JP3119256B2 - 自動車の乗員頭部の保護装置 - Google Patents
自動車の乗員頭部の保護装置Info
- Publication number
- JP3119256B2 JP3119256B2 JP10372922A JP37292298A JP3119256B2 JP 3119256 B2 JP3119256 B2 JP 3119256B2 JP 10372922 A JP10372922 A JP 10372922A JP 37292298 A JP37292298 A JP 37292298A JP 3119256 B2 JP3119256 B2 JP 3119256B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shutter
- window
- occupant
- head
- protection device
- Prior art date
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- Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
- Air Bags (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の側方衝突時等
において乗員の頭を側方から保護するための装置に関す
る。
において乗員の頭を側方から保護するための装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動車が側方から衝突を受けた場合など
には、乗員の頭が座席側方の窓ガラスやルーフレール、
ピラー等に当ったり、窓ガラスが開いているときには頭
が側方に大きく傾くことがある。
には、乗員の頭が座席側方の窓ガラスやルーフレール、
ピラー等に当ったり、窓ガラスが開いているときには頭
が側方に大きく傾くことがある。
【0003】かかる状況下での乗員の頭の保護を行なう
ために、乗員の側方にエアバッグ装置を設置する考えが
知られている。
ために、乗員の側方にエアバッグ装置を設置する考えが
知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】窓ガラスが開いている
と、乗員の側方にエアバッグが展開されたとしても、こ
のエアバッグに対し乗員の頭や体が突込んできた場合、
エアバッグをこの突込方向と反対側からバックアップす
る部材がないために、展開したエアバッグが開いた窓か
ら自動車の外部に移動してしまい、乗員の頭を十分に支
承することができない。
と、乗員の側方にエアバッグが展開されたとしても、こ
のエアバッグに対し乗員の頭や体が突込んできた場合、
エアバッグをこの突込方向と反対側からバックアップす
る部材がないために、展開したエアバッグが開いた窓か
ら自動車の外部に移動してしまい、乗員の頭を十分に支
承することができない。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の自動車の乗員
頭部の保護装置は、自動車の座席の側方の窓の近傍に取
り付けられており、該窓の室内面に沿う位置に移動可能
なシャッタと、該シャッタを該窓の室内面に沿う位置に
移動させる移動装置と、該シャッタの窓外方向への後退
を阻止する後退阻止部材と、を備えてなるものである。
頭部の保護装置は、自動車の座席の側方の窓の近傍に取
り付けられており、該窓の室内面に沿う位置に移動可能
なシャッタと、該シャッタを該窓の室内面に沿う位置に
移動させる移動装置と、該シャッタの窓外方向への後退
を阻止する後退阻止部材と、を備えてなるものである。
【0006】請求項2の自動車の乗員頭部の保護装置
は、請求項1において、前記シャッタは、前記窓の上方
に配置されており、下方に移動可能であることを特徴と
するものである。
は、請求項1において、前記シャッタは、前記窓の上方
に配置されており、下方に移動可能であることを特徴と
するものである。
【0007】請求項3の自動車の乗員頭部の保護装置
は、請求項1又は2において、前記後退阻止部材は、一
端が前記シャッタの下部に連結され 、 他端がルーフに固
定された線状体であることを特徴とするものである。
は、請求項1又は2において、前記後退阻止部材は、一
端が前記シャッタの下部に連結され 、 他端がルーフに固
定された線状体であることを特徴とするものである。
【0008】
【作用】かかる本発明の自動車の乗員頭部の保護装置に
あっては、車両が側方から衝突を受けるなど、側方向に
大きな外力が加えられたときには、該部材及び後退阻止
部材によって乗員の窓外方への動きが阻止される。従っ
て、窓が開いていても、乗員の頭部を側方からしっかり
と支承することが可能となる。
あっては、車両が側方から衝突を受けるなど、側方向に
大きな外力が加えられたときには、該部材及び後退阻止
部材によって乗員の窓外方への動きが阻止される。従っ
て、窓が開いていても、乗員の頭部を側方からしっかり
と支承することが可能となる。
【0009】
【実施例】第1図ないし第4図は本発明の実施例を示す
ものであり、第1図はエアバッグ装置20Aが作動する
前の状態を示す断面図(第2図のIX−IX線に沿う断面
図)、第2図は第1図のX−X線に沿う矢視図である。
また、第3図はエアバッグ装置20Aの展開した状態を
示す断面図(第4図のXI−XI線に沿う断面図)、第4図
は第3図のXII-XII 線矢視図である。
ものであり、第1図はエアバッグ装置20Aが作動する
前の状態を示す断面図(第2図のIX−IX線に沿う断面
図)、第2図は第1図のX−X線に沿う矢視図である。
また、第3図はエアバッグ装置20Aの展開した状態を
示す断面図(第4図のXI−XI線に沿う断面図)、第4図
は第3図のXII-XII 線矢視図である。
【0010】本実施例では、車両の乗員座席の側方のド
ア12の上方天井部にエアバッグ装置20Aが設けられ
ている。このエアバッグ装置20Aはエアバッグ42を
内蔵すると共に、このエアバッグ42を展開させるため
のインフレータ46を備えている。
ア12の上方天井部にエアバッグ装置20Aが設けられ
ている。このエアバッグ装置20Aはエアバッグ42を
内蔵すると共に、このエアバッグ42を展開させるため
のインフレータ46を備えている。
【0011】ドア12のウインドガラス26の室内側の
面に沿って引き出され得るようにシャッタ60が車両の
天井部に設けられている。このシャッタ60を引き出す
ために、自動車の車体内部にはテンショナ62が設けら
れ、このテンショナ62がワイヤ64でシャッタ60の
下端に連結されている。シャッタ60の下端には、スト
ラップ50Aの一端が連結されている。ストラップ50
Aの他端は取付座(図示略)を介して窓26の窓面前方
のルーフ24に固定されている。
面に沿って引き出され得るようにシャッタ60が車両の
天井部に設けられている。このシャッタ60を引き出す
ために、自動車の車体内部にはテンショナ62が設けら
れ、このテンショナ62がワイヤ64でシャッタ60の
下端に連結されている。シャッタ60の下端には、スト
ラップ50Aの一端が連結されている。ストラップ50
Aの他端は取付座(図示略)を介して窓26の窓面前方
のルーフ24に固定されている。
【0012】このように構成された保護装置において、
自動車に対し側方向に大きな加速度が加えられると、イ
ンフレータ46がガスを放出し、エアバッグ42をウイ
ンドガラス26の車両室内側の面に沿って展開させる。
また、これと同期して、テンショナ62が作動し、シャ
ッタ60を下方に引き下げる。そうすると、第3図及び
第4図に示す如く、シャッタ60がウインドガラス26
の車両室内側の面に沿って引き出され、かつストラップ
50Aによってこのシャッタ60の車両室外側への後退
が阻止される。このため、このシャッタ60の車両室内
側に沿って展開したエアバッグ42に対し車両乗員の頭
部が突っ込んできても、エアバッグ42が後退すること
なく、乗員の頭部を確実に保護することが可能となる。
自動車に対し側方向に大きな加速度が加えられると、イ
ンフレータ46がガスを放出し、エアバッグ42をウイ
ンドガラス26の車両室内側の面に沿って展開させる。
また、これと同期して、テンショナ62が作動し、シャ
ッタ60を下方に引き下げる。そうすると、第3図及び
第4図に示す如く、シャッタ60がウインドガラス26
の車両室内側の面に沿って引き出され、かつストラップ
50Aによってこのシャッタ60の車両室外側への後退
が阻止される。このため、このシャッタ60の車両室内
側に沿って展開したエアバッグ42に対し車両乗員の頭
部が突っ込んできても、エアバッグ42が後退すること
なく、乗員の頭部を確実に保護することが可能となる。
【0013】本発明においては、前記のテンショナ62
をシートベルト装置のプリテンショナと兼用しても良
い。
をシートベルト装置のプリテンショナと兼用しても良
い。
【0014】
【発明の効果】以上の通り、本発明の乗員頭部の保護装
置によると、ドアのウインドガラスが開いていたとして
も、乗員の頭部が車両の外方に動くことがなく、乗員の
頭部を確実に保護することが可能となる。
置によると、ドアのウインドガラスが開いていたとして
も、乗員の頭部が車両の外方に動くことがなく、乗員の
頭部を確実に保護することが可能となる。
【0015】本発明によると、窓面の広い範囲にわたっ
て引き出されるシャッタと、後退阻止部材とにより乗員
の頭部が窓外方に動くことをきわめて確実に防止でき
る。
て引き出されるシャッタと、後退阻止部材とにより乗員
の頭部が窓外方に動くことをきわめて確実に防止でき
る。
【図1】本発明の実施例に係る保護装置の設置状態を示
す断面図である。
す断面図である。
【図2】図1のX−X線矢視図である。
【図3】図1の装置の作動を示す断面図である。
【図4】図3のXII-XII 線矢視図である。
12 ドア 20A エアバッグ装置 24 ルーフ 26 ウインドガラス 42 エアバッグ 46 インフレータ 60 シャッタ 62 テンショナ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 21/08 B60R 21/16 - 21/32 B60R 22/46
Claims (3)
- 【請求項1】 自動車の座席の側方の窓の近傍に取り付
けられており、該窓の室内面に沿う位置に移動可能なシ
ャッタと、 該シャッタを該窓の室内面に沿う位置に移動させる移動
装置と、該シャッタの窓外方向への後退を阻止する後退阻止部材
と 、 を備えてなる自動車の乗員頭部の保護装置。 - 【請求項2】 請求項1において、前記シャッタは、前
記窓の上方に配置されており、下方に移動可能であるこ
とを特徴とする自動車の乗員頭部の保護装置。 - 【請求項3】 請求項1又は2において、前記後退阻止
部材は、一端が前記シャッタの下部に連結され、他端が
ルーフに固定された線状体であることを特徴とする自動
車の乗員頭部の保護装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10372922A JP3119256B2 (ja) | 1991-11-22 | 1998-12-28 | 自動車の乗員頭部の保護装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3-307679 | 1991-11-22 | ||
JP30767991 | 1991-11-22 | ||
JP10372922A JP3119256B2 (ja) | 1991-11-22 | 1998-12-28 | 自動車の乗員頭部の保護装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4003074A Division JP3039089B2 (ja) | 1991-11-22 | 1992-01-10 | 自動車の乗員頭部の保護装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11245758A JPH11245758A (ja) | 1999-09-14 |
JP3119256B2 true JP3119256B2 (ja) | 2000-12-18 |
Family
ID=26565225
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10372922A Expired - Fee Related JP3119256B2 (ja) | 1991-11-22 | 1998-12-28 | 自動車の乗員頭部の保護装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3119256B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6938920B2 (en) | 2000-05-01 | 2005-09-06 | Toyoda Gosei Co., Ltd. | Occupant arresting device |
DE20018091U1 (de) * | 2000-10-23 | 2001-03-08 | Trw Repa Gmbh | Fahrzeuginsassen-Schutzsystem |
JP3791353B2 (ja) * | 2001-06-01 | 2006-06-28 | 豊田合成株式会社 | 頭部保護エアバッグ装置 |
JP2002370604A (ja) * | 2001-06-15 | 2002-12-24 | Toyoda Gosei Co Ltd | 乗員拘束装置 |
JP2008018804A (ja) * | 2006-07-12 | 2008-01-31 | Kanto Auto Works Ltd | 自動車のリヤエアバッグ |
JP4600472B2 (ja) * | 2007-12-20 | 2010-12-15 | 日産自動車株式会社 | エアバッグ装置 |
KR20100127982A (ko) * | 2009-05-27 | 2010-12-07 | 현대자동차주식회사 | 도어 회전이 제한되는 루프 에어백 장치 |
-
1998
- 1998-12-28 JP JP10372922A patent/JP3119256B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11245758A (ja) | 1999-09-14 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |