JP3123682B2 - 溶接用高力アルミニウム合金材 - Google Patents
溶接用高力アルミニウム合金材Info
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Description
材として溶接構造材に用いられる高力アルミニウム合金
材に関しさらに詳しくは、耐応力腐食割れ性に優れた溶
接用Al−Zn−Mg−Cu系高力アルミニウム合金材
に関する。
いては、ますます薄肉軽量化が進み、溶接可能な高力ア
ルミニウム合金材への要求が高まってきている。従来、
これらの用途に対するアルミニウム合金材としては、A
l−Zn−Mg系合金材やAl−Zn−Mg−Cu系合
金が考えられてきた。この種の高力アルミニウム合金材
は、Zn、Mg量を増加させるに従って高強度になる
が、それに伴って応力腐食割れ感受性や溶接割れ感受性
が高くなる傾向にあり、また、圧延、押出、鍛造等の熱
間加工性も劣化してくる。圧延、押出、鍛造等の成形が
可能で、構造材に用いられる高力アルミニウム合金材と
して代表的なものにJIS A7075合金材がある。
当該合金材の強度はアルミニウム合金材の中でも最高級
に属するが、Cuを含むため溶接性が著しく劣り、接合
はボルト締め、リベット等の機械的接合によらなければ
ならない。また、当該合金材は応力腐食割れ感受性が高
いため、従来は本来最高強度が得られる熱処理であるT
6処理では、応力腐食割れが起こる危険があるため、そ
れよりさらに高い温度又は長い時間の焼き戻しを行い組
織を安定化させたT7処理で使用することが多い。
延、押出、鍛造等の成形が可能で、しかも溶接性、耐応
力腐食割れ性に優れたアルミニウム合金としてはJIS
A7N01が良く知られている。また、押出性の良好
なJIS A7003も溶接性、耐応力腐食割れ性に優
れたアルミニウム合金材である。しかしながらこれらの
合金材では強度が比較的低いため、より高強度を要する
用途には適さなかった。
術では強度、耐応力腐食割れ性、溶接性の全ての面で満
足が得られ、しかも押出、圧延、鍛造等の成形性にも優
れたアルミニウム合金材を得ることは甚だ困難であっ
た。
た、強度、耐応力腐食割れ性、溶接性の全ての面での要
求を満たし、しかも、押出、圧延、鍛造等の成形性にも
優れた材料を提供することを目的とするものである。
うな事情に着目し、強度、耐応力腐食割れ性、溶接性の
全ての面で満足が得られ、しかも、押出、圧延、鍛造等
の成形性にも優れたアルミニウム合金材を開発するため
合金成分の種類とその含有率について、種々検討した。
その結果、下記のごとく、合金成分を選び、その含有量
を規制することにより上記の目的を達成できることを見
出し、この知見に基づき本発明を完成するに至った。
量%を示す。以下同じ)、Mg 1.2〜4.0 %、Cu 1.5
〜3.0 %、Fe 0.01 〜1 %、Ti 0.005〜0.2 %、B
0.0001 〜 0.08 %、Mo 0.03 〜0.5 %及びV 0.01
〜0.2 %を含有し、かつ、Mn 0.01 〜1.5 %、Cr
0.01 〜0.6 %及びZr 0.01 〜 0.25 %のうち少なく
とも1種又は2種以上を含み、残部アルミニウム及び不
可避不純物からなることを特徴とする溶接用高力アルミ
ニウム合金材、を提供するものである。
金成分の含有量の限定理由について説明すると次のとお
りである。
のために不可欠の元素であり、含有量が5%未満ではそ
の効果が少なく、8%を越えると耐応力腐食割れ性、溶
接性、加工性が劣化する。Znの含有量は5〜8%であ
る。
元素であり、含有量が1.2%未満では十分な強度が得
られず、4.0%を越えて含有されると耐応力腐食割れ
性、溶接性、加工性が劣化する。よって、Mgの含有量
は1.2〜4.0%である。
元素であり、含有量が1.5%未満では十分な強度が得
られず、3.0%を越えて含有されると耐応力腐食割れ
性、溶接性、加工性が劣化する。よって、Cuの含有量
は1.5〜3.0%である。
含有量が0.01%未満ではその効果が少なく、1.0
%を越えて含有されると靭性、加工性が劣化する。よっ
て、Feの含有量は0.01〜1.0%である。
上させる元素であるが、含有量がTi 0.005%未満、B
0.0001 %未満ではその効果が少なく、Ti 0.2%、B
0.08 %を越えて含有されると巨大化合物が発生し靭
性、加工性が劣化することがある。よって、Tiの含有
量は0.005〜0.2%、Bの含有量は0.0001
〜0.08%である。
素であり、含有量が0.05%未満ではその効果が少な
く、0.3%を越えて含有されると靭性を劣化させる。
よってMoの含有量は0.05〜0.3%である。
量が0.01%未満では結晶粒微細化の効果が少なくな
り、また、0.2%を越えて含有されると巨大化合物が
発生し、靱性、加工性を劣化させる危険がある。よって
Vの含有量は0.01〜0.2%である。Mn、Cr、
Zrは、それぞれ組織安定化のために含有される元素で
あり、1種又は2種以上添加されるものであるが、含有
量がMn0.01%未満、Cr0.01%未満、Zr
0.01%未満では結晶粒微細化の効果が少なくなり、
また、Mn3.0%、Cr0.6%、Zr0.25%を
越えて含有されると巨大化合物が発生し、靱性、加工性
を劣化させる危険がある。
は、不純物として、Si 0.2%未満、Ni 0.03 %未満
に制限することが好ましい。それぞれこの制限値の範囲
で含有されると溶接性に悪影響を与えない。
に説明する。
合金の組成の合金を半連続水冷鋳造装置を用いて押出用
鋳塊(9インチ径)に鋳造した。この9インチ径の棒状
鋳塊を470℃で12時間均質化処理した後、430℃
に加熱して押出機によって、それぞれ厚さ5mm、幅1
00mmの平角材に押出した。押出加工するに際して、
前記平角材が表面欠陥や割れ発生が無く押出し得る最高
押出速度をもって、各合金の押出性の良否を評価した。
その結果を表2に示す。各々の材料は押出後、460℃
で1時間の溶体化処理後焼入し、120℃で24時間の
焼戻し処理を行った。このようにして製造した材料につ
いて、引張試験、応力腐食割れ試験、及び溶接割れ試験
を行った結果を表2に併記した。なお、試験方法を下記
に示す。
℃ (b)押出サイズ 5mm×100mm (c)評価方法 押出速度がJIS A7075合金材と同等か否かによ
り判定した。 ○…JIS A7075合金材の限界押出速度以上 ×…JIS A7075合金材の限界押出速度未満
試験する。 (c)測定値 引張強さ、耐力、伸びを測定し、次の基準で判定する。 ○…引張強さ55kgf/mm2 以上 △…引張強さ50kgf/mm2 以上 55kgf/mm2 未満 ×…引張強さ50kgf/mm2 未満
荷 試験液、浸漬…3.5%NaCl液、交互浸漬(周期1
0分浸漬、50分乾燥)30日間 (c)評価 応力腐食割れ発生の有無を観察 ×…割れ発生 ○…割れ発生せず
た。図中1はフィッシュボーン形割れ試験片、2は溶接
ビード、3は溶接割れである。 (b)溶接条件 溶接方法…TIG溶接 溶加材…使用せず 電極…トリウム入りタングステン棒、直径3.2mm 溶接電流…180A アーク電圧…19V 溶接速度…30cm/min アルゴンガス流量…10l/min (c)割れ評価 割れ長さを測定し、次の基準で判定する。 ○…割れ長さ30mm未満 △…割れ長さ30mm以上50mm未満 ×…割れ長さ50mm以上
ずれも、押出加工性、強度、耐応力腐食割れ性、溶接性
の全てにおいて優れていたのに対し、比較合金材、従来
合金材はいずれかの特性で劣っていた。
造用アルミニウム合金として、従来合金を凌ぐ高強度を
有し、かつ耐応力腐食割れ性に優れており、しかも押出
加工、圧延加工、鍛造加工等の熱間加工性を保有し、溶
接構造用アルミニウム合金材として好適であり、さらに
溶接構造材としての薄肉軽量化の要請に対応しうるもの
である。
ある。
Claims (1)
- 【請求項1】 Zn 5〜8 %、Mg 1.2〜4.0 %、Cu
1.5〜3.0 %、Fe 0.01 〜1 %、Ti 0.005〜0.2
%、B 0.0001 〜 0.08 %、Mo 0.03 〜0.5 %及びV
0.01 〜0.2 %を含有し、かつ、Mn 0.01 〜1.5 %、
Cr 0.01 〜0.6 %及びZr 0.01 〜 0.25 %(以上%
は重量%を示す)のうち少なくとも1種又は2種以上を
含み、残部アルミニウム及び不可避不純物からなること
を特徴とする溶接用高力アルミニウム合金材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04272503A JP3123682B2 (ja) | 1992-09-17 | 1992-09-17 | 溶接用高力アルミニウム合金材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04272503A JP3123682B2 (ja) | 1992-09-17 | 1992-09-17 | 溶接用高力アルミニウム合金材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06184689A JPH06184689A (ja) | 1994-07-05 |
JP3123682B2 true JP3123682B2 (ja) | 2001-01-15 |
Family
ID=17514818
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04272503A Expired - Lifetime JP3123682B2 (ja) | 1992-09-17 | 1992-09-17 | 溶接用高力アルミニウム合金材 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3123682B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0553871U (ja) * | 1991-12-27 | 1993-07-20 | マックス株式会社 | 釘打機の釘供給ガイド装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
RU2184166C2 (ru) * | 2000-08-01 | 2002-06-27 | Государственное предприятие "Всероссийский научно-исследовательский институт авиационных материалов" | Высокопрочный сплав на основе алюминия и изделие, выполненное из него |
-
1992
- 1992-09-17 JP JP04272503A patent/JP3123682B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0553871U (ja) * | 1991-12-27 | 1993-07-20 | マックス株式会社 | 釘打機の釘供給ガイド装置 |
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JPH06184689A (ja) | 1994-07-05 |
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