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JP3117581U - 標識板、および、標識板用の発光ダイオードアッセンブリ - Google Patents

標識板、および、標識板用の発光ダイオードアッセンブリ Download PDF

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JP3117581U JP2005005698U JP2005005698U JP3117581U JP 3117581 U JP3117581 U JP 3117581U JP 2005005698 U JP2005005698 U JP 2005005698U JP 2005005698 U JP2005005698 U JP 2005005698U JP 3117581 U JP3117581 U JP 3117581U
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勲 能勢
裕巳 荒川
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株式会社荒川
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Abstract

【課題】 道路標識板の本体部分の改良,改造を必要とせずに、これに装着される光源部材を改良して、過熱,発火の虞れが無いように、光源部材の耐用命数を飛躍的(3倍以上)に延長するとともに、消費電力を格段(約1/10)に節減する。
【解決手段】 規格品の電球ソケットに適合する口金を備えたLEDホルダの中に、発光ダイオード(LED)および電圧電流制御回路を収納し、これらの部材の間の空間に防水絶縁シール材を充填する。このように構成された発光ダイオードアッセンブリは、従来例の白熱電球(図示せず)と互換性を有している。更に本考案は、上記の電流制限回路を、整流回路9cと、電流制限リアクタンス9eと、該電流制限リアクタンスに対して並列に接続した放電抵抗器9fとによって構成して、過熱,発火の虞れを無くした。
【選択図】 図1

Description

本考案は、例えば高速道路などに用いられる大型の標識板に係り、光源の耐用命数を延長し、しかも過熱,発火,火災の虞れ無く、かつ消費電力を低減し得るように改良した新規な光源用の部材に関するものである。
図3は高速道路用の標識板の1例を示し、(A)は道路交通情報を表示している状態の概要的な正面外観図、(B)は道路交通情報の表示を休止している状態の概要的な正面外観図である。
(図3(A)参照)符号1aを付して示したのは、ペンキで描くなどして表題を表している不変文字看板であり、符号1bは信号灯である。
符号1cは、ドライバーに伝えるべき情報が発生している場所を表している場所表示機構であり、符号1dは上記の場所における道路・交通の状態を表している状況表示機構である。
前掲の(A)図に表示されている場所、状況の文字や記号を消すと図3(B)のようになる。
すなわち、前記の場所表示機構1cはランプ配列1eで構成されており、状況表示機構1dはランプ配列1fで構成されている。
この例では、上記ランプ配列1fは縦15個・横13個の電球から成り、15×13=195ドットのマトリックスが形成されている。これら多数(195個)の電球の内で、特定の複数個の電球だけを点灯させることによって文字(または記号、図形など)が表される。
図4(A)は、前掲の図3(B)に鎖線円で囲んで示したa部の部分拡大図、(B)は
、上記(A)図に現れている白熱電球の1個を抽出して描いた正面図に、該白熱電球のソケットおよび電気回路を付記した図である。
特定の白熱電球2を点灯させるとともに、その他の白熱電球を消灯させるため、文字・記号・図形制御回路4が設けられ、電源回路5を介して商用電源ACに接続され、給電を受けている。
ただし白熱電球とは、光源の型式を意味する呼称であって、発光色調を表わすものではない。
特開2004−61950号公報 特開2004−55229号公報 特開2004−37684号公報
従来技術の標識板に用いられている白熱電球2(図4)の耐用命数は比較的短く、約1年である。
表示機構を形成している多数の白熱電球の一つ一つを見ると、それぞれ点灯したり消灯したりを繰り返している上に、夜間は電圧を下げて調光されるので、その命数を一概に言い表すことは困難である。
しかし、上記多数の白熱電球の内のごく一部分が断線しても、その断線した電球の交換が必要となる。
こうした点は、照明用電球に比して表示用電球の辛いところである。
電球交換の資材費も少なくないが、交換の手数が大変である。すなわち、高速道路用標識板の場合、交通規制を掛けておいて素早く標識支持鉄柱に登攀し、電球の脱着交換を行わねばならない。
しかも、高所作業になるから労働安全管理に格別の配慮が必要であり、従って労務費も高額になる。風雨の強いときなどは特に危険な作業である。
上述の事情に鑑みて、白熱電球に比して耐用命数の長い発光ダイオード(LED)を光源とする工夫が為された。
図5は、n個の発光ダイオード7を直列に配置して交流電源10に接続した点灯回路の配線系統図である。
このようにして、発光ダイオードを道路標識板の光源として用いることが模索された。
しかしながら、この図5の点灯回路は、後に理由を詳述するように保護抵抗器11が過熱して発火した実例がある。火災によって道路標識板が損壊するので、被害金額は甚だ大きい。
本考案は以上に述べた事情に鑑みて為されたものであって、その目的とするところは、既設の標識板を改造することなく、しかも過熱,発火の虞れ無く、光源ランプの耐用命数を飛躍的に延長させることにある。望ましくは、該光源ランプの価格を著しく上昇させないことを前提としての改良である。
本考案者らは、発光ダイオード(LED)の耐用命数が白熱電球に比して格段に長いこと、及び、
該発光ダイオード(LED)は白熱電球に比して高価であるが消費電力が著しく少ないことに着目した。
しかしながら、白熱電球を装着するように作られた既設の標識板に対して発光ダイオード(LED)を取り付けて文字・記号・図形を表示させることは、従来技術では安全面から不可能であった。
本考案者らの技術的創作のポイントは、「如何にして白熱電球用のソケットに発光ダイオードを装着して、安全に(過熱の虞れ無く)白熱電球におけると同様の表示機能を発揮させるか」、というところにある。以下に説明する。
請求項1に係る考案の構成は、多数の電球ソケット3(図4(B)参照)を配列されたランプ配列から成る表示機構1c、1d(図3参照)および、文字・記号・図形制御回路4(図4(B)参照)を備えた標識板1(図3参照)と、
(図2参照)上記の電球ソケットに適合する口金2d、発光ダイオード(LED)7、および電圧電流制御回路9を備えた発光ダイオードアッセンブリとの組み合わせから成ることを特徴とする。上記の電圧電流制御回路9をダイオードアッセンブリの中に組み込むことにより、過熱,発火が防止された。
ここに重要なことは、道路標識板における白熱電球を発光ダイオードで代替するというアイディアだけなら誰でも思いつく事であって、何らの新規性も進歩性も無い。
本考案者らは、過熱,発火を防止し得る電圧電流制御回路9を裏付けとして、発光ダイオードの使用を実現さたものである。
以上に説明した請求項1の考案によると、従来技術に係る標識板を廃棄することなく、そのまま利用して、装着されていた従来例の白熱電球を取り外し、これに代えて新規な発光ダイオードアッセンブリを装着することにより文字・記号・図形表示機能を発揮させることができ、しかも過熱,発火の虞れが無い。
請求項2に係る考案の構成は、(図2参照)規格品の電球ソケット3に適合する口金2dを備えた筒状のLEDホルダ6の中に、発光ダイオード(LED)7と、電圧電流制御回路9とが収納されて成ることを特徴とする。
以上に説明した請求項2の考案を適用すると、既設の電光式標示板に改造を加える必要無く、断線した白熱電球に代えて発光ダイオード(LED)光源を、迅速かつ容易に装着することができる。
このため、高価で耐用命数の長い電光式標示板の使用をそのまま継続しながら、白熱電球に比して格段に耐久性に優れた発光ダイオードを利用して、その長所を発揮させることができる。
その上、この請求項2の考案に係る部材の形態ははアッセンブリーを成しているので、1個の商品として市場流通性を有しており、光源部品産業の発展に寄与するところ多大である。
また使用者にとっては、高価な電光式標示板の交換や改造を必要としないので経済的に有利であり、
さらに国家社会に対しては、大形の重量物である電光式標示板が産業廃棄物たらしめることなく、そのまま(改造を必要としないで)継続使用し得るので省資源・環境保全の両面から貢献するところ甚だ多大である。
請求項3に係る考案の構成は、前記請求項2の考案の構成要件に加えて、(図2参照)1個のLEDホルダ6の中に複数個の発光ダイオード7が収納されており、
かつ、前記電圧電流制御回路9の出力端に対して上記複数個の発光ダイオード7が直列に接続されていることを特徴とする。
以上に説明した請求項3の考案を適用すると、前記請求項2に係る発光ダイオードアッセンブリー部品を合理的に構成することができる。すなわち従来技術の白熱電球に比して発光量確保、電圧整合について良好な条件が得られる。
すなわち、従来の白熱電球1個に代えて複数個の発光ダイオードを対応させるので充分な発光量が得られ、かつ、該複数個の発光ダイオードが直列に接続されているので電圧電流制御回路に要求される所要電流値が小さくて済む。
請求項4に係る考案の構成は、前記請求項2の考案の構成要件に加えて、(図2参照)前記電圧電流制御回路9が整流回路9cを有しており、
かつ、「筒状のLEDホルダ6の中に発光ダイオードと電圧電流制御回路とを収納した残余の空間」の少なくとも一部分に、電気絶縁性を有する防水シール材8が充填されていることを特徴とする。
以上に説明した請求項4の考案によると、従来技術に係る電光式標示板に用いられていた「主として変圧器から成る電源回路」をそのまま利用して、発光ダイオード(LED)に給電することができ、
かつ、LEDホルダ内部空間を防水絶縁シール材で封止されているので、風雨に晒されても電気絶縁が保持されて安全である。
さらに、このシール材は発光ダイオードを機械的に支持する役目を兼ねさせることもできるので好都合である。
請求項5に係る考案の構成は、前記請求項1ないし請求項4の内の何れか1つの考案の構成要件に加えて、(図1参照)
前記電圧電流制御回路(9)が、
交流電源(10)に接続される制御回路入力端(9a)と、発光ダイオード(7)に接続される制御回路出力端(9b)と、整流回路(9c)とを有し、
かつ、上記制御回路入力端(9a)と上記整流回路の入力端(9d)との間に、電流制限リアクタンス(9e)が接続されるとともに、該電流制限リアクタンスと並列に放電抵抗器(9f)が接続されており、
更に、前記整流回路の出力端(9g)と制御回路出力端(9b)との間に保護抵抗器(9h)が接続されていることを特徴とする。
以上に説明した請求項5の考案によると、既設の標識板から給電される交流電源を整流し、発光ダイオード(LED)に適正な電圧・電流に変換して、過熱,発火の虞れなく、発光ダイオードを作動(発光)させることができる。
すなわち、与えられる交流電源を整流回路によって発光ダイオードに適した直流にし、電流制限用の「放電抵抗器を備えたリアクタンス」と「保護抵抗器」とによって「発光ダイオードに過大な電圧,電流が掛かること」を防止できるので、過熱,発火の虞れなく該発光ダイオードの耐久性がバックアップされる。
請求項1の考案によると、従来技術に係る標識板を廃棄することなく、そのまま利用して、新規な発光ダイオードアッセンブリを適用することにより、過熱,発火の虞れ無く、文字・記号・図形表示機能を発揮させることができる。
請求項2の考案を適用すると、既設の電光式標示板に改造を加える必要無く、断線した白熱電球に代えて発光ダイオード(LED)光源を、迅速かつ容易に装着することができる。
このため、高価で耐用命数の長い電光式標示板の使用をそのまま継続しながら、「白熱電球に比して格段に耐久性に優れた発光ダイオード」を利用して、その長所を発揮させることができる。
その上、この請求項2の考案に係る部材の形態はアッセンブリーを成しているので、1個の商品として市場流通性を有しており、光源部品産業の発展に寄与するところ多大である。
また使用者にとっては、高価な電光式標示板の交換や改造を必要としないので経済的に有利であり、
さらに国家社会に対しては、大形の重量物である電光式標示板が産業廃棄物とならずに、そのまま継続使用されるので、省資源・環境保全の両面から貢献するところ甚だ多大である。
請求項3の考案を適用すると、前記請求項2に係る発光ダイオードアッセンブリー部品を合理的に構成することができる。
すなわち従来技術の白熱電球に比して発光量確保、電圧整合について良好な条件が得られる。
従来の白熱電球1個に代えて複数個の発光ダイオードを対応させるので充分
な発光量が得られ、かつ、該複数個の発光ダイオードが直列に接続されているので電圧電流制御回路に要求される所要電流値が小さくて済む。
請求項4の考案によると、従来技術に係る電光式標示板に用いられていた電源回路を、そのまま利用して、発光ダイオード(LED)に給電することができ、
かつ、LEDホルダ内部空間を防水絶縁シール材で封止されているので、風雨に晒されても電気絶縁が保持されて安全である。
さらに、このシール材は発光ダイオードを機械的に支持する役目を兼ねさせることもできるので好都合である。
請求項5の考案によると、既設の標識板をそのまま継続使用しながら、該標識板から給電される交流電源を整流し、発光ダイオード(LED)に適正な電圧・電流に変換して発光ダイオードに印加することができる。
すなわち、与えられる交流電源を整流回路によって発光ダイオードに適した直流にし、電流制限リアクタンスと保護抵抗器とによって「発光ダイオードに過大な電圧,電流が掛かるのを防止すること」ができ、過熱,発火の虞れなく発光ダイオードアッセンブリの耐久性がバックアップされる。
図2は、本考案に係る発光ダイオード(LED)アッセンブリの1実施形態を示し、(A)は頂面外観図、(B)は模式的に描いた正面断面図、(C)はこの発光ダイオードアッセンブリを標示板に装着して機械的に支持するとともに電気的に接続するためのソケットの部分断面正面図である。
符号6を付して示したのは、黒色合成樹脂製のLEDホルダであって、筒状をなしていて、その一端に口金2dが取り付けられている。
この口金2dは、前掲の図4(B)に示した従来例の白熱電球2に用いられていた口金2dと同様の部材である。従って、道路標識板に設けられている従来型の電球ソケット3に適合する。
本実施形態においては、電球ソケット3も口金2dもJIS規格品であって、上記の電球ソケット3は既設の従来形道路標識板(図3参照)に設置されていたものを、そのまま用いた。
本考案を実施する場合、既設の標識板に用いられている従来例の電球ソケット3(図4(B)参照)に適合する口金を用いれば良い。具体的には、市販の規格品の中から任意に選定して使用することができる。
(図2参照)前記LEDホルダ6の中に、3個の発光ダイオード(LED)7を収納し、その投光方向を図の上方に向ける。
本考案を実施する際、一般的に言えば、発光ダイオード7の投光方向をLEDホルダ6の開口方向に揃えて配設すれば良い。該発光ダイオード7の固定は防水絶縁シール材8によって為されている。
本実施形態においては、上記防水絶縁シール材としてエポキシ樹脂を用いた。本考案を実施する場合、エポキシ樹脂に限定されないが、防水性と、電気絶縁性と、所要程度の耐熱性とを有する材料であることが望ましく、LEDホルダ6の材料に対して接合性を有していれば好適である。
符号9を付して示したのは電圧電流制御回路であって、図1を参照して後に詳しく述べるように、整流回路を内蔵しており、該整流回路の入力側を前記の口金2dに接続導通されている。
3個の発光ダイオード7は、直列に接続されて前記電圧電流制御回路9の出力端に接続導通されている。
上記電圧電流制御回路9の具体的な構成については、図1を参照して後に詳しく説明する。
本実施形態においては、該電圧電流制御回路9の機械的支持も前記防水絶縁シール材8のよって行なわれている。
本考案を実施する際、必ずしもLEDホルダ6の内部空間の全部に防水絶縁シール材8を充満させなくても良いが、該内部空間の少なくとも一部分を防水絶縁シール材で満たして、発光ダイオードおよび電圧電流制御回路9の固定機能と防水機能と絶縁機能とを受け持たせる。
発光ダイオードから出射される光の大部分は主投光方向に向かうが、その一部分は側方にも出射する。前記防水絶縁シール材8を透明な材料で構成しておくと、側方に出射して防水絶縁シール材に入射した光は迷光(制御されない光束)となり、この防水絶縁シール材全体が迷光で満たされて弱い光源として作用し、電光文字(記号・図形)の視認性を向上させる。
本実施例においては、発光ダイオードアッセンブリに交換する以前の白熱電球は、AC26V、1.7Wであった。
上記の白熱電球と交換装着した本例の発光ダイオードアッセンブリを構成している発光ダイオード7は、1個あたりDC1.8V(3個直列でDC5.4V)、DC12mAである。
AC26VをDC5.4Vに降圧及び交直変換する作用は、図1を参照して後に詳述する電圧電流制御回路9が果たす。該電圧電流制御回路のエネルギー効率を勘案しても、電力消費は約1/4に節減される。
光源1個あたりの消費電力は僅かであるが、高速道路に設置されている標識板は通常、1基あたり約3000個の光源ランプを有しているので、その消費電力は全点灯状態で、従来約5KWであった。
本考案の適用によって約1/4に低減されたのであるから、その実用的な効果は多大であり、消費電力の節減は発電エネルギーの低減、ひいては二酸化炭素排出量の削減という世界的要請に応え得るものである。
さらに、発光ダイオードの耐用時間は連続点灯3万時間ないし5万時間とされているので、従来技術に係る白熱電球が約1年で交換しなければならなかったのを、5年以上に延長することができる。
単に交換用の資材費だけでなく、交換作業の労務費および管理費を勘案すると、その経済的効果はきわめて大きい。
図1は、本考案の1実施形態における電圧電流制御回路9の構成を示す系統図である。
符号9を付して示したのは、前掲の図2(B)に輪郭を描かれていた電圧電流制御回路である。
その入力端9aは交流電源10に接続される。該交流電源は、先に段落番号0015で述べたように変圧器から成り、高電圧を降圧した交流である。
上記交流電源10の電圧値は限定されないが、具体例としては昼間26V,24V,12Vである。ただし一般に、夜間はそれぞれの電圧値を半減して調光される。本考案は、この範囲内の総べての電圧に対応することができる。
電圧電流制御回路9の出力端9bには、発光ダイオード7が接続される。本考案を実施する場合、発光ダイオードの接続個数は任意に設定することができる。
本図1の例では3個の発光ダイオードが直列に接続されている。これは、前掲の図2(A)の実施形態に対応している。
符号9bは、制御回路の出力端を示している。
電圧電流制御回路内には整流回路9cが設けられている。9dはその入力端、9gは出力端である。
制御回路入力端9aと整流回路入力端9dとの間に電流制限リアクタンス9eが接続されている。本例はコンデンサ(静電容量・C)によってリアクタンスを構成したが、コイル(インダクタンス・L)によってリアクタンスを構成することもできる。
上記リアクタンスは、電流制限機能を果たす。
前記の電流制限リアクタンス9eと並列に放電抵抗器9fが接続されている。この抵抗器は、印加電圧が急速に低下した時にコンデンサCに充電されていた電荷を安全に放電させる。
整流回路出力端9gと制御回路出力端9bとの間に保護抵抗器9hが接続されている。
本考案者の実験研究結果によれば、上記保護抵抗器の抵抗値は、交流電源の電圧値2V〜260Vの広範囲に亙って、200〜490オームが適正である。
本図1と前掲の図2(B)とを対照して理解されるように、本図1に示されている電圧電流制御回路9と発光ダイオード7とがLEDホルダ6の中に収納され、防水絶縁シール材8で封止されている。
図1に示した制御回路入力端9aは、図2(B)の口金2dに接続される。
次に、この図1のように構成された点灯回路が過熱,発火する虞れの無い理由を説明するに先立って、前掲の図5に示した従来技術に係る点灯回路が過熱,発火した理由について述べる。
保護抵抗器11に流れて発熱する電流Iは、次の(1)式で表される。
Figure 0003117581
前記保護抵抗器11の発熱量は次の(2)式で表される。
Figure 0003117581
発光ダイオードは半導体であるから、一般の金属導体と異なり、温度係数が負である。すなわち、温度が上昇すると抵抗値が低下して電流量が増大する傾向を示す。
このため、発光ダイオードがショート状態になると、保護抵抗器11を流れる電流値Iが上昇して発熱量が増大し、過熱,発火するに至る。
これに比して、図1に示した本考案の回路における電流値Iは、電流制限リアクタンスとの間に次の式(3)で表されるような関係があり、該電流値Iは(4)式によって与えられる。
Figure 0003117581
図6(A)は、図1の電流制限リアクタンス9eの作用を表している。
サインカーブで示した電圧が印加されると、リアクタンス効果によって平行斜線を付したカーブの電流が流れる。
更に、半サイクル毎に、電流制限リアクタンス11に充電された電荷が放電抵抗器9fを通って放電されるので、実効電力の波形が滑らかになり、図6(B)に平行斜線を付して示したようになる。
以上に説明したように、発光ダイオード7の点灯回路が、電流制限リアクタンス11と放電抵抗器9fとによって実効電流値を制限されているので、発光ダイオード7が破壊される虞れも無く、放電抵抗器9fが過熱する虞れも無い。
図6(B)に平行斜線を付して示した実効電流の値は前記の式(5)式で求められる。この式(5)式は本考案者が得た実験式である。
本考案に係る発光ダイオードアッセンブリにおける電圧電流制御回路の構成を示す系統図。 本考案に係る発光ダイオード(LED)アッセンブリの1実施形態を示し、(A)は頂面外観図、(B)は模式的に描いた正面断面図、(C)は電球ソケットの部分断面正面図 道路標識板の1例を示し、(A)は表示状態の正面図、(B)は休止状態の正面図 (A)は、前掲の図3(B)に鎖線円で囲んで示したa部の拡大断面図、(B)は白熱電球に電気回路を付記した図 従来技術における発光ダイオードの点灯回路系統図 前掲の図1に示した電圧電流制御回路の作用を説明するための、電流波形を描いた図表
符号の説明
1…道路標識板
2…白熱電球
3…電球ソケット
5…電源回路
6…LEDホルダ
7…発光ダイオード(LED
8…防水絶縁シール
9…電圧電流制御回路
9a…制御回路入力端
9b…制御回路出力端
9c…整流回路
9d…整流回路入力端
9e…電流制限リアクタンス
9f…放電抵抗器
9g…整流回路出力端
9h…保護抵抗器
10…交流電源
11…保護抵抗器

Claims (5)

  1. 多数の電球ソケット(3)を配列された表示機構、および、文字・記号・図形制御回路(4)を備えた標識板(1)と、
    上記の電球ソケットに適合する口金(2d)、発光ダイオード(LED・7)、および
    電圧電流制御回路(9)を備えた発光ダイオードアッセンブリとの組み合わせから成ることを特徴とする、標識板。
  2. 規格品の電球ソケット(3)に適合する口金(2d)を備えた筒状のLEDホルダ(6)の中に、発光ダイオード(LED7)と、電圧電流制御回路(9)とが収納されて成ることを特徴とする、標識板用の発光ダイオードアッセンブリ。
  3. 1個のLEDホルダ(6)の中に複数個の発光ダイオード(7)が収納されており、
    かつ、前記電圧電流制御回路(9)の出力端に対して上記複数個の発光ダイオード(7)が直列に接続されていることを特徴とする、請求項2に記載した標識板用の発光ダイオードアッセンブリ。
  4. 前記電圧電流制御回路(9)が、整流回路(9c)を有しており、
    かつ、筒状のLEDホルダ(6)中に発光ダイオードと電圧電流制御回路とを収納した残余の空間の少なくとも一部分に、防水絶縁シール材(8)が充填されていることを特徴とする、請求項2に記載した標識板用の発光ダイオードアッセンブリ。
  5. 前記電圧電流制御回路(9)が、
    交流電源(10)に接続される制御回路入力端(9a)と、発光ダイオード(7)に接続される制御回路出力端(9b)と、整流回路(9c)とを有し、
    かつ、上記制御回路入力端(9a)と上記整流回路の入力端(9d)との間に、電流制限リアクタンス(9e)が接続されるとともに、該電流制限リアクタンスと並列に放電抵抗器(9f)が接続されており、
    更に、前記整流回路の出力端(9g)と制御回路出力端(9b)との間に保護抵抗器(9h)が接続されていることを特徴とする、請求項1ないし請求項4の何れかに記載した標識板用の発光ダイオードアッセンブリ。
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