウ
ォールスペーサ4a,4b間のシリコン基板1上にゲー
ト酸化膜5があり、その上にポリシリコン膜からなるゲ
ート電極10aが自己整合によって形成されている。ゲ
ート電極10aを覆うように層間膜11が形成され、こ
の層間膜11に開口されたコンタクトホールを介して、
ソース電極12が引出し電極3aに接続し、ドレイン電
極13が引出し電極3bに接続している。
【0009】以下、図1に示したMOSトランジスタの
製造方法を図2および図3を参照して説明する。
製造方法を図2および図3を参照して説明する。
【0010】図2の(a)を参照する。まず、P型のシ
リコン基板1にLOCOS(LocalOxidation of Silico
n) 法によりフィールド酸化膜2を形成して、素子領域
を分離する。
リコン基板1にLOCOS(LocalOxidation of Silico
n) 法によりフィールド酸化膜2を形成して、素子領域
を分離する。
【0011】図2の(b)を参照する。CVD(Chemic
al Vapor Deposition)法によりポリシリコン膜3を堆積
した後、このポリシリコン膜3に砒素(As+ )を比較
的高濃度にイオン注入して導電性を付与する。
al Vapor Deposition)法によりポリシリコン膜3を堆積
した後、このポリシリコン膜3に砒素(As+ )を比較
的高濃度にイオン注入して導電性を付与する。
【0012】図2の(c)を参照する。フォトエッチン
グ法によりポリシリコン膜3をパターンニングして、ソ
ースおよびドレインの引出し電極3a,3bを形成す
る。引出し電極3a,3b間の開口部分の幅Wは、フォ
トリソグラフィで得られる最小ルールに設定されてい
る。
グ法によりポリシリコン膜3をパターンニングして、ソ
ースおよびドレインの引出し電極3a,3bを形成す
る。引出し電極3a,3b間の開口部分の幅Wは、フォ
トリソグラフィで得られる最小ルールに設定されてい
る。
【0013】図2の(d)を参照する。CVD法より比
較的低濃度の燐(P)を含んだPSG(Phospho Silica
te Glass) からなる層間膜4を堆積する。
較的低濃度の燐(P)を含んだPSG(Phospho Silica
te Glass) からなる層間膜4を堆積する。
【0014】図3の(e)を参照する。プラズマエッチ
ング法で層間膜4をエッチバックすることにより、引出
し電極3a,3bの対向する側面側にサイドウォールス
ペーサ4a,4bを形成する。その後、900〜100
0℃で熱処理することにより、ゲート酸化膜5を形成す
る。この熱処理の際に、引出し電極3a,3b内の比較
的高濃度の不純物(砒素)がシリコン基板1内に拡散し
て、N+ 領域であるソース拡散層6およびドレイン拡散
層7が形成される。また、サイドウォールスペーサ4
a,4b内の比較的低濃度の不純物(燐)がシリコン基
板1内に拡散して、ソース拡散層6およびドレイン拡散
層7の内側にN- 拡散層8,9が形成される。
ング法で層間膜4をエッチバックすることにより、引出
し電極3a,3bの対向する側面側にサイドウォールス
ペーサ4a,4bを形成する。その後、900〜100
0℃で熱処理することにより、ゲート酸化膜5を形成す
る。この熱処理の際に、引出し電極3a,3b内の比較
的高濃度の不純物(砒素)がシリコン基板1内に拡散し
て、N+ 領域であるソース拡散層6およびドレイン拡散
層7が形成される。また、サイドウォールスペーサ4
a,4b内の比較的低濃度の不純物(燐)がシリコン基
板1内に拡散して、ソース拡散層6およびドレイン拡散
層7の内側にN- 拡散層8,9が形成される。
【0015】図3の(f)を参照する。次に、CVD法
によりポリシリコン膜10を堆積し、このポリシリコン
膜10を砒素(As+ )をイオン注入して、導電性を付
与する。なお、このポリシリコン膜10の替わりに、金
属膜を被着してもよい。
によりポリシリコン膜10を堆積し、このポリシリコン
膜10を砒素(As+ )をイオン注入して、導電性を付
与する。なお、このポリシリコン膜10の替わりに、金
属膜を被着してもよい。
【0016】図3の(g)を参照する。フォトエッチン
グ法によりポリシリコン膜10をパターンニングして、
ゲート電極10aを形成する。
グ法によりポリシリコン膜10をパターンニングして、
ゲート電極10aを形成する。
【0017】図3の(h)を参照する。CVD法により
PSGあるいはBPSG(ボロンを添加したPSG)等
の層間膜11を堆積した後、ソースおよびドレイン電極
領域にコンタクトホールを形成する。そして、アルミニ
ウム等の金属膜を被着した後、これをパターンニングし
てソース電極12およびドレイン電極13を形成する。
PSGあるいはBPSG(ボロンを添加したPSG)等
の層間膜11を堆積した後、ソースおよびドレイン電極
領域にコンタクトホールを形成する。そして、アルミニ
ウム等の金属膜を被着した後、これをパターンニングし
てソース電極12およびドレイン電極13を形成する。
【0018】上述したよに、引出し電極3a,3b間の
開口部の幅Wはフォトリソグラフィで得られる最小ルー
ルである。したがって、引出し電極3a,3bの対向す
る側面部にサイドウォールスペーサ4a,4bを形成し
た場合、その間の開口部の幅は最小ルールよりも短くな
る。この引出し電極3a,3bおよびサイドウォールス
ペーサ4a,4bをマスクとして、ゲート電極10aを
自己整合で形成しているので、ゲート長をフォトリソグ
ラフィの最小ルールよりも短くすることができる。
開口部の幅Wはフォトリソグラフィで得られる最小ルー
ルである。したがって、引出し電極3a,3bの対向す
る側面部にサイドウォールスペーサ4a,4bを形成し
た場合、その間の開口部の幅は最小ルールよりも短くな
る。この引出し電極3a,3bおよびサイドウォールス
ペーサ4a,4bをマスクとして、ゲート電極10aを
自己整合で形成しているので、ゲート長をフォトリソグ
ラフィの最小ルールよりも短くすることができる。
【0019】さらに、ソース拡散層6およびドレイン拡
散層7は、ポリシリコン膜で形成された引出し電極3
a,3bから不純物(砒素)を拡散させることにより形
成されているので、拡散層が浅くなる。そのため、ドレ
イン側からソース側へ空乏層が延び難くなるので、短チ
ャネル化に伴うパンチスルー現象を抑制することができ
る。
散層7は、ポリシリコン膜で形成された引出し電極3
a,3bから不純物(砒素)を拡散させることにより形
成されているので、拡散層が浅くなる。そのため、ドレ
イン側からソース側へ空乏層が延び難くなるので、短チ
ャネル化に伴うパンチスルー現象を抑制することができ
る。
【0020】また、サイドウォールスペーサ4a,4b
からシリコン基板1内へ比較的低濃度の不純物(燐)を
拡散することにより、ソース拡散層6およびドレイン拡
散層7の対向する側にN- 拡散層8,9が存在する、い
わゆるLDD構造を形成しているので、短チャネル化に
伴うホットエレクトロンの発生が抑制され、MOSトラ
ンジスタの動作が安定する。
からシリコン基板1内へ比較的低濃度の不純物(燐)を
拡散することにより、ソース拡散層6およびドレイン拡
散層7の対向する側にN- 拡散層8,9が存在する、い
わゆるLDD構造を形成しているので、短チャネル化に
伴うホットエレクトロンの発生が抑制され、MOSトラ
ンジスタの動作が安定する。
【0021】さらに、ソース拡散層6およびドレイン拡
散層7には、ポリシリコン膜からなる引出し電極3a,
3bが接続しているので、金属膜を接続した場合に見ら
れるようなスパイク現象を防止することができる。
散層7には、ポリシリコン膜からなる引出し電極3a,
3bが接続しているので、金属膜を接続した場合に見ら
れるようなスパイク現象を防止することができる。
【0022】なお、上述の実施例では、Nチャネル型の
MOSトランジスタを例に採って説明したが、本発明は
Pチャネル型のMOSトランジスタにも適用することが
できる。この場合、図2の(b)に示した行程で、As
+ の替わりに、B+ あるいはBF2 + をポリシリコン膜
3にイオン注入し、また、図2の(d)に示した行程
で、PSGの替わりに、BSG(Boro-Silicate Glass)
を堆積すればよい。
MOSトランジスタを例に採って説明したが、本発明は
Pチャネル型のMOSトランジスタにも適用することが
できる。この場合、図2の(b)に示した行程で、As
+ の替わりに、B+ あるいはBF2 + をポリシリコン膜
3にイオン注入し、また、図2の(d)に示した行程
で、PSGの替わりに、BSG(Boro-Silicate Glass)
を堆積すればよい。
【0023】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、ソースおよびドレインの引出し電極の側面部
にサイドウォールスペーサを形成し、これらをマスクと
してゲート電極を自己整合によって形成しているので、
ゲート長さをリソグラフィの解像力で規制される引出し
電極間の最小幅(最小ルール)よりもさらに短くするこ
とができる。
によれば、ソースおよびドレインの引出し電極の側面部
にサイドウォールスペーサを形成し、これらをマスクと
してゲート電極を自己整合によって形成しているので、
ゲート長さをリソグラフィの解像力で規制される引出し
電極間の最小幅(最小ルール)よりもさらに短くするこ
とができる。
【0024】また、ソース拡散層およびドレイン拡散層
は、ポリシリコン膜から基板中へ不純物を拡散すること
により形成されるので拡散層が浅くなり、トランジスタ
の短チャネル化に伴うパンチスルー現象が抑制される。
は、ポリシリコン膜から基板中へ不純物を拡散すること
により形成されるので拡散層が浅くなり、トランジスタ
の短チャネル化に伴うパンチスルー現象が抑制される。
【0025】さらに、サイドウォールスペーサからの低
濃度不純物の拡散により、LDD構造のトランジスタが
形成されるので、短チャネル化に伴うホットエレクトロ
ンの発生が抑制され、トランジスタの動作を安定化する
ことができる。
濃度不純物の拡散により、LDD構造のトランジスタが
形成されるので、短チャネル化に伴うホットエレクトロ
ンの発生が抑制され、トランジスタの動作を安定化する
ことができる。
【0026】また、ソース拡散層およびドレイン拡散層
には、ポリシリコン膜からなる引出し電極が接続してい
るので、金属電極を直接接続したときに見られるスパイ
ク現象を回避することができる。
には、ポリシリコン膜からなる引出し電極が接続してい
るので、金属電極を直接接続したときに見られるスパイ
ク現象を回避することができる。
【図1】本発明の一実施例に係る製造方法で得られたM
OSトランジスタの構成を示した断面図である。
OSトランジスタの構成を示した断面図である。
【図2】実施例に係るMOSトランジスタの製造方法の
手順を示した断面図である。
手順を示した断面図である。
【図3】実施例に係るMOSトランジスタの製造方法の
手順を示した断面図である。
手順を示した断面図である。
1…シリコン基板 2…フィールド酸化膜 3…ポリシリコン膜 3a,3b…引出し電極 4…層間膜 4a,4b…サイドウォールスペーサ 5…ゲート酸化膜 6…ソース拡散層 7…ドレイン拡散層 8,9…N- 拡散層 10…ポリシリコン膜 10a…ゲート電極 11…層間膜 12…ソース電極 13…ドレイン電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−3940(JP,A) 特開 昭63−122273(JP,A) 特開 平1−309377(JP,A) 特開 平5−206454(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 29/78 H01L 21/225 H01L 21/265 H01L 21/336
Claims (1)
- 【請求項1】 第1導電型の半導体基板上に、第2導電
型の高濃度不純物を含んだポリシリコン膜を堆積する行
程と、 前記ポリシリコン膜をパターンニングしてソースおよび
ドレインの引出し電極を形成する行程と、 前記引出し電極の対向する側面部に、第2導電型の低濃
度不純物を含んだサイドウォールスペーサを形成する行
程と、 前記引出し電極およびサイドウォールスペーサが形成さ
れた基板を熱処理することにより、対向するサイドウォ
ールスペーサ間にゲート酸化膜を形成するとともに、前
記各引出し電極の下方の基板中に第2導電型の高濃度不
純物拡散層であるソース拡散層とドレイン拡散層を、ま
た、サイドウォールスペーサの下方の基板中に第2導電
型の低濃度不純物拡散層をそれぞれ同時に形成する行程
と、 前記引出し電極およびサイドウォールスペーサをマスク
として、ゲート電極を自己整合によって形成する行程
と、 を備えたことを特徴とする半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04048092A JP3132880B2 (ja) | 1992-02-03 | 1992-02-03 | 半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04048092A JP3132880B2 (ja) | 1992-02-03 | 1992-02-03 | 半導体装置の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05218407A JPH05218407A (ja) | 1993-08-27 |
JP3132880B2 true JP3132880B2 (ja) | 2001-02-05 |
Family
ID=12793679
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04048092A Expired - Fee Related JP3132880B2 (ja) | 1992-02-03 | 1992-02-03 | 半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3132880B2 (ja) |
-
1992
- 1992-02-03 JP JP04048092A patent/JP3132880B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH05218407A (ja) | 1993-08-27 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |