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JP3127579B2 - ディスクカートリッジの着脱装置 - Google Patents

ディスクカートリッジの着脱装置

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Publication number
JP3127579B2
JP3127579B2 JP04164254A JP16425492A JP3127579B2 JP 3127579 B2 JP3127579 B2 JP 3127579B2 JP 04164254 A JP04164254 A JP 04164254A JP 16425492 A JP16425492 A JP 16425492A JP 3127579 B2 JP3127579 B2 JP 3127579B2
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JP
Japan
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cartridge
disk
disk cartridge
holder
cartridge holder
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JP04164254A
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洋 武川
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば光磁気ディスク記
録再生装置に使用して好適なディスクカートリッジの着
脱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスク、特に光磁気ディスクは記録
面が汚損したり損傷すると記録再生に支障を来すことに
なるのでこれを防止し、また取扱の点からもディスクカ
ートリッジに収納しておき、記録再生装置にはディスク
カートリッジに収納したまま装填している。
【0003】また、記録再生装置側にはディスクカート
リッジを挿入保持するカートリッジホルダーが備えら
れ、ディスクカートリッジはこのカートリッジホルダー
に挿入した状態で、このカートリッジホルダーを閉じる
ことによりディスク駆動部に装填されて収納ディスクの
記録・再生が行われるように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、光ディスク
記録再生装置等におけるディスクカートリッジ着脱装置
のカートリッジホルダーはディスクカートリッジの挿入
方向の位置決めが完全ではなく、例えば、ディスクカー
トリッジをカートリッジホルダーに挿入完了後において
もその挿入方向に移動可能で、そのため不要に移動する
ことにより、カートリッジホルダーが閉じられなくなる
と共にこれに伴い上蓋の閉蓋も不可能となり、また、カ
ートリッジホルダーに対するディスクカートリッジの移
動量が比較的小さい場合であっても、ディスクカートリ
ッジがディスク装填部の位置決めピンに係合されず、位
置決めされない状態となってディスクの回転駆動部に対
するチャッキングミス等の原因となる等の不具合があっ
た。
【0005】本発明はかかる点に鑑みてなされたもの
で、ディスクカートリッジをカートリッジホルダーの所
定位置に確実に保持させることができて、ディスク装填
部に確実に位置決め装填できるディスクカートリッジ着
脱装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明によるディスクカートリッジの着脱装置は、シ
ャーシに対して下降した下降位置とシャーシに対して起
上回動された位置との間を回動可能に設けられ、挿入さ
れたディスクカートリッジを支持するカートリッジホル
ダーと、当該カートリッジホルダーに摺動自在に設けら
れ、カートリッジホルダーの回動動作に伴って摺動され
るスライダーと、カートリッジホルダーに挿入されたデ
ィスクカートリッジをロックするロック機構と、カート
リッジホルダーの起上回動された位置への回動によりス
ライダーが摺動することによってロック機構によるディ
スクカートリッジのロックを解除するロック解除機構を
有する構成としたものである。また、上記構成におい
て、上記ロック機構は、ディスクカートリッジに設けら
れている凹部と係合する係合部と係合部を凹部に係合す
る方向に付勢する付勢部とを備えた構成とすることがで
きるものである。また、上記構成において、上記ロック
解除機構は、上記係合部を上記凹部との係合が解除する
方向に移動させる操作部を備えた構成とすることができ
るものである。
【0007】
【作用】本発明においては、ディスクカートリッジはカ
ートリッジホルダーに所定位置に挿入した状態でロック
機構によりロック保持され、またカートリッジホルダー
がディスク装填部からの起上回動動作に連動するロック
解除部材によりロックが解除されて、ディスクカートリ
ッジのディスク装填部に対する着脱を確実に行うことが
できる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を説明するに、本発
明を光磁気ディスクの記録再生装置に適用した実施例を
挙げて説明する。
【0009】先ず、光磁気ディスク記録再生装置のメカ
デッキの一例を図1乃至図7を参照して説明する。
【0010】図において11はメカデッキ全体を示し、
12はシャーシ基板で、このシャーシ基板12にディス
ク回転駆動機構13及び磁界ヘッド14と共に光磁気記
録再生機構を構成する光学ピックアップ装置15が取付
けられており、ディスク回転駆動機構13は前述した図
に示す従来例と同様にターンテーブル16とこのターン
テーブル16を回転駆動するスピンドルモータ17とか
ら構成されている。スピンドルモータ17はシャーシ基
板12の下面側に取付けられてスピンドル17aがシャ
ーシ基板12の上面側に突出され、この先端にターンテ
ーブル16が一体に回転するように固定されている。一
方、光学ピックアップ装置15は、シャーシ基板12の
下面側に横架され、ピックアップ送りモータMによって
回転駆動される送りねじ18により支持されてターンテ
ーブル16に対し接離方向に直線移動される移動部材1
9に取付けられている。この光学ピックアップ装置15
は送りねじ18の回転によって移動部材19を介してタ
ーンテーブル16に対して接離方向、即ちターンテーブ
ル16上の光磁気ディスクの径方向に移動される。
【0011】この光学ピックアップ装置15が取付けら
さる移動部材19の後部にはシャーシ基板12の上面側
に立上る軸受部19aが立設されてこの軸受部19aに
先端部に磁界ヘッド14が取付けられたヘッドアーム部
材20が軸21により起伏可能に軸支されてこの軸支部
に巻装されるトーションスプリング22により常時倒伏
方向、即ち、ターンテーブル16上にチャッキングされ
る光磁気ディスク方向に弾性偏倚されて磁界ヘッド14
が光学ピックアップ装置15の対物レンズ15aに対向
した状態でディスクに摺接されるようになされている。
【0012】このため磁界ヘッド14はヘッドアーム部
材20にジンバルばね23を介して取付けられており、
このジンバルばね23は磁界ヘッド14を支持する支持
プレート部23aと、この支持プレート部23aの両側
縁から切起し状に後方へ延長されるアーム片部23b,
23cから形成されてこのアーム片部23b,23cの
端末部においてヘッドアーム部材20の内面側に固定さ
れ、このアーム片部23b,23cの弾性撓みにより、
磁界ヘッド14はヘッドアーム部材20に対して上下方
向に揺動可能に支持される。
【0013】そして、ヘッドアーム部材20には磁界ヘ
ッド14上下方向の揺動範囲を必要最小限に規制するた
めにヘッド規制部材24が取付けられている。
【0014】このヘッド規制部材24の一例としては板
金をコ字状に折曲して形成し、このヘッド規制部材24
はヘッドアーム部材20に、下面部24aが磁界ヘッド
14を支持するジンバルばね23の支持プレート部23
aの端縁部下面との間に所要の間隔aを置いて対向する
ように上面部24bにおいてねじにより取付けられてお
り、このヘッド規制部材24の下面部24aにジンバル
ばね23の支持プレート部23aの端縁部下面が当接す
ることにより、ジンバルばね23の下方への撓みが阻止
されて磁界ヘッド14の下方向の揺動が規制される。
【0015】このヘッド規制部材24により規制される
磁界ヘッド14の揺動範囲はディスクの面振れ、ディス
クとヘッドアーム部材20とのクリアランス公差を見積
もってディスク圧接位置から約±0.8mm必要とな
る。
【0016】なお、ヘッド規制部材24はヘッドアーム
部材20を樹脂成形する場合は同時に一体に成形するこ
とができ、また、ヘッドアーム部材20を板金により形
成する場合は切起し等により一体に形成できるものであ
る。
【0017】また、このヘッド規制部材24の後側には
ヘッドアーム部材20の支持片24cが設けられてい
る。
【0018】このように、ヘッドアーム部材20に取付
けられた磁界ヘッド14はターンテーブル16上の光磁
気ディスクに接触した状態でヘッドアーム部材20と移
動部材19を介して光学ピックアップ装置15と一体に
ディスクの径方向に移動される。
【0019】このように磁界ヘッド14が取付けられる
ヘッドアーム部材20は、軸支部から下方へヘッドアー
ム規制部25が一体的に延長形成されており、このヘッ
ドアーム規制部25には後面側の上半部に凸段面部25
aが形成され、下半部に凹段面部25bが形成されてい
る。
【0020】そして、シャーシ基板12の後部にはヘッ
ドアーム制御機構26が備えられている。このヘッドア
ーム制御機構26はシャーシ基板12の後部側面に軸ピ
ン27により上下方向に回転可能に軸支され自由端部2
8aがシャーシ基板12の後端縁より後方に突出される
ヘッドアーム制御板28と、このヘッドアーム制御板2
8の自由端部28aにヘッドアーム部材20の移動方向
と平行に位置するように連結され、前述したヘッドアー
ム規制部25の凸段面部25aに当接するヘッドアーム
制御軸29と、ヘッドアーム制御板28の中間部からシ
ャーシ基板12の上面側に延設され先端部上面に後述す
るディスクカートリッジ111又は211の録再・再生
専用の判別溝112a又は212aを検出する検出ピン
30aを突設したカートリッジ検出板30とから構成さ
れている。このヘッドアーム制御板28がシャーシ基板
12のばね掛片31との間に懸架される引張りばね32
により常時上方へ回転偏倚されてヘッドアーム制御軸2
9をヘッドアーム規制部25の凸段面部25aに対応さ
せてヘッドアーム部材20をトーションスプリング22
の付勢力に抗して跳ね上げ保持するようにしてある。
【0021】このように構成されるシャーシ基板12と
ヘッドアーム部材20との間にカートリッジホルダー3
3が起伏可能に設けられている。このカートリッジホル
ダー33は、光磁気ディスクを収納したディスクカート
リッジを挿入保持するもので、シャーシ基板12に対し
て光学ピックアップ装置15及びターンテーブル16上
を覆うようにして水平倒伏状態で停止するディスク装填
位置とターンテーブル16側から離れるように起上して
停止しディスクカートリッジの挿抜を可能とするカート
リッジ挿抜位置に亘って回動するものである。
【0022】このカートリッジホルダー33はディスク
カートリッジが挿入保持されるに十分な大きさの略平板
状に形成されており、主面部34の両側縁を下方へ断面
L字状に折曲してカートリッジ支持部35,36が形成
されている。この両支持部35,36間にディスクカー
トリッジが挿抜可能な収容部33aが形成されており、
主面部34には磁界ヘッド14の移動方向に対応して窓
34aが形成され、両支持部35,36の下面側前端に
は傾斜ガイド面35a,36aが形成されてディスクカ
ートリッジの挿入を案内するように構成されている。
【0023】また、このカートリッジホルダー33の主
面部34の窓34aに隣接する一方のカートリッジ支持
部35の外側面には、前後部に前後方向の長孔39a,
39bが穿設されたスライダー39が、長孔39a,3
9bを通して支持部35に植設されるガイドピン40
a,40bにより前後方向に摺動可能に取付けられてお
り、このスライダー39に窓34aの上面側に横幅方向
に渡る跳上げバー41が一体的に設けられている。
【0024】そして、このカートリッジホルダー33
は、後端部両側において、シャーシ基板12の後部両側
に切起し状に立設された軸受片42a,42bに軸43
a,43bにより軸支され、また、シャーシ基板12の
前部とスライダー39の前端部との間に連結リンク片4
4を軸ピン45aと45bにより連結してあり、軸支部
に備えたトーションスプリング(図示せず)により常時
起上方向に回動偏倚されている。
【0025】このようにシャーシ基板12とヘッドアー
ム部材20との間に設置されるカートリッジホルダー3
3には、主面部34の前後部にシャーシ基板12側のカ
ートリッジ位置決めピンに対応して夫々一対ずつカート
リッジ押えばね51a,51b及び52a,52bが取
付けられている。この押えばね51a,51b及び52
a,52bは板ばね状で主面部34の上面側に、夫々一
端部において片持ち状に固定され、自由端部側に下方へ
膨曲する当接部51a1 ,51b1 及び52a1 ,52
1 が形成されて主面部34の下面(内面)側に突出さ
れており、カートリッジ支持部35,36間に挿入され
るディスクカートリッジをその上面側に当接して弾性的
に押圧して押えるようになされている。
【0026】また、このカートリッジホルダー33にデ
ィスクカートリッジ111又は211のロック機構53
が備えられている。このロック機構53はカートリッジ
ロックレバー54とカートリッジロック解除アーム55
とから構成され、カートリッジロックレバー54はカー
トリッジホルダー33の主面部34に回転自在に軸着さ
れており、一方のカートリッジ支持部35内に突出し、
ディスクカートリッジの周側及び下方に開口する係止凹
部内に係脱する係止片54aと、カートリッジロック解
除アーム55に対する係合突子54bを有し、トーショ
ンスプリング56により、係止片54aが常時カートリ
ッジホルダー33内のディスクカートリッジを係止する
方向に回転付勢されている。
【0027】一方、カートリッジ解除アーム55はカー
トリッジホルダー33の一方のカートリッジ支持部35
の外側面に対応して前述したスライダー39に後方へ延
長して内外方向に弾性揺動可能に一体的に形成されてお
り、このアーム55の後端部にカートリッジロックレバ
ー54の係合突子54bに係合するフック部55aとこ
れに連続する傾斜ガイド面55bが形成されている。
【0028】このカートリッジ解除アーム55はスライ
ダー39が後方へ摺動位置している状態ではフック部5
5aがカートリッジロックレバー54の係合突子54b
を傾斜ガイド面55bとアーム55自体の弾性により乗
越えてその後方に位置し、スライダー39が前方へ摺動
されることにより、フック部55aが係合突子54bに
係合してカートリッジロックレバー54を、そのトーシ
ョンスプリング56による付勢力に抗して回転させて係
止片54aをカートリッジ支持部35から外方へ移動さ
せ、即ち、ディスクカートリッジの凹部から外部に離脱
されてディスクカートリッジのロックが解除される。
【0029】このように、ロック解除されたディスクカ
ートリッジをカートリッジホルダー33から押出すため
に、カートリッジホルダー33の後端部には押出しアー
ム57が前後方向に回動可能に装着されて常時トーショ
ンスプリング57sにより回動付勢されており、カート
リッジホルダー33はロックが解除されると直ちに押出
しアーム56の弾性回動により押圧されてその前部がカ
ートリッジホルダー33から突出される。
【0030】さらに、カートリッジホルダー33には倒
伏状態、即ち、カートリッジホルダー33に挿入保持さ
れたディスクカートリッジ内のディスクがターンテーブ
ル16上にチャッキングされた状態でカートリッジホル
ダー33をロックするホルダーロックレバー58が取付
けられている。このホルダーロックレバー58はカート
リッジホルダー33の主面部34の前部に、他方のカー
トリッジ支持部36に向けて起伏可能に軸ピン59によ
り軸着され、この先端部に他方のカートリッジ支持部3
6の外面側に折曲する折曲面58aを形成してこの外面
側に係止突子60を突設し、またこのホルダーロックレ
バー58の下面側には主面部34の上面に当接する跳上
げばね61が取付けられて常時起上方向に回動付勢され
ており、この起上方向の回動は軸着部から延長して突設
されたL字状規制片58bが主面部34の上面に当接す
ることにより所要起上角度で規制される。
【0031】このように構成されるホルダーロックレバ
ー58を介してカートリッジホルダー33は倒伏状態で
シャーシ基板11側に設置されるイジェクト機構62に
よりロック保持される。即ち、ホルダーロックレバー5
8を跳上げばね61の付勢力に抗して押圧してカートリ
ッジホルダー33を最下位まで倒伏させることによりホ
ルダーロックレバー58の係止突子60がイジェクト機
構62に設けられたフック部材63に係止されてカート
リッジホルダー33は倒伏状態でロック保持される。
【0032】この状態でイジェクト機構62を操作して
フック部材63による係止を解除するとカートリッジホ
ルダー33は起上回動される。この際ホルダーロックレ
バー58に跳上げばね61の付勢力が作用しているた
め、イジェクト機構62のロック解除操作によりフック
部材63に対する係止突子60の係止が半自動的に解除
され、カートリッジホルダー33の起上回動が確実に行
われる。
【0033】以上の構成においてシャーシ基板11には
上面側に、ディスクカートリッジを水平方向及び高さ方
向に位置決めするための位置決め案内ピン64及び高さ
位置決めピン65が植設されており、また両側脚部にゴ
ム等の弾性体によって形成される緩衝体66が取付けら
れ、この緩衝体66は必要に応じてコイルばね67を内
装することにより所定の弾性力を得るように構成されて
いる。
【0034】この緩衝体66によりシャーシ基板11に
外部から加わる振動等を緩和させて光学ピックアップ装
置15の送り操作及び光磁気ディスクの回転に対する悪
影響を阻止するようにしてある。
【0035】なお、カートリッジホルダー33の一方の
カートリッジ支持部35側にはシャッターばね70が取
付けられており、カートリッジホルダー33の収容部3
3aに挿入されたディスクカートリッジを他方のカート
リッジ支持部36側に付勢し、この他方のカートリッジ
支持部36の内側面に押し付けることによりディスクカ
ートリッジの幅方向の位置決めを行うようにしてある。
【0036】ここで、光磁気ディスク記録再生装置に用
いるディスクカートリッジの一例を図10乃至図12を
参照して説明する。
【0037】図10及び図11において111は光磁気
記録再生用のディスクカートリッジの全体を示し、上ハ
ーフ113と下ハーフ114とを合体して形成されたカ
ートリッジ本体112と、このカートリッジ本体112
内に回転自在に収納された光磁気ディスク115とによ
って構成されている。
【0038】このディスクカートリッジ111は記録再
生用であるためカートリッジ本体112の上下両ハーフ
113及び114には対向して、光磁気ディスク115
の一部が表出され、磁界ヘッド14及び光学ピックアッ
プ装置15に対応される開口窓113a,114aが形
成され、下ハーフ114の略中央部には光磁気ディスク
115を回転駆動するディスク回転駆動機構13のター
ンテーブル16が挿入される円形開口部114bが形成
されており、また、このカートリッジ本体112には開
口窓113a及び114aを開閉する上下の覆板部11
6a及び116bを有する断面略コ字状の金属薄板から
なるシャーシ116が摺動自在に取付けられている。
【0039】そして、このカートリッジ本体112の周
縁部には下面側から周面側にかけて各種の検出部及び係
止部が形成されており、112aはカートリッジ検出板
30の検出ピン30aが挿入されカートリッジの種別を
検出する検出溝で、このディスクカートリッジ111は
記録再生用であるため浅く形成してあり、また112b
はロック機構53の係止片54aが係合される係止凹部
である。また、カートリッジ本体112の下面にはシャ
ーシ基板12の案内ピン64が係合される位置決め孔1
12c,112dが形成されている。
【0040】また、図12において211は再生専用の
ディスクカートリッジの全体を示し、このディスクカー
トリッジ211も、カートリッジ本体212は上ハーフ
213と下ハーフ214とを合体して形成され、このカ
ートリッジ本体212内に光ディスク215が回転自在
に収納されている。
【0041】このディスクカートリッジ211は再生専
用であるため、カートリッジ本体211の上ハーフ21
3には磁界ヘッド14に対応される開口窓は形成されて
おらず、下ハーフ214のみに光学ピックアップ装置1
5に対応する開口窓214aが形成され、この下ハーフ
214の略中央部にターンテーブル16が挿入される円
形開口部214bが形成されており、また、このカート
リッジ本体211には、開口窓214aを開口する覆板
部216aを有するシャッター216が摺動自在に取付
けられている。
【0042】そして、このカートリッジ本体212の周
縁部にも各種の検出部及び係止部が形成されているが、
カートリッジの種別を検出する検出溝212aは、この
ディスクカートリッジ211が再生専用であるため深く
形成してあり、その他の係止凹部212b、位置決め孔
212c,212dは前述した図11及び図12に示す
ディスクカートリッジ111と同様に形成されている。
【0043】次に、以上のように構成される光磁気ディ
スク記録再生装置のメカデッキ11に対するディスクカ
ートリッジ111及び211の着脱動作について説明す
る。
【0044】先ず、光磁気記録再生用のディスクカート
リッジ111の着脱動作について説明する。
【0045】メカデッキ11はディスクカートリッジを
装填する前の状態では、カートリッジホルダー33はシ
ャーシ基板12に対して軸43a,43bを中心に起上
回転して傾斜状に位置し、これに伴いスライダー39は
連結リンク片44の起上によりカートリッジホルダー3
3の前部側に摺動位置されてこのスライダー39に設け
られた跳上げバー41がヘッドアーム部材20を、支持
片24cを介して跳上げ支持して磁界ヘッド14はカー
トリッジホルダー33の上方に扛上された状態にある。
【0046】この状態でディスクカートリッジ111を
カートリッジホルダー33のカートリッジ支持部35,
36間に、開口窓113a,114a側が一方のカート
リッジ支持部35側に対応するように挿入し、押出しア
ーム57の付勢力に抗して更に挿入することにより、シ
ャッター116がホルダー側に係止されてカートリッジ
本体112のみが移動されて開口窓113a及び114
aが開放されると共に係止凹部112bにロック機構5
3の係止片54aが係合されて、ディスクカートリッジ
111はカートリッジホルダー33に対してロック保持
される。なお、この状態でディスクカートリッジ111
はシャッターばね70により他方のカートリッジ支持部
36の内側面に押付けられてカートリッジ幅方向の先行
位置決めされている。
【0047】そして、この状態でカートリッジホルダー
33をホルダーロックレバー58を介して押下げ、この
ロックレバー58をイジェクト機構62のフック部材6
3に係止突子60を介して係合することによりカートリ
ッジホルダー33は下降位置で保持される。
【0048】これにより、ディスクカートリッジ111
はシャーシ基板12上に水平方向位置決め案内ピン64
及び高さ方向位置決めピン65により所定の状態で位置
決めされると共に、下ハーフ114の円形開口部114
bからディスク回転駆動機構13のターンテーブル16
が挿入されて光磁気ディスク115がチャッキングされ
る。
【0049】そして、この状態でディスクカートリッジ
111の検出溝112aがカートリッジ検出板30の検
出ピン30aに対応されるが、この検出溝112aは浅
いため、検出ピン30aが押下げられることになり、こ
のためヘッドアーム制御機構26のヘッドアーム制御板
28がカートリッジ検出板30を介して下方へ回転さ
れ、これによりヘッドアーム制御軸29がヘッドアーム
規制部25の凹段面部25bに対応されてヘッドアーム
部材20はトーションスプリング22により下方へ回転
可能となる。
【0050】また、この状態ではカートリッジホルダー
33が下降されていることによりスライダー39は連結
リンク片44を介して後方へ摺動位置され、これに伴い
跳上げバー41がヘッドアーム部材20の支持片24c
から離れて後退しており、このためヘッドアーム部材2
0は下方へ回転されて、先端部のジンバルばね23によ
り支持された磁界ヘッド14はカートリッジ本体112
の上ハーフ113の開口窓113aに挿入されて光磁気
ディスク115の上面側に摺接される。
【0051】一方、光学ピックアップ装置15はカート
リッジ本体112の下ハーフ114の開口窓114aを
通して光磁気ディスク115の下面側に対応させて、デ
ィスク回転駆動機構13の駆動、即ちターンテーブル1
6の回転駆動により、光磁気ディスク115の記録・再
生が行われる。
【0052】以上のようにして光磁気ディスク115の
記録・再生を行った後、ディスクカートリッジ111を
取出すには、イジェクト機構62を操作してそのフック
部材63をホルダーロックレバー58の係止突子60か
ら離すことにより、ホルダーロックレバー58は跳上げ
ばね61により跳上げられると共にカートリッジホルダ
ー33がトーションスプリングの付勢力により起上回動
され、これに伴いスライダー39は連結リンク片44の
起上回転により前方へ摺動される。
【0053】このスライダー39の前方への摺動により
跳上げバー41がヘッドアーム部材20を、支持片24
cを介して跳上げて磁界ヘッド14をディスクカートリ
ッジ111と干渉しない位置まで扛上させると共にスラ
イダー39に設けられたカートリッジ解除アーム55が
前方へ移動することにより、この端部のフック部55a
がカートリッジロックレバー54の係合突子54bに係
合してこれを引張り、このためロックレバー54はトー
ションスプリング56の付勢力に抗して回転されて係止
片54aがディスクカートリッジ111の係止凹部11
2bから離脱され(図9参照)、これにより、ディスク
カートリッジ111はカートリッジホルダー33に対す
るロックが解除されて押出しアーム57によりカートリ
ッジホルダー33から押出されて取出される。
【0054】次に、再生専用のディスクカートリッジ2
11の着脱動作について説明するも、ほとんど前述した
ディスクカートリッジ111の着脱動作と同じであるた
め異なる動作についてのみ説明する。
【0055】このディスクカートリッジ211をカート
リッジホルダー33を挿入してカートリッジホルダー3
3を下降位置で保持させると、この状態でディスクカー
トリッジ211の検出溝212aがカートリッジ検出板
30の検出ピン30aに対応されるが、この検出溝21
2aは深いため、前述の場合と異なり、検出ピン30a
は押下げられることなく、従ってヘッドアーム制御機構
26のヘッドアーム制御板28は回転されず、ヘッドア
ーム制御軸29はヘッドアーム規制部25の凸段面部2
5aに対応されたままで、これにより、ヘッドアーム部
材20は回転が阻止される。
【0056】このため、カートリッジホルダー33の下
降によりスライダー39が後方へ摺動され跳上げバー4
1がヘッドアーム部材20の支持片24cから離れても
ヘッドアーム部材20は跳上げ状態で保持され、磁界ヘ
ッド14はディスクカートリッジ211から離隔された
ままとなり、このディスクカートリッジ211に当接す
ることはない。
【0057】一方、光学ピックアップ装置15はカート
リッジ本体212の下ハーフ214の開口窓214aを
通して光ディスク215の下面側に対応させてターンテ
ーブル16の回転駆動により、光ディスク215の再生
が行われる。
【0058】以上の動作において、ディスクカートリッ
ジ111,211はシャーシ基板12の位置決めピン6
4,65に係合された状態でカートリッジホルダー33
に取付けられたカートリッジ押えばね51a,51b及
び52a,52bの弾力により位置決めピン64,65
側へ押え付けられることになって、振動等によるカート
リッジ本体112の移動に伴うディスク115,215
との接触が防止されると共に耐振性が向上されることに
なる。
【0059】また、磁界ヘッド14を支持するジンバル
ばね23はヘッドアーム部材20に取付けたヘッド規制
部材24によりその揺動範囲が規制されて磁界ヘッド1
4と他部品との干渉が防止されると共にジンバルばね2
3自体の変形等も防止され、特に磁界ヘッド14の不使
用時のヘッドアーム部材20が跳上げられている状態で
磁界ヘッド14及びジンバルばね23に不測の事態の発
生が防止される。
【0060】
【発明の効果】以上のように本発明によるディスクカー
トリッジの着脱装置は、シャーシに対して降下した降下
位置とシャーシに対して起上回動された位置との間を回
動可能に設けられ、挿入されたディスクカートリッジを
支持するカートリッジホルダーと、当該カートリッジホ
ルダーに摺動自在に設けられ、カートリッジホルダーの
回動動作に伴って摺動されるスライダーと、カートリッ
ジホルダーに挿入されたディスクカートリッジをロック
するロック機構と、カートリッジホルダーの起上回動さ
れた位置への回動によりスライダーが摺動することによ
ってロック機構によるディスクカートリッジのロックを
解除するロック解除機構を有する構成としたので、ディ
スクカートリッジをカートリッジホルダーに挿入完了す
るとその位置でロックされてディスク装填部に確実に装
填できるとともにカートリッジホルダーがディスク装填
部から復帰する起上回動動作に連動してロックが解除さ
れて容易に取り出すことができ、ディスクカートリッジ
のディスク装填部に対する着脱を容易にかつ確実に行
え、信頼性が向上し、また使い勝手も良好となり、携帯
型の記録再生装置に適用してその効果が大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の一実施例の一部省略した斜視図。
【図2】同、一部分の後方側斜視図。
【図3】同、側面図。
【図4】同、ディスクカートリッジを装填した状態の一
部截断した側面図。
【図5】同、他のディスクカートリッジを装填した状態
の一部截断した側面図。
【図6】同、ディスクカートリッジを装填した状態の横
断面図。
【図7】同、ディスクホルダーの一部省略した平面図。
【図8】ディスクカートリッジのロック状態を示す説明
図。
【図9】ディスクカートリッジのロック解除状態を示す
説明図。
【図10】本発明装置に適用する一例のディスクカート
リッジの斜視図。Aはシャッターを閉じた状態を示す。
Bはシャッターを開いた状態を示す。
【図11】同、ディスクカートリッジの裏面側の斜視
図。
【図12】他例のディスクカートリッジの斜視図。Aは
表面側を示す。Bは裏面側を示す。
【符号の説明】
12 シャーシ基板 13 ディスク回転駆動機構 14 磁界ヘッド 15 光学ピックアップ装置 16 ターンテーブル 33 カートリッジホルダー 39 スライダー 53 カートリッジロック機構 54 カートリッジロックレバー 55 カートリッジロック解除アーム 111 ディスクカートリッジ 115 光磁気ディスク 211 ディスクカートリッジ 215 光ディスク

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャーシに対して下降した下降位置と上
    記シャーシに対して起上回動された位置との間を回動可
    能に設けられ、挿入されたディスクカートリッジを支持
    するカートリッジホルダーと、 当該カートリッジホルダーに摺動自在に設けられ、上記
    カートリッジホルダーの回動動作に伴って摺動されるス
    ライダーと、 上記カートリッジホルダーに挿入されたディスクカート
    リッジをロックするロック機構と、 上記カートリッジホルダーの上記起上回動された位置へ
    の回動により上記スライダーが摺動することによって上
    記ロック機構によるディスクカートリッジのロックを解
    除するロック解除機構を有するディスクカートリッジの
    着脱装置。
  2. 【請求項2】 上記ロック機構は、上記ディスクカート
    リッジに設けられている凹部と係合する係合部と上記係
    合部を上記凹部に係合する方向に付勢する付勢部とを備
    えている請求項1に記載のディスクカートリッジの着脱
    装置。
  3. 【請求項3】 上記ロック解除機構は、上記係合部を上
    記凹部との係合が解除する方向に移動させる操作部を備
    えている請求項2に記載のディスクカートリッジの着脱
    装置。
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