JP3120663U - 超音波処置装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 本考案は,手術台などに設置でき,洗浄した医療器具をそのまま手術などに用いることができる超音波処置装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 本考案の超音波洗浄装置(1)は,洗浄液として生理食塩水又は精製水を容れ,洗浄対象となる医療器具が挿入される洗浄槽(2)と,前記洗浄槽内の洗浄液に超音波振動を与え,前記医療器具に付着した異物を除去するための超音波振動発生装置(3)と,を具備する超音波処置装置である。そして,洗浄槽(2)には,手術台に取り付け可能な設置手段(4)が設けられている。
【選択図】図1
【解決手段】 本考案の超音波洗浄装置(1)は,洗浄液として生理食塩水又は精製水を容れ,洗浄対象となる医療器具が挿入される洗浄槽(2)と,前記洗浄槽内の洗浄液に超音波振動を与え,前記医療器具に付着した異物を除去するための超音波振動発生装置(3)と,を具備する超音波処置装置である。そして,洗浄槽(2)には,手術台に取り付け可能な設置手段(4)が設けられている。
【選択図】図1
Description
本考案は,医療器具を洗浄するための超音波処置装置などに関する。より詳しく説明すると,本考案は,手術台などに設置でき,洗浄した医療器具をそのまま手術などに用いることができる超音波処置装置に関する。
外科手術などでは,鉗子や電気メスなどのメスを用いて手術が行われる。そして,施術中,特に鉗子の先端部などに組織片が付着し汚れてしまい,また電気メスの先端部は組織が炭化して付着する。また,内視鏡などにも,組織が付着する。そこで,施術中にそれらの医療器具に付着した組織などを取り除く必要がある。たとえば,鉗子を洗浄する場合は,器具に付着した組織などを,ガーゼや脱脂綿にアルコールなどを染込ませ,拭取り除去していた。しかし,十分な洗浄効果を得ることができなかった。また,鉗子を洗浄した場合であっても,滅菌処理を行い,生理食塩水などで洗浄した後でなければ,手術に用いることができなかった。また,電気メスの場合は炭化した組織片が強固に固着するので,クリーナーとよばれるやすりのようなもので物理的に組織片を削りとっていた。しかし,組織片を削り取る際に,炭化した組織片のかすが残ると共に,メスの先端も削れるので金属粉末が混入する事態が生ずる。このような状態では,生体親和性が伴わないため,電気メスから組織片を取り除いた後に,専用の洗浄液を用いて洗浄した後,滅菌処理や生理食塩水に浸すなどの処理を行う必要があった。
このような観点から,医療器具を洗浄するための「超音波処置装置」が知られている(特許文献1参照)。しかし,このような「超音波処置装置」は,専用の洗浄液を用いて洗浄するものであり,専用の洗浄液を用いて洗浄を行った後に,滅菌処理や生理食塩水に浸すなどの処理を行う必要があった。さらに,手術助手などが洗浄後の医療器具を管理して,医師の要求に応じて医療器具を手渡しするなどの必要があった。
特開2003−299666号公報
本考案は,手術台などに設置でき,洗浄した医療器具をそのまま手術などに用いることができる超音波処置装置を提供することを目的とする。
本考案は,基本的には,超音波洗浄装置の洗浄液として,あえて生理食塩水又は精製水を用いることで,洗浄後の医療器具をそのまま施術に用いることができるようにできるという知見に基づくものである。しかも,設置手段により手術台の横などに設置できるようにするので,汚れた医療器具を超音波洗浄装置に挿入して洗浄させ,そのまま施術に用いることができるようにするというものである。
本考案によれば,洗浄液として,あえて生理食塩水や精製水を用い,しかも手術台に備え付けることができる接着手段を設けたので,手術台などに設置でき,洗浄した医療器具をそのまま手術などに用いることができる超音波処置装置を提供できる。
本考案にかかる超音波洗浄装置は,基本的には,洗浄液として生理食塩水又は精製水を容れ,洗浄対象となる医療器具が挿入される洗浄槽と,前記洗浄槽内の洗浄液に超音波振動を与え,前記医療器具に付着した異物を除去するための超音波振動発生装置とを具備する超音波処置装置である。
洗浄対象となる医療器具として,内視鏡,鉗子,電気メス,メスやそれらの先端部などがあげられる。
洗浄槽は,超音波洗浄に適したものであれば公知の洗浄槽を適宜用いることができる。ただし,本考案の超音波洗浄装置は,手術台などに設置することが意図されているので,通常より小さいものであることが好ましい。
また,洗浄槽には,手術台に取り付け可能な設置手段が設けられるものが好ましい。このような設置手段としては,洗浄槽の外壁に取り付けられた固定具があげられ,固定具として,把持部を有する固定具,ひも,磁石などがあげられる。
さらに,洗浄槽には,医療器具が挿入されるための挿入部位が設けられ,挿入部位には,医療器具が挿入されたかどうか感知する感知手段が設けられるものが好ましい。なお,前記感知手段が,医療器具が挿入されたと判断した場合に,起動装置が超音波振動発生装置を起動させるようにすればよい。このような感知手段としては公知の感知手段を用いることができる。たとえば,医療器具が通電性のものである場合は,感知手段としての2つの電極を用い,医療器具が挿入された場合に通電状態となり,起動装置が作動して超音波振動発生装置を起動させるようにしてもよい。さらには,医療器具が挿入されると,スイッチがONとなるようなON/OFFスイッチを挿入部位に設けておき,医療器具が挿入されると,医療器具によりスイッチが押されてスイッチが入るようにしてもよい。
また,感知手段が,医療器具が挿入されたと感知した後,所定時間のみ超音波振動を発生するようなタイマーが設けられてもよい。このようなタイマーが設けられていれば,必要以上に洗浄をし続けることを防止できる。
洗浄液として生理食塩水又は精製水があげられ,特に好ましい洗浄液は生理食塩水である。従来,食塩水を用いて超音波洗浄を行うと医療器具がさびやすいなどの問題から,超音波洗浄に食塩水は用いられていないが,本考案ではあえて超音波洗浄用の洗浄液に生理食塩水を用いたものである。このように,本考案は,生理食塩水などを用いて医療器具を洗浄するので,洗浄した後に,そのまま手術に用いることができる。すなわち,本考案によれば,超音波洗浄器を用いる医療器具の洗浄方法であって,洗浄液として生理食塩水や精製水を用いる方法をも提供できる。
以下,実施例を用いて本考案を具体的に説明する。図1は,本発明の超音波洗浄装置の概略図(側面断面図)である。
図1に示されるように本考案の超音波洗浄装置(1)は,洗浄液として生理食塩水又は精製水を容れ,洗浄対象となる医療器具が挿入される洗浄槽(2)と,前記洗浄槽内の洗浄液に超音波振動を与え,前記医療器具に付着した異物を除去するための超音波振動発生装置(3)と,を具備する超音波処置装置である。そして,洗浄槽(2)には,手術台に取り付け可能な設置手段(4)が設けられている。また,洗浄槽には,医療器具が挿入されるための挿入部位(5)が設けられ,前記挿入部位には,医療器具が挿入されたかどうか感知する感知手段(6)が設けられ,前記感知手段が,医療器具が挿入されたと判断した場合に,前記超音波振動発生装置を起動させるための起動装置を具備する。
なお,実際の超音波装置では,洗浄槽の高さを150mmとしたが,医療器具の洗浄部分を容れることができる高さ(深さ)であれば特に限定されず,たとえば,50mm〜300mmでもよく,100mm〜200mmでもよい。また,超音波洗浄装置又は洗浄槽の外形として,円筒状又は多角柱状のものがあげられ,円筒状のものの場合,その直径として80mmがあげられるが,20mm〜500mmでもよく,30mm〜200mmでもよく,50mm〜150mmでもよい。
また,本実施例に係る超音波洗浄装置は,洗浄槽を有する超音波洗浄装置本体(7)と,超音波洗浄措置本体(7)に取り付けできる蓋部(8)とを具備し,蓋部(8)は本体部(7)にねじ込むことにより装着でき,また取外すことができるようにされている。このような構成を採用するので,本考案の超音波洗浄装置は,容易に洗浄液を出し入れできる他,洗浄槽内を容易に洗浄できる。
また,洗浄する対象となる医療器具に応じて蓋部(8)を取り替えることは,本考案の好ましい実施態様である。たとえば,メスや鉗子を洗浄するために本考案の超音波洗浄装置を用いる場合は,蓋部の高さと,蓋部の底面の最大長さとの比が,1:2〜2:1(好ましくは1:1〜3:2)である蓋部を用いることが好ましい。一方,内視鏡を洗浄するために本考案の超音波洗浄装置を用いる場合は,蓋部の高さと,蓋部の底面の最大長さとの比が,1:1〜5:1(好ましくは2:1〜4:1)である蓋部を用いることが好ましい。
なお,図1中,符号(9)は,固定用パッキンであり,これにより医療器具が固定される。また,符号(10)は基盤であり,符号(11)は磁石である。磁石により本考案の超音波洗浄装置を手術台などに固定して用いることもできる。この磁石が設置手段(4)として機能してもよい。また,図1中,符号(15)は,スイッチ類などを含む制御部位であり,超音波洗浄装置に,医療器具が挿入されると,ON/OFFスイッチ(6)が挿入されたことを感知して,超音波振動発生装置(3)を起動する信号を発生するようにされている。特に図示しないが,本考案の超音波振動発生装置には,タイマーが設けられ,超音波振動発生装置が超音波を発生する時間を一定時間に調整できるようにされていてもよい。また,超音波を発生する時間を適宜調整できるようにされていてもよい。このような超音波を発生する時間の調整は,たとえばスイッチ類などを含む制御部位(15)において適宜調整されるようにされてもよい。
なお,本実施例では,設置手段(4)として,磁石以外に脱着式ベッド固定具が設けられている。この例では,ベッドを把持する把持部(12)と,把持部(12)が把持した別途を圧力をかけて固定するためのねじ部(13)とを有する固定具が用いられている。
本発明の超音波洗浄装置は,医療用機器などの産業において利用される。
1超音波洗浄装置 2洗浄槽 3超音波振動発生装置 4設置手段
5挿入部位 6感知手段
5挿入部位 6感知手段
Claims (3)
- 洗浄液として生理食塩水又は精製水を容れ,洗浄対象となる医療器具が挿入される洗浄槽と,
前記洗浄槽内の洗浄液に超音波振動を与え,前記医療器具に付着した異物を除去するための超音波振動発生装置と,
を具備する超音波処置装置。 - 前記洗浄槽には,手術台に取り付け可能な設置手段が設けられる請求項1に記載される超音波処置装置。
- 前記洗浄槽には,医療器具が挿入されるための挿入部位が設けられ,
前記挿入部位には,医療器具が挿入されたかどうか感知する感知手段が設けられ,
前記感知手段が医療器具が挿入されたと判断した場合に,前記超音波振動発生装置を起 動させるための起動装置を具備する,
請求項1に記載の超音波洗浄装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2005011286U JP3120663U (ja) | 2005-12-21 | 2005-12-21 | 超音波処置装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005011286U JP3120663U (ja) | 2005-12-21 | 2005-12-21 | 超音波処置装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3120663U true JP3120663U (ja) | 2006-04-20 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP (1) | JP3120663U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10615425B2 (en) | 2015-08-04 | 2020-04-07 | Mitsui Mining & Smelting Co., Ltd. | Tin oxide, electrode catalyst for fuel cells, membrane electrode assembly, and solid polymer fuel cell |
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2005
- 2005-12-21 JP JP2005011286U patent/JP3120663U/ja not_active Expired - Fee Related
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